JPS61277309A - 素線絶縁導体の絶縁被膜除去方法 - Google Patents

素線絶縁導体の絶縁被膜除去方法

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JPS61277309A
JPS61277309A JP60117569A JP11756985A JPS61277309A JP S61277309 A JPS61277309 A JP S61277309A JP 60117569 A JP60117569 A JP 60117569A JP 11756985 A JP11756985 A JP 11756985A JP S61277309 A JPS61277309 A JP S61277309A
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JP
Japan
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conductor
wire
oxide film
insulated
insulation
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Application number
JP60117569A
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English (en)
Inventor
長岡 四朗男
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、撚線導体の素線表面に酸化被膜を形成してな
る素線絶縁導体の絶縁被膜除去方法に関する。
[発明の技術的背景1 近年、電力需要の増大にともない、電カケープルの導体
は大サイズ化する傾向にある。このような大サイズ導体
においては、交流実効抵抗の低減が要求されており、そ
の対策として表皮効果、近接効果を低減させるため、銅
撚線導体の素線表面に酸化銅被膜を形成することが行な
われている。
このような素線絶縁導体どうしを、たとえば接続スリー
ブを用いて圧縮接続するためには、素線表面の酸化銅被
膜を除去して素線相互間を導通させる必要がある。
従来、このような酸化銅被膜を除去する方法どしては、 (イ)導体端部を酸液に浸漬して酸化銅被膜を溶出させ
たのち洗浄、乾燥する方法 〈口)導体端部を加熱するとともにアルコール等の有機
溶剤に浸漬して還元する方法 (ハ)サンドブラストを用いる方法 等の種々の方法が知られている。
[背景技術の問題点] しかしながら、(イ)の方法においては、素線の撚合せ
間隙に浸透した酸液が水洗で充分に除去されないで残存
しやすく、このため素線の撚合せの長さ方向に酸液が浸
入して酸化被膜の除去を必要としない部分まで除去して
しまう欠点があり、さらに酸液を用いるために取扱いに
も注意を要するという難点がある。
また(口)の方法においては、導体を500℃以上とい
う高温に加熱する必要があり、このため放冷の際大気中
の酸素により再び酸化被膜が形成されやすく、またケー
ブル絶縁層の熱シールが不十分であるとその絶縁特性を
低下させるという難点がある。
さらに(ハ)の方法では、酸化被膜を除去するために、
一旦撚りを戻して素線をバラバラにしなければならず、
作業性に乏しいうえに、再び撚合せる作業は技術的に非
常に難しいという欠点がある。
[発明の目的] 本発明はこのような従来の欠点を解消すべくなされたも
ので、ケーブルの絶縁特性を損うことなく、安全かつ確
実に、しかも作業性良く素線表面の酸化被膜を除去する
ことのできる素線絶縁導体の絶縁被膜除去方法を提供す
ることを目的とする。
[発明の概要] すなわち本発明の素線絶縁導体の絶縁被膜除去方法は、
撚線導体の素線が酸化被膜により素線絶縁されてなる素
線絶縁導体の端部を、還元性ガス雰囲気下で加熱して前
記素線絶縁導体端部の酸化被膜を還元することにより、
比較的低い温度で安全かつ確実に素線絶縁導体端部の酸
化被膜を除去するようにしたものである。
第1図は本発明方法を説明するためのケーブルの素線絶
縁導体端部の縦断面図である。
第1図において、1はケーブル、2は段剥されたケーブ
ル絶縁層、3は素線絶縁導体である。この素線絶縁導体
3の絶縁補習はたとえば銅撚線導体の各素線表面に形成
された酸化銅被膜からなっている。
この実施例においては、まず露出させた素線絶縁導体3
の端部を上に向けて、その端部3aを、導体挿入口4a
、還元性ガス注入口4b、還元性ガス排気口4Cを備え
た密閉可能な容器4の導体挿入口4aから挿入し、導体
端部3aと容器4とを任意の手段で固定するとともに、
導体端部3aと導体挿入口48間の間隙を任意のシール
手段5でシールする。そしてこれらの外周に容器4内の
導体端部を加熱するための、たとえば誘導加熱コイル、
赤外線ヒータ等からなる加熱袋M6を装着する。また容
器4とケーブル絶縁層2間には、たとえば冷却装置から
なる熱シール用治具7を装着する。
この後、加熱装置6に通電して導体端部3aを150〜
250℃、好ましくは200℃程度に加熱し、還元性ガ
ス注入口4bから還元性ガス、たとえば水素ガスを注入
して容器4内が水素ガス雰囲気となるようにする。
ここで加熱温度を上記範囲としたのは、150℃未満で
は反応が遅く、完全な酸化被膜除去を行なうために長時
間を必要とし、また逆に250℃を越えて温度を高めて
いくと、反応は一層早(進むようになるが、昇温および
冷却に時間がかかるうえにケーブル絶縁層2の熱シール
が難しくなり、さらに冷Wを空冷とした場合に、素線表
面の再酸化が進むので好ましくないからである。
このように還元性ガス雰囲気中で加熱される結果、導体
端部3aの素線表面の酸化被膜、たとえば酸化第二銅は
、水素ガスにより次のように反応して銅にまで還元され
る。
CI O+、H2−+Cu +H20 反応が十分進んで酸化被膜が完全に除去されたところで
、加熱および水素ガス注入を中止して放冷する。
このようにして素線表面の酸化被膜が除去された素線絶
縁導体3の端部3aを、たとえば接続スリーブに挿入し
常法により圧縮接続することによリ、素線間の導通が完
全に得られた電気特性の良好な接続部を形成することが
できる。
なお本発明において、還元性ガスとして水素ガスを使用
する場合には、通常の市販のものよりも活性水素ガスの
使用がより好ましい結果を与える。
[実験例] 以下本発明の加熱温度および時間と被膜除去効果の関係
を調べるために行なった実験について記載する。
実験は表面に公知の方法で酸化被膜を形成した単東線で
行なった。
まず2nφのIj4素線表面に、亜塩i酸ンーダー水酸
化ナトリウム混合溶液浸漬法により平均皮躾厚さ2.0
μlの絶縁素線8を作成し約5CIの長さに切断した。
この絶縁素線試料を、第2図に示すように、内径25n
のガラス管9の中央に置き、ガラス管9の両端に水素ガ
ス注入管10aおよび水素ガス排気管10bを挿入して
、ガラス管9の両端をシールした後、これらを円筒状の
赤外線ヒータ11内に挿通させた。次いで水素ガス注入
管10aより水素ガスを0,5J2 /1n、で注入し
ながら温度および時間を変えて加熱を行ない絶縁素線8
の酸化被膜の平均被膜厚さくμl)を測定した。平均厚
さは塩酸で酸化被膜を除去し、その前接の重量差から被
膜を酸化第2銅で換算して求めたものである。
また加熱温度の測定は、熱電対12を試料近傍に挿入し
て行なった。
結果を次表に示す。
[発明の実施例] 次に実施例について記載する。
表面に酸化鋼からなる黒色酸化被膜を有する2〜3n径
の銅素線112本が撚合された断面積600d、長さ1
0CIの素線絶縁セグメントの両端を紐で結束して、第
2図に示したと同様のガラス管(内径50n)の中央に
挿入し、水素ガスを注入しつつ200℃で20分間加熱
した。
冷却後上記セグメントを取りだして酸化被膜の除去状態
を観察したところ、外層内層の区別なく各素線表面の酸
化被膜は完全に除去されており、表面は赤銅色を呈して
いた。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、素線絶縁導体端部
の酸化被膜を還元性ガスにより還元除去するようにした
ので、さほど高温にしなくても短時間にかつ確実に酸化
被膜を除去することができ、また作業性や安全性の点で
も優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を説811するためのケーブル端部
の縦断面図、第2図は本発明方法の有効な加熱条件を調
べるための実験を説明する図である。 1・・・・・・・・・ケーブル 3・・・・・・・・・素線絶縁導体 4・・・・・・・・・容器 4a・・・・・・導体挿入口 4b・・・・・・還元性ガス注入口 4C・・・・・・還元性ガス排気ロ ア・・・・・・・・・熱シール用冶具 6・・・・・・・・・加熱装置 8・・・・・・・・・絶縁素線 9・・・・・・・・・ガラス管 10a・・・・・・水素ガス注入管 10b・・・・・・水素ガス排気管 11・・・・・・・・・赤外線ヒータ 出願人     昭和電線・via株式会社代理人弁理
士  須 山 佐 − (ほか1名)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撚線導体の素線が酸化被膜により素線絶縁されて
    なる素線絶縁導体の端部を、還元性ガス雰囲気下で加熱
    して前記素線絶縁導体端部の酸化被膜を還元することを
    特徴とする素線絶縁導体の絶縁被膜除去方法。
  2. (2)加熱温度は150〜250℃である特許請求の範
    囲第1項記載の素線絶縁導体の絶縁被膜除去方法。
  3. (3)素線絶縁導体の酸化被膜を除去すべき部分の境界
    部に熱シールが施されている特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載の素線絶縁導体の絶縁被膜除去方法。
  4. (4)素線が酸化銅被膜により絶縁された銅線である特
    許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項記載の
    素線絶縁導体の絶縁被膜除去方法。
JP60117569A 1985-05-30 1985-05-30 素線絶縁導体の絶縁被膜除去方法 Pending JPS61277309A (ja)

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