JPS61284041A - 高時間分解電子顕微鏡装置 - Google Patents

高時間分解電子顕微鏡装置

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JPS61284041A
JPS61284041A JP60126468A JP12646885A JPS61284041A JP S61284041 A JPS61284041 A JP S61284041A JP 60126468 A JP60126468 A JP 60126468A JP 12646885 A JP12646885 A JP 12646885A JP S61284041 A JPS61284041 A JP S61284041A
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electron microscope
fluorescent surface
deflection
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Katsuyuki Kinoshita
勝之 木下
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/26Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes
    • H01J37/285Emission microscopes, e.g. field-emission microscopes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、真空中の物体の表面に高エネルギーの光ビー
ムまたは粒子ビーム等を照射して、生じる物体の表面の
2次元的な状態や構造の変化を超高速で捕えることので
きる、高時間分解電子顕微鏡装置に関する。
(従来の技術) 従来、真空中の物体の表面の状態を調べる装置として、
電子放出型電子顕微鏡やミュウラー型顕微鏡がある。
前記電子放出型電子顕微鏡は、真空中の観察物体の表面
に光を入射した時や観察物体自身を加熱した時に電子が
放出されることを利用したものである。その物体の近傍
に表面の構造に対応する電子像が形成されるので、その
電子像を電子レンズを利用して出力螢光面上に、拡大再
結像するものである。
前記ミュウラー型電子顕微鏡は、真空中の微小な針と、
これに対向した螢光面の間に高電圧を印加してこの針の
先端部に強電界をつ(る。
これにより、電子の電界放出が、針の先端の非常に小さ
な半球面状の曲面に垂直に生じ、この電子流がそのまま
放射状に広がって出力螢光面を衝撃し、発光像を形成す
る。
この像は、針の表面の構造に対応し、表面に吸着したガ
スの分子像等も得られている。
(発明が解決しようとする問題点) 前述した顕微鏡装置において、観察物体の表面の構造の
時間的変化は、遅いものであれば、螢光面上の出力像を
肉眼で観察することができる。
しかしながら、その変化が速くなれば、まず人間の眼の
応答が追いつかなくなり、さらにこの螢光面の光像を高
速度カメラで撮影しようとしても螢光固自体の応答が変
化に追従できないので、数μsの変化では、像が重なっ
てしまう。
物体に、高輝度超短のレーザパルスや、電子ビームパル
ス、イオンビームパルスを照射スると、そのエネルギー
によって非常に短時間のうちに高速の反応が生じ、その
表面の構造が超高速で変化することが知られている。
しかし、あまりに高速で反応が生じるので、その表面の
構造について、照射前の構造と、反応の結果得られた構
造についてしか、わからない場合が多かった。
しかし、この途中の経過を知ることは、物性の研究に欠
くことのできないことで、非常に重要である。
本発明の主たる目的は、真空容器中の観察試料の表面に
高速反応を生じさせるとともに、この反応で生じる試料
の表面の微細構造の、超高速の変化をとらえることので
きる高時間分解電子顕微鏡装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明による第1の高時間
分解電子顕微鏡装置は、真空容器、前記容器内で試料を
支持する手段、前記容器の前記試料に対向する内面に設
けられた螢光面、前記試料が発生した電子を前記螢光面
方向に加速する加速手段、前記試料の発生した電子を拡
大結像させる電子レンズ、前記試料の発生した電子を間
欠的に前記螢光面方向に通過させるゲート手段、前記ゲ
ート手段を通過した電子を偏向して前記螢光面の異なる
位置に対応させる偏向手段からなる電子顕微鏡本体と、
前記容器内の試料を励起する励起用線源と、前記線源の
励起に同期して前記ゲート手段と偏向手段を駆動する駆
動回路から構成されるいる。
また第2の高時間分解電子顕微鏡装置は、真空容器、前
記容器内で試料を支持する手段、前記容器の前記試料に
対向して1列に配置されている複数の筒の内面にそれぞ
れ形成されている複数の螢光面、前記試料が発生した電
子を前記螢光面方向に加速する加速手段、前記試料の発
生した電子を拡大結像させる電子レンズ、試料の発生し
た電子を前記列方向に順次偏向して前記具なる螢光面に
対応させる偏向手段からなる電子顕微鏡本体と、前記容
器内の試料を励起する励起用線源と、前記線源の励起に
同期して前記偏向手段に傾斜状電圧を印加する傾斜状電
圧発生回路から構成されている。
また、第3の高時間分解電子顕微鏡装置は、真空容器、
前記容器内で先端で試料を支持する棒状の陰極、前記容
器の内面に設けられた螢光面、前記試料が発生した電子
を前記螢光面方向に加速する加速手段、前記試料の発生
した電子を前記螢光面に拡大して結像させる電子レンズ
、前記試料の発生した電子を間欠的に前記螢光面方向に
通過させるゲート手段、前記ゲート手段を通過した電子
を偏向して前記螢光面の異なる位置に対応させる偏向手
段からなる電子顕微鏡本体と、前記容器内の試料を励起
する励起用線源と、前記線源の励起に同期して前記ゲー
ト手段と偏向手段を駆動する駆動回路から構成されてい
る。
(実施例) 以下、図面等を参照して本発明をさらに詳しく説明する
第1図は、本発明による第1の電子顕微鏡装置の実施例
装置を示すブロック図であって、電子管の部分を破断し
て示しである。
電子顕微鏡本体は、真空容器100に関連して構成され
ている。
前記容器100内で試料103を支持する手段は透明窓
104とこの窓の内面に設けられた試料ホルダ106を
もっている。
半導体ペレットを試料とすると、半導体ペレットが前記
レーザ光により変化させられる状態を観察することがで
きる。
前記容器10(lの前記試料103に対向する出力面1
41の内面には螢光面140が設けられている。
前記試料103の発生した電子を前記螢光面140方向
に加速する加速手段は孔あき陽極110により形成され
ている。
集束コイルはコイル電源112により励磁電流が供給さ
れ、前記試料103の発生した電子を拡大結像させる電
子レンズを形成している。
前記試料103の発生した電子を間欠的に前記螢光面1
40方向に通過させるゲート手段は第1偏向電極115
とビーム阻止電極117から形成されている。前記ゲー
ト手段を通過した電子は第2偏向電極119により形成
される偏向手段により偏向されて前記螢光面140の異
なる位置に対応させられる。
レーザ発生装置101は試料103を励起する励起用線
源を形成している。
前記ゲート手段と偏向手段を駆動する駆動回路、ゲート
電圧発生回路160と、階段伏型圧発生回路162は前
記励起用線源の動作に連動して動作させられる。
試料103を励起する励起用線源であるレーザ発生装置
101は、観察試料103を照射してその表面に高速の
反応を生じさせると同時に、この照射により観察試料1
03の物質の表面から光電子を放出させる。
真空容器100は、はぼ円筒状の容器である。
光を透過する窓104には金属フランジ105がついて
いる。
このフランジ105を円筒容器100の側壁の一端に0
リング108を介して、押しつけた状態で、容器100
内を真空排気ポンプ150で排気することにより、真空
気密が保たれるようになっている。
測定後、容器100を大気圧に戻し、この窓の部分に新
しい試料を固定し、再び真空排気できるよう容器には、
リークコック151が設けられている。
入力窓104の内側には試料の脱着ホルダ106が設け
られている。
試料103に対向して中心にアパーチャを有する陽極1
10があり、試料103と陽極110の間には例えばl
0KVが印加されている。
このため入力透過窓104は、金属フランジ105に融
着されており、この金属フランジ105と試料103は
、入力窓104の管内側の表面上で電気的に接続されて
おり、このl0KVの直流電圧は、この人力窓104側
の金属フランジ105とアノード電極110との間に印
加される。
また、容器100の試料103に近い側の端の外側には
、試料103の表面に形成される光電子像を螢光面上に
再結像するための、集束コイル111が、容器100の
長手方向の軸と、そのコイル111の軸が一致するよう
配置されている。
容器100のもう一方の端は、観察試料103表面の拡
大電子像が結像される螢光面140がその内側に設けら
れた、光透過窓141が設けられている。
陽極110と螢光面140の間には、観察試料103の
表面から放出された光電子流を、ゲートするための、第
1偏向電極115と真中にアパーチャを有するビーム阻
止電極117および複数枚の光電子像を螢光面上に配列
するための第2偏向電極119が、真空容器の軸に沿っ
て設けられている。
真空容器の側壁の材料は試料を保持した光透過窓のつい
た金属フランジ105とアノード110の間は、この間
に高電圧を印加するので、ガラスまたはセラミック等の
絶縁物が用いられる。
陽極110と螢光面140の間は第1.第2偏向電極1
15.117のリードの周囲を除けば、すべてグランド
電位とするので、側壁をガラス、絶縁物等でつくり、偏
向電極のリードの周辺部を除いてアルミニューム等の金
属薄膜109を蒸着で付着させである。
なお、側壁を金属円筒でつくり、偏向電極のIJ −ド
取り出し部だけ絶縁物とすることもできる。
また、アノード電極110の試料側の表面はレーザーを
反射するための光学ミラーを兼ねている。
次に前記実施例装置の回路の構成等を動作とともにさら
に説明する。
100nsのパルス幅のレーザがレーザ発生装置101
からレンズ101 a、ハーフミラ−101b、光透過
窓104を透過し、陽極110の表面で反射されて、試
料103の一部を照射する。
この照射により試料103の小さな領域に反応を起こさ
せるために前記レーザビームは十分に細くされている。
試料103は、このエネルギーにより表面の構造が変化
させられる。
この時試料103の表面から、同時に光電子流が放出さ
れる。
この光電子群は試料103の表面においては、試料表面
の構造に応じた密度分布を持つ。
この光電子流は試料103と陽極110間に印加されて
いる前記10KVの電圧により螢光面140の方向に加
速される。
試料103の表面で形成された光電子像はこれを、形成
する個々の光電子が種々の初速を持っているが、集束コ
イル111によって形成される電子レンズにより集束さ
れ、その拡大像を螢光面140上に形成する。
一方この光電子流は、その途中でゲート作用と、偏向作
用を受ける。
ゲート作用により、試料103から、順次放出されてく
る光電子流のうち、観測したい時間におけるものだけを
、螢光面140側に送りその他の時は、ビームを阻止す
る。
この動作は、第1偏向電極115とビーム阻止電極11
7によってなされる。
ビーム阻止電極117を通過した光電子流は、その通過
した時刻に順して、第2偏向電極119により螢光面1
40上に配列される。
第2図に、第1.第2偏向電極に印加するパルス電圧波
形を示す。
同図(A)は第1偏向電極115に印加される電圧波形
である。
第1偏向電極115の偏向板の片側はグランド電位(O
v)にしであるので、Ovが印加されているt1〜t、
+△t、 t2〜t2+△t、 t、3〜t3+△tの
間だけはビームがビーム阻止電極117を通過し、その
他の時は偏向板間に300■印加されるのでビームは偏
向されビーム阻止電極117にぶつかって、カットオフ
される。
同図(B)は、第2偏向電極119に印加される階段状
電圧を示す。
この階段状電圧により、前記のt1〜t1+△t。
t2〜t2+△1,13〜t3+△tの時刻に通過して
きた光電子ビームを順次螢光面140上に並べ、3枚の
こま撮り映像を得ることができる。
なお、これら電圧はゲート電圧発生回路160゜階段状
電圧発生回路162により発生させられている。
また、前記jl、t2+  t3等の時刻を任意に選択
して、観測したい時間の映像を得るために、同期回路が
設けられている。
試料103の反応を生じさせるレーザパルスの一部はハ
ーフミラ−101bにより反射され、PINホトダイオ
ード155により光電変換されトリガ信号が形成される
トリガ信号はそれぞれ遅延回路156、および遅延回路
157により遅延され、ゲート電圧発生回路1601階
段状電圧発生回路162に接続され、それぞれの回路を
第2図に示すように動作させる。
この方法によって、数ns付近までの露出時間と数I 
Qnsのこま撮り間隔(第2図におけるT。
)が達成される。
第3図は、本発明による第2の電子顕微鏡装置の実施例
装置を示すブロック図であって、電子顕微鏡本体を破断
して示しである。
前述した本発明による電子顕微鏡装置では、数IQns
のこま撮り間隔が限度であり、これより速いこま撮りは
、これらのゲート電圧や階段状波形がなまってしまうの
で、映像がボケてしまい不可能となる。
この第2の実施例装置は、数Ionsからpsオーダー
の露出時間とこま撮り間隔を実現できるものである。
電子顕微鏡本体は、真空容器300に関連して形成され
ている。
前記容器300内で試料103を支持する手段の構成は
第1図に示したものと同じである。
この装置では、螢光面314A、314B、314Cを
前記試料103に対向する開口をもつ筒300A、30
0B、300Cの底面にそれぞれ設けである。
前記試料103が発生した電子は孔あき陽極110の形
成する加速手段により、前記螢光面方向に加速される。
前記試料103の発生した電子は第1集束コイル311
、コリメート用コイル312、および第2集束コイル3
13Aよりなる電子レンズにより螢光面314Aに拡大
結像される。
同様にして第1集束コイル311.コリメート用コイル
312、および第2集束コイル313Bよりなる電子レ
ンズにより螢光面314Bに、第1集束コイル311.
コリメート用コイル312、および第2集束コイル31
3Cよりなる電子レンズにより螢光面314Cに拡大結
像される。偏向電極319は試料の発生した電子を順次
偏向して前記各螢光面に対応させる偏向手段を形成して
いる。
第1集束コイル311は、観察試料103の微小部の拡
大電子像が偏向電極319の偏向中心(偏向電極によっ
て色々の角度に偏向されたあとの電子軌道が、その点か
ら直進してきたかのように見える仮想点)を含む容器3
00の軸に垂直な断面に結像させられ集束する。
この時電子線束が、次のビーム阻止電極320のアパー
チャの中心を通過するよう偏向電極319の手前でコリ
メート用コイル312によって、電子ビームの方向が整
えられる。
この電子ビームは、偏向電極319に対向して放射状に
並べられたビーム阻止電極320に、開けられた複数個
のアパーチャを、横切って掃引される。
この掃引は、偏向電極319に第4図に示すような傾斜
状電圧を印加することによってなされる。 ・この時ビ
ーム阻止電極320の各アパーチャ32Oa、320b
、320cを電子ビームが通過する時間が露出時間を決
定する。
このアパーチャを通過した電子ビームはさらに、この各
アパーチャの後に設けられた、第2集束コイル313A
、313B、313Cによって形成される集束電子レン
ズを通過して、出力螢光面314A、314B、314
C上に入射し、発光像を生じる。
このとき第2集束コイル313A、313B、313G
は、偏向電極319の偏向中心を含む容器の軸に垂直な
面に結像された電子像を、電子ビームがアパーチャ32
0a、320b、320cを横切って、掃引している間
、螢光面314A、314、B、314C上に再び静止
像として結像させる。これは、偏向中心に像が結像され
ているので、第2集束コイル313A、313B、31
3Cによって形成される集束電子レンズからみるとき、
その偏向中心に結像されている像の任意の一点について
注目すれば、そこから色々の角度で偏向されて、集束電
子レンズにとびこんでくる電子線はその点から直線で放
射状に飛んでくる電子線群と同等に扱えることになる。
これは、当然ながらレンズの出力側で一点に集束でき、
また同様の扱いがその電子像の他の点についてもできる
からである。
そして、ビームがビーム阻止電極320に沿って掃引さ
れる時、一つのアパーチャの中心と隣のアパーチャの中
心との間の掃引時間がこま撮り間隔となる。
こうして複数枚(この実施例では3枚)のこま撮り映像
が得られる。
このように、傾斜状の掃引電圧を利用する時は、波形の
なまりを考えなくてよいので、非常に高速の数10ns
〜Loopsというような露出時間のこま撮り撮像が可
能となる。
第5図は、試料の反応発生と光電子の発生を別々の励起
源により行うようにした他の実施例を示すブロック図で
ある。
電子管の試料の部分を切断して示しである。
その他の部分の構成は前記第1の実施例または第2の実
施例の何れの形態でも実現できる。
高出力のレーザパルス発生袋f501で試料103を照
射して反応を生じさせる。
次に構造変化を観察するために、反応が生じない程度に
弱い、光電子放出用のレーザ光源502を起動してレー
ザパルスを発生させる。
光電子放出用のレーザ光源502は、前記高出力のレー
ザーパルス発生装置501による照射の後一定時間遅延
させて駆動する。
この遅延時間は、遅延回路503により決定される。
このような照射は同一のレーザ光源でも可能であるが、
前記の構成の方が自由度が大きい。
第6図は、本発明による第3の電子顕微鏡装置の実施例
装置を示すブロック図であって、電子顕微鏡本体部を破
断して示しである。
この実施例は先行技術として紹介したミュウラー型電子
顕微鏡に本発明の考えを適用したものである。
電子顕微鏡本体は、真空容器600に関連して形成され
ている。試料はタングステンの棒状の陰極610の先端
にセシウム原子層が設けられている。
この陰極はOリング608を介して前記容器600に気
密に結合させられている。
螢光面640は前記試料に対向する面に設けられている
。ビーム制限電極620は、前記試料の発生した電子を
螢光面640方向に加速する手段を・兼ねている。
第1ビーム偏向電極615およびビーム阻止電極617
は、前記試料の発生した電子を間欠的に前記螢光面方向
に通過させるゲート手段を形成している。この部分の機
能は第1図に示した対応する構造のそれと同じである。
第2偏向電極619は前記ゲート手段を通過した電子を
偏向して前記螢光面640の異なる位置に対応させる偏
向手段を形成している。
前記容器600内の試料は、励起用線源を形成するレー
ザ発生装置601により励起される。
レーザ発生装置601の発生するレーザは容器600の
管壁を介して前記陰極610の先端を照射する。
前記ゲート手段と偏向手段は前記線源の励起に同期して
駆動される。
レーザ発生装置601の発生するレーザ光はPINホト
ダイオード655により検出され、トリガパルスが形成
される。
このトリガパルスは遅延回路656を介してゲート電圧
発生回路に、遅延回路657を介して階段状電圧発生回
路662に接続される。
陰極610の非常に小さな半球状の表面はレーザ発生装
置601からの光によって照射される。
前記陰極610の先端の非常に小さな半球面状の電子が
そのまま放射状に広がってビーム制限電極620により
加速され、螢光面640万面に移動させられる。
第1偏向電極615、ビーム阻止電極617、第2偏向
電極619の形状や機能は、第1図に示した対応する電
極の形状と機能に相当する。
また真空排気ポンプ650、リークコツクロ51につい
ても同様である。
レーー!J’Q生装置601のレーザパルスの一部はハ
ーフミラ−601bで分離されてPINホトダイオード
655によりトリガパルスに変換される。
このパルスはそれぞれ、遅延回路656、および657
を介して、ゲート電圧発生回路660により露出時間に
対応するパルス、階段状電圧発生回路662に階段状の
電圧を発生させる。
この電圧により拡大像の螢光面640上の位置が決めら
れる。
以上詳しく説明した各実施例について、本発明の範囲内
で種々の変形を施すことができる。
実施例では反応を生じさせるものとして、レーザーパル
スを用いたが、その他β線パルス、ニュートロンパルス
、イオンビームパルス等も利用できる。
(発明の効果) 以上詳しく述べたように、本発明によれば真空中の観察
試料の表面に、超高速の反応を生じさせるとともに、従
来観察できなかったその反応過程での表面構造の変化を
、分離された像としてとらえることができる。
物体の表面から放出された電子群を、出力螢光面上に電
子レンズによって拡大再結像して光像を得るとともに、
電子ビーム径路の途中に、電子ビームの偏向、カットを
行うための電極群を設け、これに偏向電圧、ゲート電圧
を印加することにより、出力螢光面上に、観察物体の表
面の構造の変化の過程を示す複数枚のこま撮り画像を並
べることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による第1の電子顕微鏡装置の実施例
装置を示すブロック図であって、電子管の部分を破断し
て示しである。 第2図は前記実施例装置の第1.第2偏向電極に印加さ
れるパルス電圧波形を示す波形図である。 第3図は、本発明による第2の電子顕微鏡装置の実施例
装置を示すブロック図であって、電子管の部分を破断し
て示しである。 第4図は前記実施例装置の傾斜状電圧発生回路の電圧波
形を示すグラフである。 第5図は、本発明による電子顕微鏡装置の励起部の他の
実施例を示すブロック図であって、電子管の部分を破断
して示しである。 第6図は、本発明による第3の電子顕微鏡装置の実施例
装置を示すブロック図であって、電子管の部分を破断し
て示しである。 100.300,600・・・真空容器101.601
・・・レーザ発生装置 103・・・試料 104・・・透明窓 105・・・金属フレーム 106・・・ホルダー 108.608・・・0リング 109.309.609・・・金属蒸着層110・・・
陽極電極 111・・・集束コイル 112・・・コイル電流源 115.615・・・第1偏向電極 117・・・ビーム阻止電極 119.619・・・第2偏向電極 140,640・・・螢光面 141・・・出力窓 150.350.650・・・真空排気ポンプ151.
351,651・・・リークコック155.655・・
・PINホトダイオード156、 157. 356.
 656. 657・・・遅延回路 160.660・・・ゲート電圧発生回路162.66
2・・・階段状電圧発生回路306・・・傾斜状電圧発
生回路 特許出願人 浜松ホトニクス株式会社 代理人 弁理士  井 ノ ロ  溝 片2図 呻−1−一 24図 才5図 11U1 才6図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空容器、前記容器内で試料を支持する手段、前
    記容器の前記試料に対向する内面に設けられた螢光面、
    前記試料が発生した電子を前記螢光面方向に加速する加
    速手段、前記試料の発生した電子を拡大結像させる電子
    レンズ、前記試料の発生した電子を間欠的に前記螢光面
    方向に通過させるゲート手段、前記ゲート手段を通過し
    た電子を偏向して前記螢光面の異なる位置に対応させる
    偏向手段からなる電子顕微鏡本体と、前記容器内の試料
    を励起する励起用線源と、前記線源の励起に同期して前
    記ゲート手段と偏向手段を駆動する駆動回路から構成し
    た高時間分解電子顕微鏡装置。
  2. (2)前記加速手段は前記試料に近接して配置されてい
    る孔あき陽極であり、前記容器内の試料を励起する励起
    用線源からの励起線は前記陽極の試料側の面で反射させ
    られて前記試料を照射する特許請求の範囲第1項記載の
    高時間分解電子顕微鏡装置。
  3. (3)前記ゲート手段はさらに他の偏向電極と開口部を
    もつビーム遮蔽電極よりなり、試料の発生した電子を遮
    断するときは前記偏向電極に偏向電界を発生することに
    より電子を前記ビーム遮蔽電極の開口部以外の部分に衝
    突させるものである特許請求の範囲第1項記載の高時間
    分解電子顕微鏡装置。
  4. (4)真空容器、前記容器内で試料を支持する手段、前
    記容器の前記試料に対向して1列に配置されている複数
    の筒の内面にそれぞれ形成されている複数の螢光面、前
    記試料が発生した電子を前記螢光面方向に加速する加速
    手段、前記試料の発生した電子を拡大結像させる電子レ
    ンズ、試料の発生した電子を前記列方向に順次偏向して
    前記異なる螢光面に対応させる偏向手段からなる電子顕
    微鏡本体と、前記容器内の試料を励起する励起用線源と
    、前記線源の励起に同期して前記偏向手段に傾斜状電圧
    を印加する傾斜状電圧発生回路から構成した高時間分解
    電子顕微鏡装置。
  5. (5)真空容器、前記容器内で先端で試料を支持する棒
    状の陰極、前記容器の内面に設けられた螢光面、前記試
    料が発生した電子を前記螢光面方向に加速する加速手段
    、前記試料の発生した電子を前記螢光面に拡大して結像
    させる電子レンズ、前記試料の発生した電子を間欠的に
    前記螢光面方向に通過させるゲート手段、前記ゲート手
    段を通過した電子を偏向して前記螢光面の異なる位置に
    対応させる偏向手段からなる電子顕微鏡本体と、前記容
    器内の試料を励起する励起用線源と、前記線源の励起に
    同期して前記ゲート手段と偏向手段を駆動する駆動回路
    から構成した高時間分解電子顕微鏡装置。
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