JPS61270160A - スクリ−ン印刷機におけるインク搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明はスクリーン印刷機におけるインク搬送装置に係
り、インクが塗布されたスクリーン刷版を被印刷物面に
スキージで圧着し、擦動させることで印刷を行なうスク
リーン印刷機において、印刷作動終了後でのスキージに
よってスクリーン刷版上で生じている装置Ａ状態の残存
インクを、スクリーン刷版上に均−膜状に塗布セラ１〜
することなく、印刷関始位置まで持ち来たし、再度の印
刷に備えられるようにしたスクリーン印刷機にお・プる
インク搬送装置に関するものである。

［発明の技術的背題とその問題点］ 従来から、往復走行させるスキージ、スクレッパー相互
の上下反転作動によってスクリーン刷版を介して印刷、
インク返しを行なうようにしたスクリーン印刷機が種々
に提供されている。

このスクリーン印刷機は、第５図、第６図に示すように
、スクリーン刷版１００上でスキージ１０１とスクレッ
パ−１０２とを走行方向に対して前後に配しておき、ス
キージ１０１による印刷時ではスキージ１０１を下降さ
せ、その前方に位置させたスクレッパ−１０２を上昇せ
しめて走行させるのであり、これに伴ない生じたイン・
り１０３の濃淡を均一にすべく、いわゆるインク返し時
ではスキージ１０１を上昇させ、スクレッパ−１０２を
下降せしめてインク１０３をスクリーン刷版１００上で
膜状に平均化するのである。このときのインク返し時に
あっては、第６図に示すように、スクレッパ−１０２は
インク１０３を膜状と成すようスクリーン刷版１００上
で擦動するから、スクリーン刷版１００の網目を通して
インク１０３がスクリーン刷版１００の資側である印刷
面側へまわり込むことがあり、その結果、印刷時にニジ
ミが発生し、不鮮明な印刷面を呈するものである。

特に、このようなニジミがプリント基板におけるレジス
ト、及び回路パターンの印刷時に発生すると、プリント
基板自体は不良品となり、製品歩留まりを悪くする゛も
のであった。

［発明の目的］ そこで、本発明は叙上のような従来存した欠点を解消す
べく創出されたものであり、スキージ前方で印刷終了後
に生じる集積状態のインクを、スクリーン刷版面上でｍ
すＪ均一化せずに、その集積状態のままでスキージとと
もに印刷関始位置まで搬送させるものとし、スクリーン
刷版上でインクを残存させずに印刷を行なうようにする
ことで、印刷時に生じるニジミを未然に防止し、製品歩
留まりを向上させることを目的とするものである。

［発明の装置要］ 上述した目的を達成するため、本発明にあっては、イン
クが塗布されるスクリーン刷版上で往復走行するスキー
ジによって、スクリーン刷版を被印刷物面にスキージで
圧着し、擦動させることで印−を行なうようにしたスク
リーン印刷機において、印刷時でのスキージの走行方向
前方にスキージとと６に一体的に走行するスコップを配
し、このスコップは、印刷終了後での下降状態にあるス
キージに対し、スコップ上下！２装置１１構によって下
降し、また、スコップ前後動機構によってスキージがね
へ前進することでスキージ前方に集積されたインクを掬
い取り、スキージとともに上昇して印刷関始位置まで走
行復帰され、印刷開始前にはスキージから離反しスキー
ジ前方にインクを落下させるようにしたことに存するも
のであり、こうすることで、印刷終了後での偏位した集
積状態のインクをそのまま印刷関始位置まで搬送し、イ
ンクが残存されていないスクリーン刷版によって印刷す
るものとして、印刷時でのニジミのない印刷を行なうこ
とができることに成功したものである。

［発明の実施例］ 以下、第１図乃至第４図を参照して本発明の一実施例を
説明すると次の通りである。

図において示される符号１は、図示を省略した所定のス
クリーン印刷機の印刷台上を駆動機構によって走行可能
になって左右に配されている走行ベースであり、この走
行ベース１相互間には、走行ベース１を一体的に走行さ
せる角バイブ状のセンターバイブ２と、印刷台上のスク
リーン刷版Ｓを被印刷物面に圧着し、擦動することで印
刷を施すスキージ１０を支持する角パイプ状のスキージ
ホルダー１１と、印刷に伴ない偏位した集積状態のイン
クＫをそのまま印刷関始位置まで搬送すべく、スキージ
１０の復帰走行と同３１１　Ｌ、　’Ｕ一体的に走行す
るスコップ２０を支持する角パイプ状のスコップホルダ
ー２１とが架装されている。

そして、スキージ１０とスコップ２０とは走行ベース１
の走行に関連して印刷時にはスキージ１０が下降し、ス
コップ２０が上昇した状態となり、インクに搬送時には
、印刷終了後で走行が反転される以前でのスキージ１０
の上昇以前にスコップ２０が下降し、スキージ１０がね
へ前進し、インクＫを掬い取り、スキージ１０の上昇と
ともにスコップ２０は上昇するようになっている。これ
らの作動は、スキージ１０の上下動をなすべく、走行ベ
ース１に付設されたスキージ上下！Ｉｌ１機構１２に対
する制御、スコップ２０の上下動、前後動をなすべく、
走行ベース１に４１１されたスコップ上下動機構２２及
びスコップ２０に関連付設されたスコップ前後動機４Ｍ
２９に対する制御によって行なわれる。

図示の如く、スコップ２０の上下動を行なわせるスコッ
プ上下１装置Ｊ機構２２は、第４図に示すように、走行
ベース１に付設したスライドシリンダ２３の作動にて走
行ベース１の上下に沿って配したスライドガイド２４に
よって案内されることで上下に摺仙するスライドブロッ
ク２５を設けである。

そして、スコップボルダ−２１自体、更にはスコップ２
０がスクリーン刷版Ｓ面に対し上下の高さが調整可能な
るよう、スライドブロック２５に固定した上下アジャス
トバイブ２６に、この上下アジャストバイブ２６のダイ
Ａ１ル操作にて上下動するスコップアジャストブロック
２７を連結する。

このようにした左右のスコップアジャストブロック２７
相互間に、スコップホルダー２１両端に固着したスコッ
プホルダープレート２８をねじ止め等にてスコップアジ
ャストブロック２７に固定することで、印刷時でのスキ
ージ１０の走行方向前方に位置させたスコップホルダー
２１を架装しであるもので、スライドシリンダ２３の作
動によってスコップホルダー２１、更にはスコップ２０
が上下動される。この上下動は、前述のように走行ベー
ス１の走行による印刷終了後でスコップ２０をその下端
縁がスクリーン刷版Ｓ面に到達するまで下降させ、スク
リーン刷版Ｓ面−Ｅでスコップ２０下端縁が擦動する如
く、スコップ前後動機構２９によるスキージ１０がわへ
の前進終了でスキージ１０とともに上界させるようスラ
イドシリンダ２３へのｖ制御が行なわれる。

スコップ前後ＦＩＪ機構２９は、スコップホルダ−２１
下面に固定されるベースプレート３ｏに、走行ベース１
の走行方向前後に沿ったアングル状のシャフトベース３
１を固設し、このシャフトベース３１の前後で対峙状に
固着配役し°た一対のシャフトブラケット３２のいずれ
か一方に前後動シリンダ３３を固定すると共に、この前
後動シリンダ３３のプランジｔｚには、シャフトブラケ
ット３２相互間に架装されたスライドシャフト３４に沿
って虐動案内されるガイドブロック３５が固定されたフ
ローティングステー３８を連結して成り、フローティン
グステ−３８下面にスコップ２０を支持したものである
。そして、このスコップ前後動　　　　□機構２９は左
右に夫々配設されており、ガイドブロック３５にはベア
リング３６をｉｔしてガイドブロック３５とスライドシ
ャフト３４とのＰＭ　初が円滑なるよう考慮され、更に
、前後動シリンダ３３のプランジｔ１にねじ止め固定し
たフローティン　　　　□グ３７に、平面り字形のフロ
ーティングステー３　　　　′８をその前部にて固定し
、このフローティングステー３８の側部にてガイドブロ
ック３５を固定して、プランジャに対するフローティン
グステー３８の位置調整を自在とさせることで、フロー
ティングステー３８に支持されるスコップ２０の前後方
向での移動範囲の規制をも可能とさせる。

また、スコップ２０自体は、第２図に示すように、フロ
ーティングステー３８への固定を図る水平伏の固定部２
０Ａ１この固定部２ＯＡ前端から下方へ傾斜された傾斜
部２０Ｂを介して、この傾斜部２０Ｂに比しやや傾斜角
度が小さい掬い部２０Ｃを連設して成り、全体は、スキ
ージ１０幅員に比し小さくない幅員を有するものとして
適宜肉厚の銀材にて一体折曲形成されたちのであり、傾
斜角度は１１＠部２ＯＢを約４０度、掬い部２０Ｃを約
２０度と成しである。このスコップ２０のフローティン
グステー３８への固定は、第３図に示すように、スコッ
プ２０後端縁から外部と連通さＶて調整長孔３９を固定
部２ＯＡに切欠形成しておぎ、一方、スコップ２０の幅
員方向に沿った帯条のジヨイントプレート４０を７０−
ティングステ−３８下面に固定し、このジヨイントプレ
ート４０上に配したロックノブ４１をジヨイントプレー
ト４０及び調整長孔３９を貫挿せしめ、スコップ２０に
おける固定部２０Ａ下面に配したロックプレート４２に
ねじ止めするものとしである（第４図参照）。すなわち
、ロックノブ４１の回動操作によってシミインドプレー
ト４０とロックプレート４２とによって固定部２ＯＡを
挟着するものであり、これの弛緩、締結によって、フロ
ーティングステー３８に対する位置の調整が自在となり
、例えば、スキージ１０の印刷角度が調整され、印刷時
でスキージ１０をスクリーン刷版Ｓ面に対して覆い被せ
るような傾斜角度でのいわゆる押割（オシズ）り時では
、スキージ１０下端縁がスコップホルダー２１から離反
するよう位置されるから、それへの位置合せを可能とさ
せる（第２図において１点鎖線で示される）。

また、第２図に示すように、ベースプレート３０は、ス
コップホルダ−２１下面に嵌合する凹所を上面に、スコ
ップホルダー２１を上方から抱持するようにしたグリッ
プ４３の両側片下端に係合される係合段部を外側面に夫
々有しており、スコップホルダ−２１下面に当接し、グ
リップ４３にて係合された状態のベースプレート３０が
、グリップ４３上側部からねじ込まれたグリップノブ４
４の回動操作にてスコップホルダー２１がわに引き寄せ
られることで、スコップ前後動機構２９を含むスコップ
２０全体がスコップボルダ−２１に着脱自在に固定され
るようになっている。こうすることで、従来からあるス
フレツバホルダーをスコップホルダー２１となし、スコ
ップ前後動機構２９をグリップ４３、グリップノブ４４
を介してセット固定し、油・空圧、電気系のシーケンス
制御を変更することによって、従来機に簡単に組み込む
ことも可能である。

なお、前記スキージ１０は、左右の走行ベース１相互間
、具体的には、スコップ２０と同様に、スキージ上下動
機構１２によって上下動が行なわれるよう、そのスライ
ドガイドに案内されて上下動するスライドブロックに固
定した上下アジャストパイプ１３にスキージアジ１？ス
トブ０ツク１４を固定しておぎ、このスキージアジャス
トブロック１４相互間に架装されたスキージホルダー１
１に固定される。なお、スキージ上下動１１禍１２は、
前述したスコップ上下動機構２２と同様に作動する故に
、その詳細な説明は省略され、ただ、印刷走行時では下
降され、印刷終了時に上昇されるときは、作動するスコ
ップ２０によってスクリーン刷版Ｓ面上のインクＫを掬
い取った状態でスコップ２０下端縁がスキージ１０に当
接したとき、スコップ２０の上昇とともに行なわれるよ
う制御さ、れる。

なお、１５は印刷角度調整機構であり、スクリーン刷版
Ｓ面に対してのスキージ１０の印刷角度を調整設定する
ものであり、軸支したスキージホルダー１１を適宜に揺
動させた後、それを固定できるものとしである。

次に、これが作動を説明するに、印刷時には、スクリー
ン刷版Ｓ面に対して所定の印刷角度が設定されたスキー
ジ１０が下降し、その状態でスクリーン刷版Ｓ面上で走
行することによって、スクリーン刷版Ｓを被印刷面に圧
着、擦動して印刷を行なう。印刷終了後では、下降状態
にあるスキージ１０に対して、スコップ上下動機構２２
の作動によって下降、また、スコップ前後動ｍ構２９の
作動によってスキージ１０がねへ前進するスコップ２０
が、その下端縁がスキージ１０に当接することで、走行
するスキージ１０によって偏位されたスキージ１０ｍ方
に集積されているインクＫを掬い取る。すると、互いに
当接するスキージ１０とスコップ２０とは、ともにスキ
ージ上下＃機構１２、スコップ上下動機構２２によって
上昇し、走行方向が反転される走行ベース１の走行に伴
ない、スクリーン刷版Ｓ面上を装置ｅすることなく、イ
ンクＫを印刷関始位置まで搬送し、その位置では、復帰
作動するスコップ前後動機ｆ３２９がスキージ１０から
離反すると、スコップ２０上に載っていたインクＫがス
キージ１０前方に落下し、次回の印刷に備えたものとな
り、再び、印刷が開始される。

［発明の効果］ したがって、本発明は、以上のように構成されるから、
スキージ１０による印刷終了後では、従来のように、ス
クリーン刷版Ｓ上で生じている集積状態の残存インクＫ
をスフレラバーによってスクリーン刷版Ｓ上に均一膜状
に塗布セットしないものとなり、それがため、スクリー
ン刷版Ｓにおいてその褒面にインクＫがまわり込むこと
がなく、印刷時に生じるニジミを未然に防止でき、製品
歩留まりを大きく向上できるものである。

すなわち、これは、本発明が、印刷時でのスキージ１０
の走行方向前方にスキージ１０とともに一体的に走行す
るスコップ２０を配し、このスコップ２０は、印刷終了
後での下降状態にあるスキージ１０に対し、スコップ上
下動機構２２によって下降し、また、スコップ前後動機
構２９によってスキージ１０がわへ前進することでスキ
ージ１Ｏ１ｙＪ方に集積されたインクＫを掬い取り、ス
キージ１０もに上昇して印刷関始位置まで走行復帰され
、印刷開始前にはスキージ１０から離反しスキージ１０
前方にインクＫを落下させるようにしたからであり、し
かも、そのスコップ２０は、スコップ上下動機構２２に
よって上下動し、また、スコップ前後動機構２９によっ
て前後動するう、スキージ１０の走行、上下動に関連し
て作動することで、印刷終了位置でのインクにの掬い取
り、走行復帰での搬送、印刷開始何時でのインクにの落
下等は円滑なものである。

その結果、極めて良好な印刷を得ることができ、例えば
、プリント基板におけるレジスト、回路パターンの印刷
は極めて良好なものとなり、その製品歩留まりを大ぎく
向上させるものである。

更に、スコップ上下１ｌ装置Ｉ構２２、スコップ前後動
機構２９は、従来、行なわれていたインク返し用のスフ
レットバーの制御機構に代えて組み込むだけでよく、し
かも、その組み込みは、従来の印ａｍにその構造を大き
く変更させることなく行なうことができる等の優れた効
果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の一実施例を示し、第１図は
概略を表わす側面図、第２図は要部側断面図、第３図は
一部切欠要部平面図、第４図は一部切欠正面図であり、
第５図及び第６図は従来例を示し、第５図はスキージに
よる印刷時での概略側面図、第６図はインク返し時にお
ける概略側面図である。 １００・・・スクリーン刷版、１０１・・・スキージ、
１０２・・・スフレラバー、１０３・・・インク、Ｓ・
・・スクリーン刷版、Ｋ・・・インク、１・・・走行ベ
ース、２・・・センターパイプ、１０・・・スキージ、
１１・・・スキージホルダー、１２・・・スキージ上下
動機構、１３・・・上下アジャストパイプ、１４・・・
スキージアジャストブロック、１５・・・印刷角度調整
機構、２０・・・スコップ、２ＯＡ・・・固定部、２０
Ｂ・・・傾斜部、２０Ｇ・・・掬い部、２１・・・スコ
ップホルダー、２２・・・スコップ上下動機構、２３・
・・スライドシリンダ、２４・・・スライドガイド、２
５・・・スライドブロック、２６・・・上下アジャスト
パイプ、２７・・・スコップアジャストブロック、２８
・・・スコップホルダープレート、２９・・・スコップ
前後動機構、３０・・・ベースプレート、３１・・・シ
ャフトベース、３２・・・シャフトブラケット、３３・
・・ｆｔ１ｌ動シリンダ、３４・・・スライドシャフト
、３５・・・ガイドブロック、３６・・・ベアリング、
３７・・・フローティング、３８・・・フローティング
ステー、３９・・・調整長孔、４゜・・・ジヨイントプ
レー１−１４１・・・０ツクノブ、４２・・・ロックプ
レート、４３・・・グリップ、４４・・・グリップノブ
。 特許出願人　東　海　商　事　株　式　会　社特許出願
人　東　海　精　機　株　式　会　社＠５図 ＠６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、インクが塗布されるスクリーン刷版上で往復走行す
   るスキージによつて、スクリーン刷版を被印刷物面にス
   キージで圧着し、摺動させることで印刷を行なうように
   したスクリーン印刷機において、印刷時でのスキージの
   走行方向前方にスキージとともに一体的に走行するスコ
   ップを配し、このスコツプは、印刷終了後での下降状態
   にあるスキージに対し、スコップ上下動機構によつて下
   降し、また、スコップ前後動機構によってスキージがわ
   へ前進することでスキージ前方に集積されたインクを掬
   い取り、スキージとともに上昇して印刷関始位置まで走
   行復帰され、印刷開始前にはスキージから離反しスキー
   ジ前方にインクを落下させるようにしたことを特徴とす
   るスクリーン印刷機におけるインク搬送装置。 ２、スコップ上下動機構は、スキージ及びスコップを一
   体走行させる走行ベースに付設したスライドシリンダの
   作動にて走行ベースの上下に沿つて配したスライドガイ
   ドによって案内されることで上下に摺動するスライドブ
   ロックを設け、このスライドブロックに、スコツプを支
   持するスコツプホルダーを設けて成る特許請求の範囲第
   １項記載のスクリーン印刷機におけるインク搬送装置。 ３、スコツプ前後動機構は、スコップホルダー下面に固
   定されるベースプレートにシャフトベースを固設し、こ
   のシャフトベースの前後で固着配装した一対のシャフト
   ブラケットのいずれか一方に前後動シリンダを固定する
   と共に、この前後動シリンダのプランジャには、シャフ
   トブラケット相互間に架装されたスライドシャフトに沿
   って摺動案内されるガイドブロックが固定され、かつス
   コツプが支持されるフローティングステーを連結して成
   る特許請求の範囲第１項または第２項記載のスクリーン
   印刷機におけるインク搬送装置。 ４、スコップは、フローティングステーに対し前後に調
   整自在にして支持されている特許請求の範囲第３項記載
   のスクリーン印刷機におけるインク搬送装置。