JPS61277524A - 紙葉類収納装置 - Google Patents

紙葉類収納装置

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JPS61277524A
JPS61277524A JP60117213A JP11721385A JPS61277524A JP S61277524 A JPS61277524 A JP S61277524A JP 60117213 A JP60117213 A JP 60117213A JP 11721385 A JP11721385 A JP 11721385A JP S61277524 A JPS61277524 A JP S61277524A
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JP
Japan
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cassette
banknotes
storage section
safe
banknote
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Pending
Application number
JP60117213A
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English (en)
Inventor
Takeshi Aoki
毅 青木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は紙葉類として例えば紙幣を取扱う現金自動預出
金機などの紙幣自動循環式の入出金装置等に適用される
紙葉類収納装置に関する。
〔発明の技術的背景とその問題点) 従来゛、紙幣自動循環式の入出金装置は、内部に紙幣を
収納する紙葉類収納部としての金庫カセットを装置本体
内に挿脱可能にセットして、顧客への出金や入金等に備
えるようになっている。
このような入出金装置の金庫カセットは、係員が装置本
体内から外に引き出して内部の紙幣を取出したり或いは
新たに紙幣を収納できるように開閉蓋が上部に設けられ
ている。また該カセット内に立位姿勢で多数枚収納され
た紙幣が倒れたりすることなく整位状態を保てるように
する目的と、該カセットを装置本体内にセットした状態
で内部紙幣がカセット先端側から順次一枚ずつ集積・取
出装置の取出ローラ等の回転により具合良く取出される
ようになす目的で、該金庫カセット内に収納した紙幣を
常時先端方向に押圧する押圧手段としてのバックアップ
装置が設けられている。このバックアップ装置は金庫カ
セット内のガイドに沿って往復移動可能に且つスプリン
グ等の付勢手段により該カセット先端方向に常時付勢さ
れて内部紙幣を押圧する構成である。
ところで、こうした押圧手段としてのバックアップ装置
を備えた金庫カセットでは、内部紙幣の不足などで、係
員が該金庫カセットを装置本体から引き出し、そのカセ
ットの上部の開閉蓋を開いて内部に紙幣を収納する場合
、上記バックアップ装置が該紙幣の収納作業に邪魔とな
ることから、該バックアップ装置をスプリングに抗して
後退させてカセット内の後端側位置にロック機構により
掛止しておくと便利である。しかしながらこうしたロッ
ク機構を設けた場合、カセット内への紙幣の収納作業後
に係員が該ロック機構のロック解除を忘れて開閉蓋を閉
じ、そのまま装置本体内に挿入セットしてしまうことが
あり、こうした時はバックアップ装置が機能せず内部紙
幣に適正な押圧力を与えられないので、装置本体内にカ
セットがセットされているにもかかわらず、出金動作時
に該カセット内の紙幣を先端側から正常に一枚ずつ取出
すことができないなどの不具合が生じる欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明は上記事情にもとづいてなされたもので、係員が
紙葉類収納部内への紙葉類の収納作業後、押圧手段のロ
ック解除を忘れた場合、該収納部の開閉蓋を閉じようと
しても閉じられず、これにて係員が押圧手段のロック解
除忘れに直ぐに気が付き、正しくセットしなおすことが
できて、係員のミスによる紙葉類の異常取出等の不具合
発生を未然に防止できるようにした紙葉類収納装置を提
供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明の紙葉類収納装置は、上記目的を達成するために
、紙葉類収納部の開閉蓋に障害物を、これが押圧手段の
ロック解除による紙葉類押圧状態では開閉蓋を閉じても
該押圧手段に当接せず、押圧手段の後退限でのロック機
構による掛止状態では該押圧手段に当接して開閉蓋の閉
成を阻止するように設けた構成で、係員が紙葉類収納部
内への紙幣の収納作業後、押圧手段のロック解除を忘れ
ると、開閉蓋が閉じられず、係員が押圧手段のロック解
除忘れに直ぐに気が付くようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
なお説明の便宜上全体構成の概略から先に説明する。先
ず第1図はこの発明の紙葉類収納装置が適用される現金
自動預出金機である紙幣自動循環式入出金装置1を示す
。この入出金装置1は装置本体2の接客面側に操作盤3
が形成されており、この垂直盤部3aに通帳挿入口4と
、カード挿入口5及び伝票発行口6が設けられ、水平操
作盤部3bに入金口と出金口とを兼用する入出金口(通
貨取扱口)7と、複数の操作ボタン8を有した操作部9
及び案内表示部であるCR7表示部10が設けられてい
る。
取り及び記録を行なうと共に取引内容の印字を行なう通
帳読取り印字装置(図示せず)と、カード挿入口5から
挿入された磁気カードの取扱えと上記伝票発行口6への
伝票発行及び控えジャーナルの作成を行なうカード・伝
票処理ユニット装置11が設けられている。更に上記装
置本体2内には紙葉類収納装置としての入金取込み処理
・入金返却・出金・取忘れ回収・装填及び精査等の各種
機能を備えた入出金機構12が設けられていると共に、
内部モニタ装置t13等が設けられている。
第2図は上記入出金機構12の構成を説明するもので、
全体が一つのユニット本体14内に納められている。即
ち、ユニット本体14の前側(接客面側)上部には前述
した入出金ロアの真下近傍に位置して紙幣取込み・放出
装置15が設けられている。ま゛た上記ユニット本体1
4内の後側(反接客面側)には下から段状的にそれぞれ
紙葉類収納部である第1.第2.第3.第4のカセット
収納部16.17.j8.19が設けられ、これら各カ
セット収納部16〜19に装置本体2の後側11m2a
Jfr開くことで挿脱可能に紙菓類収納力セットである
金庫カセット20.21.22.23がそれぞれセット
されている。なお上記第1のカセット収納部16の金庫
カセット20は出金不適合紙幣としての五千円及び排除
紙幣収納用、第2のカセット収納部17の金庫カセット
21は千円紙幣収納用、第3のカセット収納部18の金
庫カセット22は万円紙幣収納用、第4のカセット収納
部23の金庫カセット19は回収、・装填紙幣収納用で
ある。
更に、上記ユニット本体14内の前後方向中間よりやや
後側位置には前記各カセット収納部16〜19の内奥に
それぞれ対応して後述する羽根車及び回転体等を備えた
第1.第2.第3.第4の集積・取出装置24.25.
26.27が配設されていると共に、これら各集積φ取
出袋[24〜27の後側(各カセット収納部16〜19
側)に隣接して当該取引紙幣と前回までの取引紙幣とを
分離区分けする仕切り手段としての分離移動体、即ちセ
パレータ機構28.29,30.31が設けられて、該
集積・取出装置24〜27との各相互間に一時保管部3
2,33.34.35を構成している。
また、上記ユニット本体14内の略中央部には紙幣の真
偽判別・金種判別・破れや汚れなどの正損判別・重ね通
過判別・表裏反転判別・新旧券判別・スキュー券判別等
と計数を行なう鑑査部36が設けられていると共に、そ
の下部に表裏反転部37が設けられ、更にその#側に一
時集積部38が設けられている。
また、上記ユニット本体14内部には上述した・各部に
紙幣を搬送すべく駆動ローラを含む多数のローラ群にそ
れぞれ搬送ベルトを掛装してなる紙幣搬送路R1〜R7
が設けられていると共に、それら搬送路R1〜R7の各
分岐部に振分はゲート398へ39hがそれぞれロータ
リーソレノイド等の駆動源により切替え作動するように
設けられている。更に各紙幣搬送路R1〜R7の途中に
は紙幣通過検知器40a〜40uが、また上記各紙幣集
積箇所には紙幣有無検知器(残留チックセンサーン41
a〜411が配設されてし)る。これら紙幣通過検知器
408〜40u並びに紙幣有無検知器418〜41iは
いずれも発光素子と受光素子とからなる構成である。ま
た上記第1〜第4のカセット収納部16〜19にはそれ
ぞれリードスイッチからなる紙幣満杯検知器42と満杯
予備検知器43が設けられていると共に、紙幣通過検知
器或いは空検知器44がそれぞれ設けられている。
なお、図中49は上記五千円及び排除紙幣用のカセット
収納部16の下側に設けられた排除券集積部である。ま
た図中50は上記入出金ロアを開閉する蓋体である。
こうした入出金装置1の主な処理動作を説明する。まず
利用客(顧客)がCRT表示部10の指示表示に従って
、カード挿入や操作ボタン8による暗証番号の投入並び
に取引種目の選択を行なう。
例えば入金ボタンが押されると、図示しないが制御装置
が入金モードになり、入出金機構12に入金指令が出さ
れて、入出金ロアの蓋体50が開き、そこから顧客が手
持ちの紙幣へを積層束状態で投入して該蓋体50を閉じ
ると、検知器41a。
41bの検知により紙幣取込み・放出装置15の取込み
゛ローラが回転して、該紙幣Aを一枚ずつ取込んで次々
と検知器40aで検知して制御装置により取込み枚数を
計数しながら搬送路R2に送り込み、そこから鑑査部3
6に通す。この鑑査部36で各紙幣Aの金種判別・真偽
判別・正損判別・表裏判別・重ね取り・スキュー判別等
の検査が行なわれる。
この鑑査結果が制御装置に入力されて、「偽Jと判別さ
れた紙幣Aや重ね取り・スキュー或いは破損判別等によ
り正しい紙幣として確認できない紙幣Aは排除紙幣とし
て振分はゲート39aにより搬送路R3を介して一時集
積部38に送り込む。
一方「真券」並びに「正券」と判別され且つ「裏」と判
別された紙幣Aは振分はゲート39a・39bを介して
表裏反転部37に送り込み、ここで表裏反転せしめて搬
送路R4に送る。また「真券」並びに「正券」と判別さ
れ且つ「表」と判別された紙幣Aは上記振分はゲート3
9a・39bを介して表裏反転部37を通らず迂回する
形で搬送炉R4に送る。この際表裏反転部37を通って
来た紙幣Aと迂回して来た紙幣Aとはいずれも搬送路R
4に合流するが、その送られる順序やピッチが狂うこと
は無い。
こうして搬送路R4に次々と送られて来た紙幣Aは上記
鑑査部38での金種判別に基づいてそれぞれ振分ける。
即ち、五千円紙幣Aは振分はゲート39dにより搬送路
R5を介して第1の集積・取出装置24に送って、後述
する羽根車によりセパレータ機構28との間の一時保管
部32に集積し、千円紙幣Aは振分はゲート39eによ
り搬送路R5を介して第2の集積・取出装置25に送っ
て、同様にセパレータ機構29との間の一時保管部33
に集積し、更に一万円紙幣Aは振分はゲート39fによ
り搬送路R5を介して第3の集積・取出袋[26に送っ
て、同様にセパレータ機構30との間の一時保管部34
に集積する。この際多金種の紙幣Aは通過検知器40m
、40n。
400の検知信号により制御装置に金種別に集積枚数が
カウントされる。
こうして上記入出金ロア内部の紙幣の取込みを終了する
。またこの際上記一時集積部38に排除券がある場合は
、そこの搬出機構により束の状態で一括して搬送路R1
を介して上記取込み・放出装置15内に戻し、そこで再
度前述したと同様に一枚ずつ取込み搬送して鑑査等によ
る入金処理を行なって金種別に一時保管部32〜34に
集積する。
こうして投入された全ての入金紙幣Aを金種別に一時保
管部32〜33に集積すると、計数照合が行なわれ、顧
客が確認ボタンを押すと、オンライン交信の上「入金可
」となり、各一時保管部32〜34の紙幣は後述する如
く各セパレータ機構28〜30の、作動によりそれぞれ
の金庫カセット20〜22内に取込まれて、入金取引動
作が終了する。
なお、上記入金時に「入金不可」となった場合、即ち上
記顧客による投入金額確認時に取消しボタンが押された
場合や、オンライン交信の上(fl限度額オーバーなど
により)受入れ不可となった場合、入金紙幣返却モード
となり、上述した各一時保管部32〜34の紙幣Aは集
積・取出装置24〜26の後述する取出用回転体の回転
動作等により一枚ずつ且つ一万円紙幣から千円紙幣・五
千円紙幣の順に搬送路Rεに取出して、そこから搬送路
R4を介し鑑査部36を通過させて全て一時集積部38
に集積する。なおこの返却時には鑑査部36での一切の
判別は行なわない。こすして一時集積部38に集積した
紙幣はそこの排出機構の動作により一括して搬送路R1
を介して取込み・放出装置15内に送り、そこで入出金
ロアの蓋体50を開き、該取込み・放出装置15の放出
機構(ポツプアップ機構)により全入金紙幣を入出金ロ
アを介して上方に突出させて、顧客に抜き取らせて入金
返却処理動作終了する。
つぎに、取引種目の出金ボタンを選択して押した場合、
CRT表示部10の指示表示が変わって、該顧客にカー
ド挿入及び暗証番号・要求金額ボタンや金種ボタン並び
に確認ボタン等を押させる。
これにて制御l装置がオンライン交信開始すると共に、
入出金mN412に出金指令を出す。これにて該入出金
機構12は要求された金種の金庫力゛セット21.22
内の紙幣(万円や千円)を集積・取出装置25.26の
後述する取出用回転体等の動作等により一枚ずつ取出し
て、通過検知器40q。
40rの検知による取出枚数を計数しながら搬送路R6
に送り出し、それら紙幣Aを振分はゲート39d、39
eを介して搬送路R4に送り、鑑査部36に通して更に
搬送路R3がら一時集積部38に集積する。
なおこの際鑑査部36で出金不適当(重ね通過。
損券等)と判別された紙幣Aは振分はゲート39aによ
り振分けて、第1の五千円及び排除紙幣収納用の集積・
取出装置24に送って金庫カセット20に収納するか、
またはその下側の排除券収納部49に収納する。また同
時に鑑査部36により金種判別を行なって、要求金種に
対応した紙幣収納部である金庫カセット21.22から
取出した紙幣であるが再確認する。この出金時の金種判
別の再確認は通常では不要であるが、各金庫カセット2
1.22内の不足分を係員が直接セットする場合があり
、この場合誤金種のカセットのセットミスが仮にあって
も出金に問題が生じないようにするためである。
こうして一時集積部38に顧客の要求金額並びに金種に
対応した枚数の紙幣Aを集積できたら、そこの搬出機構
の作動により搬送路R1から取込み・放出装置15内に
送る。こうした状態で、オンライン交信の上で[取・引
OKJとの許可がでると、入出金ロアの蓋体50を開い
て、出金紙幣Aを取込み放出装置15の放出機構の作動
により押上げて該入出金ロアより上方に突出させて、顧
客に抜き取らせて出金動作終了する。
また、上記出金或いは入金返却時で、紙幣Aが入出金ロ
アから突出した状態で顧客に抜き取られずに、時間監視
など一定時間取り忘れられた場合、紙幣取り忘れ回収動
作を行なう。つまりこの場合上記取込み・放出装置15
の放出機構が逆駆動されて、取り忘れ紙幣Aを入出金ロ
アより下側に引き込み、蓋体50を閉じる。こうして前
述した入金処理モード時と同様に一枚ずつ取込んで、搬
送路R2から振分はゲート39Qを介して第4の集積・
取出装置27に送って、そこの一時保管部35に集積し
、その後に回収・装填紙幣収納用である第4のカセット
収納部19の金庫カセット23内に収納する。
また、紙幣装填処理動作は、係員が装置本体2の後側1
12aを開いて、第4の紙幣装填用である金庫カセット
23を引出し、これに例えば朝一番その日−日の取引に
必要と思われる万円紙幣と千円紙幣を混合して収納し、
その状態で該カセット23を元のカセット収納部19に
挿入セットする。
そして係員が内部モニタの装填ボタンを押す。これにて
入出金機1112は紙幣装填モードとなり、該第4のカ
セット23内の紙幣Aを前述した出金処理時と同様に一
時保管部35か=ら集積・取出装置27により一枚ずつ
取出して鑑査部36に送り、ここで鑑査判別の結果に基
づいて、上記入金処理時と同様に排除紙幣Aは一時集積
部38に、万円紙幣Aは第3集積・取出装置26を介し
てその一時保管部34に、千円紙幣Aは第2の集積・取
出装置F25を介してその一時保管部33にそれぞれ振
分は集積する。その終了後、上記一時集積部38に集積
されて排除紙幣Aを一括して取込み・放出装置15内に
送り、そこから前述した回収動作と同様に一枚ずつ取り
込んで第4の回収・装填紙幣収納用である金庫カセット
23に回収し、また上記第3及び第2の一時保管部34
.33にそれぞれ金種別に集積されてい6万円紙幣及び
千円紙幣Aは最後にそれぞれの金庫カセット22゜21
に収納して装填動作が終了する。
なお、その他の動作処理として精査機能もある。
これは各金庫カセット内の紙幣を順次取出して鑑査部3
6で判別しながら回収金庫カセット23に回収して、金
種毎の枚数管理等に役立つようになる。
次に、上述した入出金装置10人出金機構12内の紙葉
類収納部をそれぞれ構成する第1〜第4の集積・取出装
置24〜27及び同セパレータ機構28〜31並びに同
カセット収納部16〜19の金庫カセット20〜23を
第3図以下により詳述する。なおこれら第1〜第4のも
のはいず′れも同一構成となっているので、その代表と
して第1の集積・取出装置24及びセパレータ機構28
並びにカセット収納部16の金庫カセット20のみを説
明する。
まず、集積・取出装置24は、第3図乃至第5図に示す
如く、左右一対の集積羽根車100と、この羽1!11
00の下部やや後側寄りに外周部が一部オーバーラップ
する状態で配する左右及び中間の計3個の紙幣取出用回
転体101とを主体とした構成で、上記羽根11100
は両側フレーム102相互間にシャフト103を介して
軸支されて、図示しないパルスモータを駆動源とする動
力伝達系104により第3図矢印方向に回転駆動されよ
うに設けられており、上記回転体101は外周一部が高
摩擦体で構成されたローうで、上記シャフト105によ
り軸支されて、図示しない駆動系により上記羽根車10
0と同方向に回転駆動されるように設けられている。
また上記回転体101のシャフト105を支点に可動板
106が図示しない駆動手段により第5図に示す如く揺
動可能に設けられいると共に、回転体101の上部にこ
のシャフト105と同軸なカム駆動によりアイドルロー
ラ107を介して間歇回転する紙幣補助取出用のフィー
ドローラ108が設けられている。
こうした集積・取出装置24の後側に一時保管部32が
あり、この底壁を構成するものとして受台109が上記
回転体104の後側に小間隙の紙幣取出口110を存し
て設けられている。そして上部搬送路R5から次々と送
り込まれて来る紙幣を羽根車100が回転して一枚ずつ
羽根で挟むようにして引込み、この際可動板106が第
5図の想像線に示す傾斜状態に保持されていて、該羽根
車100に引き込まれて来た紙幣を該羽根車から外して
後側の一時保管部32に次々と集積できる。
また可動板106が垂直に起立して一時保管部32に集
積されている紙幣を立ち姿勢にし、この状態で回転体1
01が回転することで、これに同期してフィードローラ
108も間歇回転して、その両者の回転FJ擦力により
上記一時保管部32の集積紙幣を最前から一枚ずつ下方
の取出口110を介して取出搬送して下部搬送路R6に
送りaせるようになっている。
なお、上記集積・取出装置24の取出口110の下側に
は、上記各紙幣取出用回転体101と対応して2枚取り
防止ロー5111がそれぞれ軸支されている。この2枚
取り防止ロー5111は表面が高摩擦体で構成されてい
て、上記回転体101と逆向きに回転駆動されて、上記
取出口110に取出される最前の一枚の紙幣に附随して
来る2枚目以降の紙幣の進行を阻止するようになってい
る。また上記回転体101のシャフト105よりやや上
部の軸112を支点に揺動可能にストッパ113が設け
られ、これが図示しない駆動手段により上記羽根車10
0による紙幣集積動作時には第3図の想像線に示す位置
に回動して取出口110を閉塞し、回転体101とアイ
ドルロー5107の回転による紙幣取出動作時には図示
点線に示す位置に回動して該取出口110から退避する
ようになっている。更に、上記羽根車100の後側には
一時保管部32の紙幣左右整位ガイド板114が、その
上部にはWl擦係数の低いガイド用ベルト115及びガ
イド用板ばね116が設けられて、これらが上記羽根車
100と可動板106による一時保管部32への紙幣の
集積を助けるようになっている。
次に、上記一時保管部32の集積紙幣の分離移動体であ
るセパレータ機構28は、第3図及び第4図並びに第6
図〜第8図に示す如き構成で、上記一時保管部32の集
積紙幣群を囲繞できるような前後開放した矩形四辺形枠
状の可動体130と、この可動体130内の上下部に左
右それぞれ一対ずつ配した上下フラッパ131.132
とを主体として構成されている。
上記可動体130はその下部両端がガイド0ツド133
に図示しないベアリングを介して前後方向く紙幣集積方
向)に往復移動可能に案内支持されて設けられている。
この往復駆動手段として、上記ガイドロッド133の前
端側寄りに第4図及び第61図に示す如<VRタイプの
パルスモー゛り134が設けられ、このモータ軸に取付
けた駆動テーリー135とガイドロッド133の後端方
部に軸支した従動プーリー136とに掛渡してタイミン
グベルト137が設けられ、このタイミングベルト13
7の途中部が可動体130と連結されて、該パルスモー
タ134の回転によりタイミングベルト137を介して
可動体130を往復移動したり所定位置に停止せしめた
りすると共に、上記パルスモータ134の励磁が切れて
可動体130の移動をフリー状態にできるようになって
いる。
また第6図に示す如く、装置本体2の後1lP2aにビ
ン138を介してそれぞれ一端が枢支連結されて第1.
第2リンク139.140が設けられ、その第1リンク
139が他端の長孔139aを介して本体フレームに突
設したビン141に摺動可能に係合され、第2リンク1
40が他端長孔140aを介して上記従動プーリー13
6に突設した偏心ビン136aに摺動可能に係合されて
いる。そして第1リンク139は本体側に設けたリード
スイッチ等の扉開閉検知器142と対応して永久磁石1
43を有し、後1i2aの閉成時は該検知器142をO
N状態にし、後112aを開くと想像線の位置に移動し
て該検知器142をOFFにすると言りた具合に後n2
aの開閉検知を行なわせしめると共に、該検知器142
のOFFにより上記可動体130を所定位置に停止せし
めているパルスモータ134の励磁を切ってフリー状態
となす。また第2リンク140は後扉2aの閉成時は従
動プーリー136のパルスモータ134による一定角度
内の往復回動を許容し、後F12aが開くと上記パルス
モータ134がフリーとなると同時に想像線の位置へ移
動して従動プーリー136を矢印方向に一定角度回転せ
しめて、タイミングベルト137を介して可動体130
を図示実線の定位置から想像線の位置に後退移動せしめ
るようになっている。
こうした可動体130に対して上下各フラッパ131.
132はそれぞれL字形爪のような形状をしていて、そ
の上部名フラッパ131は上記可動体130の上板13
0aから各々垂下したブラケット144にビン145を
介して回動自在に取付けられ、下部各フラッパ132は
可動体130の下板130bからそれぞれ立設したブラ
ケット146にビン147を介して回転自在に取付けら
れている。またこれら上下フラッパ131,132はそ
れぞれVRタイプのパルスモータ148の駆動によりリ
ンク機構149,150を介して回動即ち、第8図(a
)、(b)、(c)に示す如く開閉動作せしめられるよ
うになってい。つまり上記パルスモータ148は軸上に
図示しない溝カムが設けられ、この溝カムの一定角度の
回転により第8図(b)に示す如く一方のリンク機構1
49が軸149aを支点に回動して下部フラッパ132
を開き、更に上記パルスモータ148の回転駆動により
溝カムが一定回転すると、第8図(C)に示す如く他方
のリンク機構150が軸150aを支点に回動して上部
フラッパ131を開くようになっている。なお両リンク
機構149゜150は上下各フラッパ131.132の
閉成時に外力が加えられても、類フラッパがみだりに開
かないように機械的にロックする構成とされて、いる。
次に、上記カセット収納部16及び紙幣収納カセットで
ある金庫カセット20を説明する。まずカセット収納部
16は第9図及び第13図に示す如く、紙幣収納カセッ
トである金庫カセット20を装置本体2の後f12aを
開くことで挿脱可能にセットできる空間を有した構成で
、前述したセパレータ機構28と共にその他後述する如
く金庫カセット20のセットに必要な各種部材が設けら
れている。
上記金庫カセット20は第9図乃至第13図に示す如く
、全体が長方形状の中空箱状をなすカセット本体170
を主体とし、このカセット本体170の上面部に開閉蓋
171が前端部の枢軸(図示せず)を中心に開閉可能に
設けられ、この開閉蓋171を第11図の想像線に示す
位置に開くことで、カセット本体170内への紙幣Aの
挿脱が可能となる。なおこの開閉蓋171の閉成ロック
手段として、該開閉蓋171内面後端寄り部に係止板1
72が取付けられ、これと対応したカセット本体170
内の後端部にはオートロック機構173が設けられてお
り、このオートロック機構173は角穴173a付きロ
ック板173bを支点173Cを中心に回動可能に且つ
常時図示しないばねにより直立する位置に付勢した構成
で、開閉蓋170を閉成方向に回動押し圧することで、
係止板172がオートロック機構173のロック板17
3bを一度押し退けるようにしてその角穴173aに係
止して、該開閉蓋171の開化状態を自動ロックでき、
その閉成状態で第12図に示す鍵穴174に所定の鍵(
図示せず)を入れて回すことにより、上記係止板172
が時計回り方向に回動してオートロック111f117
3のロック板173bの角穴173aから外れて、上記
開閉蓋171の閉成状態のロックを解除できるようにな
つている。
また、上記カセット本体170の前端面部にはそこを開
閉するシャッタ175が設けられている。
これは上部開閉蓋171内にスライド可能に配した引き
込みバー176の前端にヒンジ176aを介して第9図
に示す如く上下に回動可能に取付けられて、その引き込
みバー176が金庫カセット20のカセット収納部16
への挿入に伴い該収納部16内に設けた押圧体(押し欅
)177に付き当たって後方に押されることで、この引
き込みバー176と共にシャッタ175が開閉蓋171
内の案内路に水平になって引込まれて、カセット本体1
70の前端面を全開し、逆に金庫カセット20をカセッ
ト収納部16から後方に引き出すと、復帰スプリング1
78により引き込みバー176が前進することでシャッ
タ175が開閉蓋171内から前方に出て垂下して閉成
状態となる。
このシャッタ175の閉成状態をロックするロック手段
として、第9図に示す如く該シャッタ175の裏面に突
設した板体175aに係止棒179が横架され、これに
対してカセット本体170にシャッターロック機構18
0が設けられている。このシャッターロック機構180
は軸180aを支点として回動可能に略T字状をなすロ
ック板180bを設けたもので、このロック板180b
が金庫カセット20のカセット収納部16への挿入に伴
い該収納部16内に設けた押圧体(押し棒)181に付
き当たって後方に押されながら図示想像線の如く回動す
ることでることで、上記係止棒179から離脱してシャ
ッタ175の閉成状態のロックを解除でき、逆に金庫カ
セット20をカセット収納部16から後方に引き出すと
、図示しないばねによってロック板180bが実線の位
置に自動復帰して係止棒179を係止して自動ロックで
きるようになっている。なお上記シャッターロック機構
180は金庫カセット20のカセット収納部16内への
挿入時に、上記引き込みバー176が押圧体177に付
き当たるより先にロック板180bが押圧体181に付
き当たってロック解除し、金庫カセット20の引き出し
時にはシャッタ175が復帰スプリング178により垂
下して閉成状態となってからロック板180bが押圧体
181から離れて回動復帰して該シャッタ175をロッ
クする。
また、上記カセット本体170の前端のシャッタ175
の内側近傍には内部紙幣Aの前方へのみだりな抜は落ち
を防止するストッパ機構としてそれぞれ爪状をなす上部
ストッパ182と下部ストッパ183が設けられている
。この上部ストッパ182は、上記開閉カバー171内
の前端部に設けた軸182aを介して上下に回動可能に
取付けられており、通常はその上端部が開閉カバー17
1内の前端寄り部に復帰手段としてのばね184を介在
して押動可能に設けた押圧体(ロッド)185により後
方から押されることで、閉成(垂下)状態に保持される
ようになっていると共に、上記金庫カセット20のカセ
ット収納部16内への挿入時、第9図に示す如くその挿
入セット完了直前で該カセット収納部16内に設けた抑
圧体く押し棒〉186に押されて上方に跳上がる如く自
動的に開くようになっている。また下部ストッパ183
は、カセット本体170の内底板(金庫フロ・ア)17
0aの下側に軸187を介して回動可能に枢着した長尺
な支持バー188の先端に一体的に立設されて、該支持
バー188の上下回動によりカセット本体170の内底
板170a上に出没できるようになっている。この支持
バー188を上下回動せしめる手段として、カセット本
体170の内底板170a下側にガイド(図示せず)を
介して前後方向に移動可能なスライド板189が設けら
れ、このスライド板189の後端部に鉤孔状の内カム1
89aが形成され、この内カム189a内に上記支持バ
ー188の軸187より後方部から突設した応動ビン1
88aが摺嵌されている。そして通常時は復帰手段とし
ての引張りばね190によりスライド板189が第11
図に示す如く前方に移動していることで、この内カム1
89a内の応動ビン188aが押し下げられて支持バー
188が上方に回動して、下部ストッパ183がカセッ
ト本体170の内底板170a上に突出した閉成状態を
保ち、上記金庫カセット20のカセット収納部16内へ
の挿入セット時、第9図に示す如くその挿入セット完了
直前で該カセット収納部16内に設けた押圧体(押し棒
)191に押されてスライド板189が後方に移動する
ことで、その内カム189aにより応動ビン188aが
押上げられて支持バー188が下方に回動して、下部ス
トッパ183がカセット本体170の内底板170aよ
り下側に退入して開放状態となる構成とされている。
更に、上記カセット本体170内部には収納した紙幣A
を前方に押圧する押圧手段としてバックアップ装置19
2が設けられている。これは第10図乃至第13図に示
す如く、カセット本体170の内底板170a下側に取
付けた一本のガイドシャフト193にm嵌して前後方向
に往復移動可能に設けられたスライド体194と、この
スライド体194の左右に軸支されて内底板170a上
面に転接して該スライド体194の立ち姿勢を保つ転倒
防止ローラ195と、上記スライド体194から立設さ
れた支持フレーム196と、この支持フレーム196の
前面側に上部の左右水平軸ビン197aと上部中央の垂
直軸ビン197bを介して揺動可能に且つばね198に
より中立保持された揺動フレーム199と、この揺動フ
レーム199の前面側に取付は支持された紙幣押圧板2
00と、この押圧板200でカセット本体170内の紙
幣Aを前方に押圧すべく、上記スライド体194を常時
前方に付勢するはね201などから構成されている。な
おこのばね201はスライド体194の移動ストローク
が大きいことでカセット本体170の内底板170a下
側の前後プーリー202,203に掛渡した長尺なコイ
ルスプリングが用いられている。
また上記バックアップ装置192はカセット本体170
内への紙幣Aの挿脱作業が容易にできるように、全体を
後端寄り部に後退させるための取手204が上記支持フ
レーム196の後側にカバー205を介して取付けられ
ていると共に、この後退限で掛止しておけるように上記
スライド体194の後端とカセット本体170の後端壁
内面とにロック機構としてのアームロック206a。
206bが取付けられている。このアームロック206
a、206bは市販のもので、バックアップ装置192
を一度後退すると相互に噛合してロック状態となり、更
に後退操作するとロック解除できる構成である。
こうしたロック機構を備えたバックアップ装置192で
は、上記カセット本体170内への紙幣Aの装填後に該
バックアップ装置192の後退限でのアームロック20
6a、206bによるロックを解除し忘れて、開閉蓋1
71を閉じて装置本体2内のカセット収納部16に挿入
セットすると、内部紙幣Aの押圧動作ができないままと
なるので、該紙幣Aの一時保管部32への送り出し並び
に取込み不能となる。この為にそうしたロック解除忘れ
を未然に防止する手段として、上記開閉蓋171の下面
後端寄り部に弾性材よりなる障害物207が突設され、
この障害物207が第10図に示す如くバックアップ族
@192の後退限でのロック状態時にはこのカバー20
5の上端面に付き当たって、該開閉蓋171を正しく閉
じられないようになっている。
なお、上記バックアップ装置192のスライド体194
の下面部には永久磁石208が設けられ、第13図に示
す如く永久磁石208がスライド体194と一体に移動
することでカセット収納部16下部側に設けた紙幣満杯
検知器42と満杯予備検知器43をON、OFFできる
ようになっていると共に、支持フレーム196の上端部
にも永久磁石209が取付けられて、カセット収納部1
6の上部側前端寄りに設けた紙幣満杯検知器或いは空検
知器44をON、OFFできるようになっている。
また、上記金庫カセット20乃至23はそれぞれカセッ
ト収納部16乃至19へのセットミスを防止すべく、第
14図及び第16図に示すように、カセット本体170
の一側壁外面に案内部としの案内ビン210が突設され
、これと対応する装置本体2内の各カセット収納部16
〜19には案内部として一枚の案内板211が設けられ
ている。
前記案内ビン210はカセット本体170の側壁に縦−
列的に等間隔を存して複数形成した取付孔212a〜2
12dのうちのいずれか一個を選択しで、そこにねじの
如く着脱可能に螺合して取付けられている。例えば第1
4図に示す五千円用の第1の金庫カセット20では最上
段の取付孔212aに案内ビン210が取付けられ、第
16図に示す千円用の第2の金庫カセット21では上か
ら2番目の取付孔212bに案内ビン210が取付られ
ていると言った具合に、内部に収納する金種の相違によ
り各金庫カセット20〜23ごとに案内ビン210が位
置を異にして取付けられている。一方上記案内板211
は縦型長方形状の一枚の板の一隅部とこれと反対側縁の
途中部とに切欠211a、211bを形成すると共に、
上下両側の4箇所に取付孔211Cを形成するこ、とで
構成されている。そしてこの案内板211は表裏並びに
上下の向きを選択して2本のねじ213により各カセッ
ト収納部16〜19に一枚ずつ取付けられている。例え
ば第14図に示す第1のカセット収納部16では隅部切
欠211aが案内部として前記第1の金庫カセット20
の案内ビン210と対応する上部−側に来る姿勢でねじ
213により取付けられ、第16図に示す第2のカセッ
ト収納部では上下向きが逆にされて切欠211bが案内
部として前記第2の金庫カセット21の案内ビン210
と対応する一側途中に来る姿勢でねじ213により取付
けられていると言った具合に、収納する金庫カセット2
0〜23の種類に応じて各カセット収納部16〜19ご
とに案内板211が切欠による案内部の位置をそれぞれ
異にして取付けられている。なお214は各カセット収
納部16〜19側に複数形成された取付孔で、これらの
2個を選択して上記案内板211のねじ213を螺合締
付けできるようになっている。
これにてカセット収納部16〜19に金種の誤った金庫
カセットを挿入しようとしても、案内板211の切欠案
内部と案内ビン210との位置が対応しないことで、該
誤った金庫カセットの挿入が途中で阻止されて完全なセ
ットができず、各金庫カセット20〜23をそれぞれ予
め定めた所定のカセット収納部16〜19に挿入した場
合のみ相互の案内部が対応して完全な挿入セットができ
る構成とされている。また案内ビン210も案内板21
1も全て着脱可能で、上述の如く案内部位置の変更が可
能であるので、各カセット収納部16〜1つ及び各金庫
カセット20〜23を簡単に別の金種用に変更できるよ
うになる。
而して、上述した紙葉類収納部の作用を説明すると、ま
ず各金庫カセット20〜23は装置本体2外に取出した
状態で、そのカセット本体170の開閉蓋171を開い
て、必要に応じて金種別に所要の紙幣を取出したり装填
したりする。そしてこの際内部のバックアップ装置19
2は後退限にロック保持しておく。そして紙幣装填後は
該バックアップ装置192のロック解除して第11図に
示す如く内部紙幣Aを前方に押圧してストッパ機構であ
る上下ストッパ182.183に受は止めさせ、且つ開
閉蓋171を閉じてロックする。この際、上記バックア
ップ装置192のロック解除を忘れた場合は、その上端
に開閉蓋171から突出する障害物207が第10図に
示す如く当たって該開閉蓋171の閉成ができないよう
になっていることから、バックアップ装置192のロッ
ク解除を確実に行なってから開閉蓋171を閉じる。
これでバックアップ装置192のロック解除忘れを未然
に防止できる。
こうして紙幣装填後に開閉蓋171を完全に閉じた各金
庫カセット20〜23は、装置本体の後112aを開い
て、それぞれ内部に収納した紙幣Aの金種と対応する第
1〜第4のカセット収納部16〜19に挿入セットする
この際、係員が金庫カセット20〜23のいずれかを誤
った位置のカセット収納部に挿入した場合、その誤った
金庫カセットにある案内ビン210とカセット収納部の
案内板211の切欠との位置がずれていることから1.
即ち第14図や第16図に示した正しい対応状態が得ら
れないことから、誤った金庫カセットの挿入が途中で阻
止されて完全なセットができない。これにて係員が誤挿
入にすぐ気が付いて正しい位置に挿入しなおせるので、
常に各金庫カセット20〜23を所定のカセット収納部
16〜19にセットミスなく正しく挿入セットできるよ
うになる。
一方、上記金庫カセット20〜23の挿入セットに際し
て後1fi2aを開くと、第6図に示した如く該後1f
j2aに連動する第1リンク139により扉開閉検知器
142が0FFL、セパレータ機構28の可動体130
を固定しているパルスモータ134の励磁が切れてフリ
ーとなると共に、第2リンク140により従動プーリー
136.タイミングベルト137を介して可動体130
が一定ストローク後退移動する。こうした状態で各カセ
ット収納部16〜19内に上記金庫カセット20〜23
が挿入されて来る。
ここで以下各段全て同様であるので第1のカセット収納
部16と同金庫カセット20との作用関係のみ説明する
と、まず第9図に示す如く該カセット収納部16側の押
圧体181によりシャッタ175のロックが解除されて
、次に抑圧体177により引き込みバー176が押され
て、これと共にシャッタ175が上部に開放して水平状
態となって開閉蓋171内に引き込まれる。そして更に
金庫カセット20が深く挿入されて来ると、ストッパ機
構の上部ストッパ182と下部ストッパ183によって
保持されている内部収納紙iMAの先端面が上記セパレ
ータ機構28の上下フラッパ131.132に当たって
保持されるようになり、この時点で上部ストッパ182
が押圧体186に当たって跳上がるように上方に開き、
且つスライド板189が押圧体191に当たって後方に
押されることで、この内カム189aに摺嵌する応動ビ
ン188aが押上げられて、支持バー188が回動して
下部ストッパ183が下方に退入して開く。これで金庫
カセット16の完全な挿入セットが完了し、内部紙幣A
は上下フラッパ131゜132とバックアップ装置19
2の押圧板200との間に保持される状態となる。
この状態で後112aを閉じると、従動プーリー136
が一定角度回動可能となり、セパレータ機構28の可動
体130が上下フラッパ131゜132と共に紙幣Aを
介してバックアップ装置192の押圧で前進し、金庫カ
セット2oの装填処理動作が完了する。
こうした状態で前述した入出金機構12が作動すること
で該金庫カセット内に入金紙幣が送り込まれたり逆に出
金紙幣として取出されたりする。
つまり入金された紙幣が一枚ずつ第3図に示す集積・取
出し装置24の羽根車100等の作動で送り込まれると
、セパレータ機構28がパルスモータ134の駆動で適
当に後退して一時保管部32を構成しながら該入金紙幣
を集積して受入れ、入金終了して枚数・金額等の照合が
済むと、セパレータ機構28が後退しながら上下フラッ
パ131゜132をパルスモータ148の駆動でリンク
機構149.150を介して開≠き、その状態で前進し
て一時保管部32の入金紙幣と金庫カセット20内の紙
幣Aとを一緒にし、再度上下フラッパ131.132を
閉じて後退して全紙幣を金庫カセット20内に取込む。
また出金時は上下フラッパ131.132が開いて前進
して、最前端の紙幣から一枚ずつ集積・取出装置24の
取出用′回転体101及びアイドルローラ107の回転
により出金紙幣として取出させる。
次に、上記金庫カセット20を装置本体外への取出す場
合は、まず後蓋2aを開くと、上述した挿入時と同様に
セパレータ機構28の可動体130が上下フラッパ13
1,132を閉じたまま定位置まで後退する。ここで金
庫カセット20を後方に引き出すと、まず上部ストッパ
182が押圧体186から離れることで、復帰手段とし
ての押圧体(ロンド)185のばね184にょる押圧で
該上部ストッパ182が下方に回動して自動的に閉状態
に復帰し、同時に下部ストッパ183の復帰手段である
スライド板189が押圧体191から離れることでばね
190により前進移動し、これで内カム189aに摺嵌
している応動ビン188aが第10図の状態に引き下げ
られてメ・” 支持バー183の回動して、下部ストッパ183が上昇
して自動的に閉状態に復帰する。これにてそれまでセパ
レータ機構28の上下フラッパ132.133により保
持されていた紙幣Aが該上下ストッパ182,183に
より前端を押えられ、更に金庫カセット20を引き出し
ても内部紙幣Aの倒れや抜は落ちが防止されるようにな
る。
この状態で更に金庫カセット20を引き出すと、引き込
みバー176が押圧体177から離れて、ばね178に
より前進してシャッタ175を前方に押し出しながら垂
下させて閉じ、そこでシャッターロック機構180のロ
ック板180bが押圧体181から離れてばね力により
回動復帰して係止棒179に係止し、該シャッタ175
を閉状態に自動ロックする。こうして完全に閉塞した状
態で金庫カセット20の引き出しができるようになる。
なお、この発明は上述した実施例のみに限定されること
なく、例えば入出金装置以外の紙幣処理装置や、紙幣以
外の各種紙葉類の取扱え処理装置などに適用しても可で
あり、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々変更
しても良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、係員が紙葉類収納
部内への紙葉類収納作業後、押圧手段のロック解除を忘
れた場合、該収納部の開閉蓋を閉じようとしても障害物
が押圧手段に当接して閉じられず、これにて係員が押圧
手段のロック解除忘れに直ぐに気が付き、正しくセット
しなおすことができて、係員のミスによる紙葉類の異常
取出等の不具合を未然に防止することが確実にできる紙
葉類収納装置となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は本発明
の紙葉類収納装置を適用した入出金装置の一部切欠した
外観斜視図、第2図は同人出金装置の入出金機構の概略
的構成縦断面図、第3図は同上入出金機構の集積・取出
装置−及びセパレータ機構並びにカセット収納部を示す
側面図、第4図は同平面図、第5図は第3図の取出用回
転体部分の拡大側面図、第6図はセパレータ機構と後扉
の関係を示す側面図、第7図は同セパレータ機構の正面
図、第8図(a)〜(C)はセパレータ機構の上下フラ
ッパの各種動作状態を示す側面図、第9図はカセット収
納部に対する金庫カセットの挿入時の状態を示す側面図
、第10図は金庫カセットの蓋叩じ不能状態をを示す一
部省略した断面図、第11図は金庫カセットの閉成状態
の断面図、第12図は同金庫カセットの一部断面した平
面図、第13図は金庫カセットのバックアップ装置の作
用を示す側面図、第14図は金庫カセットとカセット収
納部との案内部を示す側面図である。 20〜23・・・紙葉類収納部(金庫カセット)、17
1・・・開閉蓋、192・・・押圧手段(バックアップ
装置>、206a、206b・oツク機構(アームロッ
ク>、207・・・障害物、A・・・紙葉類(紙幣)。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第14図 第16図 曳 第15図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部に紙葉類を収納する開閉蓋付き紙葉類収納部
    と、この紙葉類収納部内の紙葉類を押圧する押圧手段と
    、この押圧手段を紙葉類に対する押圧方向と反対側部に
    掛止しておくロック機構と、このロック機構による押圧
    手段の掛止時該押圧手段に当接して前記開閉蓋の閉成を
    阻止すると共に押圧手段の掛止解除時には該開閉蓋の閉
    成を許容する障害物をと備えて構成したことを特徴とす
    る紙葉類収納装置。
  2. (2)障害物は弾性部材で開閉蓋内面に突設されている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の紙葉類収
    納装置。
JP60117213A 1985-05-30 1985-05-30 紙葉類収納装置 Pending JPS61277524A (ja)

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