JPH1069562A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JPH1069562A
JPH1069562A JP9164136A JP16413697A JPH1069562A JP H1069562 A JPH1069562 A JP H1069562A JP 9164136 A JP9164136 A JP 9164136A JP 16413697 A JP16413697 A JP 16413697A JP H1069562 A JPH1069562 A JP H1069562A
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毅 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】紙幣と共に異物が投入された場合でも取出しロ
ーラ等への引っ掛かりを防止し安定した動作が可能な自
動取引装置を提供することにある。 【解決手段】入出金口内部の一方側には投入された紙幣
を取込む取込みローラ403とゲートローラと425と
が設けられ、他方側には顧客に返却する紙幣を入出金口
に放出する放出ローラ427が設けられている。入出金
口内において、取込みローラ側に設けられた移動自在な
フロントパネル401と、フロントパネルと対向して設
けられ、フロントパネルとの間に紙幣の収納空間を形成
する移動自在なバックアップ402と、が設けられてい
る。入金紙幣の投入時、フロントパネルおよいバックア
ップにより、取込みローラと放出ローラとの間に収納空
間を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば銀行の
磯械化コーナなどに設置され、紙幣の入金および出金を
自動的に行う入出金装置などの自動取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、入出金装置(Automated Tellers M
achine: ATM)は、銀行の機械化コーナーに設置されて、
カードあるいは通帳などの取引媒体を用いて自動的に紙
幣を引き出し(出金)あるいは預け入れ(入金)などを
顧客自身の操作で行えるものであり、銀行窓口の営業終
了後も時間延長して稼動しており、また、デパート、ス
ーパーなどの店内に設置する無人運用などの使い方もあ
り、今後増々設置台数が増えるものと予測される。
【0003】こうした背景において、入出金装置の運用
資金の効率化は、人員の効率化、合理化とともに銀行な
どの金融機関では重要な課題となっている。この課題の
1つである運用資金の効率化を図るため、入金された紙
幣を出金の紙幣にあてる紙幣自動循環式の入出金装置が
開発され、実用化されている。
【0004】上記のような自動取引装置は、シャッタに
よって開閉される入出金口を備え、顧客はこの入出金口
に紙幣を投入するとともに、入出金口から紙幣の払い戻
しを受ける。通常、入出金口内部には、投入された紙幣
を装置内部に取込む取込みローラ、および返却紙幣を入
出金口に放出する放出ローラ等が設けられている。そし
て、紙幣入金時、取込みローラの上方に紙幣投入用の収
納空間が形成され、顧客は、入出金口を通してこの収納
空間内に紙幣を投入する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された自動取引装置において、紙幣投入用の
収納空間は取込みローラの上方に形成されるため、紙幣
と共に硬貨やクリップ等の異物が投入された場合、これ
らの異物は取込みローラ上に落下し取込みローラやその
駆動機構等に引っ掛かってしまう恐れがある。取込みロ
ーラ等に異物が引っ掛かると、円滑な動作を行うことが
困難になるとともに、故障の原因ともなる。
【0006】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、その目的は、紙幣と共に異物が投入された場合でも
取出しローラ等への引っ掛かりを防止し安定した動作が
可能な自動取引装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、発明の自動取引装置は、入金する紙幣を受入れると
ともに、顧客に渡す紙幣を放出する入出金口を備えた自
動取引装置において、上記入出金口内部の一方側に設け
られ、上記入出金口に投入された紙幣を取込む取込みロ
ーラとゲートローラとを有する取込み手段と、上記入出
金口内部の他方側に設けられ、顧客に渡す紙幣を上記入
出金口に放出する放出ローラを備えた放出手段と、上記
入出金口内において上記取込み手段側に設けられた移動
自在なフロントパネルと、上記入出金口内において上記
フロントパネルと対向して設けられ、上記フロントパネ
ルとの間に紙幣の収納空間を形成する移動自在なバック
アップと、入金紙幣の投入時、上記取込み手段と放出手
段との間に収納空間を形成し、上記放出手段による紙幣
の放出時には上記放出ローラの上方に収納空間を形成
し、上記取込み手段による紙幣の取込み時には収納空間
内の紙幣を取込みローラに押圧するように、上記フロン
トパネルおよびバックアップを連動して移動させる駆動
手段と、を具備したことを特徴としている。
【0008】上記構成の自動取引装置によれば、入出金
口を通して紙幣を投入する際、フロントパネルおよびバ
ックアップは、取込み手段と放出手段との間に収納空間
を形成する。そのため、収納空間に投入された紙幣に硬
貨、クリップ等の異物が混入していた場合、これらの異
物は取込み手段と放出手段との間を通って下方に落下す
る。その後、フロントパネルおよびバックアップは、収
納空間内の紙幣を取込みローラに押圧するように移動
し、この状態で、取込みローラによって紙幣の取込みが
行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図2は本発明の自動取引装置と
しての紙幣自動循環式の入出金装置を示している。この
入出金装置1は、本体2の接客面側に操作盤部3が形成
されており、その垂直盤部3aには通帳挿入口4、カー
ド挿入口5、および伝票発行口6が、また、水平操作盤
部3bには入金口と出金口とを兼用する紙幣受部として
の入出金口7、複数の操作ボタン8…を有した操作部
9、および案内表示部、つまりCRT表示部10が設け
られている。
【0010】また、本体2内には上記通帳挿入口4から
挿入された通帳を受け入れてその磁気読取りおよび記録
を行なうとともに取引内容の印字を行なう通帳読取り印
字装置(図示しない)、カード挿入口5から挿入された
磁気カードの取扱いと上記伝票発行口6への伝票発行、
および控ジャーナルの作成を行なうカード、伝票処理ユ
ニット装置11が設けられている。さらに、本体2内に
は取り忘れ紙幣Aの入金返却、取り忘れ回収、装填およ
び精査機能を備えた入出金機構12、および内部モニタ
装置13が収納されている。
【0011】つぎに、図3を参照して入出金機構12の
構成を説明する。図中14aは入出金機構12の上部ユ
ニットであり、14bは下部ユニットである。
【0012】この上部ユニット14a内の前側(接客面
方向)上部には、入出金口7に対応して紙幣取込み・取
出し装置15が設けられている。また、上部ユニット1
4aの後側には金庫カセット19が配置され装填紙幣収
納部23を構成している。
【0013】下部ユニット14b内には後から前に第
3、第2、第1の金庫カセット18,17,16が配置
されていて、出金不適合紙幣収納部としての五千円/排
除/回収紙幣収納部22、千円紙幣収納部(第2の収納
部)21、万円紙幣収納部(第2の収納部)20を構成
している。
【0014】上記第1〜第4の金庫カセット16,1
7,18,19には各々第1、第2、第3、第4の集
積、取出し装置24,25,26,27が設けられてい
るとともに集積部としての空間301aを形成するため
の仕切手段としてのフラッパ315が設けられている。
【0015】又、第1〜第3の金庫カセット16,1
7,18は図4に示すように入出金装置12の下部ユニ
ットの搬送部51を上方に回動することにより、上部に
引出せるようになっている。
【0016】また、第4の金庫カセット19も同様に上
部ユニット14aの搬送部50を上方に回動することに
より上部に引出せるようになっている。
【0017】また、上部ユニット本体14a内の前側上
下方向ほぼ中央部には鑑査部36が配置されているとと
もに、この右側には出金一時集積部37、入金一時集積
部38が設けられている。
【0018】上部ユニット本体14内には紙幣搬送路R
が形成されていて紙幣Aを各部に搬送し得るようになっ
ているとともに、分岐部には図示しないロータリンレノ
イドを駆動源とする振分ゲ一卜39a〜39jが配設さ
れている。さらに、紙幣搬送路Rの途中には各所に紙幣
通過検知器40a〜40pが、また、紙幣A…が集積さ
れる各集積箇所には紙幣有無検知器(残留チェックセン
サ)41a〜41d,451,320aが配置された構
成となっている。上記紙幣通過検知器40a〜40pお
よび紙幣有無検知器41a〜41d,451,320a
は発光素子と受光素子とからなる周知の構成である。
【0019】なお、各紙幣収納部20,21,22,2
3にはそれそれ満杯検知器44、満杯予備検知器45、
空検知器42および空予備検知器43が設けられてい
る。上記各検知器42,43,44,45はたとえばマ
イクロスイッチで構成され、押板310によってオンー
オフするようになっている。
【0020】つぎに、図5を参照して入出金口7および
この入出金口7に対向して配置された紙幣取込み・取出
し装置15を説明する。図中415は入出金口7を開閉
するシャッタであり、このシャッタ415の取手415
aは水平操作盤3bの上面より落ち込んだ位置にあっ
て、ハンドバックなどの顧客の手荷物によりシャッタ4
15の開閉動作が阻害されないようになつている。
【0021】403はフロントパネル401の配置側に
設けられ、集積部454に集積された紙幣Aを順次一枚
ずつ取込む取込みローラであり、取込み駆動モータ40
4で駆動されるようになっている。
【0022】取込み駆動モータ404の軸には検知プレ
ート405が設けられ、取込みタイミング検知スイッチ
406によりイニシャルポジションが検知される。40
7は紙幣Aを立位状態に支持する第1のフロアで、フロ
アピン408を介してリンク409に連結されている。
リンク409はリンクピン410を介して揺動自在に支
持されており、フロア駆動モータ411の軸に設けられ
た偏心カム412の回動で揺動し、この揺動でフロア4
07が上下に振動するようになっている。
【0023】そして、この第1のフロア407は、図6
(a)に示すように、櫛状に形成され、硬貨などの異物
の通過が充分に可能かつ図6(a)および図6(b)で
示すように2つに折畳まれた状態で挿入された紙幣A′
の角部が落ち込むような複数の隙間413…を有してい
る。
【0024】図5および図6中、456は折畳紙幣A′
を受ける第2のフロアで第1のフロア407より低い位
置に設けられており同様に櫛状に形成されている。図
中、457a,457bは光学的センサであり、第1の
フロア407と第2のフロア456の隙間を光学的に検
出している。
【0025】シャッタ415は、シャッタロック解除ソ
レノイド416を動作させ、かつシャッタ駆動モータ4
17を動作させて開くことができ、完全に開いたことは
シャッタ開検知セル418で検知することができ、また
シャッタ415を閉じるときはシャッタ駆動モータ41
7を逆回転させ、完全に閉じたかどうかはシャッタ閉検
知セル419で検知することができるようになってい
る。420は、紙幣Aの高さ位置検知セルで、紙幣Aの
投入方向を間違えた場合などの検知が可能である。
【0026】425は取込みローラ403に対向して配
置し、取込み駆動モータ404に連動して取込みローラ
403の回転の逆方向に回転して紙幣Aの二枚取りを防
止するゲ一トローラ(二枚取り防止機構)、426は紙
幣Aを取込みローラ403とゲ一トローラ425との間
の取込み部455に送込む送込みローラ、427は紙幣
Aを集積部454に放出する放出ローラ、428はフロ
ア407の下方に設けられた受皿である。
【0027】フロントパネル401およびバックアップ
402は、図7に示すように、それぞれ軸受430,4
31を介してスライドシャフト432に摺動自在に支持
されている。これらフロントパネル401およびバック
アップ402には突片433,434が設けられ、フロ
ントパネル401の突片433にフロントパネルピン4
35が取付けられている。またバックアップ402の突
片434に長孔436が形成され、この長孔436に前
記フロントパネルピン435が摺動自在に嵌合してい
る。これらの突起433、434、フロントパネルピン
435、長孔436は連動手段を構成している。
【0028】フロントパネル401およびバックアップ
402は、それぞれ付勢手段として機能するスプリング
437,438を介して取込みローラ403の配置側
(図中左方向)に弾性的に付勢され、またフロントパネ
ル401には取込み口ーラ403と対向する部分に切欠
439が形成され、フロントパネル401が取込みロー
ラ403の配置側に移動するのに伴い、相対的に取込み
ローラ403の一部が前記切欠439を通して入れ子の
状態でフロントパネル401の内側つまり紙幣Aの集積
部454に突出するようになっている。
【0029】440はフロントパネル401の取込みロ
ーラ403側への移動範囲を規制するストッパ、441
はバックアップ駆動モータで、このバックアップ駆動モ
ータ441の軸にレバー442が取付けられている。バ
ックアップ402の軸受431にはバックアップピン4
43が取付けられ、このバックアップピン443がスプ
リング438の付勢力に抗してレバー442に当接し、
またこの状態でフロントパネルピン435が長孔436
の一端縁に当接し、これによりフロントパネル401お
よびバックアップ402が互いに平行に離間対向してゲ
ートローラ425と放出ローラ427との間の上方部分
に臨むように保持されている。また、バックアップ40
2の下部にはヒンジ444を介してその外側に回動が可
能な可動部445として構成されている。
【0030】なお、図5中の40aは取込みカウントセ
ル、451は残留検知セル、452は人手検知セル、4
53はバックアップイニシャル検知セルである。
【0031】次に、紙幣Aを取込む動作について図7お
よび図8を参照して説明する。図8(a)は紙幣Aを投
入する際の状態で、この状態のもとでフロントパネル4
01とバックアップ402との間の投入領域454に紙
幣Aを投入する。この際、紙幣Aに硬貨やクリップなど
の異物が紛込んでいると、それがフロア407の隙間4
13…を通して受皿428内に落下する。投入領城45
4はゲ一トローラ425と放出ローラ427の間の上方
部分に臨んでおり、したがつて異物はゲートローラ42
5や放出ローラ427に引掛かるようなことなく、的確
に落下する。
【0032】こののち、図8(b)に示すように、シャ
ッタ415が閉じ、フロア駆動モータ411が高速で正
逆回転し、これに応じてフロア407が上下に振動し、
この振動により紙幣Aが整位され、また紙幣Aに残って
いた異物aが完全に受皿428内に落下する。
【0033】この時フロアに例えば2つ折れ紙幣A′が
投入されていた時はこの2つ折れ紙幣A′が図6(b)
および図6(c)で示すようにフロア456に集積され
るためセンサ457aにより検出される。この場合シャ
ッタ415を開き利用客に正しく入れ直してもらう。
【0034】ついで、バックアップ駆動モータ441の
動作で、図7(b)に示すように、レバー442が反時
計方向に所定の角度回動し、これに応じてスプリング4
37,438の付勢力でバックアップ402およびこれ
に追従するようにフロントパネル401が一体的に取込
みローラ403の配置側に移動する。
【0035】この移動に伴い、図7(b)および図8
(c)に示すように、相対的に取込みローラ403の一
部がフロントパネル401の切欠439を通して入れ子
の状態でフロントパネル401の内側に突出するととも
に、フロントパネル401がストッパ440に当接して
停止し、紙幣Aがバックアップ402により取込みロー
ラ403に押圧される状態となる。
【0036】このような状態で、送込みローラ426、
取込みローラ403、ゲートローラ425がそれぞれ回
転し、紙幣Aが送込みローラ426により取込みローラ
4O3とゲートローラ425との間の取込み部455に
送込まれ、ゲートローラ425により二枚取りが防止さ
れながら、紙幣Aが取込み口一ラ403により順次一枚
ずつ取込まれる。図8(d)に示すように、取込みが完
了すると残留検知セル451で残留チェックが行なわ
れ、こののち各部材が当初の位置に復帰し、紙幣Aの取
込み工程が終了する。
【0037】次に、紙幣Aを集積部454に放出する動
作について図7および図9を参照して説明する。まず、
バックアップ駆動モータ441が図7(a)の状態から
図7(c)に示すように、時計方向に回転する。これに
応じてバックアップ402およびフロントパネル401
がスプリング438,437に抗して取込みローラ40
3の反対側に移動し、この位置においてバックアップ4
02の可動部445が図示しないソレノイドにより駆動
されて外側に開き、この状態で放出ローラ427を介し
てフロントパネル401とバックアップ402との間に
紙幣Aが放出される(図9(a))。
【0038】こののち、バックアップ402の可動部4
45が前記ソレノイドの「オフ」により閉じ、ついでバ
ックアップ駆動モータ441の動作でフロントパネル4
01およびバックアップ402が当初の位置に戻る(図
9(b))。
【0039】この状態でフロア駆動モータ411の動作
でフロア407が上昇し、またシャッタ駆動モータ41
7の動作でシャッタ415が開き、これにより顧客に対
する紙幣Aの返却可能状態となる(図9(c))。そし
て紙幣Aが顧客により抜取られると、シャッタ駆動モー
タ417の動作でシャッタ415が閉じ、さらに残留検
知セル451で紙幣Aの残留チェックが行なわれて紙幣
Aの放出工程が終了する(図9(d))。
【0040】次に図10ないし図12を参照して入金一
時集積部38について説明する。図中201は支持ピン
で、この支持ピン201にバックアップレバー202お
よびバックアップリンク203がそれぞれ回動自在に取
付けられている。バックアップレバー202の先端部に
は紙幣Aの集積部230に臨む上部搬送手段231が設
けられ、この上部搬送手段231は三つのタイミングプ
ーリ204…、およびこれらタイミングプーリ204…
に掛渡されたタイミングベルト205により構成され、
中間のタイミングプーリ204が駆動ベルト206を介
して駆動源(図示せず)に連結され、これにより前記駆
動源に連動してタイミングベルト205が無端走行する
ようになっている。
【0041】バックアップリンク203の上端部には長
孔208が形成され、この長孔208にリンクディスク
209に取付けられたディスクピン210が遊合し、こ
の遊合によりリンクディスク209の回動に応じてバッ
クアップリンク203が支持ピン201を支点にして揺
動するようになっている。
【0042】バックアップレバー203の下端部には連
結ピン211が取付けられ、この連結ピン211と前記
バックアップレバー202との間にスプリング212が
張設され、このスプリング212の弾性力でバックアッ
プレバー202が図中反時計方向に付勢され、この付勢
力でバックアップレバー202がバックアップリンク2
03に取付けられたストッパーピン213に当接してい
る。
【0043】集積部230の下部には、上部搬送手段2
31と対向するように、下部搬送手段232を構成する
搬送ベルト214が水平に設けられ、この搬送ベルト2
14が前記駆動源に連動して走行するようになってい
る。そしてこの搬送ベルト214の下方に、リンク支点
ピン215が設けられ、このリンク支点ピン215に集
積第一リンク216が回動自在に取付けられ、この集積
第一リンク216の下端部と前記バックアップリンク2
03の下端部との間に集積第二リンク217が掛渡され
ている。
【0044】集積第一リンク216には紙幣Aの飛出し
を防止する飛出し防止プレート218が取付けられ、さ
らにこの飛出し防止プレート218の中段部にヒンジ2
19を介して紙幣Aの受台220が回動自在に取付けら
れている。
【0045】この受台220はその先端縁が傾斜面22
1に摺動自在に当接して水平に支持され、またこの受台
220は前記搬送べルト214に対して入れ子の状態に
構成され、水平状態のまま該搬送ベルト214の上方か
ら下方に移行し得るようになっている集積部230の側
方には、紙幣Aの集積手段233を構成するタタキ車2
22が設けられ、このタタキ車222が前記駆動源に連
動して回転することにより、紙幣Aが集積部230に順
次一枚ずつ送込まれる。
【0046】図中234は集積ガイドであり、リンク支
点235を介してプランジャソレノイド236に結合し
ている。また、集合カイド234は図示しないスプリン
グにより左方に押圧されている。この時、飛出し防止プ
レート218との間隔は新券(新規に発行された紙幣)
を集積するために最適な間隔が設けられている。次にプ
ランジャソレノイド236に通電すると、集積ガイド2
34は右方(図10(a)の二点鎖線位置)に移動され
る。この時、飛出し防止プレート218との間隔は旧券
(改券前の紙幣)を集積するために最適な間隔となるよ
うに設定されている。
【0047】次に動作について述べる。紙幣Aの集積待
機時においては、図10(a)および図11(a)に示
すように、飛出し防止プレート218がほぼ垂直に起立
し、受台220が搬送ベルト214の上方に臨み、受台
220の上方にタイミングベルト205が大きく離間し
て退避している。
【0048】そして、このような状態のもとで同一の駆
動源を介してタイミングベルト205、搬送ベルト21
4、タタキ車222がそれぞれ動作し、タタキ車222
の動作で受台220の上に紙幣Aが順次一枚ずつ送込ま
れて集積される。この際、紙幣Aが受台220の上を適
度に滑り動くことができるから、その整位が容易に行な
われる。
【0049】このようにして紙幣Aが集積されると、図
10(b)に示すように、リンクディスク209が回転
し、バックアップリンク203が図中反時計方向に回動
する。この回動に応じてスプリング212の付勢力でバ
ックアップレバ−202が図中反時計方向に回動し、タ
イミングベルト205が下降する。
【0050】また、集積第一リンク216の下端部が集
積第二リンク217を介して図中右方向に引かれて集積
第一リンク216が図中反時計方向に回動し、この回動
により飛出しプレート218がほぼ水平状態に倒伏して
紙幣Aの搬送路から退避するとともに、さらに飛出し防
止プレート218の動作に追従して受台220が水平状
態のまま下降して搬送ベルト214の下方に退避する
(図11(b)参照)。
【0051】このようにタイミングベルト205が下降
し、かつ受台220が搬送ベルト214の下方に退避す
ることにより、受台220上に集積されていた紙幣Aが
タイミングベルト205と搬送ベルト214とで挾ま
れ、これに応じてタイミングベルト205および搬送ベ
ルト214の無端走行動作で紙幣Aが集積部230から
所定位置に搬送される(図12(a)参照)。
【0052】そして、搬送の終了後に、各部材が当初の
状態に復帰して次回の動作を待機する(図12(b)参
照)。
【0053】次に図1および図13〜図19を参照して
金庫カセット16,17,18,19に設けられた第1
〜第4の集積・取出し機構24,25,26,27を説
明する。これらはいずれも同一の構成となっているた
め、ここでは第1の集積・取出し機構24のみを説明
し、他の説明を省略する。
【0054】図中20は収納部で、この収納部20の上
部の一端縁側に形成された受入口340に対応して取込
み手段としての集積ローラ302およびタタキ車303
が設けられ、これら集積ローラ302およびタタキ車3
03により紙幣Aが収納部20に送込まれるようになっ
ている。
【0055】また、図19に示すように集積ローラ30
2の軸302aにはワンウェイクラッチ335を介して
歯車336が設けられ、図13に矢印した反時計方向に
のみ回転可能とし、外部から誤って集積ローラ302を
廻しても集積された紙幣Aが外部に出ることを防止して
いる。なお、337は装置内に設けられた歯車で前記歯
車336と噛合するようになっている。
【0056】また、収納部20の上部の他端側に形成さ
れた取出口341に対応してパルスモータ(図示せず)
に連動する取出ローラ304およびフィードローラ30
5が設けられ、これら取出ローラ304およびフィード
ローラ305により取出ローラ304のゴム面304a
を介して収納部1内の紙幣Aが順次一枚ずつ取出される
ようになっている。なお、取出ローラ304には紙幣A
の排出側においてゲートローラ306およびピックアッ
プローラ307が設けられている。
【0057】図18に示すように、取出ローラ304の
軸304bには検知プレート322が設けられ取込イミ
ング検知スイッチ323によりイニシャルポジションが
検知される。
【0058】また、321は取出ローラロック解除ソレ
ノイドであり、ONすることにより取出ローラの軸30
4bに設けられたプレート330に形成された凹み33
0aに嵌合したレバー331が吸引され、取出ローラ3
04のロックが解除される。ロック解除ソレノイド32
1は紙幣取出し時のみONする。このため、金庫上部搬
送部51を開いた時や金庫を取りはずした時、取出しロ
ーラ304はレバー331によってロックされているた
め、誤って取出しローラ304を廻しても集積された紙
幣Aが外部に出ることを防止している。
【0059】なお、332はレバー331を常時凹み3
30aに嵌合する方向に付勢するスプリングであり、3
33は取出ローラの軸304bに設けられた歯車であ
り、装置内の歯車334と噛合するようになっている。
【0060】プレート330、レバー331、ロック解
除ソレノイド321、スプリング332は、ロック機構
を構成している。また、上述した図示しないパルスモー
タ、歯車333、334、検知プレート322、取込イ
ミング検知スイッチ323、軸304bは、上記のロッ
ク機構とともに、取出しローラ304の回転を制御する
制御部を構成している。
【0061】図14(a)において、308はスライド
シャフトで、このスライドシャフト308に紙幣Aを収
納部20の下方に押込む押込み板309、および収納部
20内の紙幣Aを押上げるバックアップ310が取付け
られ、前記バックアップ310は常時スプリング(図示
せず)により上方に弾性的に付勢されているが、電磁ブ
レーキ311を介して適宜任意の位置に停止させて固定
することができるようになっている。
【0062】収納部20の中段部分の両側にはフラップ
315,315が設けられ、これらフラップ315,3
15はソレノイド(図示せず)に連動して開閉するよう
になっていて、通常には収納部20の内部に突出しない
開状態を保つようにスプリング(図示せず)により弾性
的に付勢されている。なお、316は残留検知センサ、
317は取出検知センサである。
【0063】押込み板309およびバックアップ310
には、図17に示すように、それぞれの一端側から他端
側に亙って長い長孔状の透過孔309a,310aが形
成されている。また、これら押込み板309およびバッ
クアップ310の上下部間に亙って空検知センサ320
が設けられている。
【0064】この空検知センサ320は発光素子320
aと受光素子320bとからなり、発光素子320aか
ら出射した光が押込み板309およびバックアップ31
0の移動方向つまり垂直方向に対して斜めに傾く状態で
前記透過孔309a,310aを通して受光素子320
bに入射するようになっている。
【0065】図1は金庫カセット16の斜め外観図であ
る。上部が搬送路を形成するよう集積ローラ302、取
出ローラ304の外周部の一部が金庫カバー344から
露出するようになっている。なお、上面にはガイドロー
ラ342…が配設されていて、搬送部51に設けられた
ローラ34…と転接した状態となっている。
【0066】次に、集積・取出し機構の動作について述
べる。まず、待機時においては、図14(a)に示すよ
うに、フラッパ315,315が収納部20内に突出す
る閉状態に保持され、これらフラッパ315,315の
下方側に集積された紙幣Aが配置し、この紙幣Aがその
下方からバックアップ310により弾性的に押圧されて
いる。
【0067】紙幣Aの集積時には、図14(b)に示す
ように、集積ローラ302およびタタキ車303により
紙幣Aが収納部20内に順次取込められ、フラッパ31
5,315の上方の空間の一時保管部301aに一時的
に集積される。
【0068】紙幣Aの取込みが終了すると、押込み板3
09が下降し、一時保管部301aの紙幣Aがフラッパ
315,315と共に押下げられて規定の収納位置まで
移行する(図14(c))。こののちソレノイドの「オ
ン」によりフラッパ315,315が閉じられ(図14
(d))、また押込み板309が上昇して待期位置に戻
る。これにより紙幣Aがフラッパ315,315に係止
されてその下方側に集積状態に保持される(図14
(e))。
【0069】なお、押込み板309はフラッパ315,
315に対して入れ子の状態に構成されていて、フラッ
パ315,315の配置に拘らず上下に移動可能となっ
ている。
【0070】このようにして収納部20に対する紙幣A
の集積収納が終了するが、図14(c)に示すように、
押込み板309で紙幣Aを押込んだ際には、一時保管部
301aに対する紙幣Aの残留チェックが残留検知セン
サ316により行われ、残留が検知された場合、つまり
残留検知センサ316が暗の場合には、上述の集積収納
工程が再び繰返される。
【0071】一方、紙幣Aの取出時には、図15(a)
に示す待機状態から、押込み板309が下降するととも
に、フラッパ315,315が開き、紙幣Aの上層面に
押込み板309が当る(図14(b))。こののち押込
み板309が、バックアップ310で上方に押圧されて
いる紙幣Aと一体的に上昇して待機位置に戻り、紙幣A
が取出ローラ304およびフィードローラ305に接触
する(図15(c))。
【0072】この状態で、取出ローラ304およびフィ
ードローラ305の動作により取出ローラ304のゴム
面304aを介して紙幣Aが順次取出され、所定枚数の
取出が終了すると、取込タイミング検知スイッチ323
の信号によりゴム面304aが紙幣Aの搬送経路面に出
ず、かつ収納部301内に残っている紙幣Aにも接触し
ない位置を保つ状熊で取出ローラ304が停止する(図
15(d))。
【0073】ところで紙幣Aの取出しは、取出ローラ3
04のゴム面304aが紙幣Aに接触するときだけ行な
われるので、取出最中の紙幣Aを除いて他の紙幣Aの先
端縁は収納部20の取出側フロア301Aと面一の位置
で止まっているはずである。しかし、取出し紙幣Aの整
位や多数枚取りをゲート口ーラ306により行なってい
るために、通常、紙幣Aの先端縁はゲートローラ306
の位置まで案内されていたり、或いは何らかの原因で取
出しのタイミングがずれて紙幣Aの先端縁がピックアッ
プローラ307の位置にまで達していることがある。
【0074】ところが、紙幣Aを集積収納する場合に
は、図14(c)に示すように、収納部20内の紙幣A
をフラッパ315,315の下方に押込んで、フラッパ
315,315の上方に集積部としての一時保管部30
1aを形成しなければならないから、前述のように取出
側フロア301Aから先端縁が突出する紙幣A(以下、
チョロ出券A″という)があると、このチョロ出券A″
が押込み板309で押圧された際にその先端縁が折れて
しまい、その取出時に取出不能となる場合がある。この
ためチョロ出券A″を取出側フロア301Aと面一とな
る位置まで引き戻す必要がある。
【0075】そこで、紙幣Aを順次取出し、所定枚数の
取出しが終了した時点において、ピックアップローラ3
07の部分にまで紙幣Aの先端縁が突出している場合に
は、これを取出検知センサ317で検知し、この検知に
基づいて該紙幣Aをそのままリジェクト券として取出し
リジェクト庫に収納する。
【0076】紙幣Aの先端縁がゲートローラ306の部
分に突出している(チョロ出券A″)場合には、つまり
取出検知センサ317が明の場合には、まず押込み板3
09を下降し、該チョロ出券A″をゲートローラ306
の部分から引き戻し(図16(a))、さらに該チョロ
出券A″およびバックアップ310の上に集積している
紙幣Aを押込み板309で押圧してバックアップ310
と一体的に下方に移動させる。そして一定位置まで移動
した時点に、電磁ブレーキ311を介してバックアップ
310を固定し、この状態のもとで押込み板309のみ
を上昇させて待機位置に戻す(図16(b))。
【0077】これに応じてバックアップ310の上の紙
幣Aに対する押圧が解除され、こののちこの状態のもと
で電磁ブレーキ311の「オフ」によりバックアップ3
10を上昇させる(図16(c))。この際、バックア
ップ310の上の紙幣Aに対する押圧が解除されている
から、その最上層に位置するチョロ出券A″が取出側フ
ロア301Aとの摩擦で自由に移動して整位される。
【0078】ここで、押込み板309を再び下降させて
紙幣Aを下方に押込み、その上方側空間部分の紙幣Aの
残留を残留検知センサ316で検知し、この残留検知セ
ンサ316が暗であるならば、チョロ出券A″の整位不
充分ということで、電磁ブレーキ311を「オン」して
バックアップ310を固定し、押込み板309を待機位
置に戻し、こののち電磁ブレーキ311を「オフ」して
バックアップ310を上昇させるという前述の整位動作
を再び繰返し、また残留検知センサ316が明であるな
らば、チョロ出券A″の整位完了ということで、押込み
板309により紙幣Aを下方に押込んだのちにソレノイ
ドを介してフラッパ315、315を閉じ、紙幣Aをこ
れらフラッパ315、315の下方に保持する(図16
(d))。
【0079】一方、紙幣Aの取出時において、収納部2
0内の紙幣Aがすべて取出されると、図13(a)に示
すように、取出検知センサ317が一定時間明となり、
これに応じて空検知センサ320が「オン」状態となる
とともに、バックアップ310が押込み板309に押圧
されて押込み板309と一体的に下降する(図13
(b))。
【0080】そして、バックアップ310がフラッパ3
15、315の配置部分を通過すると、これらフラッパ
315、315がソレノイドの「オン」により閉じ、こ
れらフラッパ315、315によりバックアップ310
が係止され、また押込み板309が上昇して待機位置に
戻る(図13(c))。
【0081】この際、空検知センサ320の出射光が透
過孔309a、309bを逐次通過するが、この出射光
が押込み板309およびバックアップ310の移動(下
降)方向に対して斜めに向いているから、押込み板30
9およびバックアップ310の移動に応じて相対的に前
記出射光が透過孔309a,310aの一端側から他端
側に順次移行する状態となる。このためバックアップ3
10の上面の広範囲部分Sに対する空検知が可能とな
り、したがってバックアップ310の上に折れ券や癖券
などの紙幣Aが残っていた場合でも、それを見逃すこと
なく的確に検知することができる。
【0082】図20は電気回路を説明するためのもので
ある。すなわち、主制御部150は全体を制御するもの
であり、記憶部152はたとえばROM(リード・オン
リ・メモリ)で構成され制御プログラムなどが記憶され
るようになっている。
【0083】入出金機構制御部151は主制御部150
からの信号と鑑査制御部155からの信号に応じて前記
入出金機構12を制御するものである。上記鑑査制御部
155は前記鑑査部36を制御するものである。操作盤
部・内部モニタ装置制御部153は操作盤部3および内
部モニタ装置13を制御するものである。
【0084】カード・伝票処埋制御装置154は前記カ
ード・伝票処埋ユニット装置11を制御するものであ
る。通帳読取り印字制御部156は前記通帳挿入口4か
ら挿入された通帳の磁気ストライプを読取るとともに通
帳およびジャーナルに取引内容を記録する通帳読取り印
字装置157の制御を行なうものである。
【0085】主制御部150は入出金機構12内の各検
知器からの信号および鑑査部36からの信号に応じて各
収納部20,21,22,23への収納枚数を計数した
り、金種ごとの収納枚数、装填枚数、精査枚数などを計
数するものてある。
【0086】また、主制御部150はリモートモニタ入
出力制御部159によってこの入出金機構とは離れた位
置に設けられたリモートモニタ装置176を制御するも
のである。さらに主制御部150は通信制御部158に
よって図示しない中央処埋装置とデータ伝送を行なうよ
うになっている。
【0087】内部モニタ装置13は図21に示すよう
に、動作進行状態コード表示部161、リセットボタン
162、装填ボタン160、補充ボタン163、金種ご
との取引枚数を表示するかあるいは万円紙幣、千円紙幣
の装填枚数あるいは精査枚数を表示する枚数表示部16
4、収納ボタン166、締上ボタン168、照合ボタン
169、返却ボタン167、万円紙幣収納部22のニア
エンドを点滅で示し、エンドを点灯で示す表示器17
0、千円紙幣収納部21のニアエンドを点滅で表示しエ
ンドを点灯で示す表示器171、五千円/排除券収納部
20のニアエンドを点滅で表示しエンドを点灯で示す表
示器172、回収、装填を示す表示器174、およびテ
ンキー金種キーからなるキーボード173などで構成さ
れている。
【0088】リモートモニタ175は図22に示すよう
に構成されている。すなわち、万円紙幣収納部22のニ
アエンドを点滅で示しエンドを点灯で示す表示器17
8、千円紙幣収納部22のニアエンドを点減で示しエン
ドを点灯で示す表示器179、五千円/排除券収納部2
0のニアエンドを点灯で示しエンドを点灯で示す表示器
180、科目、動作ステップ、動作状態コードを表示し
たり、万円紙幣、千円紙幣の装填枚数あるいは精査枚数
を表示する表示部177、および枚数ボタン176など
によって構成されている。
【0089】次に、このような構成において、動作を説
明する。たとえば今、まず利用客(顧客)はCRT表示
部10に表示されている「カードあるいは通帳を挿入し
て下さい」という操作案内を見てカードをカード挿入口
5に挿入する。すると、そのカードの磁気ストライプ上
のデータが図示しない読取部により読取られ、主制御部
150へ供給される。
【0090】これにより、主制御部150はカードの正
当性をチェックする。そして、カードが正当な場合、主
制御部150は、CRT表示部10で「暗証番号を投入
して下さい。」という操作案内を表示せしめる。そし
て、利用客が暗証番号を操作ボタン8により投入する
と、主制御部150はカードから読取った暗証番号と操
作ボタン8により入力した暗証番号との一致または関連
性のチェックを行う。
【0091】一致した場合、または関連性があらかじめ
規定された規則を満足する場合、主制御部150はCR
T表示部10で「取引種目を選択して下さい」と案内す
るとともに、「入金、出金、振替振込、残高照会」の選
択ボタンの指示を表示する。そして、取引種目の選択
時、入金に対応する操作ボタン8が投入されると、主制
御部150は入金受付状態となり、入出金機構12に入
金指令を出力する。これにより、入出金機構12は入出
金口7のシャッタ415を開く。
【0092】ついで利用客が紙幣束Aを金種表裏混合で
一括かつ立位状態で紙幣収納室454に投入したのち、
シャッタ415を閉めるとシャッタ閉検知器419がシ
ャッタ415の閉ったことを検知する。
【0093】次にフロア駆動モータ411が高速に回転
し、これに応じてフロア407が上下に振動し、この振
動により紙幣Aが整位される。この時検知器457によ
り紙幣Aの集積不良が検出されると、主制御部150は
シャッタ415を開きCRT表示部10で「紙幣を正し
く入れ直し扉を閉めてください」と案内する。
【0094】シャッタ415が閉められると再び前記整
位動作を行ない、検知器457,451の検知により主
制御部150が紙幣収納室454に正しく紙幣Aが入金
されたと判定したのち、紙幣Aは取込ローラ403を介
してその最前端のものから一枚ずつ取込まれる。この取
込まれた紙幣Aは取込搬送路R2を介して搬送される。
このとき、紙幣Aは紙幣通過検知器40aにより取込検
知が行なわれ、その検知信号により主制御部150が取
込枚数を計数している。
【0095】また、紙幣Aが鑑査部36を通過する際
に、「短手長さ」、「長手長さ」、「磁気パターンマッ
チング」、「透過光の色分解」、「反射光による微細部
分の分割マッチング」などの検知が行なわれることによ
り、「券種判別」、「真偽判別」、「表裏判別」、「新
/旧券判別」が行なわれ、その結果が主制御部150に
供給される。これにより、主制御部150はその鑑査結
果を図示しないカウンタで計数する。
【0096】また、主制御部150は真偽判別で「偽」
となった紙幣A、重ね取りしたり、著しくスキューした
り、破損したりして正しい紙幣として認識できなかった
場合、入出金機構12に排除信号を出力する。これによ
り、その紙幣Aの先端が紙幣通過検知器40に到達した
とき、第3の振分けゲー卜39cが左方へ第4の振分け
ゲー卜39dが左方へ回動される。すると、その紙幣A
は出金一時集積部37に一時集積される。
【0097】一方、真偽判別で「真」と判別され、かつ
表裏判別で「裏」と判別された紙幣の場合、主制御部1
50は入出金機構12にその信号を出力する。これによ
り、その紙幣Aは振分けデート39c,39dで振分け
られて左側搬送路を経て入金一時集積部38に集積され
る。また、上記真偽判別で「真」と判別され、かつ表裏
判別で「表」と判別された紙幣Aは振分けゲー卜39C
で振分けられて、右側搬送路を経て入金一時集積部38
に集積される。
【0098】また、鑑査結果が旧券であるとき入出金機
構12はプランジャソレノイド236を「オン」し、図
10(a)の二点鎖線で示す位置まで集積ガイド234
が移動して集積巾を拡げる。一度「オン」すると入出金
機構12は取込処埋が終了するまで「オン」の状態を維
持する。
【0099】一方、検知器451によって紙幣収納室4
54の紙幣無しが検知されると、取込ローラ403の回
転を止め、取込処埋を終了する。
【0100】つぎに、出金一時集積部37に排除紙幣A
が集積されている場合には、アーム92が下方向に移動
して、排除紙幣Aが搬送ベルト82と62にはさまれ、
一括して紙幣収納室454まで搬送される(図9参
照)。このように紙幣収納室454に戻され、集積され
た排除紙幣Aは再度取込み搬送され入金処埋が行われ
る。
【0101】このようにして、投入された全紙幣Aが集
積されたのち、計数照合される。つまり鑑査部36で判
定された真券のうち万円紙幣の鑑別枚数、五千円紙幣の
鑑別枚数および千円紙幣の鑑別枚数と入金一時集積部3
8への搬送路上にある通過検知器40i,40hによ
り、それぞれの計数枚数が主制御部150で照合され、
2重のチェックで計数保証される。
【0102】そして、このように計数照合されたのち、
主制御部150は券種別枚数と合計入金額を操作盤部3
のCRT表示部10に表示せしめ、顧客に投入金額およ
び券種別枚数の確認をうながす。顧客が確認ボタンを押
下すると、オンライン交信の末、受入れ「可」となると
入金一時集積部38の紙幣Aは紙幣取込み取出し装置1
5の集積部454に搬送される。すなわち、入金一時集
積部38のタイミングベルト205が下降し、更に受台
220が搬送ベルト214の下方に退避する。このた
め、受台220の上に集積されていた紙幣Aはタイミン
グベルト205と搬送ベルト214とで挾まれ集積部2
30から搬送される(図12(a))。
【0103】次に紙幣取込・取出し装置15においては
バックアップ402及びフロントパネル401が取込ロ
ーラ403の反対側に移動し、バックアップ402の可
動部445が外側に開き放出ローフ427を介して入金
一時集積部38より搬送された紙幣類を迎え入れ集積部
454に集積される。
【0104】更に取出ローラ403を回転させ紙幣Aは
一枚づつ取り込まれる。この取込まれた紙幣Aは取込搬
送路R2を介して搬送される。このとき、紙幣Aは紙幣
通過検知器40aにより取込検知が行なわれ、その検知
信号こより主制御部150が取込枚数を計数している。
【0105】また、紙幣Aが鑑査部36を通過する際
に、再度「短手長さ」、「長手長さ」、「磁気パターン
マッチング」、「透過光の色分解」、「反射光による微
細部分の分割マッチング」などの検知が行なわれること
により、「券種判別」、「真偽判別」、「正損判別」が
行なわれ、その結果が主制御部150に供給される。こ
れにより、主制御部150はその鑑査結果を図示しない
カウンタで計数する。
【0106】また、主制御部150は真偽判別で「偽」
となった紙幣A、重ね取りされたり、著しくスキューし
たり、破損したりして正しい紙幣として認識できなかっ
た場合、入出金機構12に排除信号を出力する。これに
より、その紙幣Aの先端が紙幣通過検知器40jに到達
したとき、第7の振分けゲ一卜39gが左方へ回動され
る。すると、その紙幣Aは五千円/排除券/回収紙幣収
納部22に集積される。
【0107】一方、真偽判別で「真」と判別された五千
円紙幣の場合、主制御部150は入出金機構12にその
信号を出力する。これにより、その紙幣Aは振分けゲ一
卜39gで振分けられて、第3の集積・取出し装置26
により一時保管部30laに集積される。この時各収納
部20,21,22ではフラッパ315が収納部内に突
出する閉状態に保持され、フラッパ315の上方に空間
が形成されており、集積ローラ302及びタタキ車30
3により紙幣Aが集積される。
【0108】一方、千円紙幣、万円紙幣の場合も同様に
動作して、それぞれ第1、第2の一時保管部33,34
に集積される。上記集積時、通過検知器40k,40
m,40oの検知信号により、主制御部150は五千
円、千円、一万円紙幣のそれそれの集積枚数を図示しな
いカウンタにより計数する。
【0109】一方、検知器451によって紙幣収納室4
54の紙幣無しが検知されると取込ローラ404の回転
を止め、取込処埋を終了する。取込みが終了すると押込
み板309が下降し、一時保管部301aの紙幣Aがフ
ラッパ315と共に押下げられて規定の収納位置まで移
行する(図14(c)参照)。
【0110】こののち、ソレノイドの「オン」によりフ
ラッパ315が閉じられ(図14(d)参照)、また、
押込み板309が上昇して待機位置に戻り、これにより
紙幣Aがフラッパ315に係止されてその下方側に集積
状態に保持される(図14(e)参照)。
【0111】つぎに、取引種目の選択時、出金に対応す
る操作ボタン8が押下されると、主制御部150は「金
額をボタンで押し最後に円ボタンを押して下さい。」と
いう案内文字をCRT表示部10で表示せしめる。つい
で利用客は案内にしたがって操作ボタン8により金額を
投入する。この金額の投入により、主制御部150は
「金額がよろしければ確認ボタンまたは両替ボタンをち
がうときは訂正ボタンを押して下さい。」という案内文
字をCRT表示部10で表示ぜしめる。このボタンの押
下げにより、主制御部150は「交信中です。しばらく
お待ち下さい。」という案内文字をCRT表示部10で
表示せしめる。
【0112】このとき、主制御部150はオンライン交
信を行なうとともに、入出金装置12に出金指令を出力
する。これにより、入出金機構12は上記金額に対応す
る紙幣Aを金庫カセット17、18の紙幣収納部21,
22から取出し、出金一時集積部37に集積せしめる。
【0113】すなわち、図15(a)に示す待機状態か
ら押込み板309が下降するとともに、フラッパ31
5,315が開き、紙幣Aの上層面に押込み板309が
当る(図15(b))。こののち押込み板309が、バ
ックアップ310で上方に押圧されている紙幣Aと一体
的に上昇して待機位置に戻り、紙幣Aが取出ローラ30
4およびフィードローラ305に接触する(図15
(c))。そしてこの状態で、取出ローラ304および
フィードローラ305の動作により取出ローラ304の
ゴム面304aを介して紙幣Aが順次収納部から取出さ
れる。
【0114】そして、所定枚数の取出しが終了すると、
取出しローラ304は、ゴム面304aが紙幣Aの搬込
経路面に出ず、かつ収納部20内に残っている紙幣Aに
接触しない位置を保つ状態で、停止する。
【0115】このようにして取出された紙幣Aは、振分
けゲー卜39a,39b,39c,39d,39e,3
9f,39g,39h,39iで振分けられ一時集積部
37に集積される。このとき、万円紙幣収納部22から
取出された紙幣Aは紙幣通過検知器40nにより取出検
知が行なわれ、その検知信号により主制御部150が取
出枚数を計数している。また千円紙幣収納部21から取
出された紙幣Aは紙幣通過検知器40lにより取出検知
が行なわれ、その検知信号により主制御部150が取出
枚数を計数している。
【0116】また、取出された紙幣Aが鑑査部36を通
過する際に「券種判別」などが行なわれ、その鑑査結果
が主制御部150に供給される。これにより、主制御部
150はその鑑査結果を図示しないカウンタで計数す
る。さらに、一時集積部37に集積させる紙幣Aは、紙
幣通過検知器40gにより集積検知が行なわれ、その検
知信号により主制御部150が集積枚数を計数してい
る。
【0117】そして、通過検知器40n,40lによる
取出し枚数が設定枚数となったとき、主制御部150は
対応する紙幣収納部22,21からの紙幣の取出しを終
了せしめる。また、主制御部150は鑑査結果に応じた
千円紙幣と万円紙幣の加算枚数と、集積枚数とが一致す
るかにより枚数照合を行なう。
【0118】このとき、取出された紙幣Aは鑑査部36
を通過し、「券種判別」により各券に対応した紙幣収納
部22,21より取出された券種である事が再確認され
る。この「券種判別」については通常、再鑑は必要ない
が、不足分を係員がセットする際にセットミスが皆無と
は言えないので再確認する事が最良である。
【0119】「正損判別」については、入金時の運用モ
ードにより、正損による振分けが必要かどうか決定され
る。つまり、入金では「真」紙幣で券種判定可能であれ
ばどんなに汚れ、破れ、セロファンテープを貼り補修し
た券等でも受入れる。それらを出金用として万円収納部
20、千円収納部21に収納するかあるいは五千円/排
除/回収紙幣収納部22に収納するようにしても良く、
前者では出金時の正損判定が必要であり後者では特に必
要ではない。いずれにせよ顧客に払出される紙幣として
損券は避けなけれはならない。
【0120】正損区分制御を行なう場合、損券は、通常
の紙幣の取出し時発生した重ね取り、著しいスキューお
よび、規定以上のピッチつまり異常搬送券であり、鑑査
部36で鑑別不可となった排除紙幣と同様に五千円/排
除/回収紙幣収納部22に案内され集積し収納される。
【0121】なお排除券が発生した場合は、第1デート
39aを右方に回動させ、そのまま五千円/排除/回収
紙幣収納部22に集積し収納される。排除紙幣の収納場
所については排除紙幣集積部に切替える事が可能であ
る。このように排除紙幣が発生した場合は、指定枚数分
の補充を行なう為追加取出しを行なう。
【0122】しかして、一時集積部37に集積された払
出し紙幣Aは、図9に示す機構により一括して送り出さ
れ、紙幣収納室454に集積される。その後、オンライ
ン交信した末、取引「許可」となると入出金口7を開動
して紙幣Aを顧客に渡して処埋は終了する。
【0123】しかして、金庫カセット16,17,1
8,19内の紙幣Aを取出す取出し手段を、外周部の一
部に紙幣Aを取出すための高摩擦部材(ゴム面304
a)を有し、かつその一部で搬送路Rの一部を構成する
とともに、前記搬送路Rを入金用紙幣が搬送される際、
取出しローラ304は高摩擦部材(ゴム面304a)が
搬送路Rに対向しない位置で停止する構成としたから、
この取出しローラは、出金時には取出し機能と搬送駆動
機能に利用できるとともに入金時には搬送ガイドとして
用いることができる。従って、搬送路Rの機構の簡素化
およびスペース効率の向上が図れ、しかも、保守および
ジャム処理の容易化が可能となる。
【0124】また、各金庫カセットの取出しローラ30
4は、レバー331、スプリング332等からなるロッ
ク機構により、通常、高摩擦部材(ゴム面304a)が
金庫カセットの内側を向き、金属面等の他の部分が金庫
カセットの外部に露出した状態に保持されている。その
ため、金庫カセット16,17,18、19を装置本体
から取り外して持ち運ぶ時などにおいて、高摩擦部材の
損傷が防止できる。
【0125】また、上述したように、取出しローラ30
4はロック機構により所定の位置にロックされているこ
とから、金庫カセットを持ち運ぶ時等に取出しローラが
誤って回転することを防止でき、その結果、金庫カセッ
ト内に集積されていた紙幣が誤って外部に放出されるこ
とを防止できる。
【0126】更に、取出しローラ304および集積ロー
ラ302は、金庫カセット16,17,18,19に組
込まれているため、装置本体と金庫カセット16,1
7,18、19との位置関係を厳密に一定にしなくとも
安定した紙幣の取出し性能や集積性能が維持可能とな
る。
【0127】また、取出しローラが金庫カセットの外部
に設けられている場合のように、金庫カセット16,1
7,18,19に取出しローラを紙幣に接触させるため
の大きな窓部を設ける必要がなく、更に、この窓部から
の紙幣の取出しを防止するための扉や、本体への金庫カ
セットの装着動作に連動してこの扉を開閉する扉開閉機
構を設ける必要がないことから、金庫カセットの構成お
よび装置本体の構成を簡略化することが可能となる。
【0128】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されることなく、この発明の要旨を変えない範囲で種々
変形可能なことは勿論である。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
出金口を通して紙幣と共に異物が投入された場合でも、
これらの異物が取出しローラ等へ引っ掛かることなく的
確に落下させることができ、安定した動作が可能な自動
取引装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る自動取引装置の金
庫カセットを示す斜視図。
【図2】上記自動取引装置の外観を示す斜視図。
【図3】上記自動取引装置の入出金機構の概略的縦断側
面図。
【図4】上記入出金機構における金庫カセットの取出し
状態を概略的に示す図。
【図5】上記入出金機構の紙幣取込み取出し装置の概略
的縦断側面図。
【図6】図6(a)は紙幣支持部の概略的斜視図、図6
(b)は折畳み状態で投入された時の紙幣の支持状態を
示す斜視図、図6(c)は同じく側面図。
【図7】上記紙幣取込み取出し装置のそれぞれ異なる動
作状態を概略的に示す側面図。
【図8】上記紙幣取込み取出し装置のそれぞれ異なる動
作状態を概略的に示す側面図。
【図9】上記紙幣取込み取出し装置のそれぞれ異なる動
作状態を概略的に示す側面図。
【図10】上記入出金機構の一部集積部を示す側面図。
【図11】上記一部集積部の動作を概略的に示す図。
【図12】上記一部集積部の動作を概略的に示す図。
【図13】上記金庫カセットに設けられた集積・取出し
装置をそれぞれ概略的に示す図。
【図14】上記集積・取出し装置のそれぞれ異なる動作
状態を示す図。
【図15】上記集積・取出し装置のそれぞれ異なる動作
状態を示す図。
【図16】上記集積・取出し装置のそれぞれ異なる動作
状態を示す図。
【図17】上記金庫カセット内における紙幣検出動作状
態を示す斜視図。
【図18】上記金庫カセット内における、取出しローラ
を有する取出し機構を概略的に示す斜視図。
【図19】上記金庫カセット内における集積ローラ側の
駆動系を概略的に示す斜視図。
【図20】上記自動取引装置全体の構成を概略的に示す
ブロック図。
【図21】上記自動取引装置の内部モニタの構成を示す
平面図。
【図22】上記自動取引装置のリモートモニタの構成を
示す平面図。
【符号の説明】
A…紙幣 7…入出金口(紙幣受部) 12…入出金機構 16、17、18、19…金庫カセット 20、21、22、23…収納部部 150…主制御部 151…入出金機構制御部 401…フロントパネル 402…バックアップ 403…取込みローラ 407…フロア 425…ゲートローラ 427…放出ローラ 433、434…突起 435…フロントパネルピン 436…長孔 437、438…スプリング 441…バックアップ駆動モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入金する紙幣を受入れるとともに、顧客に
    渡す紙幣を放出する入出金口を備えた自動取引装置にお
    いて、 上記入出金口内部の一方側に設けられ、上記入出金口に
    投入された紙幣を取込む取込みローラおよびゲートロー
    ラを有する取込み手段と、 上記入出金口内部の他方側に設けられ、顧客に渡す紙幣
    を上記入出金口に放出する放出ローラを備えた放出手段
    と、 上記入出金口内において上記取込み手段側に設けられた
    移動自在なフロントパネルと、 上記入出金口内において上記フロントパネルと対向して
    設けられ、上記フロントパネルとの間に紙幣の収納空間
    を形成する移動自在なバックアップと、 入金紙幣の投入時、上記取込み手段と放出手段との間に
    収納空間を形成し、上記放出手段による紙幣の放出時に
    は上記放出ローラの上方に収納空間を形成し、上記取込
    み手段による紙幣の取込み時には収納空間内の紙幣を取
    込みローラに押圧するように、上記フロントパネルおよ
    びバックアップを連動して移動させる駆動手段と、 を具備したことを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】上記駆動手段は、上記フロントパネルおよ
    びバックアップを上記取込みローラ側に付勢した付勢手
    段と、上記バックアップを上記取込みローラから離間す
    る方向へ駆動するバックアップ駆動モータと、上記バッ
    クアップの移動に連動して上記フロントパネルを上記取
    込みローラから離間する方向へ移動させる連動手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の自動取
    引装置。
  3. 【請求項3】上記収納空間の下方において上記取込み手
    段と放出手段との間に設けられ、上記収納空間に投入さ
    れた紙幣を受けるとともに異物を通す隙間を有したフロ
    アを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の自動取引装置。
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