JPS6127686B2 - - Google Patents

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JPS6127686B2
JPS6127686B2 JP55062897A JP6289780A JPS6127686B2 JP S6127686 B2 JPS6127686 B2 JP S6127686B2 JP 55062897 A JP55062897 A JP 55062897A JP 6289780 A JP6289780 A JP 6289780A JP S6127686 B2 JPS6127686 B2 JP S6127686B2
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JP
Japan
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slider
supports
tooth
axis
measuring
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JP55062897A
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English (en)
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JPS5622909A (en
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Shuteruki Arumin
Roberuto Zonmaa Geruto
Neegeri Uarutaa
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MAAKU TSUAANREEDAA UNTO MASHIINEN AG
Original Assignee
MAAKU TSUAANREEDAA UNTO MASHIINEN AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MAAKU TSUAANREEDAA UNTO MASHIINEN AG filed Critical MAAKU TSUAANREEDAA UNTO MASHIINEN AG
Publication of JPS5622909A publication Critical patent/JPS5622909A/ja
Publication of JPS6127686B2 publication Critical patent/JPS6127686B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B7/00Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques
    • G01B7/28Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring contours or curvatures
    • G01B7/283Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring contours or curvatures of gears

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2つの支持体と、この両支持体の結合
線に対して平行なX軸並びにこのX軸に対して直
角なY軸に沿つて運動可能な測定検出子とを備え
た検査装置によつて大直径の歯車の歯形を検査す
る方法であつて、前記支持体を被検査歯車のそれ
ぞれ1つの歯みぞ内へ挿入し、X軸及びY軸が歯
車軸線にする垂直平面内に位置するような位置へ
前記検査装置を位置させ、次いでX軸及びY軸に
よつて形成されたX―Y座標系の0点を規定し、
続いて、少なくとも1つの歯側面に沿つて前記測
定検出子をすべらせ、これによつて測定された座
標を目標値と比較する形式のものに関する。
さらに本発明は大直径の歯車の歯形を検査する
装置であつて、高さ調節可能なテーブル上にベツ
ドが設けられており、このベツド上に、2つの支
持体スライダと1つの測定スライダとが設けられ
ており、各支持体スライダが、被検査歯車の歯側
面に当付けるために設けられた支持体を備えてお
り、測定スライダがYスライダとXスライダとを
備えた十字スライダを有しており、Yスライダが
測定検出子を支持している形式のものに関する。
ここでいう大直径の歯車とはほぼ300mm以上の
直歯平歯車及びはす歯平歯車であつて、直径が大
きいためにその歯形の検査、特に多かれ少なかれ
正確なインボリート歯形検査のための転動運動が
所要の精度ではないか又は困難であるようなもの
をさす。
この種の歯車の歯形を直接に歯形加工機械で又
は使用個所で、運動する装置によつて簡単に検査
することが長いあいだ要望されている。このため
例えば雑誌“ヴエルクシユタツト・ウント・ベト
リープ”(Werkstatt und Betrieb)、1960年第5
号P247〜248ではこの種の方法が記述されてい
る。この方法によれば、2つの球状の支持体が被
検査歯車の奇数の歯をはさんでそれぞれ1つの歯
みぞ内へ挿入される。検査過程開始前に、同様に
球形の検出ヘツドを備えた測定検出子が両方の支
持体に関連して中央に設定され、検出ヘツドの中
心が被検査歯車の中心線に合わされる。この位置
で、Y軸に沿つて測定検出子を移動させるための
測定ねじが0に調整される。この基準位置設定
後、測定検出子が両方の相隣る歯みぞ内にもたら
され、ピツチ円の近くの歯みぞの通過点のところ
の計算された最高値に相応する値だけ歯元の方向
へ移動される。しかる後に測定検出子は、検出ヘ
ツドが規定の高さのところで歯側面に接触させら
れかつ測定検出子の振れを示す測定メータが0位
置に達するまで、別の測定ねじによつてX軸の方
向で移動される。次いで、X軸に沿う運動のため
に設けられたこの測定ねじも0に設定される。こ
の出発位置から測定検出子が順次、同様に前以つ
て選択又は計算しておいたY軸の複数の値に調整
され、X軸に沿つてそのつど調整した後で、測定
メータが0を示すまで歯側面へ向かつて移動され
る。X軸に沿つて測定検出子が移動調節された量
をX軸の計算値に比較することによつて、歯形の
誤差が検知される。
この公知検査法では、すでに現在では一般化し
ているように歯頂面を研磨していない又は不正確
にしか研磨していない被検査歯車では不十分な結
果しか得られない。要するにこの場合には歯頂面
の接触によつて十分正確は基準点が得られないの
である。
本発明の課題は、大直径を有する歯車並びに加
工されない歯頂面又は不正確にしか加工されてい
ない歯頂面を有する歯車の歯形を簡単かつ正確に
測定できるとともに、歯車が歯形加工機械に緊定
されていても、検査テーブル上に載せられていて
も或はすでに伝動装置内に組付けられていても測
定できるような冒頭に述べた検査法及び検査装置
を提供することにある。
この課題を解決した本発明方法の要旨は冒頭に
述べた検査法において、前記両支持体間の距離S
を測定し、前記座標系の原点と被検査歯車軸線と
の距離Y0を次式 Y0=S/2・ctg(180゜・KZ/Z)+C によつて決定し、ここに Cは検出装置の定数 KZは両支持体間にはさまれた歯数 Zは歯車の全歯数 である点にある。
冒頭に述べた形式の検査装置を、X軸及びY軸
が被検査歯車軸に対する垂直平面に位置するよう
な位置に簡単に配置することができる。このこと
のために、被検査歯車の端面に載せられる3つの
脚と、検査装置の平らな面上に載せられる別の3
つの脚を備え、後者の3つの脚のうちの少なくと
も1つの脚が接触子として形成されているような
装置が公知である。この装置によつて検査装置の
移動すべき方向が示され、これによつてすでに述
べた平らな面ひいてはこれに対して平行な検査装
置X―Y座標系が、被検査歯車の端面に対する平
行な位置を占めることができる。被検査歯車の軸
線がこの端面に対して垂直であるのを前提とすれ
ば、被検査歯車の軸線はX―Y座標系に対して垂
直に位置することになる。
本発明方法は、両支持体間にはさまれる歯数及
び歯車の大きさに無関係に、簡単にかつ歯車の運
動なしに実施できる。しかも、両支持体間にはさ
まれる歯数は偶数又は奇数に選択可能である。一
般には、球状の支持多が確実にそれぞれ相隣る2
つの歯側面に接触ししかも支持体を形成又は固定
した軸に一方の歯側面がぶつからないように最大
歯数が選らばれる。いずれにしても、本発明検査
法では歯頂面又は歯元面に接触する必要がないた
めに、たんにX軸に沿つてのみ移動しY軸方向で
の過負荷に対する特別な防護の必要のない比較的
簡単な測定検出子によつて測定が行なわれる。
本発明方法の有利な1実施例では、両支持体の
間の距離の測定のために、一方の支持体の位置に
よつて規定した基準位置へ測定検出子をもたら
し、その場において、X軸に沿つた測定検出子の
移動量を検出するX走査素子を生かし、次いで他
方の支持体の位置によつて規定された基準位置へ
測定検出子をもたらし、その場において測定検出
子の移動量がX走査素子によつて測定される。
すでに述べた公知方法でのように両支持体間に
奇数の歯がはさまれた場合、本発明による測定検
出子は両支持体間の距離Sの測定時に占めるひつ
込んだ位置から、両支持体間の中央の歯の一方の
歯側面に直接に接触させられる。この後に、所属
のX値及びY値が固定され、測定検出子が中央の
歯の周りを運動させられて、同一のY値を有する
位置で他方の歯側面に接触させられ、これによつ
て両X値平均値が得られ、Y軸の位置がこれに相
応して修正される。この場合、両支持体間の距離
の最初の測定はY0の値の計算のためにのみ、ひ
いては測定検出子が申し分のない歯形をトレース
したさいに測定検出子の中心点が描く曲線の計算
のために使用される。両支持体間の距離測定に影
響するピツチ誤差が歯形測定に与える影響は、検
査しようとする歯の実際の厚さをX走査素子の移
動量に相応して考慮することによつて著しく補償
される。
前記公知方法と異なり両支持体間に偶数の歯を
はさんだ場合も同様である。この場合、測定検出
子は両支持体間の距離Sの測定時に占めるひつ込
んだ位置から、両支持体間の中央の歯みぞの両側
の歯側面のうちの一方の歯側面に直接に接触させ
られ、所属のX座標及びY座標が規定され、次い
で測定検出子がY値の変化なしに、中央の歯みぞ
を制限する他方の歯側面に接触させられ、両X値
の平均値が算出され、Y軸の位置が相応して修正
される。
本発明の装置の要旨は測定スライダが、各支持
体スライダの位置を検出するための接触子を備え
ており、測定スライダの十字スライダを移動せし
めるサーボモータ及びねじスピンドルが設けられ
ており、各サーボモータがそれぞれ制御回路に接
続されており、測定スライダの十字スライダが移
動距離測定装置と協働しており、この移動距離測
定装置のデータが制御装置へ供給され、この制御
装置に、測定検出子、十字スライダの制御回路、
十字スライダの移動距離測定装置及び投入装置が
接続されている点にある。
すでに述べた公知検査装置では、測定検出子を
支持する十字スライダのX案内が短いために、測
定検出子が両支持体スライダの位置を検出するこ
とができない。即ち公知検出装置におけるX軸を
規定する一方の支持体スライダはX案内が短いた
めに測定検出子を十分に案内し得ない。
公知検査装置においては、一方の支持体スライ
ダの移動のための案内が、X軸を規定する他方の
支持体スライダに関連して、測定検出子のX案内
から分離して配置されているが、本発明の有利な
1実施例では、両方の支持体スライダ及びこれら
の間のXスライダは共通のX案内上を摺動可能に
案内されている。
本発明装置の別の実施例では、測定検出子が、
X軸を規定する両支持体に順次にじかに接触させ
られる。しかし、これら支持体は特に一般的に球
状に形成され比較的細い軸に形成又は固定された
場合には、被検査歯車の各歯みぞ内の所定位置に
達し得ない。この場合には、各支持体スライダが
他方の支持体スライダに向かい合つた側にストツ
パを有し、測定検出子がX方向で両側へ突出した
2つの接触アームに結合され、この接触アームが
Yスライダの所定位置でXスライダの移動によつ
て両方の前記ストツパに接触するようにするのが
効果的である。接触アーム及び所属のストツパを
設けておけば、両支持体間の距離に比して著しく
わずかな距離だけXスライダを移動することによ
つて、両測定点が得られ、両支持体間の距離を得
るためにはこの両測定間の距離に装置定数をプラ
スするだけでよい。
全測定過程の自動化のために、X案内及びY案
内にそれぞれ、電気的に走査するインクレメンタ
ルなメジヤーを配置し、Xスライダ並びにYスラ
イダにそれぞれ1つの所属のX走査素子及びY走
査素子を支持させ、これら両走査素子を電気的な
計算機に接続するのが効果的である。
次に図示の実施例につき本発明を具体的に説明
する。
第1図には直歯平歯車12が図示されており、
この歯車は歯12′及び歯みぞ12″を備えてい
る。歯形の検査のために歯車12は検査中動かな
いように自体の大きな自重で測定板14上に支持
されている。この測定板14の近くに高さ調整可
能なテーブル16が配置されており、このテーブ
ル16上に本発明に基づく検査装置の機械的な部
分としての検出ユニツト18が載せられている。
この検出ユニツト18は3つの脚22を備えた
ベツド20を有しており、3つの脚22のうち第
1図に見える2つの脚22はそれぞれ1つの調整
ねじ24によつて高さ調節可能である。
ベツド20の上面には案内26xが形成されて
おり、この案内26x上にはスライダ28xがね
じスピンドル30xによつて移動可能に配置され
ている。このねじスピンドル30xは第1図でベ
ツド20xの左方の端部で軸方向移動不能に支承
されておりかつサーボモータ32xによつて回転
駆動される。このサーボモータ32xは所属のタ
コゼネレータ34xと一緒に、サーボ増力装置を
備えた調整装置36xに接続されている。案内2
6xに沿つてインクレメンタルなメジヤー38x
が配置されており、このメジヤー38xはスライ
ダ28xに配置した走査素子40xによつて走査
され、これによつてスライダ28xの位置が、選
択可能な0点に関係していつでも検出される。
スライダ28x上には案内26xに対して直交
する方向に案内26yが形成されている。この案
内26yに沿つてスライダ28yがねじスピンド
ル30yによつて摺動可能に配置されている。こ
のねじスピンドル30yはスライダ28xの図面
手前の端部に軸方向移動不能に支承されておりか
つサーボモータ32yによつて回転駆動される。
サーボモータ32yは所属のタコゼネレータ34
yと一緒に、サーボ増力装置を備えた調整装置3
6yに接続されている。案内26yに沿つてイン
クレメンタルなメジヤー38yが配置されてお
り、このメジヤー38yはスライダ28yに設け
た走査素子40yによつて走査される。
ベツド20の脚22は、案内26x及び26y
が歯車12の軸線Aに対して直角に延在するよう
に調整される。ベツド20のこの配置によつて、
案内26xに対して平行で歯車の軸線Aとは交差
するX軸が規定され、それに相応して、案内26
yに対しては平行でx軸と直交するY軸が規定さ
れる。X軸とY軸とのこの関係のために、以下の
説明では案内26xをX案内、案内26yをY案
内と呼び、同様にスライダ28xをXスライダ、
スライダ28yをYスライダと呼ぶ(ただしいず
れの場合も符号はこれまでと同じ符号を付す)。
Yスライダ28yは測定検出子42を支持して
おり、この測定検出子42はYスライダ28に固
定した検出子ケーシング44内に支承されてお
り、これによつて、検出子42の球状の自由な端
部はX軸方向で往往復運動可能である。その場
合、2つの終端位置の間で第1図及び第4図で見
て左側の終端位置と右側の終端位置とを選択する
ことができ、左側の終端位置では測定検出子42
が右側の歯側面をトレースする場合にこの歯側面
に圧着され、右側の終端位置では測定検出子42
が左側の歯側面をトレスする場合にこの歯側面に
圧着される、この両終端位置の間の測定検出子4
2の球状の端部の移動量は極めてわずかである。
検出子ケーシング44の内部には公知形式の信号
発生器が配置されており、この信号発生器によつ
て、測定検出子が一方の終端位置から中央の位置
へ押出されたさいに信号が発せられる。
測定検出子42は2つの接触アーム46に結合
されており、この接触アーム46はX軸に平行に
検出子ケーシング44の両側から突出している。
Xスライダ28xの両側にはそれぞれ1つの支
持体スライダ48が案内26x上に案内されてい
る。両支持体スライダ48は固有の駆動装置なし
に、自重によつて生じる摩擦力を克服して、案内
26xに沿つて、要するにx軸方向で移動可能で
ある。各支持体スライダ48には支持体50が固
定されている。両支持体50は所属の支持体スラ
イダ48に交換可能に締付固定したピンの球状の
自由端として形成されている。
さらに両支持体スライダ48にはそれぞれ1つ
のピン状のストツパ52が固定されており、この
ストツパ52はX軸に平行に、Xスライダ28x
及びYスライダ28yによつて形成された十字ス
ライダへ向かつて延在している。Yスライダ28
yは歯車12からひつこんだ位置に移動可能であ
り、この位置では両接触アーム46が支持体スラ
イダのピン状のストツパ52と一線上で合致す
る。このひつこんだ位置は例えばYスライダ28
yの0位置として規定されてもよい。
第1図でみて右側の支持体スライダ48は本検
査装置の使用者にとつて簡単に接近可能なかつ所
属の支持体50とは逆の側の見通しのよい範囲
に、キーボード54を備えており、このキーボー
ド54は第8図に詳細に示してある。
検出ユニツト18は歯車12に面した側に補助
球付ピン56(第2図)を備えており、この補助
球付ピン56はX軸に平行に移動可能にベツド2
0に案内されておりかつ水平な軸線Aを有する歯
車の歯形を検査する場合に検出ユニツト18の第
3の支持体として役立てられる。この場合には検
出ユニツト18は第1図に示す場合と異なりテー
ブル16上には載せられずに、両支持体50及び
補助球付ピン56が下向きとなつて歯車12のそ
れぞれ1つの歯みぞ12″内へ係合するように、
歯車12自体の上に載せられる。その場合、第1
図の場合と同様に測定検出子42は両支持体の結
合線上に位置する。補助球付ピン56はこの結合
線に対して歯車12の軸線Aの方向でずれて位置
し、従つて検出ユニツト18の確実な3点支持機
構が形成される(第3図参照)。
歯形検査のための幾何学的な原理を第4図に示
す。被検査歯車12のうち歯数Zは判かつてい
る。検査装置は両支持体50がそれぞれ1つの歯
みぞ12″内に挿入されて隣合う歯側面に接触す
るように配置される。これによつて両支持体50
間にはさまれた歯数KZが知られる。第4図では
この歯数KZは4である。さらにY軸方向で測つ
た距離Cは判つている。即ち、Yスライダ28y
が自由に選択できる0位置、例えばすでに述べた
ように接触アーム46がピン状のストツパ52と
一線で合致した位置にあるとき、両球状の支持体
50の中心と中心とを結ぶ結合線から測定検出子
42の球状ヘツドの中心点がずれた距離が距離C
である。
検出装置から見て、歯車12の中心点は知れて
いない。従つて距離Y0も知れていない。Yスラ
イダ28yが第4図に示す0位置にあるとき歯車
12の軸線Aと測定検出子42との間の距離が距
離Y0である。両支持体50のそれぞれの中心点
と歯車の軸線Aとの間の距離KRも知れていな
い。歯車の全歯数Z並びに両支持体50間にはさ
まれた歯数KZとが与えられているから角δは次
の式から計算できる。
δ゜=180゜/Z・KZ ……(1) 未知の距離KRのために次の式が成り立つ。
KR=S/2/sinδ ……(2) ここにSは第4図で示すように両支持体50の
各中心点間の距離である。第4図からさらに次の
式が成り立つ。
Y0=KR・cosδ+C ……(3) (1)式、(2)式及び(3)式をまとめると次の式が得ら
れる。
Y0=S/2・cot(180゜・KZ/Z)+C ……(4) 要するに距離Y0は距離Sを測定することによ
つて、すでに判つている全歯数Z及び歯数KZか
ら算出される。これによつて検出装置のためにX
軸の位置が得られる。Y軸は歯車12の歯ピツチ
の誤差がないときは球状の両支持体50の各中心
点の間の結合線の直角二等分線を形成する。そう
であれば、歯車12に関連した検出ユニツト18
のオリエンテーリングが可能である。即ち検出ユ
ニツト18のオリエンテーリングのためには距離
Sを測定しかつS/2及びY0を計算すれば足りる。
第5図は第1図ですでに言及した電気的な構成
部分の制御回路図である。ことに電気的な導線
a,b,c,d,e,fは第1図に示した符号と
同一のものである。これら導線a〜fは次の働き
を有する。
導線aによつて、サーボ増力装置を備えたX調
整装置36xにX目標値が供給される。導線fに
よつて、X走査素子40xがXスライダ28xの
位置実際値を送信する。導線Cによつて、サーボ
増力装置を備えたY調整装置36yにY目標値が
供給される。導線eによつて、Y走査素子40y
がYスライダ28yの実際位置を送信する。導線
bによつて、測定検出子42が制御されかつすで
に述べたように選択的に左方又は右方へ負荷さ
れ、これによつて選択的に右側又は左側の歯側面
をトレースする。測定検出子42は導線dによつ
て検出信号を送信する。この検出信号はスイツチ
58及び導線aを介して、サーボ増力装置を備え
たX調整装置36xに供給され、これによつて測
定検出子42はこれによつてトレースされる歯形
に自動的に追従する。サーボ増力装置を備えたX
調整装置36xは第7図に示したコンピユータか
ら目標信号を受取る。
すでに言及した導線a〜f並びにキーボード5
4から出発した付加的な導線gは1つのケーブル
としてまとめられて検出ユニツト18と制御装置
62(第6図)とを接続している。この制御装置
62のうちの外から見える構成部分としては、い
ま述べたケーブルのための接続部64、電源スイ
ツチ66、チヤートペーパ70を有する記録装置
68、測定開始を示す電光表示器74及びキーボ
ード78がある。チヤートペーパ70上には右側
及び左側の歯側面のための線図72及び72′が
記録される。キーボード78のキーの略号の意味
は次の通りである。
ENTER=入力キー CL=消去キー N=被測定歯車を表示する番号キー R=繰返しキー ST=測定検出子42の駆動停止 0―9=数字キー 矢印=記録装置68の筆記具及びチヤートペー
パの位置決め 点=線図72,72′の拡大率、 マイナス印=ドキメンテーシヨンデータ投入 第7図は第6図で詳細に示すた制御装置62の
制御回路をブロツク回路図として示したものであ
る。導線a〜gは第1図及び第5図に示すたもの
と同一である。この制御回路には、すでに第6図
で説明した構成部分のほかに、電気的な制御ユニ
ツト80a,80b,80c,80d,80e,
80f,80gが所属しており、この数字の後の
アルフアベツトは導線a〜gのアルフアベツトに
相応している。各制御ユニツト80a〜80gの
働きは次の通りである。
制御ユニツト80aはX軸に沿つたXスライダ
28xの運動に役立つ。
制御ユニツト80bはこれを介して測定検出子
が42がすでに説明したように制御されかつ選択
的に右方又は左方へ移動されて歯側面をトレース
し、かつ右方への負荷はそのつどこの制御ユニツ
ト80bからの信号によつてのみ生じる。
制御ユニツト80cはY軸に沿つたYスライダ
28yの運動に役立つ。
制御ユニツト80dは測定検出子42から発信
された信号のために役立つ。
制御ユニツト80eは走査素子40yによつて
発せられた信号のために役立ち、かつY計数器及
びYコンパレータを付加的に備えており、これら
によつて走査素子40yの信号がかぞえられて、
予め設定しておいた値に比較される。
制御ユニツト80fは走査素子40xによつて
発せられた信号のためのX計数器を有している。
制御ユニツト80gは検出された操作信号のた
めに役立つ。
制御ユニツト80a〜80dはそれぞれ1つの
デジタル―アナログ変換器を備えている。すべて
の制御ユニツト80a〜80gは、記録装置6
8、電光表示器74及びキーボード78と同様に
アダプタ82に接続されており、このアダプタ8
2は多重導線84を介してコンピユータ86及び
記憶装置88に接続されている。
第1図右側に示した支持体スライダ48に配置
したキーボード54は導線g及び制御装置62の
制御ユニツト80gを介してアダプタ82に接続
されている。このキーボード54は第8図に示す
ように次のようなキーを備えている。
TT=測定検出子42の追従 LF=左側の歯側面をトレースするために測定
検出子42を右方へ負荷する F=トレースすべき歯側面範囲の歯元側の終点
投入 K=トレースすべき歯側面範囲の歯頂面側の終
点投入 STOP=Xスライダ28x及びYスライダ28
yの駆動停止 CLR =測定検出子42の自動的な追従命令
及び投入した歯元側及び歯頂面側の終点
の消去のための解除キー 矢印=Xスライダ28x及びスライダ28yの
手動走行の方向キー 第9図に示すフローチヤートは歯形検査の準備
及び経過を示す。この流れ図の「オエンテーリン
グ」は第10図に示す流れ図に詳細に、それも歯
数KZが偶数の場合と奇数の場合の両方の場合に
ついて図示してある。この流れ図は標準的なもの
である。各シンボルは次のことを意味する。
台形で下に細いもの…使用者の手による準備 台形で左に細いもの…使用者によるデータ投入 菱形で右上に二重線を有するもの…使用者の決
定、キーを押圧して投入 四角…制御装置62によつて制御される計算過
程又はその他の過程 一重の菱形…制御装置62によつて設定されか
つ作動される判断 第9図の流れ図によれば検査プログラムが複数
の区分1〜5に分割されており、、各区分では別
の区分に無関係にプログラム経過が繰返される。
このことを、各区分のところの矢印で示す。上記
流れ図中、“オリエンテーリング”過程について
第10図に基づいて以下に説明する。
最初の命令“オリエンテーリング位置にYスラ
イダを移動せよ”によつて、接触アーム46が両
方のピン状のストツパ52と一線上で合致する位
置にYスライダ28yが移動する。Yスライダ2
8yをこの位置にとどめる一方、命令“左側の歯
側面に検出子負荷”によつて、第1図に示す測定
検出子42が右方へ負荷され、これによつて測定
検出子42は左側の歯側面をトレースするのと同
じ距離だけ右方へ移動する。命令“Xスライダを
右へ”によつてXスライダ28xは右側の接触ア
ーム46が右側の支持体スライダ48のストツパ
52に衝突し、これによつて接触アーム46に結
合されている測定検出子42が負荷に抗して、左
側の歯側面をトレースするのと同じ距離だけ移動
してO位置へ戻される。
命令“検出子追従、X位置を保て”によつて、
走査素子40xによつて与えられる信号のための
制御ユニツト80fが作動準備される。命令“X
計数器をゼロ”によつて、次にXスライダ28x
の進む距離を読取る準備ができる。Xスライダ2
8xが命令“左方へ移動”を受取る前に、命令
“右側歯側面に検出子負荷”によつて、測定検出
子42が左側の終端位置に来る。これによつて測
定検出子42は右側の歯側面をトレースすると同
じ距離だけ左方へ移動する。次いでXスライダ2
8xは、左側の接触アーム46が左側の支持体ス
ライダ48のスイツパ52に衝突し、これによつ
て測定検出子42が0位置にもたらされるまで、
左側へ移動する。スライダ28xはこのようにし
て得られた位置に、X計数器の状態が制御ユニツ
ト80fによつて読取られて記憶装置88内に貯
蔵されるまで、とどめられる。この間、Yスライ
ダ28yの位置は変化しない。
これによつて、両支持体50間の距離Sが決定
される。この理由は、支持体スライダ48の形状
並びにストツパ52及び接触アームの配置及び長
さに依存しかつ装置定数として貯蔵された一定の
値だけ、Xスライダ28xの進んだ距離と距離S
とがいつでも異なるからである。
オリエンテーリングプログラムの引続く経過は
第10図、第11図及び第12図並びに発明の詳
細な説明の欄の初めの方に述べた記載から簡単に
理解される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例に基づく検査装置の
機械的な検出ユニツトの斜視図、第2図は被検査
歯車の方から見た検出ユニツトの側面図、第3図
は別の被検査歯車と本発明装置との協働を示す原
理図、第4図は歯車を検査する本発明装置の機械
的な部分の幾何学的な原理図、第5図は本発明装
置の電気的な制御回路の略示図、第6図は第1図
に示す検出ユニツトに接続される制御装置の平面
図、第7図は第6図の制御装置のブロツク配線
図、第8図は第1図に示すキーボードの拡大平面
図、第9図は歯車検査時のプログラム経過の流れ
図、第10図は第9図に示す図の一部のオリエン
テーリングの流れ図、第11図は第10図の流れ
図の続きとを示す流れ図及び第12図は第10図
の流れ図の別の続きを示す流れ図である。 12……直歯平歯車、12′……歯、12″……
歯みぞ、14……測定板、16……テーブル、1
8……検出ユニツト、20……ベツド、22……
脚、24……調整ねじ、26x,26y……案
内、28x,28y……スライダ、30x,30
y……ねじスピンドル、32x,32y……サー
ボモータ、34x,34y……タコゼネレータ、
36x,36y……調整装置、38x,38y…
…メジヤー、40x,40y……走査素子、42
……測定検出子、44……検出子ケーシング、4
6……接触アーム、48……支持体スライダ、5
0……支持体、52……ストツパ、54……キー
ボード、56……補助球付ピン、58……スイツ
チ、62……制御装置、64……接続部、66…
…電源スイツチ、68……記録装置、70……チ
ヤートペーパ、72,72′……線図、74……
電光表示器、78……キーボード、80a,80
b,80c,80d,80e,80b,80g…
…制御ユニツト、82……アダプタ、84……多
重導線、86……コンピユータ、88……記憶装
置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2つの支持体と、この両支持体の結合線に対
    して平行なX軸並びにこのX軸に対して直角なY
    軸に沿つて運動可能な測定検出子とを備えた検査
    装置によつて大直径の歯車の歯形を検査する方法
    であつて、前記支持体を被検査歯車のそれぞれ1
    つの歯みぞ内へ挿入し、X軸及びY軸が歯車軸線
    に対する垂直平面内に位置するような位置へ前記
    検査装置を位置させ、次いでX軸及びY軸によつ
    て形成されたX−Y座標系のO点を規定し、続い
    て、少なくとも1つの歯側面に沿つて前記測定検
    出子をすべらせ、これによつて測定された座標を
    目標値と比較する形式のものにおいて、前記両支
    持体50間の距離Sを測定し、前記座標系の原点
    と被検査歯車軸線Aとの距離YOを次式 Y0=S/2・cot(180゜・KZ/Z)+C によつて決定し、ここに Cは検出装置の定数 KZは両支持体間にはさまれた歯数 Zは歯車の全歯数 であることを特徴とする大直径の歯車の歯形を検
    査する方法。 2 両支持体50間の距離Sの測定のために、一
    方の支持体50の位置によつて規定した基準位置
    へ前記測定検出子42をもたらし、その場におい
    て、X軸に沿つて測定検出子42の移動量を検出
    するX走査素子40Xを生かし、次いで他方の支
    持体50の位置によつて規定された基準位置へ測
    定検出子42をもたらし、その場において測定検
    出子の移動量をX走査素子40Xによつて測定す
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 両支持体間にはさまれる歯数を奇数とし、測
    定検出子42を、距離Sの測定時に占めるひつ込
    んだ位置から、両支持体50間の中央の歯の一方
    の歯側面に直接に接触させ、所属のX値及びY値
    を規定し、次いで側定検出子42を中央の歯の周
    りに動かして他方の歯側面にY値を変えずに接触
    させて別のX値を求め、この両X値の平均値を算
    出してY軸の位置を相応に修正する特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 4 両支持体50の間に偶数の歯12′をはさ
    み、測定検出子42を、両支持体50間の距離S
    の測定時に占めるひつ込んだ位置から、両支持体
    50間の中央の歯みぞ12″の両側の歯側面のう
    ちの一方の歯側面に直接に接触させ、所属のX座
    標及びY軸標を規定し、次いで測定検出子42
    を、Y値を変えずに中央の歯みぞ12″に隣合つ
    た他方の歯側面に接触させて別のX値を求め、両
    X値を平均値を算出してY軸の位置を相応に修正
    する特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 大直径の歯車の歯形を検査する装置であつ
    て、高さ調節可能なテーブル16上にベツド20
    が設けられており、このベツド20上に、2つの
    支持体スライダ48と1つの測定スライダ28と
    が設けられており、各支持体スライダ48が、被
    検査歯車の歯側面に当付けるために設けられた支
    持体50を備えており、測定スライダ28がYス
    ライダ28yとXスライダ28xとを備えた十字
    スライダを有しており、Yスライダ28yが測定
    検出子42を支持している形式のものにおいて、
    測定スライダ28が、各支持体スライダ48の位
    置を検出するための接触子46を備えており、測
    定スライダ28の十字スライダ28x,28yを
    移動せしめるサーボモータ32x,32y及びね
    じスピンドル30x,30yが設けられており、
    各サーボモータ32x,32yがそれぞれ制御回
    路36x,34x,36y,34yに接続されて
    おり、測定スライダの十字スライダが移動距離測
    定装置40x,40yと協働しており、この移動
    距離測定装置のデータが制御装置68,74,7
    8,80a〜80g,84,86,88へ供給さ
    れ、この制御装置に、測定検出子42、十字スラ
    イダの制御回路36x,36y、十字スライダの
    移動距離測定装置40x,40y及び投入装置5
    4が接続されていることを特徴とする大直径の歯
    車の歯形を検査する装置。 6 前記接触子が、X方向で測定検出子42の互
    いに逆の側で突出した2つの接触アーム46から
    成り、この接触アームが、十字スライダのYスラ
    イダ28yの所定の位置で、十字スライダのXス
    ライダ28xの移動によつて、両方の支持体スラ
    イダ48の適合して配置されたストツパ52に接
    触する特許請求の範囲第5項記載の装置。
JP6289780A 1979-05-14 1980-05-14 Method and device for inspecting tooth form of gear with large diameter Granted JPS5622909A (en)

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JPS6127686B2 true JPS6127686B2 (ja) 1986-06-26

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EP (1) EP0019075B1 (ja)
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GB (1) GB2052746B (ja)
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