JPS6129134Y2 - - Google Patents

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JPS6129134Y2
JPS6129134Y2 JP1980033055U JP3305580U JPS6129134Y2 JP S6129134 Y2 JPS6129134 Y2 JP S6129134Y2 JP 1980033055 U JP1980033055 U JP 1980033055U JP 3305580 U JP3305580 U JP 3305580U JP S6129134 Y2 JPS6129134 Y2 JP S6129134Y2
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JP
Japan
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cable
tape
cable core
sheath
present
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JP1980033055U
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JPS56134616U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ケーブル内部に防水コンパウンドを
充填して成る走水防止型通信ケーブルに関するも
のである。
プラスチツク絶縁の通信ケーブルにおいては、
ケーブルシースに生じた外傷から一旦水分が浸入
し始めると、毛細管現象を伴つてケーブルの長さ
方向へ急速走水し浸水域が拡大される。またこの
際、絶縁線心の絶縁被覆にピンホールが存在する
と、そのピンホールから導体にまで浸水し、通信
障害を起こしたり、さらには電蝕作用によつて導
体が断線に至るという問題がある。
これを防止するために、ケーブルコアの内部と
外周部に防水コンパウンドが充填されるが、これ
だけでは次の理由により十分とは言えない。
(a) 防水コンパウンドは加熱溶解して充填するた
めに、充填後に防水コンパウンドが常温にまで
冷却せられると、徐々に収縮し、ケーブルコア
とシース間に空隙が生じ水密性が低下する。
(b) しかも防水コンパウンドの充填が、ケーブル
コアの撚合わせによて生じる外径変動に対して
完全に追従できないために、ここでもケーブル
コアシースとの間に空隙が生じ水密性がさらに
低下する。
本考案は、かかる問題を解決するために成され
たものであつて、ケーブル内に水が浸入した場合
に、ケーブル内での走水を防止し、浸水域の拡大
を最小限度にくい止める走水防止型の通信ケーブ
ルを提供しようとするものである。
以下本考案を一実施例の図面に基づいて説明す
る。
本考案に係る走水防止型通信ケーブルは、第1
図に示される如くケーブルコア1上に塗布された
防水コンパウンド2A、その直上に押え巻きテー
プ3が巻回され、さらに押え巻きテープ3とケー
ブルシース4との間に、防水コンパウンド2Bが
充填された構造になつている。
本考案ケーブルはかかる構造において、押え巻
きテープ3が張力補強層を有する弾性・発泡テー
プであるがゆえに上述の目的を達し得るもので、
その要旨とするところは、ケーブルコア1とケー
ブルシース4の隙間を、防水コンパウンド2A,
2Bと共に張力補強層を有する弾性・発泡押え巻
きテープ3で埋めて空隙を一掃し、ケーブルシー
ス4の損傷によりケーブル内へ水が侵入した場合
のケーブル長さ方向への走水を防止しようとする
ものである。
かかる通信ケーブルのケーブルコア1は、導体
にプラスチツクの絶縁被覆を施した絶縁心線を対
またはカツドに撚合わせ、さらにこれらを所要数
集合して得られる。そのためケーブルコア1はど
うしても撚合わせによる凹凸部ができ、凹部にお
いて前述したa,bの問題が発生することになる
が、本考案のケーブルでは、ケーブルコア1の押
え巻きテープ3の弾性・パツキング作用により、
従来の防水コンパウンドの塗布・充填では困難で
あつたケーブルコア1の凹部とケーブルシース4
間の空隙を封じることが可能となつたのである。
すなわち押え巻きテープ3は、その弾性・パツ
キング作用によりケーブルコア1の凹部にできる
空隙および防水コンパウンドの収縮によつて生ず
るケーブルコアとシースとの微小空隙を封ずると
いう効果を生み出すのである。
本考案ケーブルにおける押え巻きテープ3の弾
性・パツキング作用性は、ポリオレフイン、エチ
レンプロピレン−ジエン−タ−ポリマー、ネオプ
レン、ウレタンゴム、塩化ビニル等の発泡体によ
つ得ることができるが、これらの発泡体のみに本
考案ケーブルの押え巻きテープ3が限定されるも
のでないことは言うまでもない。
ここで上述の発泡体は、本考案の主旨から遮水
性のある独立気泡型のものを用いることが望まし
いが、押え巻きテープ上にも防水コンパウンドを
塗布本考案実施例の如き構造においては、連続気
泡型のものであつても結果的には加熱溶解された
防水コンパウンド2A,2Bが、発泡体の気泡間
のパスを伝つて浸透し、パスを埋めて独立気泡型
のものと同じ遮水性にするために、十分に本考案
の目的を達成し得るのである。
本考案についてさらに言えば、押え巻きテープ
上に防水コンパウンドを塗布しない本考案の範疇
に属するもう1つの構造では、発泡体は遮水性の
ある独立気泡型のものに限定される。
本考案ケーブルの押え巻きテープ3が所望の弾
性・パツキング作用性を得るためには、押え巻き
テープ3の発泡体の発泡倍率が10〜45であること
が望ましく、より好ましくは15〜40の範囲であ
る。ここでもし発泡倍率が45を上回ると押え巻き
テープ3のケーブル内での復元性で小さすぎて所
望の効果が得られず、逆に10を下回ると復元性が
シース4の押出成形圧より大きくなり、シース4
の押出時に所定の外径を得ることが困難になる等
して支障をきたすようになる。
使用に際しては、押え巻きテープ3が、シース
4の押出成形後も、ケーブルコア1の凹部におい
て、なお復元力を残存するようにケーブルサイ
ズ、構造に応じて、厚みを適宜選択することが必
要である。
しかるに、ここで押え巻きテープ3発泡体だけ
では、テープそのものの抗張力が小さく、さらに
クリープにより永久歪を生じ、弾性・パツキング
材としての機能を発揮できなくなることが危惧さ
れる。
かかる危惧に対しては、第2図イ,ロに示す如
く発泡テープ5の片面または中央部に、ポリエス
テルテープ6を貼合わせて存在させることによ
り、発泡テープ5の抗張力の不足を補うことがで
きる。
かくして得られた本考案の走水防止型通信ケー
ブルは、製造時点に押え巻きテープの弾性・パツ
キング作用でケーブルコアの凹部およびケーブル
コアとシース間にできる微小空隙を埋めてしまう
ために、走水を防止し、浸水域の拡大を最小限度
にとどめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案における防止型通信ケーブルの
一実施例を示す横断面図、第2図はその押え巻き
テープの一実施例を示す横断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブルコア内部と、該ケーブルコアとケーブ
    ルシースとの空隙に防水コンパウンドを充填して
    なる走水防止型通信ケーブルにおいて、ケーブル
    コアの周りに発泡テープの片面または中央部に、
    ポリエステルテープを貼合わせてなるテープを押
    え巻きしてなることを特徴とする走水防止型通信
    ケーブル。
JP1980033055U 1980-03-13 1980-03-13 Expired JPS6129134Y2 (ja)

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JP1980033055U JPS6129134Y2 (ja) 1980-03-13 1980-03-13

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JP1980033055U JPS6129134Y2 (ja) 1980-03-13 1980-03-13

Publications (2)

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JPS56134616U JPS56134616U (ja) 1981-10-13
JPS6129134Y2 true JPS6129134Y2 (ja) 1986-08-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444112A (en) * 1977-09-12 1979-04-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Corrosion prventing structure of steam turbine blade

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444112A (en) * 1977-09-12 1979-04-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Corrosion prventing structure of steam turbine blade

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Publication number Publication date
JPS56134616U (ja) 1981-10-13

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