JPS61286338A - 塩素化炭化水素の分解抑制剤 - Google Patents
塩素化炭化水素の分解抑制剤Info
- Publication number
- JPS61286338A JPS61286338A JP12702185A JP12702185A JPS61286338A JP S61286338 A JPS61286338 A JP S61286338A JP 12702185 A JP12702185 A JP 12702185A JP 12702185 A JP12702185 A JP 12702185A JP S61286338 A JPS61286338 A JP S61286338A
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- Japan
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- chlorinated hydrocarbon
- agent
- group
- decomposition
- decomposition inhibitor
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は塩素化炭化水素の分解抑制剤に関し。
詳しくは塩素化炭化水素の蒸留精製に用いられる分解抑
制剤に関する。
制剤に関する。
では通常安定であるが5水分や酸分等の不純物質ktむ
ほど不安定であり、かつ微量の塩fヒアルミニラムや塩
fヒ第二鉄のようなルイス酸の存在によって脱塩素化反
応が著しく進行することが知られている。
ほど不安定であり、かつ微量の塩fヒアルミニラムや塩
fヒ第二鉄のようなルイス酸の存在によって脱塩素化反
応が著しく進行することが知られている。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、工業的に塩素[ヒ炭化水素ケ精製する場
合、水分および酸分等の不純物含有量の少ない塩素fヒ
炭化水素を得ることは非常に困難であり、しかも蒸留塔
等の精製工程内の腐食により生じる塩fヒ禰二鉄の微量
混入を避ける事は極めて難かしい。列えば塩素fヒ炭化
水素の蒸留による精製にあたっては、蒸留時の熱やその
池の要因により不安定な塩素化炭化水素が塩1ヒ第二鉄
の触媒作用も/JOわりて加速度的に分解して、酸分及
び分解副生成物を副生ずるためにR製塩素化炭化水素の
収率を非常に悪化させてし寸う。従って、塩素出炭化水
素の分解抑制剤ケ知見すること汀、工業的に非常に重要
な課題である。
合、水分および酸分等の不純物含有量の少ない塩素fヒ
炭化水素を得ることは非常に困難であり、しかも蒸留塔
等の精製工程内の腐食により生じる塩fヒ禰二鉄の微量
混入を避ける事は極めて難かしい。列えば塩素fヒ炭化
水素の蒸留による精製にあたっては、蒸留時の熱やその
池の要因により不安定な塩素化炭化水素が塩1ヒ第二鉄
の触媒作用も/JOわりて加速度的に分解して、酸分及
び分解副生成物を副生ずるためにR製塩素化炭化水素の
収率を非常に悪化させてし寸う。従って、塩素出炭化水
素の分解抑制剤ケ知見すること汀、工業的に非常に重要
な課題である。
本発明者等は、塩素fヒ炭(ヒ水素の分解抑制剤につい
て鋭意研究を重ねた結果、アルキルアミドアルキルアミ
ン類が塩素化炭化水素の分解抑制剤として、その蒸留精
製に用いられる分解抑制剤として極めて有効であること
ケ見いだし本発明全完成するに至った。
て鋭意研究を重ねた結果、アルキルアミドアルキルアミ
ン類が塩素化炭化水素の分解抑制剤として、その蒸留精
製に用いられる分解抑制剤として極めて有効であること
ケ見いだし本発明全完成するに至った。
発明の構成
本発明に係る塩素化炭1ヒ水素の分解抑制剤は下記の式
で示される。
で示される。
式
%式%
(式中R1は1〜30個の炭素数を有する;アルキル基
、アリール基、アルキルンクロパラフィン基またはアル
キルナフテン基であり:R2け−CH2CH2−4iH
−CF(2CH2CH2−fあり:R3およびR4はそ
れぞれ独立に、水素、1〜6゜個の炭素数を有するアル
キル基、アリール基、アルキルンクロパラフィン基、ま
たはアルキルナフテン基であるが、R3およびR4のう
ち少なくとも一種は水素以外の基である。) で示すアルキルアミドアルキルアミン類から選ばれる少
なくとも一種の化合物よりなる。
、アリール基、アルキルンクロパラフィン基またはアル
キルナフテン基であり:R2け−CH2CH2−4iH
−CF(2CH2CH2−fあり:R3およびR4はそ
れぞれ独立に、水素、1〜6゜個の炭素数を有するアル
キル基、アリール基、アルキルンクロパラフィン基、ま
たはアルキルナフテン基であるが、R3およびR4のう
ち少なくとも一種は水素以外の基である。) で示すアルキルアミドアルキルアミン類から選ばれる少
なくとも一種の化合物よりなる。
前記のアルキルアミドアルキルアミン類の塩素化炭化水
素に対する分解抑制の作用機構の詳細については明確で
ないが、アルキルアミドアルキルアミン類の窒素元素に
宿っているローンペアー電子がFe3+イオンを電子的
に封鎖することにより脱塩素化反応が抑制されると推察
される。しかし、同様にローンペアー電子を有する他の
類碌のイミダシリン類やアミン類でも若干の効果がある
ものの、本発明のアルキルアミドアルキルアミン類の分
解抑制効果がそれらよりも著しく高いのけ驚くべきこと
である。イミダシリン類では蒸留塔内材料を腐食させ、
アミン類でf″ii酸分反応により固いアミン塩酸塩を
生成し、これが蒸留装置・配管の閉塞、汚染をもたらす
等の弊害を内包しているが、アルキルアミドアルキルア
ミン類に汀、こるが、工業的には500ppm以下、好
捷しくけ1100pp以下の量で充分である。
素に対する分解抑制の作用機構の詳細については明確で
ないが、アルキルアミドアルキルアミン類の窒素元素に
宿っているローンペアー電子がFe3+イオンを電子的
に封鎖することにより脱塩素化反応が抑制されると推察
される。しかし、同様にローンペアー電子を有する他の
類碌のイミダシリン類やアミン類でも若干の効果がある
ものの、本発明のアルキルアミドアルキルアミン類の分
解抑制効果がそれらよりも著しく高いのけ驚くべきこと
である。イミダシリン類では蒸留塔内材料を腐食させ、
アミン類でf″ii酸分反応により固いアミン塩酸塩を
生成し、これが蒸留装置・配管の閉塞、汚染をもたらす
等の弊害を内包しているが、アルキルアミドアルキルア
ミン類に汀、こるが、工業的には500ppm以下、好
捷しくけ1100pp以下の量で充分である。
には蒸留塔の最上段近くより噴霧させる。この態様が本
発明の目的を達成させるために、最も好ましい方法であ
る。
発明の目的を達成させるために、最も好ましい方法であ
る。
本発明の分解抑制剤は、炭素数1〜10の鎖状及び環状
の塩素化炭化水素について適用される。
の塩素化炭化水素について適用される。
具体的にはメチルクロライド、メチレンクロライド、ク
ロロホルムおよび四塩化炭素の炭素数1の塩素化炭化水
素:エチルクロライド、1,1−ジクロルエタン、1.
2−)クロルエタン、1,1.lトリクロルエタン、
1,1.2− トIJクロルエタン、1、1.1.2
−テトラクロルエタン、1.1.2.2−テトラクロル
エタン、ペンタクロルエタン、ヘキサクロルエタンの炭
素数2の塩素化飽和炭化水素;塩化ビニル、塩1ヒビニ
リデン、トランス−ジクロルエチレン、ンスージクロル
エチレン、tlクロルエチレン、・−パークロルエチレ
ンの炭素数2の塩素fヒ小胞和炭化水素、モノクロルプ
ロパン、ジクロルプロパントリクロルプロパン、クロル
プロパン等の炭素数6の塩素fヒ飽和炭化水素および塩
素化不飽和炭化水素、ならびにクロルベンゼン、ジクロ
ルベンゼン、クロルトルエン、クロルナフタレン等の環
状塩素出炭1ヒ水素等に利用できる。中でも炭素数1〜
6の塩素fヒ炭イヒ水累に最も好適に採用できる。
ロロホルムおよび四塩化炭素の炭素数1の塩素化炭化水
素:エチルクロライド、1,1−ジクロルエタン、1.
2−)クロルエタン、1,1.lトリクロルエタン、
1,1.2− トIJクロルエタン、1、1.1.2
−テトラクロルエタン、1.1.2.2−テトラクロル
エタン、ペンタクロルエタン、ヘキサクロルエタンの炭
素数2の塩素化飽和炭化水素;塩化ビニル、塩1ヒビニ
リデン、トランス−ジクロルエチレン、ンスージクロル
エチレン、tlクロルエチレン、・−パークロルエチレ
ンの炭素数2の塩素fヒ小胞和炭化水素、モノクロルプ
ロパン、ジクロルプロパントリクロルプロパン、クロル
プロパン等の炭素数6の塩素fヒ飽和炭化水素および塩
素化不飽和炭化水素、ならびにクロルベンゼン、ジクロ
ルベンゼン、クロルトルエン、クロルナフタレン等の環
状塩素出炭1ヒ水素等に利用できる。中でも炭素数1〜
6の塩素fヒ炭イヒ水累に最も好適に採用できる。
本発明に係る分解抑制剤は、塩素化炭化水素と同様に臭
素化炭化水素に対しても適用できる。
素化炭化水素に対しても適用できる。
本発明の分解抑制剤を適用する蒸留塔は塩素1に炭化水
素の精製に用いられる蒸留塔として公知のものが特に制
限なく用いられる。例えばバルブキャブトレイ塔、ンー
ブトレイ塔、フレキントレイ塔、バルブトレイ塔および
充填塔が好適に用いられる。また蒸留は常圧、減圧ある
いけ加圧下であっても良い。更に蒸留操作は、連続蒸留
、バッチスコ壁の状態を観察した。
素の精製に用いられる蒸留塔として公知のものが特に制
限なく用いられる。例えばバルブキャブトレイ塔、ンー
ブトレイ塔、フレキントレイ塔、バルブトレイ塔および
充填塔が好適に用いられる。また蒸留は常圧、減圧ある
いけ加圧下であっても良い。更に蒸留操作は、連続蒸留
、バッチスコ壁の状態を観察した。
蒸留および単蒸留のいずれでも良く、特に制限はない。
以下実施列によって本発明全具体的に説明するが本発明
は、これらの実施列に限定されるもので汀ない。
は、これらの実施列に限定されるもので汀ない。
実施例1
500mlの還流装置に31]Qmlの1.1.1−ト
リクロルエタンと塩化第二鉄0.57および下表に示す
アルキルアミドアルキルアミン類の化合物I。
リクロルエタンと塩化第二鉄0.57および下表に示す
アルキルアミドアルキルアミン類の化合物I。
n、t′#Lけitを入れb口熱還流1時間後、またげ
1.5時間後の留出液を採取して、ガスクロマトグラフ
より塩化ビニリデンの生成率を求めた。還流速度H25
ml/min である。1,1.1−)ジクロルエタ
ンは分解すると塩化ビニリデンと塩化水素になる為、塩
化ビニリデンの生成率をもって同時に蒸留フラスコに鉄
板とステンレス板を入れてそれらに対する腐食試験とテ
スト終了時フラ実施例2 軟鋼製の全段数70段を有するバルブキャブトレイ塔(
SUS410製)を用いて実施した。蒸留塔塔頂より塩
化エチル及び1,1−ジクロルエタンヲ、塔底より1.
1.11リクロルエタン、1.1.2−)リクロルエタ
ン、1,1,2.2−テトラクロルエタンを取り出して
いる連続蒸留塔である。
1.5時間後の留出液を採取して、ガスクロマトグラフ
より塩化ビニリデンの生成率を求めた。還流速度H25
ml/min である。1,1.1−)ジクロルエタ
ンは分解すると塩化ビニリデンと塩化水素になる為、塩
化ビニリデンの生成率をもって同時に蒸留フラスコに鉄
板とステンレス板を入れてそれらに対する腐食試験とテ
スト終了時フラ実施例2 軟鋼製の全段数70段を有するバルブキャブトレイ塔(
SUS410製)を用いて実施した。蒸留塔塔頂より塩
化エチル及び1,1−ジクロルエタンヲ、塔底より1.
1.11リクロルエタン、1.1.2−)リクロルエタ
ン、1,1,2.2−テトラクロルエタンを取り出して
いる連続蒸留塔である。
分解抑制剤およびその添加量は、原料に対して実施1の
アルキルアミドアルキルアミン類化合物Ill”f:2
00wt−ppm(r中いた。1,1.1−)リクロル
エタンの分解生成分である塩化ビニリデンの上部留出量
は0.1wt−条 以下であった。なお、塔底液中の鉄
分H5ppmであった。
アルキルアミドアルキルアミン類化合物Ill”f:2
00wt−ppm(r中いた。1,1.1−)リクロル
エタンの分解生成分である塩化ビニリデンの上部留出量
は0.1wt−条 以下であった。なお、塔底液中の鉄
分H5ppmであった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、式 R_1−CONH−R_2−NR_3R_4 ( I )
または R_1−CONH−R_2−NH−R_2−NHCOR
_1 (II)(式中R_1は1〜30個の炭素数を有す
る;アルキル基、アリール基、アルキルシクロパラフィ
ン基またはアルキルナフテン基であり;R_2は−CH
_2CH_2−または−CH_2CH_2CH_2−で
あり;R_3およびR_4はそれぞれ独立に、水素、1
〜30個の炭素数を有するアルキル基、アリール基、ア
ルキルシクロパラフィン基、またはアルキルナフテン基
であるが、R_3およびR_4のうち少なくとも一種は
水素以外の基である。) で示すアルキルアミドアルキルアミン数から選ばれる少
なくとも一種の化合物よりなる塩素化炭化水素の分解抑
制剤。 2、前記アルキルアミドアルキルアミン類から選ばれる
少なくとも一種の化合物を前記塩素化炭化水素の蒸留精
製に用いる特許請求の範囲第1項に記載の分解抑制剤。 3、前記塩素化炭化水素に対し25〜1,000重量p
pmの範囲に相当する量の前記分解抑制剤を使用する特
許請求の範囲第1項または第2項に記載の分解抑制剤。 4、前記アルキルアミドアルキルアミン類から選ばれる
化合物が、メチルアミノエチルオレイン酸アミド、エチ
ルアミノプロピルオレイン酸アミド、シクロプロピルア
ミノシクロブチルオレイン酸アミド、ジエチレントリア
ミンジオレイン酸アミド、またはジプロピレントリアミ
ンジオレイン酸アミドである特許請求の範囲第1項また
は第2項に記載の分解抑制剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12702185A JPH0692324B2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 塩素化炭化水素の分解抑制剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12702185A JPH0692324B2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 塩素化炭化水素の分解抑制剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61286338A true JPS61286338A (ja) | 1986-12-16 |
JPH0692324B2 JPH0692324B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=14949720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12702185A Expired - Lifetime JPH0692324B2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 | 塩素化炭化水素の分解抑制剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0692324B2 (ja) |
-
1985
- 1985-06-11 JP JP12702185A patent/JPH0692324B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0692324B2 (ja) | 1994-11-16 |
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