JPS61267536A - 光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類の製造法 - Google Patents
光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類の製造法Info
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- JPS61267536A JPS61267536A JP60042592A JP4259285A JPS61267536A JP S61267536 A JPS61267536 A JP S61267536A JP 60042592 A JP60042592 A JP 60042592A JP 4259285 A JP4259285 A JP 4259285A JP S61267536 A JPS61267536 A JP S61267536A
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- carbamate
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- cyclopentenone
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテ
ノン類の製造法に関する。更に詳細には本発明はラセミ
体または一方の光学異性体を過剰に含む混合物の4−ヒ
ドロキシ−2−シクロペンテノンもしくはその4位の水
酸基が保護された化合物を光学分割し、光学活性4−ヒ
ドロキシ−2−シクロペンテノン類を製造する方法に関
する。
ノン類の製造法に関する。更に詳細には本発明はラセミ
体または一方の光学異性体を過剰に含む混合物の4−ヒ
ドロキシ−2−シクロペンテノンもしくはその4位の水
酸基が保護された化合物を光学分割し、光学活性4−ヒ
ドロキシ−2−シクロペンテノン類を製造する方法に関
する。
かかる製造法によれば、種々の薬理作用を有するプロス
タグランジンあるいは制ガン作用を有するメイタンシン
等の種々の医薬品の製造中間体となる光学活性な4−ヒ
ドロキシ−2−シクロペンテノン類を高収率で効率よく
得ることができ、更にかかる製造法は立体化学上極めて
意義ある製造法である。
タグランジンあるいは制ガン作用を有するメイタンシン
等の種々の医薬品の製造中間体となる光学活性な4−ヒ
ドロキシ−2−シクロペンテノン類を高収率で効率よく
得ることができ、更にかかる製造法は立体化学上極めて
意義ある製造法である。
〈従来技術〉
従来、(R)−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン
、(S)−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン等の
光学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類の
製造法としては、例えば次のような製造法が知られてい
る。
、(S)−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン等の
光学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類の
製造法としては、例えば次のような製造法が知られてい
る。
(1)シクロペンタジェンから得られるジアセトキシシ
クロベント−1−エンを酵素により加水分解して、3(
R)−アセトキシ−5(R)−ヒドロキシシクロベント
−1−エンを得、次いでこれを二酸化マンガンで酸化し
て4(R)−アセトキシシクロベント−2−エン−1−
オンを製造する方法(テトラヘドロン−32,1713
−1718(1977) 、テトラヘドロン、壌、
1893(1977)参照)、 (2)出発化合物としてD又はL−酒石酸を用い、これ
を4工程の操作によりD又はL−1,4−ショート−2
,3−イソプロピリデンジオキシブタンとし、これとリ
チオ化合物とを反応させて次いで加水分解し、(R)又
は(S)−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンを製
造する方法(テトラヘドロン・レターズ、10,759
〜762(1976)参照)、 (3) 出発物質として、微生物の代謝産物であるテ
ラインという化合物より、5工程を経て4(R)−7セ
トキシー 2−シクロペンテノンを製造する方法(テト
ラヘドロンレターズ、(29)。
クロベント−1−エンを酵素により加水分解して、3(
R)−アセトキシ−5(R)−ヒドロキシシクロベント
−1−エンを得、次いでこれを二酸化マンガンで酸化し
て4(R)−アセトキシシクロベント−2−エン−1−
オンを製造する方法(テトラヘドロン−32,1713
−1718(1977) 、テトラヘドロン、壌、
1893(1977)参照)、 (2)出発化合物としてD又はL−酒石酸を用い、これ
を4工程の操作によりD又はL−1,4−ショート−2
,3−イソプロピリデンジオキシブタンとし、これとリ
チオ化合物とを反応させて次いで加水分解し、(R)又
は(S)−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンを製
造する方法(テトラヘドロン・レターズ、10,759
〜762(1976)参照)、 (3) 出発物質として、微生物の代謝産物であるテ
ラインという化合物より、5工程を経て4(R)−7セ
トキシー 2−シクロペンテノンを製造する方法(テト
ラヘドロンレターズ、(29)。
2553〜2556 (1978)参照)、(4)
2.4.6−トリクロロフエノールを、塩素で反応せし
めて、3,5.5−トリクロロ−1,4−ジヒドロキシ
シクロベント−2−エン−1−カルボン酸を得、これを
ブルシンにて光学分割し、次いで4工程の操作を経て、
(R)−4−t−ブチルジメチルシロキシシクロベント
−2−エノンを製造する方法(テトラヘドロンレターズ
。
2.4.6−トリクロロフエノールを、塩素で反応せし
めて、3,5.5−トリクロロ−1,4−ジヒドロキシ
シクロベント−2−エン−1−カルボン酸を得、これを
ブルシンにて光学分割し、次いで4工程の操作を経て、
(R)−4−t−ブチルジメチルシロキシシクロベント
−2−エノンを製造する方法(テトラヘドロンレターズ
。
1539〜42(1979) (17)参照)、(5
) 1−シクロペンテン−3,5−ジオンをキラルな
ヒナフトール化合物とアルコールと水素化リチウムアル
ミニウムとから得られる化合物で不斉還元して(R)ま
たは(S)の4−ビトロキシ−2−シクロペンテノンを
得、この水酸基を必要に応じて保護して製造する方法(
野依ら、特開昭56−123932: Pure AE
lpl chew、 53(1981)参照)、 (6) d!−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノ
ンと光学分割剤を結合させ、生成物を2つのジアステレ
オマーとして分離した後分割剤を脱離して光学活性体を
得、この水酸基を必要に応じて保護して製造する方法(
朝型ら、特開昭57−159777および野依ら、Te
trahedrOn 1ett 。
) 1−シクロペンテン−3,5−ジオンをキラルな
ヒナフトール化合物とアルコールと水素化リチウムアル
ミニウムとから得られる化合物で不斉還元して(R)ま
たは(S)の4−ビトロキシ−2−シクロペンテノンを
得、この水酸基を必要に応じて保護して製造する方法(
野依ら、特開昭56−123932: Pure AE
lpl chew、 53(1981)参照)、 (6) d!−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノ
ンと光学分割剤を結合させ、生成物を2つのジアステレ
オマーとして分離した後分割剤を脱離して光学活性体を
得、この水酸基を必要に応じて保護して製造する方法(
朝型ら、特開昭57−159777および野依ら、Te
trahedrOn 1ett 。
23、4057(1982)参照)、
171dl−4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンを
オルト−フタル酸のハーフニス°チル体とし、これを光
学活性アミンとの塩として、再結晶により一方の異性体
を分離し、脱保護して光学活性体を得、水酸基を必要に
応じて保護して製造する方法(渡辺ら、特開昭57−1
4560参照)。
オルト−フタル酸のハーフニス°チル体とし、これを光
学活性アミンとの塩として、再結晶により一方の異性体
を分離し、脱保護して光学活性体を得、水酸基を必要に
応じて保護して製造する方法(渡辺ら、特開昭57−1
4560参照)。
これらの方法においては、(1)12)の方法は得られ
る4−ヒドロキシ−i−シクロペンテノン類の光学収率
が充分に満足し得るものではなく、またそのトータル収
率も低いものであり、(3) 、 (4)の方法にあっ
ては光学収率は高いが、(3)の方法によれば人手が困
難なテラインという化合物を出発物質として用いており
、また(4)の方法にあっては、製造工程において光学
分割を行う一泰のであり、また(3)14)のいずれの
方法のトータル収率も充分に満足し得るものではない。
る4−ヒドロキシ−i−シクロペンテノン類の光学収率
が充分に満足し得るものではなく、またそのトータル収
率も低いものであり、(3) 、 (4)の方法にあっ
ては光学収率は高いが、(3)の方法によれば人手が困
難なテラインという化合物を出発物質として用いており
、また(4)の方法にあっては、製造工程において光学
分割を行う一泰のであり、また(3)14)のいずれの
方法のトータル収率も充分に満足し得るものではない。
(5)の方法は原料である1−シクロペンテン−3,5
−ジオンが出発原料として高価で入手が比較的困難であ
るものを用いるという難点がある。さらに(6)、+7
1の光学分割による方法では一方の光学活性体として利
用出来るものは理論的にも高々50%であり、トータル
収率も充分ではない。
−ジオンが出発原料として高価で入手が比較的困難であ
るものを用いるという難点がある。さらに(6)、+7
1の光学分割による方法では一方の光学活性体として利
用出来るものは理論的にも高々50%であり、トータル
収率も充分ではない。
〈発明の目的〉
このように従来の、光学活性な4−ヒドロキシ−2−シ
クロペンテノン類の製造法は、必ずしも工業的に優れた
ものとは言えないものである。
クロペンテノン類の製造法は、必ずしも工業的に優れた
ものとは言えないものである。
そこで本発明者らは、容易に入手し得る化合物を用いて
、光学収率が高く、またトータル収率も高い、工業的に
有利な4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類の製造
法を見出すべく鋭意研究した。
、光学収率が高く、またトータル収率も高い、工業的に
有利な4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類の製造
法を見出すべく鋭意研究した。
そしてセルロースの誘導体が不斉識別能を有し、ある種
の光学異性体混合物の光学分割に有利であると云う知見
(クロマトグラフイア、 6. 277ページ、 1
973年参照)に着目し、ラセミ体または一方の光学異
性体を過剰に含む混合物である4−ヒドロキシ−2−シ
クロペンテノンもしくはその4位の水酸基が保護された
化合物は、多糖誘導体を用いて光学分割が可能であるこ
とを見出し、本発明に到達したものである。
の光学異性体混合物の光学分割に有利であると云う知見
(クロマトグラフイア、 6. 277ページ、 1
973年参照)に着目し、ラセミ体または一方の光学異
性体を過剰に含む混合物である4−ヒドロキシ−2−シ
クロペンテノンもしくはその4位の水酸基が保護された
化合物は、多糖誘導体を用いて光学分割が可能であるこ
とを見出し、本発明に到達したものである。
〈発明の構成〉
すなわち、本発明は下記式[I]
[式中、Rは水素原子または保護基を表わす。]で表わ
される4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類を多糖
誘導体を用いて光学分割することを特徴とする下記式[
I] [式中、Rは前記定義に同じ。本は光学活性が誘起され
た不斉炭素原子を表わす。] で表わされる光学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロペ
ンテノン類の製造法である。
される4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類を多糖
誘導体を用いて光学分割することを特徴とする下記式[
I] [式中、Rは前記定義に同じ。本は光学活性が誘起され
た不斉炭素原子を表わす。] で表わされる光学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロペ
ンテノン類の製造法である。
本発明において用いられる式[I]の4−ヒドロキシ−
2−シクロペンテノン類において、Rは水素原子又は保
護基である。保護基として、は−8i RIR2R3(
ここでR+ 、R2、R3は同一もしくは異なり、C1
〜C7炭化水素基又はアルコキシ基である)、水酸基の
酸素原子と共にアセタール結合を形成する基、又はアシ
ル基がある。−8i−R+ R2R3としては、例えば
、トリメチルシリル、トリエチルシリル、トリイソプロ
とルシリル、イソプロピルジメチルシリル、ジイソプロ
ピルメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、メチル
ジt−ブチルシリル、 t−ブチルジフェニルシリル、
トリフェニルシリル、トリーローキシリルシリル、ジフ
ェニルメチルシリル、ジフェニルエチルシリル、ジフェ
ニルビニルシリル。
2−シクロペンテノン類において、Rは水素原子又は保
護基である。保護基として、は−8i RIR2R3(
ここでR+ 、R2、R3は同一もしくは異なり、C1
〜C7炭化水素基又はアルコキシ基である)、水酸基の
酸素原子と共にアセタール結合を形成する基、又はアシ
ル基がある。−8i−R+ R2R3としては、例えば
、トリメチルシリル、トリエチルシリル、トリイソプロ
とルシリル、イソプロピルジメチルシリル、ジイソプロ
ピルメチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、メチル
ジt−ブチルシリル、 t−ブチルジフェニルシリル、
トリフェニルシリル、トリーローキシリルシリル、ジフ
ェニルメチルシリル、ジフェニルエチルシリル、ジフェ
ニルビニルシリル。
ジメチルフェニルシリル、ジエチルフェニルシリル、メ
チルフェニルビニルシリル、ベンジルジメチルシリル、
ジベンジルメチルシリル、トリベンジルシリル、 t−
ブチルメトキシフェニルシリル。
チルフェニルビニルシリル、ベンジルジメチルシリル、
ジベンジルメチルシリル、トリベンジルシリル、 t−
ブチルメトキシフェニルシリル。
t−ブチルエトキシフェニルシリル、 t−ブチルフェ
ニルプロピルオキシシリル、t−ブトキシt−ブチルフ
ェニルシリル、p−トリルジメチルシリルなどが挙げら
れる。
ニルプロピルオキシシリル、t−ブトキシt−ブチルフ
ェニルシリル、p−トリルジメチルシリルなどが挙げら
れる。
水酸基の酸素原子と共にアセタール結合を形成する基と
しては、例えば、メトキシメチル、1−エトキシエチル
、2−メトキシ−2−プロピル。
しては、例えば、メトキシメチル、1−エトキシエチル
、2−メトキシ−2−プロピル。
2−エトキシ−2−プロピル、(2−メトキシエトキシ
)メチル、ベンジルオキシメチル、2−テトラヒドロピ
ラニル、2−テトラヒドロフラニル又は6.6−シメチ
ルー3−オキサ−2−オキソ−ビシクロ[3,1,0]
へキス−4−イル基を挙げることができる。
)メチル、ベンジルオキシメチル、2−テトラヒドロピ
ラニル、2−テトラヒドロフラニル又は6.6−シメチ
ルー3−オキサ−2−オキソ−ビシクロ[3,1,0]
へキス−4−イル基を挙げることができる。
アシル基としては、例えば、アセチル、プロピオニル、
n−ブチリル、 1so−ブチリル、n−バレリル、
1so−バレリル、カプロイル、エナンチル、ベン
ゾイル等を挙げることができる。
n−ブチリル、 1so−ブチリル、n−バレリル、
1so−バレリル、カプロイル、エナンチル、ベン
ゾイル等を挙げることができる。
これらの保護基のなかでも、トリメチルシリル。
トリエチルシリル、 t−ブチルジメチルシリル。
ジメチルフェニルシリル、ジフェニルメチルシリル、t
−ブチルジフェニルシリル、ベンジルジメチルシリル、
メチルフェニルビニルシリル、ジエチルフェニルシリル
、 t−ブチルメトキシフェニルシリルなどの一8i
RI R2R3で表わされる保護基が好ましく、なかで
もトリメチルシリル。
−ブチルジフェニルシリル、ベンジルジメチルシリル、
メチルフェニルビニルシリル、ジエチルフェニルシリル
、 t−ブチルメトキシフェニルシリルなどの一8i
RI R2R3で表わされる保護基が好ましく、なかで
もトリメチルシリル。
t−ブチルジメチルシリル、ジメチルフェニルシリルが
特に好ましい。
特に好ましい。
式[I]においてRが水素原子である4−ヒドロキシ−
2−シクロペンテノンは、公知化合物であり公知の方法
に゛よって製造することができる(特開昭56−861
28号公報、特開昭54−154735@公報)。Rが
保護基である4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類
は、4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンより、それ
自体公知の方法(T、W。
2−シクロペンテノンは、公知化合物であり公知の方法
に゛よって製造することができる(特開昭56−861
28号公報、特開昭54−154735@公報)。Rが
保護基である4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類
は、4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノンより、それ
自体公知の方法(T、W。
Greene 、 Protective Group
in 0raanicSVnthesis 1
981. JOHN WILEY &5ONS、N
ew York ) によッテ14 造t ルコトが
できる。
in 0raanicSVnthesis 1
981. JOHN WILEY &5ONS、N
ew York ) によッテ14 造t ルコトが
できる。
本発明において用いられる多糖誘導体としては、例えば
、セルO−ストリアセテート、セルローストリベンゾエ
ートなどのセルロースのトリエステル誘導体;セルロー
ス、アミロース、キシラン。
、セルO−ストリアセテート、セルローストリベンゾエ
ートなどのセルロースのトリエステル誘導体;セルロー
ス、アミロース、キシラン。
キト−サン、カルトラン、デキストランなどの多糖類ト
リフェニルカルバメート誘導体;セルローストリスp−
トリルカルバソート る。なかでも、セルローストリフェニルカルバメート、
セルローストリスp−トリルカルバメートキシランジフ
ェニルカルバメート、キト−サントリフェニルカルバメ
ート、カルドラントリフェニルカルバメート ルローストリベンゾエートが好ましい。セルロー′スの
トリエステル誘導体はセルロースに塩化アセチルや塩化
ベンゾイルなどを反応させることによって容易に得られ
る。多糖のカルバメート誘導体はセルロース、アミロー
ス、キシラン、キト−サン、カルトラン、デキストラン
などの多糖にフェニルイソシアネートなどを反応させる
ことによって容易に得られる。かかる多糖誘導体は多糖
類の基本単位に存在する3つの水酸基が実質的に全部エ
ステルやフェニルカルバメートなどに誘導されたもので
ある。
リフェニルカルバメート誘導体;セルローストリスp−
トリルカルバソート る。なかでも、セルローストリフェニルカルバメート、
セルローストリスp−トリルカルバメートキシランジフ
ェニルカルバメート、キト−サントリフェニルカルバメ
ート、カルドラントリフェニルカルバメート ルローストリベンゾエートが好ましい。セルロー′スの
トリエステル誘導体はセルロースに塩化アセチルや塩化
ベンゾイルなどを反応させることによって容易に得られ
る。多糖のカルバメート誘導体はセルロース、アミロー
ス、キシラン、キト−サン、カルトラン、デキストラン
などの多糖にフェニルイソシアネートなどを反応させる
ことによって容易に得られる。かかる多糖誘導体は多糖
類の基本単位に存在する3つの水酸基が実質的に全部エ
ステルやフェニルカルバメートなどに誘導されたもので
ある。
本発明においては、かかる多糖誘導体を用いて式[I]
の4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類を光学分割
する具体的手段・方法は何ら限定されるものではなく、
公知のいかなる手段・方法を採用してもよい。例えば、
例示した多糖誘導体を、シリカゲル、アルミナ、セルロ
ースなど、好ましくは通常のシリル化処理(例えば3−
アミノプロピルトリメトキシシランなどによる処理)し
たシリカゲルに担持させ、これをカラムに充填し、ヘキ
サン、ジクロルメタン、クロロホルム、トルエン、キシ
レンなどの無極性溶媒;メタノール。
の4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類を光学分割
する具体的手段・方法は何ら限定されるものではなく、
公知のいかなる手段・方法を採用してもよい。例えば、
例示した多糖誘導体を、シリカゲル、アルミナ、セルロ
ースなど、好ましくは通常のシリル化処理(例えば3−
アミノプロピルトリメトキシシランなどによる処理)し
たシリカゲルに担持させ、これをカラムに充填し、ヘキ
サン、ジクロルメタン、クロロホルム、トルエン、キシ
レンなどの無極性溶媒;メタノール。
エタノール、プロパツール、2−プロパツールなどの有
機溶媒;これらの混合溶媒;あるいは水を含むこれらの
溶媒を用いて、式[I]の4−ヒドロキシ−2−シクロ
ペンテノン類をカラム処理することによって光学分割す
るこ,とができる。
機溶媒;これらの混合溶媒;あるいは水を含むこれらの
溶媒を用いて、式[I]の4−ヒドロキシ−2−シクロ
ペンテノン類をカラム処理することによって光学分割す
るこ,とができる。
以上の如くして、種々のプロスタグランジン類の合成中
間体となり得る光学活性な4−ヒドロキシ−2ーシクロ
ベンテノン類を、容易に入手し得るラセミ体の4−ヒド
ロキシ−2−シクロペンテノン類より高い光学収率で効
率よく製造することができる。
間体となり得る光学活性な4−ヒドロキシ−2ーシクロ
ベンテノン類を、容易に入手し得るラセミ体の4−ヒド
ロキシ−2−シクロペンテノン類より高い光学収率で効
率よく製造することができる。
〈発明の作用効果〉
本発明方法の特徴は多糖誘導体の不斉識別能を利用し、
例えば液体クロマトグラフィー等によって4−ヒドロキ
シ−2−シクロペンテノン類を、8体と8体の光学異性
体に分割するものである。
例えば液体クロマトグラフィー等によって4−ヒドロキ
シ−2−シクロペンテノン類を、8体と8体の光学異性
体に分割するものである。
そして従来の製造方法に対して次の点で優れている。■
ラセミ体の場合それぞれの光学異性体が各々理論収率の
50%に近い収率で得ることができる。
ラセミ体の場合それぞれの光学異性体が各々理論収率の
50%に近い収率で得ることができる。
■光学分割された4−ヒドロキシ−2ーシク0ベンテノ
ン類がそのまま種々のプロスタグランジン類合成の中間
体になり得る。
ン類がそのまま種々のプロスタグランジン類合成の中間
体になり得る。
〈実施例〉
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
実施例1
セルローストリフェニルカルバメート
ミノプロピルトリメトキシシラン処理した大孔径シリカ
ゲル(粒子径10μ、孔径1000−4000人)に2
5wt%担持させて、キラルな固定相を調製し、これを
長さ25cIA、内径0.46αのカラムに充填した。
ゲル(粒子径10μ、孔径1000−4000人)に2
5wt%担持させて、キラルな固定相を調製し、これを
長さ25cIA、内径0.46αのカラムに充填した。
ヘキサン/2−プロパツール(90/10)を溶離液と
し、4−ジメチルフェニルシリルオキシ−2−シクロペ
ンテノン(ラセミ体)0.1μ旦を25℃。
し、4−ジメチルフェニルシリルオキシ−2−シクロペ
ンテノン(ラセミ体)0.1μ旦を25℃。
流速0.5adl/分で上記カラムに通した。クロマト
グラフとしては日本分光TRIROTARI[を用い、
検出器としてはU■検出器として日本分光UV−100
−111(波長254 nm、旋光度検出としては日本
分光D I R−181C(波長365 rv)を使用
して、光学分割した。得られた流出パターンを第1図に
示した。第1図から明らかな通り、本発明の光学分割に
より、(−)体が先に流出し、次いで(+)体が流出す
ることがわかる。先に溶出した(−)体は[α10−2
8.0° (C−0,55、メタノール)で8体である
。また後に溶出した(+)体は[α]。
グラフとしては日本分光TRIROTARI[を用い、
検出器としてはU■検出器として日本分光UV−100
−111(波長254 nm、旋光度検出としては日本
分光D I R−181C(波長365 rv)を使用
して、光学分割した。得られた流出パターンを第1図に
示した。第1図から明らかな通り、本発明の光学分割に
より、(−)体が先に流出し、次いで(+)体が流出す
ることがわかる。先に溶出した(−)体は[α10−2
8.0° (C−0,55、メタノール)で8体である
。また後に溶出した(+)体は[α]。
+ 28.0° (C−0,55、メタノール)であり
、8体である。
、8体である。
実施例2
多糖誘導体としてセルローストリスo−トリルカルバメ
ートを用い、4−ジメチルフェニルシリルオキシ−2−
シクロペンテノン(ラセミ体)の2μ夏を実施例1と同
様にして光学分割した。得られた流出パターンを第2図
に示した。第2図から明らかな通り、本発明の光学分割
により(−)体が先に流出しく8体)、次いで(+)体
が流出する(8体)ことがわかる。
ートを用い、4−ジメチルフェニルシリルオキシ−2−
シクロペンテノン(ラセミ体)の2μ夏を実施例1と同
様にして光学分割した。得られた流出パターンを第2図
に示した。第2図から明らかな通り、本発明の光学分割
により(−)体が先に流出しく8体)、次いで(+)体
が流出する(8体)ことがわかる。
実施例3
多糖誘導体としてカルドラントリフェニルカルバメート
を用い、4−ジメチルフェニルシリルオキシ−2−シク
ロペンテノン(ラセミ体)0.2μ旦を実施例1と同様
にして光学分割した。得られた流出パターンを第3図に
示した。第3図から明らかな通り、本発明の光学分割に
より(+)体が先に流出しく8体)、次いで(−)体が
流出する(8体)ことが判る。
を用い、4−ジメチルフェニルシリルオキシ−2−シク
ロペンテノン(ラセミ体)0.2μ旦を実施例1と同様
にして光学分割した。得られた流出パターンを第3図に
示した。第3図から明らかな通り、本発明の光学分割に
より(+)体が先に流出しく8体)、次いで(−)体が
流出する(8体)ことが判る。
実施例4
多糖誘導体としてセルローストリフェニルカルバメート
を用いて、4− t−ブチルジメチルシリルオキシ−2
−シクロペンテノン(ラセミ体)0.3μ立を実施例1
と同様にして光学分割した。
を用いて、4− t−ブチルジメチルシリルオキシ−2
−シクロペンテノン(ラセミ体)0.3μ立を実施例1
と同様にして光学分割した。
・ 得られた流出パターンを第4図に示した。第4図
から明らかな通り、本発明の光学分割により(−)体が
先に流出し、次いで(+)体が流出することがわかる。
から明らかな通り、本発明の光学分割により(−)体が
先に流出し、次いで(+)体が流出することがわかる。
先に溶出した(−)体は[α]o −67,0° (C
−1,0,メタノール)で8体である。また後に溶出し
た(+)体は[α]0+67.0° (c−1,0゜メ
タノール)で8体である。
−1,0,メタノール)で8体である。また後に溶出し
た(+)体は[α]0+67.0° (c−1,0゜メ
タノール)で8体である。
実施例5
多糖誘導体としてセルローストリフェニルカルバメート
を用いて、4−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペ
ンテノン(ラセミ体)0.2μ文を実施例1と同様にし
て光学分割した。得られた流出パターンを第5図に示し
た。第5図から明らかな通り、本発明の光学分割により
(−)体が先に流出しく8体)、次いで(+)体が流出
する(8体)ことがわかる。
を用いて、4−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペ
ンテノン(ラセミ体)0.2μ文を実施例1と同様にし
て光学分割した。得られた流出パターンを第5図に示し
た。第5図から明らかな通り、本発明の光学分割により
(−)体が先に流出しく8体)、次いで(+)体が流出
する(8体)ことがわかる。
実施例6
多糖誘導体としてセルローストリフェニルメチルカルバ
メートを用いて、4− t−ブチルジフェニルシリルオ
キシ−2−シクロペンテノン(ラセミ体)0.3μ隻を
実施例と同様にして光学分割した。得られた流出パター
ンを第6図に示した。第6図から明らかな通り、本発明
の光学分割により(−)体が先に流出しく8体)、続い
て(+)体が流出する(8体)ことがわかる。
メートを用いて、4− t−ブチルジフェニルシリルオ
キシ−2−シクロペンテノン(ラセミ体)0.3μ隻を
実施例と同様にして光学分割した。得られた流出パター
ンを第6図に示した。第6図から明らかな通り、本発明
の光学分割により(−)体が先に流出しく8体)、続い
て(+)体が流出する(8体)ことがわかる。
実施例7
多糖誘導体としてセルローストリフェニルカルバメート
を用いて、4− t−ブチルメトキシフェニルシリル
オキシ−2−シクロペンテノン(ラセミ体)0.2μ交
を実施例1と同様にして光学分割した。得られた流出パ
ターンを第7図に示した。
を用いて、4− t−ブチルメトキシフェニルシリル
オキシ−2−シクロペンテノン(ラセミ体)0.2μ交
を実施例1と同様にして光学分割した。得られた流出パ
ターンを第7図に示した。
第7図から明らかな通り、本発明の光学分割により(−
)体が先に流出し、次いで(+)体が流出することがわ
かる。
)体が先に流出し、次いで(+)体が流出することがわ
かる。
先に溶出した(−)体は[α10−44,4° (C−
O,S、メタノール)で8体である。また後に溶出した
(+)体は[α]o+44,4° (c−0,2゜メタ
ノール)で8体である。
O,S、メタノール)で8体である。また後に溶出した
(+)体は[α]o+44,4° (c−0,2゜メタ
ノール)で8体である。
実施例8
多糖誘導体としてセルローストリフェニルカルバメート
を用いて、4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン(ラ
セミ体)0.3μ旦を実施例1と同様にして光学分割し
た。得られた流出パターンを第8図に示した。第8図か
ら明らかな通り、本発明の光学分割により(+)体が先
に流出しく8体)次いで(−)体が流出する(8体)こ
とがわかる。
を用いて、4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン(ラ
セミ体)0.3μ旦を実施例1と同様にして光学分割し
た。得られた流出パターンを第8図に示した。第8図か
ら明らかな通り、本発明の光学分割により(+)体が先
に流出しく8体)次いで(−)体が流出する(8体)こ
とがわかる。
実施例9
多糖誘導体としてセルローストリフェニルカルバメート
を用いて4−テトラヒドロピラニルオキシ−2−シクロ
ペンテノン(ラセミ体)0.5μ文を実施例1と同様に
して光学分割した。得られた流出パターンを第9図に示
した。第9図から明らかな通り、本発明の光学分割によ
り(−)体が先に流出しく8体)、次いで(+)体が流
出する(8体)がわかる。
を用いて4−テトラヒドロピラニルオキシ−2−シクロ
ペンテノン(ラセミ体)0.5μ文を実施例1と同様に
して光学分割した。得られた流出パターンを第9図に示
した。第9図から明らかな通り、本発明の光学分割によ
り(−)体が先に流出しく8体)、次いで(+)体が流
出する(8体)がわかる。
実施例10
多糖誘導体としてセルローストリフェニルカルバメート
を用いて4−ベンゾイルオキシ−2−シクロペンテノン
(ラセミ体)0.0619を実施例1と同様にして光学
分割した。得られた流出パターンを第10図に示した。
を用いて4−ベンゾイルオキシ−2−シクロペンテノン
(ラセミ体)0.0619を実施例1と同様にして光学
分割した。得られた流出パターンを第10図に示した。
第10図から明らかな通り、本発明の光学分割により(
+)体が先に流出し、次いで(−)体が流出することが
わかる。
+)体が先に流出し、次いで(−)体が流出することが
わかる。
実施例11
多糖誘導体としてセルローストリフェニルカルバメート
を用いて4−アセチルオキシ−2−シクロペンテノン(
ラセミ体) 141191を実施例1と同様にして光学
分割した。得られた流出パターンを第11図に示した。
を用いて4−アセチルオキシ−2−シクロペンテノン(
ラセミ体) 141191を実施例1と同様にして光学
分割した。得られた流出パターンを第11図に示した。
第11図から明らかな通り、本発明の光学分割により(
+)体が先に流出し、次いで(−)体が流出することが
わかる。
+)体が先に流出し、次いで(−)体が流出することが
わかる。
実施例12
多糖誘導体として次の2種類を用いて4−ジメチルフェ
ニルシリルオキシ−2−シクロペンテノン(ラセミ体)
0.2μ旦を実施例1と同様にして光学分割した。その
結果について先に溶出した光学異性体の分布係数R+、
両異性体の保持比α。
ニルシリルオキシ−2−シクロペンテノン(ラセミ体)
0.2μ旦を実施例1と同様にして光学分割した。その
結果について先に溶出した光学異性体の分布係数R+、
両異性体の保持比α。
および分離度Rsを表1に示す。但し、本実験条件での
空保持体積の値は1μ文であ6つだ。
空保持体積の値は1μ文であ6つだ。
表14−ジメチルフェニルシリルオキシ−2−シクロペ
ンテノン(ラセミ体)の分割結果
ンテノン(ラセミ体)の分割結果
第1図は、セルローストリフェニルカルバメートを用い
たときの4−ジメチルフェニルシリルオキシ−2−シク
ロペンテノン(実施例1)の流出パターンを示す。 第2図は、セルローストリスp−トリルカルバメートを
用いたときの4−ジメチルフェニルシリルオキシ−2−
シクロペンテノン(実施例2)の流出パターンを示す。 第3図は、カルドラントリフェニルカルバメートを用い
たときの4−ジメチルフェニルシリルオキシ−2−シク
ロペンテノン(実施例3)の流出パターンを示す。 第4図は、セルローストリフェニルカルバメートを用い
たときの4− t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−
シクロペンテノン(実施例4)の流出パターンを示す。 第5図は、セルローストリフェニルカルバメートを用い
たときの4−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペン
テノン(実施例5)の流出パターンを示す。 第6図は、セルローストリフェニルカルバメートを用い
たときの4− t−ブチルジフェニルシリルオキシ−2
−シクロペンテノン(実施例6)の流出パターンを示す
。 第7図は、セルローストリフェニルカルバメートを用い
たときの4− t−ブチルメトキシフェニルシリルオキ
シ−2−シクロペンテノン(実施例7)の流出パターン
を示す。 第8図は、セルローストリフェニルメチルカルバメート
を用いたときの4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン
(実施例8)の流出パターンを示す。 第9図は、セルローストリフェニルメチルカルバメート
を用いたときの4−テトラヒドロピラニルオキシ−2−
シクロペンテノン(実施例9)の流出パターンを示す。 第10図はセルローストリフェニルメチルカルバメート
を用いたときの4−ベンゾイルオキシ−2−シクロペン
テノン(実施例10)の流出パターンを示す。 第11図はセルローストリフェニルメチルカルバメート
を用いたときの4−アセチルオキシ−2−シクロペンテ
ノン(実施例11)の流出パターンを示す。 これらの図において横軸は時間を表わす。 また各図のクロマドグ、ラムにおいて上段は日本分光D
I R−181C旋光度計を用いて波長365 nm
で測定した旋光度を表わし、ベースラインより上側は(
+)の旋光度、下側は(−)の旋光度を示す。 また10目盛が0.02°に相当する。さらに下段は日
本分光U■−100−■ UV検出器を用いて波長25
4 nmで測定したUV吸収を示す。 またUV検出器のみに検出され、旋光度針では検出され
ぬピークはシラノール誘導体など光学不活性不純物を表
わす。 第9図において、4−テトラヒドロピラニルオキシ−2
−シクロペンテノンの(−)体および(+)体は保持時
間約22分、 22.5分に相当するもので、この他に
光学活性な不純物も含まれている。 ′l!Js図 算2図 盲7Uij1 強 第11図 練 Gυ 手続補正書 昭和61年 4月70日
たときの4−ジメチルフェニルシリルオキシ−2−シク
ロペンテノン(実施例1)の流出パターンを示す。 第2図は、セルローストリスp−トリルカルバメートを
用いたときの4−ジメチルフェニルシリルオキシ−2−
シクロペンテノン(実施例2)の流出パターンを示す。 第3図は、カルドラントリフェニルカルバメートを用い
たときの4−ジメチルフェニルシリルオキシ−2−シク
ロペンテノン(実施例3)の流出パターンを示す。 第4図は、セルローストリフェニルカルバメートを用い
たときの4− t−ブチルジメチルシリルオキシ−2−
シクロペンテノン(実施例4)の流出パターンを示す。 第5図は、セルローストリフェニルカルバメートを用い
たときの4−トリメチルシリルオキシ−2−シクロペン
テノン(実施例5)の流出パターンを示す。 第6図は、セルローストリフェニルカルバメートを用い
たときの4− t−ブチルジフェニルシリルオキシ−2
−シクロペンテノン(実施例6)の流出パターンを示す
。 第7図は、セルローストリフェニルカルバメートを用い
たときの4− t−ブチルメトキシフェニルシリルオキ
シ−2−シクロペンテノン(実施例7)の流出パターン
を示す。 第8図は、セルローストリフェニルメチルカルバメート
を用いたときの4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン
(実施例8)の流出パターンを示す。 第9図は、セルローストリフェニルメチルカルバメート
を用いたときの4−テトラヒドロピラニルオキシ−2−
シクロペンテノン(実施例9)の流出パターンを示す。 第10図はセルローストリフェニルメチルカルバメート
を用いたときの4−ベンゾイルオキシ−2−シクロペン
テノン(実施例10)の流出パターンを示す。 第11図はセルローストリフェニルメチルカルバメート
を用いたときの4−アセチルオキシ−2−シクロペンテ
ノン(実施例11)の流出パターンを示す。 これらの図において横軸は時間を表わす。 また各図のクロマドグ、ラムにおいて上段は日本分光D
I R−181C旋光度計を用いて波長365 nm
で測定した旋光度を表わし、ベースラインより上側は(
+)の旋光度、下側は(−)の旋光度を示す。 また10目盛が0.02°に相当する。さらに下段は日
本分光U■−100−■ UV検出器を用いて波長25
4 nmで測定したUV吸収を示す。 またUV検出器のみに検出され、旋光度針では検出され
ぬピークはシラノール誘導体など光学不活性不純物を表
わす。 第9図において、4−テトラヒドロピラニルオキシ−2
−シクロペンテノンの(−)体および(+)体は保持時
間約22分、 22.5分に相当するもので、この他に
光学活性な不純物も含まれている。 ′l!Js図 算2図 盲7Uij1 強 第11図 練 Gυ 手続補正書 昭和61年 4月70日
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、下記式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・[ I
] [式中、Rは水素原子または保護基を表わす。]で表わ
される4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類を多糖
誘導体を用いて光学分割することを特徴とする下記式[
II] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・[II] [式中、Rは前記定義に同じ。*は光学活性が誘起され
た不斉炭素原子を表わす。] で表わされる光学活性な4−ヒドロキシ−2−シクロペ
ンテノン類の製造法。 2、上記式[ I ]および[II]においてRの保護基が
、−SiR_1R_2R_3(ここでR_1、R_2、
R_3は同一もしくは異なり、C_1〜C_7炭化水素
基又はアルコキシ基である)、水酸基の酸素原子と共に
アセタール結合を形成する基、又はアシル基である特許
請求の範囲第1項記載の光学活性な4−ヒドロキシ−2
−シクロペンテノン類の製造法。 3、多糖誘導体がセルローストリフェニルカルバメート
、セルローストリスp−トリルカルバメート、キシラン
ジフェニルカルバメート、キトーサントリフェニルカル
バメート、セルローストリアセテート、セルローストリ
ベンゾエートまたはカルドラントリフェニルカルバメー
トである特許請求の範囲第1項又は第2項記載の光学活
性な4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類の製造法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60042592A JPS61267536A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60042592A JPS61267536A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61267536A true JPS61267536A (ja) | 1986-11-27 |
JPH026744B2 JPH026744B2 (ja) | 1990-02-13 |
Family
ID=12640332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60042592A Granted JPS61267536A (ja) | 1985-03-06 | 1985-03-06 | 光学活性4−ヒドロキシ−2−シクロペンテノン類の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61267536A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02184636A (ja) * | 1989-01-09 | 1990-07-19 | Daicel Chem Ind Ltd | 光学分割方法 |
JPH0426639A (ja) * | 1990-05-18 | 1992-01-29 | Daicel Chem Ind Ltd | 2―シクロヘキセン―1―オールの光学分割方法 |
-
1985
- 1985-03-06 JP JP60042592A patent/JPS61267536A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02184636A (ja) * | 1989-01-09 | 1990-07-19 | Daicel Chem Ind Ltd | 光学分割方法 |
JPH0426639A (ja) * | 1990-05-18 | 1992-01-29 | Daicel Chem Ind Ltd | 2―シクロヘキセン―1―オールの光学分割方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH026744B2 (ja) | 1990-02-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |