JPS61267005A - 色分解フイルタ及びその製造方法 - Google Patents
色分解フイルタ及びその製造方法Info
- Publication number
- JPS61267005A JPS61267005A JP60109806A JP10980685A JPS61267005A JP S61267005 A JPS61267005 A JP S61267005A JP 60109806 A JP60109806 A JP 60109806A JP 10980685 A JP10980685 A JP 10980685A JP S61267005 A JPS61267005 A JP S61267005A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color separation
- separation filter
- dye
- ionizing radiation
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y30/00—Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/86—Vessels; Containers; Vacuum locks
- H01J29/89—Optical or photographic arrangements structurally combined or co-operating with the vessel
- H01J29/898—Spectral filters
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Nanotechnology (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Composite Materials (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Optical Filters (AREA)
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、固体撮像素子や撮像管に使用され、カラー
撮像を可能にする色分解フィルタ及びその製造方法に関
するものである。
撮像を可能にする色分解フィルタ及びその製造方法に関
するものである。
第6図は例えば特公昭52−17375号公報に示され
た従来の色分解フィルタの断面図であり、6は基板、7
bは該基板6上にストライプ状に設けられた青色色分解
フィルタアレイ、8は該青色色分解フィルタアレイ7b
を覆うように上記基板6上に設けられた混色防止膜、9
bは該混色防止膜8上にストライプ状に設けられた黄色
色分解フィル護膜である。
た従来の色分解フィルタの断面図であり、6は基板、7
bは該基板6上にストライプ状に設けられた青色色分解
フィルタアレイ、8は該青色色分解フィルタアレイ7b
を覆うように上記基板6上に設けられた混色防止膜、9
bは該混色防止膜8上にストライプ状に設けられた黄色
色分解フィル護膜である。
上記各色のフィルタアレイ7b、9bを形成する場合は
、通常被染色材をストライブ状又はモザイク状などの所
望の形状に形成し、これを例えば三原色あるいは補色な
どの染料で適宜所望の濃さに染色することによって行な
われる。
、通常被染色材をストライブ状又はモザイク状などの所
望の形状に形成し、これを例えば三原色あるいは補色な
どの染料で適宜所望の濃さに染色することによって行な
われる。
このように従来の色分解フィルタを製造する場合は、被
染色材を所定の形状に形成する工程と、この被染色材に
染料を染色などの手段で付着してれにより色分解フィル
タを形成している。
染色材を所定の形状に形成する工程と、この被染色材に
染料を染色などの手段で付着してれにより色分解フィル
タを形成している。
従来の色分解フィルタの製法では、所定の基板上に被染
色材を所望の形に形成し、着色することが必要である。
色材を所望の形に形成し、着色することが必要である。
そしてこの所望形状の成形においては、通常被染色材料
として用いられる水溶性高分子、例えばゼラチン、カゼ
イン、グルー、ポリビニルアルコールなどに、何らかの
方法で感光性を付与し、いわゆる写真製版を経て所望の
形状を得ている。ところがこの被染色材料は、解像性の
良いものは被染色性が劣り、逆に被染色性の良いものは
解像度が悪いという問題を有している。この問題は、例
えば撮像素子の解像性を高くしてTV画面上に再生され
る画像の品質を良くするために必要な単位フィルタの密
度を高くする際に重大な欠点となる。また、この従来製
法では着色において、元来、半導体工業のような極度に
清浄性を必要とするプロセスには馴染にくい染色工程が
必要であるなどの問題点があった。
として用いられる水溶性高分子、例えばゼラチン、カゼ
イン、グルー、ポリビニルアルコールなどに、何らかの
方法で感光性を付与し、いわゆる写真製版を経て所望の
形状を得ている。ところがこの被染色材料は、解像性の
良いものは被染色性が劣り、逆に被染色性の良いものは
解像度が悪いという問題を有している。この問題は、例
えば撮像素子の解像性を高くしてTV画面上に再生され
る画像の品質を良くするために必要な単位フィルタの密
度を高くする際に重大な欠点となる。また、この従来製
法では着色において、元来、半導体工業のような極度に
清浄性を必要とするプロセスには馴染にくい染色工程が
必要であるなどの問題点があった。
この発明は、上記のような従来の問題点を解消するため
になされたもので、染色工程を必要とすることなく、し
かも数μm以下の所望のフィルタ形状を得ることができ
る従来とは全く興なる構造及び工程による高密度・高性
能色分解フィルタを提供することを目的としている。
になされたもので、染色工程を必要とすることなく、し
かも数μm以下の所望のフィルタ形状を得ることができ
る従来とは全く興なる構造及び工程による高密度・高性
能色分解フィルタを提供することを目的としている。
この発明に係る色分解フィルタは、分子が気水界面に吸
着され得る単分子膜形成性及び電離放射線によるパター
ニング性を有する染料を用いていわゆるラングミュア・
プロジェット法(以下L−B法と記す)によって基板上
に染料分子の単分子膜の累積膜を形成し、これをXSa
、電子線1分子線あるいは紫外線などの電離放射線を用
いたいわゆる写真製版プロセスによりパターニングする
ものである。
着され得る単分子膜形成性及び電離放射線によるパター
ニング性を有する染料を用いていわゆるラングミュア・
プロジェット法(以下L−B法と記す)によって基板上
に染料分子の単分子膜の累積膜を形成し、これをXSa
、電子線1分子線あるいは紫外線などの電離放射線を用
いたいわゆる写真製版プロセスによりパターニングする
ものである。
この発明においては、染料分子は、例えばその発色団が
親水性又は親油性(疎水性)のいずれかの性質に対応し
て、それぞれ親水性又は親油性で且つ炭素数が5〜30
個程度で、電離放射線に感光する二重結合や三重結合あ
るいはエポキシ基などの反応基を有する炭化水素鎖を有
しており、このような染料分子はL−B法により、水面
上で容易に単分子膜を形成し、またこの単分子膜は所望
の基板、例えばガラスウェハあるいは固体撮像素子を形
成したシリコンウェハなどの表面に移転され、更にほこ
の単分子膜が積み上げられて累積膜となることとなる。
親水性又は親油性(疎水性)のいずれかの性質に対応し
て、それぞれ親水性又は親油性で且つ炭素数が5〜30
個程度で、電離放射線に感光する二重結合や三重結合あ
るいはエポキシ基などの反応基を有する炭化水素鎖を有
しており、このような染料分子はL−B法により、水面
上で容易に単分子膜を形成し、またこの単分子膜は所望
の基板、例えばガラスウェハあるいは固体撮像素子を形
成したシリコンウェハなどの表面に移転され、更にほこ
の単分子膜が積み上げられて累積膜となることとなる。
このようにして得られた染料薄膜を露光・現像すること
によって所望のフィルタパターンがi辱られ9以上の操
作を繰り返して所定の色分解フィルタが形成される。
によって所望のフィルタパターンがi辱られ9以上の操
作を繰り返して所定の色分解フィルタが形成される。
そしてこの場合、本発明による色分解フィルタは、従来
法によるフィルタ形成と異なり染色工程が不要であり、
しかもフィルタの厚さは数10〜数1000人と非常に
薄く、そのため数μm以下の微小なフィルタパターンの
形成が容易であり、高密度化に対応可能である。またフ
ィルタの光学濃度は染料分子の累積数によって決まるの
で、通常の染色法よりも光学濃度のコントロールが容易
で且つフィルタ性能の安定化が可能である。
法によるフィルタ形成と異なり染色工程が不要であり、
しかもフィルタの厚さは数10〜数1000人と非常に
薄く、そのため数μm以下の微小なフィルタパターンの
形成が容易であり、高密度化に対応可能である。またフ
ィルタの光学濃度は染料分子の累積数によって決まるの
で、通常の染色法よりも光学濃度のコントロールが容易
で且つフィルタ性能の安定化が可能である。
以下本発明の実施例を図について説明する。
第5図は本発明の一実施例による色分解フィルタを示し
、以下の実施例ては良溶な、つまり親水性を有する染料
を用いる場合について説明する。
、以下の実施例ては良溶な、つまり親水性を有する染料
を用いる場合について説明する。
なお親油性(疎水性)染料については、対応する炭化水
素鎖を親水性とすることにより同様のプロセスが可能で
ある。
素鎖を親水性とすることにより同様のプロセスが可能で
ある。
第5図において、6は基板、7aは該基板6上にストラ
イブ状に形成された青色色分解フィルタアレイ、8はこ
の青色色分解フィルタアレイ7aを覆うように基板6上
に形成された混色防止膜であり、これは例えば透明なホ
トレジストからなる。
イブ状に形成された青色色分解フィルタアレイ、8はこ
の青色色分解フィルタアレイ7aを覆うように基板6上
に形成された混色防止膜であり、これは例えば透明なホ
トレジストからなる。
9aは上記混色防止膜8上にストライブ状に形成された
黄色色分解フィルタアレイ、10はこの黄色色分解フィ
ルタアレイ9aを覆うように混色防止膜8上に形成され
た保護膜であり、これも例えば透明なホトレジストから
なり、このようにして色分解フィルタが構成されている
。
黄色色分解フィルタアレイ、10はこの黄色色分解フィ
ルタアレイ9aを覆うように混色防止膜8上に形成され
た保護膜であり、これも例えば透明なホトレジストから
なり、このようにして色分解フィルタが構成されている
。
ここで、上記基板6として透明ガラス又は透明石英製の
ウェハを用いれば撮像管あるいは固体撮像素子の貼合用
色分解フィルタが得られる。また、基板6として固体撮
像素子が形成されたシリコンウェハを用いればいわゆる
直付は型のカラー固体撮像素子が得られる。
ウェハを用いれば撮像管あるいは固体撮像素子の貼合用
色分解フィルタが得られる。また、基板6として固体撮
像素子が形成されたシリコンウェハを用いればいわゆる
直付は型のカラー固体撮像素子が得られる。
上記青色色分解フィルタアレイ7a、黄色色分解フィル
タアレイ9aは、分子が気水界面に吸着する単分子膜形
成性及びX線、電子線9分子線あるいは紫外線などの電
離放射線による露光で微細パターンの形成が可能なパタ
ーニング性が付与された染料を用いて形成されたもので
ある。
タアレイ9aは、分子が気水界面に吸着する単分子膜形
成性及びX線、電子線9分子線あるいは紫外線などの電
離放射線による露光で微細パターンの形成が可能なパタ
ーニング性が付与された染料を用いて形成されたもので
ある。
このような単分子膜形成性、パターニング性が付与され
た染料には第1図ta>〜(C)に示すものがあり、こ
れらは以下のようにして単分子膜形成性とパターニング
性を付与したもので゛ある。即ち、親水性の青色染料分
子1に、例えばX線、電子線。
た染料には第1図ta>〜(C)に示すものがあり、こ
れらは以下のようにして単分子膜形成性とパターニング
性を付与したもので゛ある。即ち、親水性の青色染料分
子1に、例えばX線、電子線。
分子線、紫外線などの電離放射線11に感応する二重結
合3(第1図(a))、三重結合4(第1図山))ある
いはエポキシa5 (第1図(C))などの反応基を有
する親油性炭化水素鎖2を各染料分子1個当たり、1本
あるいは複数本結合させたものである。
合3(第1図(a))、三重結合4(第1図山))ある
いはエポキシa5 (第1図(C))などの反応基を有
する親油性炭化水素鎖2を各染料分子1個当たり、1本
あるいは複数本結合させたものである。
なお、第1図(al〜(C)では青色染料分子1に直鎖
状炭化水素2を結合した例を示したが、この炭化水素は
本発明の目的である単分子膜形成性とパターニング性を
染料に具備させうるなら直鎖中に芳香環や他の原子団を
有するものであってもよい。
状炭化水素2を結合した例を示したが、この炭化水素は
本発明の目的である単分子膜形成性とパターニング性を
染料に具備させうるなら直鎖中に芳香環や他の原子団を
有するものであってもよい。
第2図ないし第4図は第5図に示した色分解フィルタを
本発明の一実施例による色分解フィルタの製造方法によ
り製造する場合の工程図であり、以下第2図ないし第5
図に沿って本実施例方法を説明する。
本発明の一実施例による色分解フィルタの製造方法によ
り製造する場合の工程図であり、以下第2図ないし第5
図に沿って本実施例方法を説明する。
まず上記のような新しい機能が付与された染料を溶解性
が良くかつ揮発性の高い溶媒で所定の濃度に溶解する。
が良くかつ揮発性の高い溶媒で所定の濃度に溶解する。
この溶液を少量水槽中に滴下する。
すると溶媒が蒸発し、L−B法に従って水面上に染料分
子の単分子層が形成される。次いで予め水中に浸漬して
おいた基板6を引き上げ装置により所定の速度で引き上
げると、基板6上に上記単分子層が移転し、染料分子が
規則正しく配列した単分子膜が形成される(第2図(a
l参照)。なお同図中では二重結合3を有する染料分子
1についてのみ示したが、他の反応基を有するものも同
様に移転できる。
子の単分子層が形成される。次いで予め水中に浸漬して
おいた基板6を引き上げ装置により所定の速度で引き上
げると、基板6上に上記単分子層が移転し、染料分子が
規則正しく配列した単分子膜が形成される(第2図(a
l参照)。なお同図中では二重結合3を有する染料分子
1についてのみ示したが、他の反応基を有するものも同
様に移転できる。
上記単分子膜の積み上げ(I積)は、基板6の上下動を
繰り返すことによって行なわれ、所望の光学濃度になる
まで累積を行なう(第2図山))。
繰り返すことによって行なわれ、所望の光学濃度になる
まで累積を行なう(第2図山))。
このようにして得られた染料累積膜を乾燥後、第3図に
示すように、電離放射l5llを用いて該染料思積膜の
色分解フィルタアレイとして必要な部分を露光し、これ
を現像すれば、第4図に示すように、露光により架橋さ
れた部分3aから成る所望の青色色分解フィルタアレイ
7aが得られる。
示すように、電離放射l5llを用いて該染料思積膜の
色分解フィルタアレイとして必要な部分を露光し、これ
を現像すれば、第4図に示すように、露光により架橋さ
れた部分3aから成る所望の青色色分解フィルタアレイ
7aが得られる。
次いで第5図に示すように、上記色分解フィルタアレイ
7a上に例えば透明なホトレジストなどで混色防止膜8
を形成し、更に上述と同様にして単分子膜形成性とパタ
ーニング性の機能が付与された黄色染料分子の累積膜を
この混色防止膜8上に形成する。なお、この混色防止膜
8はプロセス条件を適切に選定すれば省略することも可
能である。上記青色フィルタ形成と同様にして、黄色染
料分子累積膜を電離放射線11により露光して黄色色分
解フィルタアレイ9bを形成する。なお、青色フィルタ
と黄色フィルタとが重なった部分は緑色の色分解フィル
タアレイとなっている。更にこの黄色フィルタを形成し
た後、透明のホトレジストなどで保護膜10を形成する
ことによってカラー撮像素子用色分解フィルタとなる。
7a上に例えば透明なホトレジストなどで混色防止膜8
を形成し、更に上述と同様にして単分子膜形成性とパタ
ーニング性の機能が付与された黄色染料分子の累積膜を
この混色防止膜8上に形成する。なお、この混色防止膜
8はプロセス条件を適切に選定すれば省略することも可
能である。上記青色フィルタ形成と同様にして、黄色染
料分子累積膜を電離放射線11により露光して黄色色分
解フィルタアレイ9bを形成する。なお、青色フィルタ
と黄色フィルタとが重なった部分は緑色の色分解フィル
タアレイとなっている。更にこの黄色フィルタを形成し
た後、透明のホトレジストなどで保護膜10を形成する
ことによってカラー撮像素子用色分解フィルタとなる。
このように、本実施例による色分解フィルタは、従来の
染色法を用いて得られるフィルタに比べて染色工程とい
う特殊な工程を必要としないので、工程が大幅に短縮さ
れ、且つ欠陥の発生が大幅に低減され、歩留りが著しく
向上する。またフィルタそのものが染料分子を主体とし
て形成されており、従来のような被染色材という夾雑物
がないので色が非常に鮮明なフィルタが得られ、従って
撮像素子としての再現性が大幅に向上する。更に極限的
には分子オーダの解像度が可能であり、従って現状より
さらに微細な色分解フィルタの形成が容易となり、隣接
するフィルタとの混色が起こらず一層の高密度化に対応
できる。また光学濃度は染料分子の累積数によって決ま
るので、該光学濃度の制御が容易である。 ” 〔発明の効果〕 以上のように本発明に係る色分解フィルタ及びその製造
方法によれば、単分子膜形成性及び電離放射線によるパ
ターニング性が付与された染料を用いて、該染料の単分
子膜を累積形成し、これをパターニングするようにした
ので、微小なフィルタパターンの形成が容易であり、高
密度化できる効果があり、フィルタの光学濃度の制御が
容易であり、フィルタ性能を安定化できる効果がある。
染色法を用いて得られるフィルタに比べて染色工程とい
う特殊な工程を必要としないので、工程が大幅に短縮さ
れ、且つ欠陥の発生が大幅に低減され、歩留りが著しく
向上する。またフィルタそのものが染料分子を主体とし
て形成されており、従来のような被染色材という夾雑物
がないので色が非常に鮮明なフィルタが得られ、従って
撮像素子としての再現性が大幅に向上する。更に極限的
には分子オーダの解像度が可能であり、従って現状より
さらに微細な色分解フィルタの形成が容易となり、隣接
するフィルタとの混色が起こらず一層の高密度化に対応
できる。また光学濃度は染料分子の累積数によって決ま
るので、該光学濃度の制御が容易である。 ” 〔発明の効果〕 以上のように本発明に係る色分解フィルタ及びその製造
方法によれば、単分子膜形成性及び電離放射線によるパ
ターニング性が付与された染料を用いて、該染料の単分
子膜を累積形成し、これをパターニングするようにした
ので、微小なフィルタパターンの形成が容易であり、高
密度化できる効果があり、フィルタの光学濃度の制御が
容易であり、フィルタ性能を安定化できる効果がある。
第1図はこの発明の一実施例による色分解フィルタに用
いた単分子膜形成性とパターニング性が付与された染料
分子を示し、第1図(alは二重結合を有する炭化水素
鎖が結合された染料分子を示す図、第1開山)は三重結
合を有する炭化水素鎖が結合された染料分子を示す図、
第1図(C1はエポキシ基を有する炭化水素鎖が結合さ
れた染料分子を示す図、第2図ないし第4図は本発明の
一実施例による色分解フィルタの製造方法を説明するた
めの工程図であり、第2図(alは基板上に移転された
染料分子の単分子膜を示す図、第2開山)は基板上に移
転された染料分子の累積膜を示す図、第3図は基板上に
移転された染料分子の電離放射線による露光を示す図、
第4図は基板上に移転された染料分子の現像後パターン
を示す図、第5図はこの発明の一実施例による色分解フ
ィルタを示す断面図、第6図は従来の色分解フィルタを
示す断面図である。 図において、1は青色染料分子、2は炭化水素鎖、3は
二重結合、4は三重結合、5はエポキシ基、6は基板、
7aは青色色分解フィルタアレイ(色分解フィルタ部)
、9aは黄色色分解フィルタアレイ(色分解フィルタ部
)、11は電離放射線である。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
いた単分子膜形成性とパターニング性が付与された染料
分子を示し、第1図(alは二重結合を有する炭化水素
鎖が結合された染料分子を示す図、第1開山)は三重結
合を有する炭化水素鎖が結合された染料分子を示す図、
第1図(C1はエポキシ基を有する炭化水素鎖が結合さ
れた染料分子を示す図、第2図ないし第4図は本発明の
一実施例による色分解フィルタの製造方法を説明するた
めの工程図であり、第2図(alは基板上に移転された
染料分子の単分子膜を示す図、第2開山)は基板上に移
転された染料分子の累積膜を示す図、第3図は基板上に
移転された染料分子の電離放射線による露光を示す図、
第4図は基板上に移転された染料分子の現像後パターン
を示す図、第5図はこの発明の一実施例による色分解フ
ィルタを示す断面図、第6図は従来の色分解フィルタを
示す断面図である。 図において、1は青色染料分子、2は炭化水素鎖、3は
二重結合、4は三重結合、5はエポキシ基、6は基板、
7aは青色色分解フィルタアレイ(色分解フィルタ部)
、9aは黄色色分解フィルタアレイ(色分解フィルタ部
)、11は電離放射線である。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (3)
- (1)所定色光を通過せしめる複数の所定色色分解フィ
ルタ部を有し、カラー撮像を行なうための色分解フィル
タにおいて、上記各所定色色分解フィルタ部を、分子が
気水界面に吸着され得る単分子膜形成性及び電離放射線
による露光によりパターン形成され得るパターニング性
が付与された染料を用いて形成したことを特徴とする色
分解フィルタ。 - (2)上記染料が、特定の分光特性を有する親水性又は
親油性の染料分子に、該分子の性質に対応した親油性又
は親水性を有し、かつ5ないし30個の炭素分子を含み
、電離放射線に感光し得る二重結合、三重結合あるいは
エポキシ基等の反応基を含む炭化水素鎖をエステル化反
応又はアミノ化反応により結合させてなるものであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の色分解フィ
ルタ。 - (3)分子が気水界面に吸着され得る単分子膜形成性及
び電離放射線による露光によりパターン形成され得るパ
ターニング性が付与された染料を用いて単分子膜を形成
する工程と、この単分子膜を基板上に複数積み上げて累
積膜とする工程と、電離放射線を上記累積膜に照射して
これをパターニングする工程とを含むことを特徴とする
色分解フィルタの製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60109806A JPS61267005A (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 色分解フイルタ及びその製造方法 |
US06/830,131 US4745327A (en) | 1985-05-21 | 1986-02-18 | Color separation filter including monomolecular film layers of coupled dyestuff |
US07/158,848 US4824748A (en) | 1985-05-21 | 1988-02-22 | Method of making a color separation filter including monomolecular film layers of coupled dyestuff |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60109806A JPS61267005A (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 色分解フイルタ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61267005A true JPS61267005A (ja) | 1986-11-26 |
Family
ID=14519675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60109806A Pending JPS61267005A (ja) | 1985-05-21 | 1985-05-21 | 色分解フイルタ及びその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US4745327A (ja) |
JP (1) | JPS61267005A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02123768A (ja) * | 1988-11-02 | 1990-05-11 | Mitsubishi Electric Corp | 有機半導体薄膜の製造方法および該薄膜を含む半導体デバイス |
DE69031302T2 (de) * | 1989-12-22 | 1997-12-18 | Texas Instruments Inc | Filter für elektromagnetische Strahlung und Herstellungsverfahren |
US5239228A (en) * | 1990-07-02 | 1993-08-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | Thin-film electroluminescence device for displaying multiple colors with groove for capturing adhesive |
JP3345089B2 (ja) * | 1993-03-26 | 2002-11-18 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | カラーフィルタ基板の作製方法 |
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