JPS61287806A - 可変剛性サスペンシヨン - Google Patents

可変剛性サスペンシヨン

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JPS61287806A
JPS61287806A JP13058785A JP13058785A JPS61287806A JP S61287806 A JPS61287806 A JP S61287806A JP 13058785 A JP13058785 A JP 13058785A JP 13058785 A JP13058785 A JP 13058785A JP S61287806 A JPS61287806 A JP S61287806A
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JP
Japan
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suspension
steering
pressure
vehicle body
hydraulic
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Application number
JP13058785A
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English (en)
Inventor
Yuichi Imani
今仁 雄一
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61287806A publication Critical patent/JPS61287806A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G17/00Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
    • B60G17/015Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load the regulating means comprising electric or electronic elements

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両等のサスペンションの剛性を可変できる、
可変剛性サスペンションに関する。
[従来技術] サスペンションの有する機能の1つとして車輪を車体に
対して、前後左右方向に適度の剛性をもたせて適当なリ
ンクで結合し、車輪と路面の間に生ずる駆動力、制動力
及び前後・左右荷重を車体に確実に伝達して、所期の走
行運動を可能にする基本的機能がある。
又、該機能の働きによりサスペンションは乗り心地のみ
ならず、操縦安定性にも大きな影響を受ける。該影響が
大きいサスペンションの特性の1つに剛性があげられる
。該剛性はサスペンションの機能の1つである力を伝達
することのみを考えればできるだけ剛性が高い方が望ま
しい。反対に、路面からの微小振動等を防ぎ、乗り心地
を良くし、居室内騒音を低減するためには剛性が低い方
が望ましい。従って、サスペンションは剛性の有する相
反する性質の問題の解決を図るため、適当な妥協点を求
め、設計されている。
上記の剛性上の問題の解決方法として、サスペンション
と車体との連結を、従来はリンクの回転のみを伝える剛
体ピンジヨイントで行なっていたのを、 例えば第16図に示すように、ロワーアームLAとスト
ラットパーSBとの連結部に適度な剛性を有するクッシ
ョンKSを介在させる方法が採用されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、従来のサスペンションは上記の方法で乗り心地
と操縦安定性との妥協が図られていることから、 第17図および第18図に示すように制動時はタイヤT
に矢印六方向の力が加わることから、ストラットパー3
8とロワーアームLAとの連結部SLが引き延ばされ、
結果としてトー角変化が矢印B方向へ生じる。又加速時
は逆の効果が生じる。
更に、操舵時は、タイヤTに対して矢印C7!5向、又
は逆方向の力が加わり、連結部ABが圧縮又は引き延ば
される。その結果としてトー角変化が矢印り方向又は逆
方向へ生じる。上記のこれら加減速時および操舵時のト
ー角変化をコンプライアンスステアという。
従って、連結部の剛性は上記コンプライアンスステアを
抑制し、かつ乗り心地をも適度に満足する妥協点に設定
されることになる。
さらに、上記コンプライアンスステアを原因とする問題
点に加え、サスペンションには旋回時の車体のロールお
よび路面状況による車体の上下動に起因する車輪の前後
方向への移動およびキャンバ変化によるステアリング効
果(アクスルステアリング)が発生する問題点もある。
本発明は以上の問題点を解決し操縦安定性および乗り心
地の相方の向上を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するため、本発明は第1図に示すごと
く車体M1とサスペンションを構成するメンバM2の間
に設けられ、車体前方側と車体後方側との部分に流体室
M3を有するサスペンションブシュM4と、 上記各流体室M3へ加える流体の圧力を調整する圧力調
整手段M5と、 車体M1の運転状態を検出す、る運転状態検出手段M6
と、 上記運転状態検出手段M6の検出結果に基づいて各流体
室M3へ加える圧力を個々に調整する上記圧力調整手段
M5を制御する制御手段M7と、を備えたことを特徴と
する可変剛性サスペンションを要旨とする。
上記のサスペンションを構成するメンバM2は、サスペ
ンションの前後方向の位置を定めるための部材である。
例えばリンク式のサスペンションの場合は前後方向の位
置を定める、ロアリンクおよびアッパリンクである。又
、トレーリングアーム式の場合はトレーリングアームで
あり、マクファーソン式の場合はストラットから車両M
1の前方向へ向っているアームである。
流体室M3を有するサスペンションブシュM4とは、車
体の前後方向に流体室M3を設けることで、各流体室M
3の流体の圧力を変化させて前後方向の剛性を調整し、
車輪のトー角の可変およびサスペンションの剛性を変化
させる働きを有する。
該サスペンションブシュM4の構成はメンバM2と車体
M1との結合部分に設けられているブシュで、該ブシュ
の内部に流体を入れ、圧力を加えることのできる空間を
車体M1との結合部分の前後に有するブシュである。例
えばゴムブシュの中に油圧室を車体M1への取り付は部
分の前後に2室設ける。
圧力調整手段M5は、流体の圧力を増減する手段である
。該流体の圧力の増減はサスペンションブシュM4の車
体M1の前後方向の流体室M3に対し、別々に、又は同
時に行なう。例えば油圧ポンプとその油圧を制御する電
磁弁からなる。
運転状態検出手段M6は、加速、減速、操舵、ヨーイン
グおよび車速等を検出する手段である。
例えば加速の検出は加速度センサ、減速の検出は加速度
センサ又はブレーキスイッチ、操舵の検出はステアリン
グに設けた操舵角センサ、ヨーイングの検出は加速度セ
ンサ又はジャイロ、車速の検出はスピードメーターのケ
ーブル等から得ることができる。
制御手段M7は上記運転状態検出手段M6からの検出値
に基づいて圧力調整手段M5を制御する手段である。例
えばマイクロコンピュータが用いられ各センサからの信
号に基づき、圧力調整手段M5の電磁弁を「オン」 「
オフ」する制御を行なう。
「作用」 上記構成を有する本発明を用いれば、車体M1とメンバ
M2との間に設けられたサスペンションダンパM4の流
体室M3へ加える流体の圧力を、運転状態検出手段M6
の検出結果に基づいて制御手段M7が圧力調整手段M5
にて変化させる。
従って、例えば車体M1の前後に設けである流体室M3
の一方の流体室M3へ加える圧力が高くなれば、該高く
なった流体室M3を中に有する側のサスペンションダン
パM4の剛性が高くなり、該サスペンションダンパM4
に取り付けられているメンバM2が剛性の高くなった方
へ、前後方向のサスペンションダンパM4の剛性が平衡
するまで移動する。
該移動することで車輪のトー角を変化することができる
その結果、例えば車体M1の前方向の流体室M3の圧力
を高くし、後方向の圧力を低くすれば、メンバM2は後
方向へ移動し、車輪のトー角が変化することになる。
又、前後両方の圧力を高くすれば、剛性の高いサスペン
ションとなり、両方の圧力を低くすれば、剛性の低いサ
スペンションとなり、乗り心地が良くなる。
[実施例コ 本発明の一実施例を第2図ないし第13図を用いて説明
する。はじめに第2図の全体構成図を用いて本実施例の
全体的構成を説明する。1は本実施例を適用する車体で
あり、操舵装置2、右前サスペンション3、左前サスペ
ンション4、右後サスペンション5、左後サスペンショ
ン6、エンジン7Aを備えている。又、右前サスペンシ
ョン3および左前サスペンション4はロワーアーム7、
ストラットパー8、フロントスタビライザ9・、フロン
トアクスル10、コイルスプリング11、ショックアブ
ソーバ12、アッパサポートゴムであるAサスペンショ
ンブシュ13、ストラットバークッションゴムであるB
サスペンションブシュ14、およびロワーアームのボデ
ー側ブシュであるCサスペンションブシュ15から構成
されている。
右後サスペンション5および左後サスペンション6はス
トラットロッド20.第1サスペンシヨンアーム21、
リヤアクスル22、コイルスプリング23、ショックア
ブソーバ24、第1サスペンシヨンアームのボデー側ブ
シュであるDサスペンションブシュ25、アッパサポー
トゴムであるEサスペンションブシュ26、およびスト
ラットロッドブシュであるFサスペンションブシュ27
から構成されている。ざらに上記車体1には上記Bサス
ペンションブシュ14およびFサスペンションブシュ2
7の内部へ油圧を供給するための油圧パイプ30、該油
圧を発生し制御する制御部31、該制御部31で油圧の
発生と切り換えを行なう部分である油圧部32、および
電子制御部33が取り付けられている。
次に第3図にフロントサスペンションの詳細図を示す。
該図中40はクロスメンバ、41はブレーキパイプ、4
2は油圧注入口である。
次に第4図にリアサスペンションの詳細図を示す。50
は第2サスペンシヨンアームである。
第5図はフロントサスペンションのBサスペンションブ
シュ14の部分断面図である。該Bサスペンションブシ
ュ14はストラットパー8の取り   ′付はボルト部
分60が挿入され、ナツト61で締め付けられ、シャシ
62に取り付けられている。
又、該Bサスペンションブシュ14のバネ特性を受は持
つ部分であるゴムブシュ63の内部には車体1の前方向
の油圧室64aと後方向の油圧室64bとが設けられて
いる。
第6図はリアサスペンションのFサスペンションブシュ
27の部分断面図である。第7図はそのA−A断面図で
ある。該Fサスペンションブシュ27は管状のストラッ
ドロッド20の端部に取り付けられた円筒状ケース70
と、該ケース70の中心部に設けられた管状の芯71と
の間にゴム製ブシュ72が挿入されている構成であり、
該ゴム製ブシュ72の内部には車体1の前方向の油圧室
73aと後方向の油圧室73bとが設けられている。
次に第8図に第2図における制御部31の詳細な構成を
示す図を説明する。
まず油圧部32は油タンク90から油をくみあげ、圧力
を加えるポンプ91と、該油圧を一定レベルに制御する
圧力制御弁92Aとからなる部分と、 該油圧を切り換え制御する切換弁92と、から構成され
ている。
該切換弁92は電磁式の4ポ一ト3位置切換弁であり、
電磁弁のコイルに電流が流れていない場合はバネにより
中央に弁が位置する形式である。
又、該中央位置では出力側ポートが内部で連通し、左右
のオフセット位置では入力ポートと出力ポートとの連通
関係が入れ換わるような構造である。
又、上記の構造を有する切換弁92の入力側ポートの一
方には圧力制御弁92Aからの油圧が加えられ、他方は
油タンク90へ接続されている。
そして各切換弁92の出力側ポートは、Bサスペンショ
ンブシュ14の油圧室64aおよび64bとFサスペン
ションブシュ27の油圧室73aおよび73bとに接続
される油圧パイプ30に接続されている。該接続は切換
弁92が中立位置の場合に各サスペンションブシュの油
圧室73aおよび73b又は64aおよび64bが連通
するよう構成されている。又、上記切換弁92を切り換
える電磁コイルは各切換弁92に対し2個設けられてい
る。該コイルはC1ないしC8の計8個あり、コイルC
1への電流を1オン」にし、かつコイルC2への電流を
「オフ」にすることで右前輪の油圧室64aへ油圧が加
わり、油圧室64bの油圧が低下する。逆に、コイルC
1への電流を「オフ」にし、かつコイルC2への電流を
1オン」にすると右前輪の油圧室64aの油圧が低下し
、油圧室64bの油圧が上昇するよう接続されている。
次にコイルC3、C4は上記と同様に左前輪の油圧を制
御するために用い、コイルC3への電流を「オン」にし
、かつコイルC4への電流を「オフ」にすることで左前
輪の油圧室64aへ油圧が加わり、油圧室64bへの油
圧が低下する。
逆にコイルC3への電流を「オフ」にし、かつコイルC
4への電流をrオン」にすることで油圧室64aへの油
圧が低下し、油圧室64bへの油圧が上昇する。次にコ
イルC5への電流を「オン」にし、かつコイルC6への
電流を「オフ」にすることで左後輪の油圧室73aへ油
圧が加わり、油圧室73bの油圧が低下する。逆に、コ
イルC5への電流を「オフ」にし、かつコイルC6への
電流を「オン」にすると右前輪の油圧室73aの油圧が
低下し、油圧室73bの油圧が上昇するよう接続されて
いる。次にコイルC7、C8は一上記と同様に右後輪の
油圧を制御するために用い、コイルC7への電流を「オ
ン」にし、かつコイルC8への電流を「オフ」にするこ
とで右後輪の油圧室73aへ油圧が加わり、油圧室73
bへの油圧が低下する。逆にコイルC7への電流を「オ
フ」にし、かつコイルC8への電流を1オン」にするこ
とで油圧室73aへの油圧が低下し、油圧室73bへの
油圧が上昇する。又、上記コイルC1ないしC8の全て
に対し電流を「オフ」にすれば全ての切換弁は中立位置
になり、各サスペンションブシュの油圧室64aと64
bと、および油圧室73aと73bとは連通するように
なる。
次に電子制御部33を説明する。該電子制御部33は、
演算素子であるCPU100.一時的記憶素子でおるR
AM101.プログラムおよ′びマツプ等の各種データ
を記憶させるROM102゜各センサと電子制御部33
との緩衝のためのバッファ103.ディジタル信号を入
力するディジタル入力ボート110.アナログ信号を入
力してディジタル信号へ変換するアナログ入力ポート1
11、各素子間を接続するコモンバス112.演算結果
に基づいて各駆動回路120へ駆動信号を出力する出力
ボート130.各素子へクロック信号を出力するクロッ
ク信号出力回路131.および各素子へ電源を供給する
電源回路132から構成されている。
上記各駆動回路120は上記切換弁92の各電磁コイル
C1ないしC8に接続される。
次に上記電子制御部33には、各種運転状態を検出する
センサからの配線と各センサへの電源を供給する配線が
接続されている。
上記センサは、高速時を検出するためスピードメータ内
に取り付けられるリードスイッチ式のスピードセンサ1
40.右操舵を検出するため操舵装置に取り付けられる
り・−ドスイッチ式の右操舵センサ141.左操舵を検
出するための左操舵センサ142.減速センサの代わり
としてブレーキ回路の油圧により動作するブレーキセン
サ143゜スロットル全開を検出してアイドル時を検出
するアイドルセンサ144.ジャイロを用いて車体1の
ヨーイング状態をポテンショメータで検出するヨーイン
グセンサ145.圧電形加速度センサを用いて、車体1
の加速状態を検出する加速度センサ146からなる。上
記ヨーイングセンサ145および加速度センサ146は
アナログ電圧を出力するためバッファ103を介してア
ナログ入力ボート111へ接続される。又、他のセンサ
はバッテリ150から供給される電力を電源回路132
を介して受け「オン」 「オフ」してディジタル電圧を
出力する形式のセンサであることがら、バッファ103
を介してディジタル入力ボート110へ接続される。
次に第9図ないし第13図のフローチャートを用いて本
実施例の制御部31で行なわれる動作の説明をする。ま
ず、第9図は本実施例のメインルーチンであり、電子制
御部33へ電源が投入されると起動する。起動されると
各定数の設定、変数のクリア、およびRAMのクリア等
のイニシャライズがステップ200にて行なわれる。イ
ニシャライズ後ステップ201にて各種の運転状態であ
る車速Sをスピードセンサ140から、加速度Gを加速
度センサ146から、右操舵HRを右操舵センサ141
から、左操舵HLを左操舵センサ142から、ブレーキ
Bをブレーキセンサ143がら、ヨーレイトYをヨーイ
ングセンサ145がら、アイドルスイッチAをアイドル
センサ144が・ら入力する。次にステップ202は侵
述第10図に詳細に説明する。操舵時処理が行なわれる
。ステップ203は操舵中か否かを判定するステップで
ある。該判定は右操舵HRおよび左操舵HLの値を用い
て行なう。該値が操舵を示す「高レベル」であれば操舵
中であると判定され、ステップ201へ移行し、否と判
定されればステップ204へ移行する。ステップ204
は後述第11図に詳細に説明する高速時ヨーイング処理
が行なわれる。
ステップ205は高速ヨーイング処理中か否かを判定す
るステップである。該判定にて、高速ヨーイング処理中
であると判定されればステップ201へ、否と判定され
ればステップ206へ移行する。ステップ206は加速
中である状態を示す加速度Gが「高レベル」であるか否
かを判定することで車体1が加速中か否かを判定するス
テップである。該判定がrYEsJならば・ステップ2
07へrNOJならばステップ20Bへ移行する。ステ
ップ207は後述第12図に詳細に説明する加速時処理
を行なうステップである。ステップ208は後述第13
図に詳細に説明する減速時処理を行なうステップである
。該ステップ20B又は上記ステップ207の終了後ス
テップ201へ移行し、再びステップ201ないしステ
ップ208の処理が繰り返される。
以上のメインルーチンの全体的動作を説明すれば、はじ
めに各運転状態を入力し、その後、上記運転状態を用い
て操舵時処理を行なう。この操舵時処理は操舵中の条件
で最優先処理が行なわれる。
次に操舵中でなければ高速時ヨーイング処理が行なわれ
る。該処理は上記操舵中の次に優先処理され、高速ヨー
イング処理中であれば、再び運転状態の入力を行なうス
テップ201へ移行する。
次に操舵中でなく、高速ヨーイング処理中でもなければ
加速時処理又は減速時処理が行なわれ、該処理後、再び
運転状態の入力が行なわれる。
次に第10図に示す前述第9図ステップ202で行なう
操舵時処理のフローチャートを説明する。
まず、ステップ220は左操舵か、右操舵か・、又は中
立かを判定するステップである。該判定の基準は左操舵
H1r高レベル」であれば左操舵と判定し、右操舵HR
が「高レベル」であれば右操舵と判定し、どちらでもな
ければ中立と判定する。
該判定が中立と判定されるとステップ221へ移行し、
左操舵と判定されるとステップ222へ移行し、右操舵
と判定されるとステップ224へ移行する。
ステップ221は左右の前輪を中立位置へ移動するステ
ップである。該移動動作はコイルCI 。
C2、C3、C4への通電を「オフ」にすることで行な
う。
ステップ222は減速中か否かを判定するステップであ
る。rYESJならばステップ225へ、rNOJなら
ばステップ223へ移行する。
ステップ223は左前輪を後方向へ、右前輪を前方向へ
移動させる動作を行なう。該移動により前輪が左方向へ
ステアリングされる。該動作はコイルCI 、C4への
通電を「オン」に、コイルC2、C3への通電を「オフ
」にすることで行なう。
ステップ224は減速中か否かを判定し、「YESJな
らばステップ223へ、rNOJならばステップ225
へ移行する。
ステップ225は右前輪を復方向へ、左前輪を前方向へ
移動させる動作を行なう。該移動により前輪が右方向へ
ステアリングされる。該動作はコイルC2,C3への6
通電を「オン」に、コイルC1、C4への通電を「オフ
」にすることで行なう。
以上のステップ221,223.又は225のいずれか
の動作が終了後、本ルーチンは一旦終了する。
以上の操舵時処理ルーチンを全体的に説明すると、運転
状態に基づき、以下の動作を行なう。左右どちらへも操
舵されずに中立の場合は左右前輪を中立位置にする。左
方向へ操舵された場合は、減速時は右方向へのステアリ
ング効果を生ずるよう前輪を移動させ、減速時以外は左
方向へのステアリング効果が生ずるよう前輪を移動させ
る。又、逆に右方向へ操舵された場合は、減速時は左方
向へ、減速時以外は右方向へステアリング効果が生ずる
よう前輪を移動させる。
次に前述第9図のステップ204で行なわれる高速時ヨ
ーイング処理の詳細フローチャートを第11図を用いて
説明する。まずはじめに実行されるステップ240は、
高速走行中か否かを判定するステップである。該判定基
準は所定高速速度を超えると「高レベル」になるスピー
ドセンサ140からの車速Sに基づき行なわれる。該判
定がrYEsJならばステップ241へ、rNOJなら
ば一旦終了する。
ステップ241は車体1が右ヨーイング中か、左ヨーイ
ング中か、又はどちらでもない中立かを判定するステッ
プである。該判定の基準はヨーイングセンサ145から
のヨーレイトYにて行なわれる。該ヨーイングセンサ1
45は中立位置では「中間レベル」であり、左ヨーイン
グが生じると、ヨーイングの状態に応じて「高レベル」
へ変化し、右ヨーイングが生じると「低レベル」へ変化
するポテンショメータを備えている。而して、ヨーレー
トYは該ポテンショメータの変化を対応するディジタル
値に変換した信号である。該ステップにて左ヨーイング
と判定されればステップ242へ、中立と判定されれば
ステップ243へ、右ヨーイングと判定されればステッ
プ244へ移行する。
ステップ242は左前輪を前方向へ、右前輪を後方向へ
移動するステップである。該移動はコイルC2、C3へ
の通電を「オン」に、コイルCI 。
C4への通電を「オフ」にすることで行なう。
ステップ243は左右の前輪を中立へ移動するステップ
である。該移動はコイルCI 、 C2、C3、C4へ
の通電を「オフ」にすることで行なう。
ステップ244は右前輪を前方向へ、左前輪を後方向へ
移動するステップでおる。該移動はコイルCI 、C4
への通電を「オン」にし、コイルC2、C3への通電を
「オフ」にすることで行なう。
上記ステップ242,243又は244のいずれかが終
了すると本ルーチンは一旦終了する。
以上の本ルーチンによれば、高速走行中に左右へのヨー
イングが生ずると、そのヨーイングを打ち消す方向へ前
輪がステアリング効果を発生−するよう動作する。
次に前述第9図のステップ207にて行なわれる加速時
処理の詳細なフローチャートを第12図に示し、説明す
る。該ルーチンが呼び出されると、はじめにステップ2
60が実行される。該ステップはアイドルスイッチAが
「オン」であるか否かを判定する。該判定基準はアイド
ル時アイドルセンサ144からの信号のアイドルスイッ
チAが1高レベル」であるか「低レベル」でおるかを判
定することで行なう。「高レベル」であれば[YESJ
と判定され、ステップ262へ移行し、rNOJであれ
ばステップ261へ移行する。
ステップ261は左右の後輪の後方向へ同時に移動させ
る動作を行なうステップである。該動作はコイルCB、
CBへの通電を「オン」にし、コイルC5、C7への通
電を上記コイルC6、C8への通電を「オン」にするの
と同時に「オフ」にすることで行なう。
ステップ262は左右の後輪を同時に中立位置へ移動す
る動作を行なうステップである。該動作はコイルC5、
C6,C7,C8への通電を同時に「オフ」にすること
で行なう。
上記ステップ261又はステップ262のいずれかが終
了すると一旦終了する。
以上のルーチンにて、車体1が加速状態で、かつアイド
ルスイッチAが「オン」つまり、アクセルが踏み込まれ
てい、ない状態では駆動輪である後輪が中立位置となり
、 アイドルスイッチAが1オフ」、となった場合は後輪が
駆動されることで後輪の車体1の前方向側が開いた状態
になるのを、中立位置へ補正することが可能となる。
次に前述第9図のステップ208にて行なわれる減速時
処理の詳細なフローチャートを第13図に示し、説明す
る。本ルーチンが呼び出されると、ステップ280が実
行される。該ステップはブレーキが踏み込まれているケ
否かを判定するステップである。該判定がrYEsJの
場合はステップ281へ、rNOJの場合はステップ2
82へ移行する。
ステップ281は全ての車輪を同時に前方向へ移動させ
るステップである。該移動により車輪の車体1の前方向
側の間隔が狭くなるよう動作する。
この動作はコイルCI 、C3、C5、C7への通電を
「オン」にし、コイルC2、C4、C6、C8への通電
を上記と同時に「オフ」にすることで行なう。
ステップ282は全ての車輪を同時に中立位置へ移動さ
せるステップである。該移動はコイルC1、C2、C3
、C4、C5、06、C7、CBへの通電を同時に「オ
フ」にすることで行なう。
上記ステップ281又は282のいずれかが終了すると
一旦終了する。
以上のルーチンにて、減速時車幅の前方向が広くなるの
を、狭くなる方向へ補正する。
以上の第9図ないし第13図の本実施例のフローチャー
トにて第2図ないし第8図に記載の装置を制御すること
で、本実施は以下の働きおよび効果を有する。
該動きとしてはサスペンションに取り付けられたBサス
ペンションブシュ14内の車体1の前方向側の油圧室6
4aおよび後方向側の油圧室64bとFサスペンション
ブシュ27内の前方向側の油圧室73aおよび後方向側
の油圧室73bへ加える油圧を変化させて、車体1の操
舵、高速ヨーインク、加速および減速等で生ずる車輪の
トー角変化を打ち消す方向へ補正することができる。
上記補正による効果としては、加速および定常走行時に
操舵した場合のアンダーステアを、前輪を操舵方向へ操
舵量が増すよう補正し、減速時に操舵した場合のオーバ
ーステアを操舵量が減するよう補正することで、適正に
することができる。
又、高速走行時の横風等によるヨーイングに対しても、
ヨーイング方向と逆方向へ操舵効果が生じるよう油圧を
加えることで、ヨーイングを打ち消すことが可能となる
さらに、加速又は減速等で生ずる車輪のトー角変化の発
生も、変化と逆方向ヘト−角が変化するよう油圧を加え
ることで防止することができる。
従って、本実施例を用いれば、操舵、加減速等で生ずる
トー角変化を°打ち消すことができ、又、高速ヨーイン
グも打ち消すことができる。その結果として操舵時のニ
ュートラルステアを得ることができ、加減速時の進行方
向の乱れを防止でき、かつ高速走行時の横風による進路
の乱れを防止することができる。加えて、上記の方法に
て、操縦性を補正することができることから、車体1お
よびサスペンションのコンプライアンスを大きくして、
乗り心地優先の設定を行なっても、操縦性を悪化するこ
とがなくなる。
次に第14図および第15図に、上記実施例に用いた油
圧室内蔵サスペンションブシュと異なる他の例を示す。
第14図のサスペンションブシュはストラットバークッ
ションゴムを用いる部分に使う形でおる。該サスペンシ
ョンブシュにはストラットパー300が挿入され、ナツ
ト301にて固定されている。又、302は車体のスト
ラットブシュ取り付は部である。次にサスペンションブ
シュ本体は、303がゴムブシュ、304がピストン、
305が油圧室、306が圧力リング、307が油圧注
入口、308がボディである。該サスペンションブシュ
の動作は油圧室305に油圧が加えられるとピストン3
04がゴムブシュ303に押圧され、その部分の剛性が
増大するとともに該サスペンションブシュが油圧を加え
た側と反対方向へ移動する動作である。
第15図のサスペンションブシュはストラットロッドと
車体との間に用いる一例である。該サスペンションブシ
ュはストラッドロッド400と一体式に構成され、ケー
ス401の端部に車体へ取り付けるためのリング402
が取り付けられている。該ケース401の内部はゴムブ
シュ403、前部油圧室404、後部油圧室405、ピ
ストン406、圧力リング407および蓋408から構
成されている。該サスペンションブシュは前部油圧室4
04へ油圧を加えることでピストン407が後部方向へ
移動し、後部油圧室405へ油圧を加えることでピスト
ン407が前部方向へ移動する作用を有する。
[発明の効果] 上記構成を有する本発明を用、いれば、車体M1とメン
バM2との間に設けられたサスペンションダンパM4の
車体M1の前後方向の流体室M3へ別々に、又は同時に
加える流体の圧力を、運転状態検出手段M6の検出結果
に基づいて制御手段M7が圧力調整手段M5にて別々に
、又は同時に変化させることができる。
従って、流体室M3へ加える圧力を高くすることで、流
体室M3を中に有するサスペンションダンパM4の剛性
を高くできる。
その結果、例えば車体M1の前方向の流体室M3の圧力
を高くし、後方向の圧力を低くすることでメンバM2を
後方向へ移動することができる。
又、前後両方の圧力を高くすることで、剛性の高いサス
ペンションができ、両方の圧力を低くすることで剛性の
低いサスペンションができる。
従って、例えば、各サスペンションダンパM4の流体室
M3へ加える圧力を選択し調整してメンバM2を前後方
向へ自由に移動させることができる。該移動の結果、例
えばメンバM2に接続されている車輪のトー角を変化す
ることができる。このトー角変化を流体室M3へ加える
圧力を任意に制御することで任意に制御することができ
る。よって、例えば車体M1の運転状態により生じるト
ー角変化等を打ち消す方向ヘト−角を変化させることが
可能となり、ざらには運転状態および周囲の状態から生
ずる進路の乱れを打ら消す制御も可能となる。又、例え
ば通常は剛性を低くして乗り心地を良くし、かつこの剛
性の低さから生ずるコンプライアンスステアおよびアク
スルステア等を打ち消す制御を行なえば、乗り心地およ
び操縦安定性の相方が向上したサスペンションを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成図、第2図ないし第13図
は本発明の実施例を示し、第2図は全体構成図、第3図
はフロン1〜サスペンシヨンの詳細図、第4図はリアサ
スペンションの詳細図、第5図はフロントサスペンショ
ンのサスペンションブシュの部分断面図、第6図はリア
サスペンションのサスペンションブシュの部分断面図、
第7図はそのA−A断面図、第8図は制御部の詳細な構
成図、第9図は本実施例のメインルーチンのフローチャ
ート、第10図はメインルーチンの中の操舵時処理のフ
ローチャート、第11図は同高速時ヨーイング処理のフ
ローチャート、第12図は同加速時処理のフローチャー
ト、第13図は量減速時処理のフローチャート、第14
図および第15図はサスペンションブシュの他の実施例
の部分断面図、第16図は従来のサスペンションブシュ
の部分断面図、第17図および第18図はサスペンショ
ンのトー角変化の発生原因の説明図である。 Ml・・・車体 M2・・・メンバ M3・・・流体室 M4・・・サスペンションブシュ M5・・・圧力調整手段 M6・・・運転状態検出手段 Ml・・・制御手段 1・・・車体 8・・・ストラットバー 14・・・Bサスペンションブシュ 20・・・ストラットロッド 27・・・Fサスペンションブシュ 32・・・油圧部 33・・・電子制御部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車体とサスペンションを構成するメンバとの間に設けら
    れ、車体前方側と車体後方側との部分に流体室を有する
    サスペンションブシュと、 上記各流体室へ加える流体の圧力を調整する圧力調整手
    段と、 車体の運転状態を検出する運転状態検出手段と、上記運
    転状態検出手段の検出結果に基づいて各流体室へ加える
    圧力を個々に調整する上記圧力調整手段を制御する制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする可変剛性サスペンション。
JP13058785A 1985-06-14 1985-06-14 可変剛性サスペンシヨン Pending JPS61287806A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5102162A (en) * 1989-10-24 1992-04-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Suspension control apparatus
JPH06336104A (ja) * 1991-01-31 1994-12-06 Mazda Motor Corp 車両のサスペンション装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6029770B2 (ja) * 1980-03-24 1985-07-12 日産自動車株式会社 織機群の停止方法

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