JPS61268839A - 車両用アクセル制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、アクセル操作子と機械的に非連結とされたス
ロットル弁がアクセル操作子の操作に応じて開閉制御さ
れる車両用アクセル制御装置に関するものである。

（発明の背景） この種の装置に関しては特公昭５８−２５８５３などが
知られており、従来装置においては検出されたアクセル
操作子の操作量を用いて予め設定された特性からスロッ
トル弁の制御目標開度が求められていた。

しかしながら従来においては、第２図に示される検出操
作量（ｆ＞−制御目標開度（θ。）特性が予め用意され
ることによりアクセル操作子のわずかな操作でスロット
ル弁が大きく開かれて車両の加速性が高められる場合に
は、スロットル弁が一旦大きく開かれた後にその閉方向
へアクセル操作子が操作される際のスロットル弁閉じ量
が少なく、このため十分な制動力を得ることができない
という問題があった。

（発明の目的） 本発明は上記従来の課題に鑑みて為されたものであり、
その目的は、車両の加速性が高められた場合であっても
その十分な制動力を得ることが可能な車両用アクセル制
御装置を提供することにある。

（発明の構成） 上記目的を達成するために本発明に係る装置は第１図に
示されるように構成されている。

すなわち同図において、アクセル操作子の操作量がアク
セル操作量検出手段ａにより検出されており、その検出
操作量に基いて目標開度が目標開度演算手段すにより求
められている。

またその検出操作量を用いて操作量−限界開度特性から
限界開度が限界開度演算手段Ｃで求められており、その
限界開度以内に前記目標開度が目標開度制限手段ｄによ
り制限されている。

その制限された目標開度（制御目標開度）はスロットル
弁開度制御手段ｅに与えられており、このスロットル弁
制御回路ｅにより制御目標開度へスロットル弁開度が制
御されている。

（実施例の説明） 以下図面に基いて本発明に係る装置の好適な実施例を説
明する。

第３図において、アクセルペダル１はフロアパネル２上
に軸支されており、リターンスプリング３により図の反
時計方向へ付勢されている。

そしてアクセルペダル１は運転者により踏操作されてお
り、その操作＠芝はアクセルポテンショメータ４により
検出されている。

またスロットル弁７はスロットルチャンバ６内に回動自
在に支持されており、その回動軸７ａはレバー１０を介
してリターンスプリング１１によりスロットル弁７の閉
じ方向へ付勢されている。

このスロットル弁７はモータ８により開閉駆動されてお
り、その開度θはスロットルポテンショメータ９により
検出されている。

このスロットルポテンショメータ９及び前記アクセルポ
テンショメータ４の検出信号はコントローラ５において
Ａ／Ｄ変換回路５１によりデジタル信号に変換されてマ
イクロコンピュータ５２に与えられており、このマイク
ロコンビ１−夕５２ではスロットル弁７に対する制御目
標開度θ、が得られている。

その制御目標開度θ０に相当する制御信号はＤ／Ａ変換
回路５３を介してサーボドライバ５４に与えられており
、モータ８はその制御信号に従いサーボドライバ５４に
より駆動されている。

その結果スロットル弁７はアクセルペダル１の操作に応
じて開閉制御されている。

第４図は上記マイクロコンピュータ５２で行なわれる処
理の手順がフローチャートで示されており、以下このフ
ローチャートを用いて本実施例の作用を説明する。

第４図の処理は不図示のオペレーティングシステムによ
り所定周期で起動されており、まず前回の処理で現在の
ものとして読込まれたアクセルペダル踏込量！０が前回
のもの！１としてセットされる（ステップ１００）。

そして前回の処理で求められた現在目標値θ０が前回の
目標値θ１としてセットされ（ステップ１０２）、ざら
に現在のアクセルペダル踏込量芝０が読込まれる（ステ
ップ１０４）。

このアクセルペダル踏込量ｌｏから前回アクセルペダル
踏込量ＩＩが差引かれた値に予め設定された係数Ｋが乗
ぜられ、その乗算値が前回目標値θ１に加算されて新た
な目標値θ０が求められる（ステップ１０６）。

このようにして現在目標値θ０が求められると、現在の
アクセルペダル踏込量１ｏを用いて第５図の特性２００
．２０２からこの目標値θ。の上限値θｈ、下限値θ！
が各々求められる（ステップ１０８．１１０）。

そしてこれら上限値θｈ、下限値θ！と目標値θ０との
比較が各々行なわれ（ステップ１１２．１１４Ｌ目標値
θ０が上限値θｈを越えるときには上限値θｈが目標値
θ０として（ステップ１１６）、目標値θ０が下限値θ
ｌを下回るときには下限値θｌが目標値θ０として（ス
テップ１１８）、各々セットされる。

また目標値θ０が上限値θｈ以下でありかつ下限値６１
以上であるときにはそのままセットされる（ステップ１
２０）。

次いでスロットルポテンショメータ９で検出されたスロ
ットル弁７の実開度θが読込まれ（ステップ１２２＞、
その実開度θが目標値（目標開度）θ。から差引かれて
制御偏差εが算出される（ステップ１２４）。

そしてその制御偏差εを用いて第６図の特性２０４から
スロットル弁７に対する開閉制御量へ〇が求められ（ス
テップ１２６）、その制御量Δθに相当する制御信号が
Ｄ／Ａ変換回路５３を介してサーボドライバ５４に出力
される（ステップ１２８）。

以上の処理が繰り返して行なわれるので、第７図におい
てアクセルペダル１がアイドル位置から踏込量！。だけ
踏操作されると、第５図の特性２０６から目標値θ０が
求められ、第７図の特性２０８に従ってスロットル弁開
度が増加制御される。

その後目標値θ０が特性２００に達すると、目標値θ０
はそれ以下に制限され、このためスロットル弁開度θは
第７図の特性２１０に従って増加制御される。

このようにしてスロットル弁７の開度が略特性２００に
従い開き制御され、これにより良好な車両の加速が行な
われる。

ここで、アクセルペダル踏込口ａに相当する開度（目標
値θ８に対応している）までスロットル７が開かれた後
、アクセルペダル１がアクセルペダル踏込量ｌｂとなる
位置まで戻し操作されると、第５図の特性２０６の算出
特性に従い目標値θ。

が減少し、このためスロットル７は第７図の特性２１２
に従い急速に閉じ制御される。

このようにスロットル弁７が目標値θ８に相当する大き
な開度まで開かれていた場合であっても、アクセルペダ
ル１の戻し操作により急速に閉じられ、このためその際
に大きなエンジン制動力が得られる。

なお、目標値θ０が特性２０２まで減少したときにはそ
の特性以上に制限され、このため目標値θ０はその特性
２０２に従って減少し、スロットル弁７の開度はアクセ
ルペダル踏込量でｂに相当する開度（目標値θｂに対応
している）と−数制御される。

以上説明したように本実施例によれば、スロットル弁７
の開度が大きな場合にアクセルペダル１が戻し操作され
たときには、スロットル弁開度が急激に減少制御される
ので、良好な特性で車両の加速が行なわれる場合であっ
ても十分なエンジン制動を行なうことが可能となる。

なお第５図における特性２０６の傾き（すなわち前記係
数Ｋ）は車速の増大とともに増加制御し、おるいはトラ
ンスミッションの操作位置に応じて切替え制御すること
も好適である。　　　゛　　−（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、アクセル操作に対
して良好な車両の加速性が与えられる場合においても、
十分なエンジン制動力を得ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はクレーム対応図、第２図は従来装置におけるア
クセルペダル踏込量−弁開度目標値特性図、第３図は本
発明に係る装置の好適な実施例の構成説明図、第４図は
第３図実施例の作用説明用フローチャート図、第５図、
第６図、第７図は第３図実施例の作用を説明するグラフ
図である。 ａ・・・アクセル操作量検出手段 ｂ・・・目標開度演算手段 Ｃ・・・限界開度演算手段 ｄ・・・目標開度制限手段 ｅ・・・スロットル弁開度制御手段 １・・・アクセルペダル ４・・・アクセルポテンショメータ ５・・・コントローラ ７・・・スロットル弁 ８・・・モータ ９・・・スロットルポテンショメータ 第１図 了りｔし諌作干 第２ｍｌ！ θＯ 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）アクセル操作子の操作量を検出するアクセル操作
   量検出手段と、 検出操作量に基いて目標開度を求める目標開度演算手段
   と、 操作量−限界開度特性から検出操作量を用いて限界開度
   を求める限界開度演算手段と、 限界開度以内に目標開度を制限し、制御目標開度とする
   目標開度制限手段と、 該制御目標開度へスロットル弁開度を制御するスロット
   ル弁開度制御手段と、 を有することを特徴とする車両用アクセル制御装置。