JPS61275370A - 固形筆記具の製造方法 - Google Patents

固形筆記具の製造方法

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JPS61275370A
JPS61275370A JP11613385A JP11613385A JPS61275370A JP S61275370 A JPS61275370 A JP S61275370A JP 11613385 A JP11613385 A JP 11613385A JP 11613385 A JP11613385 A JP 11613385A JP S61275370 A JPS61275370 A JP S61275370A
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JP
Japan
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clay
sintering
carbonaceous material
heat treatment
heat
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JP11613385A
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English (en)
Inventor
Shin Shimoyama
下山 紳
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) クレヨン、パス、色鉛筆芯といった固形筆記具の製造方
法に関する。更に詳しくは、少(とも顔料を分散含有す
る粘土焼結型の固形筆記具の製造方法、また、粘土焼結
のための熱処理の記其の製造方法に関する。
(従来の技術) いわゆる粘土焼結型の固形筆記具の製造方法の一例は、
特公昭24−4945号公報に開示されている。即ち、
「チタン、リトポン弁柄其の他の鉱物質顔料を粘土、陶
土等の硅酸塩類に混和し、該混和物を芯状に圧出成形後
低温にて焼成する事を特徴とする画用色鉛筆芯の製造法
。」が開示されている。
また、気孔形成材の使用についての一例は。
特公昭48−32706号公報に開示されている。
即ち、「多孔質鉛芯の製造法」に関し、「芯の収縮が顕
著に現れる温度以上焼成を完了する温度以下で蒸発また
は昇華するもの」として「無機微粉末」を使用すること
が開示されている。
(発明が解決しようとする問題点) 前記特公昭24−4945号公報に開示された発明によ
れば、粘土焼結型の固形筆記具が本来有すべき十分な強
度のものを得難い。即ち、該公報中にも同じ趣旨の記載
があるが、十分な強度のものとするために十分に高い温
度で粘土焼結のための熱処理をなすと、得られるものは
硬くなりすぎ、ガリガリした使用感、しかも、不鮮明な
色しか呈さない製品となってしまう。
これは粘土焼結の際に体積の収縮が大きくなりすぎたた
めである。
従って、粘土焼結の際に体積の収縮を抑えられるように
すれば、十分な強度を有し、しかも。
ソフトな使用感で呈色性も良好なものを得ることが夢で
なくなる。この体積の収縮を抑えるための一つの手段が
前記特公昭48−32706号公報に開示されているよ
うな気孔形成材の使用である。
ところが、惜しいことに、該公報による発明では気孔形
成材として「蒸発もしくは昇華する」無機微粉末を選択
している。恐らく、該公報のであろう。
数行すると、蒸発にしても昇華にしても、無機微粉末が
蒸発なり昇華なりする温度は選択された物質それぞれの
決して広くない範囲である。
一般に、樹脂焼成型のものは焼成温度の領域として広い
範囲で設定し得るから、樹脂焼成型のものKあっては、
かように蒸発とか昇華とかの狭い範囲を有する無機微粉
末も選択のしようがあろう。しかし、粘土焼結型のもの
にあっては。
粘土焼結の温度領域として榛樹脂焼成型のものにおける
焼成温度の領域のよ5に広い範囲を設定することはまず
困難なことである。勿論、粘土にも種々のものがあり、
ある程度の温度領域で設定はできる。しかし、粘土の種
類を選択し。
また、無機微粉の種類を選択し、これら両者をして2.
後者が前者の焼結開始時に残存する気孔形成材たらしめ
るには相当の苦労を要すであろう。特公昭48−327
06号公報の記載によれば結合材の一種として粘土も挙
げられているが。
実施例すべて樹脂焼成型のものに終始し、粘土について
は[結合材として粘土とポリビニールアルコールを組合
せて用いた場合にも良好な結果が得られた。」としか記
載されていないこともここで述べた理由によるものと推
察される。
尚、該公報によれば後処理として酸やアルカリなどで処
理することにより除去されるような気孔形成材について
も開示されているが、粘土にとっては、かようの後処理
は好ましくないことが多いだけでなく、洗浄や乾燥など
工程面での面倒さが伴う。
結局、良好な品質の粘土焼結型のものを得るにあたって
は、気孔形成材の選択並びにその使用の仕方が極めて大
きな問題となる。本発明は。
その一つの解決方法を提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 粘土焼結が開始する時にも残存している気孔形成材とし
て炭素粒状物質を使用し、この炭素粒状物質を酸化性雰
囲気での熱処理によって酸化除去することが要点である
。即ち2本発明は。
少くとも顔料を分散含有する粘土焼結型の固形筆記具を
製造する方法であり、また、粘土焼結のための熱処理の
際に粘土焼結が開始する時にも残存している気孔形成材
を材料の一つとして使用する固形筆記具の製造方法であ
って、前記気孔形成材として炭素粒状物質を使用し、こ
の炭素粒状物質を酸化性雰囲気での熱処理によって酸化
除去することを特徴とする固形筆記具の製造方法を要旨
とする。
以下、詳述する。
炭素粒状物質としては1例えば、黒鉛、カーボンブラッ
ク、活性炭、コークスなどが挙げられる。好ましい粒径
(平均)は0,01〜10μm程度である。十分な大き
さの気孔を形成できるし。
逆に大きすぎる必要はない。
この炭素粒状物質は、その少(とも一部が粘土焼結の開
始時に残存し、また、この残存分中の少くとも一部が酸
化性雰囲気での熱処理によって酸化除去されるように使
用される。
黒鉛は炭素粒状物質の中でも特に好ましいものの一つで
、ある。種々粒径のものを容易に得られるばかりか、粘
土焼結のための熱処理の雰囲気として、一般的な空気雰
囲気(酸化性雰囲気の1種)を選択しても2通常は、粘
土焼結が開始する時点においても十分に残存するだけの
耐熱性を有する。従って、粘土焼結のための熱処理と炭
素粒状物質の酸化除去のための熱処理とを一つの工程で
なせる訳である。尚、粘土焼結のための熱処理は窒素、
ヘリウム、アルゴンなどの不活性雰囲気、あるいは、そ
の他の非酸化性雰囲気でもなすことができるから、粘土
焼結後に改めて炭素粒状物質の酸化除去をなすことも勿
論できる。耐熱性があまり良好でない炭素粒状物質を使
用する場合とか、あるいは、耐熱性が良好でも何らかの
目的で昇温速度を通常ならば考えないような低速でなす
ときのようにその耐熱性を十分に期待できないような場
合などは、このように別の工程として酸化除去の熱処理
をなせばよい。
炭素粒状物質は最終的に製品に残存させることもできる
。暗い色調の製品な得んとする場合などである。しかし
、むしろ、暗い色調あるいは黒色の製品を得る場合には
、鉄化合物などのように黒色顔料もしくは黒色顔料とな
るような別の材料を使用した方が好ましいと思われる。
例えば、炭素粒状物質として黒鉛を選択し、かつ、筆跡
が黒鉛による灰色光沢を有することを望まない場合もあ
る。光学センサー読み取り用の固形毎記具とする場合な
どである。また、ここで、鉄化合物を材料として使用す
る場合について、酸化鉄を例にして付言すると、炭素粒
状物質を酸化除去する際に少く、とも使用される酸化性
雰囲気は、褐色の酸化鉄ではなく黒色の酸化鉄を使用し
ても、処理後の色を褐色化させることがある。安定な酸
化状態として3・2酸化鉄があるからであるが、このよ
うな場合には。
水素、硫化水素、−酸化炭素、二酸化イオウといった還
元性雰囲気による熱処理を更になすことによって黒くさ
せることができる。褐色の製品を得るために使用する褐
色の酸化鉄は褐色顔料であっても、黒色の製品を得るた
めに使用する褐色の酸化鉄は黒色顔料用の材料そのもの
であるということになる。
製品を得るにあたっては、上述した炭素粒状物質と、カ
オリン、ベントナイト、木節粘土。
蛙目粘土などの粘土と、酸化鉄、酸化チタン。
酸化クロム、カラミン、亜鉛華、コバルトブルー、群青
などの顔料(顔料用の材料であってよと、可塑剤、滑剤
、溶剤など、とをそれぞれ1゛梵サーやロールなどで均
一化した後、押出成形などによって適宜形状化し、粘土
焼結と炭素粒状物質の酸化除去、それに前述した変色の
ためなどの熱処理をなせばよい。勿論8本発明の要旨を
逸脱しなげればよく1例えば、更に後処理として、イン
キや油状物などの含浸をすることなどもできる。
(作用) 以下1本発明者の考察を述べる。
炭素粒状物質は気孔形成材として機能するが。
この炭素粒状物質による気孔形成、即ち、炭素粒状物質
の酸化除去は、ある特定の温度においてのみ生じるよう
な性質のものではなく、広い範囲の温度領域での熱処理
を許容する。従って。
粘土焼結のための熱処理の温度条件の設定に対しても、
炭素粒状物質は粘土焼結が開始する時にも残存して気孔
形成する。
(実施例) 単に部とあるのは重量部を示す。
〈実施例1〉 カオリン           30部ベンガラ   
         30部天然黒鉛(鱗状、平均粒径3
μm) 15部ABS樹脂(賦形材)      20
部ジオクチルフタレート(可塑剤) 25部ステアリン
酸(滑剤)       2部上記配合材料をミキサー
及びロール機で均一化した後、細線状に押出成形し、長
さ60mmにしたものを磁性坩堝に並べ入れ、空気雰囲
気で50℃/時の昇温をさせて最高温度800℃に2時
間保持する熱処理をなした。自然冷却後、取り出したも
のに流動パラフィンを含浸して製品(直径2mm)とし
た。
〈実施例2〉 ベントナイト           35部酸化クロム
            25部人造黒鉛(平均粒径1
.5μm)   20部ポリ塩化ビニル(賦形材)  
  25部ジオクチルフタレート      30部ス
テアリン酸           2部上記配合材料を
使用し、また、熱処理の最高温度を750℃とした以外
は、すべて実施例1と同様にした。
〈実施例3〉 有機ベントナイト        35部群青    
          25部酸化チタン       
     5部カーボンブラック(平均粒径0.05μ
m)20部 ポリメチルメタクリレート(賦形材) 30部 クオクチルフタレート      30部ステアリン酸
           2部上記配合材料を使用し、ま
た、熱処理を下記の通りに変えた以外は、すべて実施例
、1と同様にした。
熱処理:窒素雰囲気で50℃/時の昇温をさせて最高温
度850℃に2時間保持後、600℃まで温度を下げ、
空気を導入しながら1時間温度保持した。
〈実施例4〉 実施例1において、流動パラフィン含没前のものに、水
素20%、ヘリウム80%の気流雰囲気で700℃1時
間の還元処理を施し。
その後で流動パラフィンを含浸した以外は。
すべて実施例1と同様にした。
く比較例1〜3〉 実施例1〜3において、黒鉛やカーボンブラックを使用
しなかった以外は、すべて実施例1〜3と同様にしたも
のを、順に比較例1〜3とする。
く比較例4〉 実施例1において、黒鉛を使用する代わりに、平均粒径
0.15μmの酸化亜鉛を15部使用した以外は、すべ
て実施例1と同様にした。
熱処理の最高温度を700℃にした以外は、すべて実施
例1と同様にした。
(発明の効果) 各側で得たものについて特性評価した結果を表−1に示
す。
表−1 (注1) 曲げ強度はJISS6015に準じて測定し
た。(単位a g f / n1fn” )(注2)呈
色性は垂直100II荷重で描線したものであり、良好
(0)、並(Δ)、不良(×)の3段階で各側のものの
鮮明さを相対評価した。
(注3) 書き味は官能によるもので、良好(O)、並
(Δ)、不良(X)の3段階で各側のものを相対評価し
た。
表−1について、まず、実施例1〜3を対応する数字の
比較例1〜3と比べてみると、呈色性、書き味が良好で
あることが判る。また、実施例1と比較例5とを比べて
みると、比較例5が曲げ強さにおいて極めて劣っている
ことが判る。ここで、比較例5は比較例1において熱処
理の最高温度を低くしたものでもあるから、比較例の方
法で実施例のような呈色性とか書き味とかを得ようとす
ると強度不足のものになることが判る。更に、比較例4
も実施例1に比べて以彊色性や書き味が悪い。酸化亜鉛
の昇華温度はワン 1000℃以上であり、比較例5の方法では、使用した
酸化亜鉛が気孔形成材として機能しなかったためである
ことが色調からも理解される。
勿論、各実施例相互においても特性には差がある。しか
し、これは固形筆記具としての使用目的に応じればよい
ことである。
このように1本発明によれば強度もあり、しかも書き味
や呈色性のよい粘、土焼結型の固形筆記具を製造するこ
とができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少くとも顔料を分散含有する粘土焼結型の固形筆記具を
    製造する方法であり、また、粘土焼結のための熱処理の
    際に粘土焼結が開始する時にも残存している気孔形成材
    を材料の一つとして使用する固形筆記具の製造方法であ
    って、前記気孔形成材として炭素粒状物質を使用し、こ
    の炭素粒状物質を酸化性雰囲気での熱処理によって酸化
    除去することを特徴とする固形筆記具の製造方法。
JP11613385A 1985-05-29 1985-05-29 固形筆記具の製造方法 Pending JPS61275370A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03179066A (ja) * 1989-12-07 1991-08-05 Oriental Sangyo Kk 素描用クレヨン
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