JPS61266898A - 重量機器の高所据付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は集塵機のような重量機器を基礎と高さ数ｍの
高所位置にジヤツキアップして据付ける方法に関するも
のである。

〔従来の技術と、その問題点〕

工場内の高所位置に重さが数十トン（例えば７０ｔ）も
ある集Ｉ１機等の１ｉｉｔ機器を据付ける場合、工場建
屋の壁や天井を打抜いてレッカー車で重量機器を工場内
に搬入し、クレーンで高所位置に吊上げ、複数本の柱脚
によって支持するという据付は方法が一般的に用いられ
るが、この方法は工場建屋の壁、天井を打抜くので機器
据付けに金がかかる問題がある。

なお、工場建屋の壁や天井を打抜けない場合の方法とし
て、！１ｌｌＩ器を分解した状態で工場内に搬入し、仮
架台の上で組立て高所位置にジヤツキアップさせるとい
う据付は方法が考えられるが、この方法は機器据付は用
の本基礎の近くにジヤツキ据付は用の別基礎を作り、こ
の別基礎の上に設置したジヤツキにより仮架台上の組立
重量機器を順次にジヤツキアップさせ、所定の高さ位置
までジヤツキアップした重！１機器を複数本の柱脚によ
って本基礎上に支持させるようにするので、機器据付は
用の本基礎とは別にジヤツキ据付は用の基礎を作る必要
があること、このジヤツキ据付は基礎を重量機器の据付
は後に取壊さなければならないこと等の問題がある。

Ｃ問題点を解決するための手段〕 この発明は前記従来の問題点を解決するために、機器据
付は用の本基礎１の上にジヤツキ挿脱型の仮架台１０を
介して重量機器Ｗを設置すること（この仮架台１０上へ
の機器設置は分解搬入した機器分解量を仮架台１０上で
組立てる場合と、組立品である重量機器Ｗをクレーン吊
りによって仮架台１０上に載置させる場合の両方がある
）、この重量機器Ｗを仮架台１０内に挿入固定したジヤ
ツキ２０によって仮架台１０上方へ一定の範囲水平に上
昇させること、このジヤツキアップ状態で前記仮架台１
０の上にジヤツキ挿脱型の次段仮架台１０ａを挿入固定
すること、この次段仮架台１０ａの継足し後に前記ジヤ
ツキ２０を下降作動させて次段仮架台１０ａの上に重量
機器Ｗを下降支持させること、この支持状態で仮架台開
口部１１から前記ジヤツキ２０を取外す作業と、ジャッ
キ受け台１２ａ及び取外ジヤツキ２０を仮架台開口部１
１から継足し仮架台１０．１０ａ内へ挿入固定する作業
を行なうこと、前記と同様な継足し仮架台上方への機器
ジヤツキアップ作業と、機器ジヤツキアップ状態での次
段仮架台１０ｂの挿入固定作業と、機器下降支持状態で
のジヤツキ取外し作業・ジャッキ受け台１２ｂの継足し
作業・取外ジヤツキ２０の継足しジャッキ受け台１２ｂ
上への取付作業とを１回又は複数回繰返すことにより重
量機器Ｗを順次高所にジヤツキアップして行くこと、そ
して最上段の機器ジヤツキアップ状態で継足し仮架台１
０〜１０ｂの上に調整用補助ジヤツキ２１を備えたジヤ
ツキ挿脱型の上段仮架台１０ｎを挿入固定し、機器押上
ジヤツキ２０の下降作動によって重量機器Ｗを上段仮架
台１０ｎ上の補助ジヤツキ２１に支承させること、この
重量機器Ｗの補助ジヤツキ支承後に継足し仮架台１０〜
１０ｎ内のジヤツキ２０とジャッキ受け台全部１２ａ〜
１２ｎを仮架台開口部１１′から取外すこと、次いで重
量機器Ｗを本基礎１上に支持している継足し仮架台１０
〜１００の中に機器本体足となる柱脚３０を挿入して該
柱脚の重量機器Ｗ及び本基礎１上に対する取付けを行な
うこと、この柱脚取付後に前記補助ジヤツキ２１を機器
支持面から離れるように下降させて全部の継足し仮架台
１０〜１０ｎを基礎１上から撤去し、柱脚３０だけで重
量機器Ｗを本基礎１上の高所位置（例えば基礎上１．８
ｍの高さ位置）に据付けることを特徴とするものである
。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の実施例を図面に従い説明すると、この
重量ｔ機器の高所据付は方法は次のような工程からなる
ことを特徴とする。

「第１工程ｊ 機器据付は用の本基礎１の上にジヤツキ挿脱型の仮架台
１０を介して重量機器Ｗを第１図の如く設置する。即ち
、機器据付は用の本基礎１は４個（図面では１個だけを
示している）あり、この各基礎上に４本のアンカーボル
ト２と該ボルト螺合ナツト３によって柱脚取付用のべ一
女プレート４を締着固定し、この柱脚取付用ベースプレ
ート４の上にアンカーボルト挿通孔５と仮架台取付用ネ
ジ孔６と柱脚挿入切欠部７を有した仮架台用ベースプレ
ート８をアンカーボルト螺合ナツト３′によって締着固
定すると共に、この仮架台用ベースプレート８の上に前
面が開口した平面路二型状の仮架台１０をボルト９によ
って着脱可能に取付けるそして、４個の仮架台１０の上
に集塵機からなる重量機器Ｗを組立て設置する　（分解
搬入した機器分解量を仮架台１０上で組立てることによ
り設置する）。なお、この機器設置は重量機器Ｗを組立
て状態で工場内に搬入可能で且つ仮架台１０上に載せ得
るクレーン作動空間があるような場合には、工場内に組
立状態で搬入された重量機器Ｗをクレーン吊りして仮架
台１０上に設置することも可能である。

「第２工程」 前記仮架台１０の開口部１１から各仮架台１０内に油圧
ジヤツキ２０を挿入し、このジヤツキ台板２０ａを仮架
台用ベースプレート８にボルト２３で第２図の如く取付
け、この４本の油圧ジヤツキ２０によって仮架台１０上
の重量機器Ｗを仮架台１０の上方へ一定の範囲水平に上
昇させ、このジヤツキアップ状態で前記仮架台１０の上
にジヤツキ挿脱型（前面が開口した平面路二型状）の次
段仮架台１０ａを挿入し、複数本のボルト・ナツト２４
によって第３図のよう。　に固定する。

なお、前記次段仮架台１０ａ及び後述する次段仮架台１
０ｂ、上段仮架台１０ｎは夫々同一構成（但し最上段の
仮架台１０ｎは調整用補助ジヤツキ２１を備えている）
をなし、その高さが最下段板架台１０の約１／２位の寸
法（実施例の場合には２５７履寸法）に設計されている
。

「第３工程」 次いで、前記ジヤツキ２０を下降作動させて次段仮架台
１０ａの上に重ｆＩ！機器Ｗを第３図点線で示すように
下降支持させ、この支持状態で仮架台開口部１１から前
記ジヤツキ２０を取外す作業と、ジャッキ受け台１２ａ
及び取外ジヤツキ２０を仮架台開口部１１から継足し仮
架台１０．１０ａ内へ第４図の如く挿入固定する作業を
行なう。

なお、前記ジャッキ受け台１２ａは前記仮架台１０ａと
同一高さ寸法に形成され、ジヤツキ２０を取外した仮架
台用ベースプレート８の上にボルト２３によって着脱可
能に締着固定される。そして、このジャッキ受け台１２
ａの上にボルト・ナツト２５でジヤツキ２０が第４図の
如く締着固定される。

「第４工程」 第４図の状態で４本の油圧ジヤツキ２０を上昇作動させ
て次段仮架台１０ａの上方へ重量機器Ｗを第５図の如く
ジヤツキアップさせ、このジヤツキアップ状態で前記仮
架台１０ａの上にジヤツキ挿脱型の次段仮架台１０ｂ（
この仮架台は前述した仮架台１０ａと同一に構成されて
いる）を第５図想像線で示すように挿入固定する。

「第５工程」 次いで、前記ジヤツキ２０を下降作動させて前記仮架台
１０ｂの上に重Ｉｌｌ器Ｗを下降支持させ、この支持状
態で仮架台開口部１１から前記ジヤツキ２０を取外す作
業と、次のジャッキ受け台１２ｂ及び取外ジヤツキ２０
を仮架台開口部１１から継足し仮架台１０〜１０ｂ内へ
第６図のように挿入固定する作業を行なう。なお、前記
ジャッキ受け台１２ｂはジヤツキ２０を取外した後のジ
ャッキ受け台ｔ２ａの上にボルト・ナツトで着脱可能に
締着固定され、また前記ジヤツキ２０は継足しジャッキ
受け台１２ｂ上にボルト・ナツトで着脱可能に締着固定
される。

「第６エ程」 継足し仮架台１０ｂの上に支持した重量機器Ｗを前記ジ
ヤツキ２０により仮架台１０ｂの上方へ第６図の如く水
平に上昇させ、この最上段の機器ジヤツキアップ状態で
継足し仮架台１０ｂの上に調整用補助ジヤツキ２１を備
えたジヤツキ挿脱型の上段仮架台Ｉｏｎを挿入固定し、
機器押上ジヤツキ２０の下降作動によって重Ｉｉｌ器Ｗ
を上段仮架台１０ｎ上の補助ジヤツキ２１に支承させる
。

なお、前記補助ジヤツキ２１は上段仮架台１０口上の四
コーナ一部分に取付孔と合致するように溶着された固定
ナツト２５と、このナツトねじ孔に螺合された手回し操
作部２７ａを有するスクリューロッド２７と、このロッ
ド上端に回転可能に止着された機器受キャップ２８とか
ら構成されている（第６図参照）。

「第７エ程」 前記重量機器Ｗの補助ジヤツキ支承後に継足し仮架台１
０〜１０ｎ内のジヤツキ２０とジャッキ受け台１２ａ　
、　１２ｂを仮架台開口部１１′　から全部取り外しく
この時、重量機器Ｗは継足し仮架台１０〜１０ｎだけで
１７図の如く支持される）、次いで重量機器Ｗを本基礎
１上に支持している継足し仮架台１０〜１０ｎの中に機
器本体足となる柱脚３０を第７図想像線で示すように挿
入して、該柱脚３０の重量機器Ｗ・　　及び本基礎１上
に対する取付けを行なう。なお、この柱脚３０の取付け
は本実施例の場合、柱脚上端フランジ３１を機器下面部
にボルト止着し、この状態で柱脚下端面が仮架台用ベー
スプレート８の柱脚挿入切欠部７を介して柱脚取付用ベ
ースプレート４の上面に当接するように調整用ジヤツキ
２１を少し下降させる調整を行なった後、柱脚３０の下
端部を柱脚取付用ベースプレート４に溶接固定（この溶
着部は第９図において符号３２で示している）すること
により行なっている。

「第８工程」 前記のようにして柱脚３０を取付けた後、調整用補助ジ
ヤツキ２１を機器支持面から離れるように第８図の如く
下降させて全部の継足し仮架台１０〜１０ｎを基礎１上
から撤去し、柱ｍ３０だけで重量機器Ｗを本基礎１上の
高所位置（例えば基礎上１．８ｍの高さ位置）に第９図
の如く据付ける。この据付は後に必要に応じて第９図点
線で示すような補強ブラケット３３を柱脚下端部に溶着
して柱脚３０下端のベースプレート取付部分を補強する
こともある。

なお、以上述べた実施例は継足し仮架台１０ａ上方への
機器ジヤツキアップ作業及び機器ジヤツキアップ状態で
の次段仮架台１０ｂの挿入固定作業（第４工程）と、機
器下降支持状態でのジヤツキ取外し作業・ジャッキ受け
台１２ｂの継足し作業・取外ジヤツキ２０の継足しジャ
ッキ受け台１２ｂ上への取付作業（第５工程）を１回だ
け行なって、最上段のジヤツキアップ工程（第６エ程）
に移行させているが、第５工程と第６エ程の間に前記第
４゜第５工程と同様な繰返し工程を複数凹入れることに
より重量機器Ｗを更に高くなるようにジヤツキアップさ
せることも可能である。

〔発明の効果〕

この発明の重量機器の高所据付は方法は前記のようなも
のであるから、基礎上数ｍの高所位置に集塵機のような
重量機器をジヤツキアップして簡単に据付けることがで
き、しかもこの据付は作業は全て本基礎上で行なわれる
ので、本基礎の近くにジヤツキ据付は用の別基礎を作る
必要がなく、従って機器据付は後に別基礎を取壊すこと
も不要となり、経済的にも作業能率の上でも有利である
等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の機器据付は方法の第１工程を示す説
明図、第２図及び第３図は同方法の第２工程を示す説明
図、第４図は同方法の第３工程を示す説明図、第５図は
同方法の第４工程を示す説明図、第６図は同方法の第５
．第６エ程を示す説明図、第７図は同方法の第７エ程を
示す説明図、第８図は同方法の第８工程を示す説明図、
第９図は同方法によって据付けられた重量機器の据付は
状態図である。 １・・・本基礎、Ｗ・・・重量機器、１０・・・仮架台
、１０ａ。 １０ｂ・・・次段仮架台、１０ｎ・・・上段仮架台、１
１．１１’、・・仮架台開口部、１２ａ　、　１２ｂ・
・・ジャッキ受け台、２０・・・油圧ジヤツキ、２１・
・・調整用補助ジヤツキ、３０・・・柱脚。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第２図 Ｗ 第３図 湾 第４図　　　　第５図 、Ｗ 第６図 ｒ″′　　　　　　　　　　を 第７図　　　　第８図 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 機器据付け用の本基礎の上にジャッキ挿脱型の仮架台を
   介して重量機器を設置し、この重量機器を仮架台内に挿
   入固定したジャッキによって仮架台上方へ一定の範囲水
   平に上昇させ、このジャッキアップ状態で前記仮架台の
   上にジャッキ挿脱型の次段仮架台を挿入固定した後、前
   記ジャッキを下降作動させて次段仮架台の上に重量機器
   を下降支持させ、この支持状態で仮架台開口部から前記
   ジャッキを取外す作業と、ジャッキ受け台及び取外ジャ
   ッキを仮架台開口部から継足し仮架台内へ挿入固定する
   作業を行ない、次いで前記と同様な継足し仮架台上方へ
   の機器ジャッキアップ作業と、機器ジャッキアップ状態
   での次段仮架台の挿入固定作業と、機器下降支持状態で
   のジャッキ取外し作業・ジャッキ受け台の継足し作業・
   取外ジャッキの継足しジャッキ受け台上への取付作業と
   を１回又は複数回繰返すことにより重量機器を順次高所
   にジャッキアップして行き、そして最上段の機器ジャッ
   キアップ状態で継足し仮架台の上に調整用補助ジャッキ
   を備えたジャッキ挿脱型の上段仮架台を挿入固定し、機
   器押上ジャッキの下降作動によって重量機器を上段仮架
   台上の補助ジャッキに支承させた後、継足し仮架台内の
   ジャッキとジャッキ受け台全部を仮架台開口部から取外
   し、次いで重量機器を本基礎上に支持している継足し仮
   架台の中に機器本体足となる柱脚を挿入して該柱脚の重
   量機器及び本基礎上に対する取付けを行なった後、前記
   補助ジャッキを機器支持面から離れるように下降させて
   全部の継足し仮架台を基礎上から撤去し、柱脚だけで重
   量機器を本基礎上の高所位置に据付けることを特徴とす
   る重量機器の高所据付け方法。