JPS61283058A - カセツトテ−プレコ−ダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は１台のモータで２つのカセットテープメカニズ
ムを駆動するカセットテープレコータニ関するものであ
る。

従来の技術 近年、テープレコーダは２つのカセットテープメカニズ
ムヲ駆動できるいわゆるダブルカセットが主流となりつ
つある。しかしながら、その殆どはカセットテープメカ
ニズムを単に２台搭載したものであった。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、部品の数にして
も、その占有スペースにしても、はぼ２台分のメカニズ
ムを搭載しているので、コスト的にも大きさの上でもほ
ぼ倍になっており、特に小型化を図る上で大きな障害と
なっていた。

本発明は上記問題点を鑑み、メカニズム２台分の部品を
用いることなく、２つのカセットテープメカニズムを駆
動できるような構成をとりうるようなテープレコーダを
提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のテープレコーダは
、第１．第２のカセットテープメカニズムに共通のモー
タと、このモータの回転速度によって一意的に回転速度
が定まるギアと、このギアの回転力が第１のフリクショ
ン機構を介して伝達され、第１のテープカセットヲ駆動
する第１のリール台と、上記ギアの回転力が第２のフリ
クション機構を介して伝達され第２のテープカセットヲ
駆動する第２のリール台とを具備し、第１のカセットテ
ープメカニズムが定速走行状態にある時のみ前記ギアの
回転力が第１のフリクション機構を介して第１のリール
台に伝達され、第２のカセットテープメカニズムが定速
走行状態にある時のみ前記ギアの回転力が第２のフリク
ション機構を介して第２のリール台に伝達されるという
構成を備えたものである。

作用 本発明は上記した構成によって、はぼ２台分のメカニズ
ムを搭載することなく、２つのテープカセットヲ各々独
立して再生状態（録音も含む）にならしめることが可能
になる。

実施例 以下、本発明の実施例のカセットテープレコーダについ
て図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例におけるテープレコーダの主
要部の断面を示すもので、第２図は駆動系全体を平面的
に示しており、第３図は２つのテープカセットとフライ
ホイール及びキャプスタン軸の関係を断面方向から示し
ている。

第１図において、１はメインギアで、金属でできたメイ
ンギア板１Ｎにパワーギア部１ｂ及び外歯１０．ボス部
１ｄとともに一体に成形されており、固着されている。

２はブツシュで、メインギア１のボス部１ｄに圧入固着
されている。フリクションギア３は他端をブツシュ２に
押されるフリクションはね４によりて図の上方向に附勢
され、メインギア１のメインギア板１１Ｌに固着された
第１のフェルト５に当接している。メインギア１は第１
のテープカセット６を保持する第１の基板７に植立され
たメインギア軸８に回動自在に保持されている。クラッ
チギア９はメインギア１のボス部１ｄ及びワッシャ１Ｑ
によってメインギア軸８、及びメインギア１に対してメ
インギア１とともに回転自在に保持されている。メイン
ギア１のノくワーギア部１ｂとクラッチギア９のギア部
９２Ｌは同一モジュール、同一外径の同じギアで構成さ
れている。

第２のテープカセット１１を保持する第２の基板（第３
図４６）に設置されたリール基板１２にはリール軸１３
が植立されている０リールブツシユ１４は第２のテープ
カセット１１ｆ：駆動する第２のリール台１６に圧入固
着されているｏ　’Ｊ−ルギア１６には第２のフェルト
１７が固着され、他端をリールブツシュ１４に押される
リールばね１８に工って図の上方向に押圧され、前記第
２のフェルト１７がリール台１６の下面に当接している
。

リール台１６及びリールブツシュ１４は先のリール軸１
３に回動自在に保持されている。リール台ギア１６はク
ラッチギア９のギア部９２Ｌと常に噛合している。

第２の′テープカセット１１が再生（もしくは録音）状
態の時に移動するヘッド基板１９にはスイッチギア軸２
ｏが植立されており、スイッチギア２１は上記スイッチ
ギア軸２０に回動自在に保持されている。スイッチギア
２１は第２のテープカセット１１が再生（もしくは録音
）状態のとき、図の左方向に移動しクラッチギア９及び
メインギア１のパワーギア部１ｂに同時に噛合するよう
に構成されている。ただし、図は噛合していない状態を
示している。

第１のテープカセット６が再生（もしくは録音状態）の
とき、フリクションギア３から第１のテープカセット６
ｆ、駆動するための第１のリール台（図示せず）にギア
により回転力が伝達される構成になっている。この構成
については周知のものであるため詳細を省略する。

矢に第２図について説明する。モータ３１の回転トルク
はベルト３２を介して第１のフライホイール３３と第２
のフライホイール３４に伝達される。第１のフライホイ
ール３３に一体に固着されたキャプスタンギア３６は第
１図において説明したメインギア１の外歯部１Ｃと常に
噛合している。

３６はスイッチギア２１がクラッチギア９及びメインギ
ア１の外歯部１Ｃに噛合している状態、すなわち第１の
テープカセットが再生（もしくは録音）状態である時の
平面的な位置を示す。

次に第３図について説明する。第１のフライホイール３
３に貫通植設された第１のキャプスタン軸４１のフライ
ホイール３３に関して表側部４１＆と裏側部４１ｂとで
第１及び第２のテープ力セツ）６．１１’ｉ夫々駆動す
る構成になっており、第２のフライホイールに植設され
た第２のキャプスタン軸４２によって第１のテープカセ
ット６を第１のキャプスタン軸４１とは逆方向に駆動す
るよう構成されている。第１の基板７に設置されたメタ
ルハウジング４３に圧入固着されたメタル４４と、第２
の基板４６に設置されたメタルノ）ウジング４６に圧入
固着されたメタル４７とによって第１のキャプスタン軸
４１は保持され、第１の基板７に設置されたメタルハウ
ジング４８に圧入固着されたメタル４．９．５０によっ
て第２のキャプスタン軸４２は保持されている。

以上のように構成されたテープレコーダについて以下第
１図、第２図及び第３図を用いてその動作を説明する。

モータ３１の回転力はベルト３２を介して第１及び第２
のフライホイール３３．３４に伝達される。第１のフラ
イホイール３３と一体に回転するキャプスタンギア３５
とメインギア１の外歯部１Ｃは常に噛合しているため、
メインギア１はモータ３１が定速回転している時、同様
に一定速度で回転している。第２のテープカセット１１
が停止状態のとき、すなわちスイッチギア２１がメイン
ギア１のパワーギア部１ｂやクラッチギア９と噛合して
いない時、メインギア１の回転力はクラッチギア９には
伝達されない。すなわち、第２のリール台は駆動されな
いこととなる。　　　　今、第２のテープカセットが再
生状態にある時、第２のヘッド基板１９が移動すること
によって、スイッチギア２１がメインギア１のパワーギ
ア部１６及びクラッチギア９と噛合する。この時、クラ
ッチギア９はメインギア１と同じ回転速度で回転するこ
ととなる。すなわちメインギア１の回転力はリール台ギ
ア１６に伝えられ、フリクション機構を介して、つまり
第２のフェルト１アを介してリール台１５は摩擦駆動さ
れることとなる。

次に第１のテープカセット６が再生（または録音）状態
のとき、フリクションギア１３は第１のテープカセット
６を駆動する第１のリール台に直接又は間接的にギア結
合される。すなわちメインギア１の回転力は第１のフェ
ルト５を介してフリクションギア３を摩擦駆動すること
となる。

以上のように本実施例によれば、モータ３１と、このモ
ータ３１の回転速度に工つて一意的に回転速度が定まる
メインギア１と、第１のフェルト５お工びフリクション
ギア３とによって構成される第１のフリクション機構と
、リール台ギア１６、第１のフェルト１７．リール台１
５によって構成される第２のフリクション機構と、第１
のテープカセット６を駆動する第１のリール台と、第２
テープカセツト１１を駆動する第２のリール台とを具備
し、第１のテープカセット６が再生（録音も含む）状態
の時のみ、メインギア１の回転力が第１のフリクション
機構を介して第１のリール台に伝達され、第２のテープ
カセット１１が再生（録音も含む）状態の時のみ、メイ
ンギア１の回転力が第２のフリクション機構を介して第
２のリール台に伝達されるように構成することにより、
モータ３１、フライホイール３３，３４、メインギア１
、フリクションギア３、第１のリール台等によって構成
されるメカニズムはぼ１台分に対し、クラッチギア９及
びスイッチギア２１と、リール台ギア１６〜第２のリー
ル台１６のフリクション機構を追加設置するたけで、は
ぼ２台分の回転駆動力伝達系を実現することができ、部
品点数削減に伴なう信頼性向上やコストダウン、及び大
幅な小型化を図ることができる。

発明の効果 以上のように本発明は、モータと、このモータの回転速
度に工って一意的に回転速度が定まるギアと、第１のフ
リクション機構と、第２のフリクション機構と、第１の
テープカセットを駆動する第１のリール台と、第２のテ
ープ力セッＨ−駆動する第２のリール台とを具備し、第
１のテープカセットが再生（録音も含む）状態にある時
のみ、前記ギアの回転力が第１のフリクション機構を介
して第１のリール台に伝達され、第２のテープカセット
が再生（録音も含む）状態にある時のみ、前記ギアの回
転力が第２のフリクション機構を介して第２のリール台
に伝達されるように構成することによって、従来、はぼ
２台分のメカニズムで２つのテープカセッｌｆ駆動して
いたのに対し、１台分にわずかの部材を追加設置するこ
とによって、メカニズムはぼ２台分と同じ機能を持つ駆
動系を実現することができ、大幅な部品点数削減による
ところの信頼性の向上やコストダウン、そして大幅な小
型化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のカセ、トテーブレコーダの
主要部の断面図、第２図は同じく駆動系を示す平面図、
第３図は同じく２つのテープカセット及びフライホイー
ル、キャプスタン軸の関係を示す断面図である。 １・・・・・・メインギア、２・・・・・・フリクショ
ンギア、３・・・・・・第１のフェルト、１５・・・・
・・リール台、１６゛パ・°リール台ギア、１７・・・
・・・第２のフェルト、３１・・・・・・モータ、３３
．３４・・・・・・フライホイール。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第　２ｒＩＡ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 第１、第２のカセットテープメカニズムに共通のモータ
   と、このモータの回転速度によって一意的に回転速度が
   定まるギアと、このギアの回転力が第１のフリクション
   機構を介して伝達され第１のテープカセットを駆動する
   第１のリール台と、上記ギアの回転力が第２のフリクシ
   ョン機構を介して伝達され第２のテープカセットを駆動
   する第２のリール台とを具備し、第１のカセットテープ
   メカニズムが定速走行状態にある時のみ前記ギアの回転
   力が第１のフリクション機構を介して第１のリール台に
   伝達され、第２のカセットテープメカニズムが定速走行
   状態にある時のみ前記ギアの回転力が第２のフリクショ
   ン機構を介して第２のリール台に伝達されるように構成
   したことを特徴とするカセットテープレコーダ。