JPS5840729A - 単結晶ランタンボライド陰極を備えた高輝度電子銃の処理方法 - Google Patents
単結晶ランタンボライド陰極を備えた高輝度電子銃の処理方法Info
- Publication number
- JPS5840729A JPS5840729A JP56137962A JP13796281A JPS5840729A JP S5840729 A JPS5840729 A JP S5840729A JP 56137962 A JP56137962 A JP 56137962A JP 13796281 A JP13796281 A JP 13796281A JP S5840729 A JPS5840729 A JP S5840729A
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- JP
- Japan
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- plane
- torr
- lanthanum boride
- single crystal
- cathode
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J1/00—Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
- H01J1/02—Main electrodes
- H01J1/13—Solid thermionic cathodes
- H01J1/15—Cathodes heated directly by an electric current
- H01J1/16—Cathodes heated directly by an electric current characterised by the shape
Landscapes
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
- Solid Thermionic Cathode (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、電子銃に使用する単結晶ランタンポライド
陰極から高輝度電子ビームを放射する特定の結晶面を選
択し該結晶面からの高輝度電子ビームを利用する方法に
関するものである。
陰極から高輝度電子ビームを放射する特定の結晶面を選
択し該結晶面からの高輝度電子ビームを利用する方法に
関するものである。
単結晶ランタンポライドは、結晶の方位によって仕事関
数が異なることが知られており、仕事関数の低−結晶面
からの熱電子緯射を有効に利用すべきであることが提唱
されて−た。シ必し、先端を尖がらせた単結晶ランタン
ポライド陰極チップの軸方位を、仕事関数の低−と言わ
れて一区210)<110>方位などKして輝度測定を
行ってみると、(100)方位の輝度に比べて若干低−
億しか得られていない・ 本発明は、電子銃を使用する以前に単結晶ランタンポラ
イドWkIiをある一定の条件で真空熱処理を行うとと
によって、この処理条件に応じた特定の結晶面からの放
射電流が強大になることを知見したことに基〈ものであ
る。
数が異なることが知られており、仕事関数の低−結晶面
からの熱電子緯射を有効に利用すべきであることが提唱
されて−た。シ必し、先端を尖がらせた単結晶ランタン
ポライド陰極チップの軸方位を、仕事関数の低−と言わ
れて一区210)<110>方位などKして輝度測定を
行ってみると、(100)方位の輝度に比べて若干低−
億しか得られていない・ 本発明は、電子銃を使用する以前に単結晶ランタンポラ
イドWkIiをある一定の条件で真空熱処理を行うとと
によって、この処理条件に応じた特定の結晶面からの放
射電流が強大になることを知見したことに基〈ものであ
る。
即ち、電子銃に配設された単結晶ランタンポライド陰極
を、lXl0−’rorr以下の真空度で1500°C
160秒以上加熱処理を施すことによりその後(210
)面からの電子放射を利用すること、同様に2X10’
royv以上5×10″′rorr以下の範囲の真空度
で1500°060秒以上加熱処理することによって(
310)面からの電子放射を利用すること、及び5X1
0−’Torr以上で1000°C以上の使用温度に加
熱することによって(110)面からの電子放射を利用
することである。
を、lXl0−’rorr以下の真空度で1500°C
160秒以上加熱処理を施すことによりその後(210
)面からの電子放射を利用すること、同様に2X10’
royv以上5×10″′rorr以下の範囲の真空度
で1500°060秒以上加熱処理することによって(
310)面からの電子放射を利用すること、及び5X1
0−’Torr以上で1000°C以上の使用温度に加
熱することによって(110)面からの電子放射を利用
することである。
以下に実施例をもとKして詳細に説明する。
直径2m11.長さ10闘の単結晶ランタンポライドの
長手方向を(110)方位にして、先端を半球状に機械
研磨して、半球部分を陰極尖端として配置しく1)、タ
ンタルコイル(2)で間接的に加熱した。第1カバー(
3)、第2カバー(4)はタンタルコイルから漏れる光
及び熱電子を防−でエミッションパターンを観察しやす
くしたものである。ガラス製の半球ドーム(5)の内側
には導電性の螢光塗料(6)を塗布して放射畜れた電子
ビームのパターンが観察で自る様にされて−る。この装
置によってガラス球面上に投影されたスポットの中心角
とステレオ投影図のそれにあたる角度を比較することに
よ抄、スポットがどの結晶INK対応するものか判定で
きる・この装置を使って真空度と加熱処理条件を変えて
実験を行った結果、真空熱処理条件とその後の高輝度ビ
ームの放射面との関係は以下のようであった。
長手方向を(110)方位にして、先端を半球状に機械
研磨して、半球部分を陰極尖端として配置しく1)、タ
ンタルコイル(2)で間接的に加熱した。第1カバー(
3)、第2カバー(4)はタンタルコイルから漏れる光
及び熱電子を防−でエミッションパターンを観察しやす
くしたものである。ガラス製の半球ドーム(5)の内側
には導電性の螢光塗料(6)を塗布して放射畜れた電子
ビームのパターンが観察で自る様にされて−る。この装
置によってガラス球面上に投影されたスポットの中心角
とステレオ投影図のそれにあたる角度を比較することに
よ抄、スポットがどの結晶INK対応するものか判定で
きる・この装置を使って真空度と加熱処理条件を変えて
実験を行った結果、真空熱処理条件とその後の高輝度ビ
ームの放射面との関係は以下のようであった。
実施例1゜
lXl0 Torr以下の真空度で1500°C160
秒間加熱して単結晶ランタンポライド表面の不純物を除
去してから、90分後車050°0に保つと、第2図の
ステレオ投影図に示すようK (210)[に相当する
個所に輝度の高一点が現われた。これは何回繰返しても
同様のエミッションパターンが得られることから、lX
l0 Torr以下の真空度で1500°060秒間以
上加熱することによ!l (210)面からの電子放射
を利用することが有利であることが判る・実施例2゜ 2X10 Torr以上、5X10 Torr以下の範
囲の真空度で1500°C160秒加熱してから、2X
10”Torrの真空度にして1050’GK保つと、
第3図のステレオ投影図に示すように輝度の高一点は(
310)面と同定できた。
秒間加熱して単結晶ランタンポライド表面の不純物を除
去してから、90分後車050°0に保つと、第2図の
ステレオ投影図に示すようK (210)[に相当する
個所に輝度の高一点が現われた。これは何回繰返しても
同様のエミッションパターンが得られることから、lX
l0 Torr以下の真空度で1500°060秒間以
上加熱することによ!l (210)面からの電子放射
を利用することが有利であることが判る・実施例2゜ 2X10 Torr以上、5X10 Torr以下の範
囲の真空度で1500°C160秒加熱してから、2X
10”Torrの真空度にして1050’GK保つと、
第3図のステレオ投影図に示すように輝度の高一点は(
310)面と同定できた。
実施例3゜
5X10 Torr以上の真空条件で1050°G、1
0時間加熱した後lXl0 Torr以下の真空下で使
用温度1050°OK保つとエミッションパターンが変
り、輝度の高一点は第4図のステレオ投影WJK示すよ
うに(110)面と同定された。
0時間加熱した後lXl0 Torr以下の真空下で使
用温度1050°OK保つとエミッションパターンが変
り、輝度の高一点は第4図のステレオ投影WJK示すよ
うに(110)面と同定された。
以上の各々の実験にお−て一セッシ目ンパターンを観察
する時の陰極温度を1050°GK設定した理由は螢光
面の輝き具合が最も適当であって、観察しやすかったか
らでありもつと陰極温度を高くした場合でも各々の真空
熱処理条件に対応した結晶面からの電子放射が観察され
た。
する時の陰極温度を1050°GK設定した理由は螢光
面の輝き具合が最も適当であって、観察しやすかったか
らでありもつと陰極温度を高くした場合でも各々の真空
熱処理条件に対応した結晶面からの電子放射が観察され
た。
実施例1.21に示した様な真空熱処理を行ったものは
、未処理のものに比べて全放射電流が10倍以上になっ
た。この様な放射電流の増加は陰極表面に吸着した気体
分子によるものと考えられる。
、未処理のものに比べて全放射電流が10倍以上になっ
た。この様な放射電流の増加は陰極表面に吸着した気体
分子によるものと考えられる。
実施例1.の場合には(210)面に、実施例2は(3
10)面に、実施例3.は(110)面に各々水素、ヘ
リウム、酸素の吸着が認められた。すなわち、これらの
吸着した気体分子が放射電流の増加に寄与していること
は明らホである。
10)面に、実施例3.は(110)面に各々水素、ヘ
リウム、酸素の吸着が認められた。すなわち、これらの
吸着した気体分子が放射電流の増加に寄与していること
は明らホである。
以上に明らかな如く、事前処理操作によって高輝度ビー
ムを放射する結晶面を特定することが可熊であり、これ
Kより利用する結晶面を陰極チップの実質的に電子放射
する部分の一部に存在するように構成した電子銃を提供
できるのである。
ムを放射する結晶面を特定することが可熊であり、これ
Kより利用する結晶面を陰極チップの実質的に電子放射
する部分の一部に存在するように構成した電子銃を提供
できるのである。
例えば軸方位が(210)で先端を円錐形に尖がらせた
チップや角錐面の一部に(210)[が存在するチップ
の場合はlXl0 Torr以下の真空度で1500’
0.60秒間加熱する事前処理操作によって従来法では
得られなかった高輝度電子ビームを発生させこれを利用
することができるのである。
チップや角錐面の一部に(210)[が存在するチップ
の場合はlXl0 Torr以下の真空度で1500’
0.60秒間加熱する事前処理操作によって従来法では
得られなかった高輝度電子ビームを発生させこれを利用
することができるのである。
また、例えば先端に(3]0)結晶平面を形成させたも
のは実施例λのような処理条件の操作を施すととKよっ
て電子ビーム溶に!機など真空度の良くな一装麹でも陰
極温度を低くして高電流密度のビ−ムが得られるから陰
極の寿命を長く使用できるのである。
のは実施例λのような処理条件の操作を施すととKよっ
て電子ビーム溶に!機など真空度の良くな一装麹でも陰
極温度を低くして高電流密度のビ−ムが得られるから陰
極の寿命を長く使用できるのである。
この他高輝度ビームを利用する具体的方法としては球面
陰極の場合は偏向コイルによる方法の他に陰極チップ自
体を回転させることが考えられる。
陰極の場合は偏向コイルによる方法の他に陰極チップ自
体を回転させることが考えられる。
1IcIFI!Jは本発明の特定結晶面の変化に基〈エ
セッションパターンを観察した装置。 第2図乃至第4図は夫々高輝度スポットのステレオ投影
図である。 (1)は単結晶ランタンポライド陰極、(5)は螢光塗
料を塗布したガラスドーム。 特許出願人 電気化学工業株式会社才 4 図 ”+^ 才2図 才 31!1
セッションパターンを観察した装置。 第2図乃至第4図は夫々高輝度スポットのステレオ投影
図である。 (1)は単結晶ランタンポライド陰極、(5)は螢光塗
料を塗布したガラスドーム。 特許出願人 電気化学工業株式会社才 4 図 ”+^ 才2図 才 31!1
Claims (3)
- (1) 電子銃に配設された単結晶ランタンポライド
陰極を所定の真空熱J6mを施した後該処理条件に応じ
た特定の結晶面からの電子放射のみを利用する方決。 劃!゛ - (2) 真空熱処理条件’b−lXl0 Toxr以
下、1500060秒以上であり、特定結晶面が(21
0)面である特許請求範囲第1項の高輝度電子ビーム利
用方法・ - (3) 真空熱処理条件*2xto″”Torr以上
、5X10@Torr以下で、1500°0160秒以
上であ〉、特定結晶面が(310)面である特許請求の
範a第1項の高輝度電子ビーム利用方法。 (4ン 真空IIk処理条件が5X10 Tart以
上の真空度1000°C以上の使用温度、10時間以上
でTo)4I定結晶面が(iio)面である特許請求の
範囲第1項の高輝度電子ビーム利用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56137962A JPS5840729A (ja) | 1981-09-02 | 1981-09-02 | 単結晶ランタンボライド陰極を備えた高輝度電子銃の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56137962A JPS5840729A (ja) | 1981-09-02 | 1981-09-02 | 単結晶ランタンボライド陰極を備えた高輝度電子銃の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5840729A true JPS5840729A (ja) | 1983-03-09 |
JPH0418408B2 JPH0418408B2 (ja) | 1992-03-27 |
Family
ID=15210789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56137962A Granted JPS5840729A (ja) | 1981-09-02 | 1981-09-02 | 単結晶ランタンボライド陰極を備えた高輝度電子銃の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5840729A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1308979A1 (en) * | 2000-05-16 | 2003-05-07 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Electron gun and a method for using the same |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5684841A (en) * | 1979-12-13 | 1981-07-10 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Electron gun |
JPS5686433A (en) * | 1979-12-17 | 1981-07-14 | Denki Kagaku Kogyo Kk | High brightness electron gun |
JPS5691363A (en) * | 1979-12-26 | 1981-07-24 | Toshiba Corp | Use of electron gun and electron beam device |
-
1981
- 1981-09-02 JP JP56137962A patent/JPS5840729A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5684841A (en) * | 1979-12-13 | 1981-07-10 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Electron gun |
JPS5686433A (en) * | 1979-12-17 | 1981-07-14 | Denki Kagaku Kogyo Kk | High brightness electron gun |
JPS5691363A (en) * | 1979-12-26 | 1981-07-24 | Toshiba Corp | Use of electron gun and electron beam device |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1308979A1 (en) * | 2000-05-16 | 2003-05-07 | Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Electron gun and a method for using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0418408B2 (ja) | 1992-03-27 |
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