JPS6144036Y2 - - Google Patents
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- JPS6144036Y2 JPS6144036Y2 JP6758583U JP6758583U JPS6144036Y2 JP S6144036 Y2 JPS6144036 Y2 JP S6144036Y2 JP 6758583 U JP6758583 U JP 6758583U JP 6758583 U JP6758583 U JP 6758583U JP S6144036 Y2 JPS6144036 Y2 JP S6144036Y2
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- Japan
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- gas
- closure
- sliding surface
- mixed crystal
- crystal layer
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
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Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案は、ガス導管の一部に取り付けて使用さ
れるガスコツクに関するものである。
れるガスコツクに関するものである。
［従来技術とその問題点］
従来におけるガスコツクの摺動面は、研磨剤を
用いてラツピングしたのちグリースを塗布して潤
滑性と気密性を確保している。
用いてラツピングしたのちグリースを塗布して潤
滑性と気密性を確保している。
しかし、グリースの場合には経済的に酸化、劣
化の問題があり、一定の期間を過ぎるとグリース
交換或いは補充の必要がある共に長期間開閉操作
しないでおくと錆付きの問題がある。
化の問題があり、一定の期間を過ぎるとグリース
交換或いは補充の必要がある共に長期間開閉操作
しないでおくと錆付きの問題がある。
そこで、このような欠点のないガスコツクの提
案として、摺動面にフツ素樹脂層を形成した提案
がある。しかし、このフツ素樹脂加を行なうには
コストが高く、摺動表面に傷などが付き易い欠点
を有し、実用的ではない。又閉子又はコツク本体
の摺動面に凹所を形成し、ここに焼結金属層を設
けると共にこの表面にフツ素樹脂が含浸せしめた
考案（実公昭54−35870）が公知である。しかし
この公知例においては摺動面に凹所を設け、更に
ここに焼結金属層を設けると共にフツ素樹脂を形
成するため、全体で３工程が必要となり、製作コ
ストが非常に高くなる欠点がある。又、コツク本
体と閉子の摺動面のうち少なくともその何れか一
方の摺動面に金属部分が連続状でかつ黒鉛、酸化
鉛等の固体潤滑剤が非連続状で高密度に組成され
た潤滑性の高い金属を形成したガスコツクの考案
（実公昭54−35871）が公知である。しかし、この
公知例のガスコツクの場合、加工が非常に面倒で
ある。又、ガスコツク本体の摺動面部に黒鉛、鉛
等の非油性固体潤滑剤を３〜15重量％含有せしめ
た焼結金属材を形成したガスコツクの発明（特開
昭52−7032）が公知である。しかし、この公知例
においては焼結金属内部に連通常に微細な空隙が
形成されるため、気密性に問題があり、潤滑性の
問題は解決し得ても気密性に問題がある。
案として、摺動面にフツ素樹脂層を形成した提案
がある。しかし、このフツ素樹脂加を行なうには
コストが高く、摺動表面に傷などが付き易い欠点
を有し、実用的ではない。又閉子又はコツク本体
の摺動面に凹所を形成し、ここに焼結金属層を設
けると共にこの表面にフツ素樹脂が含浸せしめた
考案（実公昭54−35870）が公知である。しかし
この公知例においては摺動面に凹所を設け、更に
ここに焼結金属層を設けると共にフツ素樹脂を形
成するため、全体で３工程が必要となり、製作コ
ストが非常に高くなる欠点がある。又、コツク本
体と閉子の摺動面のうち少なくともその何れか一
方の摺動面に金属部分が連続状でかつ黒鉛、酸化
鉛等の固体潤滑剤が非連続状で高密度に組成され
た潤滑性の高い金属を形成したガスコツクの考案
（実公昭54−35871）が公知である。しかし、この
公知例のガスコツクの場合、加工が非常に面倒で
ある。又、ガスコツク本体の摺動面部に黒鉛、鉛
等の非油性固体潤滑剤を３〜15重量％含有せしめ
た焼結金属材を形成したガスコツクの発明（特開
昭52−7032）が公知である。しかし、この公知例
においては焼結金属内部に連通常に微細な空隙が
形成されるため、気密性に問題があり、潤滑性の
問題は解決し得ても気密性に問題がある。
［本考案の目的］
本考案は、潤滑性と気密性を長期間に亘り確保
することのできるガスコツクを提供するのが目的
である。
することのできるガスコツクを提供するのが目的
である。
［本考案の構成］
本考案の構成は次のとおりである。
スズ原子と銅原子との置換反応により生成され
た混合結晶体層を閉子の摺動面に形成して、この
閉子をガスコツク本体内に組み込んで成るガスコ
ツク。
た混合結晶体層を閉子の摺動面に形成して、この
閉子をガスコツク本体内に組み込んで成るガスコ
ツク。
［実施例］
第１図は本考案に係るガスコツクを示し、１は
ガスコツク本体、２はこのガスコツク本体１内に
形成した閉子の組み込み穴、３は前記組込穴２内
に摺動（回転）自在に組み込まれた銅合金製の閉
子にして、この閉子３の摺動面４には第２図に示
すようにスズ原子と銅原子との拡散置換反応によ
り生成された混合結晶体層５が構成してある。因
みに、混合結晶体層５の生成方法としては、機械
加工及びラツピングした閉子３の摺動面４を硫酸
などを用いて薬品処理したのち、塩化第一スズ、
塩化亜鉛、、その他の塩化物から成る処理剤を用
い、この処理剤を320〜380℃位まで加熱し、溶融
させ、この溶液中に閉子３を浸漬し、溶塩中のス
ズ原子と閉子３との間に置換反応を生じさせるこ
とにより閉子３の表面に12μから成るスズのメツ
キ層と10〜15μか成る混合結晶体層５を生成した
ものである。なお、実施例の場合には混合結晶体
層５は実際には摺動面４ばかりでなく、閉子３全
体に形成されている。
ガスコツク本体、２はこのガスコツク本体１内に
形成した閉子の組み込み穴、３は前記組込穴２内
に摺動（回転）自在に組み込まれた銅合金製の閉
子にして、この閉子３の摺動面４には第２図に示
すようにスズ原子と銅原子との拡散置換反応によ
り生成された混合結晶体層５が構成してある。因
みに、混合結晶体層５の生成方法としては、機械
加工及びラツピングした閉子３の摺動面４を硫酸
などを用いて薬品処理したのち、塩化第一スズ、
塩化亜鉛、、その他の塩化物から成る処理剤を用
い、この処理剤を320〜380℃位まで加熱し、溶融
させ、この溶液中に閉子３を浸漬し、溶塩中のス
ズ原子と閉子３との間に置換反応を生じさせるこ
とにより閉子３の表面に12μから成るスズのメツ
キ層と10〜15μか成る混合結晶体層５を生成した
ものである。なお、実施例の場合には混合結晶体
層５は実際には摺動面４ばかりでなく、閉子３全
体に形成されている。
６はガスコツク本体１と閉子３の摺動面４間に
塗布したシリコーン系のグリースである。
塗布したシリコーン系のグリースである。
次に、上記混合結晶体層５は、例えば実開昭57
−16063に係る考案のように、機械加工した後の
摺動面をバニシング加工し、この加工した表面に
生成するようにしてもよい。
−16063に係る考案のように、機械加工した後の
摺動面をバニシング加工し、この加工した表面に
生成するようにしてもよい。
［本考案の効果］
本考案は上記のように、閉子３の摺動面４にス
ズ原子と銅原子との拡散置換反応により混合結晶
体層５を形成したので、この混合結晶体層５、特
に表面のスズ皮膜の作用により、ガスコツク本体
１の摺動面との間に於いて潤滑性が良く保たれ、
従来のグリース使用に比較して10数倍の耐久性が
実現でき、更にスズ皮膜が摩耗してもその下のス
ズ拡散層が潤滑性を保障する効果がある。
ズ原子と銅原子との拡散置換反応により混合結晶
体層５を形成したので、この混合結晶体層５、特
に表面のスズ皮膜の作用により、ガスコツク本体
１の摺動面との間に於いて潤滑性が良く保たれ、
従来のグリース使用に比較して10数倍の耐久性が
実現でき、更にスズ皮膜が摩耗してもその下のス
ズ拡散層が潤滑性を保障する効果がある。
次に、摺動面にシリコーン系のグリースを用い
ると長期間に亘つて気密性を保障することができ
る。
ると長期間に亘つて気密性を保障することができ
る。
第３図は、口径3/4Bのガスコツクで、摺動面が
共に同じロツトからシリコーングラスを塗布した
従来の銅合金製ガスコツク３個と上記実施例に係
るガスコツク３個を用い、180゜開閉の耐久テス
トを行なつた結果を表わしたものである。図にお
いて、No.１，２，３は従来の製品、No.４，５，６
は本考案製品を示し、従来製品の場合、700〜900
回転でトルクは10〜13Kgf
共に同じロツトからシリコーングラスを塗布した
従来の銅合金製ガスコツク３個と上記実施例に係
るガスコツク３個を用い、180゜開閉の耐久テス
トを行なつた結果を表わしたものである。図にお
いて、No.１，２，３は従来の製品、No.４，５，６
は本考案製品を示し、従来製品の場合、700〜900
回転でトルクは10〜13Kgf
Claims (1)
- スズ原子と銅原子との置換反応により生成され
た混合結晶体層を閉子の摺動面に形成し、この閉
子をガスコツク本体内に組み込んで成るガスコツ
ク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6758583U JPS59172866U (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | ガスコツク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6758583U JPS59172866U (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | ガスコツク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59172866U JPS59172866U (ja) | 1984-11-19 |
| JPS6144036Y2 true JPS6144036Y2 (ja) | 1986-12-12 |
Family
ID=30197774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6758583U Granted JPS59172866U (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | ガスコツク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59172866U (ja) |
-
1983
- 1983-05-06 JP JP6758583U patent/JPS59172866U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59172866U (ja) | 1984-11-19 |
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