JPH07332795A - 多室型空気調和装置 - Google Patents

多室型空気調和装置

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JPH07332795A
JPH07332795A JP6121174A JP12117494A JPH07332795A JP H07332795 A JPH07332795 A JP H07332795A JP 6121174 A JP6121174 A JP 6121174A JP 12117494 A JP12117494 A JP 12117494A JP H07332795 A JPH07332795 A JP H07332795A
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JP
Japan
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indoor
heat exchanger
indoor heat
electric expansion
temperature
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Application number
JP6121174A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sakai
宏明 酒井
Mitsunori Matsubara
充則 松原
Yasufumi Takahashi
康文 高橋
Yuji Sugata
裕治 菅田
Yasuhiro Suzuki
康浩 鈴木
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低外気温度の除湿運転時に、室内空気温度を
下げない除湿運転ができる多室型空気調和装置を提供す
ることを目的としている。 【構成】 室外ユニット101内に、液配管110a、
110bと室外用熱交換器103との間にそれぞれ電動
膨張弁106a、106bを設け、室内ユニット107
a、107b内には、それぞれ第1室内用熱交換器2
a、2bと、第2室内用熱交換器3a、3bとを設け、
第1室内用熱交換器2a、2bと第2室内用熱交換器3
a、3bとの間に減圧機構4a、4bと室内用電磁弁8
a、8bとを並列に設け、除湿運転時に、第1室内用熱
交換器2a、2bを凝縮器として作用させることで、室
内空気温度を下げない除湿運転を可能にすることのでき
る空気調和装置が提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷暖房運転に加え、室
内空気温度を下げずに除湿運転のできる多室型空気調和
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、除湿運転ができる空気調和装置に
おいては、室内空気温度を下げずに除湿運転を可能にす
ることが求められており、その商品化も推進されている
が、多室型空気調和装置においても、同様の機能の達成
が求められている。
【0003】従来、この種の多室型空気調和装置は、図
19に示すように、室外ユニット101内には、圧縮機
102と、室外用熱交換器103と、室外用熱交換器1
03の熱交換用送風機104と、四方弁105と、電動
膨張弁106a、106bが設けられ、室内ユニット1
07a、107b内には、それぞれ、室内用熱交換器1
08a、108bと、室内用熱交換器108a、108
bの熱交換用送風機109a、109bが設けられ、室
外ユニット101と室内ユニット107a、107bと
は、それぞれ液配管110a、110bおよびガス配管
111a、111bにより接続されている。
【0004】上記構成において、冷房運転時には、室外
ユニット101内の四方弁105は実線で示した回路に
切替えられ、圧縮機102から吐出された冷媒は四方弁
105、室外用熱交換器103を通り、熱交換用送風機
104の働きにより凝縮、液化された後、膨張弁106
a、106bにより減圧され、それぞれ液配管110
a、110bを通り、室内ユニット107a、107b
内の室内用熱交換器108a、108bに送られ、熱交
換用送風機109a、109bの働きにより蒸発し、ガ
ス配管111a、111bを通り、室外ユニット101
に戻る。このとき熱交換用送風機109a、109bよ
り送風された空気は室内用熱交換器108a、108b
で冷却されるため、冷房運転が行なわれることとなる。
【0005】暖房運転時には、室外ユニット101内の
四方弁105は波線で示した回路に切替えられ、圧縮機
102から吐出された冷媒は四方弁105、ガス配管1
11a、111bを通り、室内用熱交換器108a、1
08bに送られ、熱交換用送風機109a、109bの
働きにより凝縮、液化された後、それぞれ液配管110
a、110bを通り、室外ユニット101内の膨張弁1
06a、106bにより減圧され、室外用熱交換器10
3に送られ、熱交換用送風機104の働きにより蒸発
し、圧縮機に戻る。このとき熱交換用送風機109a、
109bより送風された空気は室内用熱交換器108
a、108bで加熱されるため、暖房運転が行なわれる
こととなる。
【0006】除湿運転時には、冷房運転時同様、室外ユ
ニット101内の四方弁105は実線で示した回路に切
替えられ、冷媒の流れ、状態変化とも冷房運転時と同様
であるが、圧縮機102の運転周波数を最小値に制御
し、冷媒循環量を抑えることにより、室内用熱交換器1
08a、108bにおける熱交換量が極力抑えられる
点、さらに、熱交換用送風機109a、109bの回転
数を最小値に制御し、室内用熱交換器108a、108
bを通過する空気流量を抑えることにより、熱交換時の
顕熱比が抑えられる点により、室内空気温度を極力下げ
ずに除湿運転を可能にすることができるというものであ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の多室
型空気調和装置では、除湿運転時において、室内空気温
度を極力下げずに運転しようとしているが、室内用熱交
換器は常に冷却機として働いているため、その冷却効果
により室温低下は回避できない問題であり、特に、低外
気温時には前記冷却効果が大となり、適正な温度・湿度
を維持しながら除湿運転することが不可能であるという
課題があった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、除湿
運転時において、室内空気温度を下げずに効果的に除湿
運転を行い、湿度を適正な状態に維持できる運転を可能
にする多室型空気調和装置を提供すると共に、低外気温
時に起こる室内空気温度低下や室内用熱交換器の凍結を
防止することを第1の目的とする。
【0009】第2の目的は、低外気温時に起こる室温低
下や室内用熱交換器の凍結を、より確実に防止すること
のできる多室型空気調和装置を提供することにある。
【0010】第3の目的は、低外気温時に起こる室温低
下や室内用熱交換器の凍結を、より簡便な構成で防止す
ることのできる多室型空気調和装置を提供することにあ
る。
【0011】第4の目的は、除湿負荷の異なる多室の室
内機に、最適な除湿量と、室内温度が得られるように圧
縮機周波数を変更し、最適な除湿運転サイクルと省エネ
ルギー運転を実現できる多室型空気調和装置を提供する
ことにある。
【0012】第5の目的は、除湿負荷の異なる多室の室
内機に、最適な除湿量と、室内温度が得られるように室
内用電動膨張弁の開度を変更し、除湿負荷に応じた除湿
量が得られ、変動が緩やかな除湿運転サイクルを実現で
きる多室型空気調和装置を提供することにある。
【0013】第6の目的は、除湿負荷の異なる多室の室
内機に、最適な除湿量と、室内温度が得られるように室
内用電動膨張弁の開度を各室内機ごとに変更し、より正
確に除湿負荷に応じた除湿量が得られることができる多
室型空気調和装置を提供することにある。
【0014】第7の目的は、室内用電動膨張弁のバラツ
キを把握し、室内空気の露点温度が低い時でも除湿運転
することのできる多室型空気調和装置を提供することに
ある。
【0015】第8の目的は、室内用電動膨張弁のバラツ
キを迅速かつ確実に把握し、室内空気の露点温度が低い
時でも除湿運転することのできる多室型空気調和装置を
提供することにある。
【0016】第9の目的は、低外気温時にも高い室内吹
出温度が得られ、ガス側電動膨張弁により目的の室内温
度に制御しながら除湿運転することのできる多室型空気
調和装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するための第1の手段は、圧縮機と、室外用熱交換器
と、前記室外用熱交換器の熱交換用送風機と、四方弁
と、電動膨張弁と、室外吸込温度センサーを設けた室外
ユニットと、液・ガスそれぞれの冷媒配管により前記室
外ユニットと接続された複数の室内ユニットとを有し、
それぞれの室内ユニット内には、第1室内用熱交換器
と、第2室内用熱交換器と、前記室内用熱交換器の熱交
換用送風機とを有し、前記第1室内用熱交換器と、第2
室内用熱交換器とを接続する配管の途中に減圧機構を備
え、前記第1室内用熱交換器と前記減圧機構とを接続す
る配管と、前記減圧機構と前記第2室内用熱交換器とを
接続する配管とを短絡する形で、室内用電磁弁を接続
し、室内吸込温度センサーと、前記室外吸込温度センサ
ーからの信号を受けて前記室内用電磁弁の開閉を行なう
制御装置を備えた多室型空気調和装置の構成としたもの
である。
【0018】また、第2の目的を達成するための第2の
手段は、第1室内用熱交換器に接続する液冷媒配管に温
度センサーを設け、この温度センサーと室内吸込温度セ
ンサーからの信号を受けて室内用電磁弁の開閉を行なう
制御装置を備えた請求項1記載の多室型空気調和装置の
構成としたものである。
【0019】また、第3の目的を達成するための第3の
手段は、減圧機構と第2室内用熱交換器に接続する冷媒
配管に温度センサーを設け、この温度センサーからの信
号を受けて室内用電磁弁の開閉を行なう制御装置を備え
た請求項1記載の多室型空気調和装置の構成としたもの
である。
【0020】また、第4の目的を達成するための第4の
手段は、各室内ユニットに室内湿度センサーを設け、前
記室内湿度センサーと室内吸込温度センサーと室外吸込
温度センサーとリモコンからの信号を受けて、圧縮機の
周波数を変更する制御装置を備えた請求項1記載の多室
型空気調和装置の構成としたものである。
【0021】また、第5の目的を達成するための第5の
手段は、減圧機構と、室内用電磁弁とを廃し、第1室内
用熱交換器と、第2室内用熱交換器とを接続する配管の
途中に室内用電動膨張弁を備え、室内湿度センサーと、
室内吸込温度センサーとリモコンからの信号を受けて、
前記室内用電動膨張弁を変更する制御装置を備えた請求
項1記載の多室型空気調和装置の構成としたものであ
る。
【0022】また、第6の目的を達成するための第6の
手段は、室内用電動膨張弁と第2室内用熱交換器に接続
する冷媒配管に温度センサーを設け、この温度センサー
と、室内吸込温度センサーと、室内湿度センサーと、リ
モコンからの信号を受けて、各室内用電動膨張弁を変更
する制御装置を備えた請求項1記載の多室型空気調和装
置の構成としたものである。
【0023】また、第7の目的を達成するための第7の
手段は、室内用電動膨張弁と第2室内用熱交換器に接続
する冷媒配管に温度センサーを設け、この温度センサー
と、室内吸込温度センサーからの信号を受け、2つの温
度センサーの値の差が一定値以内の時の室内用電動膨張
弁の開度を記憶する装置を備えた請求項1記載の多室型
空気調和装置の構成としたものである。
【0024】また、第8の目的を達成するための第8の
手段は、室内用電動膨張弁と第2室内用熱交換器に接続
する冷媒配管と、第2室内用熱交換器に接続するガス冷
媒配管に圧力センサーを設け、この2つの圧力センサー
からの信号を受け、2つの圧力センサーの値の差が一定
値以内の時の室内用電動膨張弁の開度を記憶する装置を
備えた請求項1記載の多室型空気調和装置の構成とした
ものである。
【0025】また、第9の目的を達成するための第9の
手段は、ガス冷媒配管と、四方弁とを接続する室外ユニ
ット内の冷媒配管の途中にガス側電動膨張弁を備え、室
内用電動膨張弁と第2室内用熱交換器に接続する冷媒配
管に温度センサーを設け、この温度センサーと室内吸込
温度センサーからの信号を受けて、前記ガス側電動膨張
弁の開度を変更する制御装置を備えた請求項1記載の多
室型空気調和装置の構成としたものである。
【0026】
【作用】本発明は上記した第1の構成により、除湿運転
開始時に、室外吸込温度センサーからの信号により、第
1室内用熱交換器に流入する冷媒の温度を予測し、制御
部で判断し、条件が満たされた場合には、室内用電磁弁
を開くようにしたため、冷媒循環量は増加し、室内空気
温度を適正な状態に維持することができる。
【0027】また、第2の手段の構成により、除湿運転
時は、第1室内用熱交換器用温度センサーからの信号
で、第1室内用熱交換器に流入する冷媒の温度を実測
し、制御部で判断し、条件が満たされた場合には、室内
用電磁弁を開くようにしたため、外気温に左右されるこ
となく必要な時にだけ室内用電磁弁を開くことができ、
より確実に冷媒が回収されるため、高精度に室内空気温
度を適正な状態に維持することができる。
【0028】また、第3の手段の構成により、除湿運転
時は、第2室内用熱交換器用温度センサーからの信号
で、第2室内用熱交換器に流入する冷媒の温度を実測
し、この温度がある温度よりも低い場合、制御部で判断
し、室内用電磁弁を開くようにしたため、第2室内用熱
交換器の凍結を確実に回避でき、第2室内用熱交換器用
温度センサー1つで室内空気温度を適正な状態に制御す
ることができる。
【0029】また、第4の手段の構成により、除湿運転
時は、室内湿度センサーと室内吸込温度センサーからの
信号と、リモコンからの設定温度及び湿度を制御部で計
算し、それぞれの室内除湿負荷を求め、この室内除湿負
荷より、圧縮機周波数を判断し、圧縮機を判断した周波
数にて運転するようにしたため、除湿負荷に応じた適切
な冷媒循環量が得られ、各室内を短時間にて目標の設定
温度及び湿度にすることができる。
【0030】また、第5の手段の構成により、除湿運転
時は、室内湿度センサーと室内吸込温度センサーとリモ
コンからの設定温度及び湿度から、それぞれの室内除湿
負荷を求め、この室内除湿負荷に対する室内用電動膨張
弁の開度を、試験によりあらかじめ決めておき、制御部
で室内用電動膨張弁の開度を変更することにより、第2
室内用熱交換器の圧力及び温度を制御でき、除湿量を必
要に応じて調節することができる。
【0031】また、第6の手段の構成により、除湿運転
時は、室内湿度センサーと室内吸込温度センサーとリモ
コンからの設定温度及び湿度からの信号を制御部で計算
し、それぞれの室内除湿負荷とし、第2室内用熱交換器
の温度を検知しながら、室内用電動膨張弁の開度を制御
部で調節するようにしたため、確実に除湿運転すること
が可能となる。
【0032】また、第7の手段の構成により、除湿運転
時に、室内用電動膨張弁の製品バラツキを低減するた
め、除湿運転開始から室内用電動膨張弁を徐々に絞り、
室内吸込温度センサーと第2室内用熱交換器用温度セン
サーの差が0に近くなった時の、室内用電動膨張弁の開
度を、室内用電動膨張弁ごとに開度記憶装置にて記憶す
るようにしたため、各室内用電動膨張弁ごとに最低流量
開度を知ることができ、室内用電動膨張弁のバラツキを
低減することができる。
【0033】また、第8の手段の構成により、除湿運転
時に、室内用電動膨張弁の製品バラツキを低減するため
に、除湿運転開始から室内用電動膨張弁を徐々に絞り、
第2室内用熱交換器の入口・出口の2つの圧力センサー
の圧力差が0になった時の、室内用電動膨張弁の開度
を、室内用電動膨張弁ごとに開度記憶装置にて記憶する
ようにしたため、各室内用電動膨張弁ごとに最低流量開
度を知ることができ、室内用電動膨張弁のバラツキを迅
速かつ正確に低減することができる。
【0034】また、第9の手段の構成により、除湿運転
時は、室内吸込温度センサーがリモコンで設定された温
度よりも低下していく時、四方弁を反転し暖房サイクル
の除湿運転回路にし、第2室内用熱交換器の凝縮温度を
第2室内用熱交換器用温度センサーにより測定し、ガス
側電動膨張弁でこの温度を調節するようにしたため、室
内機吹出温度を適当な温度に制御することができる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1及
び図2を参照しながら説明する。なお、従来例と同一部
分には同一番号をつけて詳細な説明は省略する。
【0036】図に示すように、圧縮機102と、室外用
熱交換器103と、室外用熱交換器103の熱交換用送
風機104と、四方弁105と、電動膨張弁106a、
106bと、室外吸込温度センサー1を設けた室外ユニ
ット101と、液・ガスそれぞれの冷媒配管110a、
110b、111a、111bにより室外ユニット10
1と接続された複数の室内ユニット107a、107b
とを有し、それぞれの室内ユニット107a、107b
内には、第1室内用熱交換器2a、2bと、第2室内用
熱交換器3a、3bと、前記室内用熱交換器の熱交換用
送風機109a、109bとを有し、第1室内用熱交換
器2a、2bと、第2室内用熱交換器3a、3bとを接
続する配管の途中に減圧機構4a、4bを備え、第1室
内用熱交換器2a、2bと、減圧機構4a、4bとを接
続する配管5a、5bと、減圧機構4a、4bと第2室
内用熱交換器3a、3bとを接続する配管6a、6bと
を短絡する形で配管7a、7bで室内用電磁弁8a、8
bを接続し、室内吸込温度センサー9a、9bと、室外
吸込温度センサー1からの信号を受けて室内用電磁弁8
a、8bの開閉を行なう制御部10を備えている。
【0037】上記構成により、冷房運転時には、室外ユ
ニット101内の電動膨張弁106a、106bは絞り
状態、室内ユニット107a、107b内の室内用電磁
弁8a、8bは全開状態に調整される。室外ユニット1
01内の四方弁105は実線で示した回路に切替えら
れ、圧縮機102から吐出された冷媒は四方弁105、
室外用熱交換器103を通り、室外熱交換用送風機10
4の働きにより凝縮、液化された後、膨張弁106a、
106bにより減圧され、それぞれ液配管110a、1
10bを通り、室内ユニット107a、107b内の第
1室内用熱交換器2a、2bに送られ、冷媒の一部は室
内熱交換用送風機109a、109bの働きにより蒸発
し、室内用電磁弁8a、8bを通り、第2室内用熱交換
器3a、3bに送られ、冷媒は室内熱交換用送風機10
9a、109bの働きにより蒸発し、ガス配管111
a、111bを通り、室外ユニット101に戻る。この
とき室内熱交換用送風機109a、109bより送風さ
れた室内空気は第1室内用熱交換器2a、2bおよび第
2室内用熱交換器3a、3bで冷却されるため、冷房運
転が行なわれることとなる。
【0038】暖房運転時には、同様に、室外ユニット1
01内の電動膨張弁106a、106bは絞り状態、室
内ユニット107a、107b内の室内用電磁弁8a、
8bは全開状態に調整される。室外ユニット101内の
四方弁105は波線で示した回路に切替えられ、圧縮機
102から吐出された冷媒は四方弁105、ガス配管1
11a、111bを通り、第2室内用熱交器3a、3b
に送られ、冷媒の一部は室内熱交換用送風機109a、
109bの働きにより凝縮し、室内用電磁弁8a、8b
を通り、第1室内用熱交換器2a、2bに送られ、冷媒
は室内熱交換用送風機109a、109bの働きにより
凝縮、液化された後、それぞれ液配管110a、110
bを通り、室外ユニット101内の電動膨張弁106
a、106bにより減圧され、室外用熱交換器103に
送られ、室外熱交換用送風機104の働きにより蒸発
し、圧縮機に戻る。このとき室内熱交換用送風機109
a、109bより送風された室内空気は第1室内用熱交
換器2a、2bおよび第2室内用熱交換器3a、3bで
加熱されるため、暖房運転が行なわれることとなる。
【0039】1台除湿運転時、仮に室内ユニット107
aのみの除湿運転時には、室外ユニット101内の電動
膨張弁106aは全開状態、電動膨張弁106bは全閉
状態、室内ユニット107a、107b内の室内用電磁
弁8a、8bは全閉状態に調整される。室外ユニット1
01内の四方弁105は実線で示した回路に切替えら
れ、圧縮機102から吐出された冷媒は四方弁105、
室外用熱交換器103を通り、室外熱交換用送風機10
4の働きにより一部凝縮された後、電動膨張弁106a
および液配管110aを通り、室内ユニット107a内
の第1室内用熱交換器2aに送られ、室内熱交換用送風
機109aの働きにより凝縮、液化し、減圧機構4aで
減圧され、第2室内用熱交換器3aに送られ、冷媒は室
内熱交換用送風機109aの働きにより蒸発し、ガス配
管111aを通り、室外ユニット101に戻る。このと
き室内熱交換用送風機109aにより送風された室内空
気は、先ず第2室内用熱交換器3aで冷却、除湿され、
次に第1室内用熱交換器2aで加熱されるため、室内空
気温度を下げずに除湿運転が行なわれることとなる。こ
の場合の吹出し空気温度の調整は、圧縮機102の運転
周波数あるいは室外熱交換用送風機104の回転数を制
御することで可能となる。
【0040】2台除湿運転時は、それぞれの部屋におけ
る温湿度負荷や室内設定温度に大きな差がある場合に
は、2台ともに満足できる制御が困難であるが、1台除
湿運転時同様の運転を行なっても良い。すなわち、室外
ユニット101内の電動膨張弁106a、106bは全
開状態、室内ユニット107a、107b内の室内用電
磁弁8a、8bは全閉状態に調整される。室外ユニット
101内の四方弁105は実線で示した回路に切替えら
れ、圧縮機102から吐出された冷媒は四方弁105、
室外用熱交換器103を通り、室外熱交換用送風機10
4の働きにより一部凝縮された後、電動膨張弁106
a、106bおよび液配管110a、110bを通り、
室内ユニット107a、107b内の第1室内用熱交換
器2a、2bに送られ、室内熱交換用送風機109a、
109bの働きにより凝縮、液化し、減圧機構4a、4
bで減圧され、第2室内用熱交換器3a、3bに送ら
れ、冷媒は室内熱交換用送風機109a、109bの働
きにより蒸発し、ガス配管111a、111bを通り、
室外ユニット101に戻る。このとき室内熱交換用送風
機109a、109bにより送風された室内空気は、先
ず第2室内用熱交換器3a、3bで冷却、除湿され、次
に第1室内用熱交換器2a、2bで加熱されるため、室
内空気温度を下げずに除湿運転が行なわれることとな
る。
【0041】除湿運転開始時は、1台、2台運転にかか
わらず、外気温が低くなるほど冷媒は、室外用熱交換器
103と、室外熱交換用送風機104の働きによる凝縮
量が大きくなり、圧力が低下するので、第1室内用熱交
換器2a、2bに流入する冷媒の温度も低下する。この
第1室内用熱交換器2a、2bに流入する冷媒の温度T
1a、bが、室内吸込温度センサー9a、9bから室内
吸込温度Tina、bよりも低い場合、すなわち、T1
<Tinの場合は、第1室内用熱交換器2a、2bに流
入する冷媒は、本来凝縮して液化するべきものが、蒸発
してガス化してしまう。次に、冷媒は減圧機構4a、4
bで減圧されるのだが、液状態に比べガス状態では減圧
量ΔPが非常に大きくなるため、冷媒循環量は減少し、
第2室内用熱交換器3a、3bには低圧・低温の冷媒が
流入する。この状態で除湿運転を続けると、第2室内用
熱交換器3a、3bは凍結し、熱交換器内を通過する風
の通風抵抗が大きくなるため、吹出風量が少なくなり、
除湿量が著しく低下してしまう。また、第1室内用熱交
換器2a、2b、第2室内用熱交換器3a、3b共に冷
却器となり、室内吹出温度は室内吸込温度よりも低下す
るため、室内空気温度は低下し、室内空気温度を維持し
ながら除湿運転を行うという目的を達成できない。
【0042】室外吸込温度センサー1からの信号を、制
御部10の中の室外吸込温度入力部分で受信し、第1室
内用熱交換器2a、2bに流入する冷媒の温度T1a、
bを冷媒温度T1予測部分で予測し、室内吸込温度セン
サー9a、9bからの信号を、室内吸込温度Tin入力
部分で受信し、室内吸込温度Tina、bよりも低い場
合、すなわち、T1<Tinの場合を制御部10の中の
T1<Tin判断部分で判断し、条件が満たされた場合
には、室内用電磁弁開出力部分にて室内用電磁弁8a、
8bを開く。この時、冷媒は室内用電磁弁8a、8bを
通過するため減圧量ΔPは0に近づく。このため冷媒循
環量は増加し、第2室内用熱交換器3a、3bに流入す
る冷媒の圧力が上昇し、圧縮機102へ流入する冷媒吸
込圧力も上昇するため、圧縮機102からの冷媒吐出圧
力が上昇し、第1室内用熱交換器2a、2bに流入する
冷媒の圧力も上昇するので、第1室内用熱交換器2a、
2bに流入する冷媒の温度T1a、bが上昇し、室内吸
込温度Tina、bよりも高くなる。すなわち、T1>
Tinとなり、第1室内用熱交換器2a、2bに流入す
る冷媒は、凝縮して液化し、第1室内用熱交換器2a、
2bは加熱器として働くため、室内空気温度を適正な状
態に維持できる運転を可能にする。しかし、このままで
は減圧せずに第2室内用熱交換器3a、3bに冷媒が流
入するので除湿効果は望めない。そこで、室内用電磁弁
8a、8bを開いてからある一定時間経過後に、再び室
内用電磁弁8a、8bを閉じる。運転開始時すなわち圧
縮機102起動時に起こる吸込圧力の低下による上記の
ような問題は、この室内用電磁弁8a、8bの開閉動作
により解消できる。また、第2室内用熱交換器3a、3
bに流入する冷媒の圧力及び温度が上昇するための、第
2室内用熱交換器3a、3bの凍結を防止することがで
き、適正な室内吹出風量を維持することができる。
【0043】このように本発明の第1実施例の多室型空
気調和装置によれば、外気温が低い時でも、室外吸込温
度センサー1からの信号により、第1室内用熱交換器2
a、2bに流入する冷媒の温度T1a、bを予測し、室
内吸込温度センサー9a、9bからの信号による室内吸
込温度Tina、bよりも低い場合、すなわち、T1<
Tinの場合を制御部10で判断し、条件が満たされた
場合には、室内用電磁弁8a、8bを開くことにより冷
媒が回収され、第1室内用熱交換器2a、2bは加熱器
として働くため、室内空気温度を適正な状態に維持でき
る運転を可能にする。また、第2室内用熱交換器3a、
3bに流入する冷媒の圧力及び温度が上昇するため、第
2室内用熱交換器3a、3bの凍結を防止することがで
きる。
【0044】つぎに本発明の第2実施例について、図3
及び図4を参照しながら説明する。なお、従来例と第1
実施例と同一部分には同一番号をつけて詳細な説明は省
略する。
【0045】図に示すように、室内ユニット107a、
107b内には、それぞれ第1室内用熱交換器2a、2
bに接続する液冷媒配管に第1室内用熱交換器用温度セ
ンサー11a、11bを設け、この第1室内用熱交換器
用温度センサー11a、11bと室内吸込温度センサー
9a、9bからの信号を受けて室内用電磁弁8a、8b
の開閉を行なう制御部10を備えている。
【0046】上記構成において、それぞれの室内ユニッ
ト107a、107bが冷房及び暖房運転されていると
きには、第1実施例と同一作用なのでここでは省略す
る。
【0047】除湿運転時は、第1実施例に加えて、第1
室内用熱交換器用温度センサー11a、11bからの信
号を、制御部10の中の第1室内用熱交換器用温度T1
入力部分で受信し、第1室内用熱交換器2a、2bに流
入する冷媒の温度T1a、bを実測し、室内吸込温度セ
ンサー9a、9bからの信号を、室内吸込温度Tin入
力部分で受信し、室内吸込温度Tina、bよりも低い
場合、すなわち、T1<Tinの場合を制御部10のT
1<Tin判断部分で判断し、条件が満たされた場合に
は、室内用電磁弁開出力部分にて室内用電磁弁8a、8
bを開く。第1実施例では、室外吸込温度センサー1か
らの信号により、第1室内用熱交換器2a、2bに流入
する冷媒の温度T1a、bを予測していたが、第1室内
用熱交換器用温度センサー11a、11bを加えること
で、第1室内用熱交換器2a、2bに流入する冷媒の温
度T1a、bを実測することができ、外気温に左右され
ることなく必要な時にだけ室内用電磁弁8a、8bを開
くことができ、より確実に冷媒が回収されるため、高精
度に室内空気温度を適正な状態に維持できる運転を可能
にする。
【0048】このように本発明の第2実施例の多室型空
気調和装置によれば、第1室内用熱交換器用温度センサ
ー11a、11bからの信号で、第1室内用熱交換器2
a、2bに流入する冷媒の温度T1a、bを実測し、室
内吸込温度センサー9a、9bからの信号による室内吸
込温度Tina、bよりも低い場合、すなわち、T1<
Tinの場合を制御部10で判断し、条件が満たされた
場合には、室内用電磁弁8a、8bを開くように制御で
きるため、外気温に左右されずに冷媒が回収され、どの
ような室内空気温度の場合にも、室内空気温度を適正な
状態に維持できる運転を可能にすることができる。
【0049】つぎに本発明の第3実施例について、図5
及び図6を参照しながら説明する。なお、従来例と第1
実施例と同一部分には同一番号をつけて詳細な説明は省
略する。
【0050】図に示すように、室内ユニット107a、
107b内には、それぞれ減圧機構4a、4bと、第2
室内用熱交換器3a、3bに接続する冷媒配管6a、6
bに第2室内用熱交換器用温度センサー12a、12b
を設け、この第2室内用熱交換器用温度センサー12
a、12bからの信号を受けて、室内用電磁弁8a、8
bの開閉を行なう制御部10を備えている。
【0051】上記構成において、それぞれの室内ユニッ
ト107a、107bが冷房及び暖房運転されていると
きには、第1実施例と同一作用なのでここでは省略す
る。
【0052】除湿運転時は、第1実施例の、第1室内用
熱交換器用温度センサー11a、11b及び室内吸込温
度センサー9a、9bを廃し、第2室内用熱交換器用温
度センサー12a、12bからの信号を、制御部10の
中の第2室内用熱交換器用温度入力部分で受信し、第2
室内用熱交換器2a、2bに流入する冷媒の温度を実測
し、第2室内用熱交換器用温度が定めた基準温度よりも
低い場合を、制御部10の中の第2室内用熱交換器用温
度<基準温度判断部分で判断し、室内用電磁弁開出力部
分により室内用電磁弁8a、8bを開く。直接第2室内
用熱交換器3a、3bに流入する冷媒の温度を測定する
ので、第2室内用熱交換器3a、3bの凍結という問題
は確実に回避できる。さらに、第2室内用熱交換器2
a、2bに流入する冷媒の温度が低いときは、減圧機構
4a、4bの減圧量ΔPが大きくなっているので、室内
用電磁弁8a、8bを開くと冷媒循環量は増加するの
で、第1実施例と同様に、室内空気温度を適正な状態に
維持できる運転を1つの第2室内用熱交換器用温度セン
サー12a、12bにより可能にする。
【0053】このように本発明の第3実施例の多室型空
気調和装置によれば、第2室内用熱交換器用温度センサ
ー12a、12bからの信号で、第2室内用熱交換器2
a、bに流入する冷媒の温度を実測し、この温度がある
温度よりも低い場合を制御部10で判断し、室内用電磁
弁8a、8bを開くように制御でき、直接第2室内用熱
交換器3a、3bに流入する冷媒の温度を測定するの
で、第2室内用熱交換器3a、3bの凍結という問題は
確実に回避できる。さらに、冷媒循環量は増加するの
で、室内空気温度を適正な状態に維持できる運転を可能
とし、1つの第2室内用熱交換器用温度センサー12
a、12bにより除湿運転サイクルを簡便な構成で実現
できる。
【0054】つぎに本発明の第4実施例について、図7
及び図8を参照しながら説明する。なお、従来例と第1
実施例と同一部分には同一番号をつけて詳細な説明は省
略する。
【0055】図に示すように、室内ユニット107a、
107b内には、それぞれ室内湿度センサー13a、1
3bを設け、室内湿度センサー13a、13bと室内吸
込温度センサー9a、9bと室外吸込温度センサー1と
リモコン14a、14bからの信号を受けて、圧縮機1
02の周波数を変更する制御部10を備えている。
【0056】上記構成において、それぞれの室内ユニッ
ト107a、107bが冷房及び暖房運転されていると
きには、第1実施例と同一作用なのでここでは省略す
る。
【0057】除湿運転時は、第1実施例に加え、室内湿
度センサー13a、13bと室内吸込温度センサー9
a、9bからの信号を、制御部10の中の室内湿度入力
部分及び室内吸込温度入力部分で受信し、この2つの入
力から制御部10の室内空気露点温度算出部分で計算
し、それぞれの部屋の室内空気露点温度を求める。リモ
コン14a、14bからの設定温度及び湿度を、室内設
定温度入力部分及び設定湿度入力部分で受信し、この2
つの入力から制御部10の目標露点温度算出部分で計算
し、それぞれの部屋の目標露点温度を求める。求めた室
内空気露点温度と目標露点温度との差を、室内除湿負荷
算出部分にて計算し、それぞれの室内除湿負荷とする。
この室内除湿負荷の合計と、室外吸込温度センサー1か
らの信号を、室外吸込温度入力部分で受信し、室内除湿
負荷の合計と室外吸込温度により、制御部10の中の圧
縮機周波数算出部分で、最適な除湿量及び室内空気温度
が得られる圧縮機周波数を計算し、圧縮機周波数出力部
分にて圧縮機102を計算した周波数で運転する。各部
屋別に室内除湿負荷を求め、その負荷に応じた圧縮機周
波数にて圧縮機を運転するので、除湿負荷に応じた適切
な冷媒循環量が得られ、各室内を短時間にて目標の設定
温度及び湿度にすることができ、目標に到達した場合、
すなわち室内除湿負荷が小さくなったときには、圧縮機
102の運転周波数を下げるように制御するので、冷媒
循環量が減り、除湿量が減るので圧縮機102を無駄に
運転することなく、室内空気を目標の状態に安定させる
ことができる。
【0058】また、室外吸込温度を考慮して圧縮機周波
数を決定しているので、第1実施例のような外気温が低
い場合におこる室内吹出温度の低下や、室内熱交換器の
凍結による風量低下も同時に防ぐことができる。
【0059】このように本発明の第4実施例の多室型空
気調和装置によれば、室内湿度センサー13a、13b
と室内吸込温度センサー9a、9bからの信号と、リモ
コン14a、14bからの設定温度及び湿度の信号よ
り、それぞれの室内除湿負荷を求め、この室内除湿負荷
の合計と、室外吸込温度センサー1からの室外吸込温度
により、最適な除湿量及び室内空気温度が得られる圧縮
機周波数にて、圧縮機102を運転するので、除湿負荷
に応じた適切な冷媒循環量が得られ、各室内を短時間に
て目標の設定温度及び湿度にすることができ、目標に到
達した場合は、圧縮機102の運転周波数を下げるよう
に制御するので、圧縮機102を無駄に運転することな
く、室内空気を目標の状態に安定させることができる。
また、室外吸込温度を考慮して圧縮機周波数を決定して
いるので、外気温が低い場合におこる室内吹出温度の低
下や、室内熱交換器の凍結による風量低下も同時に防ぐ
ことができる。
【0060】つぎに本発明の第5実施例について、図9
及と図10及び図1を参照しながら説明する。なお、従
来例と第1実施例と同一部分には同一番号をつけて詳細
な説明は省略する。
【0061】図に示すように、室内ユニット107a、
107b内の、減圧機構4a、4bと、室内用電磁弁8
a、8bとを廃し、第1室内用熱交換器2a、2bと、
第2室内用熱交換器3a、3bとを接続する配管の途中
に室内用電動膨張弁15a、15bを備え、室内湿度セ
ンサー13a、13bと、室内吸込温度センサー9a、
9bと、リモコン14a、14bからの信号を受けて、
室内用電動膨張弁15a、15bを変更する制御部10
を備えている。
【0062】上記構成により、冷房運転時には、室外ユ
ニット101内の電動膨張弁106a、106bは絞り
状態、室内ユニット107a、107b内の室内用電動
膨張弁15a、15bは全開状態に調整される。室外ユ
ニット101内の四方弁105は実線で示した回路に切
替えられ、圧縮機102から吐出された冷媒は四方弁1
05、室外用熱交換器103を通り、室外熱交換用送風
機104の働きにより凝縮、液化された後、膨張弁10
6a、106bにより減圧され、それぞれ液配管110
a、110bを通り、室内ユニット107a、107b
内の第1室内用熱交換器2a、2bに送られ、冷媒の一
部は室内熱交換用送風機109a、109bの働きによ
り蒸発し、室内用電動膨張弁15a、15bを通り、第
2室内用熱交換器3a、3bに送られ、冷媒は室内熱交
換用送風機109a、109bの働きにより蒸発し、ガ
ス配管111a、111bを通り、室外ユニット101
に戻る。このとき室内熱交換用送風機109a、109
bより送風された室内空気は第1室内用熱交換器2a、
2bおよび第2室内用熱交換器3a、3bで冷却される
ため、冷房運転が行なわれることとなる。
【0063】暖房運転時には、同様に、室外ユニット1
01内の電動膨張弁106a、106bは絞り状態、室
内ユニット107a、107b内の室内用電動膨張弁1
5a、15bは全開状態に調整される。室外ユニット1
01内の四方弁105は波線で示した回路に切替えら
れ、圧縮機102から吐出された冷媒は四方弁105、
ガス配管111a、111bを通り、第2室内用熱交器
3a、3bに送られ、冷媒の一部は室内熱交換用送風機
109a、109bの働きにより凝縮し、室内用電動膨
張弁15a、15bを通り、第1室内用熱交換器2a、
2bに送られ、冷媒は室内熱交換用送風機109a、1
09bの働きにより凝縮、液化された後、それぞれ液配
管110a、110bを通り、室外ユニット101内の
電動膨張弁106a、106bにより減圧され、室外用
熱交換器103に送られ、室外熱交換用送風機104の
働きにより蒸発し、圧縮機に戻る。このとき室内熱交換
用送風機109a、109bより送風された室内空気は
第1室内用熱交換器2a、2bおよび第2室内用熱交換
器3a、3bで加熱されるため、暖房運転が行なわれる
こととなる。
【0064】1台除湿運転時、仮に室内ユニット107
aのみの除湿運転時には、室外ユニット101内の電動
膨張弁106aは全開状態、電動膨張弁106bは全閉
状態、室内ユニット107a、107b内の室内用電動
膨張弁15a、15bは絞り状態に調整される。室外ユ
ニット101内の四方弁105は実線で示した回路に切
替えられ、圧縮機102から吐出された冷媒は四方弁1
05、室外用熱交換器103を通り、室外熱交換用送風
機104の働きにより一部凝縮された後、電動膨張弁1
06aおよび液配管110aを通り、室内ユニット10
7a内の第1室内用熱交換器2aに送られ、室内熱交換
用送風機109aの働きにより凝縮、液化し、室内用電
動膨張弁15aで減圧され、第2室内用熱交換器3aに
送られ、冷媒は室内熱交換用送風機109aの働きによ
り蒸発し、ガス配管111aを通り、室外ユニット10
1に戻る。このとき室内熱交換用送風機109aにより
送風された室内空気は、先ず第2室内用熱交換器3aで
冷却、除湿され、次に第1室内用熱交換器2aで加熱さ
れるため、室内空気温度を下げずに除湿運転が行なわれ
ることとなる。
【0065】2台除湿運転時は、室外ユニット101内
の電動膨張弁106a、106bは全開状態、室内ユニ
ット107a、107b内の室内用電動膨張弁15a、
15bは絞り状態に調整される。室外ユニット101内
の四方弁105は実線で示した回路に切替えられ、圧縮
機102から吐出された冷媒は四方弁105、室外用熱
交換器103を通り、室外熱交換用送風機104の働き
により一部凝縮された後、電動膨張弁106a、106
bおよび液配管110a、110bを通り、室内ユニッ
ト107a、107b内の第1室内用熱交換器2a、2
bに送られ、室内熱交換用送風機109a、109bの
働きにより凝縮、液化し、室内用電動膨張弁15a、1
5bで減圧され、第2室内用熱交換器3a、3bに送ら
れ、冷媒は室内熱交換用送風機109a、109bの働
きにより蒸発し、ガス配管111a、111bを通り、
室外ユニット101に戻る。このとき室内熱交換用送風
機109a、109bにより送風された室内空気は、先
ず第2室内用熱交換器3a、3bで冷却、除湿され、次
に第1室内用熱交換器2a、2bで加熱されるため、室
内空気温度を下げずに除湿運転が行なわれることとな
る。
【0066】除湿運転時には、1台、2台運転にかかわ
らず、室内用電動膨張弁15a、15bの減圧量を次の
ように制御する。室内湿度センサー13a、13bと室
内吸込温度センサー9a、9bからの信号を、制御部1
0の中の室内湿度入力部分及び室内吸込温度入力部分で
受信し、この2つの入力から制御部10の室内空気露点
温度算出部分で計算し、それぞれの部屋の室内空気露点
温度を求める。リモコン14a、14bからの設定温度
及び湿度を、室内設定温度入力部分及び設定湿度入力部
分で受信し、この2つの入力から制御部10の目標露点
温度算出部分で計算し、それぞれの部屋の目標露点温度
を求める。求めた室内空気露点温度と目標露点温度との
差を、室内除湿負荷算出部分にて計算し、それぞれの室
内除湿負荷とする。それぞれの室内除湿負荷に対する室
内用電動膨張弁15a、15bの開度を、試験によりあ
らかじめ定めておき、制御部10の中の室内用電動膨張
弁開度算出部分で、室内用電動膨張弁の開度を決定し、
室内用電動膨張弁開度変更出力部分にて室内用電動膨張
弁15a、15bの開度を変更することにより、除湿負
荷に応じた適切な室内用電動膨張弁15a、15bの減
圧量が得られ、第2室内用熱交換器3a、3bの圧力及
び温度を制御できるため、除湿量を必要に応じて調節す
ることができる。つまり、室内除湿負荷が大きいときに
は室内用電動膨張弁15a、15bの開度を小さくし、
第2室内用熱交換器3a、3bに流入する冷媒の圧力及
び温度を低下させることにより、第2室内用熱交換器3
a、3bの結露量が増え除湿効果を高める。逆に、室内
除湿負荷が小さいときには室内用電動膨張弁15a、1
5bの開度を大きくし、第2室内用熱交換器3a、3b
に流入する冷媒の圧力及び温度を上昇させることによ
り、第2室内用熱交換器3a、3bの結露量が減り除湿
効果を弱める。
【0067】このように本発明の第5実施例の多室型空
気調和装置によれば、室内用電動膨張弁15a、15b
を使用し、それぞれの室内除湿負荷に対する室内用電動
膨張弁15a、15bの開度を変更することにより、除
湿負荷に応じた適切な室内用電動膨張弁15a、15b
の減圧量が得られ、第2室内用熱交換器3a、3bの圧
力及び温度を制御できるため、除湿量を必要に応じて調
節することができる。
【0068】つぎに本発明の第6実施例について、図1
1及び図12を参照しながら説明する。なお、従来例と
第1実施例と同一部分には同一番号をつけて詳細な説明
は省略する。
【0069】図に示すように、室内ユニット107a、
107b内の、室内用電動膨張弁15a、15bと、第
2室内用熱交換器3a、3bに接続する冷媒配管に第2
室内用熱交換器用温度センサー12a、12bを設け、
この第2室内用熱交換器用温度センサー12a、12b
と、室内吸込温度センサー9a、9bと、室内湿度セン
サー13a、13bと、リモコン14a、14bからの
信号を受けて、室内用電動膨張弁15a、15bを変更
する制御部10を備えている。
【0070】上記構成により、それぞれの室内ユニット
107a、107bが冷房及び暖房運転されているとき
には、第5実施例と同一作用なのでここでは省略する。
【0071】除湿運転時には、1台、2台運転にかかわ
らず、室内用電動膨張弁15a、15bの減圧量を次の
ように制御する。室内湿度センサー13a、13bと室
内吸込温度センサー9a、9bからの信号を、制御部1
0の中の室内湿度入力部分及び室内吸込温度入力部分で
受信し、この2つの入力から制御部10の室内空気露点
温度算出部分で計算し、それぞれの部屋の室内空気露点
温度を求める。
【0072】リモコン14a、14bからの設定温度及
び湿度を、室内設定温度入力部分及び設定湿度入力部分
で受信し、この2つの入力から制御部10の目標露点温
度算出部分で計算し、それぞれの部屋の目標露点温度を
求める。求めた室内空気露点温度と目標露点温度との差
を、室内除湿負荷算出部分にて計算し、それぞれの室内
除湿負荷とする。室内除湿負荷が定めた基準値よりも大
きい時を制御部10の室内除湿負荷>基準値判断部分で
判断し、室内空気露点温度よりも第2室内用熱交換器用
温度センサー12a、12bからの第2室内用熱交換器
3a、3bの温度が低くなる時を、室内空気露点温度<
第2室内用熱交換器用温度判断部分で判断し、条件が満
たされた時は室内用電動膨張弁閉開度算出部分で開度を
算出し、室内用電動膨張弁出力部分にて室内用電動膨張
弁15a、15bの開度を調節する。つまり、第2室内
用熱交換器3a、3bの温度を低下させることにより、
第2室内用熱交換器3a、3bの結露量が増え除湿効果
を高める。また、室内除湿負荷が定めた基準値よりも小
さい時を、制御部10の室内除湿負荷>基準値判断部分
で判断し、室内空気露点温度よりも第2室内用熱交換器
用温度センサー12a、12bからの第2室内用熱交換
器の温度が高くなる時を、室内空気露点温度>第2室内
用熱交換器用温度判断部分で判断し、条件が満たされた
時は室内用電動膨張弁開開度算出部分で開度を算出し、
室内用電動膨張弁出力部分にて室内用電動膨張弁15
a、15bの開度を調節する。
【0073】つまり、第2室内用熱交換器3a、3bの
温度を上昇させることにより、第2室内用熱交換器3
a、3bの結露量が減り除湿効果を弱める。第2室内用
熱交換器3a、3bの温度が、第2室内用熱交換器用温
度センサー12a、12bにより直接測定でき、各室内
機ごとに室内用電動膨張弁15a、15bへフィードバ
ック制御しているので、除湿負荷の異なった室内空間も
適正に制御することができ、室内空気露点温度が低い場
合にも、第2室内用熱交換器3a、3bの温度を露点温
度以下にすることが可能となるため、確実に除湿運転す
ることが可能となる。
【0074】このように本発明の第6実施例の多室型空
気調和装置によれば、室内除湿負荷が大きい時は、室内
空気露点温度よりも第2室内用熱交換器3a、3bの温
度が低くなるように、室内用電動膨張弁15a、15b
の開度を制御部10で調節し、室内除湿負荷が小さいい
時は、室内空気露点温度よりも第2室内用熱交換器の温
度が高くなるように、室内用電動膨張弁15a、15b
の開度を制御部10で調節するので、除湿負荷の異なっ
た室内空間も適正に制御することができ、室内空気露点
温度が低い場合にも、第2室内用熱交換器3a、3bの
温度を露点温度以下にすることが可能となる。また、異
なる配管長の室内ユニットどうしでも第2室内用熱交換
器3a、3bの温度を目標の温度にすることができるの
で、確実に除湿運転することが可能となる。
【0075】つぎに本発明の第7実施例について、図1
3及び図14を参照しながら説明する。なお、従来例と
第1実施例と同一部分には同一番号をつけて詳細な説明
は省略する。
【0076】図に示すように、室内ユニット107a、
107b内の、室内用電動膨張弁15a、15bと第2
室内用熱交換器3a、3bに接続する冷媒配管に第2室
内用熱交換器用温度センサー12a、12bを設け、第
2室内用熱交換器用温度センサー12a、12bと、室
内吸込温度センサー9a、9bからの信号を受け、その
時の室内用電動膨張弁15a、15bの開度を記憶する
開度記憶装置16を備えている。
【0077】上記構成により、それぞれの室内ユニット
107a、107bが冷房及び暖房運転されているとき
には、第5実施例と同一作用なのでここでは省略する。
【0078】除湿運転時には、1台、2台運転にかかわ
らず、室内用電動膨張弁15a、15bの製品バラツキ
を低減するために次のように制御する。除湿運転開始か
ら制御部10の中の室内用電動膨張弁一定開度閉出力部
分にて室内用電動膨張弁15a、15bを徐々に絞り、
例えば室内用電動膨張弁15a、15bの開度を、60
パルスで5分間待機、次に55パルスで5分間待機とい
うように絞っていき、室内吸込温度センサー9a、9b
と第2室内用熱交換器用温度センサー12a、12bの
信号を、室内吸込温度入力部分と第2室内用熱交換器用
温度入力部分で受信し、2つの温度差が0に近くなった
時を、第2室内用熱交換器用温度−室内吸込温度≒0判
断部分で判断し、条件が満たされた場合の室内用電動膨
張弁15a、15bの開度を開度記憶装置16にて記憶
する。室内用電動膨張弁15a、15bからの冷媒の流
れが止まると、第2室内用熱交換器3a、3bに接続す
る冷媒配管や、第2室内用熱交換器3a、3bは、室内
熱交換用送風機109a、109bの働きにより各室内
の吸込温度に近づく。従って、室内吸込温度センサー9
a、9bと第2室内用熱交換器用温度センサー12a、
12bの差が0に近くなった時の、室内用電動膨張弁1
5a、15bの開度が、それぞれの室内用電動膨張弁の
最低流量開度となるわけで、この開度をRAMを使用し
た開度記憶装置16にて記憶し、この開度以下にならな
いように制御部10で室内用電動膨張弁15a、15b
を制御することにより、室内用電動膨張弁15a、15
bのバラツキを低減することができる。
【0079】このように本発明の第7実施例の多室型空
気調和装置によれば、室内吸込温度センサー9a、9b
と第2室内用熱交換器用温度センサー12a、12bに
より、室内用電動膨張弁15a、15bの最低流量開度
を知ることができ、この開度を開度記憶装置16にて記
憶し、その後の除湿運転に生かすことにより、室内用電
動膨張弁15a、15bの製品バラツキを低減すること
ができ、室内用電動膨張弁15a、15bを最低値まで
絞ることができるので、第2室内用熱交換器の温度をよ
り低くなるように制御でき、室内空気露点温度が低い時
にも、除湿運転が可能となる。
【0080】なお、実施例では開度記憶装置16にRA
Mを用いたが、RAMに代えてEEPROMを用いても
よく、その作用効果に差異を生じない。
【0081】つぎに本発明の第8実施例について、図1
5及び図16を参照しながら説明する。なお、従来例と
第1実施例と同一部分には同一番号をつけて詳細な説明
は省略する。
【0082】図に示すように、室内ユニット107a、
107b内の、室内用電動膨張弁15a、15bと第2
室内用熱交換器3a、3bに接続する冷媒配管に、圧力
センサー17a、17bと、第2室内用熱交換器3a、
3bに接続するガス冷媒配管に圧力センサー18a、1
8bを設け、この2つの圧力センサーからの信号を受
け、その時の室内用電動膨張弁15a、15bの開度を
記憶する開度記憶装置16を備えている。
【0083】上記構成により、それぞれの室内ユニット
107a、107bが冷房及び暖房運転されているとき
には、第5実施例と同一作用なのでここでは省略する。
【0084】除湿運転時には、1台、2台運転にかかわ
らず、室内用電動膨張弁15a、15bの製品バラツキ
を低減するために次のように制御する。除湿運転開始か
ら制御部10の中の室内用電動膨張弁一定開度閉出力部
分にて室内用電動膨張弁15a、15bを徐々に絞り、
圧力センサー17a、17bと圧力センサー18a、1
8bの信号を、圧力センサー17入力部分と圧力センサ
ー18入力部分にて受信し、圧力差が0になった時を、
圧力センサー17−圧力センサー18=0判断部分にて
判断し、条件が満たされた場合の室内用電動膨張弁15
a、15bの開度を開度記憶装置16にて記憶する。室
内用電動膨張弁15a、15bからの冷媒の流れがある
場合は、第2室内用熱交換器3a、3bで圧力損失が発
生するため、第2室内用熱交換器3a、3bの前後に圧
力差が生じる。
【0085】しかし、冷媒の流れが止まった場合は、第
2室内用熱交換器3a、3bで圧力損失が0となるた
め、第2室内用熱交換器3a、3bの前後の圧力差も0
となる。従って、圧力センサー17a、17bと圧力セ
ンサー18a、18bの圧力差が0になった時の、室内
用電動膨張弁15a、15bの開度が、それぞれの室内
用電動膨張弁の最低流量開度となるわけで、この開度を
RAMを使用した開度記憶装置16にて記憶し、この開
度以下にならないように制御部10で室内用電動膨張弁
15a、15bを制御することにより、室内用電動膨張
弁15a、15bのバラツキを低減することができる。
【0086】このように本発明の第8実施例の多室型空
気調和装置によれば、圧力センサー17a、17bと圧
力センサー18a、18bにより、室内用電動膨張弁1
5a、15bの最低流量開度を知ることができ、この開
度を開度記憶装置16にて記憶し、その後の除湿運転に
生かすことにより、室内用電動膨張弁15a、15bの
製品バラツキを低減することができ、室内用電動膨張弁
15a、15bを最低値まで絞ることができるので、第
2室内用熱交換器の温度をより低くなるように制御で
き、室内空気露点温度が低い時にも、除湿運転が可能と
なる。さらに、冷媒の流れが止まると同時に圧力差が0
となるので、短時間にて室内用電動膨張弁15a、15
bの最低流量開度を知ることができる。
【0087】なお、実施例では開度記憶装置16にRA
Mを用いたが、RAMに代えてEEPROMを用いても
よく、その作用効果に差異を生じない。
【0088】つぎに本発明の第9実施例について、図1
7と図18及び図1を参照しながら説明する。なお、従
来例と第1実施例と同一部分には同一番号をつけて詳細
な説明は省略する。
【0089】図に示すように、ガス冷媒配管111a、
111bと、四方弁105とを接続する室外ユニット1
01内の冷媒配管の途中にガス側電動膨張弁19a、1
9bを備え、室内ユニット107a、107b内の、室
内用電動膨張弁15a、15bと第2室内用熱交換器3
a、3bに接続する冷媒配管に、第2室内用熱交換器用
温度センサー12a、12bを設け、第2室内用熱交換
器用温度センサー12a、12bと室内吸込温度センサ
ー9a、9bからの信号を受けて、ガス側電動膨張弁1
9a、19bを変更する制御部10を備えている。
【0090】上記構成により、冷房運転時には、室外ユ
ニット101内の電動膨張弁106a、106bは絞り
状態、ガス側電動膨張弁19a、19bは全開状態、室
内ユニット107a、107b内の室内用電動膨張弁1
5a、15bは全開状態に調整される。室外ユニット1
01内の四方弁105は実線で示した回路に切替えら
れ、圧縮機102から吐出された冷媒は四方弁105、
室外用熱交換器103を通り、室外熱交換用送風機10
4の働きにより凝縮、液化された後、膨張弁106a、
106bにより減圧され、それぞれ液配管110a、1
10bを通り、室内ユニット107a、107b内の第
1室内用熱交換器2a、2bに送られ、冷媒の一部は室
内熱交換用送風機109a、109bの働きにより蒸発
し、室内用電動膨張弁15a、15bを通り、第2室内
用熱交換器3a、3bに送られ、冷媒は室内熱交換用送
風機109a、109bの働きにより蒸発し、ガス配管
111a、111bから、室外ユニット101内のガス
側電動膨張弁19a、19b、四方弁105を通り、圧
縮機102に戻る。このとき室内熱交換用送風機109
a、109bより送風された室内空気は第1室内用熱交
換器2a、2bおよび第2室内用熱交換器3a、3bで
冷却されるため、冷房運転が行なわれることとなる。
【0091】暖房運転時には、室外ユニット101内の
電動膨張弁106a、106bは絞り状態、ガス側電動
膨張弁19a、19bは絞り状態、室内ユニット107
a、107b内の室内用電動膨張弁15a、15bは全
開状態に調整される。室外ユニット101内の四方弁1
05は破線で示した回路に切替えられ、圧縮機102か
ら吐出された冷媒は四方弁105を通り、ガス側電動膨
張弁19a、19bで減圧され、ガス配管111a、1
11bを通り、第2室内用熱交換器3a、3bに送ら
れ、冷媒の一部は室内熱交換用送風機109a、109
bの働きにより凝縮し、室内用電動膨張弁15a、15
bを通り、第1室内用熱交換器2a、2bに送られ、冷
媒は室内熱交換用送風機109a、109bの働きによ
り凝縮、液化された後、それぞれ液配管110a、11
0bを通り、室外ユニット101内の電動膨張弁106
a、106bにより減圧され、室外用熱交換器103に
送られ、室外熱交換用送風機104の働きにより蒸発
し、圧縮機に戻る。このとき室内熱交換用送風機109
a、109bより送風された室内空気は第1室内用熱交
換器2a、2bおよび第2室内用熱交換器3a、3bで
加熱されるため、暖房運転が行なわれることとなる。
【0092】1台除湿運転時、仮に室内ユニット107
aのみの除湿運転時には、室内吸込温度センサー9aが
リモコン14aで設定された温度に近づいていく時は、
室外ユニット101内の電動膨張弁106aは全開状
態、電動膨張弁106bは全閉状態、ガス側電動膨張弁
19a、19bは全開状態、室内ユニット107a、1
07b内の室内用電動膨張弁15a、15bは絞り状態
に調整される。室外ユニット101内の四方弁105は
実線で示した回路に切替えられ、圧縮機102から吐出
された冷媒は四方弁105、室外用熱交換器103を通
り、室外熱交換用送風機104の働きにより一部凝縮さ
れた後、電動膨張弁106aおよび液配管110aを通
り、室内ユニット107a内の第1室内用熱交換器2a
に送られ、室内熱交換用送風機109aの働きにより凝
縮、液化し、室内用電動膨張弁15aで減圧され、第2
室内用熱交換器3aに送られ、冷媒は室内熱交換用送風
機109aの働きにより蒸発し、ガス配管111a、ガ
ス側電動膨張弁19aを通り、室外ユニット101に戻
る。このとき室内熱交換用送風機109aにより送風さ
れた室内空気は、先ず第2室内用熱交換器3aで冷却、
除湿され、次に第1室内用熱交換器2aで加熱されるた
め、室内空気温度を下げずに除湿運転が行なわれること
となる。
【0093】室内吸込温度センサー9aがリモコン14
aで設定された温度よりも低下していく時は、室外ユニ
ット101内の電動膨張弁106aは絞り状態、電動膨
張弁106bは全閉状態、ガス側電動膨張弁19aは絞
り状態、ガス側電動膨張弁19bは全閉状態、室内ユニ
ット107a、107b内の室内用電動膨張弁15a、
15bは絞り状態に調整される。室外ユニット101内
の四方弁105は破線で示した回路に切替えられ、圧縮
機102から吐出された冷媒は四方弁105を通り、ガ
ス側電動膨張弁19aで減圧され、ガス配管111aを
通り、室内ユニット107a内の第2室内用熱交換器3
aに送られ、室内熱交換用送風機109aの働きにより
凝縮、液化し、室内用電動膨張弁15aで減圧され、第
1室内用熱交換器2aに送られ、冷媒は室内熱交換用送
風機109aの働きにより一部蒸発し、液配管110a
を通り、室外ユニット101内の電動膨張弁106aで
減圧され、室外用熱交換器103に送られ、室外熱交換
用送風機104の働きにより蒸発し、圧縮機に戻る。こ
のとき室内熱交換用送風機109aより送風された室内
空気は第2室内用熱交換器3aで加熱、第1室内用熱交
換器2aで冷却、除湿されるため、室内空気温度を下げ
ずに除湿運転が行なわれることとなる。
【0094】2台除湿運転時には、室内吸込温度センサ
ー9a、9bがリモコン14a、14bで設定された温
度に近づいていく時は、室外ユニット101内の電動膨
張弁106a、106bは全開状態、ガス側電動膨張弁
19a、19bは全開状態、室内ユニット107a、1
07b内の室内用電動膨張弁15a、15bは絞り状態
に調整される。室外ユニット101内の四方弁105は
実線で示した回路に切替えられ、圧縮機102から吐出
された冷媒は四方弁105、室外用熱交換器103を通
り、室外熱交換用送風機104の働きにより一部凝縮さ
れた後、電動膨張弁106a、106bおよび液配管1
10a、110bを通り、室内ユニット107a、10
7b内の第1室内用熱交換器2a、2bに送られ、室内
熱交換用送風機109a、109bの働きにより凝縮、
液化し、室内用電動膨張弁15a、15bで減圧され、
第2室内用熱交換器3a、3bに送られ、冷媒は室内熱
交換用送風機109a、109bの働きにより蒸発し、
ガス配管111a、111b、ガス側電動膨張弁19
a、19bを通り、室外ユニット101に戻る。このと
き室内熱交換用送風機109a、109bにより送風さ
れた室内空気は、先ず第2室内用熱交換器3a、3bで
冷却、除湿され、次に第1室内用熱交換器2a、2bで
加熱されるため、室内空気温度を下げずに除湿運転が行
なわれることとなる。
【0095】室内吸込温度センサー9a、9bがリモコ
ン14a、14bで設定された温度よりも低下していく
時は、室外ユニット101内の電動膨張弁106a、1
06bは絞り状態、ガス側電動膨張弁19a、19bは
絞り状態、室内ユニット107a、107b内の室内用
電動膨張弁15a、15bは絞り状態に調整される。室
外ユニット101内の四方弁105は破線で示した回路
に切替えられ、圧縮機102から吐出された冷媒は四方
弁105を通り、ガス側電動膨張弁19a、19bで減
圧され、ガス配管111a、111bを通り、室内ユニ
ット107a、107b内の第2室内用熱交換器3a、
3bに送られ、室内熱交換用送風機109a、109b
の働きにより凝縮、液化し、室内用電動膨張弁15a、
15bで減圧され、第1室内用熱交換器2a、2bに送
られ、冷媒は室内熱交換用送風機109a、109bの
働きにより一部蒸発し、液配管110a、110bを通
り、室外ユニット101内の電動膨張弁106a、10
6bで減圧され、室外用熱交換器103に送られ、室外
熱交換用送風機104の働きにより蒸発し、圧縮機に戻
る。このとき室内熱交換用送風機109a、109bよ
り送風された室内空気は第2室内用熱交換器3a、3b
で加熱、第1室内用熱交換器2a、2bで冷却、除湿さ
れるため、室内空気温度を下げずに除湿運転が行なわれ
ることとなる。
【0096】除湿運転時には、1台、2台運転にかかわ
らず、室内吸込温度センサー9a、9bがリモコン14
a、14bで設定された室内設定温度よりも低下してい
く時、例えば外気温が低く、リモコン14a、14bで
設定された温度が高い場合などは、四方弁105は実線
で示した回路では、室外用熱交換器103での冷媒凝縮
量が増加し、第1室内用熱交換器2a、2bに送られる
冷媒の温度が低下してしまうため、室内機吹出温度を高
くすることができず、室内空気温度を設定温度にするこ
とは不可能となる。
【0097】室内吸込温度センサー9a、9bからの信
号を、制御部10の中の室内吸込温度入力部分で受信
し、リモコン14a、14bで設定された室内設定温度
を、室内設定温度入力部分で受信し、室内吸込温度が室
内設定温度よりも低下していく時、室内吸込温度<室内
設定温度判断部分にて判断し、四方弁反転出力部分に
て、四方弁105を破線で示した回路にすると、高温・
高圧の冷媒は室外用熱交換器103を通過せずに、直接
第2室内用熱交換器3a、3bに送られるため、室内機
吹出温度を高くすることができる。
【0098】しかし、このままでは第2室内用熱交換器
3a、3bに送られる冷媒の温度は、制御不可能なの
で、室内機吹出温度を適当な温度にすることは困難であ
り、室内空気温度を設定温度で安定させることは困難と
なる。そこで、第2室内用熱交換器用温度センサー12
a、12bの信号を、第2室内用熱交換器用温度入力部
分にて受信し、第2室内用熱交換器3a、3bの凝縮温
度を測定し、この温度から室内吹出温度を制御部10の
室内吹出温度予測部分で予測し、室内吹出予測温度≠室
内設定温度判断部分にて判断し、条件が満たされた場
合、室内吹出予測温度<室内設定温度判断部分にて判断
し、条件が満たされた場合、ガス側電動膨張弁開出力部
分にて、ガス側電動膨張弁19a、19bの開度を開
け、室内吹出予測温度<室内設定温度判断部分で、条件
が満たされなかった場合、ガス側電動膨張弁閉出力部分
にて、ガス側電動膨張弁19a、19bの開度を閉め
る。例えば、第2室内用熱交換器3a、3bの凝縮温度
が高い場合、ガス側電動膨張弁19a、19bの開度を
絞り、減圧量を大きくすれば、第2室内用熱交換器3
a、3bの凝縮圧力も低下し、凝縮温度が低下するの
で、室内機吹出温度を下げることができ適当な温度に制
御することが可能となる。
【0099】このように本発明の第9実施例の多室型空
気調和装置によれば、ガス側電動膨張弁19a、19b
を使用し、暖房サイクルでの除湿運転時に、第2室内用
熱交換器3a、3bの凝縮温度を調節することにより、
それぞれの室内機吹出温度を制御することができるの
で、低外気温時でも室内空気温度を保ちながら除湿運転
することができる。
【0100】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、除湿運転時に、外気温が低い時でも、室外
吸込温度センサーからの信号により、第1室内用熱交換
器に流入する冷媒の温度を予測し、条件が満たされた場
合には、室内用電磁弁を開くことにより冷媒が回収さ
れ、第1室内用熱交換器は加熱器として働くため、室内
空気温度を適正な状態に維持できる運転を可能にし、第
2室内用熱交換器の凍結を防止することができる効果の
ある多室型空気調和装置が提供できる。
【0101】また、除湿運転時に、第1室内用熱交換器
に流入する冷媒の温度を実測し、条件が満たされた場合
には、室内用電磁弁を開くように制御できるため、外気
温に左右されずに冷媒が回収され、どのような室内空気
温度の場合にも、室内空気温度を適正な状態に維持でき
る運転を可能にすることができる効果のある多室型空気
調和装置が提供できる。
【0102】さらに、除湿運転時に、第2室内用熱交換
器に流入する冷媒の温度を実測し、この温度がある温度
よりも低い場合を制御部で判断し、室内用電磁弁を開く
ように制御するので、第2室内用熱交換器の凍結を確実
に回避でき、1つの第2室内用熱交換器用温度センサー
により除湿運転サイクルを簡便な構成で実現できる効果
のある多室型空気調和装置が提供できる。
【0103】さらに、除湿運転時に、それぞれの室内除
湿負荷を、室内湿度センサーと室内吸込温度センサーか
らの信号と、リモコンからの設定温度及び湿度の信号よ
り求め、この室内除湿負荷の合計と、室外吸込温度に応
じた圧縮機周波数にて、圧縮機を運転するので、除湿負
荷に応じた適切な冷媒循環量が得られ、各室内を短時間
にて目標の設定温度及び湿度にすることができ、目標に
到達した場合は、圧縮機の運転周波数を下げるように制
御するので、圧縮機を無駄に運転することなく、室内空
気を目標の状態に安定させることができる効果のある多
室型空気調和装置が提供できる。
【0104】さらに、除湿運転時に、室内用電動膨張弁
を使用し、それぞれの室内除湿負荷に対する室内用電動
膨張弁の開度を変更することにより、除湿負荷に応じた
適切な室内用電動膨張弁の減圧量が得られ、第2室内用
熱交換器の圧力及び温度を制御できるため、除湿量を必
要に応じて調節することができる効果のある多室型空気
調和装置が提供できる。
【0105】さらに、除湿運転時に、各室の除湿負荷に
応じて、第2室内用熱交換器の温度を検知しながら室内
用電動膨張弁をフィードバック制御するので、除湿負荷
の異なった室内空間も適正に制御することができ、室内
空気露点温度が低い場合や、異なる配管長の室内ユニッ
トどうしでも確実に除湿運転することができる効果のあ
る多室型空気調和装置が提供できる。
【0106】さらに、除湿運転時に、室内吸込温度セン
サーと第2室内用熱交換器用温度センサーにより、室内
用電動膨張弁の最低流量開度を把握し、開度記憶装置に
て記憶することにより、室内用電動膨張弁の製品バラツ
キを低減することができ、室内用電動膨張弁を最低値ま
で絞ることができるので、第2室内用熱交換器の温度を
より低くなるように制御でき、室内空気露点温度が低い
時にも、除湿運転ができる効果のある多室型空気調和装
置が提供できる。
【0107】さらに、除湿運転時に、第2室内用熱交換
器の入口・出口の2つの圧力センサーにより、室内用電
動膨張弁の最低流量開度を、迅速かつ正確に知ることが
でき、この開度を開度記憶装置にて記憶することによ
り、室内用電動膨張弁の製品バラツキを低減することが
でき、室内用電動膨張弁を最低値まで絞ることができる
ので、第2室内用熱交換器の温度をより低くなるように
制御でき、室内空気露点温度が低い時にも、除湿運転が
できる効果のある多室型空気調和装置が提供できる。
【0108】さらに、除湿運転時に、ガス側電動膨張弁
を使用し、暖房サイクルでの除湿運転時に、第2室内用
熱交換器の凝縮温度を調節することにより、それぞれの
室内機吹出温度を制御することができるので、低外気温
時でも室内空気温度を保ちながら除湿運転することがで
きる効果のある多室型空気調和装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の多室型空気調和装置の冷
凍サイクル図
【図2】本発明の第1実施例の多室型空気調和装置の制
御フローチャート
【図3】本発明の第2実施例の多室型空気調和装置の冷
凍サイクル図
【図4】本発明の第2実施例の多室型空気調和装置の制
御フローチャート
【図5】本発明の第3実施例の多室型空気調和装置の冷
凍サイクル図
【図6】本発明の第3実施例の多室型空気調和装置の制
御フローチャート
【図7】本発明の第4実施例の多室型空気調和装置の冷
凍サイクル図
【図8】本発明の第4実施例の多室型空気調和装置の制
御フローチャート
【図9】本発明の第5実施例の多室型空気調和装置の冷
凍サイクル図
【図10】本発明の第5実施例の多室型空気調和装置の
制御フローチャート
【図11】本発明の第6実施例の多室型空気調和装置の
冷凍サイクル図
【図12】本発明の第6実施例の多室型空気調和装置の
制御フローチャート
【図13】本発明の第7実施例の多室型空気調和装置の
冷凍サイクル図
【図14】本発明の第7実施例の多室型空気調和装置の
制御フローチャート
【図15】本発明の第8実施例の多室型空気調和装置の
冷凍サイクル図
【図16】本発明の第8実施例の多室型空気調和装置の
制御フローチャート
【図17】本発明の第9実施例の多室型空気調和装置の
冷凍サイクル図
【図18】本発明の第9実施例の多室型空気調和装置の
制御フローチャート
【図19】従来の多室型空気調和装置の冷凍サイクル図
【符号の説明】
1 室外吸込温度センサー 2a 第1室内用熱交換器 2b 第1室内用熱交換器 3a 第2室内用熱交換器 3b 第2室内用熱交換器 4a 減圧機構 4b 減圧機構 5a 接続配管 5b 接続配管 6a 接続配管 6b 接続配管 7a 短絡配管 7b 短絡配管 8a 室内用電磁弁 8b 室内用電磁弁 9a 室内吸込温度センサー 9b 室内吸込温度センサー 10 制御部 11a 第1室内用熱交換器用温度センサー 11b 第1室内用熱交換器用温度センサー 12a 第2室内用熱交換器用温度センサー 12b 第2室内用熱交換器用温度センサー 13a 室内湿度センサー 13b 室内湿度センサー 14a リモコン 14b リモコン 15a 室内用電動膨張弁 15b 室内用電動膨張弁 16 開度記憶装置 17a 圧力センサー 17b 圧力センサー 18a 圧力センサー 18b 圧力センサー 19a ガス側電動膨張弁 19b ガス側電動膨張弁 101 室外ユニット 102 圧縮機 103 室外用熱交換器 104 熱交換用送風機 105 四方弁 106a 電動膨張弁 106b 電動膨張弁 107a 室内ユニット 107b 室内ユニット 108a 室内用熱交換器 108b 室内用熱交換器 109a 熱交換用送風機 109b 熱交換用送風機 110a 液配管 110b 液配管 111a ガス配管 111b ガス配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25B 13/00 103 104 371 (72)発明者 菅田 裕治 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内 (72)発明者 鈴木 康浩 大阪府大阪市城東区今福西6丁目2番61号 松下精工株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と、室外用熱交換器と、前記室外
    用熱交換器の熱交換用送風機と、四方弁と、電動膨張弁
    と、室外吸込温度センサーを設けた室外ユニットと、液
    ・ガスそれぞれの冷媒配管により前記室外ユニットと接
    続された複数の室内ユニットとを有し、それぞれの室内
    ユニット内には、第1室内用熱交換器と、第2室内用熱
    交換器と、前記室内用熱交換器の熱交換用送風機とを有
    し、前記第1室内用熱交換器と、第2室内用熱交換器と
    を接続する配管の途中に減圧機構を備え、前記第1室内
    用熱交換器と前記減圧機構とを接続する配管と、前記減
    圧機構と前記第2室内用熱交換器とを接続する配管とを
    短絡する形で、室内用電磁弁を接続し、室内吸込温度セ
    ンサーと、前記室外吸込温度センサーからの信号を受け
    て前記室内用電磁弁の開閉を行なう制御装置を備えた多
    室型空気調和装置。
  2. 【請求項2】 第1室内用熱交換器に接続する液冷媒配
    管に温度センサーを設け、この温度センサーと室内吸込
    温度センサーからの信号を受けて室内用電磁弁の開閉を
    行なう制御装置を備えた請求項1記載の多室型空気調和
    装置。
  3. 【請求項3】 減圧機構と第2室内用熱交換器に接続す
    る冷媒配管に温度センサーを設け、この温度センサーか
    らの信号を受けて室内用電磁弁の開閉を行なう制御装置
    を備えた請求項1記載の多室型空気調和装置。
  4. 【請求項4】 各室内ユニットに室内湿度センサーを設
    け、前記室内湿度センサーと室内吸込温度センサーと室
    外吸込温度センサーとリモコンからの信号を受けて、圧
    縮機の周波数を変更する制御装置を備えた請求項1記載
    の多室型空気調和装置。
  5. 【請求項5】 減圧機構と、室内用電磁弁とを廃し、第
    1室内用熱交換器と、第2室内用熱交換器とを接続する
    配管の途中に室内用電動膨張弁を備え、室内湿度センサ
    ーと、室内吸込温度センサーとリモコンからの信号を受
    けて、前記室内用電動膨張弁を変更する制御装置を備え
    た請求項1記載の多室型空気調和装置。
  6. 【請求項6】 室内用電動膨張弁と第2室内用熱交換器
    に接続する冷媒配管に温度センサーを設け、この温度セ
    ンサーと、室内吸込温度センサーと、室内湿度センサー
    と、リモコンからの信号を受けて、各室内用電動膨張弁
    を変更する制御装置を備えた請求項1記載の多室型空気
    調和装置。
  7. 【請求項7】 室内用電動膨張弁と第2室内用熱交換器
    に接続する冷媒配管に温度センサーを設け、この温度セ
    ンサーと、室内吸込温度センサーからの信号を受け、2
    つの温度センサーの値の差が一定値以内の時の室内用電
    動膨張弁の開度を記憶する装置を備えた請求項1記載の
    多室型空気調和装置。
  8. 【請求項8】 室内用電動膨張弁と第2室内用熱交換器
    に接続する冷媒配管と、第2室内用熱交換器に接続する
    ガス冷媒配管に圧力センサーを設け、この2つの圧力セ
    ンサーからの信号を受け、2つの圧力センサーの値の差
    が一定値以内の時の室内用電動膨張弁の開度を記憶する
    装置を備えた請求項1記載の多室型空気調和装置。
  9. 【請求項9】 ガス冷媒配管と、四方弁とを接続する室
    外ユニット内の冷媒配管の途中にガス側電動膨張弁を備
    え、室内用電動膨張弁と第2室内用熱交換器に接続する
    冷媒配管に温度センサーを設け、この温度センサーと室
    内吸込温度センサーからの信号を受けて、前記ガス側電
    動膨張弁の開度を変更する制御装置を備えた請求項1記
    載の多室型空気調和装置。
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