JPS61275178A - 軽量コンクリ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内部に気泡を有する、所謂、気泡コンクリート
の一種である軽量コンクリートの改良に関する。

〔従来の技術〕

従来における軽量コンクリートは以下の如き製造方法に
よって製作されている。すなわち、セメントペースト（
セメントに水や骨材を混合したもの）と魚油等の発泡剤
をミキサーにて混練することにより発泡させることによ
り作られた気泡を含有するセメントペーストを製作し、
これを型内に流し込み、あるいは現場打ちした後に養生
して軽量コンクリートを製造するもの、あるいはアルミ
ナセメント等のような事後発泡によって製造するもので
あった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、このように製作した軽量コンクリートは、気
泡の大きさにバラツキがあり、従って製作されたコンク
リート製品に重量および強度のバラツキが生じて品質管
理に困難性が生じ、また気泡が混入されていることから
断熱効果を有するが、この断熱効果においても気泡の大
きさのバラツキから一定した製品が得られないと共に型
内への注入あるいは現場打ち後における養生時に時間と
共に気泡がつぶれたりした一定の大きさ、厚みの製品が
できにりく、従って、歩留りが悪い等の欠点が存した。

〔発明の目的〕

本発明は畝上の欠点を是正せんとするもので、コンクリ
ート内の気泡を樹脂製の泡で形成したこことにより、液
泡を一定の大きさに作ることができると共にこれがつぶ
れにくく、従ってコンクリ−ト製品として一定の大きさ
および厚みに形成でき、製品としての歩留りの良好な軽
量コンクリートを提供することを目的とするものである
。

〔発明の実施例〕

以下、本発明に係る軽量コンクリートの製造するための
方法を図面と共に説明する。

１は４０℃前後の熱風を送風する熱風送風機、２は樹脂
系の発泡剤が収納されたタンクにして、このタンク２も
４０℃前後に加熱され、内部の発泡剤も加熱されている
。３は前記送風機１よりの熱風高圧風が供給されること
により、前記タンク２内の発泡剤を吸引し、径が１鶴程
度で全てが略一定の大きさである樹脂製の泡が作られる
泡成形器にして、第２図に示す如き構成となっている。

すなわち、先細りの先端を有する円筒状のケース３ａ内
は複数の区画板３ｂによって分割されており、各室内に
は多数のガラスピーズ等の球体３ｃが充填されている。

そして、この球体３ｃは入口側の室内のものが一番大き
く、出口側に行くにしたがって小さな径のものとなって
いる。また、各区画板３ｂには多数の小孔が形成されて
いるが、この小孔も入口側の区画板３ｂのものが一番大
きく出口側に行くにしたがって小さくなり、先細り先端
に装着されている区画板３ｂの小孔が泡の大きさと同じ
になっている。

４はセメントに温水が加えられた、所謂、セメントペー
ストを作るミキサーにして、内部のセメントペーストは
４０℃前後の温度に保持されている。５は骨材としての
砂、パーライト、発泡ビーズ等が収納された骨材タンク
、６は前記泡成形器３よりの樹脂製の泡と、ミキサー４
よりのセメントペーストおよび骨材タンク５よりの骨材
が供給され、これらのものを回転混練するミキサーにし
て、この回転混練中に空気を連行して気泡が混入しない
ように回転速度が遅（なっている。７は前記ミキサー６
にて樹脂製の泡および骨材が混入された気泡コンクリー
トを集合せしめるホッパー、８は該ホッパー７より気泡
コンクリートを所望の箇所に圧送するためのポンプにし
て、ホース９を介して所望の箇所、例えば型枠１００開
口１０ａより内部に圧入充填し、あるいは現場の所望箇
所に流し込むものである。

而して、本発明にあっては、送風機１よりの高圧風と、
タンク２よりの樹脂系の発泡剤が泡成形器３内に送られ
る。ここで発泡剤は複数に区画され、順次径が小さくな
る球体３Ｃの間を通過すると共に同じく順次径が小さく
なる小孔の形成された区画板３ｂを通過することによっ
て径が１ｆｉ程度の大きさ一定の樹脂製の泡が形成され
る。この泡は、その被膜がレジンであることにより容易
につぶれることはなく、従って、これがセメントペース
ト内に混入されてもつぶれない。

従って、この樹脂製の泡とセメントペーストおよび骨材
がミキサー６にて混練されても、液泡がつぶれるような
ことがなく、またミキサー６において空気による気泡が
形成されることがないので、混練された気泡コンクリー
ト内には樹脂製の泡のみが混入されることとなる。

そして、この気泡コンクリートはホッパー７を介してポ
ンプ８内に供給され、該ポンプ８より加圧されてホース
９を介して型枠１０の開口１０ａより内部に圧入充填さ
れ、あるいは現場において打設される。この状態で型枠
１０を４０℃前後に加熱し、あるいは現場において蒸気
を気泡コンクリートに噴き付は気泡コンクリートを養生
する。

ここで、養生中において気泡コンクリートを加熱するの
は、該気泡コンクリートを早く硬化させ量産性を高める
ために行うのであるが、気泡コンクリートが加熱される
ことにより混入している樹脂製の泡が膨張することにな
り、体積が増大することとなる。そこで、本発明にあっ
ては、樹脂製の泡およびセメントペーストを予め養生前
がら加熱させておき、養生中の加熱時に樹脂製の泡が膨
張しないようにした。これにより、養生が速やかに行わ
れ硬化すると共に体積の増減がなく一定形状のコンクリ
ートを製作できるものである。

なお、前記した製造方法にあっては、樹脂製の泡および
セメントペーストを予め所定の温度に加゛熱した状態で
ミキサー６にて混練し、かつ養生時においても加熱する
方法を示したが、これ等の加熱は必ずしも必要ではなく
、自然状態で行っても良い。この場合、養生に時間が多
くかかるのみで、軽量コンクリートとしての品質には変
わりがないものである。

このように養生を行い、この養生を行った後に型枠１０
を分解して取り出すことにより、また現場打ちの場合に
はそのまま放置しておくことにより軽量コンクリートが
得られるものである。

前記した如き製造方法によって得られた軽量コンクリー
トは、その製造途中において樹脂製の泡による気泡がつ
ぶれたりすることがな（、かつ一定の大きさの気泡が混
入されているので、養生後における製品の重量が等しく
かつ大きさも同じになり、従って、断熱効果も一定な優
れた製品が得られる。

なお、前記コンクリート製品の表面にガラスレジン等を
塗布することによって、そのまま外装材の外壁面板とし
て、あるいは内装材やテーブル等の家具としても利用で
きるものである。

また、前記気泡コンクリートを型枠１０内に供給するの
に、これを自動化（例えばビン詰め機に類似した装置を
利用）し、自動的に型枠１０内に順次に供給することも
できる。

〔発明の効果〕

本発明は前記したように、コンクリート内の気泡が樹脂
製の小さく、かつ一定大きさの泡であることにより、製
品として同一品質のものが大量に作れ、また断熱効果も
優れた製品であり、しかも樹脂製の泡が凝結剤としての
作用を果たすことにより、セメント粒子間が強固に連結
され、製品として強度が大きい等の効果を有するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係る軽量コンクリートを製造するための装
置を示し、第１図は全体の説明図、第２図は同上中の泡
成形器の断面図である。 −一」 ３　　　　３ｃ ６ｂ　　　５０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 気泡コンクリートにおける気泡が樹脂製の小径の泡で形
   成されていることを特徴とする軽量コンクリート。