JP3299544B2 - 電界放出カソード及びその製造方法 - Google Patents
電界放出カソード及びその製造方法Info
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Description
又はこれに類似する装置に使用する電界放出カソード及
びこのような電界放出カソードの製造方法に関するもの
である。
カソードよりも高効率の電界放出カソードが必要とされ
る。特に、仕事関数が低く、耐久度が高く、かつ、製造
コストが低く、更に非汚染材料から形成された電界放出
カソードを得ることができれば、可視発光用蛍光面と組
み合わせて使用される電界放出手段を有する光源以外に
も様々な光源を利用することが可能となる。
においては可視発光用蛍光材料を発光させるためにガス
放電が利用されており、このような蛍光灯においては環
境汚染の危険性を有する材料を含み、かつ、複雑な外部
電気部品を使用しなければならないという問題を有して
いる。従って、現在、このような問題を解決し得る新規
な電界放出手段が必要とされている。
装置に設けられる電界放出カソードが開示されており、
該電界放出カソードはコロナ放電が発生する程度、具体
的には直径約0.2μmの鋭利に形成された放出端部を有
する直径2μmの1本の炭素繊維から構成されている。
使用される電界放出カソードが開示されており、該電界
放出カソードは表面加工によって鋭利に形成されずに切
り取られた放出端部を有する直径2〜10μmの炭素繊維
の束から構成されている。
い電界強度を与えることが可能な表面形状を有する電界
放出カソードの製造方法を提供することにある。更に本
発明は、機械的かつ電気的な耐久度が高く、仕事関数の
低い電界放出カソードの製造方法を提供することを目的
とし、併せて照明器具のもたらす環境汚染を最小限に抑
えることのできる電界放出カソードの製造方法を提供す
ることも目的とする。また、本発明は電子放出時のスイ
ッチ時間が非常に短く、有益な幾何学的形状を有する電
界放出カソードの製造方法を提供することを目的とす
る。
ことができる表面形状を有する電界放出カソードを提供
することにある。更に本発明は、電子電界放出を促進さ
せる不規則なトポグラフィ(不規則部)を有する放出面
が設けられ、機械的かつ電気的な耐久度が高く、仕事関
数が低く、使用寿命が長く、エネルギー放出量が多く、
電子放出時のスイッチ時間が非常に短く、かつ、環境汚
染を最小限に抑えることが可能な電界放出カソードを提
供することを目的とする。
ことによって、従来から使用されている一般的な照明装
置又は他の電子電界放出装置を改善することも目的の1
つとしている。
製された少なくとも1つの基体から構成された電界放出
カソードを電子電界放出を促進するための不規則部を有
する少なくとも1つの放出面を形成するために加工処
理、熱処理、浸蝕処理及び又は照射処理によって処理す
る加工工程と、該放出面に電子電界放出を誘発させるた
めに上記基体に調節可能な電界を与えて該放出面を変形
させ、この放出面の不規則部を維持するために当該カソ
ードの電界放出特性を実質的に劣化させずに最大動作電
圧に相当する電圧が印加されるまで電界強度を所定計画
通りに増加させる変形工程とが含まれている。更に、本
発明の製造方法には放出面で電子電界放出を誘発させる
ために電界強度を低下させる目的で第1物質よりも仕事
関数の低い第2物質を放出面に添加するために添加工程
を含ませてもよい。
を作製する方法の1つに、第1材料以外の物質を基体又
は初期材料から除去するため及び又はその構造を定常化
するために基体又は初期材料をアニール処理する方法が
ある。「定常化する」とは初期材料からなる基体のアモ
ルファス構造の形成を減少させることを意味する。
述した繊維に限定されずに、例えば層状、円錐状又はブ
ロック状のようなものであってもよい。「不規則部」に
は規則的な型模様で放出面上に形成された滑らかでない
形状をも含んだ意味である。
電処理又はイオン衝突処理によって行うと好ましい。特
に、変形工程と同時にイオン衝突処理による加工工程を
行うと非常に好適である。また、加工工程がイオン衝突
処理によって行われる場合、入射イオンに第2物質のイ
オンを利用することができるので、加工工程(及び変形
工程)と添加工程とを組み合せて行うことが可能とな
る。
の放出端部にイオンを衝突させた際に該繊維束の各繊維
部の放出端部が分離又は離隔することになり、電子電界
放出における電子分布領域を拡大することができるので
好適である。
は炭素又はこれと同様の物質を使用する。このように炭
素を使用すると、その性質により製造時及び使用時にお
けるイオン衝突によって放出面の不規則部を成長させる
ことが可能となる。また、第2物質(添加物質)を使用
する場合、該第2物質にはセシウム又はその他仕事関数
の低い好適な材料を使用するのが好ましい。このような
物質を使用すると、該物質の固相、液相又は気相から若
しくは基体上の外部作用を通じて好適な導体基体を形成
する又は成長させることが可能となる。
(照射処理)及び必要とあらば添加処理(ドーピング処
理)による加工工程を行った後に残存した不規則部は極
めて重要となる。この不規則部は好ましくはセシウムが
ドーピングされた炭素の複数のピーク又はチップ(マイ
クロチップ)からなり、加工工程後のチップの曲率半径
は0.1〜100nmの範囲内であるのが好ましい。放出面の変
形工程は所謂燃焼処理であり、不規則部は電子電界放出
によって発生する熱によって融解し、そのピークが丸め
られる。この工程を行うにあたっては、本発明では最も
鋭い又は最も高い点(ピーク先端部)だけを丸めて、最
大動作電圧に相当する瞬時印加電圧に耐え得る不規則部
を残さなければならないので慎重に行う必要がある。
所定値(融解限界点)を越える局部電流密度の発生確率
を抑えるために、上記変形工程における印加電圧を時間
に関して導き出される最大電圧に対して正比例的に又は
所定の連続曲線に従って増加させる。該チップが融解し
過ぎると放出面が滑らかになり、電界放出電流(電界強
度)が徐々に又は複数の段階に分けて増加する間に発生
する熱を効率良くチップから放出することができなくな
り非常に不利益となる。変形工程における印加電圧の基
準を定める方法として、第1に所定値を越えるチップの
不規則部における局部電流密度の発生確率を制限するこ
とであり、第2に放出面の不規則部の劣化を制限するよ
うに電界を増加させることである。
より放出面に衝突することになる残留ガス(イオン)を
含む真空中で放出面のチップ(不規則部)の電気的耐久
度を高めると有益である。この有益な効果は、電界強度
を上述のように制御しながら増加させるときに電気的及
び機械的な耐久度の高いチップが連続的に成長すること
に依存する。しかしながら、局部電流が増加し過ぎると
チップが融解しすぎてチップの電気的耐久性を低下させ
ることになり、また入射イオンのエネルギーを増加させ
過ぎると変形しすぎてチップの機械的耐久性を低下させ
ることになる。この変形工程は放出面に耐久度の高いチ
ップ(不規則部)を形成するための工程であり、該工程
を経て形成されたカソードを使用した場合には上述した
作用と同様にしてチップの再形成が行われることにな
る。
タル構造又は列理構造若しくはその両方である。尚、第
1物質が(微細な)列理構造である場合には不規則部の
構造は高密度の微細孔から形成される。また、上記電界
放出カソードは例えばパイログラフィによって形成され
た平板構造であってもよい。
形工程は各々独立して行われてもよく、本発明が提供す
る作用効果を得ることができれば別の目的に使用しても
よい。また、これらの工程を様々に組み合わせて連続的
に、同時に又は繰り返して行うようにしてもよい。
使用されている好適な複合カソードと結合させてもよ
い。
他電子電界放出が必要とされる装置に対して使用するこ
とができる。また、本発明は単一のチップ(不規則部)
からなる電界放出カソードとして使用することも可能で
ある。
有した繊維材料から形成した電界放出カソードを、該繊
維材料からなる複数の繊維を機械的に又は融解によって
所定長に切断したものを束ねて繊維束を形成し、該繊維
部から第1物質以外の物質を除去するため及び又は繊維
内の物質の構造を定常化するために該繊維部をアニール
処理する加工工程を行う。
には固有の不規則部を有する放出端部が形成されること
になる。その後、電子電界放出を促進させるために(不
規則部又は先端部でより強い局部電界を形成するため
に)、該放出端部の不規則性が増加し且つ改善されるよ
うにイオンで繊維の放出端部を照射する照射処理を行
う。そして、該繊維に調節可能な電圧を印加して当該カ
ソードの電界放出特性を実質的に劣化させずに最大動作
電圧に相当する電圧値まで該印加電圧を所定計画通りに
増加させて放出面を変形させる変形工程を行う。この照
射処理と変形工程は残留ガス(イオン)を含んだ真空中
で同時に行うと好ましい。照射処理におけるイオン衝突
処理には第1物質よりも仕事関数の低い第2物質のイオ
ンを利用してもよい。
明する。
ン繊維又は炭素を含有する他の好適な材料を使用して該
カーボン繊維を機械的に切断してカソードを形成する。
図1及び図2に示すように、本発明の電界放出カソード
は放出端部(2)を有するカーボン繊維(3)からなる
繊維束(1)から構成されている。繊維束(1)は100
本又はそれ以上のカーボン繊維(3)からなり、該カー
ボン繊維は数μmの直径を有する。尚、繊維束を明瞭に
示すため図1及び図2には繊維束(1)の一部のみが示
されている。
気中でアニール処理される。このアニール処理条件は約
1.5時間で温度を約500℃まで連続的に増加させ、500℃
で約8〜10分間温度を維持するように設定する。このア
ニール処理によって放出面の不規則部を効果的に成長さ
せることができ、放出面の電界放出特性を改善すること
ができる。図1にはアニール処理後の放出端部(2)を
有するカーボン繊維(3)からなる繊維束(1)の一部
が示されている。また、図3にはアニール処理後の1本
の繊維(4)の放出端部の外形(5)が示されており、
この外形(5)は小さな不規則部を有している。
該真空チャンバー内の内部圧力は約10-6Torrに定められ
ており、従って該真空チャンバー内にはある程度の残留
ガスが含まれ、そしてカソードに十分な電界を与えて放
出端部からの電子放出を誘発させる。このように電界を
与えることによって残留ガスのイオンが放出端部の放出
面に向かって加速して該放出面に衝突し、新しい不規則
部を形成することになる。電界強度が増加すると、電子
放出は最も鋭利な不規則部(ピーク)を形成するまでに
至り、局部的に溶解が始まる。電界強度をゆっくりと増
加させた場合には、溶解は制限されて実質的に不規則部
は維持され、放出端部の電界放出特性も維持されること
になる。好ましくは、電界を0から最大動作電圧まで5
段階に分けて一定に増加させる。この場合、一段階の時
間は数分、例えば10分程度とする。
ン繊維(3)からなる繊維束(1)の一部が示されてお
り、該繊維束がこの図に示すような状態となることによ
って更に有益な効果が奏される。放出端部(2)は僅か
に離隔しており、放出される電子は広い範囲に分散する
ことができる。図4には照射工程後の1本の繊維(6)
の放出端部の外形(7)が示されており、この外形
(5)は高く鋭い不規則部(8)を有している。図5に
は変形工程後の1本の繊維(9)の放出端部の外形(1
0)が示されており、この外形(5)は高く且つ僅かに
丸まった不規則部(11)を有している。
はこれに類する仕事関数の低い材料のイオンを使用して
行うのが好ましい。この工程において、当該イオンは放
出端部の放出面内にドーピングされ、これにより放出端
部の仕事関数を低下させることができる。また、残留ガ
スのイオンの衝突によって放出端部の不規則部を鋭いも
のとすることができる。
程と別の部分で行ってもよい。例えば、変形工程を繊維
(基体)が真空チャンバー内で処理されるとき及び又は
繊維(基体)が照明器具若しくは電子放出装置に取り付
けられるとき行ってもよい。
からなる電界放出カソードを好ましくはマトリックス内
に有する光源が示されている。該マトリックスと同一平
面内における繊維束(1)の放出端部の上方には該放出
端部に10mm程度近接して配設された各繊維束を中心とし
た開口を有する変調器(12)が設けられている。導体基
体(17)及び変調器(12)は真空ガラス管の内部に位置
する誘電体支持部(18)に支持されており、該真空ガラ
ス管には上部境界ガラス板(15)と下部境界ガラス板
(16)とが設けられている。繊維束(1)及び変調器
(12)に対向するように、上部境界ガラス板(15)の内
面に透明なアノード(13)及び放出電子のターゲット部
材として発光層(14)が設けられている。アノード(1
3)、変調器(12)及び導体基板(17)には繊維束
(1)からの電子を変調器(12)を介してアノード(1
3)に接続された発光層(14)まで案内するための電圧
を印加するために各々第1電位、第2電位及び第3電位
を有する電気ターミナル(A,B,C)が各々接続されてい
る。電子が発光層(14)に衝突した場合、光がアノード
(13)及び真空ガラス管を透過して放出される。
明による1つの電界放出カソードを構成する複数の繊維
からなる束の一部を示したものである。
たものであり、切断された繊維の放出端部に離隔が生じ
ている。
ちの1つの繊維の端面の粗い外形を示したものである。
うちの1つの繊維の端面の鋭利な外形を示したものであ
る。
ける加工工程及び変形工程を経た放出面、特に図2の繊
維束のうちの1つの繊維の端面の丸められた外形を示し
たものである。
ド及び発光層を備えた照明器具の基板上のマトリックス
に配設された本発明による電界放出カソードを示したも
のである。
Claims (21)
- 【請求項1】電気伝導性の第1物質を含有し且つ少なく
とも1つの不規則部を有する放出面が設けられた少なく
とも1つの基体からなる電界放出カソードの製造方法に
おいて、 前記放出面からの電子電界放出を誘発させるために、前
記基体に調節可能な電界を与え、前記放出面の前記不規
則部の劣化を制限するように前記電界強度を増加させて
前記放出面を変形させる変形工程を含むことを特徴とす
る製造方法。 - 【請求項2】電子電界放出を促進させるために、前記基
体の前記放出面を機械的処理、浸蝕処理、照射処理又は
アニール処理のうちの少なくとも1つの手段によって処
理する加工工程を含むことを特徴とする請求項1記載の
製造方法。 - 【請求項3】前記変形工程において、前記電界を低い電
界強度から前記電界放出カソードの動作電界強度まで所
定の大きさ及び時間で段階的に増加させることを特徴と
する請求項1又は2記載の製造方法。 - 【請求項4】電子電界放出を促進させるために前記放出
面の少なくとも1つの不規則部を改善する目的で前記放
出面を加工するための工程と、前記変形工程とを同時に
行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載
の製造方法。 - 【請求項5】電子電界放出を促進させるために前記放出
面の少なくとも1つの不規則部を改善する目的で前記放
出面を加工するための工程と、前記変形工程とを連続的
に行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記
載の製造方法。 - 【請求項6】前記変形工程と照射処理による加工工程と
を残留ガスを含む真空内で同時に行い、かつ前記電界強
度を該残留ガスのイオンが前記放出面上に照射されるよ
うに設定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか
1項記載の製造方法。 - 【請求項7】前記第1物質を含有する材料で形成した前
記電界放出カソードを、(a)前記第1物質以外の物質
を前記材料から除去すること、(b)前記材料の内部構
造を定常化すること、(c)前記材料の表面構造を定常
化すること、のうち少なくとも1つを達成することので
きるような温度条件でアニール処理するアニール工程を
含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載
の製造方法。 - 【請求項8】前記第1物質よりも仕事関数の低い第2物
質を前記放出面に添加する添加工程を含むことを特徴と
する請求項1〜7のいずれか1項記載の製造方法。 - 【請求項9】前記第1物質よりも仕事関数の低い第2物
質を前記放出面に添加する添加工程を含み、該添加工程
と照射処理による加工工程とを組み合わせた、該第2物
質の粒子を前記放出面に照射する工程を含むことを特徴
とする請求項2〜6のいずれか1項記載の製造方法。 - 【請求項10】前記基体を切断した繊維で構成し、か
つ、前記放出面が該切断繊維の端面であることを特徴と
する請求項1〜9のいずれか1項記載の製造方法。 - 【請求項11】前記電界放出カソードを前記切断繊維を
複数束ねた繊維束から形成し、前記全工程を束ねられた
前記切断繊維の放出端部を離隔させるように行うことを
特徴とする請求項10記載の製造方法。 - 【請求項12】少なくとも1つの不規則部を有する少な
くとも1つの放出面が設けられ、電気伝導性の第1物質
を含有した少なくとも1つの基体からなる電界放出カソ
ードにおいて、 前記放出面が、前記基体に調節可能な電界を与えて前記
放出面の前記不規則部の劣化を制限するように前記電界
強度を増加させることによって変形していることを特徴
とする電界放出カソード。 - 【請求項13】前記第1物質よりも仕事関数の低い第2
物質を前記放出面に添加したことを特徴とする請求項12
記載の電界放出カソード。 - 【請求項14】前記第1物質が炭素であることを特徴と
する請求項12又は13記載の電界放出カソード。 - 【請求項15】前記第2物質がセシウムであることを特
徴とする請求項13又は14記載の電界放出カソード。 - 【請求項16】少なくとも1つの不規則部を有する少な
くとも1つの放出面が設けられ、電気伝導性の第1物質
を含有した少なくとも1つの基体からなり、前記放出面
が前記基体に調節可能な電界を与えて前記放出面の前記
不規則部の劣化を制限するように前記電界を増加させる
ことによって変形している少なくとも1つの電界放出カ
ソードと、 前記電界放出カソードから離隔して配設された変調手段
と、 アノードと、 ターゲット手段と、 真空チャンバーと、 から構成され、前記電界放出カソード、前記変調手段及
び前記アノードを各々第1電位、第2電位及び第3電位
に接続し、かつ、前記ターゲット部材上に向って前記電
界放出カソードからの電子電界放出を誘発させるように
配設されていることを特徴とする電界放出装置。 - 【請求項17】前記ターゲット部材が発光部材であり、
前記真空チャンバーが光透過部材からなり、電子が前記
ターゲット部材上に向って放出されることにより前記タ
ーゲット部材が前記真空チャンバーの外部に光を放出す
るように構成されたことを特徴とする請求項16記載の電
界放出装置。 - 【請求項18】前記放出面が前記第1物質よりも仕事関
数の低い第2物質を含有していることを特徴とする請求
項16又は17記載の電界放出装置。 - 【請求項19】少なくとも1つの不規則部を有する少な
くとも1つの放出面を変形させる前記変形工程におい
て、曲率半径が0.1〜100nmであることを特徴とする請求
項1〜11のいずれか1項記載の製造方法。 - 【請求項20】前記少なくとも1つの不規則部におい
て、曲率半径が0.1〜100nmであることを特徴とする請求
項12〜15のいずれか1項記載の電界放出カソード。 - 【請求項21】前記少なくとも1つの不規則部におい
て、曲率半径が0.1〜100nmであることを特徴とする請求
項16〜18のいずれか1項記載の電界放出装置。
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