JPS61269635A - 回転電機の界磁線輪 - Google Patents
回転電機の界磁線輪Info
- Publication number
- JPS61269635A JPS61269635A JP10928285A JP10928285A JPS61269635A JP S61269635 A JPS61269635 A JP S61269635A JP 10928285 A JP10928285 A JP 10928285A JP 10928285 A JP10928285 A JP 10928285A JP S61269635 A JPS61269635 A JP S61269635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating resin
- wire ring
- curing
- field coil
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/32—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は回転電機の界磁線輪に関する。
従来の回転電機の界磁線輪は第3図に示す構成となって
おり、その製造の絶縁処理において浸漬、真空または加
圧等の処理により、線状導体1を複数巻回して成る素線
輪2の線状導体1間の空隙や、素線輪2の外周ぢ(形成
するシール層3の内側の空隙に、無溶剤エポキシ樹脂や
ポリエステル樹脂等の絶縁樹脂4を含浸させ加熱硬化さ
せである。
おり、その製造の絶縁処理において浸漬、真空または加
圧等の処理により、線状導体1を複数巻回して成る素線
輪2の線状導体1間の空隙や、素線輪2の外周ぢ(形成
するシール層3の内側の空隙に、無溶剤エポキシ樹脂や
ポリエステル樹脂等の絶縁樹脂4を含浸させ加熱硬化さ
せである。
この絶縁処理を施して成る界磁線輪5で問題となるのは
、含浸された絶縁樹脂4が加熱硬化時に一時的に粘度が
低下しシール層3を溶解して外部へ流出するため、界磁
線輪5の十分な絶縁特性、冷却特性および機械特性が得
られないことである。
、含浸された絶縁樹脂4が加熱硬化時に一時的に粘度が
低下しシール層3を溶解して外部へ流出するため、界磁
線輪5の十分な絶縁特性、冷却特性および機械特性が得
られないことである。
これを解決するために界磁線輪5に絶縁樹脂4を含浸さ
せた後、速やかに全体を回転させながら加熱硬化させる
方法、例えば特開昭55−2334号公報や、紫外線硬
化形ワニスをシール層3として形成しこのシール層3に
紫外線を照射し、絶縁樹脂4の粘度低下無しにシール層
3のみを硬化させ強固なシール層を事前(二形成する例
えば特開昭58−57721号公報や特開昭56−16
675号公報が知られている。
せた後、速やかに全体を回転させながら加熱硬化させる
方法、例えば特開昭55−2334号公報や、紫外線硬
化形ワニスをシール層3として形成しこのシール層3に
紫外線を照射し、絶縁樹脂4の粘度低下無しにシール層
3のみを硬化させ強固なシール層を事前(二形成する例
えば特開昭58−57721号公報や特開昭56−16
675号公報が知られている。
しかしながら、これらの方法においても次に説明する欠
点があった。すなわち、界磁線輪5を回転させながら加
熱硬化させる方法は加熱炉中で回転させる装置が必要な
こと、回転させても絶縁樹脂4の流出を完全には防止で
きないこと、さら(二は容易(二回転できない形状物が
あることなどの欠点があった。
点があった。すなわち、界磁線輪5を回転させながら加
熱硬化させる方法は加熱炉中で回転させる装置が必要な
こと、回転させても絶縁樹脂4の流出を完全には防止で
きないこと、さら(二は容易(二回転できない形状物が
あることなどの欠点があった。
また上記のワニス(;よるシールjiii3を形成する
方法は、紫外線硬化形ワニスの使用では紫外線照射装置
が必要である。さらにはそれらのワニスを硬化させるた
めに照射工程が、界磁線輪5に含浸された絶縁樹脂4の
加熱硬化工程前に必要で、かつシール層3の全域にわた
って照射するため界磁線輪5の製造時間が長くなるなど
の欠点があった。
方法は、紫外線硬化形ワニスの使用では紫外線照射装置
が必要である。さらにはそれらのワニスを硬化させるた
めに照射工程が、界磁線輪5に含浸された絶縁樹脂4の
加熱硬化工程前に必要で、かつシール層3の全域にわた
って照射するため界磁線輪5の製造時間が長くなるなど
の欠点があった。
ワニスによるシール層3の形成は上記の紫外線硬化形ワ
ニスにかぎらず、熱硬化形ワニスや室温硬化形ワニスも
使用されるが、それらのワニスの塗布むらによってはワ
ニスの未硬化部が生じ絶縁樹脂4に溶けて、絶縁樹脂4
の流出を完全には防止できなかった。
ニスにかぎらず、熱硬化形ワニスや室温硬化形ワニスも
使用されるが、それらのワニスの塗布むらによってはワ
ニスの未硬化部が生じ絶縁樹脂4に溶けて、絶縁樹脂4
の流出を完全には防止できなかった。
〔発明の目的〕
本発明は上記のような問題を解決するために成されたも
ので、その目的は界磁線輪内に含浸される絶縁樹脂を、
含浸時速やかに硬化させて粘度な上げ、シール層への溶
解作用を低減させて絶縁樹脂の流出を防止できる界磁線
輪を提供することにある。
ので、その目的は界磁線輪内に含浸される絶縁樹脂を、
含浸時速やかに硬化させて粘度な上げ、シール層への溶
解作用を低減させて絶縁樹脂の流出を防止できる界磁線
輪を提供することにある。
上記目的を達成するため(二本発明の界磁線輪は、外周
にシール層を被着させた界磁線輪の素線輪を、含浸に使
用する絶縁樹脂の硬化剤あるいは硬化触媒のうち少なく
とも一つを付着した上記絶縁樹脂の保持材を線状導体間
に挿入して素線輪を形成し、この素線輪の外周にシール
層を被着させた構成とする。
にシール層を被着させた界磁線輪の素線輪を、含浸に使
用する絶縁樹脂の硬化剤あるいは硬化触媒のうち少なく
とも一つを付着した上記絶縁樹脂の保持材を線状導体間
に挿入して素線輪を形成し、この素線輪の外周にシール
層を被着させた構成とする。
以下本発明を図面に示す一実施例について説明する。第
1図に示すように、界磁線輪5は線状導体1を複数巻回
して素線輪2を形成しこの素線輪2の外周にシール層3
を付着させて成る。素線輪2には線状導体lを複数巻回
する際あるいは複数巻回後I:、真空加圧含浸に使用す
る絶縁樹脂4の硬化剤あるいは硬化触媒のうち少なくと
も一つを付着させた絶縁樹脂4の保持材6を線状導体1
の各段に挿入する。しかる後に界磁線輪5の絶縁樹脂真
空加圧含浸と加熱硬化を行なう。
1図に示すように、界磁線輪5は線状導体1を複数巻回
して素線輪2を形成しこの素線輪2の外周にシール層3
を付着させて成る。素線輪2には線状導体lを複数巻回
する際あるいは複数巻回後I:、真空加圧含浸に使用す
る絶縁樹脂4の硬化剤あるいは硬化触媒のうち少なくと
も一つを付着させた絶縁樹脂4の保持材6を線状導体1
の各段に挿入する。しかる後に界磁線輪5の絶縁樹脂真
空加圧含浸と加熱硬化を行なう。
上記保持材6は、界磁線輪5に真空加圧含浸する絶縁樹
脂4の硬化剤あるいは硬化触媒のうち少なくとも一つを
付着させたシート状あるいはテープ状の物で、その基材
は、ガラス繊維布、有機繊維布、ガラス繊維不織布、有
機繊維不織布等の多孔性基布やプラスチックスフィルム
あるいは紙等が用いられる。また上記硬化剤や硬化触媒
を基材:二付着させる場合、基材により強く付着させる
ために、エポキシ系あるいはポリエステル系等の樹脂左
上起硬化剤や硬化触媒とを混合するとよい。
脂4の硬化剤あるいは硬化触媒のうち少なくとも一つを
付着させたシート状あるいはテープ状の物で、その基材
は、ガラス繊維布、有機繊維布、ガラス繊維不織布、有
機繊維不織布等の多孔性基布やプラスチックスフィルム
あるいは紙等が用いられる。また上記硬化剤や硬化触媒
を基材:二付着させる場合、基材により強く付着させる
ために、エポキシ系あるいはポリエステル系等の樹脂左
上起硬化剤や硬化触媒とを混合するとよい。
このようζ;構成された界磁線輪5は、真空加圧含浸用
の絶縁樹脂4が含浸性を高めるために低粘度であるにも
かかわらず、線状導体1間に挿入した保持材6の硬化剤
や硬化触媒を溶解するために絶縁樹脂4の硬化反応が速
やかに開始され、絶縁樹脂4の加熱硬化をしなくても絶
縁樹脂4の粘度は上昇する。このため従来絶縁樹脂4の
加熱硬化時に一時的に粘度低下しシール層3を溶解し更
には外部へ流出してしまった絶縁樹脂4は、加熱硬化時
の一時的粘度低下も無く上記シール層3の溶解も無くな
り線状導体1の間に保持される。
の絶縁樹脂4が含浸性を高めるために低粘度であるにも
かかわらず、線状導体1間に挿入した保持材6の硬化剤
や硬化触媒を溶解するために絶縁樹脂4の硬化反応が速
やかに開始され、絶縁樹脂4の加熱硬化をしなくても絶
縁樹脂4の粘度は上昇する。このため従来絶縁樹脂4の
加熱硬化時に一時的に粘度低下しシール層3を溶解し更
には外部へ流出してしまった絶縁樹脂4は、加熱硬化時
の一時的粘度低下も無く上記シール層3の溶解も無くな
り線状導体1の間に保持される。
このように本実施例は線状導体1間に絶縁樹脂4の保持
材6を挿入するので、界磁線輪5の内部に絶縁樹脂4が
十分保持されるため、絶縁特性。
材6を挿入するので、界磁線輪5の内部に絶縁樹脂4が
十分保持されるため、絶縁特性。
機械的特性および冷却特性は従来より大幅に向上するこ
とが出来る。
とが出来る。
上記の実施例においては保持材6を横すなわち線状導体
1の段間::入れたが、第2図に示すように縦すなわち
線状導体の列間に入れてもよい。
1の段間::入れたが、第2図に示すように縦すなわち
線状導体の列間に入れてもよい。
また保持材の挿入箇所は、素線輪の段数が増大する場合
、挿入の作業を短縮するために一段おきにしてもよく、
同じく素線輪の列が増大する場合は一列おきに挿入して
も前述の効果を得ることができる。
、挿入の作業を短縮するために一段おきにしてもよく、
同じく素線輪の列が増大する場合は一列おきに挿入して
も前述の効果を得ることができる。
以上説明したように本発明によれば、素線輪形成時に含
浸に使用する絶縁樹脂の硬化剤あるいは硬化触媒のうち
少なくとも一つを付着させた絶縁樹脂の保持材を挿入す
るようにしたので、線状導体間に絶縁樹脂を十分保持す
ることが出来、良好な絶縁特性1機械特性および冷却特
性を有する界磁線輪を提供することができる。
浸に使用する絶縁樹脂の硬化剤あるいは硬化触媒のうち
少なくとも一つを付着させた絶縁樹脂の保持材を挿入す
るようにしたので、線状導体間に絶縁樹脂を十分保持す
ることが出来、良好な絶縁特性1機械特性および冷却特
性を有する界磁線輪を提供することができる。
第1図および第2図はそれぞれ本発明の実施例の界磁線
輪を示す断面図、第3図は従来の界磁線輪の断面図であ
る。 1・・・線状導体、 2・・・素線輪、3・・・シ
ール層、 4・・・絶縁樹脂、5・・・界磁線輪、
6・・・保持材。 代理人 弁理士 則 近 恵 佑(ほか1名)第1図 第2@
輪を示す断面図、第3図は従来の界磁線輪の断面図であ
る。 1・・・線状導体、 2・・・素線輪、3・・・シ
ール層、 4・・・絶縁樹脂、5・・・界磁線輪、
6・・・保持材。 代理人 弁理士 則 近 恵 佑(ほか1名)第1図 第2@
Claims (1)
- 線状導体を複数巻回して素線輪を形成しこの素線輪の外
周にシール層を被着させ絶縁樹脂を含浸し硬化させる回
転電機の界磁線輪において、上記素線輪の線状導体間に
上記絶縁樹脂の硬化剤あるいは硬化触媒のうち少なくと
も一つを付着した保持材を挿入したことを特徴とする回
転電機の界磁線輪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10928285A JPS61269635A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 回転電機の界磁線輪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10928285A JPS61269635A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 回転電機の界磁線輪 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61269635A true JPS61269635A (ja) | 1986-11-29 |
Family
ID=14506215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10928285A Pending JPS61269635A (ja) | 1985-05-23 | 1985-05-23 | 回転電機の界磁線輪 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61269635A (ja) |
-
1985
- 1985-05-23 JP JP10928285A patent/JPS61269635A/ja active Pending
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