JPS61295031A - 合成樹脂製コイルバネの製造法 - Google Patents
合成樹脂製コイルバネの製造法Info
- Publication number
- JPS61295031A JPS61295031A JP13847885A JP13847885A JPS61295031A JP S61295031 A JPS61295031 A JP S61295031A JP 13847885 A JP13847885 A JP 13847885A JP 13847885 A JP13847885 A JP 13847885A JP S61295031 A JPS61295031 A JP S61295031A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- metal rod
- coil spring
- reinforcing material
- metal bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、合成樹脂製コイルバネの製造法に関し、殊に
中空の線材を螺旋巻きしてなるコイルバネの製造法に関
する。
中空の線材を螺旋巻きしてなるコイルバネの製造法に関
する。
従来の技術
合成樹脂製バネは、金属製バネに比較して、軽量、低熱
伝導性、非磁性、振動減衰重大、耐薬品性等の特性を有
し、この特徴を生がして種々の用途に採用されている。
伝導性、非磁性、振動減衰重大、耐薬品性等の特性を有
し、この特徴を生がして種々の用途に採用されている。
これらは、金属繊維、ケブラー等の有機繊維、ガラス等
の無機・繊維を補強材とし、応力方向に沿って配列、配
向させることにより、樹脂の機械的強度が低い欠点を補
充って、金属製バネと同等の特性を備えたものである。
の無機・繊維を補強材とし、応力方向に沿って配列、配
向させることにより、樹脂の機械的強度が低い欠点を補
充って、金属製バネと同等の特性を備えたものである。
しかし、これらは、製造上の技術的制限から、板バネお
よび中実の線材を螺旋巻きしてなるコイルバネにしか採
用されていないのが現状である。
よび中実の線材を螺旋巻きしてなるコイルバネにしか採
用されていないのが現状である。
発明が解決しようとする問題点
ところで、コイルバネの疲れ破壊は、曲げやねじれによ
って引張り応力が生じ、バネの表面が破壊の起点とカリ
、最大引張り応力の方向に直角な面が破壊するものであ
り、応力的には、螺旋巻きしてコイルバネを形成する線
材を中実にする必要はない。むしろ、中実にすることに
よって、補強材の配列、配向に自由性が方くμす、性能
上の制限を受けている。応力、軽量化の面から中空の線
材でコイルバネを形成する方が好ましいことは判ってい
るのであるが、適当な製造法がないため採用されてい太
いのが現状である。
って引張り応力が生じ、バネの表面が破壊の起点とカリ
、最大引張り応力の方向に直角な面が破壊するものであ
り、応力的には、螺旋巻きしてコイルバネを形成する線
材を中実にする必要はない。むしろ、中実にすることに
よって、補強材の配列、配向に自由性が方くμす、性能
上の制限を受けている。応力、軽量化の面から中空の線
材でコイルバネを形成する方が好ましいことは判ってい
るのであるが、適当な製造法がないため採用されてい太
いのが現状である。
本発明は、中空の線材を螺旋巻きして形成される合成樹
脂製コイルバネの優れた製造法を提供することを目的と
する。
脂製コイルバネの優れた製造法を提供することを目的と
する。
問題点を解決するための手段
すＬわち、本発明は、低融点合金から有る金属棒を合成
樹脂含浸補強材で被覆し、この被覆金属棒を螺旋巻きし
てこの状態で加熱若しくは加熱加圧成形した後、金属棒
を溶融して除去することを特徴とするものである。
樹脂含浸補強材で被覆し、この被覆金属棒を螺旋巻きし
てこの状態で加熱若しくは加熱加圧成形した後、金属棒
を溶融して除去することを特徴とするものである。
作用
合成樹脂含浸補強材で被覆した金属棒を螺旋巻きした状
態で成形するとき、金属棒はこの成形温度では溶融する
こと右く中子とし′Ｃ機能する。成形後に、樹脂の耐熱
温度以下でかつ金属棒の融点以」；の温度で成形品を加
熱することにより、金属棒は溶融して流出して内部が空
洞となり、中空の線材を螺旋巻きして形成した合成樹脂
製コイルバネが製造される。
態で成形するとき、金属棒はこの成形温度では溶融する
こと右く中子とし′Ｃ機能する。成形後に、樹脂の耐熱
温度以下でかつ金属棒の融点以」；の温度で成形品を加
熱することにより、金属棒は溶融して流出して内部が空
洞となり、中空の線材を螺旋巻きして形成した合成樹脂
製コイルバネが製造される。
金属棒は、これをスプリングの形状に螺旋巻も簡単であ
ることから、中空の線材からＪＪるコイルバネが極めて
容易に製造できるのである。
ることから、中空の線材からＪＪるコイルバネが極めて
容易に製造できるのである。
実施例
次に、本発明の一実施例を第１図により説明する。
５ｎ５０’Ｊｉ、Ｐｂ５０％の低融点合金から詔る真直
の金属棒１と朱子織ガラス織布にフェノール樹脂を含浸
した合成樹脂含浸補強材２とを用意する（Ａ）。金属棒
ｌに熱（１３０−１６０”Ｃ）を加えながら、これを芯
にして合成樹脂含浸補強材２を棒巻きし、更に合成樹脂
含浸補強材２と金属棒１の密着性を高めるために上から
粘着テープを螺旋巻きして被覆金属棒３とした（Ｂ）。
の金属棒１と朱子織ガラス織布にフェノール樹脂を含浸
した合成樹脂含浸補強材２とを用意する（Ａ）。金属棒
ｌに熱（１３０−１６０”Ｃ）を加えながら、これを芯
にして合成樹脂含浸補強材２を棒巻きし、更に合成樹脂
含浸補強材２と金属棒１の密着性を高めるために上から
粘着テープを螺旋巻きして被覆金属棒３とした（Ｂ）。
被覆金属棒３を、側面に螺旋溝が形成された円筒４（１
３０〜１５０°Ｃに昇温）の該溝に沿って巻きつけ、こ
れを１３０〜１９０°Ｃに加熱されたオーブン中に１０
〜１８０分間置いて、装ェノール樹脂の硬化反応を進め
る（Ｃ）。
３０〜１５０°Ｃに昇温）の該溝に沿って巻きつけ、こ
れを１３０〜１９０°Ｃに加熱されたオーブン中に１０
〜１８０分間置いて、装ェノール樹脂の硬化反応を進め
る（Ｃ）。
次に、フェノール樹脂が硬化して螺旋状に成形された金
属被覆棒３を円筒４から外しくＤ）、これをオイルバス
５に浸漬する（Ｅ）。金属棒ｌを構成する合金は、液相
線温度が２１５°Ｃであるため、オイルバス５の温度を
２３０°Ｃに設定して、金属棒ｌを溶融流出させ（番号
６は流出した溶融金属を示す）、螺旋巻きする線材が中
空のコイルバネ７を製造した。（Ｆ）本発明において、
金属棒を構成する低融点合金は、樹脂の成形温度におい
て溶融し丸い範囲で、使用する樹脂の耐熱性に応じて、
Ｂ ｉ、Ｐｂ、Ｓｎ、Ｏｄｆ、（どの二元或はそれ以」
二の多元合金を適宜選択できる。例えば、５ｎ６１．９
％、ＰｂａＳ、ｔ＜からなる合金は、固相、液相線温度
１８３、３°Ｃであり、５ｎ８０％、Ｐｂ２Ｏ％から太
る合金は、固相線温度１８３゜３°Ｃ１液相線温度２０
２°Ｃである。
属被覆棒３を円筒４から外しくＤ）、これをオイルバス
５に浸漬する（Ｅ）。金属棒ｌを構成する合金は、液相
線温度が２１５°Ｃであるため、オイルバス５の温度を
２３０°Ｃに設定して、金属棒ｌを溶融流出させ（番号
６は流出した溶融金属を示す）、螺旋巻きする線材が中
空のコイルバネ７を製造した。（Ｆ）本発明において、
金属棒を構成する低融点合金は、樹脂の成形温度におい
て溶融し丸い範囲で、使用する樹脂の耐熱性に応じて、
Ｂ ｉ、Ｐｂ、Ｓｎ、Ｏｄｆ、（どの二元或はそれ以」
二の多元合金を適宜選択できる。例えば、５ｎ６１．９
％、ＰｂａＳ、ｔ＜からなる合金は、固相、液相線温度
１８３、３°Ｃであり、５ｎ８０％、Ｐｂ２Ｏ％から太
る合金は、固相線温度１８３゜３°Ｃ１液相線温度２０
２°Ｃである。
本発明で使用する樹脂は、上記実施例゛におけるフェノ
ール樹脂のほか、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル等
の熱硬化性樹脂式は熱可塑性樹脂も使用可能である。ま
た、これら樹脂を含浸する補強材には、ガラス等の無機
繊維からなる織布のほか有機繊維や炭素繊維からＬる織
布を使用することができる。尚、シート状の補強材を、
金属棒を芯にしてこれに棒巻きするのではなく、テープ
状の長尺物にして或は繊維のままで金属棒に螺旋巻きし
て被覆金属棒を形成してもよい。シート状の補強材を金
属棒に棒巻きして被覆金属棒としたときは、該被覆金属
棒を成形に際して螺旋巻きしたときに、型くずれが少な
く、螺旋巻きし易い。
ール樹脂のほか、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル等
の熱硬化性樹脂式は熱可塑性樹脂も使用可能である。ま
た、これら樹脂を含浸する補強材には、ガラス等の無機
繊維からなる織布のほか有機繊維や炭素繊維からＬる織
布を使用することができる。尚、シート状の補強材を、
金属棒を芯にしてこれに棒巻きするのではなく、テープ
状の長尺物にして或は繊維のままで金属棒に螺旋巻きし
て被覆金属棒を形成してもよい。シート状の補強材を金
属棒に棒巻きして被覆金属棒としたときは、該被覆金属
棒を成形に際して螺旋巻きしたときに、型くずれが少な
く、螺旋巻きし易い。
被覆金属棒を螺旋巻きする際、実施例のように円筒に形
成した螺旋溝に沿って巻きつけると作業が容易であるが
、成形後に円筒を取り外す際には円筒を軸方向に回転さ
せるたど若干の工数を要する。螺旋溝が形成されていな
い円筒に被覆金属棒を螺旋巻きして成形するときは、前
記取り外し作業が簡単と右る。また、上記実施例におい
ては、単にオーブン中で加熱して成形したものであるが
、円筒に螺旋巻きした被覆金属棒を金型で挾んで加熱加
圧成形することにより、一層形状が整えられた成形品を
得られる。
成した螺旋溝に沿って巻きつけると作業が容易であるが
、成形後に円筒を取り外す際には円筒を軸方向に回転さ
せるたど若干の工数を要する。螺旋溝が形成されていな
い円筒に被覆金属棒を螺旋巻きして成形するときは、前
記取り外し作業が簡単と右る。また、上記実施例におい
ては、単にオーブン中で加熱して成形したものであるが
、円筒に螺旋巻きした被覆金属棒を金型で挾んで加熱加
圧成形することにより、一層形状が整えられた成形品を
得られる。
発明の効果
上述のように、本発明によれば、低融点合金から食る金
属棒を合成樹脂含浸補強材で被覆し、これを螺旋巻きし
た状態で成形した後、金属棒を溶融して除去するという
簡単ガ方法により、従来困難であった中空の線材からな
る合成樹脂製コイルバネを得ることができる。そして、
使用する金属棒の径を変えることにより、線形の細いも
のから太いものまで、また断面形状も、丸、四角、三角
など自由に製造できる。また、補強材や樹脂の種類によ
り、種々の特性のバネを製造できる有ど、製作の自由度
が高いものである点、その工業的価値は極めて大である
。
属棒を合成樹脂含浸補強材で被覆し、これを螺旋巻きし
た状態で成形した後、金属棒を溶融して除去するという
簡単ガ方法により、従来困難であった中空の線材からな
る合成樹脂製コイルバネを得ることができる。そして、
使用する金属棒の径を変えることにより、線形の細いも
のから太いものまで、また断面形状も、丸、四角、三角
など自由に製造できる。また、補強材や樹脂の種類によ
り、種々の特性のバネを製造できる有ど、製作の自由度
が高いものである点、その工業的価値は極めて大である
。
第１図は本発明の一実施例における製造工程の説明図で
ある。 １は金属棒、２は合成樹脂含浸補強材、３は被覆金属棒
、４は円筒、５はオイルバス、７はコイルバネ
ある。 １は金属棒、２は合成樹脂含浸補強材、３は被覆金属棒
、４は円筒、５はオイルバス、７はコイルバネ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、低融点合金からなる金属棒を合成樹脂含浸補強材で
被覆し、この被覆金属棒を螺旋巻きしてこの状態で加熱
若しくは加熱加圧成形した後、金属棒を溶融して除去す
ることを特徴とする合成樹脂製コイルバネの製造法。 ２、金属棒を合成樹脂含浸補強材で被覆する工程が、合
成樹脂を含浸したシート状の補強材を金属棒を芯にして
棒巻きする工程である特許請求の範囲第１項記載の合成
樹脂製コイルバネの製造法。 ３、金属棒を合成樹脂含浸補強材で被覆する工程が、合
成樹脂を含浸した繊維を金属棒に螺旋巻きする工程であ
る特許請求の範囲第１項記載の合成樹脂製コイルバネの
製造法。 ４、被覆金属棒を螺旋巻きする工程が、円筒に螺旋状に
巻きつける工程である特許請求の範囲第１項乃至第３項
のいずれか１項に記載の合成樹脂製コイルバネの製造法
。 ５、被覆金属棒を螺旋巻きする工程が、円筒側面に形成
された螺旋溝に沿って巻きつける工程である特許請求の
範囲第１項乃至第３項のいずれか１項に記載の合成樹脂
製コイルバネの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13847885A JPS61295031A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | 合成樹脂製コイルバネの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13847885A JPS61295031A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | 合成樹脂製コイルバネの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61295031A true JPS61295031A (ja) | 1986-12-25 |
| JPH0318826B2 JPH0318826B2 (ja) | 1991-03-13 |
Family
ID=15223008
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13847885A Granted JPS61295031A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | 合成樹脂製コイルバネの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61295031A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102017215921A1 (de) | 2017-09-08 | 2019-03-14 | Basf Se | Verfahren zum Herstellen eines gebogenen faserverstärkten Strangprofils |
| KR102198668B1 (ko) * | 2019-11-01 | 2021-01-05 | 주식회사 현대폴리텍 | 복합소재 코일 스프링 제조방법 및 그 제조방법에 의해 제조된 코일 스프링 |
-
1985
- 1985-06-25 JP JP13847885A patent/JPS61295031A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102017215921A1 (de) | 2017-09-08 | 2019-03-14 | Basf Se | Verfahren zum Herstellen eines gebogenen faserverstärkten Strangprofils |
| KR102198668B1 (ko) * | 2019-11-01 | 2021-01-05 | 주식회사 현대폴리텍 | 복합소재 코일 스프링 제조방법 및 그 제조방법에 의해 제조된 코일 스프링 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0318826B2 (ja) | 1991-03-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9885181B2 (en) | Bent reinforcement rod having improved mechanical strength at the bending point thereof, and method for producing same | |
| US4425820A (en) | Connecting rod of a composite material and method for manufacturing the same | |
| US5540870A (en) | Structural element formed of a fiber reinforced thermoplastic material and method of manufacture | |
| KR900010144A (ko) | Frp 제련(製燃) 구조체 및 그것의 제조방법 | |
| EP2981732B1 (en) | Hybrid spring device | |
| CN103887023B (zh) | 一种树脂基增强纤维复合芯和架空导线及其制造方法 | |
| EP0170499A2 (en) | Process for manufacturing a structural reinforcing member | |
| US3498038A (en) | Tensile members,apparatus and method for production | |
| US3457963A (en) | Article and method of bonding reinforced rings to tubular articles | |
| CN102990923B (zh) | 一种连续纤维增强热塑性复合预浸带管材的制备方法 | |
| JPS61211540A (ja) | コイルばね及びその製造方法 | |
| JPS61295031A (ja) | 合成樹脂製コイルバネの製造法 | |
| JP6440854B2 (ja) | 弾性部材用線材の製造方法、弾性部材用線材および弾性部材 | |
| JPS63249631A (ja) | 繊維強化合成樹脂成形品の製造法 | |
| JP5864647B2 (ja) | 繊維強化樹脂製コイルバネ、及び繊維強化樹脂製コイルバネの製造方法 | |
| US3619317A (en) | Tensile members, apparatus and process | |
| JPWO2018174130A1 (ja) | 油圧緩衝器用外筒、及びこの油圧緩衝器用外筒の成形方法 | |
| DE102017215921A1 (de) | Verfahren zum Herstellen eines gebogenen faserverstärkten Strangprofils | |
| US3997954A (en) | Low friction bearing prepared by winding onto a mandrel | |
| US20060099418A1 (en) | Extremely fine shape memory alloy wire, composite material thereof and process for producing the same | |
| JPS6149809A (ja) | 構造用異形補強材の製造法 | |
| JPH0147761B2 (ja) | ||
| SU1001194A1 (ru) | Гирл нда изол торов и способ ее изготовлени | |
| JPH0333045A (ja) | らせん状凹部付繊維強化樹脂線条体の製法 | |
| JP2007064389A (ja) | 繊維強化樹脂製コイルバネおよびその製造方法 |