JPS6128585Y2 - - Google Patents

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JPS6128585Y2
JPS6128585Y2 JP12758381U JP12758381U JPS6128585Y2 JP S6128585 Y2 JPS6128585 Y2 JP S6128585Y2 JP 12758381 U JP12758381 U JP 12758381U JP 12758381 U JP12758381 U JP 12758381U JP S6128585 Y2 JPS6128585 Y2 JP S6128585Y2
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JP
Japan
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patient
area
entrance
clean
shutter
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JP12758381U
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JPS5833011U (ja
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  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、手術室のような清潔域に病棟のよう
な不清潔域からの患者を搬入する装置の改良に関
する。
従来この種の患者搬入装置は、第7図に示すよ
うに清潔域Aと不清潔域Bとの境界壁Wに形成さ
れた窓状の開口部Rを専用の搬入搬出口とするも
ので、患者Kはまず手術衣ないし裸体でストレツ
チヤSによつてこの搬入口Rに移送され横臥状態
で搬入口Rに移され、この搬入口Rから手術台D
へ移される。この装置には清潔域Aと不清潔域B
を遮断するシヤツタVが搬入口R内に設けられて
いて患者Kの搬入時または搬出時にこのシヤツタ
Vが上下開閉する。従つて患者Kに付着したゴミ
や細菌がそのまゝ清潔域Aに持ち込まれ、手術室
を汚染していた。通常空中には多くの細菌が浮遊
しているが、その殆んどはゴミに付着した状態で
浮遊している。このような細菌は通常は問題がな
いとしても、手術中の患者に対しては有害であ
り、感染により病状が悪化するおそれがある。従
来の搬入装置のシヤツタVには患者Kに付着した
ゴミを除去する機能はない。
本考案は、この点にかんがみ手術室の清潔度を
常に保持しつつ患者の搬入を行ない得る患者搬入
装置を提供せんとするものである。
本考案の患者搬入装置の特徴は、搬入口内の清
潔域側と不清潔域側の両側面に2枚のシヤツタを
設置して搬入口内の患者を両域から遮断できるよ
うにするとともに、搬入口に横臥した患者に清潔
な空気を吹きつけてゴミを除去する送風機構を複
数個設置した点にある。この複数個の送風機構は
患者の身長方向に配設され選択的に動作可能で患
者の状況に応じてゴミ除去を行なうことができ
る。
以下図示実施例を説明する。
1は手術室のごとき清潔域Aと廊下のごとき不
清潔域Bの境界壁で、中段部に患者搬入口Rが形
成されている。2はこの搬入口Rにおいて横臥し
た患者Kを支える載置台である。
3は境界壁1の溝1′に上下動自在に設けられ
た第1シヤツタで、搬入口Rの不清潔域B側の面
に設置されている。4は同様に境界壁1の溝1″
に上下動可能に設けられた第2シヤツタで、搬入
口Rの清潔域A側の面に配設されている。
この第1および第2シヤツタはそれぞれ不清潔
域Bと搬入口Rおよび清潔域Aと搬入Rとを遮断
するように機能し、患者Kが載置台2に横臥した
状態で両シヤツタ3,4が下方まで降下すると患
者Kを両側A,Bから遮断する。この両シヤツタ
3,4の上下開閉動作は、それぞれ個々のモータ
7,8で駆動されるベルト掛け機構5,6によつ
て行なわれるようになつており、さらにこの両モ
ータ7,8への電源11からの電力供給は制御器
10によつて調整される。9は制御器10への信
号を出力する操作スイツチ盤で、この操作スイツ
チ盤9上のスイツチを適宜操作することによりシ
ヤツタ3,4が必要時に必要な動作を行なう。
12,12,12は搬入口Rの天井部に
形成された送気口で、清潔域Aの天井部に形成さ
れた吸気口13と送気路17によつて連通されて
いる。吸気口13は1個であるが、送気路17は
途中で分枝し3個の送気口12,12,12
が下方に開口している。
送気路の3分枝と送気口12〜12の連接
部には第2図に示すように通気を可能にした支持
板16〜16が設置されており、この各支持
板16〜16にモータ15〜15とプロ
ペラ14〜14からなる送風機構が垂設され
ている。この各送風機構のモータ15〜15
への電力供給も制御部10を介して行なわれ、操
作スイツチ盤9のスイツチ操作により送風機構の
動作の開始もしくは停止または送風機構の低下な
どを行なうことができる。各送風機構は患者Kの
身長方向に配設されているからたとえばその患者
Kの上半身に送風をすることが好ましくない場合
はモータ15を停止させ、他のモータを駆動す
る。この送風には清潔域Aの清潔な空気が患者K
に吹き付けられ患者Kに付着したゴミなどが吹き
飛ばされて除去されるのである。
搬入口Rには第2図に示すように患者Kの身長
方向両側壁部に排気口18,19が形成されてい
る。この排気口18,19はそれぞれ個別に排気
路20,21を介して排出口22,23に連通さ
れている。この排出口22,23は不清潔域側に
設置されていて患者Kに吹き付けられた空気(汚
れた空気)は不清潔域Bに排出される。
24,25はそれぞれ排気口18,19に設け
られた排気制御用のシヤツタで、それぞれが個々
のモータ28,29で駆動されるベルト掛け機構
26,27によつて上下開閉動作される。このモ
ータ28,29は制御器によつて駆動が制御され
るが、送風機構との関係で制御され、たとえばモ
ータ15が停止時にはシヤツタ24は図示のと
おり排気口18を閉塞したまゝとなる。そしてシ
ヤツタ25のみが上昇開路して排気はすべて排出
口23を介して行なわれる。
つぎに本考案の装置の動作を第3図〜第6図を
参照して説明する。
第3図は患者KがストレツチヤSにて横臥した
状態のまゝ病棟などから移送されて手術室Aに搬
入される寸前の状態を示す。第1シヤツタ3が上
昇して搬入口R内が不清潔域Bに開放された状態
である。
患者Kを搬入口Rの載置台12上に移し第1シ
ヤツタ3を降下させて患者Kおよび搬入口R内を
清潔域Aおよび不清潔域Bから遮断する。第4図
はこの状態を示す。
つぎにプロペラ(フアン)14〜14を回
転駆動すると同時に排気制御用シヤツタ24,2
5を上昇させる。この状態は第5図に示される
が、これによつて横臥した患者Kの全身に各送風
機構から清潔域の空気が吹きつけられて患者に付
着したゴミ、細菌が吹き飛ばされる。そして吹き
飛ばされたゴミ、細菌は排気とともに排気口1
8,19より排出口22,23へと排出され、清
潔な身体となる。搬入口R内も清潔域となる。
最後に第6図に示すように第1シヤツタ3は閉
止したまゝの状態で第2シヤツタ4を上昇させて
搬入口R内を手術室Aに開放する。そして患者K
を手術台Dに移す。
以上の搬入操作は一般の患者Kに対する方法で
あるがたとえば特定の患者の場合、すなわち上半
身に送風できない患者の場合はフアン14は停
止させ同時にシヤツタ24は排気口18を閉止し
た状態にする。
本考案は図示例に限定されるものではない。た
とえば、送風機構は4個以上または場合によつて
は2個以下とすることもできる。排気方向も患者
身長方向以外にも側方にも設置できる。送風速度
を3〜4段の変速調整可能にし、またフアンを首
振り形にすることもできる。両シヤツタ3,4と
載置台上面との密着性を良好にするために先端
(下方向)にゴムなどの弾性体を付設することも
でき逆に載置台2上面を弾性体とすることもでき
る。両シヤツタ3,4は透明体にするのが患者の
状況を観察できるので有利である。患者に吹き付
ける空気は清潔域の空気を使用するほか、不清潔
空気をフイルタを介して清潔にして使用してもよ
い。また空気送風過程で消毒薬を噴霧するように
してもよい。
本考案は以上のように、手術室などへの患者搬
入においては患者に付着したゴミ、細菌を室内に
持ち込むことはなく、したがつて清潔域を常に清
潔に保持できる。さらに患者に応じて送風を調整
し、患者の状況に合わせて患者を搬入できる。ま
た、2重シヤツタ構造であるので清潔域へ不清潔
域の空気が流入することが完全に防止でき清潔域
の清潔さを常時保持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図
は第1図のX−X′縦断面図、第3図、第4図、
第5図、第6図は搬入行程の説明用図、第7図は
従来の装置の概略構成を示す図である。 1……境界壁、2……載置台、3……第1シヤ
ツタ、4……第2シヤツタ、5,6,26,27
……ベルト掛け機構、7,8,28,29……モ
ータ、9……操作スイツチ盤、10……制御器、
12……送気口、13……吸気口、14〜14
……プロペラ、15〜15……モータ、1
〜16……支持板、17……送気路、1
8,19……排気口、20,21……排気路、2
2,23……排出口、24,25……シヤツタ、
K……患者、R……搬入口、S……ストレツチ
ヤ、D……手術台、A……清潔域、B……不清潔
域。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 不清潔域と清潔域との境界壁に形成された搬入
    口より患者を横臥した状態で不清潔域から清潔域
    に搬入するようにした装置において、搬入口の不
    清潔域側に設置され不清潔域と搬入口内とを遮断
    可能に上下開閉する第1シヤツタと、搬入口の清
    潔域側に設置され清潔域と搬入口内とを遮断可能
    に上下開閉する第2シヤツタと、搬入口内に横臥
    された患者に清潔な空気を吹きつける複数個の送
    風機構と、患者に吹きつけられた空気を不清潔域
    に排出する機構とを備えたことを特徴とする患者
    搬入装置。
JP12758381U 1981-08-27 1981-08-27 患者搬入装置 Granted JPS5833011U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12758381U JPS5833011U (ja) 1981-08-27 1981-08-27 患者搬入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12758381U JPS5833011U (ja) 1981-08-27 1981-08-27 患者搬入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5833011U JPS5833011U (ja) 1983-03-03
JPS6128585Y2 true JPS6128585Y2 (ja) 1986-08-25

Family

ID=29921308

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JP12758381U Granted JPS5833011U (ja) 1981-08-27 1981-08-27 患者搬入装置

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JPS5833011U (ja) 1983-03-03

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