JPS61287665A - 綾振ドラムの製造方法 - Google Patents
綾振ドラムの製造方法Info
- Publication number
- JPS61287665A JPS61287665A JP13052985A JP13052985A JPS61287665A JP S61287665 A JPS61287665 A JP S61287665A JP 13052985 A JP13052985 A JP 13052985A JP 13052985 A JP13052985 A JP 13052985A JP S61287665 A JPS61287665 A JP S61287665A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- aluminum base
- traverse
- finished
- plating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は綾振ドラムの製造方法に関する。
糸条を巻返す自動ワインダーに用いられる綾振溝を形成
した綾振ドラムには種々のものが存在するが、巻取パッ
ケージを表面接触により高速回転させ、かつ、給糸から
引出される糸を高速トラバースさせる上記綾振ドラムに
は種々の条件が要求され、機能面では、特に イ）糸との接触部が耐摩耗性であること。
した綾振ドラムには種々のものが存在するが、巻取パッ
ケージを表面接触により高速回転させ、かつ、給糸から
引出される糸を高速トラバースさせる上記綾振ドラムに
は種々の条件が要求され、機能面では、特に イ）糸との接触部が耐摩耗性であること。
口）ドラムとパッケージの径が一定比となった時に生じ
るリボン巻を防止し、 また、糸切時のドラム停止のために 軽量であること。
るリボン巻を防止し、 また、糸切時のドラム停止のために 軽量であること。
ハ）ドラム表面の摩擦係数が低いこと、等を満たし、さ
らに製作面では、 二）複雑な溝加工を含めた加工が容易であること、 ホ）精度が安定し、コストも低床であること等が要求さ
れる。
らに製作面では、 二）複雑な溝加工を含めた加工が容易であること、 ホ）精度が安定し、コストも低床であること等が要求さ
れる。
このような点から各種ドラムが生産されている。加工の
容易さ、軽量化、耐摩耗性等の点で、現在アルミ合金を
母材として、表面に硬質アルマイト処理を施したものが
一般に用いられている。
容易さ、軽量化、耐摩耗性等の点で、現在アルミ合金を
母材として、表面に硬質アルマイト処理を施したものが
一般に用いられている。
上記の硬質アルマイトを施したドラムにおいても、硬度
は高々５００ＨＶ程度であり、耐摩耗性に問題がある。
は高々５００ＨＶ程度であり、耐摩耗性に問題がある。
摩滅させるのであり、例えばウールの場合は珪酸、また
はアルミナが含まれており、これはアルミナ磁器をも一
年以内に摩滅された事例がある。
はアルミナが含まれており、これはアルミナ磁器をも一
年以内に摩滅された事例がある。
さらに、上記硬質アルマイトを施したドラムの大きな問
題は、アルミ母材と、アルマイト層間の腐食によるは（
りである。
題は、アルミ母材と、アルマイト層間の腐食によるは（
りである。
即ち、アルマイト層とアルミ母材の境界部分のアルミ母
材が腐食し、アルマイト層かは（すすることがある。原
因としては、帯電防止剤中に含まれる化学物質が多孔質
性ノアルマイト層を貫通し、母材のアルミと化学反応を
生じ、化学腐食を起こすものと考えられる。
材が腐食し、アルマイト層かは（すすることがある。原
因としては、帯電防止剤中に含まれる化学物質が多孔質
性ノアルマイト層を貫通し、母材のアルミと化学反応を
生じ、化学腐食を起こすものと考えられる。
以上のように、硬質アルマイト製ドラムには耐摩耗性、
耐食性において欠点がある。
耐食性において欠点がある。
本発明は上記問題点を解決することを目的とし、かつ経
済的なドラム製造方法を提供するものである。
済的なドラム製造方法を提供するものである。
本発明は綾振溝を形成したアルミ母材のドラム表面に硬
質金属の無電解メッキ処理を施し、アルミ母材表面に硬
質層を形成させるものである。
質金属の無電解メッキ処理を施し、アルミ母材表面に硬
質層を形成させるものである。
アルミ母材表面の硬質金属の無電解メッキ層を形成させ
ることにより硬度Ｈ１００Ｏかつ耐蝕の硬化層を溝底ま
で均一な厚みとすることができる。
ることにより硬度Ｈ１００Ｏかつ耐蝕の硬化層を溝底ま
で均一な厚みとすることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
ドラムは、アルミニウム合金鋳物を適用可
し、例えば母材として強度、靭性、腐食性に優れたＡｎ
−３ｉ−Ｍｇ系のアルミ合金（ＡＣ８Ａ−Ｔ６）を一般
に行われている金型鋳造によって、ドラム原形品を製作
し、機械加工によって綾振溝を形成し、第１次ドラム製
品とする。
−３ｉ−Ｍｇ系のアルミ合金（ＡＣ８Ａ−Ｔ６）を一般
に行われている金型鋳造によって、ドラム原形品を製作
し、機械加工によって綾振溝を形成し、第１次ドラム製
品とする。
上記第１次ドラム製品の溝内面を含む表面をパフ研摩等
の精密表面仕上げを行い、表面の微少な凹凸を平滑化す
る。
の精密表面仕上げを行い、表面の微少な凹凸を平滑化す
る。
次いで、上記表面仕上げしたドラムにニッケル・リンの
無電解メッキ処理を施すのである。皮膜層の厚さは、メ
ッキ浴の成分、濃度、メッキ時間等によって任意に設定
可能であるが、機能上、経済性からほぼ５０ミクロン程
度が適当である。
無電解メッキ処理を施すのである。皮膜層の厚さは、メ
ッキ浴の成分、濃度、メッキ時間等によって任意に設定
可能であるが、機能上、経済性からほぼ５０ミクロン程
度が適当である。
上記無電解ニッケル・リンメッキは自己触媒メッキ法で
あり、次の化学反応式、即Ｈ。
あり、次の化学反応式、即Ｈ。
＋Ｎｉ↓＋１（ス↑
によってニッケル（Ｎｉ ）がアルミ母材表面に析出す
るのである。
るのである。
このようにして得られたニッケル・リンのメッキ皮膜を
形成したドラムは、さらに表面の硬度をアップさせるた
め熱処理を行う。
形成したドラムは、さらに表面の硬度をアップさせるた
め熱処理を行う。
即ち、１００℃〜６００°Ｃ好ましくは３００″Ｃ前後
の炉中において約１時間加熱す、ることにより、ドラム
表面の上記皮膜が結晶構造を呈し、この結果、表面の硬
度はマイクロビッカース硬さで約ＨＶ １０００にまで
アップするのである。
の炉中において約１時間加熱す、ることにより、ドラム
表面の上記皮膜が結晶構造を呈し、この結果、表面の硬
度はマイクロビッカース硬さで約ＨＶ １０００にまで
アップするのである。
この後、さらに、表面および溝部分をパフ研摩による仕
上げ加工を施し、滑らかな表面に仕上げ、ドラムの完成
品となる。
上げ加工を施し、滑らかな表面に仕上げ、ドラムの完成
品となる。
なお、本実施例ではアルミ母材として前述した如＜ＡＣ
８Ａ−Ｔ６を用いており、メッキ処理後の熱処理によっ
てもアルミ母材が一定の硬度を保持でき、綾撮ドラムの
母材として適している。
８Ａ−Ｔ６を用いており、メッキ処理後の熱処理によっ
てもアルミ母材が一定の硬度を保持でき、綾撮ドラムの
母材として適している。
上記ドラムは、硬度、耐食性において、硬質アルマイト
処理を施したドラムに比べ優れている。即ち、硬度は前
記した如く、硬質アルマイトに比べ、はぼ２倍の硬度値
を示し、耐食性に関しては、上記両ドラムの耐食試験に
より明らかである。即ち、１％の苛性ソーダ液に両ドラ
ムを浸漬したところ、アルマイトドラムは、約３０分で
腐食によるは（り現象が生じたが、ニッケル・リンメッ
キを施したドラムは全く変化がなかった。また、１％の
塩酸液中においても硬質アルマイトドラムは約３時間で
腐食によるはくりが生じたが、ニッケル・リンメッキの
ドラムには変化がなく、酸・アルカリいずれの溶液に対
しても、本実施例によって得られたドラムは腐食するこ
となく極めて耐食性の高いものである。
処理を施したドラムに比べ優れている。即ち、硬度は前
記した如く、硬質アルマイトに比べ、はぼ２倍の硬度値
を示し、耐食性に関しては、上記両ドラムの耐食試験に
より明らかである。即ち、１％の苛性ソーダ液に両ドラ
ムを浸漬したところ、アルマイトドラムは、約３０分で
腐食によるは（り現象が生じたが、ニッケル・リンメッ
キを施したドラムは全く変化がなかった。また、１％の
塩酸液中においても硬質アルマイトドラムは約３時間で
腐食によるはくりが生じたが、ニッケル・リンメッキの
ドラムには変化がなく、酸・アルカリいずれの溶液に対
しても、本実施例によって得られたドラムは腐食するこ
となく極めて耐食性の高いものである。
上記実施例では、皮膜層としてニッケル・リンのメッキ
層を形成させたアルミ母材のドラムについて説明したが
、さらに耐摩耗性、耐食性を向上させるために、無電解
ニッケル・リンメッキにおいてシリコンカーバイト（Ｓ
ｉＣ）の如き、セラミックの微粉体（１μ微粒子）を共
析させる方法も効果的である。
層を形成させたアルミ母材のドラムについて説明したが
、さらに耐摩耗性、耐食性を向上させるために、無電解
ニッケル・リンメッキにおいてシリコンカーバイト（Ｓ
ｉＣ）の如き、セラミックの微粉体（１μ微粒子）を共
析させる方法も効果的である。
以上のように、本発明によると、軽量かつ耐摩耗性、耐
食性において従来の硬質アルマイト製ドラムに比較し、
極めて優れ、かつ加工の容易さ、製造・コストの低廉化
等の効果を有する綾振ドラムを得ることができる。
食性において従来の硬質アルマイト製ドラムに比較し、
極めて優れ、かつ加工の容易さ、製造・コストの低廉化
等の効果を有する綾振ドラムを得ることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 綾振溝を形成したアルミ母材のドラム表 面に硬質金属の無電解メッキ処理を施し、 アルミ母材表面に硬化層を形成させること を特徴とする綾振ドラムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13052985A JPS61287665A (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 綾振ドラムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13052985A JPS61287665A (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 綾振ドラムの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61287665A true JPS61287665A (ja) | 1986-12-18 |
Family
ID=15036476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13052985A Pending JPS61287665A (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 | 綾振ドラムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61287665A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01236164A (ja) * | 1988-03-14 | 1989-09-21 | Canon Inc | シート後処理装置 |
| CN102417125A (zh) * | 2011-09-22 | 2012-04-18 | 吴江秦邦纺织有限公司 | 一种槽筒的周向定位结构 |
| CN102431841A (zh) * | 2011-09-22 | 2012-05-02 | 吴江秦邦纺织有限公司 | 一种高性能槽筒 |
| JP2014080288A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-05-08 | Nimei Seiki Co Ltd | 綾振りドラム及び糸巻取装置 |
-
1985
- 1985-06-14 JP JP13052985A patent/JPS61287665A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01236164A (ja) * | 1988-03-14 | 1989-09-21 | Canon Inc | シート後処理装置 |
| CN102417125A (zh) * | 2011-09-22 | 2012-04-18 | 吴江秦邦纺织有限公司 | 一种槽筒的周向定位结构 |
| CN102431841A (zh) * | 2011-09-22 | 2012-05-02 | 吴江秦邦纺织有限公司 | 一种高性能槽筒 |
| JP2014080288A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-05-08 | Nimei Seiki Co Ltd | 綾振りドラム及び糸巻取装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0258729A (ja) | 磁気ディスク基板およびその製造方法 | |
| JPS61287665A (ja) | 綾振ドラムの製造方法 | |
| US5393405A (en) | Method of electroforming a gold jewelry article | |
| US5131977A (en) | Base plate for recording disc and a method for its manufacture | |
| JPH0319130A (ja) | チタン製磁気ディスク基板の製造方法 | |
| JP2735163B2 (ja) | 無電解メッキに用いる耐摩耗性ニッケル―ホウ素コーティング材 | |
| US3489660A (en) | Electroplating bath and method | |
| JPS62161995A (ja) | 紡機用トラベラ | |
| JPH06226330A (ja) | 自動コイリング用鋼線及びその製造方法 | |
| US2543365A (en) | Method of tin coating ferrous metal articles and bath therefor | |
| JP2004346353A (ja) | 非晶質炭素被膜の成膜方法 | |
| JPS6138000A (ja) | 紡機用トラベラ | |
| JPS58138513A (ja) | ばね加工性のすぐれた鋼線の製造法 | |
| JPS62278294A (ja) | 磁気記録媒体用基板の製造方法 | |
| JPS62298648A (ja) | 内燃機関用摺動部材 | |
| JPH0310086A (ja) | 無電解ニッケル―リンめっき浴 | |
| SU926064A1 (ru) | Водный раствор дл подготовки металлической поверхности перед химическим никелированием | |
| JPH0586972A (ja) | エンジンのピストン及びその製造方法 | |
| JPS5982149A (ja) | 超急冷金属製造用冷却ロ−ル | |
| JPS5718029A (en) | Production of magnetic disk of high recording density | |
| JPH01272783A (ja) | ホウロウ基板およびその製造方法 | |
| JPS6144036Y2 (ja) | ||
| JPH03199433A (ja) | 紡機用リング | |
| JPS63140091A (ja) | 磁気デイスク用無電解Ｎｉ−Ｐメツキ基盤の耐食性向上方法 | |
| SU1664876A1 (ru) | Способ серебрени |