JPS61271206A - 化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は分子内に水酸基を３個以上有する多価アルコー
ルを１０〜４０重量％と、揮発シリコーンと、粉末とを
配合してなる使用性に優れ、安定性の良い化粧料に関す
るものであり、皮膚の保護並びに皮膚への水分付与等に
優れ、べたつきを抑え、満足のいくリッチ感のあるしっ
とりさを肌に与える化粧料を提供するものである。

〔従来の技術〕

一般に、皮膚角質層の水分が１０〜１５％の状態が健康
な皮膚と言われる。これ以上水分を含みすぎるとフ十ケ
状態となったり、少なすぎるとカサカサした状態になっ
たりするので、これを解決するため、種々の基礎化粧料
が使われている。これ等基礎化粧料中に保湿剤として例
えばプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
１，３ブチレングリコール、グリセリン、乳酸ナトリウ
ム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等が皮膚に対する
親和性、使用感の点から比較的多量（３〜１０％）に用
いられる。使用時のしっとりしたリッチ感という点では
プロピレングリコール、１．３−ブチレングリコール等
の分子内に水酸基が２個以下しか含まない保湿剤では、
量を多くしてもなかなかリッチ感が出ないので、分子内
に水酸基が３個以上ある多価アルコールが多１（１０％
以上）配合されることが好ましい。

しかし、いくら目的のリッチ感が出ても同時にべたつき
を生じ、なかなか肌になじまないものができるという欠
点があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明者らは、こうした事情に鑑み、上記の欠点を解決
すべく鋭意研究を重ねた結果、分子内に水酸基を３個以
上有する多価アルコールの一種又は二種以上を特に１０
〜４０重量％の範囲で配合し、かつ、揮発性シリコーン
と粉末とを配合すると、前記欠点を解決すると共に従来
になく優れた化粧料を得るに至った。

〔問題点を解決するための手段〕

すなわち、本発明は、分子内に水酸基が３個以上ある多
価アルコールの一種又は二種以上を１０〜４０重量％と
、揮発性シリコーンと、粉末とを配合した化粧料に関す
るもので、皮膚上のべたつき、なじみの悪さを解消させ
たリッチ感のある、肌に「潤い」を与える、皮膚との親
和性の良いことを特徴とする化粧料を提供するものであ
る。

以下、本発明の構成について詳述する。

本発明で用いられる分子内に水酸基が３個以上ある多価
アルコールは、安全性の高いものであれば良く、従来用
いられていた周知のものを使用することができる。たと
えば、グリセリン及びジグリセリン、トリグリセリン、
テトラグリセリンなどのポリグリセリン、グルコース、
マルトース、マルチトール、蔗糖、フラクトース、キシ
リトール、ソルビトール、マルトトリオーススレイトー
ル、エリスリトール、澱粉分解糖還元アルコールなどで
あり、これらのうちから一種または二種以上が用いられ
る。

配合量は、１０〜４０重量％である。配合量が１０重量
％未満では、潤いのあるリッチ感はなく、又４゜重量％
を超えると、塗布した時読になじまず、よれるという問
題が生じ好ましくない。

本発明に用いられる揮発性シリコーンは、環状若しくは
鎖状のポリジメチルシロキサンであり、環状で３量体〜
６量体、鎖状で２量体〜６Ｍ体のものが好適に使用でき
る。

本発明においてはこれらの一種又は二種以上が任意に選
択されて用いられるが、環状のものである。

配合量は、１〜１０重量％が好ましい。１重量％未満で
はべたつきを抑える効果がない場合もあり、１０重量％
を超えると他の基剤となじみが良くない為、配合が難し
い場合もある。

本発明に用いられる粉末は、無機、有機いずれの粉末で
も良く、従来用いられていた周知のものを使用すること
ができる。たとえば、酸化チタン、カオリン、シリカ、
亜鉛華、炭酸カルシウム、タルク、硫酸バリウム、炭酸
マグネシウム、マイカ等の無機粉末、また結晶セルロー
ス、ナイｏ７パウダー、ポリエチレンパウダー等の有機
粉末が挙げられる。これらの中から一種または二種以上
が任意選択される。特に無機粉末が好ましい。

配合量は、一般的には１〜２０重量である。

本発明の化粧料は、上記の必須成分に加えて、必要に応
じて保湿剤、界面活性剤、油分、香料、防腐剤等が配合
される。

もちろん、これらは本発明の目的を損わない質的、量的
条件下で使用されなければならない。

〔実施例〕

次に実施例によって本発明をさらに詳細に説明する。本
発明はこれにより限定されるものではない。配合量は重
量％である。

実施例１．２．３、比較例１．２　クリーム実施例　　
比較例 ■イオン交換水　　　　　　　　　　ｔｏｌｏｏ％　　
〃〃〃〃■グリセリン　　　　　　　　　　３０　　　
−　　　−　　　３０　　　−■ジグリセリン　　　　
　　　　　　−２０−−−■ソルビトール　　　　　　
　　　　−　　　−４０−３Ｑ■宣日生カリ　　　　　
　　　　　　　　　Ｑ、２／／　　　　　／／　　　　
　／／　　　　　／／■ＥＤＴＡ−３Ｎａ　　　　　　
　　　　Ｏ，０５／／　　　　Ｎ　　　　〃〃■ステア
リン酸　　　　　　　　　　３　　　　　／／　　　　
／／　　　　／／　　　　／／■スクワラン　　　　　
　　　　　エ５　　　　／／　　　　Ｎ　　　　／／　
　　　／／■セトステアリルアルコール　　　　３　　
　　／／　　　　／／　　　　／／　　　　／／［相］
ポリオキシエチレン（２０モル）　　　１．５　　　／
／　　　　ｓ　　　　、ｙ　　　　。

オレイルアルコールエーテル ■グリセリールモノステアレー）１．５〃〃〃〃０■１
犬ポリジメチルキサン　　　　　９　　　８　　　１０
　　　−　　　１０（４量体） ■酸化チタン　　　　　　　　　　　７３　　　−　　
−　　　−〇カオリン　　　　　　　　　　　　　　−
　　　４　　　７　　　−　　−将料　　　　　　０．
２　　・　〃　〜　〃（製法） ■〜■、■、［相］を加熱混合し、７０℃に調整、他方
■〜＠、［相］を加熱混合し、７０℃に調整し、これを
■〜■、■の水相に除垢し、ホモミキサーで均一な乳化
粒子にした後、３０℃まで冷却し安定性の良いクリーム
を得た。

実施例１．２．３、比較例１．２のクリームを１０名の
パネルの顔に使用し、使用性試験を実施した。試験項目
は下記のとおりであり、その評価を下表に示す。

（Ａ）：顔への塗布のし易さ ○：均一に良くぬれた。

Δ：若干なじみにくい。

×：塗りにくくなじまない。

（Ｂ）二肌への潤い（リッチ感） ○：潤いを感じた。

△：潤いを感じるが、満足のいくものでない。

×：潤いを感じない。

（Ｃ）　：塗布後の肌へのべたつき ○：べたつきを感じない。

△：若干のべたつきを感じた。

×：べたついた。

（Ｄ）：経時での肌への潤い Ｃ：しっとりした潤いを感じた。

Δ：若干潤いを感じるが、満足のいくものでなない。

×：潤いを感じない。

使用性の評価 ＢＣＤ 実施例ＩＱ　　　　○　　　○　　　○実施例２　　　
００００ 実施例３　　０　　０　　０　　０ 比較例Ｉ　　　　Ｘ　　　　Ｘ　　　　Ｘ　　　　Ｘ比
較例２　　　　ｘ　　　　ｘ　　　　ｘ　　　　ｘ上表
から明らかなように実施例１〜３のクリームは、肌への
潤い、なじみ、経時での肌へのしっとりさに非常に優れ
、なおかつクリームとして要求される他の使用性も満足
していることがわかった。

刻汐１４．５．６．７．８、坦妙１３．４諒実施例　　
比較例 イオン交換水　　　　　　　　ｔｏｌｏＯ％　＃　　　
＃　　　＃　　　（＃　　　＃グリコース　　　　　　
　　　　１０　　−　　−　　５　　−　　１０　　−
マルトース　　　　　　　　　　　−１０−５５−５フ
ラクトース　　　　　　　　　−　　−１０−５−５ス
クワラン　　　　　　　　　　７　　　＃　　　＃　　
　＃　　　＃　　　＃　　　＃ワセリン　　　　　　　
　　　　　ｌ＃＃＃＃＃＃セトステアリルアルコール　
　　Ｑ、３　　＃　　　＃　　　＃　　　＃　　　＃　
　　＃ポリオキシエチレン（２０モル）　　１，５＃＃
＃＃＃＃オレイルアルコールエーテル グリセリールモノステアレート　１，５　　ＩＩ　　　
＃　　　ＩＩ　　　＃　　　＃　　　ＩＩＩＩルパラベ
ン　　　　　　　　０．２　　＃　　　＃　　　＃　　
　＃　　　＃　　　＃ポリアクリル酸ナトリウム　　　
０．０５〃−〃〃１＃ステアリン酸　　　　　　　　　
Ｑ、５　７Ｆ　　　＃　　　＃　　　＃　　　＃　　　
＃實胃生カリ　　　　　　　　　　　　　　０．１　　
　＃　　　　＃　　　　＃　　　　＃　　　　＃　　　
　ＩＩ亜鉛華　　　　　　　　　　　　　１　　２　　
３　　１−−−ナイロンパウダー　　　　　　　−−−
２２−−環状ポリジメチルシロキサン　　１　　−　　
０．５　　１　　１　　−　　０．５（３１体） 環状ポリジメチルシロキサン　　−１０，５−−−０，
５（５１１体） 香料　　　　　　　　　　　　　０．２　　＃　　　＃
　　　ｔｆ　　　＃　　　ＩＩ　　　＃（製法） 実施例１〜３に準する。

使用性の評価 ＢＣＤ 実施ＩＮ４　　　０　　　０　　　０　　　０実施例５
　　０　　０　　０　　０ 実施例６００　　　０　　０ 実施例７　　０　　０　　００ 実施例８　　０　　　△　　　Δ　　　Δ比較例３　　
　△　　　Ｘ　　　△　　　Ｘ比較例４　　　△　　　
×　　　Δ　　　×実施例１〜３と同様、粉末を配合し
た実施例４．５．６．７．８は、使用性面で優れている
ことがわかった。

実施例９　ファンデーション イオン交換水　　　　　　　　　　　　仁ｏ　１００％
グリセリン　　　　　　　　　　　　　１５ケイ酸アル
ミニウムマグネシウム　　　　　０．６ケルトロール（
ケルコ社）０．２ ステアリン酸　　　　　　　　　　　　　　３苛性カリ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．５ステアリ
ン酸モノグリセライド　　　　　　２流動パラフイン　
　　　　　　　　　　　　ｌＯ酸化チタン　　　　　　
　　　　　　　　　　９タルク　　　　　　　　　　　
　　　　　　９酸化鉄レツド　　　　　　　　　　　　
　　０．６酸化鉄イエロー　　　　　　　　　　　　　
１．２酸化鉄ブランク　　　　　　　　　　　　　０．
２環状ポリジメチルシロキサン　　　　　　　４（４量
体） （製法） 実施例１〜３に準する。

（発明の効果） 本発明品は、皮膚上でのべたつきがなく、満足のいくリ
ッチ感があり、肌にしっとりさを与え、皮膚との親和性
の良い等使用性に優れ、安定性の良い化粧料である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 分子内に３個以上の水酸基を有する多価アルコールの一
   種又は二種以上を１０〜４０重量％と、揮発性シリコー
   ンと、粉末とを配合したことを特徴とする化粧料。