JPS61293901A - 生物体の樹脂包埋方法 - Google Patents

生物体の樹脂包埋方法

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JPS61293901A
JPS61293901A JP13432485A JP13432485A JPS61293901A JP S61293901 A JPS61293901 A JP S61293901A JP 13432485 A JP13432485 A JP 13432485A JP 13432485 A JP13432485 A JP 13432485A JP S61293901 A JPS61293901 A JP S61293901A
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organism
resin
organic solvent
monomer
transparent resin
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、生物体を樹脂中に包埋して保存するに当り、
生物体を有機溶媒で置換脱水した後、さらに紫外線増感
剤を含有させた透明樹脂モノマーあるいはプレポリマー
あるいはその混合物で、生物体の少なくとも表面部の有
機溶媒を置換して、紫外線下で表面部のみを急速に硬化
させた後、直ちに透明樹脂中に包埋することによシ、生
物体の原形態を損うことなく長期間保存できるようにし
たものである。
(従来の技術) 生物体を透明樹脂に包埋して保存することは、すでに行
なわれているが、この包埋に邑って施す生物体の処理方
法としては、次のような方法が仰られている。
(11生物体を含水のま\、暖かい乾燥空気などで表面
のみを乾燥させて、その!ま包埋する。
(2)生物体をアルコール類でゅりくジ置換脱水しくゆ
っくり置換脱水するのは、生物体をできるだけ縮ませな
いようにするためである)、直ちに包埋する。
(3)生物体に濃い砂糖水を含浸させて包埋する。
(41生物体を上記+21のように有機溶媒で置換脱水
または凍結乾燥した後、樹脂モノマーを含浸させ、次に
、これをプレポリマーと置換し、その後、同種の樹脂に
包埋する。
上記Il+の方法においては、生物体内に残留している
ものが水であるから、包埋時に収縮を起こすことけ々い
力;、樹貝旨に一1JIA杓を中1−÷h−内宛給〜M
腐敗したシすることが多いなどの欠点がある。上記12
)の方法の千うに、アルコール類で脱水した後、包埋す
れば、内容物が腐敗することは防止されるが、透明樹脂
に包埋するときに、体内のアルコールが樹脂中に浸み出
し、内容物が縮むと共に樹脂の透明性を害する。上記(
3)の方法においては、包埋時における内容物の腐敗お
よび収縮を相当程度防止することができるが、そもそも
、濃い砂糖水を含浸させることがむつかしく、冷蔵庫内
できわめてゆつくシ砂糖水の含浸を行っても、その時に
生体は縮んでしまう。
このような実情からして、上記(41の方法が保存性を
考えたとき、もつとも良い方法である。しかしながら、
樹脂モノマーを含浸させるまでは生体に縮みを生ずるこ
とが少なく比較的容易であるが、これをプレポリマーと
置換するときに縮みが生ずる。プレポリマーの分子量が
小さければ、その心配は少ないが、生物体包埋用に使用
できる充分な重合度をもったプレポリマーでは、収縮を
避けることはできない。それでも、このプレポリマー置
換を行なわずにモノマー含浸のま\包埋作業を行なうと
、包埋用樹脂が硬化する以前に内部モノマーが浸み出て
しまい、ゲル化以前に内容物が収縮してしまう。この収
縮を防ぐには、きわめて急速にゲル化をさせ、内部モノ
マーの浸出を最少に押えればよいのであるが、硬化反応
時の発熱などのため、ごく微小なもの以外は実行不可能
である。
(発明が解決しようとする問題点) 生物体は脱水した後、透明樹脂恍包埋するときに、その
原形態を保つことが困難で、収縮してしまうことが多い
。植物においても、例えば茸類などのように細胞壁が脆
弱なものは、収縮を起こしやすく原形態を保つことが困
難である。この難点は、前記のように、従来法によって
は充分解決しておらず、内容物が腐敗することなく、収
縮を起こさず原形態を保持して、長期間保存できる方法
の出現が望まれている。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は、前記の問題点を解決するため鋭意検討を進
めた結果、生物体を有機溶媒で置換脱水した後、紫外線
増感剤を含有させた透明樹脂モノマーあるいはプレポリ
マーあるいはその混合物で、生物体の少なくとも表面部
の有機溶媒を置換し、これに紫外線を照射して表面部の
みを急速に硬化させることくよシ、生物体が収縮、腐敗
などを起こすことなく、原形態を保持して長期間保存で
きる樹脂包埋製品が得られることを見出し、本発明を完
成するに到ったのである。
すなわち、本発明は、生物体を有機溶媒で置換脱水した
後、生物体の少なくとも表面部の有機溶媒を、紫外線増
感剤を含有させた透明樹脂モノマーあるいはプレポリマ
ーあるいはその混合物で置換し、これを紫外線照射して
表面部のみを急速に硬化させた後、直ちに透明樹脂中に
包埋することを特徴とする生物体の樹脂包埋方法である
本発明の生物体は、主として動物を対象とし、植物とし
ては、動物細胞のように細胞壁が脆弱な細胞で形成され
ている茸類を対象とする。生物体を有機溶媒で置換脱水
するには、常法にしたがい、エタノール、ブタノール、
冷アセトン、イングロパノール等の有機溶媒に生物体を
浸漬して行えばよい。この際、魚類などは凍結状態にな
る低温で置換脱水しないと、置換脱水中に収縮すること
がある。
有機溶媒で置換脱水した後、生物体の少なくとも表面部
の有機溶媒を、紫外線増感剤を含有させた透明樹脂モノ
マーあるいはプレポリマーあるいはその混合物で置換す
る。これは、次の紫外線照射によって、生物体の表面部
のみを急速に硬化させるためであるから、透明樹脂モノ
マーあるいはプレポリマーあるいはその混合物による置
換は、生物体の少なくとも表面部が必要であり、生物体
の全部に亘って置換されていてもよい。透明樹脂ンして
は、アクリル樹脂、スチレン樹脂などが使用されるが、
これらのプレポリマーは置換しKくいので、あらかじめ
モノマーで置換した後、これをプレポリマーあるいはプ
レポリマーとモノマーの混合物に浸漬すると、比較的容
易にプレポリマーの置換ができる。
透明樹脂モノマーあるいはプレポリマーあるいはその混
合物には、紫外線増感剤が含有されているので、紫外線
を照射すると、生物体表面部の樹脂モノマーあるいはプ
レポリマーあるいはその混合物は急速に固化し、生物体
表面部が固定される。
この固定によって、生物体の収縮が完全に防止されるの
で、包埋操作を容易に行なうことができる。
透明樹脂中への包埋け、常法にしたがって行なえばよく
、この包埋によって、生物体内に残留した未硬化樹脂分
の揮発を防ぐに充分な密閉性が付与されると共に、充分
な剛性を有する外側の樹脂体に、固化した生物体表面が
固着して、生物体を原形態のまま保存することができる
(発明の効果) 本発明によれば、生物体の腐敗や収縮が生ずることなく
、原形態を保持したまま長期間保存できるので、生物体
の標本などとして、きわめて優れたものが得られる。
(実施例) 実施例1 鮎を−15[の純アルコールで脱水し、そのままアクリ
ルモノマーに浸漬し、アルコールが完全にアクリルモノ
マーと置換した後、アクリルモノマー46重量部、アク
リルプレポリマー46重量部、紫外線増感剤8重量部の
割合の混合物に、常温で15〜30分浸漬し、引き上げ
て直ちに紫外線を照射し、鮎の表面部を硬化させる。こ
れを硬化剤を加えたアクリルプレポリマーで包埋して固
化させる。
実施例2 脳の切片を50%アルコール、70チアルコール、純ア
ルコールの順に投入して脱水し、さらに、シリコンオイ
ルに投入した後、アクリルモノマーに浸漬し、アルコー
ルが完全にアクリルモノマーと置換した後、アクリルモ
ノマー46重量部、アクリルプレポリマー46重量部、
紫外線増感剤8重量部の割合の混合物に1常温で15〜
30分浸漬し、引き上げて直ちに紫外線を照射し、脳の
切片表面部を硬化させる。これを硬化剤を加えたアクリ
ルプレポリマーで包埋して固化させる。
実施例3 柔らかい茸をブタノールで脱水し、直ちにアクリルモノ
マーに15分浸漬し、アルコールが完全にアクリルモノ
マーと置換した鎌、実施例1と同様に、アクリルモノマ
ー、アクリルプレポリマーおよび紫外線増感剤の混合物
に浸漬した後、紫外線照射、アクリル樹脂包埋を行なう

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 生物体を有機溶媒で置換脱水した後、生物体の少なくと
    も表面部の有機溶媒を、紫外線増感剤を含有させた透明
    樹脂モノマーあるいはプレポリマーあるいはその混合物
    で置換し、これを紫外線照射して表面部のみを急速に硬
    化させた後、直ちに透明樹脂中に包埋することを特徴と
    する生物体の樹脂包埋方法。
JP13432485A 1985-06-21 1985-06-21 生物体の樹脂包埋方法 Granted JPS61293901A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13432485A JPS61293901A (ja) 1985-06-21 1985-06-21 生物体の樹脂包埋方法

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JP13432485A JPS61293901A (ja) 1985-06-21 1985-06-21 生物体の樹脂包埋方法

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Publication Number Publication Date
JPS61293901A true JPS61293901A (ja) 1986-12-24
JPH0466441B2 JPH0466441B2 (ja) 1992-10-23

Family

ID=15125654

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JP13432485A Granted JPS61293901A (ja) 1985-06-21 1985-06-21 生物体の樹脂包埋方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018145165A (ja) * 2017-03-02 2018-09-20 彰央 佐々木 液浸標本を樹脂包埋する方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53104324A (en) * 1977-02-19 1978-09-11 Satoshi Matsumura Permanent preservation animal sample
JPS53104325A (en) * 1977-02-21 1978-09-11 Satoshi Matsumura Plastic filled plant
JPS5777601A (en) * 1980-11-04 1982-05-15 Akio Imuro Preparation of specimen embedded in clear resin

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JP2018145165A (ja) * 2017-03-02 2018-09-20 彰央 佐々木 液浸標本を樹脂包埋する方法

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JPH0466441B2 (ja) 1992-10-23

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