JPS61272092A - 分割自在な２個のモジユ−ルからなるベツドを備えたミシン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、互いに分離自在な２ｆＩＡのモジュールから
構成ざれたベッドを有するミシンに関し、さらに特定す
れば、中央モジュールがミシンのコラムと一体化ざれ、
またベースモジュールが針と協働して縫目を形成する部
分を構成するものである。

［従来の技４１ｉ］ 従来、各種の縫目、たとえば１１！または２Ｉチエンス
テツチ、ノットステッチ等の縫目を形成できるミシンが
ある。これらの縫目を形成するには、各縫目毎にそれぞ
れ針と協働して糸を扱う異なる構造の部品を必要とする
。これらの部品は縫製する布等の材料を送る送り歯機構
の近傍に配置される。

ところで、従来のミシンは一体的な構造のものであり、
違う種類の縫目を形成するには別のミシンを使用しなけ
ればならない。また、従来のミシンにはモジュール形の
ベッドを有するものがある。

このようなミシンでは、送り歯が設けられている部分を
交換することによって同じミシンで別の種類の縫目を形
成することができる。

このようなモジュール形のミシンは、上記の部分を交換
することによって汎用性が得られ、コストが安いという
特徴がある。しかし、このようなミシンでは、使用にあ
たって効率が低く、また交換する部分の取付は精度が十
分でないという不具合があった。また、このようなミシ
ンを設計する場合には、ミシンの作動時には駆動軸が高
速回転すること、および可動部品には高精度が必要であ
ることを考慮しなければならない。

したがって、この交換する部分の取付は精度が十分でな
いと、振動が発生したり、また可動部品が変形したりす
ることがあった。この取付けが不完全である場合には、
この交換する部分がずれ、作動効率が低下したり、早期
に摩耗を生じたりすることがある。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明の目的は、互いに分離可能な２個のモジュールか
ら構成されたベッドを備え、従来のこの種のミシンの欠
点を改善したミシンを提供することにある。

本発明の重要な目的は、構造が簡単で、また作動が正確
で信頼性が高く、またこれらモジュールの交換の精度が
高いミシンを提供することにある。

［問題点を解決するための手段とその作用］これらの目
的を達成するために、本発明は、互いに着脱可能な２個
のモジュールから構成されたベッドを備え、このベッド
内には少なくとも、モータによって駆動ざれアーム内部
に設けられた上軸に動力を伝達する主軸、第１の作動ア
センブリと上記主軸を連結し送り歯を作動させる揺動側
軸、および第２の作動アセンブリを介して上記主軸に連
結ざれたフック駆動ロッドが設けられている。

このベッドは横断方向に分離され、中央モジュールとベ
ースモジュールとに分割され、上記主軸、側軸およびフ
ック駆動ロッドがこの分割部で分離され、またこれら分
割部で対向する部品は継手機構によって軸方向に結合さ
れる。

［実施例］ 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。

本発明のミシン全体は符号１で示す。このミシン１はベ
ッド２を備え、このベッドからはコラム３が一体に突設
され、このコラムはアーム４を支持し、その端部には頭
部５が設けられ、この頭部からは針棒６が突出゜してい
る。このアーム４および頭部５内には、針棒６およびこ
れに取付けられた針８を駆動する機構７が収容ざれてい
る。そして、この機構はベルト９を介してベッド２内に
設けられた主軸１０に連結されている。第１図に示すよ
うに、このベッド２は中央モジュール１１とベースモジ
ュール１３とから構成され、上記の中央モジュール１１
の上面からはコラム３が突設され、またこの底部にはｆ
ｆｌ滑油のリザーバ１２が形成されている。また、上記
のベースモジュール１３は、上記の中央モジュール１１
にたとえば螺子１４によって着脱自在に取付けられてい
る。このベースモジュール１３の上部には、縫製する布
を送る送り歯１５が設けられ、また上記の針８と協働し
て縫目を形成する部品が設けられている。第１図には、
この部品としてフック１６が示されている。

このベッド２は全体としては従来と同様の構成である。

たとえば、このベッド２内には上述した主軸１０、上記
の針８を駆動する機構７に連結された上軸１７に動力を
伝達する部品、作動アセンブリ１９を介してこの主軸１
０に接続された揺動側軸１８、および第２の作動アセン
ブリ２１を介して主軸１０に連結されたフック駆動ロッ
ド２０等が設けられている。そして、これらの部品１０
゜１８．２０は、上記中央モジュール１１とベースモジ
ュール１３との接合部において分割されるように構成さ
れている。

第２図および第３図には、これらモジュール１１．１３
内部の構成を示し、上記の主軸１０はプーリ／ハンドホ
イール２２から延長され、このプーリ／ハンドホイール
を介してモータによって駆動されるように構成され（第
３図）、またプーリ９ａを介して上記の上軸１７に回転
を伝達するように構成されている。また、この主軸１０
によって偏心部材２３が駆動され、この偏心部材の周囲
には連接棒２４（第４図）が嵌合し、この連接棒には延
長部２５が接続され、この延長部からは主軸１０に対し
て横断方向にスピンドル２６が延出されている。

上記のスピンドルは前記第２の作動機構２１に連結され
、この第２の作動機構からはフック駆動ロッド２０が延
出されている。

また、上記の主軸１０はさらに延長されアーム２８を作
動させる第２の偏心部材２７が設けられ、このアームは
側軸１８にキー止めされたシャックル２９に接続されて
いる。そして、これらは上記主軸１ｏと側軸１８を接続
する上記第１の作動機構を構成する。

そして、上記の主軸１０、側軸１８、およびフック駆動
ロッド２０には、上記中央モジュール１１の縁部１１ａ
に対応した位置に、第２図に示すような軸方向の継手機
構が設けられ、この部分で分割可能に構成されている。

これら継手機構は迅速結合形カップリング３０から構成
され、このカップリングは互いに径方向に離間した軸方
・肉受け孔３２を有するカラー３１（第５．６図）と、
これら軸方向受け孔３２内に挿入される駆動ピン（第４
図）とから構成されている。第４図に示すように、この
駆動ピン３３はスタッド３４を備え、このスタッドの一
部は合成ゴム等の弾性材料で形成された第１の１３５で
囲まれ、ざらにこの第１の層は第２の層３６でカバーさ
れ、この第１の層を保護するように構成されている。こ
の第２の層３６は金属材料で形成され円筒リング状をな
している。また、第３図に示すように、この迅速結合形
カップリング３０には位置決ピン３７が突設され、この
位置決ピンは第５．６因に示す位置決孔３７ａ内に挿入
される。また、上記の側軸１８はベースモジュール１３
に固定されたボールジヨイント３９に結合し、第２の接
続アーム４０に連結されている。この接続アームは第１
の送り軸半部４１に接続され、上記送り歯に接続された
ブラケット４２を往復動させるように構成されている。

また、上記フック駆動ロッド２０には、スリーブカップ
リングが設けられ、上記中央モジュール１１の縁部１１
ａの面にゴム部材４３によって支持されている。このフ
ック駆動ロッド２０は上記のベースモジュール１３内に
直線的に延長され、フック１６を作動させる球面カップ
リング４４に接続されている。

また、上記の主軸１０は上記迅速結合継手３０からさら
に延長され、カムを構成する下部螺子引き機構４５、お
よび偏心機構４６に接続され、上記のフック１６を横方
向に振動させ、またこの偏心量を調整できるように構成
されている。この偏心機構４６にはロッド４７が設けら
れ、上記のフック１６と整列されかつ主軸１０と平行な
第２のスピンドル４８との接続をなしている。そして、
このフック駆動ロッド２０および上記の第２のスピンド
ル４８によって上記のフック１６が作動される。

また、上記の主軸１０の端部にはプーリ４９が設けられ
、歯付きベルト５０を介して第２の軸半部５１に接続さ
れ、適当なカム等によって上記の主軸１０に対応して上
記の送り歯１５を上下に作動させる。また、この送り歯
の前後方向の作動は、上述した第１の送り軸半部４１に
よってなされる。

また、上記中央モジュール１１は汎用形のモジュールで
、このモジュールは常にミシン１の一部として使用され
る。

また、上記のベースモジュール１３はフエデラル・スタ
ンダード・カタログ　Ｎｏ、７５１ａ。

に規定されている縫目タイプ４０１の如き２重チエンス
テッチを形成するように設計されている。

そして、このベースモジュール１３は、たとえば回転形
のフックを備えたノットステッチを形成するような内部
の構造の異なる別のベースモジュールと交換される。な
お、この交換されるベースモジュール１３としてこれ以
外の別のベースモジュールを用意しておいてもよい。

そして、このベースモジュール１３が中央モジュール１
１に結合されると、上記の主軸１０，８１軸１８および
フック駆動ロッド２０が前記した軸方向カップリングに
よって結合される。このカップリングは、迅速結合形カ
ップリング３０が用いられ、このカップリングは弾性材
料で被覆された駆動ピン３３を−えているので、回転を
円滑に伝達でき、また多少の位置ずれを吸収することが
できる。また、上記のゴム部材４３および球面ベアリン
グ３９も同様な作用をなす。

また、これら軸方向カップリングは互いに離れて配置さ
れているので、これらの寸法が大きくても支障はない。

したがって、本発明は前述した目的を達成することがで
きる。

また、細部は適宜変更することができる。

また、材質、形状、寸法等も適宜変更することができる
。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示し、第１図は本発明のミシンの
縦断面図、第２図はチェンステッチ用のベースモジュー
ルを断面で示す平面図、第３図は中央モジュールの平面
図、第４図は継手機構の駆動ピンの縦断面図、第５図お
よび第６図は継手機構のカラーの側面図および正面図で
ある。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）互いに分離可能に接合された２個のモジュールか
   らなるベッドを備え、このベッド内には少なくとも、ミ
   シンのアーム内に設けられた上軸に動きを伝達する部品
   を備えモータによって回転駆動される主軸と、第１の作
   動機構を介して上記主軸に接続されミシンの送り歯を作
   動させる揺動側軸と、第２の作動機構を介して上記主軸
   に接続されたフック駆動ロッドとを備え、このベッドは
   横断方向に沿って分割されて中央モジュールとベースモ
   ジュールとに分割され、上記主軸、側軸およびフック駆
   動ロッドはこの分割部において分割され、これらの分割
   部には軸方向カップリングからなる継手機構が設けられ
   ていることを特徴とする分割自在な２個のモジュールか
   らなるベッドを備えたミシン。
2. （２）前記主軸に設けられた継手機構はは、互いに径方
   向に離間した軸方向受け孔を有するカラーと駆動ピンと
   から構成された迅速結合形カップリングであることを特
   徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の分割自在な２
   個のモジュールからなるベッドを備えたミシン。
3. （３）前記駆動ピンはスタッドを備え、このスタッドの
   一部は弾性材料からなる第１の層で被覆され、この第２
   の層はさらに硬質の材料からなる第２の層で被覆されて
   いることを特徴とする前記特許請求の範囲第２項記載の
   分割自在な２個のモジュールからなるベッドを備えたミ
   シン。
4. （４）前記フック駆動ロッドに設けられた前記継手機構
   は、ゴムまたは弾性材料によって形成された部材によっ
   て支持されたスリーブカップリングを備えていることを
   特徴とする前記特許請求の範囲第１項記載の分割自在な
   ２個のモジュールからなるベッドを備えたミシン。
5. （５）前記側軸に対向して設けられた継手機構は、前記
   側軸の端部が挿入される受け部を備えたベアリングを有
   する球面カップリングであることを特徴とする前記特許
   請求の範囲第１項記載の分割自在な２個のモジュールか
   らなるベッドを備えたミシン。
6. （６）前記中央モジュールとベースモジュールとはねじ
   形の接続部材によって接合されることを特徴とする前記
   特許請求の範囲第１項記載の分割自在な２個のモジュー
   ルからなるベッドを備えたミシン。