JPS6129093B2 - - Google Patents

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JPS6129093B2
JPS6129093B2 JP16392879A JP16392879A JPS6129093B2 JP S6129093 B2 JPS6129093 B2 JP S6129093B2 JP 16392879 A JP16392879 A JP 16392879A JP 16392879 A JP16392879 A JP 16392879A JP S6129093 B2 JPS6129093 B2 JP S6129093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot cathode
brightness
cone angle
single crystal
bias voltage
Prior art date
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Expired
Application number
JP16392879A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5686433A (en
Inventor
Hirotoshi Hagiwara
Hideo Hiraoka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Shingijutsu Kaihatsu Jigyodan
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
Shingijutsu Kaihatsu Jigyodan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK, Shingijutsu Kaihatsu Jigyodan filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP16392879A priority Critical patent/JPS5686433A/ja
Publication of JPS5686433A publication Critical patent/JPS5686433A/ja
Publication of JPS6129093B2 publication Critical patent/JPS6129093B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J1/00Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J1/02Main electrodes
    • H01J1/13Solid thermionic cathodes
    • H01J1/15Cathodes heated directly by an electric current

Landscapes

  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)
  • Solid Thermionic Cathode (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高輝度電子銃、特に六硼化カルシウ
ム型(CaB6型)結晶構造を有する硼化物の単結
晶を熱陰極として用いた三電極からなる高輝度電
子銃に関するものである。
本発明に係る六硼化カルシウム型結晶構造を有
する硼化物は一般式MeB6(但し式中のMeはアル
カリ金属、アルカリ土類金属および希土類金属を
示す。)で表わされるが、その具体例としては
LaB6、EuB6、SmB6、BaBb,CaB6等があげられ
る。
このような六硼化カルシウム型結晶構造を有す
る硼化物の単結晶(以下単結晶という)を用いた
熱陰極、例えばLaB6単結晶の場合仕事函数が小
さいことや熱的に安定な結晶面として知られてい
る〔110〕、〔100〕の軸方位を選んでも、円錐角が
60〜90゜、曲率半径1〜100μmの形状のものを
熱陰極として使用してもその焼結体を用いたもの
に比べて著しい輝度の向上が認められなかつた。
すなわち、従来は結晶面によつて仕事函数が小
さくなることは知られているが、例えば熱陰極、
ウエーネルト電極(又はグリツト電極)および陽
極からなる三電極電子銃においては、円錐角に60
゜から90゜の範囲のものを選択した場合、熱陰極
温度を1550℃以上で、かつウエーネルト電極に大
きな負のバイアス電圧を印加することによつてク
ロスオーバー像を1つに絞らなければ走査極電子
顕微鏡、電子ビーム露光の分野では使用できなか
つた。何となれば、熱陰極の軸方位が〔100〕、
〔110〕、〔111〕の場合は、熱陰極温度が1450〜
1550℃の間で、バイアス電圧の調節によつてクロ
スオーバー像が1つにまとまる直前は輝度が高い
が、ビーム電流が不安定で使用しにくいことか
ら、さらにバイアス電圧を大きくしてクロスオー
バー像を均一な1つのスポツトにまとめて使用し
ていた。この様な条件ではビーム電流は安定化す
るが、輝度は低下するという欠点があつた。
本発明はCaB6型硼化物単結晶を用いた熱陰極
の軸方位が、〈001〉、〈011〉、〈111〉から選ばれた
結晶方位と一致したものからなり、しかもその円
錐角が100゜以上180゜未満であることを特徴とす
る熱陰極の温度が1450℃から1600℃の間の任意の
温度において高輝度を得るようにバイアス電圧を
調整しうる三電極からなる高子銃である。
本発明において、熱陰極の軸方位が〈001〉、
〈011〉、〈111〉から選ばれたCaB6型硼化物単結晶
のものを用いるが、CaB6型告晶構造を有する六
硼化物は体心立方型の結晶構造であるので、
〔001〕と〔010〕、〔100〕または〔011〕と〔110〕
とは結晶学的に特価であつて、単に表記上の相異
にすぎず、熱陰極として用いた場合、前記した軸
方位のものと同様、高輝度で、800〜1000時間も
使用可能である。
本発明において、バイアス電圧は、陰極に直列
に入れた抵抗に生ずる電圧降下を用いるセルフバ
イアス方式と、独立の高圧電源を使用した固定バ
イアス方式およびこの両者の併用のいづれのもの
でも良いが、高輝度を得るための最適バイアス電
圧は、熱陰極の方位、円錐角、温度ばかりでな
く、ウエーネルト電極の形状、熱陰極とウエーネ
ルトの距離、加速電圧などによつて異なるので、
ある程度選択の範囲を広くしておく必要がある。
本発明において、円錐角を100゜以上180゜未満と
した理由は、100゜未満では高輝度が得られる
が、その寿命は短く、180゜以上になると、クロ
スオーバーを形成させる様な電子銃には適さない
からである。また熱陰極温度を1450℃から1600℃
とした理由は、1450℃未満では、陰極の表面に吸
着した酸素、炭素等の影響で電子ビームが10〜20
%/Hrの不安定性を示すからである。一方1600
℃をこえると、100゜未満の円錐角の熱陰極でも
安定なクロスオーバーが得られるが、温度が高い
ために熱陰極の消耗が激しく、寿命が短かくなる
ので好ましくないからである。例えばLaB6
SmB6等の六硼化物の熱陰極は温度1500℃の時
1000時間の寿命があるが、1600℃をこえると100
〜200時間に寿命が短縮される。
以下実施例に従つて詳細に説明する。
実施例 1 フローテイングゾーン法で作成したLaB6単結
晶棒から熱陰極の軸方向が〔011〕方位で、0.6mm
角で長さ2.0mm、円錐角が各々100゜、120゜、140
゜、160゜の熱陰極チツプを機械研磨法で作成し
た。フラン樹脂を温度2200℃圧力200Kg/cm2でホ
ツトプレス成型した高配向性カーボンを1mm立方
に切断して前述の熱陰極チツプを両側から挾んで
直線的に加熱した。加速電圧25KVで、フラツト
型ウエーネルトを用い、熱陰極、ウエーネルト距
離0.2mmで熱陰極温度1470℃の時に、バイアス電
圧を変えて輝度を測定した。その結果を第1図に
示した。
実施例 2 実施例1と同じ方法で熱陰極の軸方位〔001〕
方位のLaB6単結晶陰極を直熱的に1520℃に加熱
した。加速電圧25KV,フラツト型ウエネルトを
用い熱陰極とウエーネルト距離0.2mmで、バイア
ス電圧を変えて輝度を測定した。その結果を第2
図に示した。
実施例 3 フローテイングゾーン法で作成されたSmB6
結晶棒から、熱陰極の軸方向〔011〕方位で、実
施例1と同一形状の熱陰極を作成し、直熱的に
1550℃で加熱して、加速電圧25KVフラツト型ウ
エーネルトを用い、熱陰極とウエネールト距離
0.2mmでバイアス電圧を変えて輝度を測定した。
その結果を第3図に示した。
実施例 4 フローテイングゾーン法で作成された軸方位
〔001〕で、サイズが0.6mm角、長さ2.0mmの単結晶
CaB6の熱陰極チツプにおいて、円錐角が各々90
゜、100゜、120゜、140゜、160゜の直熱陰極を作
成した。これらを用いて熱陰極温度1520℃、加速
電圧25KV、フラツト型ウエーネルト、熱陰極と
ウエーネルトの距離0.2mmの測定条件で、輝度の
経時変化を測定した。その結果を第4図に示し
た。
この結果から明らかな様に、円錐角が小さいと
最初の輝度は高いが、経時変化も大きい傾向を示
し、円錐角が90゜のものでは160〜200時間で寿命
となつた。一方、円錐角100゜以上のものは円錐
角90゜のものに比べて輝度の低下は少なく、その
寿命も長い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例のLaB6単結晶の
〔011〕方位で、円錐角100゜、120゜、140゜、160
゜の各々の熱陰極におけるバイアス電圧と輝度と
の関係図、第2図は、LaB6単結晶の〔001〕方位
で、円錐角100゜、120゜、140゜、160゜の各々の
熱陰極におけるバイアス電圧と輝度との関係図、
第3図はSmB6単結晶の〔011〕方位で、円錐角
100゜、120゜、140゜、160゜の各々の熱陰極にお
けるバイアス電圧と輝度との関係図、第4図は、
LaB6単結晶の〔001〕方位で、円錐角90゜、100
゜、110゜、120゜、140゜、160゜の各々の熱陰極
における時間と輝度との関係図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 六硼化カルシウム型結晶構造を有する硼化物
    の単結晶を熱陰極とする電子銃において、その熱
    陰極の軸方位が〈001〉、〈011〉および〈111〉か
    ら選ばれた結晶方位と一致したものからなり、し
    かもその円錐角が100゜以上180゜末満であること
    を特徴とする熱陰極の温度が1450〜1600℃の温度
    において高輝度を得るようにバイアス電圧を調整
    可能な三電極からなる高輝度電子銃。
JP16392879A 1979-12-17 1979-12-17 High brightness electron gun Granted JPS5686433A (en)

Priority Applications (1)

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JP16392879A JPS5686433A (en) 1979-12-17 1979-12-17 High brightness electron gun

Applications Claiming Priority (1)

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JP16392879A JPS5686433A (en) 1979-12-17 1979-12-17 High brightness electron gun

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5686433A JPS5686433A (en) 1981-07-14
JPS6129093B2 true JPS6129093B2 (ja) 1986-07-04

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ID=15783481

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JP16392879A Granted JPS5686433A (en) 1979-12-17 1979-12-17 High brightness electron gun

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5840729A (ja) * 1981-09-02 1983-03-09 Denki Kagaku Kogyo Kk 単結晶ランタンボライド陰極を備えた高輝度電子銃の処理方法
JPH01143125A (ja) * 1987-11-27 1989-06-05 Denki Kagaku Kogyo Kk 大電流イオン注入用イオン源装置
WO2010123007A1 (ja) * 2009-04-20 2010-10-28 独立行政法人物質・材料研究機構 希土類六ホウ化物冷陰極電界放出型電子源

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52110563A (en) * 1976-03-15 1977-09-16 Hitachi Ltd Hexagonal boride cathode

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JPS5686433A (en) 1981-07-14

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