JPS6128149Y2 - - Google Patents

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JPS6128149Y2
JPS6128149Y2 JP11661779U JP11661779U JPS6128149Y2 JP S6128149 Y2 JPS6128149 Y2 JP S6128149Y2 JP 11661779 U JP11661779 U JP 11661779U JP 11661779 U JP11661779 U JP 11661779U JP S6128149 Y2 JPS6128149 Y2 JP S6128149Y2
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magnetic
electromagnet
control valve
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valve
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JP11661779U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁力により開度調整を行う比例制御弁
に関する。
従来の比例制御弁を第1図に示す。図中、1は
制御弁本体、2は制御弁本体1の通路内に介装さ
れた弁体でその移動により前記通路内を流れる流
体の流量を調節する。3は制御弁本体1内に設け
られ該弁体2に固着されたダイヤフラム、4は弁
体2の端部に固着された磁性体で例えば永久磁石
である。尚ダイヤフラム3と磁性体4とは以降説
明する電磁石5の磁力即ち吸引力或いは反発力に
対抗する弾性部材として作用する。5はその鉄心
6が磁性体4に対向配置されるように制御弁本体
1に固着された電磁石、7は弁体2の移動を導く
ガイドでその一端が制御弁に固設される。8は弁
座である。
かかる構成の比例制御弁では、電磁石5にはそ
の鉄心6に磁性体4と同じ極性が励磁するように
通電され、電磁石5に流れる電流の強さに応じて
磁性体4と鉄心6との間に反発力或いは吸引力が
生じる。以つて磁性体4を固着する弁体2がガイ
ド7に沿つて上下に作動し、弁座8との間の流通
路の開度を可変して前記流通路を通る流体の流量
を比例的に制御する。
以上に比例制御弁の動作の大略を述べたが、さ
らにその動作を第2図に基づいて詳細に説明す
る。
制御弁本体1の入口からガスが流入圧力(以下
一次圧という)P1で流入し弁体2と弁座8との間
隙を通過して流出する時の圧力(以下二次圧とい
う)をP2とし、電磁石5と磁性体4とに相互に作
用する反発力をFとし、弁体2による流体の運動
量変化により前記弁体2に作用する力をF′と
し、さらに、ダイヤフラム3の有効受圧面積をA
Dとし、弁体2の有効受圧面積をAVとする。この
時弁体2に作用する図中上向きの力は次式とな
る。
P1AV+F+F′ ……(1) 一方下向きの力は次式となる。
P1AD+P2AV ……(2) 弁体2と弁座8との間の流通路の開度は上式(1),
(2)の力のバランスによつて定まるので、上式(1)と
(2)を等しいとし、かつF′を無視できるとすると
(F′は他の項と比べて非常に小さいのでF′≒0と
してさしつかえない。)次式が得られる。
P1AV+F=P1AD+P2AV ……(3) ここでAD≒AVの関係を満たすよう弁体2とダイ
ヤフラム3とを選定すると次式が得られる。
F=P2AV ……(4) また(4)式は次式の如く表わすことができる。
P2=F/AV ……(5) (5)式から、2次圧P2は磁性体4と電磁石5との相
互反発力に比例することが判る。また相互反発力
Fは磁性体4と電磁石5との磁束に関し、その関
係式は次式で表わされる。
F=K2M1・M2/r2 尚、K2は定数、rは磁性体4と電磁石5との間
の距離、M1は磁性体4の磁束、M2は電磁石5の
磁束である。
即ち、相互反発力Fは磁性体4の磁束と電磁石
5の磁束との積に比例し、距離rの2乗に反比例
する。
このように従来の比例制御弁では磁性体4の磁
束が一定でであれば電磁石5の磁束を制御、言い
換えると電磁石5の巻線の巻数Tと該巻線を流れ
る電流値Aとの積AT(アンペアターン)に比例
するので該電流値Aを制御することにより比例関
係で2次圧P2を制御することができ以つてガス等
の流量を制御することができる。然し乍ら、制御
することができない磁性体4の磁束は各種の外部
要因によつて減磁する傾向を有する。即ち、磁性
体4の温度係数が成立する可逆範囲であれば実使
用上問題はないが、上記温度係数が成立しない非
可逆性範囲、言い換えると比較的低温或いは高温
領域及び逆磁界等の外部要因による非可逆性の変
化の減磁になると問題がある。この減磁が起こる
と、制御することができない磁性体4の磁束が弱
まることにより相互反発力Fが弱まり、2次圧力
P2が制御目標値より低くなるので実際のガス流量
が指定のガス流量より少いという欠点があつた。
本考案は上記従来の欠点に鑑みて成されたもの
で、その目的は永久磁石の減磁によるガス流量制
御性能の劣化を防止することにある。
本考案は上記目的を達成するため、弁体に固定
され、かつ電磁石の磁力により変位されてその弁
体を移動させる磁性体を改良したものであり、具
体的には磁性体をその永久磁石材料を磁化させた
後に強制的に減磁調整を行つて所定の磁束密度を
有するよう調整を施した永久磁石としたものであ
る。
この構成により本考案における磁性体としての
永久磁石は、その後の使用において減磁すること
なく安定した磁力を保持でき、従つて、本考案に
よれば安定した制御特性を示す比例制御弁を得る
ことができるものである。
以下本考案の実施例を第3図A,Bに基づいて
説明する。図中、11は永久磁石材料を磁化させ
た後に減磁調整を行つて所定の磁束密度を有する
よう調整を施した永久磁石である円柱状のBaフ
エライト等方性磁石で磁化された後、強い逆磁界
を加えることにより強制減磁を施され、弁体2の
端部に固着される。
かかる構成の比例制御弁では、Baフエライト
等方性磁石11が磁化された後実使用条件で受け
る外部要因の減磁作用よりも強い条件下の基で強
制減磁を施されているので、たとえ外部減磁作用
があつてもBaフエライト等方性磁石11が前記
外部要因により減磁されることはない。(これら
は枯らし処理と呼ばれる。)従つてBaフエライト
等方性磁石11電磁石5とに相互に作用する反発
力Fは電磁石5を流れる電流値のみに支配される
ので、比例制御弁の出口から流出する流体の圧力
即ち2次圧P2は指定された値に制御することがで
き以つてガス流量を確実に制御することができ
る。尚、上記磁化処理の際経時と共に組織変化を
生じ以つて磁束密度が変化するが、その割合は
0.1%未満であり、実使用上問題は無い。また万
一問題があつたとしても前記強制減磁を施すこと
により何等影響を及ぼすことは無い。
尚、上記実施例の効果を考案者等の実験から具
体的に紹介する。Baフエライト等方性磁石11
は、厚さl1=8.5mm,径l2=24mmであり、磁化処理
後での磁束密度は中心Oの位置で500Gauss,強
制減磁調整は逆磁界により行われその調整後中心
Oの位置で400Gaussの磁石を使用した。該Baフ
エライト等方性磁石11を比例制御弁に適用し、
流路Q(∝√)と電磁石5の巻線に印加する
制御電圧Vとの関係を第4図に示す。電磁石5の
巻線に印加する電圧Vを増加させていくと、VS
に達した時点で弁体2は弁座8を離れ、さらに電
圧を増加させてゆくと流量が増加して最大電圧V
MAXで最大流量QMAXに達する。そして逆に電圧V
を減少させてゆくと磁気回路のヒステリシスによ
り前記経路と異なる経路を通つて流量が減少して
ゆく。ここで電圧VMINに対応する流量Qを最低
流量QMINとすると、制御電圧をVMIN〜VMAX
間で制御するかぎり、外部要因による減磁作用の
影響を受けないので流量Qは後者の経路上を移動
するので経時によらず流量QをQMIN〜QMAX間で
確実に制御することができる。
以上説明したように本考案は、弁体に固着され
る磁性体が、永久磁石材料を磁化させた後に強制
的に減磁調整を行つて所定の磁束密度を有するよ
う調整を施した永久磁石であるので、本考案によ
れば前記永久磁石の磁束が経時と共に変化せず以
つて、電磁石を流れる電流値のみで比例制御弁に
より制御される流体の流量を正確に制御でき、制
御特性が安定し、且つ特別な装置を必要としない
信頼性の高い安価な比例制御弁を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の比例制御弁の縦断面図、第2図
は同上装置の部分拡大図、第3図A,Bは本考案
の要部の側面図と平面図、第4図は本考案の比例
制御弁の制御特性を示す図である。 2……弁体、3……ダイアフラム、5……電磁
石、11……Baフエライト等方性磁石。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 流体の通路内に介装された弁体と、該弁体に
    固着された磁性体と、該磁性体に対向配置され
    前記磁性体を磁力により変位させる電磁石と、
    上記弁体に固着され前記電磁石の磁力に対抗す
    る弾性部材と、を備えた比例制御弁において、
    前記磁性体は、永久磁石材料を磁化させた後に
    強制的に減磁調整を行つて所定の磁束密度を有
    するよう調整を施したものであることを特徴と
    する比例制御弁。 (2) 永久磁石Baフエライト等方性磁石としたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲1項記
    載の比例制御弁。
JP11661779U 1979-08-24 1979-08-24 Expired JPS6128149Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11661779U JPS6128149Y2 (ja) 1979-08-24 1979-08-24

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JP11661779U JPS6128149Y2 (ja) 1979-08-24 1979-08-24

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Publication Number Publication Date
JPS5634175U JPS5634175U (ja) 1981-04-03
JPS6128149Y2 true JPS6128149Y2 (ja) 1986-08-21

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ID=29348828

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JP11661779U Expired JPS6128149Y2 (ja) 1979-08-24 1979-08-24

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WO2010049166A1 (de) * 2008-10-31 2010-05-06 Robert Bosch Gmbh Elektromagnet

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JPS5634175U (ja) 1981-04-03

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