JPS6127457A - 空気調和機の除霜制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 ２　ページ 本発明は、ヒートポンプ式空気調和機における暖房運転
時の除霜制御装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来この種の空気調和機の冷凍サイクルは、第３図に示
すように、暖房運転時圧縮機１０１から吐出された冷媒
が、実線矢印の如く四方弁１０２を通り、室内側熱交換
器１０３で凝縮され、絞り装置１０４を通って減圧され
た後室外側熱交換器１０５で蒸発し、再び四方弁１０２
を通り圧縮器１０１に戻るように構成されていた。

かかる構成では、低外気温時には、室外側熱交換器１０
５の蒸発温度が低くなり、やがて室外側熱交換器１０５
０表面に霜が付着し始める。そのため室外側熱交換器１
０５の通風抵抗が増大し、風量の減少と共に室外側熱交
換器能力が急激に減少し始め、それにつれて暖房能力も
低下する。

このため、室外側熱交換器１０５の配管温度を温度検出
装置１０８で検出し、その温度が一定温度以下になった
ならば、図中の破線矢印で示されるように冷房運転とし
、室外側熱交換器１０５に３　ページ 付着した霜を融解させ、再び図中の実線矢印で示される
暖房運転に復帰させるものである。

しかしなから、このような従来の除霜運転モードにおい
ては、室内側熱交換器１０３は蒸発器となるため、室内
送風機１０７は停止され、暖房運転は中断される。した
がって、本来外気温が低いため最も暖房能力を必要とす
るときに、除霜運転となって暖房運転が停止してしまう
ために、その間の室温低下は非常に大きく、体感上極め
て大きな問題であった。

発明の目的 本発明は、上記従来の欠点を解消するもので、暖房運転
を継続しながら除霜をし、低外気温時の快適性の向上を
図ることを目的とするものである。

発明の構成 この目的を達成するために本発明は、圧縮機、四方弁、
室内側熱交換器、第１の絞り装置、室外側熱交換器を連
結して冷凍サイクルを構成し、前記第１の絞り装置と並
列に第１の電磁開閉弁を設け、さらに、室外側熱交換器
と四方弁の間に第２の電磁開閉弁と、それに並列に第２
の絞シ装置を設け、また前記圧縮機と四方弁の間の吐出
冷媒を室外側熱交換器と四方弁の間にバイパスするバイ
パス回路を設け、そのバイパス冷媒の流れを制御する第
３の電磁開閉弁を設けたものである。

この構成により、暖房運転を継続しながら、除霜運転が
行なえるものである。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例を添付図面の第１図と第２図を
参考に説明する。

第１図において、１は圧縮機、２は四方弁、３は室内側
熱交換器、４は第１の絞り装置、５は室外側熱交換器で
あり、これらを順次連結することにより周知の冷凍サイ
クルを構成している。６は室外ファンモータ、７は室内
ファンモータ、８は室外側熱交換器に着霜が生じた場合
に動作する除霜スイッチである。９は第１の絞り装置４
と並列に設けられた第１の電磁開閉弁である。１０は室
外側熱交換器５と四方弁２との間に設けられた第２の電
磁開閉弁であり、１１はそれと並列に設け５　ページ られた第２の絞り装置である。１３は圧縮機１からの吐
出冷媒を室外側熱交換器５と四方弁２との間にバイパス
するバイパス回路であり、１２はバイパス冷媒の流れを
制御する第３の電磁開閉弁である。

さらに、上述の冷凍サイクルは、第２図に示す制御回路
によって制御される。同図において、８は除霜スイッチ
、１４はリレー、６・９・１０・１２はそれぞれ室外フ
ァンモータ、第１の電磁開閉弁、第２の電磁開閉弁、第
３の電磁開閉弁である。

上記構成において、外気温が低くなって室外側熱交換器
５に霜が付着して暖房能力が低下したとタロは停止し、
第１の電磁開閉弁９は開、第２の電磁開閉弁１０は閉、
第３の電磁開閉弁１２は開となる。

したがって、外気温が高く室外側熱交換器５に霜が付着
していない状態では、第１図の実線矢印６　ページ で示されるように、冷媒は圧縮機１で圧縮され、四方弁
２を通過した後、室内側熱交換器３で凝縮され、第１の
電磁開閉弁９が閉であることから第１の殻り装置４によ
って減圧され、室外側熱交換器５で蒸発し、さらに開放
している第２の電磁開閉弁１０を通って再び四方弁２を
経て圧縮機１に戻り、周知の暖房サイケ７しを構成する
。

しなしながら、外気温が低下し室外側熱交換器５に霜が
付着して暖房能力が不足しているときには、除霜スイッ
チ８がＯＮ動作し、冷媒の流れは破線矢印に示すように
なる。すなわち、圧縮機１で圧縮された高温高圧の冷媒
は、四方弁２を通過した後、室内側熱交換器３で凝縮さ
れ、第１電磁開閉弁９が開となっていることから、第１
の絞り装置４をバイパスして室外側熱交換器５に達する
。

このとき、室外側熱交換器５内の冷媒は、第１の絞り装
置４で減圧されていないことに加え、さらに、第２の電
磁開閉弁１０が閉となっていることにより、第２の絞り
装置１１で絞られるため、高温高圧の冷媒となっている
。したがって、室外側７　ベーン 熱交換器５に付着した霜を融解する。このとき、室外フ
ァンモータ６は大気への放熱を防止するために停止状態
となっている。

そして第２の絞り装置１１を出た気液二相の冷媒は、第
３の電磁開閉弁１２が開となっているために、バイパス
回路１３を通ってくる高温ガス冷媒と合流することによ
り、蒸発してガス冷媒となり、再び四方弁２を介して圧
縮機１に戻る。

したがって、暖房運転を継続しながら、室外側熱交換器
５の除霜が可能となる。

発明の効果 上記実施例より明らかなように、本発明における空気調
和機の除霜装置は、圧縮機、四方弁、室内側熱交換器、
第１の絞り装置および室外側熱交換器を順次連結してな
る冷凍サイクルにおいて、第１の絞り装置と並列に第１
の電磁開閉弁を設け、室外側熱交換器と四方弁の間に第
２の絞り装置と第２の電磁開閉弁を設け、さらに前記圧
縮機と四方弁の間に、室外側熱交換器と圧縮機の間に高
温冷媒をバイパスするバイパス回路および第３の電磁開
閉を設けたもので、従来のように四方弁を切り換えて冷
房サイクルで除霜するのではなく、暖房運転を継続しな
がら除霜が可能となるため、除霜運転時における室温低
下が小さくなり、快適性の向上の上で多大の効果を奏す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における除霜運転制御装置を
具備した空気調和機の冷凍サイクル図、第２図は同除霜
運転制御装置の概略電気回路図、第３図は従来の冷凍サ
イクル図である。 １・・・圧縮機、２・四方弁、３・室内側熱交換器、４
・・・第１の絞り装置、５・室外側熱交換器、６・・・
室外ファンモータ、８・除霜スイッチ、９・・第１の電
磁開閉弁、１０・・・第２の電磁開閉弁、１１・・・第
２の絞り装置、１２−第３の電磁開閉弁、１２・・バイ
パス回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 冷媒が圧縮機、四方弁、室内側熱交換器、絞り装置、室
   外側熱交換器の順路を径て圧縮機に戻る冷媒回路を形成
   し、さらに前記絞り装置と並列に除霜運転時に開く第１
   電磁開閉弁を設け、また室外側熱交換器と圧縮機との間
   に除霜運転時に閉める第２電磁開閉弁と並列に絞り装置
   を設け、さらに前記圧縮機と室内側熱交換器との間の高
   温吐出冷媒を室外側熱交換器と圧縮機との間にバイパス
   するバイパス回路とそのバイパス冷媒の流れを制御する
   第３の電磁開閉弁を設け、さらに前記室外側熱交換器の
   着霜状態により動作する除霜スイッチを設け、その動作
   により、第１、第２、第３の各電磁開閉弁の開閉と室外
   ファンモータの運転を制御する空気調和機の除霜制御装
   置。