JPS61292285A - テ−プカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はディジタル・オーディオ・テープレコーダ等に
用いられるテープカセットに関するものである。

従来の技術 近年、テープカセットはオーディオ用、ビデオ用等と巾
広く利用されている。特に般近はオーディオもディジタ
ル化の技術が進み、ディジタル・オーディオ用のテープ
カセットが新しい形で提案され、実施されようとしてい
る。

以下図面を参照しながら、上述した従来のテープカセッ
トの一例について説明する。

第２図乃至第８図は従来のテープカセットの実施状態を
示すものである。第２図はテープカセットの上面図で１
はカセット本体、２は前面開口部を開閉する回動蓋であ
る。第３図はその側面図で３はカセット底面の開口部を
覆う摺動蓋で閉状態にある所を示す。矢印Ａは摺動蓋を
開くときの摺動方向を示す。第４図はその正面図で、４
は回動蓋２に設けた切欠き部で、摺動蓋３の正面に設け
た突起がのぞいている。５は同じく回動蓋２に設けた切
欠き部、６は摺動蓋３の移動を阻止し係止する係止突起
である。

第５図は摺動蓋３を除去した所を示す下面図で、７はカ
セット本体下面に設けた開口部で使用時にテープを引き
出すための部材が挿入される。８゜９はテープ駆動軸が
挿入される孔、１０は摺動蓋３を係止する係止突起、１
１はカセット本体１の下面の一部と一体的に形成された
腕部で、摺動蓋３の摺動方向に長くなっていてその先端
に係止突起１０を弾性的に支持している。第６図はその
側面図で、１２は摺動蓋３の一部が係合し案内される溝
部である。

第７図は係止突起１０の詳細形状を示す側断面図である
。

第８図は摺動蓋３の上面図で、１３．１４は摺動蓋３が
移動して開口部７を開いたときにテープ駆動軸挿入孔を
開くための開口、１５，１６ぽ摺動蓋３を開閉２位置に
係止するための開口で係止突起１０が貫入し係合する。

１７．１８は摺動蓋３がカセット本体の溝１２と係合す
る係合部、１９．２０は突起部で、回動蓋２の切欠部４
の奥に位置し、摺動蓋３の開放時の駆動部材が当接する
。２１は摺動蓋３を前方に向けて附勢するためのばね（
図示せず）の当接部、２２は摺動蓋３の下面に開口１６
．１６に沿って設けた溝である。

以上のように構成されたテープカセットについて、以下
その動作について説明する。

まず第３図に示すような回動蓋２、摺動蓋３の閉じられ
た状態にあるカセットは、矢印Ａと反対方向に向って挿
入されたとき、切欠き６及び溝２２に沿って進入してぐ
る係止解除部材（図示せず）によって係止突起１ｏと開
口１５との係合が解かれた後切欠き４から進入してくる
当接部材（図示せず）によって摺動蓋３がばね附勢力に
抗して押し開けられる。押し開は完了位置では係止突起
１゜の位置に開口１６がきていて、この開放状態が係止
保持される。回動蓋２はこの状態から上方に回動させて
やれば前面の開口が開かれる。

蓋を閉じるには、先ず回動蓋を閉じた後カセットの排出
方向の移動等によって係止解除部材によって係止突起１
０を押し上げ摺動蓋３の開口１６との係合を解いてやれ
ばばね附勢力によって自ら閉位置に復帰し、係止される
。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では係止突起１゜をもっ
た弾性腕部１１が摺動蓋３の摺動方向に長く形成されて
いるために、係止力に方向差が生じ閉位置から開位置に
向う移動に対しては強く働き、開位置から閉位置方向へ
の移動に対しては弱く働き係止保持が容易に外れてしま
い使用中に或はカセットホルダ等のカセット移送手段内
で種々のトラブルの原因となるという問題点を有してい
た。

本発明は上記問題点に鑑み、いずれの方向の移動に対し
ても強く、且つ方向差のない確実な係止保持のできるテ
ープカセットを提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のテープカセットは
、２位置間を摺動自在な摺動蓋と、摺動蓋の摺動方向に
摺動距離に応じた間隔で摺動蓋に設けられた２つの開口
と、摺動蓋の摺動方向と直交する方向に伸び、本体側に
設けられた弾性腕と、弾性腕上に設けられ前記開口と係
合する係止突起という構成を備えたものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって係止力に方向差がなくな
り、いずれの方向の移動に対しても確実な係止保持がで
きることとなる。

実施例 以下本発明の一実施例のテープカセットについて、図面
を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例のテープカセットの摺動蓋を
除去した所の下面を示すものである。第１図において１
ｏは係止突起、１１は係止突起１０を支持する弾性腕で
、弾性腕１１は摺動蓋３の摺動方向と直交するように設
けられている。

このように構成されているので、摺動蓋のいずれの方向
の移動に対しても等しい条件下で作用することになり従
来例にあったような弾性腕の逃げと喰込みで生じる方向
差をなくし確実な係止保持ができるものである。

又、直交する方向に設けられた弾性腕は係止保持に逆う
移動力が加わったときに移動力の方向に少しの撓みを生
ずる場合もあるが、このときには弾性腕を形成するため
に設けられた周囲の細孔の申分だけの極めてわずかの移
動で止まるためその当接部に生ずる摩擦力は弾性腕の強
度が見かけ上増加したように働らき係止保持は更に強く
、確実なものとなる。

発明の効果 以上のように本発明は、本体と本体の２位置間を摺動自
在な摺動蓋と、摺動蓋の摺動方向に摺動方向に応じた距
離に応じた間隔で摺動蓋に設けられた２つの開口と、摺
動蓋の摺動方向と直交する方向に伸び、本体側に設けら
れた弾性腕と、弾性腕上に設けられ前記開口と係合する
係止突起とを設けることにより、方向差のない強く確実
な摺動蓋の係止保持ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例におけるテープカセットの本体
の下面図、第２図は従来のテープカセットの上面図、第
３図はその側面図、第４図はその正面図、第５図は本体
の下面図、第６図はその側面図、第７図は係止突起の詳
細を示す側断面図、第８図は摺動蓋の上面図である。 １・・・・・・カセ７）本体、２・・・・・・回動蓋、
３・・・・・・摺動蓋、７・・・・・・下面開口部、１
０・・・・・・係止突起、１１・・・・・・弾性腕。 代理人の氏名　弁理士　中−尾　敏　男　ほか１名ｑ■
　　１　　図　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　イーーカｔ−Ｊト不４本第３図 第２図　　４ 第５図　　　　　１１６図 第７図 第８図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体と本体の２位置間を摺動自在な摺動蓋と、摺
   動蓋の摺動方向に摺動距離に応じた間隔で摺動蓋に設け
   られた２つの開口と、摺動蓋の摺動方向と直交する方向
   に伸び、本体側に設けられた弾性腕と、弾性腕上に設け
   られ前記開口と係合する係止突起とを備えたことを特徴
   とするテープカセット。
2. （２）摺動蓋を一方向に附勢する附勢手段を設けたこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のテープカセッ
   ト。
3. （３）弾性腕を本体と一体的に形成したことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載のテープカセット。
4. （４）摺動蓋で本体の底面の開口部を覆うようにしたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のテープカセ
   ット。
5. （５）弾性腕の長さ方向と直交する方向への移動量を規
   制する当り部を設けたことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載のテープカセット。