JPS61296057A - 難燃性不飽和ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents
難燃性不飽和ポリエステル樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS61296057A JPS61296057A JP13733985A JP13733985A JPS61296057A JP S61296057 A JPS61296057 A JP S61296057A JP 13733985 A JP13733985 A JP 13733985A JP 13733985 A JP13733985 A JP 13733985A JP S61296057 A JPS61296057 A JP S61296057A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- red phosphorus
- inorganic compound
- unsaturated polyester
- parts
- polyester resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は赤リンと無機化合物とを難燃剤として用いた難
燃性不飽和ポリエステル樹脂組成物に係り、特に精密成
形用の不飽和ポリエステル樹脂組成物に関する。
燃性不飽和ポリエステル樹脂組成物に係り、特に精密成
形用の不飽和ポリエステル樹脂組成物に関する。
不飽和ポリエステル樹脂、低収縮剤、重合性単量体、硬
化剤、離型側、充填剤、着色側および補強材等を混練し
て得られる混和物は、ＢＭＣ（バルクモールディングコ
ンパウンド）４’ＳＭＣ（シートモールディングコンパ
ウンド）としてすでに上布され、その優れた電気特性、
機械物性、寸法安定性、成形性および経済性のため、Ｏ
Ａ機器、精密機器部品、電気電子機器部品および構造材
料として広く用いられている。一般にＢＭＣの離燃化は
、従来から多量の水酸化アルミニウムと少量のハロゲン
系添加型蕪燃剤を併用して行っている。
化剤、離型側、充填剤、着色側および補強材等を混練し
て得られる混和物は、ＢＭＣ（バルクモールディングコ
ンパウンド）４’ＳＭＣ（シートモールディングコンパ
ウンド）としてすでに上布され、その優れた電気特性、
機械物性、寸法安定性、成形性および経済性のため、Ｏ
Ａ機器、精密機器部品、電気電子機器部品および構造材
料として広く用いられている。一般にＢＭＣの離燃化は
、従来から多量の水酸化アルミニウムと少量のハロゲン
系添加型蕪燃剤を併用して行っている。
水酸化アルミニウムは、難燃効果が小さいので、充填剤
の形で多量に配合するため、ＢＭＣは硬くハンドリング
が困難になる上、混練時にガラス繊維の粉末化が進み、
著しく強度が低下する。また成形品は吸湿性に冨み、加
湿および煮沸後の電気絶縁劣化が顕著である。さらに射
出材では、ゲート部の金型摩耗が他の一般タイブＢＭＣ
に比べて激しい。一方ハロゲン系難燃剤は、長期連続使
用中に遊離ハロゲンやハロゲン化水素等の腐蝕性ガスを
発生し、金型表面を侵蝕したり、金型曇りを誘発する。
の形で多量に配合するため、ＢＭＣは硬くハンドリング
が困難になる上、混練時にガラス繊維の粉末化が進み、
著しく強度が低下する。また成形品は吸湿性に冨み、加
湿および煮沸後の電気絶縁劣化が顕著である。さらに射
出材では、ゲート部の金型摩耗が他の一般タイブＢＭＣ
に比べて激しい。一方ハロゲン系難燃剤は、長期連続使
用中に遊離ハロゲンやハロゲン化水素等の腐蝕性ガスを
発生し、金型表面を侵蝕したり、金型曇りを誘発する。
本発明は、前述のかかる欠点を解決するため、鋭意検討
した結果なされたもので、強度、電気特性、難燃性、成
形作業性に優れた不飽和ポリエステル樹脂組成物を提供
しようとするものである。
した結果なされたもので、強度、電気特性、難燃性、成
形作業性に優れた不飽和ポリエステル樹脂組成物を提供
しようとするものである。
本発明においては、不飽和ポリエステル樹脂組成物の難
燃化を行うために、赤リンと無機化合物が用いられる。
燃化を行うために、赤リンと無機化合物が用いられる。
従来用いられていたハロゲン系難燃剤を水酸化アルミニ
ウムで安定化した赤リンに置き換えることにより、はる
かに少ない添加量で高度の難燃効果が得られる。また、
水酸化アルミニウムを難燃助剤として多量に配合する必
要性も無くなった。
ウムで安定化した赤リンに置き換えることにより、はる
かに少ない添加量で高度の難燃効果が得られる。また、
水酸化アルミニウムを難燃助剤として多量に配合する必
要性も無くなった。
さらに本発明に係る不飽和ポリエステル樹脂成形材料は
、常態および熱間強度の増強が図れるほか、バリ離型性
も改善される。本発明で用いる赤リンの難燃効果は、そ
の強力な樹脂の炭化促進作用と、燃焼過程で生成するポ
リメタリン酸被覆の窒息消火によるものである。このた
め、プラスチックの難燃化に必要なリン元素の配合割合
は、他のハロゲン系難燃剤に比べて１／１０程度で、極
めて少なくてもよく、樹脂本来の特性をそこなうことも
ない。さらにハロゲン元素との相乗効果も有している。
、常態および熱間強度の増強が図れるほか、バリ離型性
も改善される。本発明で用いる赤リンの難燃効果は、そ
の強力な樹脂の炭化促進作用と、燃焼過程で生成するポ
リメタリン酸被覆の窒息消火によるものである。このた
め、プラスチックの難燃化に必要なリン元素の配合割合
は、他のハロゲン系難燃剤に比べて１／１０程度で、極
めて少なくてもよく、樹脂本来の特性をそこなうことも
ない。さらにハロゲン元素との相乗効果も有している。
本発明において赤リンは不飽和ポリエステル樹脂組成物
１００重量部中に０．５〜５重量部配合する。５重量
部を越えると腐蝕性や絶縁特性が悪くなり、０．５重量
部未満だと難燃効果が得られない。
１００重量部中に０．５〜５重量部配合する。５重量
部を越えると腐蝕性や絶縁特性が悪くなり、０．５重量
部未満だと難燃効果が得られない。
また本発明において無機化合物は不飽和ポリエステル樹
脂組成物 １００重量部中に５０〜６０重量部配合する
。６０重量部を越えるとコンパウンドの粘性が大きく、
混練時の発熱が大きく、ガラス繊維の切断が起きる。５
０重量部未満だと難燃性の改良効果が劣る。
脂組成物 １００重量部中に５０〜６０重量部配合する
。６０重量部を越えるとコンパウンドの粘性が大きく、
混練時の発熱が大きく、ガラス繊維の切断が起きる。５
０重量部未満だと難燃性の改良効果が劣る。
無機化合物としては、水酸化アルミニウム、炭酸カルシ
ウム、シリカ粉、マイカ粉、クレー、硫酸バリウム、タ
ルク、ケイ酸カルシウム等がもちいられる。
ウム、シリカ粉、マイカ粉、クレー、硫酸バリウム、タ
ルク、ケイ酸カルシウム等がもちいられる。
赤リンと無機化合物は、予め赤リン含有量が２５〜３０
重量％になるように粉体混合しておくことが好ましい。
重量％になるように粉体混合しておくことが好ましい。
そうしておくと赤リン本来の危険性はなく、消防法上の
危険物には該当しない普通物として取り扱うことができ
る。
危険物には該当しない普通物として取り扱うことができ
る。
以下本発明を実施例に基づいて説明する。以下、部は重
量部を示す。
量部を示す。
実施例： 不飽和ポリエステル樹脂（日立化成工業製商
品名 ＰＳ９２３０）３０部、低収縮剤（日本油脂製商
品名 モデパー５ＶＩＯＢ）２５部、硬化触媒（ｔ−ブ
チルパーベンゾエート）１゜５部、を所定容量の双腕型
ニーグー中に投入し、約７０℃に加温しながら１０分間
予備混合する。
品名 ＰＳ９２３０）３０部、低収縮剤（日本油脂製商
品名 モデパー５ＶＩＯＢ）２５部、硬化触媒（ｔ−ブ
チルパーベンゾエート）１゜５部、を所定容量の双腕型
ニーグー中に投入し、約７０℃に加温しながら１０分間
予備混合する。
次いで、水酸化アルミニウム（日本軽金属製商品名 ハ
イシライト−Ｈ３２）６５部、炭酸カルシウム（白石カ
ルシウム製商品名 ホワイトン５ＳＢ）７０部、赤リン
混和物（日本化学工業製商品名、ヒシガードセーフＰＭ
３３）２．５部、ステアリン酸カルシウム ５部、カー
ボンブランク ２゜５部、重合禁止剤（ｐ−ベンゾキノ
ン）０．００８部、を投入し、２０分間放冷しながら攪
拌混練する。混練終了後、ガラスチョツプドストランド
（富士ファイバーグラス社製商品名 ＦＥＳ−０６−０
４２４＞５０部、を添加し、３．５分間混合攪拌後皿出
し冷却して成形材料とする。
イシライト−Ｈ３２）６５部、炭酸カルシウム（白石カ
ルシウム製商品名 ホワイトン５ＳＢ）７０部、赤リン
混和物（日本化学工業製商品名、ヒシガードセーフＰＭ
３３）２．５部、ステアリン酸カルシウム ５部、カー
ボンブランク ２゜５部、重合禁止剤（ｐ−ベンゾキノ
ン）０．００８部、を投入し、２０分間放冷しながら攪
拌混練する。混練終了後、ガラスチョツプドストランド
（富士ファイバーグラス社製商品名 ＦＥＳ−０６−０
４２４＞５０部、を添加し、３．５分間混合攪拌後皿出
し冷却して成形材料とする。
比較例： 前記実施例の赤リン ２．５部に代えて、デ
カブロムジフェニルエーテル（検氷化学製商品名 ＥＢ
−１０ＷＳ）２０部を用い、水酸化アルミニウム １０
０部、炭酸カルシウム １７．５部に変更し、実施例と
同様にして成形材料を得た。
カブロムジフェニルエーテル（検氷化学製商品名 ＥＢ
−１０ＷＳ）２０部を用い、水酸化アルミニウム １０
０部、炭酸カルシウム １７．５部に変更し、実施例と
同様にして成形材料を得た。
得られた成形材料の特性は、下記に示す通りである。
注）
１．試験試料作成条件
成形機、トランスファ成形機 １００）ン（松田製作所
製） 型温、１６０〜１７０℃、注入圧力５０〜６０Ｋｇ／ｃ
ｍ”に 、硬化時間 ３分。
製） 型温、１６０〜１７０℃、注入圧力５０〜６０Ｋｇ／ｃ
ｍ”に 、硬化時間 ３分。
２、試験法
（１）溶融粘性は西独ブラベンダー社製溶融粘度測定器
による。
による。
（２）曲げ強さ、絶縁抵抗、シャルピー衝撃強さは、Ｊ
ＩＳ−に−６９１１による。
ＩＳ−に−６９１１による。
（３）燃焼性試験は、Ｕｌ、−９４Ｓｕｂｊｅｃｔによ
る。
る。
（４）金型クモリ性は、小型モーターハウジングの実射
出成形で１０，０００シヨツト成形後の状態を判定した
。
出成形で１０，０００シヨツト成形後の状態を判定した
。
本発明の難燃性不飽和ポリエステル樹脂組成物は、強度
に優れ、精密部品等で特に寸法やソリ、ネジレのきびし
い部品を成形する場合、成形品取り出し時の変形が少な
く、高寸法精度が確保できる。
に優れ、精密部品等で特に寸法やソリ、ネジレのきびし
い部品を成形する場合、成形品取り出し時の変形が少な
く、高寸法精度が確保できる。
また常態で成形材料が柔らかいため、計量作業等のハン
ドリングが容易になり、成形作業性に優れている。
ドリングが容易になり、成形作業性に優れている。
さらに従来材に比べて吸湿時の電気特性劣化が少なく、
電気絶縁材料として優れている。
電気絶縁材料として優れている。
Claims (1)
- １、赤リンと無機化合物を配合したことを特徴とする難
燃性不飽和ポリエステル樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13733985A JPS61296057A (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 難燃性不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13733985A JPS61296057A (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 難燃性不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61296057A true JPS61296057A (ja) | 1986-12-26 |
Family
ID=15196335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13733985A Pending JPS61296057A (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 難燃性不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61296057A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0848032A1 (de) * | 1996-12-11 | 1998-06-17 | Clariant GmbH | Flammwidrige, ungesättigte Polyesterharze |
| EP0848035A1 (de) * | 1996-12-11 | 1998-06-17 | Clariant GmbH | Flammwidrige, ungesättigte Polyesterharze |
| JP2006206690A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 不飽和ポリエステル樹脂組成物及びその成形品 |
-
1985
- 1985-06-24 JP JP13733985A patent/JPS61296057A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0848032A1 (de) * | 1996-12-11 | 1998-06-17 | Clariant GmbH | Flammwidrige, ungesättigte Polyesterharze |
| EP0848035A1 (de) * | 1996-12-11 | 1998-06-17 | Clariant GmbH | Flammwidrige, ungesättigte Polyesterharze |
| JP2006206690A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 不飽和ポリエステル樹脂組成物及びその成形品 |
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