JPS61284860A

JPS61284860A - 磁気記録再生装置

Info

Publication number: JPS61284860A
Application number: JP60125578A
Authority: JP
Inventors: Noritaka Kunimaru; 敬高国丸; Shigekazu Wada; 和田　繁一
Original assignee: Pioneer Electronic Corp
Current assignee: Pioneer Corp
Priority date: 1985-06-10
Filing date: 1985-06-10
Publication date: 1986-12-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はカセットビデオテープレコーダに代表される磁
気記録再生装置に関する。

〔発明の概要〕

本発明は、カセットの供給リールと巻き取りリールとの
間に巻回され、収容されている磁気テープを引出し１回
転ヘッドシリンダの外周にローディングする磁気記録再
生装置において、回転ヘッドシリンダが取り付けられて
いる基板と、カセットが装着され、カセットを着脱する
第１の位置と、磁気テープが引出され、回転ヘッドシリ
ンダに巻回される第２の位置との間で、基板に対して相
対的に移動自在なカセット基板と、第１の位置と第２の
位置に対応して、基板とカセット基板の一方に形成され
た凹部と、他方に形成された凹部に嵌合する突起部とを
設け、凹部と突起部とを嵌合させてカセット基板を基板
に対して第１の位置と第２の位置とにロックするように
し、もって簡単な構成により、基板とカセット基板との
間の相対運動を利用してカセットと磁気テープを短い時
間でローディングするとともに、所定の位置で正確に位
置決めするようにしたものである。

〔従来の技術〕

カセットビデオテープレコーダ等においては磁気テープ
がカセット内に収容されているため、カセットを装着位
置と演奏位置との間で移動する所謂カセットローディン
グ動作と、磁気テープをカセットに収容されている状態
と回転ヘッドが装着されている回転ヘッドシリンダの外
周に巻回した状態との間で移動する所謂テープローディ
ング動作とが必要になる６斯かるカセットローディング
とテープローディングとを実現するために、従来より種
々の装置が提案されているが、その殆どはカセットロー
ディングとテープローディングとを各々別個独立に行っ
ている。すなわち先ずカセットローディングが行われ、
カセットローディングが終了した後テープローディング
が行われるようになっている。また同様にして、先ずテ
ープアンローディングが行われ、それが終了した後カセ
ットアンローディングが行われるようになされている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように従来の装置は、カセットローディングとテー
プローディングとを別個独立に行うようになっているた
め、再生開始あるいは終了を指令した後、磁気テープが
ローディングされるまであるいはカセットがイジェクト
されるまでに要する時間が長くなるばかりでなく、両者
のタイミングを合せる必要があり、装置が複雑かつ大型
化する欠点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

図はいずれも本発明の磁気記録再生装置の構成を表わし
ている。これらの図において１は基板であり２図示せぬ
回転ヘッドが装着されている回転ヘッドシリンダ２が取
り付けられている。３はカセットが装着されるカセット
基板であり、基板１に形成された複数の長孔に嵌合する
複数のピンを有しくいずれも図示せず）、基板１に対し
て相対的に移動自在となっている。４゛は基板１に取り
付けられたキャプスタンである。５．６は回転ヘッドシ
リンダ２の外周に略左右対称に基板１に固定されたガイ
ド板であり、各々ガイド溝７．８を有している。９，１
０は移動台であり、各々ガイド板５．６のガイド溝７，
８によりガイドされ、回転ヘッドシリンダ２の外周を移
動自在となっている。回転ヘッドシリンダ２が基板１に
対して所定角度に傾斜して設けられているので、ガイド
板５゜６は基板１に対して略平行に設けられている（勿
論逆にすることも可能である）。移動台９．１０は、各
々回転するガイドローラ１１．１２と、所定の角度に傾
斜したガイドポール１３．１４を有している。基板１と
カセット基板３との間の相対運動は、図示せぬリンクに
より移動台９．１０に伝達されるようになっている。１
５．１６はカセット基板３に設けられた、巻き取り用と
供給用のリール台である。３１はアームであり、カセッ
ト基板３の支点３２に回動自在に支持されており。

ピンチローラ３３と磁気テープを引出すガイド３４とを
有している。３５はカセット基板３の支点３６を中心と
して回動自在に支持されたアームであり、磁気テープを
引出すガイド３７を有している。アーム３１と３５は図
示せぬカム機構により基板１とカセット基板３の相対運
動により各々回動されるようになっている。

２ｏは基板１に固定されたモータであり、ベルト２１を
介してキャプスタン４が結合されているフライホイール
２２に回転を伝達するようになっている。２３はベルト
２１にテンションを与えるプーリである。２４はキャプ
スタン４に結合されたギアであり、ギア２５と結合して
いる。２６．２７は相互に噛合するカセット基板３に支
持されたギアである。２８はギア２７と同軸に結合され
たプーリ、２９は巻き取りリールのリール台１５に同軸
に結合されたプーリ、３０は雨プーリ２８゜２９の間に
回転を伝達するベルトである。プーリ２９はスプリング
によりリール台１５の軸方向に付勢されており、両者は
フェルトを介して圧接されるようになっている（いずれ
も図示せず）。ギア２７とプーリ２８を同軸に結合する
ピン３９は。

カセットを所定の位置に位置決めする基準ピンとしても
機能するようになされている。

４１はプレートであり、基板１に固定された固定部材４
２の基板１と略平行なピン４３に回動自在に支持されて
いる。４４はプレート４１の一端に固定された突起部と
してのピンであり、カセット基板３に形成された凹部と
しての孔４５．４６に嵌合するようになっている。４７
はスプリングであり、ピン４４を孔４５．４６に嵌合す
る方向に付勢している。ピン４４にはその先端に、カセ
ット基板３との摺動摩擦を少なくするとともに、孔４５
．４６との嵌合動作を円滑に行うための曲面部４８と、
孔４５．４６に必要以上に入り込まないようにするため
の段部４９とが形成されている。

〔作用〕

しかしてその作用を説明する。第１図に示す如くカセッ
ト基板３が回転ヘッドシリンダ２から離れている状態に
おいてカセット１９をカセット基板３に装着する。斯か
るローディングが開始される前の状態においては、ガイ
ド３４．３７．ピンチローラ３３、ガイドローラ１１．
１２．ガイドポール１３．１４等と回転ヘッドシリンダ
２との間に磁気テープ１８が位置するようになされてい
る。次に図示せぬモータを駆動し、あるいは手動操作に
よりカセット基板３又は基板１を他方に対して相対的に
移動させる（例えばカセット基板３を図において上方に
移動さ吾る）。このときカム機構によりアーム３１が時
計方向に回動する。その結果ガイド３４により磁気テー
プ１８がカセット１９から引出される。同様にしてカセ
ット基板３の移動にともない、アーム３５が反時計方向
に　　　　　　。

回動し、磁気テープ１８がカセット１９から引出される
。このときギア２５と２６は未だ結合して　　　　　　
１、いない。従って磁気テープ１８は供給リール若しく
は巻き取りリール又は両方から引出すことが可　　　　
　　　□能である。

例えば磁気テープ１８を供給リールから引出す場合は、
リール台１５には図示せぬ手段によりブレーキをかける
。

一方さらにカセット基板３を上方に移動させると、リン
ク機構が移動台９と１０を各々上方に押圧し、移動台９
．１０はガイド板５．６にガイドされて上方に移動する
。その結果第２図に示す如く、移動台９．１０に設けら
れたガイドローラ１１．１２、ガイドポール１３．１４
により磁気テープ１８が回転ヘッドシリンダ２に略左右
対称に巻回される（勿論移動台９．１０の位置（すなわ
ちガイド板５，６の位置）を適宜選定することにより、
左右非対称に巻回することもできる）。そしてカセット
基板３がこの演奏位置までカセット１９を移動させたと
き、アーム３１は大きく時計方向に回動するのでピンチ
ローラ３３がキャプスタン４に磁気テープ１８を圧接す
る。

一方力セット基板３が基板１に対して所定の位置まで前
進するとギア２６がギア２５に結合する。

従ってモータ２０、ベルト２１、フライホイール２２を
介してキャプスタン４が回転され、磁気テープ１８が走
行されるとともに、キャプスタン４が回転するのでギア
２４．２５が共に回転する。

この回転はギア２６．２７に伝達され、プーリ２８、ベ
ルト３０、プーリ２９を介して巻き取りリールのリール
台１５に伝達される。従って磁気テープ１８を巻き取り
リールによって巻取ることができる。巻き取り用のリー
ル台１５に掛けられるブレーキは必要に応じて解除され
る（所謂ソフトブレーキであるときは強いて解除しない
ようにすることもできる）。

カセット１９が演奏位置までローディングされたときピ
ン４４が嵌合するように孔４５がカセット基板３に形成
されている。従ってカセット基板３が所定位置まで移動
したとき、スプリング４７により付勢されているピン４
４が孔４５に嵌合し、カセット基板３は基板１にロック
される。このとき段部４９がカセット基板３の下面に当
接するので、ピン４４は必要以上に孔４５の内部に入り
込まないようになっている。

次にアンローディングの動作について説明する。

アンローディング時においては、先ずロック解除手段と
してのプレート４１が駆動あるいは図示せぬ手段により
操作され、第４図において時計方向にスプリング４７の
付勢力に抗して回動される。

その結果ピン４４が孔４５から抜き出され、カセット基
板３を基板１に対して移動させることが可能となる。こ
のときスプリング４７の付勢力によりピン４４がカセッ
ト基板３の下面に圧接されるが、その先端には曲面部４
８が形成されているので、摺動摩擦が少なく、カセット
基板３を移動させるのに大きな抵抗は生じない。

アンローディング時においてはローディング時における
場合と反対の方向にカセット基板３が基板１に対して移
動される。従ってギア２５と２６が離間し、リール台１
５の駆動源が無くなり、以後供給リールは回転されない
。

一方カセット基板３が基板１に対して後退するとき、そ
の相対運動を利用してリール台１５又は１６が回転され
るようになっている。またカセット基板３の後退に伴っ
て、移動台９．１０、アーム３１．３５等が元の状態に
移動する。その結果カセット１９が着脱位置まで戻され
るとともに。

磁気テープ１８も供給リール又は巻き取りリールに戻さ
れる（巻き取られる）ことになる。

カセット基板３が所定位置（カセット１９を着脱する位
置）まで後退すると、ピン４４が孔４６に嵌合する。そ
の結果カセット基板３は基板１に対してロックされる。

ローディング開始時はこのロックが解除されることは勿
論である。

尚基板１とカセット基板３の相対運動は上述したような
直線運動ではなく、回転運動あるいはそれらの組合せの
運動とすることもできる。またピン４４と孔４５．４６
の位置は相互に逆であってもよい。

〔効果〕

以上の如く本発明は、カセットの供給リールと巻き取り
リールとの間に巻回され、収容されている磁気テープを
引出し、回転ヘッドシリンダの外周にローディングする
磁気記録再生装置において。

回転ヘッドシリンダが取り付けられている基板と、カセ
ットが装着され、カセットを着脱する第１の位置と、磁
気テープが引出され１回転ヘッドシリンダに巻回される
第２の位置との間で、基板に対して相対的に移動自在な
カセット基板と、第１の位置と第２の位置に対応して、
基板とカセット基板の一方に形成された凹部と、他方に
形成された凹部に嵌合する突起部とを設け、凹部と突起
部とを嵌合させてカセット基板を基板に対して第１の位
置と第２の位置とにロックするようにしたので、簡単な
構成により、基板とカセット基板との間の相対運動を利
用してカセットと磁気テープを短い時間でローディング
するとともに、所定の位置で正確に位置決めすることが
できる。従って装置の小型化、低コスト化を図ることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気記録再生装置のローディング開始
時の平面図、第２図はそのローディング完了時の平面図
、第３図はそのプレートの平面図。第４図はその部分側断面図である。１・・・基板　　２・・・回転ヘッドシリンダ３・・・
カセット基板４・・・キャプスタン５．６・・・ガイド板　９，１ｏ・・・移動台１５．１
６・・・リール台　　２０・・・モータ２１．３０・・
・ベルト２２・・・フライホイール２３．２８．２９・・・プーリ２４．２５．２６．２７・・・ギア３１．３５・・・アーム３３・・・ピンチローラ３４．３７・・・ガイド４１・・・プレート　　４３．４４・・・ピン４５．４
６・・・孔　　４７・・・スプリング４８・・・曲面部
　　４９・・・段部以上

Claims

【特許請求の範囲】カセットの供給リールと巻き取りリールとの間に巻回さ
れ、収容されている磁気テープを引出し、回転ヘッドシ
リンダの外周にローディングする磁気記録再生装置にお
いて、該回転ヘッドシリンダが取り付けられている基板と、該
カセットが装着され、該カセットを着脱する第１の位置
と、該磁気テープが引出され、該回転ヘッドシリンダに
巻回される第２の位置との間で、該基板に対して相対的
に移動自在なカセット基板と、該第１の位置と第２の位
置に対応して、該基板と該カセット基板の一方に形成さ
れた凹部と、他方に形成された該凹部に嵌合する突起部
とを備え、該凹部と該突起部とを嵌合させて該カセット
基板を該基板に対して該第１の位置と該第２の位置とに
ロックすることを特徴とする磁気記録再生装置。