JPS6127322A - ブレ−キ装置のブレ−キ力伝動機構 - Google Patents
ブレ−キ装置のブレ−キ力伝動機構Info
- Publication number
- JPS6127322A JPS6127322A JP14831784A JP14831784A JPS6127322A JP S6127322 A JPS6127322 A JP S6127322A JP 14831784 A JP14831784 A JP 14831784A JP 14831784 A JP14831784 A JP 14831784A JP S6127322 A JPS6127322 A JP S6127322A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- transmission mechanism
- force transmission
- ferrite composite
- composite material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/0006—Noise or vibration control
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D49/00—Brakes with a braking member co-operating with the periphery of a drum, wheel-rim, or the like
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は鉄道車輛あるいは自動車などに用いるブレーキ
装置、特にブレーキ緊締時の騒音の発生を防止したブレ
ーキ装置のブレーキ力伝動機構に関する。
装置、特にブレーキ緊締時の騒音の発生を防止したブレ
ーキ装置のブレーキ力伝動機構に関する。
ブレーキ装置には一般に車輪又は車輪に連動したドラム
、ロータなどの回転体にブレーキシューを圧接して制動
をかける構造のものが多い。
、ロータなどの回転体にブレーキシューを圧接して制動
をかける構造のものが多い。
鉄道車輛のブレーキ装置には車輪の周面一部に圧接する
制輪子が用いられており、ブレーキ緊締時に小刻みの振
動と共に不快な糺み音を発するのは周知のとおりである
。また、自動車のブレーキ装置ではいわゆる「鳴き」と
呼ばれる高音の振動音を発する。これらブレーキ音(ブ
レーキノイズ)はブレーキシューと、その相手材である
回転体との摩擦により発生する摩擦振動に起因し、この
摩擦振動がブレーキ構造体に伝達され、部材の共振など
による増幅作用を受けて大きな音になるものと考えられ
ている。ブレーキノイズ対策について、基本的に振動発
生源で抑える、ブレーキ部材で増幅を最小にするなどの
方法が考えられるが、現在のところ特効薬的な対策はな
いのが実情である。
制輪子が用いられており、ブレーキ緊締時に小刻みの振
動と共に不快な糺み音を発するのは周知のとおりである
。また、自動車のブレーキ装置ではいわゆる「鳴き」と
呼ばれる高音の振動音を発する。これらブレーキ音(ブ
レーキノイズ)はブレーキシューと、その相手材である
回転体との摩擦により発生する摩擦振動に起因し、この
摩擦振動がブレーキ構造体に伝達され、部材の共振など
による増幅作用を受けて大きな音になるものと考えられ
ている。ブレーキノイズ対策について、基本的に振動発
生源で抑える、ブレーキ部材で増幅を最小にするなどの
方法が考えられるが、現在のところ特効薬的な対策はな
いのが実情である。
鉄道車輛のブレーキ装置についていえば、最近樹脂製の
合成制輪子が用いられるようになって、その効果にノイ
ズの減少などもうたわれているが、割振のメカニズムか
ら見れば単に支持ばねのこわさを小さくしたにとどまる
ものであって、到底ブレーキノイズを減少させる程の効
果は得られない。
合成制輪子が用いられるようになって、その効果にノイ
ズの減少などもうたわれているが、割振のメカニズムか
ら見れば単に支持ばねのこわさを小さくしたにとどまる
ものであって、到底ブレーキノイズを減少させる程の効
果は得られない。
従来より騒音防止対策としては、一般に発生源における
防止と、騒音の伝搬防止との2通りの方法が知られてい
る。前者は主として弾性体を用いて力学的に振動を吸収
しようとするものであシ、後者はしや音又は吸音によっ
て音の伝搬を防止しようとするものである。しや音材と
してはコンクリート壁、ボード板、金属板などが知られ
ている。
防止と、騒音の伝搬防止との2通りの方法が知られてい
る。前者は主として弾性体を用いて力学的に振動を吸収
しようとするものであシ、後者はしや音又は吸音によっ
て音の伝搬を防止しようとするものである。しや音材と
してはコンクリート壁、ボード板、金属板などが知られ
ている。
ところで、ブレーキ音は摩擦材であるブレーキシューと
、その相手側である回転体との接触部に生じ、これが直
接空気中に伝搬し、あるいはブレーキ装置の伝動機構を
通して増幅されるのであるが、もとより、ブレーキ機構
の周囲全体をシールすることはできず、又ブレーキ伝動
機構とは別個にじゃ音材を敷設することもできない。そ
こでどうしてもブレーキ伝動機構の一部にじゃ音材を組
み込むという構成によらざるを得ないのであるが、従来
適度の剛性を有し、しかも防振性に優れた材質がなく、
わずかに防振ゴムが知られているにすぎない。しかし、
防振ゴムを単独でブレーキ力伝動機構の構成部材に用い
て運動の伝達を行うことはできないため、構成部材の相
互間は剛体で結合しなければならず、どうしてもその剛
体を通しての振動伝達はさけることができない。
、その相手側である回転体との接触部に生じ、これが直
接空気中に伝搬し、あるいはブレーキ装置の伝動機構を
通して増幅されるのであるが、もとより、ブレーキ機構
の周囲全体をシールすることはできず、又ブレーキ伝動
機構とは別個にじゃ音材を敷設することもできない。そ
こでどうしてもブレーキ伝動機構の一部にじゃ音材を組
み込むという構成によらざるを得ないのであるが、従来
適度の剛性を有し、しかも防振性に優れた材質がなく、
わずかに防振ゴムが知られているにすぎない。しかし、
防振ゴムを単独でブレーキ力伝動機構の構成部材に用い
て運動の伝達を行うことはできないため、構成部材の相
互間は剛体で結合しなければならず、どうしてもその剛
体を通しての振動伝達はさけることができない。
本発明はブレーキ力伝動機構の構成部材間の振動伝達を
阻止することによシ、騒音の発生を防止することを目的
とするブレーキ装置のブレーキ力伝動機構を提供するも
のである。
阻止することによシ、騒音の発生を防止することを目的
とするブレーキ装置のブレーキ力伝動機構を提供するも
のである。
本発明は、回転体に圧接するブレーキシューと、ブレー
キ駆動装置と、該ブレーキ駆動装置に発生させた動力を
前記ブレーキシューに伝達する動力伝動機構とを有する
ブレーキ装置において、前記ブレーキ力伝動機構の構成
部材の相互間又は構成部材を基礎に枢支する枢軸の軸受
部をマグネタイトを主成分とするフェライト粉末を樹脂
中に混入して固形化したフェライト複合材層で形成した
ことを特徴とするブレーキ装置のブレーキ力伝動機構で
ある。
キ駆動装置と、該ブレーキ駆動装置に発生させた動力を
前記ブレーキシューに伝達する動力伝動機構とを有する
ブレーキ装置において、前記ブレーキ力伝動機構の構成
部材の相互間又は構成部材を基礎に枢支する枢軸の軸受
部をマグネタイトを主成分とするフェライト粉末を樹脂
中に混入して固形化したフェライト複合材層で形成した
ことを特徴とするブレーキ装置のブレーキ力伝動機構で
ある。
以下に本発明の実施例を鉄道車輛のブレーキ装置に適用
した場合の例を図によって説明する。第1図は従来よシ
用いられている一般的なブレーキ装置の構造を示す図で
ある。図において、ブレーキシリンダ1の駆動によりシ
リンダロッド2が押出され、水平てこ3が回動変位し、
その変位を受けたブレーキてこ4が垂直方向に回動し、
該ブレーキてこ4に支持させた制輪子5を車輪6に圧接
するようになっているものである。
した場合の例を図によって説明する。第1図は従来よシ
用いられている一般的なブレーキ装置の構造を示す図で
ある。図において、ブレーキシリンダ1の駆動によりシ
リンダロッド2が押出され、水平てこ3が回動変位し、
その変位を受けたブレーキてこ4が垂直方向に回動し、
該ブレーキてこ4に支持させた制輪子5を車輪6に圧接
するようになっているものである。
なお、図中7は制輪子つシ、8は制輪子つなぎを示して
いる。
いる。
ブレーキの緊締時に制輪子5と車輪6との間に発生した
振動音は上記ブレーキ伝動機構の各構成部材に順次伝え
られて増巾拡大され、これが騒音として空気中に伝播す
るのである。ところで、上記伝動機構はいわゆるリンク
機構を構成しておシ、各構成部材は他の構成部材又は車
体にそれぞれ枢軸Pによって回動可能に枢支されている
。本発明はこの枢軸Pの軸受部の少くとも一つにマグネ
タイト(Fg、、04)を主成分とするフェライト粒子
を樹脂中に混入して固形化したフェライト複合材層を設
けたものである。第2図に構造の一例を示す。
振動音は上記ブレーキ伝動機構の各構成部材に順次伝え
られて増巾拡大され、これが騒音として空気中に伝播す
るのである。ところで、上記伝動機構はいわゆるリンク
機構を構成しておシ、各構成部材は他の構成部材又は車
体にそれぞれ枢軸Pによって回動可能に枢支されている
。本発明はこの枢軸Pの軸受部の少くとも一つにマグネ
タイト(Fg、、04)を主成分とするフェライト粒子
を樹脂中に混入して固形化したフェライト複合材層を設
けたものである。第2図に構造の一例を示す。
第2図はブレーキてこ4と、制輪子つなぎ8との枢支部
分に適用した例である。この部分はブレーキ力伝動機構
の一部をなし、制輪子5の振動を直接受けてブレーキて
こ4に伝達する部分である。
分に適用した例である。この部分はブレーキ力伝動機構
の一部をなし、制輪子5の振動を直接受けてブレーキて
こ4に伝達する部分である。
この制輪子つなぎ8の枢軸Pを支えるブレーキでと4の
軸孔9の周囲にフェライト複合材層lOを一体に設ける
。第3図(α)〜(c)はブレーキてこ4の軸受部に軸
受メタル11を用いる場合の例である。すなわち、軸受
メタル11のボス11αと外輪11bとの間の空間にフ
ェライト複合材層10を埋め込んだ場合(第3図(α)
)、さらに中間に同心状のリング12を介在させてその
内外の空間にフェライト複合材層10を埋め込んだ場合
(第3図(b))、ポス11αと、外輪11bとの間を
放射状のリプ13でつなぎ、その空間内にフェライト複
合材層IOを埋めこんだ場合(第3図(G))、放射状
、並びに環状リプ14の組合せによって囲まれた空間内
にフェライト複合材層10を埋めこんだ場合(第3図(
カ)を示している。
軸孔9の周囲にフェライト複合材層lOを一体に設ける
。第3図(α)〜(c)はブレーキてこ4の軸受部に軸
受メタル11を用いる場合の例である。すなわち、軸受
メタル11のボス11αと外輪11bとの間の空間にフ
ェライト複合材層10を埋め込んだ場合(第3図(α)
)、さらに中間に同心状のリング12を介在させてその
内外の空間にフェライト複合材層10を埋め込んだ場合
(第3図(b))、ポス11αと、外輪11bとの間を
放射状のリプ13でつなぎ、その空間内にフェライト複
合材層IOを埋めこんだ場合(第3図(G))、放射状
、並びに環状リプ14の組合せによって囲まれた空間内
にフェライト複合材層10を埋めこんだ場合(第3図(
カ)を示している。
勿論これらの構造に限定されるものではない。逆に枢軸
側をフェライト複合材層で形成することもできる。
側をフェライト複合材層で形成することもできる。
フェライト複合材層10はポリエステル、フェノール、
エポキシ樹脂などの樹脂材料にフェライト粒子を混合攪
拌し、その混合液を常法にしたがい型枠などを用いて成
形体に加工し、あるいは軸受メタル11の空間内に流し
込んで固形化することにより形成する。また、混合液を
軸受部又は枢軸に塗布することによって形成することも
可能である。
エポキシ樹脂などの樹脂材料にフェライト粒子を混合攪
拌し、その混合液を常法にしたがい型枠などを用いて成
形体に加工し、あるいは軸受メタル11の空間内に流し
込んで固形化することにより形成する。また、混合液を
軸受部又は枢軸に塗布することによって形成することも
可能である。
ブレーキ緊締時に発した振動は、このフェライト複合材
層に有効に吸収される。
層に有効に吸収される。
一般に質量M、剛性K、減衰εの一次元振動子について
、その共振周波数ω。はω。−Jxyu で与えられ
る。ところで、振動絶縁の目的で振動子より生ずる振動
力が基礎、その他の構造物へ伝達する最も一般的な考え
方は共振周波数を可及的低域側へずらせることであると
されている。ω0を小さくするには質量Mを大きくする
方法と、剛性Kを小さくする方法とがありミいずれの方
法によっても共振周波数ω。以上の領域における加振力
Fと、振動時に構造体に伝わる力の振幅Ftとの比であ
る伝達率T = F t/Fを小さくすることは可能で
ある。この点に関する限シ密度の大きい金属材料は有効
な制振材料といえる。しかし、ブレーキ力伝動部材への
適用性の観点からみると、必ずしも密度が大きいことが
有利であるとはいえない。
、その共振周波数ω。はω。−Jxyu で与えられ
る。ところで、振動絶縁の目的で振動子より生ずる振動
力が基礎、その他の構造物へ伝達する最も一般的な考え
方は共振周波数を可及的低域側へずらせることであると
されている。ω0を小さくするには質量Mを大きくする
方法と、剛性Kを小さくする方法とがありミいずれの方
法によっても共振周波数ω。以上の領域における加振力
Fと、振動時に構造体に伝わる力の振幅Ftとの比であ
る伝達率T = F t/Fを小さくすることは可能で
ある。この点に関する限シ密度の大きい金属材料は有効
な制振材料といえる。しかし、ブレーキ力伝動部材への
適用性の観点からみると、必ずしも密度が大きいことが
有利であるとはいえない。
一方、軽量化とともに剛性Kを小さくすれば伝達率はい
くらでも小さくなるが、一般的にはたわみとの関係で限
度があり、また、ブレーキ力伝動機構のメカニズムに取
入れることもできない。
くらでも小さくなるが、一般的にはたわみとの関係で限
度があり、また、ブレーキ力伝動機構のメカニズムに取
入れることもできない。
もつとも、いずれの方法によるときでも振動発生時の共
振点通過はさけられず、その他偶発的な作用による自由
振動をさけるためにも適当な減衰を与えることが必要で
ある。したがって、ブレーキ力伝動機構の構成部材の材
料選定にあたっては適度の質量と剛性を有し、且つ減衰
特性に優れた材質を選定子ることが理想的であるといえ
る。
振点通過はさけられず、その他偶発的な作用による自由
振動をさけるためにも適当な減衰を与えることが必要で
ある。したがって、ブレーキ力伝動機構の構成部材の材
料選定にあたっては適度の質量と剛性を有し、且つ減衰
特性に優れた材質を選定子ることが理想的であるといえ
る。
この点、フェライト複合材は制振材として誠に好ましい
特性を備えている。
特性を備えている。
密度1.5〜4 、0 X 103ct/crrlに調
整したフェライト複合材の対数減衰率は約0.05であ
るのに対し、金属のそれは0.001以下である。第4
図に各種材料のヤング率と対数減衰率との比較を示す。
整したフェライト複合材の対数減衰率は約0.05であ
るのに対し、金属のそれは0.001以下である。第4
図に各種材料のヤング率と対数減衰率との比較を示す。
天然ゴム系の材料は比較的大きな対数減衰率を示すが、
剛性を表すヤング率は小さいため、もとよりブレーキ力
伝動機構の部材には使用できない。一方、鉄や銅などの
金属材料は、ヤング率は大きいが対数減衰率が小さく、
前述のように単独では振動を抑えることはむずかしい。
剛性を表すヤング率は小さいため、もとよりブレーキ力
伝動機構の部材には使用できない。一方、鉄や銅などの
金属材料は、ヤング率は大きいが対数減衰率が小さく、
前述のように単独では振動を抑えることはむずかしい。
これに対してフェライト複合材は比較的大きな剛性を持
ちながら大きな振動減衰を有している。減衰特性、ヤン
グ率の大きさは複合材を構成する樹脂材料の選定、フェ
ライト粉末混入量によって制御できる。ちなみに、エポ
キシ樹脂にフェライト粉末40wt%を混入したものは
ヤング率1.Oxto’ N/、(、対数減衰率0.9
のものが得られている。第5図(菊、(b)は鋼板と不
飽和ポリエステルフェライト複合材(いずれも900X
×600%X 1500%の板)との振動特性を比較し
た図である。同図(α) 、 (b)に明らかなとおり
、フェライト複合材の振動加速特性は鋼にくらべて格段
に優れている。
ちながら大きな振動減衰を有している。減衰特性、ヤン
グ率の大きさは複合材を構成する樹脂材料の選定、フェ
ライト粉末混入量によって制御できる。ちなみに、エポ
キシ樹脂にフェライト粉末40wt%を混入したものは
ヤング率1.Oxto’ N/、(、対数減衰率0.9
のものが得られている。第5図(菊、(b)は鋼板と不
飽和ポリエステルフェライト複合材(いずれも900X
×600%X 1500%の板)との振動特性を比較し
た図である。同図(α) 、 (b)に明らかなとおり
、フェライト複合材の振動加速特性は鋼にくらべて格段
に優れている。
第6図にエポキシ系フェライト複合材を鉄板に塗布した
場合について、損失係数の周波数変化を測定した結果を
示す。図に明らかなとおり、周波数による変化は小さい
。フェライト複合材は高い周波数域はもとより、非常に
低い周波数100 Hz付近でも、高い振動減衰を示す
のが大きな特徴になっている。
場合について、損失係数の周波数変化を測定した結果を
示す。図に明らかなとおり、周波数による変化は小さい
。フェライト複合材は高い周波数域はもとより、非常に
低い周波数100 Hz付近でも、高い振動減衰を示す
のが大きな特徴になっている。
これらの特性はすべて制輪子の制振機能に生かすことが
できる。すなわち、制輪子より発した振動の大部分はブ
レーキ力伝動部材の一部を構成するフェライト複合材層
中に吸収され、空気中あるいはブレーキ機構部への伝播
増巾を阻止して不快音の発生を防止できるのである。
できる。すなわち、制輪子より発した振動の大部分はブ
レーキ力伝動部材の一部を構成するフェライト複合材層
中に吸収され、空気中あるいはブレーキ機構部への伝播
増巾を阻止して不快音の発生を防止できるのである。
本発明は以上のようにフェライト複合材の有する特性を
ブレーキ力伝動機構の一部に利用して制振機能を高める
もので、特に重量は鉄の半分以下であるにもかかわらず
、適度の剛性と格段に優れた振動減衰特性のため、ブレ
ーキ力伝動機構の一部として十分に機能しつつブレーキ
緊締時に発する振動音の伝搬を有効に阻止することがで
きる。
ブレーキ力伝動機構の一部に利用して制振機能を高める
もので、特に重量は鉄の半分以下であるにもかかわらず
、適度の剛性と格段に優れた振動減衰特性のため、ブレ
ーキ力伝動機構の一部として十分に機能しつつブレーキ
緊締時に発する振動音の伝搬を有効に阻止することがで
きる。
特に本発明によれば、伝動部材の枢支部などの一部のみ
に用いて制振機能を得る点が大きな特徴である。また、
フェライト複合材は鉄のように発錆がなく、さらに機械
的強度、耐油性、耐候性、耐蝕性、加工性に優れている
ことから、これらの特性をも有効にブレーキ力伝動機構
の機能に生かすことができる。
に用いて制振機能を得る点が大きな特徴である。また、
フェライト複合材は鉄のように発錆がなく、さらに機械
的強度、耐油性、耐候性、耐蝕性、加工性に優れている
ことから、これらの特性をも有効にブレーキ力伝動機構
の機能に生かすことができる。
以上、実施例では鉄道車輛のブレーキ装置におけるブレ
ーキ力伝動機構に利用した例を説明したが、他のブレー
キ装置、例えばドラムブレーキ、ディスクブレーキなど
のブレーキ装置のブレーキ力伝動機構の構成部材の少く
とも一つの枢支部に適用してブレーキ緊締時の不快音発
生を防止できる効果を有するものである。
ーキ力伝動機構に利用した例を説明したが、他のブレー
キ装置、例えばドラムブレーキ、ディスクブレーキなど
のブレーキ装置のブレーキ力伝動機構の構成部材の少く
とも一つの枢支部に適用してブレーキ緊締時の不快音発
生を防止できる効果を有するものである。
第1図は本発明を適用したブレーキ装置の一例を示す斜
視図、第2図はブレーキてこの背面図、第3図(α)〜
(カは軸受メタルの例を示す正面図、第4図は各種材料
のヤング率と、対数減衰率との関係を示す図、第5図(
α)は鋼製板の振動特性図、(6)はフェライト複合材
層による板の振動特性図、第6図はフェライト複合材層
の厚味効果を示す図である。 4・・ブレーキてこ、 5・・・制輪子、9・・・
軸孔10・・フェライト複合材層、11・・・軸受メタ
ル P・・・枢軸特許出願人 日本信号株式会
社 同 上 日本電気株式会社 同 上 東北化工株式会社 第4図 ヤンタな秤(xlO”N/a2) 箆5図 時間(5)
視図、第2図はブレーキてこの背面図、第3図(α)〜
(カは軸受メタルの例を示す正面図、第4図は各種材料
のヤング率と、対数減衰率との関係を示す図、第5図(
α)は鋼製板の振動特性図、(6)はフェライト複合材
層による板の振動特性図、第6図はフェライト複合材層
の厚味効果を示す図である。 4・・ブレーキてこ、 5・・・制輪子、9・・・
軸孔10・・フェライト複合材層、11・・・軸受メタ
ル P・・・枢軸特許出願人 日本信号株式会
社 同 上 日本電気株式会社 同 上 東北化工株式会社 第4図 ヤンタな秤(xlO”N/a2) 箆5図 時間(5)
Claims (1)
- (1)回転体に圧接するブレーキシューと、ブレーキ駆
動装置と、該ブレーキ駆動装置に発生させた動力を前記
ブレーキシューに伝達する動力伝動機構とを有するブレ
ーキ装置において、前記ブレーキ力伝動機構の構成部材
の相互間又は構成部材を基礎に枢支する枢軸の軸受部を
マグネタイトを主成分とするフェライト粉末を樹脂中に
混入して固形化したフェライト複合材層で形成したこと
を特徴とするブレーキ装置のブレーキ力伝動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14831784A JPS6127322A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | ブレ−キ装置のブレ−キ力伝動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14831784A JPS6127322A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | ブレ−キ装置のブレ−キ力伝動機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6127322A true JPS6127322A (ja) | 1986-02-06 |
Family
ID=15450081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14831784A Pending JPS6127322A (ja) | 1984-07-16 | 1984-07-16 | ブレ−キ装置のブレ−キ力伝動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6127322A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009545707A (ja) * | 2006-08-03 | 2009-12-24 | ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン | 振動移動の減少 |
-
1984
- 1984-07-16 JP JP14831784A patent/JPS6127322A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009545707A (ja) * | 2006-08-03 | 2009-12-24 | ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン | 振動移動の減少 |
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