JPS61271342A - ポリフエニレンエ−テル樹脂組成物 - Google Patents

ポリフエニレンエ−テル樹脂組成物

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JPS61271342A
JPS61271342A JP11304485A JP11304485A JPS61271342A JP S61271342 A JPS61271342 A JP S61271342A JP 11304485 A JP11304485 A JP 11304485A JP 11304485 A JP11304485 A JP 11304485A JP S61271342 A JPS61271342 A JP S61271342A
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JP
Japan
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polyphenylene ether
weight
polymer
rubber
styrene
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Application number
JP11304485A
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English (en)
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Masaaki Motai
政明 馬渡
Hideji Tsuchikawa
土川 秀治
Shinichi Kimura
木村 慎一
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐衝撃性と共に剛性及び加工性に優れたポリフ
ェニレンエーテル樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
/ リフェニレンエーテル樹脂は、耐熱性2機械的、電
気的性質に優れているが、耐衝撃性、加工性に劣シ、又
高温で熱変色、グル化が起る等の欠点を有しているため
単独では殆ど使用されておらず、通常はゴム変性ポリス
チレン等との組成物からなる変性ポリフェニレンエーテ
ル樹脂として使用されている。この変性ポリフェニレン
エーテル樹脂は優れた耐熱性2機械的、電気的性質なら
びに加工性等を有するために、自動車用部品、事務機器
、!気器具部品等に幅広く使用されている。
しかし、上記ゴム変性テリスチレンのゴム質重合体は一
般にポリブタジェンを主成分としている為耐候性が劣る
かかる耐候性を改良する目的でゴム質重合体とシテエチ
レンーα−オレフィンーポリエン三元共重合体を使用す
る方法が開示されている(時分47−43174 、時
分47−43290 )。しかしかかる組成物も他のゴ
ム質重合体と用いたゴム変性スチレン系樹脂との組成物
同様、衝撃強度を高めるにはゴム成分量を増加させ剛性
を低下させるか、硬質樹脂成分の分子量を増加させ加工
性を低下させる方法しか無かった。すなわち衝撃強度を
高める方法は剛性、加工性が犠牲になり衝撃強度と剛性
、加工性を同時に改良することは困難であった。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
本発明者等は衝撃強度と剛性、加工性を同時に改良した
ポリフェニレンエーテル樹脂組成物について鋭意検討し
た結果、特定の分子量分布を持ったエチレン−α−オレ
フィン系共重合体をゴム成分としたゴム変性スチレン系
樹脂を用いることによって上記目的が達成されることを
見い出し、かかる知見に基づいて本発明に到達した。
〔問題点を解決する手段〕
即ち本発明は (−)  ポリフェニレンエーテル5〜95重量%及び (b)  分子量分布(Mw/MN)が1.2〜4.5
のエチレン−α−オレフィン系共重合体の存在下に、芳
香族ビニル化合物および必要に応じてこれと共重合可能
な他のビニル単量体とを重合してなるゴム変性スチレン
系樹脂95〜5重ts、 を含有してなることを特徴とするポリフェニレンエーテ
ル樹脂組成物に関する。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
本発明で使用する(、)のポリフェニレンエーテルは、 一般式(1) (式中、Xは水素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素
原子であシ、Rは炭化水素基;炭化水素  。
オキシ基;一般式(I)中のフェノール核トハロrン原
子との間の結合中に少なくとも2個の炭素原子を有する
ハロダン化炭化水素基;及びハロダン化炭化水素オキシ
基;から選ばれる1価の基であり7%R1は1前記Rで
示される基のうちの1つの基又はハロダン原子であシ、
R2及びR5は、それぞれ前記R1で示される基のうち
の1つの基又は水素原子である。但し、RIR,#R2
及びR3は何れも第3級炭素原子を有しない。) で表わされるフェノール化合物の1種又は2種以上を、
公知の触媒の存在下で酸化カップリング重合して得られ
るものである。
一般式(1)の化合物のうち特に好ましいものは、一般
式(■): (式中、R/及びR1′はそれぞれ炭素数1〜8の炭化
水素基から選ばれる1価の基であシ、R2′ 及びR3
′はそれぞれ炭素数1〜8の炭化水素基から選ばれる1
価の基又は水素原子である。)で表わされるフェノール
化合物であシ、最も好ましいフェノール化合物の具体例
としては2,6−ノメチルフエノール、2.6−シエチ
ルフエノール、2−メチル−6−エチルフェノール、2
−メチル−6−アリルフェノール、2−メチル−6−フ
ェニルフェノール、2.6−ジフェニルフェノール、2
.6−シブチルフェノール、2−メチル−6−fロピル
フェノール、2,3.6−)リメチルフェノール、2.
3−ジメチル−6−エチルフェノール、2.3.6〜ト
リエチルフエノール、2,3.6− トリプロピルフェ
ノール、2,6−ノメチルー3−エチルフェノール、2
.6−ノメチルー3−fロビルフェノール等が挙げられ
る。最も好ましいポリフェニレンエーテルの具体例とし
ては2,6−シメチルフエノールから得られるポリフェ
ニレンエーテル、及び2.6−シメチルフエノールと2
.3.6− )リメチルフェノールの共重合によって得
られるポリフェニレンエーテルである。特に2.3.6
− )ジメチルフェノールと2,6−シメチルフエノー
ルから得られる共重合ポリフェニレンエーテルは、耐熱
、耐衝重性、成形品表面光沢、加工性、耐溶剤性、熱安
定性が良い。
本発明で使用する(、)のポリフェニレンエーテルの極
限粘度〔η〕(クロロホルム中30’C測定)は特に限
定されないが、好ましくは0.2〜1 d!/11、更
に好ましくは0.25〜0.7 d!47である。本発
明のポリフェニレンエーテル樹脂組成物におけるポリフ
ェニレンエーテルの配合量は5〜95重量%であシ、好
ましくは10〜60重量%、更に好まL<はl 0〜5
0重量%である。ポリフェニレンエーテルの量が5重量
%未満では耐熱性の改良に顕著な効果がみられず、95
]!t%を越えると耐衝撃性の改良効果がみられない。
(b)のスチレン系樹脂に使用されるエチレン−α−オ
レフィン系共重合体すなわちエチレン−α−オレフィン
共重合体(以下EPRと言う)及びエチレン−α−オレ
フィン−ポリエン三元共重合体(以下、EPDMという
)に用いられるα−オレフィンは、炭素数3〜20個を
有する不飽和炭化水素化合物であシ、具体例としては、
プロピレン、ブテン−11ぺ/テンー1、ヘキセン−1
、ヘゲテン−1,4−メチルブテン−1,4−メチルベ
/テン−1、スチレン、p−イングロビルスチレン、ビ
ニルシクロヘキサン等が挙げられるが特に好ましくはプ
ロピレンである。上記ポリエン化合物として1.4− 
”オクタジエン、1.5−ヘキサツエン、2−メチル−
1,5−へキサジエン、3,3−ジメチt’−L5−へ
キサジエン、1.7−オクタジエン、1.9−デカジエ
/、6−メチル−1,5−へキサジエン、1.4−ヘキ
サジエン、7−メチル−1,6−オクタジエン、9−メ
チル−1,9−ウンデカン、イソプレン、1.3−ペン
タジェン、1,4.9−デカトリエン、4−ビニル−1
−シクロへキサン、シクロペンタツエン、2−メチル−
2,5−ノル?ルナジエン、5−メチル−2−ノル?ル
ネン、5−エチリデン−2−ノルデルネ/、5−イソプ
ロピリデン−2−ノルゲルネン、5−インプロペニル−
2−ノルデルネン、ジシクロペンタジェン、トリシクロ
ペンタノエン等が挙げラレる。
エチレンとα−オレフィンの重量比は90:10〜60
:40好ましくは85:15〜65:35であると耐溶
剤性及び更に耐候性の優れたものが得られる。
EPDMを用いる場合のポリエンの割合はヨウ素価で5
〜40の範囲が好ましい。
なお、耐溶剤性の面からはEPRを使用した組成物が優
れておシ好ましい。
本発明の目的である耐衝撃性、剛性及び加工性に優れた
ポリフェニレンエーテル樹脂組成物を得るにはEPR、
EPDMのMV/MHが1.2〜4.5の範囲にあるこ
とが必要である。MvI/′yiNが4.5を越えると
目的とする剛性が得られず一方1,2未満のEPR及び
EPDMは製造することが困難である。上記の点からよ
シ好ましくは1.5〜4、更に好ましくは1.8〜3.
8、特に4子ましくは1.8〜3.5である。
EPR、EPDMのムーニー粘度(ML1+4,100
℃)は好ましくは40以下特に好ましくは15〜35で
ある。この範囲で成形品外観の1段と優れたものが得ら
れる。本発明の目的を達成する為に特に好ましいものは
上記ムーニー粘度とエチレン/α−オレフィンの範囲が
上記範囲にあるものである。
伽)のスチレン系樹脂に使用される芳香族ビニル化合物
としてはスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、ビニルキシレン、モノクロルスチレン、ソクロ
ルスチレン、モノブロムスチレン、ジブロムスチレン、
p −tart −ffルスチレン、エチルスチレン、
ビニルナフタレン等がちシ、これらは1種又は2s以上
と使用することができる。
また、芳香族ビニル化合物と共重合可能な他のビニル単
量体としてはアクリロニトリル、メタクリレートリル等
のビニルシアン化合物。メチルアクリレート、エチルア
クリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレー
ト、アミルアクリレート、ヘキシルアクリレート、オク
チルアクリレ−1,2−エチルへキシルアクリレート、
シクロヘキシルアクリレート、ドデシルアクリレート、
オクタデシルアクリレート、フェニルアクリレート、ペ
ンシルアクリレート等のアクリル酸アルキルエステル。
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチル
メタクリレート、アミルメタクリレート、ヘキシルメタ
クリレート、オクチルメタクリレート、2−エチルへキ
シルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、
ドデシルメタクリレート、オクタデシルメタクリレート
、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレート等
のメタクリル酸アルキルエステル、及びアクリル酸、メ
タクリル酸等の不飽和酸、無水マレイン酸、無水イタコ
ン酸、無水シトラコン酸等の不飽和酸無水物。マレイミ
ド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N
−ブチルマレイミド、N−’:jfy+)ルマレイミド
、N−フェニルマレイミド、N−(p−ブロモフェニル
)マレイミド等のマレイミド系化合物等があシ、これら
は1種又は2種以上を使用することができる。
上記の他のビニル単量体の使用量は、相溶性の面から芳
香族ビニル化合物中に好ましくは30重量%以下、更に
好ましくは10重量%以下、特に好ましくは5重量−以
下である。芳香族ビニル化合物として特に好ましいもの
はスチレ/α−メチルスチレンであシ芳香族ビニル化合
物と共重合可能な他のビニル単量体の中で特に好ましい
ものはアクリロニトリルである。
ゴム変性ポリスチレン系樹脂中のゴム成分含有量は目的
に応じて任意に選ぶことが出来るが好ましくは5〜45
重f%更に好ましくは10〜40重量%の範囲である。
また、本発明のポリフェニレンエーテル樹脂組成物の製
造において他のスチレン系樹脂を0〜90重量%好まし
くはO〜70重fチ、更に好ましくは5〜60重i−チ
、特に好ましくは10〜60重量%の範囲でブレンドす
ることができる。上記他のスチレン系樹脂を得る為に使
用される単量体としては、前記芳香族ビニル化合物、及
び前記芳香族ビニル化合物と共重合可能な他のビニル単
量体が全て使用される。好ましい他のスチレン系樹脂と
してはポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重
合体、スチレン−メタクリル酸共重合 。
体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン
−無水マレイン酸共重合体、スチレン−N−7工ニルマ
レイミド共重合体、α−メチルスチレン−アクリロニト
リル−N−フェニルマレイミド共重合体等である。上記
のうち、得られた組成物の耐衝撃性の面から特に好まし
くはポリスチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合
体(アクリロニトリル含量10チ以下)、及びスチレン
−アクリロニトリル共重合体中のアクリロニトリルが巾
広く組成分布を有したものがあげられる。
上記スチレン−アクリロニトリル共重合体中のアクリロ
ニトリルが組成分布を有する共重合体を使用した場合本
発明の組成物は更に耐熱性、耐溶剤性、塗装性が改良さ
れる。組成分布の巾として好ましいものは、スチレン−
アクリロニトリル共重合体中に■アクリロニトリル含量
が1重fkチ以上で10!i%未満の組成の重合体成分
が1〜50重量%■AN含量が10重重篤以上で20重
量%未滴の組成の重合体成分が1〜70重量%、■アク
リロニトリル含量が20重量%以上で40重量%未溝の
組成の重合体成分が5〜90重量%、■アクリロニトリ
ル含量が400重量以上の組成の重合体成分が0〜70
重量%含まれ、且つ共重合体中のアクリロニトリル含量
が10〜40重量%のものである。
この様な組成分布を有するスチレン−アクリロニトリル
共重合体は単量体組成を変動させて重合することによっ
て得ることができる。組成分布の測定方法としては例え
ばポリマージャーナル(Polymer Journa
l) Vol−6+Ji 6 r 532〜536(1
974)記載の方法で測定することができる。上記他の
スチレン系樹脂は1種又は2種以上で使用される。
本発明に使用される前記ゴム変性スチレン系樹脂、他の
スチレン系樹脂は乳化重合法、塊状重合法、懸濁重合法
、溶液重合法等で製造できる。
本発明のポリフェニレンエーテル樹脂組成物を得る方法
はいかなる方法でもよいが例えば押出機、加熱ロール、
バンバリーミキサ−、ニーダ−等を使用することができ
る。
本発明の組成物中のゴム量は、2〜40重i%が好まし
く、更に好ましくは5〜30重量%、特に5〜20重量
%、就中5〜16重量%が好ましい。
本発明の組成物に他の添加剤、例えば可塑剤、安定剤、
紫外線吸収剤、難燃剤、着色剤、離型剤及びガラス線維
、炭素繊維等の繊維状補強剤更にはガラスピーズ、炭酸
カルシウム、タルク等の充填剤を添加し得る。
可塑剤としてはポリブテン、低分子量ポリエチレン、ミ
ネラルオイル、エポキシ化大豆油、Iリエチレングリコ
ール、脂肪酸エステル類が特に有効である。安定剤とし
ては亜リン酸エステル類、ヒンダードフェノール類、ア
ルカノールアミン類、酸アミド類、ジチオカルバミン酸
金属塩類、無機硫化物、金属酸化物類の中から単独でま
たは組合わせで使用することができる。難燃剤としては
、芳香族リン酸エステル、赤リン、芳香族ハロダン化合
物、三酸化アンチモン等が特に有効である。
また本発明のポリフェニレンエーテル樹脂組成物は、更
に要求される性能に応じて、他の既知の重合体、例えば
ポリプタジエ/、ブタジェン−スチレン共重合体、アク
リルゴム、エチレンープロヒレン共’M合体、EPDM
、スチレン−ブタジェンブロック共重合体、スチレン−
ブタジェン−スチレンブロック共重合体及び水素添加物
、スチレン−ブタジェン−スチレンラジアルテレプロ、
り共重合体及び水素添加物、ポリプロピレン、プタゾエ
ンーアクリロニトリル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ
カーボネート、PET 、 PBT 、ポリアセタール
、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリフッ化ビニリデン、
ポリスルホン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、?リイ
ソプレン、天然ゴム、塩素化ブチルがム、塩素化ポリエ
チレン、PPS樹脂、ポリエーテルエーテルケトン等と
適宜ブレンドして用いてもよい。
〔実施例〕
次に製造例、実施例を挙げて本発明?更に詳細に説明す
るが、これらはいずれも例示的なものであって本発明の
内容を限定するものではない。
尚以下の各側において部及びチはそれぞれ重量部及び重
量%を示す。
製造例1 実施例、比較例に用いるポリフェニレンエーテルを以下
の方法で得た。
1)重合体A−1(ポリフェニレンエーテル)の製造反
応器底部に酸素吹込み装置、冷却用コイル、攪拌機を備
えたステンレス製反応容器内部を窒素で充分置換した後
臭化第2銅53.6g、ノーn−ブチルアミン1110
g、更にトルエン401に2.6−キシレノール8.7
5kgを溶解して添加した。
攪拌しながら均一溶液にした後、反応容器内部に酸素を
急速に吹き込みながら90分間重合を行なった。重合の
間冷動用コイルに水を循環させて内温を30℃に維持し
た。重合終了後トルエン30!を添加しエチレンジアミ
ン四酢酸二ナトリウム430gを水に溶解した20%水
溶液を添加し反応を停止した。
遠心分離をして重合体溶液相を取り出した。重合体溶液
相を激しく攪拌しながらメタノールを除徐に添加しスラ
リー状態にした。戸別した後重合体をメタノールで充分
洗浄し更に戸別した後乾燥し重合体A−1を得た。
2)重合体A−2(ポリフェニレンエーテル)の製造重
合体A−1の製造法において用いたフェノール化合物を
2.6−キシレノール/ 2,3.6− )リメテルフ
ェノール=90/10 (モル比)に代えて重合を行な
い重合体A−2を得た。
製造例2 本発明のゴム変性スチレン系樹脂の製造に用いるEPR
,EPDMを以下の方法で製造した。
200ノオ一トクレープ反応器中で n−ヘキサン供給it (l/Hr)   s 。
気相エチレン/fロピレン(モル比)  1.0気相部
水素濃度(モル比)10 重合触媒として エチルアルミニウムセスキクロライド(モル/!−へキ
サン)5.8 X 10−3 オキシ三塩化パナゾウム(モル/l−へキサン)2.9
 X 10−’ の割合で投入し、 重合温度(℃)     35 重合圧力(感も2)   7.5 で連続重合を行なった。
反応器から抜き出された重合液に反応停止剤として少量
の水を加え溶媒を水蒸気蒸留にて系外に追い出し仕上工
程にてゴムを乾燥した@2)ゴム質重合体B−2〜B−
7も上記の方法においてエチレン/プロピレン比触媒量
、5−エチリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペンタ
ジェン供給量、水素供給量、重合温度、重合圧力を変え
て表−1に示すようなものを得た。
MV/MNの測定方法 竹内著、ダルパーミェーションクロマトグラフ、丸善(
株)刊、に準じて次の如く測定した。
■ 分子量既知の標準ポリステレ/(東洋ソーダ(株)
製、単分散ポリスチレン)を使用して、分子iMとその
GPC(Gel P@rmeation Chromn
tograph)カウントを測定し、分子量MとE V
 (ElutionVo l ume )の相関図較正
曲線を作図する。この時の濃度は、0.02重it%と
する。
標準ポリスチレンによる較正曲線をユニバーサル法によ
、Q EPDMの較正曲線に補正する。
■ GPC測定法により、試料のGPCノeターンをと
シ、前記■によfiMを知る。その際のサンプル調整条
件およびGPC測定条件は、以下の通シである。
サンプル調整 (−)  、−ジクロルベンゼン溶媒に老化防止剤2.
6−ノーtert−ブチル−P−クレゾールをO,OS
重量チを添加、溶解する。
(b)  試料を0.1重f%になるようにO−ジクロ
ルベンゼン溶媒とともに三角フラスコに分取する。
(C)  三角フラスコt120℃に加温し、約60分
間攪拌し、溶解させる。
(d)  その溶液をGPCにかける。なおGPC装置
内で自動的に0.5μ焼結フイルターで濾過させる。 
 □GPC測定条件 (、)  装置 Waters社1i!150 C型(
b)  力2ム 東洋ソーダ(株)製Hタイプ(C)サ
ンプル量 500μt (d)  温度 120℃ (、)  流速 1ゴ/ m1n (f)  カラム総理論段数 1×104〜2X10’
(アセトンによる測定値) 製造例3 本発明の実施例、比較例に用いるゴム変性スチレン系樹
脂(C)、他のスチレン系樹脂■)を以下の方法で製造
した。
l)重合体C−1の製造 101オートクレーブ反応器に ゴム質重合体B−130部 スチレン       70部 トルエン      150部 を仕込み50℃でコ9ムが完全に溶解するまで攪拌し t−art−ドデシルメルカグタン 0.35部tar
t  −ブチルパーオキシベンゾニー)   0.58
  部を加えた後100℃で10時間重合反応を実施し
た。
常法によシ脱溶媒、乾燥後重合体C−1を得た。
2)  M合体C−2〜c−gの製造 重合体C−1の製造方法に於いてゴム質重合体B−1を
ゴム質重合体B−2,B−3,B−4゜8−5.B−6
,B−7,B−8にそれぞれ代えて重合体C−2〜C−
Sを得た。また、重合体C−1の製造方法において、ゴ
ム質重合体としてB−1を16.7部、スチレンを83
.3部、トルエンを140部使用した以外は同様にして
重合体C−9を得た。
3)重合体D−1の製造 溶媒としてトルエンを用い130℃で熱重合を行ないプ
リスチレンを得だ。
4)重合体D−2の製造 攪拌機付ステンレス製反応容器内に以下の各成分を一括
又は連続的に添加し70℃で4段分割重合を行なった。
■ 1段目重合 ■ 2段目重合 ■ 3段目重合 ■ 4段目重合 得られた重合体ラテックスを塩化カルシウム水溶液を用
すて凝固した後乾燥し重合体D−2と得た。
得られた重合体の一定量とメチルエチルケトンに溶解し
た均−液にシクロヘキサンと少量づつ添加してくる重合
体の重量及び窒素分析によるアクリロニトリル含量を測
定することによって求めた。
父上記重合処方に準じて各段階のアクリロニトリル、ス
チレンの比を変更し重合体D−3〜D−5を得た。
各重合体のアクリロニトリルの組成分布状態と弐−2に
示した。
実施例、比較例 表−3の組成割合に従って前記各種重合体を混合し22
0℃〜280℃に保った二軸混練押出機を用いて押出し
にし、ト化した後充分乾燥し、射出成形機と用いてシリ
ンダ一温度280℃、金型温度50℃で耐熱性、耐衝撃
性、ロックウェル硬度(R,H,)評価用試験片を成形
し下記の試験方法に従って測定した結果を表−3に示し
た。
評価方法 (1)耐熱性 ASTMD648  に従って厚み1/4/′t 26
4pjiで測定した。
(2)加工性 宝工業株式会社製メルトインデクサ−を用いてJIS 
K 7210に従ってシリンダ一温度260℃、荷重1
0kgで測定した。
(3)  ロックウェル硬度 ASTM D 785に従って測定した。
(4)耐衝撃性 ASTM D 256に従って1/4″ノツチ付で測定
した。
比較例1〜3で見られる様に本発明の範囲外のM−7M
、を有するゴム質重合体を使用した場合耐衝撃性及び剛
性が劣る。
比較例4,5で見られる様にPPE含率が本発明の範囲
外では耐熱性、耐衝撃性、加工性のバランスが採れない
〔発明の効果〕
本発明の範囲内にある分子量分布を有するエチレン−α
−オレフィン系ゴム質重合体を用いたスチレン系樹脂と
ポリフェニレンエーテルの組成物は、従来の組成物に比
較して耐衝撃性、加工性、剛性のバランスが非常に優れ
ている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)ポリフェニレンエーテル5〜95重量%及
    び (b)分子量分布(M_W/M_N)が1.2〜4.5
    のエチレン−α−オレフィン系共重合体の存在下に、芳
    香族ビニル化合物および必要に応じてこれと共重合可能
    な他のビニル単量体とを重合してなるゴム変性スチレン
    系樹脂95〜5重量%、 を含有してなることを特徴とするポリフェニレンエーテ
    ル樹脂組成物。
  2. (2)エチレン−α−オレフィン系ゴム重合体のムーニ
    ー粘度(ML_1_+_4、100℃)が40以下であ
    る特許請求の範囲第1項記載のポリフェニレンエーテル
    樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5539050A (en) * 1993-10-27 1996-07-23 Sumitomo Chemical Company, Limited Polyphenylene ether thermoplastic resin composition

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US5539050A (en) * 1993-10-27 1996-07-23 Sumitomo Chemical Company, Limited Polyphenylene ether thermoplastic resin composition

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