JPS61276507A - 化粧用材料 - Google Patents

化粧用材料

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JPS61276507A
JPS61276507A JP11778685A JP11778685A JPS61276507A JP S61276507 A JPS61276507 A JP S61276507A JP 11778685 A JP11778685 A JP 11778685A JP 11778685 A JP11778685 A JP 11778685A JP S61276507 A JPS61276507 A JP S61276507A
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Japan
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absorbent layer
cosmetic
filling
fibers
fiber
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JP11778685A
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明 櫻井
阿部 典広
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は化粧用パフ等、吸液・保持性を必要とする化粧
用材料に関する。更に詳しくは、風合、肌ざわりが良好
であり、かつ吸収体部(吸収層)と表面材との使用中で
の分離防止、及び毛羽立ち、繊維残り、形くずれの防止
に優れた化粧用材料及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
吸液・保持性を必要とする化粧用材料の代表的なものに
化粧用パフがある。
従来の化粧用パフの構成としては、以下の■〜■に示す
ものが知られている。
■カット綿タイプ:第4図に示すように、脱脂綿単独又
は一部レーヨンを混合した親水性セルロース系繊維4を
重量100g/n?程度にシート上に形成させ、それを
50mm X 60mm程度の長方形にカットしたもの
が一般的である。又、保形性を向上させる目的でアクリ
ル系のバインダー(糊剤)をスプレー等の方法で表面に
塗布する場合もある。尚、第4図において(a)は平面
図、(b)は(alのX−X’線線断断面図ある。
■サイドシールタイプ:第5図に示すように、基本的に
は■のカット綿タイプのものを吸収層5とし、その片面
又は両面に不織布6を積層し、その一部である縦又は横
側7を加熱、圧縮等の手段により接合固定したものであ
る。尚、第5図において(a)は平面図、(b)は(a
)のY−Y”線断面図である。
吸収層(中綿)5の繊維素材としては、脱脂綿、レーヨ
ンに加え、熱溶融性素材であるポリプロピレン、ポリエ
チレン/ポリプロピレン複合繊維(ES繊維)等を一部
加える場合がある。
又、表面に構成する不織布6としては、セルロース系の
ものが一般的であり、レーヨンの長繊維又は短繊維を接
着剤を用いずにスパンボンド法によりシート状としたも
のがその代表例である。又、接着剤を用いシート状に形
成した後、高圧水流によりメツシュ状に小孔を設けた不
織布も用いられる。
このタイプの化粧用パフの製造方法としては、シート状
で最終製品の形状より広巾に成形された吸収層(中綿)
の上側又は下側から不織布を積層させ、不織布と吸収層
の一部を線状に接合した後、縦方向帯状に切断し、更に
その帯を一定の長さに切断することにより得られるのが
一般的である。
■封入エンドシールタイプ:第6図に示すように、吸収
層(中綿)5より縦、横方向いずれも大きい不織布6に
より中綿5を包み込み、その中綿上ではない部分で不織
布のみの、積層部分8を接合固定する等して得られる。
尚、第6図において(a)は平面図、山)は(a)のz
−z’線断面図である。
中綿5としては、特に制約を受けるものではないが、脱
脂綿、レーヨン等を主体とするものが一般的である。又
、表面材用不織布6としては、■サイドシールタイプで
使用したものと基本的に同様のものが用いられる。
このタイプの化粧用パフの製造方法としては、■サイド
シールタイプが中綿5を広巾の状態で用いて表面材用不
織布6を積層し、シール、カットを行うのに対し、この
封入エンドシールタイプは中綿5を最終製品中に成形し
た後、その巾より広い表面材用不織布6により包み込み
、その後、中綿を残し、表面材用不織布が積層された部
分(前後端部)8を接合固定及び切断することにより得
られる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のような種々の方法により得られる化粧用材料の主
要な使用用途としては、化粧水を含ませた後、顔にその
化粧水を適当なマツサージ効果を伴いながら行う「パッ
ティング」、又、化粧落としとしてクレンジングクリー
ム等を含ませるか、又、顔面にクリームを均一に付けた
後、顔面から化粧を落とす「拭き取り」が掲げられる。
この時、■カット綿タイプでは単に繊維集合体であるた
め、パッティング、又、拭き取り時の摩擦力により表面
が毛羽立つと共にその繊維の一部が顔面に移行し、その
捕集が必要で問題となる。又、この移行がなくなるまで
バインダー等で表面強度を上げると、化粧綿としての風
合が損なわれる。
又、■サイドシールタイプ、■封入エンドシールタイプ
はいずれも中綿を表面材が被覆し、その端部は固定され
ているが、使用時量も摩擦等の力を受ける中央部の表面
材と中綿は固定されていないため、使用時における変形
、つまり第7図に示すように、表面材不織布6と中綿5
が分離し、中綿5だけが偏在してしまい、特に賦き取り
効果の低下、又、中綿に吸収されるべきクリーム等が手
に必要以上に付着する等の問題点がある。尚、第7図に
おいて(a)は第5図のサイドシールタイプの変形状態
を示すY−Y’線断面図、山)は第6図の封入エンドシ
ールタイプの変形状態を示す2−2”線断面図である。
ス、これらの問題点を解決するために、中央部の表面材
上から熱溶融固着(例えばヒートエンボス)、超音波シ
ール等の手段により中綿との接着を行う事も考えられる
が、これらの方法では接着部分での表面材繊維素材の溶
融のため固くなり、風合の低下を招き、時としては顔の
机を傷つけることにつながる。又、製品性能としても、
繊維間の空間を減少させることになり、クリーム他の中
綿への吸収移行が阻害されるといった欠点が生じる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、この様に従来の化粧用材料の欠点を排除
すべく、つまり化粧水、クリーム等でのバッティング、
又、拭き取り時にそれら化粧用液が容易に吸収され、使
用時に毛羽立ちや繊維の移行、更に表面材と吸収層(中
綿)の分離等を防止すると同時に、使用感覚に優れた化
粧用材料を見出すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に
至った。
即ち、本発明は、繊維状集合体が吸収層の少なくとも片
側で、繊維状集合体と吸収層との接する個所において繊
維の溶着により一体化され、表面が繊維状集合体で形成
されてなり、繊維状集合体は繊維間に空隙を有すること
を特徴とする化粧用材料に係るものである。
以下、図面を用いて本発明の化粧用材料について詳しく
説明する。第1図は本発明の化粧用材料の一実施例を示
す横断面図、第2図はそのA部分拡大図である。又、第
3図は第1図に示す化粧用材料が使用された時の状態を
示すもので、第7図に示される従来化粧用材料の様な変
形、中綿の偏在は認められない。
本発明に係る繊維状集合体2は、吸収層(中綿)1とそ
の接する個所3において繊維の溶着により一体化されて
おり、従来の様な熱による溶着、又はケミカルバインダ
ー等糊剤による固定ではない為、吸収性及び使用感は損
なわれるものではない。繊維状集合体2の吸収N1の表
面への一体化方法としては、熱溶融性樹脂を溶融状態に
おいて微細孔から吐出する方法、又、溶剤に可溶な樹脂
に対しては溶剤溶液とした後、高圧スプレーによりノズ
ルから吐出させる方法等、種々の方法が可能である力S
、その方法にかかわらず、繊維状集合体の一体化が形成
されれば何れの方法も適用可能である。溶融方法は樹脂
を溶融点以上に溶融し、100〜500μ、通常200
μ程度の微細孔複数のノズルから200〜400℃の空
気と一緒に吸収層の上に噴射する。噴射された糸は延伸
され、細いものとなる。又、溶剤法は樹脂を溶剤で溶か
した後、通常用いられるエアレスもしくはエアと共にス
プレーした後乾燥する。ここに用いられる溶媒は樹脂を
溶かすものであれば何でも構わないが、作業性よりテト
ラヒドロフラン、トルエン、ジメチルホルムアミドが望
ましい。
又、本発明の繊維状集合体を形成する繊維としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、エチレン
−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリスチレン、ポリ
ウレタン、ポリブタジェン、さらにそれらの変成物等、
基本的には種々手段により微細孔より吐出可能な高分子
物質は使用可能であり、その使用目的、又、設計する性
能によって選択することが出来る。又、その成分は単一
成分に限るものではない。
又、繊維状集合体の形成についても単一層に限らず、そ
の要求性能、風合い等の点から複数層としても良い。
又、その形成させる繊維径、密度、重量についても特に
制限されるものではないが、繊維径は1〜50μが好ま
しく、3〜20μが更に好ましい。特に風合いを向上さ
せる為には最表N(単層であればそれ自体)をより小さ
い繊維径とするのが有効である。又、クリーム等の高粘
性液体に対する吸収特性を向上させるには繊維密度を低
く (繊維間の空間を大きく)、集合体を形成させるの
が良い。
更に、必要に応じ界面活性剤、着色剤、エンボス等の適
用も制限されるものではない。
又、適用される吸収層(代表的に「中綿」という言葉を
用いた)の素材や形体(例えばシート状物)についても
制限されるものではない。
実際の最終形体としては、必ずしも吸収層の両側に繊維
状集合体を一体化する必要はなく、例えば片側にのみ一
体化し、他の側には従来通りの表面材を構成しても構わ
ない。
つまり、この様にして吸収層表面に表面材としての繊維
状集合体が一体化された化粧用材料は、先に述べた如く
、従来の化粧用材料に見られる使用中での毛羽立ち、繊
維の顔肌への移行、更に表面材と吸収層との分離を有効
に防止することができる。
〔実施例〕
以下、実施例をもって本発明を更に詳細に説明する。
実施例−1 吸収層としてレーヨン3デニール51mm 85%、ポ
リプロピレン2デニール5b+m 15%からなる1d
あたり100 g (100g/nfと略す)の繊維ウ
ェブを用い、その片側にポリエチレンを溶融法により、
繊維径■1〜5μ、■3〜10μ、■10〜20μ、■
30〜40μ、■40〜50μで、重量はいずれも15
g/ rtrで一体化させた。又、もう一方の側にはポ
リブタジェンを溶剤法(溶媒はテトラヒドロフランの1
5%溶液)により、繊維径5〜10μ、重量10g/ 
rrrで一体化させた。
得られた化粧用材料の風合はいずれも良好ではあるが、
中では特に繊維径が■、■、■程度のものが良好である
又、クリーム等の吸収状態は繊維径が■、■、■、■と
太く (繊維状集合体密度の低下)なるにつれて向上す
る。
又、使用中での毛羽立ち、繊維の顔への移行、更に表面
材と吸収層との分離、吸収層の偏在もなく、パッティン
グ、拭き取りめ機能は良好であった。
実施例2 吸収層としてポリノジイフクレーヨン1.5デニール3
hm 50%、ポリエステル3デニール511IIIB
20%、ポリエチレンーポリプロピレン複合繊維1.5
デニ一ル51mm 30%からなる重量120g1rd
の繊維ウェブを用い、その片側にポリエステル及びポリ
プロピレンを共に溶融法により、それぞれ繊維径10〜
15μで50%、50%の割合で10g/ rdを混在
及び一体化させた。又、反対側にはポリウレタンを溶剤
法(溶媒はアセトンの10%溶液)により、繊維径1〜
10μ、重量10g/ rrrで一体化させた。
得られた化粧用材料は実施例1と同様良好な結果を示し
た。
実施例3 吸収層としてレーヨン3デニール51mm 85%、ポ
リエステル1.5デニ一ル51mm 15%からなる重
量130g/rrrの繊維ウェブを圧力80kg/cm
”の水流によりシート化したものを用い、その片側にま
ずエチレン−酢酸ビニル共重合体を溶融法により繊維径
20〜30μ、重量6g/rdで一体化させ、た後、そ
の上にポリエチレンを更に溶融法により繊維径5〜10
μ、重量8g/rrfで一体化させた。
又、反対側はハイスチレンを溶剤法(溶媒はテトラヒド
ロフランの15%溶液)により、繊維径5〜10μ、重
量15g/ mで一体化させた。
得られた化粧用材料は前記実施例1.2と同様良好な性
質を示した。
実施例4 吸収層として、綿状パルプ80%とアクリル系バインダ
ー20%から成る重量180g/mのシート状物を用い
た。
その片側にポリエチレンと青色顔料の混合物を溶融法に
より繊維径15〜20μ、重量15g/ dで一体化さ
せ、拭き取り専用化粧用シートを得た。
得られた化粧用シートは風合も良好で使用中での変形も
なく、特に拭き取り効果は良好であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の化粧用材料の一実施例を示す横断面図
、第2図はそのA部分の拡大図、第3図はその使用時の
状態を示す横断面図、第4図〜第6図は従来の化粧用材
料の例を示す図であり、第4図(a)はカット綿タイプ
の化粧用パフの平面図、(b)は+8)のx−x’線断
面図、第5図(a) ハサイドシールタイプの化粧用パ
フの平面図、(b)は(a)のy−y’線断面図、第6
図(a)は封入エンドシールタイプの化粧用パフの平面
図、(b)は(a)の2=2′線断面図、第7図は従来
の化粧用パフの使用時の変形した状態を示すものであり
、(a)はサイドシールタイプのY−Y’線断面図、(
b)は封入エンドシールタイプのz−2”線断面図であ
る。 1・・・吸収層(中綿) 2・・・繊維状集合体 3・・・繊維状集合体と吸収層との接する個所4・・・
親水性セルロース系繊維 5・・・吸収層(中綿) 6・・・不織布 7・・・接合固定部 8・・・不織布のみの積層部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 繊維状集合体が吸収層の少なくとも片側で、繊維状集合
    体と吸収層との接する個所において繊維の溶着により一
    体化され、表面が繊維状集合体で形成されてなり、繊維
    状集合体は繊維間に空隙を有することを特徴とする化粧
    用材料。
JP11778685A 1985-05-31 1985-05-31 化粧用材料 Pending JPS61276507A (ja)

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JP11778685A JPS61276507A (ja) 1985-05-31 1985-05-31 化粧用材料

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003102541A (ja) * 2001-06-05 2003-04-08 L'oreal Sa 人造タンニン剤の塗布装置
JP2009091274A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Kao Corp 化粧シート用不織布

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6096205A (ja) * 1983-10-31 1985-05-29 ユニ・チヤーム株式会社 使い捨て化粧用パフの製造方法

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