JPS6129043A - カラ−受像管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シャドウマスクを支持するマスクフレームに
内部磁気シールドを一体に結合してなるカラー受像管に
関する。

従来例の構成とその問題点 一般に、内部磁気シールドを備え／ζカラー受像管では
、第１図に示すようにシャドウマスク１を支持するマス
クフレーム２に内部磁気シールド３を結合している。こ
の場合、マスクフレーム２および内部磁気シールド３は
、その相対向面４，６に多数の固着点を備えてなり、第
２図図示のようにこの固着点に形成された小孔６，７に
クリップピン８が嵌入することにより、内部磁気シール
ド３がマスクフレーム２に結合すれる。

ところで、このように構成された従来のカラー受像管で
は、マスクフレーム２と内部磁気シールド３とが多数の
固着点で密に接し合うものの、固着点間では比較的ルー
ズに接し合うため、かがるカラー受像管に装着された消
磁用コイルに消磁用交番電流が流れるとき、つまり、テ
レビジョン受像機の電源スィッチを投入した直後に、相
対向面４．６間でそれらの振動接触による振動音を生じ
やすいという問題点があった。

発明の目的 したがって本発明の目的とするところは、前述のような
振動音が生じる恐れのないカラー受像管を提供すること
にある。

発明の構成 本発明のカラー受像管においては、マスクフレームおよ
び内部磁気シールドの少なくとも一方に、相対向面間に
隙間を生じさせるための多数の凸部を有せしめ、前記内
部磁気シールドの筒状部とフレア部との境界の折曲線領
域に前記凸部を当接または位置せしめるとともに、前記
凸部の相互間に前記マスクフレームと前記内部磁気シー
ルドとの固着点を設定せしめるのであって、これを以下
図面に示した実施例とともに詳しく説明する。

実施例の説明 第３図および第４図に示すように角形のマスクフレーム
９は、内部磁気シールド１０に向き合う矩形環状の相対
向面１１の４辺のそれぞれに２個の凸部１２ａ　、１２
ｂを有し、両凸部１２ａ。

１２１）の相互間に固着点形成用の小孔１３を有してい
る。各凸部１２ａ、１２ｂは矩形環状の相対向面１１の
幅方向に軸を置く半円筒状に形成されており、内部磁気
シールド１０の筒状部１０ａとフレア部１ＯＮ）との境
界の折曲線領域１０ｃが、凸部１２ａ、１２ｂの頂面に
当接する。

内部磁部シールド１ｏはマスクフレーム９に向き合うフ
ランジ部１０ｂの固着点に小孔１４を有し、この小孔１
４とマスクフレーム９の当該小孔１３とにクリップピン
８が圧入され、これによって内部磁気シールド１ｏとマ
スクフレーム９とが一体的に結合される。クリップピン
８は固着点において内部磁気シールド１ｏをマスクフレ
ーム９側へわずかに引き寄せる作用をなすので、両者は
不動に結合される。そして、凸部１２ａ　、　１２ｂの
位置以外では、マスクフレーム９と内部磁気シールド１
０との相互対向面が、相互接触をしない距離を保って向
き合うことになる。

マスクフレーム９および内部磁気シールド１゜は、低炭
素鋼等の磁性金属からなり、凸部１２ａ。

シ １２ｂはプレス加工によって形成できる。凸部１２ａ、
１２ｂの膨出高さは、内部磁気シールド１０がたとえ前
述のような振動をなしても、固着点以外の位置で内部磁
気シールド１０がマスクフレーム９に接触しない寸法に
選ばれる。

このように、マスクフレーム９と内部磁気シールド１０
とは、両者の小孔１３．１４の位置で固着され、凸部１
２ａ、１２ｂの位置でのみ密接し、残余の位置では離間
するので、内部磁気シールド１ｏがたとえ前述の振動を
なしても、これがマスクフレーム９に接触して振動音を
発するということはなくなる。また、内部磁気シールド
１０の折曲線領域１００が凸部１２ａ　、　１２ｔ）に
当接するため、クリップピン８による締めつけで内部磁
気シールド１０を変形させる危険が防止され、長期間に
わたり良好な結合状態を保つことができる。

前述の実施例では、凸部１２ａ　、　１２ｂをマスクフ
レーム９の小孔１３とコーナ部との間に設けたが、コ−
す部（四隅）に４個の凸部を設けてもよい０寸た、凸部
は内部磁気シールド１ｏ側に設けてもよく、この実施例
を第６図に示す。

第６図に示す内部磁気シールド１０は、相対向面たるフ
レア部１０ｂの各辺の中央部に小孔１４を有し、小孔１
４と四隅との間に凸部１６ａ。

１６ｂを有している。ただし、凸部１５ａ、１６ｂは筒
状部１０　ａとフレア部１０１）との間の折曲線領域１
０ｃに達するように形成されて訃り、マスクフレームと
内部磁気シールド１０とが、両者の小孔に嵌入されたク
リップピンによって固着される点は前述と同様である。

発明の効果 本発明は前述のように構成されるので、その実用動作に
さいして消磁コイルに消磁用交番電流が流れ、内部磁気
シールドに振動を生じても、マスクフレームとの接触に
よる振動音の発生は全くなく、しかも両者の結合強度は
長期にわたり高く維持される利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のカラー受像管のマスクフレームと内部磁
気シールドとの結合構造を示す一部破断斜視図、第２図
は同結合構造の固着点の側断面図、第３図は本発明を実
施したカラー受像管のマスクフレームの斜視図、第４図
は同カラー受像管の要部の一部破断斜視図、第６図は本
発明の他の実施例の内部磁気シールドの斜視図である。 ９・・・・・マスクフレーム、１ｏ・・・・・・磁気シ
ールド、１２ａ、１２ｂ、１５ａ、１６ｂ−凸部、１３
・・・・・・小孔、１４・・・・・・小孔。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. マスクフレームおよび内部磁気シールドの相対向面に、
   両者を一体に結合するための多数の固着点を散設してな
   るカラー受像管において、前記相対向面間に隙間を生じ
   させるための多数の凸部を前記マスクフレームおよび前
   記内部磁気シールドの少なくとも一方に有せしめ、前記
   内部磁気シールドの筒状部とフレア部との境界の折曲線
   領域に前記凸部を当接または位置せしめるとともに、前
   記凸部の相互間に前記固着点を設定したことを特徴とす
   るカラー受像管。