JPS61277699A - 肺表面活性物質に対するモノクロ−ナル抗体及びその製造法 - Google Patents

肺表面活性物質に対するモノクロ−ナル抗体及びその製造法

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JPS61277699A
JPS61277699A JP11673685A JP11673685A JPS61277699A JP S61277699 A JPS61277699 A JP S61277699A JP 11673685 A JP11673685 A JP 11673685A JP 11673685 A JP11673685 A JP 11673685A JP S61277699 A JPS61277699 A JP S61277699A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、ヒトの肺表面活性物質を構成しているアポ蛋
白に対するモノクローナル抗体、及びそれの製造法に関
する。かかるモノクローナル抗体は、肺表面活性物質の
動態を知る指標として、臨床及び病理診断の試薬として
用いることができる。
(0)従来の技術 動物の肺胞には、肺表面活性物質と称するリン脂質を主
成分とする生理活性物質が存在する。これは肺胞の内壁
を覆い、肺胞上皮保護作用を有すると共に、動物が呼吸
機能を維持する上に重要な生理的機能を有している。即
ち、肺表面活性物質は、呼気時、吸気時における肺胞内
面の表面張力を変化させるといった特異な表面活性を有
しており、肺胞相互間の安定性に寄与して、抗無気肺作
用を示すと云われている。かかる肺表面活性物質が不足
すると肺胞は虚脱し、安定した換気能力を維持できなく
なり、例えば、新生児呼吸窮迫症候群(IRDS)のご
とき症状が現われる。肺表面活性物質の約90%はリン
脂質や中性脂質等の脂質であるが、約10%は蛋白であ
り、これらは脂質と蛋白の複合体、即ちリポ蛋白として
存在している。
肺表面活性物質から脂質を除去すると水不溶性の蛋白が
得られ、これをアポ蛋白と−呼んでいるが、分子量約3
6,000 (36K ”)の蛋白が主成分であ°る。
肺表面活性物質のアポ蛋白の構造1機能9代謝について
はこれまで詳細に検討され、ポリクローナル抗体による
免疫学的定量、免疫組織学的検討も行われてきた。しか
し、今日、アポ蛋白が肺表面活性物質の動態を知る指標
として、臨床および病理診断に広く用いられるには至っ
ていない。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 肺表面活性物質のマーカーとして、羊水中のLZS比(
レシチンとスフィンゴミエリンの比)、羊水および気管
支肺洗浄液中のジパルミトイルホスファチジルコリン量
が測定されているが、これらリン脂質に比べ、蛋白は特
異性に優れまた高感度に検出し得るので、肺表面活性物
質のマーカーとして蛋白を用いることが期待されている
このためには、アポ蛋白に対するモノクローナル抗体を
得る必要があるが、現在までその様なモノクローナル抗
体は得られていない。
に)問題点を解決するための手段 本発明者らは、肺表面活性物質が大凶蓄積する肺胞蛋白
症患者の気管支肺洗浄液から、肺表面活性物質のアポ蛋
白を分離精製し、そのアポ蛋白に特異的なモノクローナ
ル抗体を作製し、これを用いて免疫学的定量試薬および
免疫組織学的診断試薬としての検討を行った。その結果
、本発明に係るモノクローナル抗体は、肺表面活性物質
の動態を知るマーカーとして極めて有用であることが明
らかとなった。
即ち、本発明は、ヒトの肺表面活性物質のアポ蛋白を認
識するモノクローナル抗体である。本発明のモノクロー
ナル抗体の中で反応性や安定性の点で特に好ましいのは
、分子量が約62,000及び/又は約34,000〜
37,000のアポ蛋白を認識する抗体であり、しかも
IjIG型のマウス抗体が好ましい。
本発明のモノクローナル抗体は、好ましくは・ヒトの肺
表面活性物質のアポ蛋白で免疫された動物の抗体産生細
胞と、ミエローマ細胞とを融合させることによって、該
アポ蛋白を認識するモノクローナル抗体を産生するハイ
ブリドーマを得、次いで、該ハイブリドーマ及び/又は
それに由来する細胞株を培養し、培養物からヒトの肺表
面活性物質のアポ蛋白を認識するモノクローナル抗体を
採取することによって得られる。
本発明における肺表面活性物質は、ヒトの肺及び/又は
気管支の洗浄液から、好ましくは肺胞蛋白症患者の気管
支肺洗浄液から分離・採取される。
肺表面活性物質は、約90%の脂質と約10%の蛋白と
の複合体(リポ蛋白)であり、これから公知の方法、例
えばF rosolonoの方法(J 、 L 1pi
dRes、11. 439−457(1970)参照)
によって肺表面活性物質を得、次いで脂質を除去すると
、本発明におけるアポ蛋白が得られる。アポ蛋白は分子
量約62,000と約36,000の蛋白が主成分であ
るが、分子量約36,000の蛋白は、ソジウムドデシ
ルサルフェー°トーポリアクリルアミドゲル電気泳動(
SDS−PAGE)では幅広いバンドとして分離し、こ
の中には分子量約37,000と約34,000の蛋白
も含んでいると考えられる。従って、本発明におけるア
ポ蛋白とは、これらの糖蛋白及びその他のすべてのアポ
蛋白又はそれらのフラグメントを意味するものである。
なお、蛋白の分子量は5O8−PAGEにより測定した
アポ蛋白を認識するモノクローナル抗体を産生ずるハイ
ブリドーマは、手法それ自体は公知である細胞融合法に
よって製造することができる。まず、アポ蛋白でサル、
ウマ、ウシ、ヤギ、ヒツジウサギ、ラット、マウス等の
動物を免疫し、次いでこれらの動物の牌臓やリンパ節等
から抗体産生細胞(リンパ球)を採取し、そして、この
細胞をヒト又は動物のミエローマ細胞と融合させる。ミ
エローマ細胞としてはマウスのミエローマ細胞を用いる
のが便利であり、これらの例としては、BALB/Cマ
ウスのP 3−X 63〜A g8. p 3−X 6
3−AO8−Ul  、P3−NSI/1−Ag4−1
.P3−X63− A 08−6.5,3.  S P
 2 /○−Ag14  、FO,MPC11−45,
67G 1.7などがある。
細胞融合の条件は、例えば次の通りである。抗体産生細
胞とミエローマ細胞を10:1〜1〜10゜好ましくは
1:1〜1:3の比率で混合し、適当な細胞融合用溶液
、例えば約35%ポリエチレングリコール(分子量i、
ooo〜e、ooo程度)およ゛び約735%ジメチル
スルホキシドを含むRPM I 1640を加えて、室
温〜37℃で1〜数分間撹拌し、その後10%FO8加
RPMII640で徐々に希釈し、洗浄の後)−IAT
 (ヒボキ丈ンチンーアミノプテリンーチミジン)選択
培養液にて細胞濃度が1〜5×105個/−となるよう
に調整する。これを0.2蔵ずつ、例えば96穴プレー
トに分注し、5%CO2を含む空気中で35〜38℃で
2〜3週間培養する。
HAT培養液中ではハイブリドーマのみが存在し、8−
アザグアニン耐性のミエローマ細胞及びミエローマ同士
の融合細胞は生存し得ないく未融合の抗体産生細胞は数
日で死滅する)。次に、このハイブリドーマ集落から、
アポ蛋白に対し特異的なモノクローナル抗体を分泌する
ものだけ選別する。
この選別工程(スクリーニング)は、それぞれのハイブ
リドーマより産生されたモノクローナル抗体が、目的と
するアポ蛋白と抗原抗体反応をするか否かを酵素抗体法
で調べることによって行なう事ができる。目的とするモ
ノクローナル抗体を分泌するハイブリドーマは、次にク
ローニングによ約2〜3週間後、96穴のプレート中で
生育したコロニーを拾い、再び酵素抗体法でアポ蛋白に
対する抗体活性を調べ選別したハイブリドーマを培養し
て、所望のアポ蛋白に特異的なモノクローナル抗体を生
成させる。
モノクローナル抗体を得るためのもう一つの方法は、抗
体産生細胞にエプスタイン・バー・ウィルス(E ps
tein −B arr V 1rus、以下E−Bウ
ィルスと略称する)を感染させて形質転換細胞を作成し
、該形質転換細胞及び/又はそれに由来する細胞株を培
養し、培養物からアポ蛋白に結合する性質を有するモノ
クローナル抗体を採取する方法である。
E−8ウイルスは、バーキットリンパ種や鼻咽頭ガンの
原因ウィルスとされている、ヘルペスウ、イルス群に属
するウィルスである。抗体産生細胞をE−Bウィルスに
感染させ、約2〜3週間、5%CO2インキユベータで
培養し、多くの異質集落から成る形質転換細胞(1〜ラ
ンスフオームドセル)を形成させる。次に、この形質転
換細胞から、アポ蛋白に対し特異的なモノクローナル抗
体を分泌するものだけを、前記と同様な方法で選別する
そして、前記と同様にして、クローン化された形質転換
細胞を得ることができる。
次に、本発明においては、選択したハイブリドーマ又は
形質転換細胞を培養して、所望の特異的モノクローナル
抗体を生成させる。クローニングによって選択された、
肺表面活性物質のアポ蛋白を認識する抗体を産生ずるハ
イブリドーマ又は形質転換は凍結して保存することがで
き、また、これを適当な方法で大口に培養することもで
きる。
そして、培養上清からアポ蛋白に特異的に結合するモノ
クローナル抗体を得ることができる。また、かかる細胞
を動物に移植して腫瘍化し、その腹水や血清から目的と
する抗体を得ることもできる。
本発明のモノクローナル抗体の精製は、プロティンA等
を用いるアフィニティクロマトグラフィー等の方法によ
って行なわれる。
(ホ)発明の効果 本発明のモノクローナル抗体は、−ヒトの肺表面活性物
質のアポ蛋白を認識するので、肺表面活性物質のマーカ
ーとして、ヒト肺洗浄液やヒト羊水中の肺表面活性物質
の免疫学的定量のために用いるこ件ができる。また、ヒ
トの肺胞表面や肺胞■型細胞(肺表面活性物質の産生細
胞)の免疫組亭学的検討のための試薬として使用するこ
とができる。
(へ)以下、実施例により本発明を詳述す仝。
実施例1 (1)肺胞蛋白症患者の肺及び気管支を、治療の目的で
、0.15 M塩化ナトリウム溶液で洗浄し、気管支肺
洗浄液(BALF>を3見得た。このBALFを300
x gで10分間遠心分離し、細胞及び細胞破片を除去
した。次いで、得られた上清を480oox gで20
分間遠心分離し、沈渣画分を採取した。
この沈渣画分を、1451Mの塩化ナトリウム、1、m
Mのエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム・を含む10
 mMのトリス緩衝液(ph7.4 ) 80*に懸濁
し、0.25 Mと0.65 Mの不連続ショ糖密度勾
配による遠心分離を、40000X 9で60分間行な
った。
0.25 Mと0.65 Mのショ糖溶液の18画分を
採取し、上記緩衝液400mに再懸濁した。そして、こ
の懸濁液を、48000X 9で3’0分間遠心分離し
、沈澱物(肺表面活性物質)を得た。
アルブミン等の不純物を除くためにこの沈澱物を、1%
のトリトンX−100(ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル)、31MのEDTA、 1  mMの
フェニルメチルスルホニルフロリド。
0.5 mMのジチオスレイトールを含む5 mMのト
リスm衝液CDI−17,8,以後トリトン緩衝液とい
う> 27dに静かに分散させた。この分散液を150
000×3で60分間遠心分離し、沈澱物(精製肺表面
活性物質)を得た。
この沈澱物を、上記トリトン緩衝液4IRRに再分散し
、この再分散液に4dのブタノール−エタノール混合液
(容量比6:1)を添加し、激しく振とうして、0℃で
10分間放置し脂質を抽出除去した後、200Or、l
)、1.で15分間遠心分離し、沈澱物(アポ蛋白)を
得た。この操作をもう3回繰り返し、最終的なアポ蛋白
の沈澱を得た。
この沈澱物をトリトン緩衝液20dに懸濁し、同じトリ
トン緩衝液に対してセロハン膜を用いて透析しくブタノ
ール−エタノールの除去)、透析内液を得た。この透析
内液を、150000X 9で60分間遠心分離し上溝
を得た。沈澱物には再びトリトン緩衝液20mを添加し
可溶化した後、150000x gで60分間遠心分離
し上清を得た。この操作をもう6回行ない上清を集めた
。得られた上清は合憚して150I11であった。この
上清を、トリトン緩衝液で平衡化したブルーセファロー
ス4Bカラム(直径1.8aRX 3.5cIi)に注
加し、同緩衝液を用いて溶出し、素通り画分を採取する
ことによって混在するアルブミンを完全に除去した。、 この両分を、トリトン緩衝液で平衡化したDE、AE−
トーヨーバールカラム(直径1,4cIRX 19Cr
R)に注加し、まず、同緩衝液200dを用いて流速1
5d/hr、で溶出し、次に、同緩衝液に含まれる塩化
ナトリウムの濃度を0から0.5Mまで直線的に連続的
に上げながら溶出し、塩化ナトリウム濃度が0.30 
Mと0.35 Mの間の画分を得た。この画分ド含まれ
る蛋白の分子量は約62000と約36000であった
(2)前記の塩化ナトリウム濃度が0.30 Mと0.
35 Mの間で溶出された両分に含まれるLSアポ蛋白
を、以下の実験に用いた。
LSアポ蛋白をフロイント完全アジュバントに乳化し、
BALB/Cマウスの腹腔に投与した。
そして、30日後にマウスに追加免疫を行った。一方、
15%の牛胎児血清を添加したRPMI  1640(
ギブコ社製)で、ミエローマ細胞P3−X63−Ao8
−(Jlを維持培養しておいた。追加免疫3日後、マウ
スから得た牌臓細胞とP 3−X 63− A a8−
Ulを、Ol等の方法(S elective n+e
thods  1ncellular immunol
ogy 1980. p351−372.参照)により
ポリエチレングリコール4000を用い細胞融合させ、
96穴マイクロプレートにまいた。細胞融合後、培地を
100μMヒボキサンチン、0.4μMアミノプテリン
、16μMチミジンを添加したRPMI培地(HAT培
地)に置き換えた。HAT培地で培養中2〜3週間で、
牌臓細胞とミエローマ細胞のハイブリドーマのみが生育
した。ハイプリドーマの培養液中の抗体活性を、以下に
述べるELISA法で調べた。
[抗体のスクリーニング〕 LSアポ蛋白をELISA用のプレートに付着させ、1
01Mリン酸生理食塩液(f)H7,4)に3%(W 
/V ’)のBSAを添加した液で、ブロッキングを行
った。ブロッキング後、ハイブリドーマ培養液50μ文
をELISAプレートに添加し、室温で2時間又は4℃
で一夜培養した。その後、ビオチン化つマ抗マウスIg
Gイムノグロブリン(2μg/Id)50μ旦の2次抗
体を添加、室温で1時間反応させ。これに、50μ塁の
西洋ワサビパーオキシダーゼアビジンD溶液(1μg/
l11)を加え、LSアポ蛋白に結合した抗体を、10
0μ磨の基質溶液(0,1%0−フェニレンジアミン。
0.015%H202、0,1Mクエン酸緩衝液、・p
H4,6)を加える事により検出した。
(3)LSアポ蛋白に対する抗体を産生ずるハイブリド
ーマを選別し、更に限界希釈法によるクローニングを行
ない、最終的に単一クローンのハイブリドーマ2種が得
られた。このハイブリドーマを、それぞれ、プリスタン
投与BALB/Cマ°ウスの腹腔で増殖させ、モノクロ
ーナル抗体を含む腹水を得た。得られた腹水に50%飽
和硫安を加え抗体を沈澱させ、この沈澱物を0.1Mリ
ン酸生理食塩液(DH8,0)に溶解させた。そして透
析後、プロティンA−セファロースCL4Bカラム(フ
ァルマシア社製)にかけ、抗体を0.2Mグリシン−塩
酸バッファー(+)H3,0)で溶出して精製した。
2種類のハイブリドーマから得られたモノクローナル抗
体を、それぞれPO2,PE10と命名した。
(4)  モノクローナル抗体の性質 ウェスタン ブロッティング(Western blo
t−Hng)法で、PO2とP E 10は、肺胞蛋白
症患者の気管支肺洗浄液の18画分から得られた36に
と62にの両アポ蛋白を認識した。また、両抗体はヒト
羊水と正常ヒト気管支線洗浄液中の、37にと34K及
び62にアポ蛋白を認識した。36に蛋白は5DS−P
AGEで幅広いバンドとして分離し、この中に37にと
34に蛋白を含むので、3GK蛋白、と37K。
34に蛋白は同一の蛋白である。PO2とP E 10
は、 。
ドツト−免疫結合(dat −i+nunobindi
na )法による交叉反応の結果から、近接する相互に
異なったエピトープ(抗原部位)をW131することが
示された。これらの抗体は、ヒトの肺表面活性物質のア
ポ蛋白に特異的であり、ラット、ブタ、ウサギ等の動物
の肺表面活性物質のアポ蛋白とは反応せず、またヒトの
血清蛋白とも反応しなかった。
[ウェスタン ブロッティング法] モノクローナル抗体に特異的な抗原を、T owb−1
n等の方法(Pro、 N、 A、 S、、 76 4
350−4354)によるウェスタン ブロッティング
法を用いて同、定した。最初に肺表面活性物質のアポ蛋
白を有する抗原を5DS−PAGEにかけた。5DS−
PAGE後電解液バッファーが25 mM トリス−塩
酸。
DH8,3,192mMグリシン、 20%(v /v
 )メタノールであり、電圧傾斜が7V/aR,2時間
の条件でスラブ(5lab)ゲルからニトロセルロース
シートへ蛋白を移した。ニトロセルロースシートの各レ
ーンを切り離した。片一方のシートを、アミドブラック
で蛋白染色を行い、他方は次の様な酵素免疫アッセイに
処した。
3%(w /v )BSA/PBSでブロッキング後、
1次抗体としてモノクローナル抗体(PO2又はP E
 10)を加えた。2次抗体としてビオチン化つマ抗マ
ウスIgGイムノグロブリンを加えた。
各シートは0.05%(v /v ) トウィーン(T
’1lTeen) 20を含むPBSで洗浄した。西洋
ワサビバーオキシダーゼアごジンDでインキュベート後
、基質溶液(00OS%ジアミノベンジジン。
0.03%H20z 、0.Ol MPBS)を加える
ことにより検出し同定した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒトの肺表面活性物質のアポ蛋白を認識するモノク
    ローナル抗体。 2、分子量約62,000及び/又は約34,000〜
    37,000のアポ蛋白を認識する、特許請求の範囲第
    1項記載のモノクローナル抗体。 3、モノクローナル抗体がIgG型のマウス抗体である
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載のモノクローナル
    抗体。 4、ヒトの肺表面活性物質のアポ蛋白で免疫された動物
    の抗体産生細胞と、ミエローマ細胞とを融合させること
    によって、該アポ蛋白を認識するモノクローナル抗体を
    産生するハイブリドーマを得、次いで、該ハイブリドー
    マ及び/又はそれに由来する細胞株を培養し、培養物か
    らヒトの肺表面活性物質のアポ蛋白を認識するモノクロ
    ーナル抗体を採取することを特徴とするモノクローナル
    抗体の製造法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1989002075A1 (en) * 1987-09-01 1989-03-09 Teijin Limited Method for assaying human lung surface active substance
WO1993025701A1 (en) * 1992-06-09 1993-12-23 Yamasa Corporation Monoclonal antibody against human lung surfactant apoprotein d and use thereof
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