JP2736849B2 - 梁用鉄骨の架設工法 - Google Patents

梁用鉄骨の架設工法

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JP2736849B2
JP2736849B2 JP15411493A JP15411493A JP2736849B2 JP 2736849 B2 JP2736849 B2 JP 2736849B2 JP 15411493 A JP15411493 A JP 15411493A JP 15411493 A JP15411493 A JP 15411493A JP 2736849 B2 JP2736849 B2 JP 2736849B2
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節郎 小林
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨造りの建造物を構
築する際に於ける柱間への梁用鉄骨の架設工法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図6に示すように、2本
の柱用鉄骨1,2間に梁用鉄骨3を架設する場合、タワ
ークレーンのワイヤーロープ4で水平姿勢で吊り上げら
れた梁用鉄骨3を、各柱用鉄骨1,2に突設されている
接続用鉄骨5,6間に吊り降ろして、当該梁用鉄骨3の
両端を両接続用鉄骨5,6の端部に隣接させ、係る状態
で両者を周知の方法で互いに連結する。このように梁用
鉄骨3を架設する際には、当該梁用鉄骨3を水平姿勢で
吊り上げて柱間に吊り降ろすのが一般的であるが、この
ためには建築現場の周囲に、長尺の梁用鉄骨を水平に倒
して置いておける大きな空き地が必要となる。即ち、こ
のような空き地が確保出来るときは、当該空き地に水平
に置かれた梁用鉄骨を建築現場に建てられたタワークレ
ーンで水平姿勢のままで吊り上げることが可能になる。
【0003】しかしながら、建築現場の周囲に前記のよ
うな大きな空き地が確保出来ないような状況では、建築
現場内に梁用鉄骨が置かれることになり、このような場
合には、当該梁用鉄骨を水平姿勢のままで吊り上げるこ
とは、その上方に既に組み上げられている構造物が邪魔
になって非常に困難になる。従ってこのような場合、従
来は、水平に置かれている梁用鉄骨の一端をクレーンで
吊り上げることにより、当該梁用鉄骨を水平姿勢から垂
直姿勢に変化させ、係る垂直姿勢の梁用鉄骨を架設現場
に吊り降ろすことが行われる。
【0004】このように梁用鉄骨を垂直姿勢で吊り降ろ
す場合には、当該梁用鉄骨を架設場所まで降ろした後、
吊り下げたままで水平姿勢に倒伏させるのに、多大の手
間と時間がかかるばかりでなく、作業者に多大の危険を
及ぼす恐れがあり、改善が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解決するために成されたものであって、そ
の特徴を後述する実施例の参照符号を付して示すと、本
発明の梁用鉄骨の架設工法は、梁用鉄骨(3) の一端上面
に、水平支軸(15)が架設された軸付き金具(10)と当該水
平支軸(15)を受ける軸受け用凹部(19a,19b) を備えた軸
受け用金具(11)との内、一方の金具を、その水平支軸(1
5)または軸受け用凹部(19a,19b) が当該鉄骨端面(3a)の
略真上に位置するように取付けておき、柱側の接続用鉄
骨(5) の端部上面には、他方の金具を、その軸受け用凹
部(19a,19b) または水平支軸(15)が当該鉄骨端面(5a)の
略真上に位置するように取付けおき、前記梁用鉄骨(3)
の他端を吊り上げて、当該梁用鉄骨(3) を垂直姿勢で前
記接続用鉄骨(5) の端部に向けて吊り降ろし、前記両金
具(10,11) の水平支軸(15)と軸受け用凹部(19a,19)とを
互いに嵌合させた後、当該水平支軸(15)を中心に梁用鉄
骨(3) を回動倒伏させることにより、当該梁用鉄骨(3)
を前記接続用鉄骨(5) に対し略水平に接続する姿勢と
し、係る状態で梁用鉄骨(3) と接続用鉄骨(5) とを互い
に接続させる点に特徴を有する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の例示図に基
づいて説明すると、図1Aに於いて、参照符号1〜6
は、図6に基づいて説明したものと同一のものであるか
ら説明は省略する。而して図1A及び図1Bに示すよう
に、梁用鉄骨3の一端上面には軸付き金具10が取付け
られ、一方の接続用鉄骨5の端部上面には軸受け用金具
11が取付けられている。
【0007】図2〜図5に示すように、軸付き金具10
は、ボルト孔12が設けられた基板13上に左右一対の
側板14a,14bを斜め外方上方に立設し、この両側
板14a,14bの先端部間に水平支軸15を架設した
ものであり、当該水平支軸15は、基板13の一側辺の
略真上で当該一側辺と平行に架設されている。
【0008】軸受け用金具11は、ボルト孔16が設け
られた基板17上に左右一対の側板18a,18bを斜
め外方上方に立設し、この両側板18a,18bの先端
部に夫々軸受け用凹部19a,19bを形成したもので
あって、両側板18a,18bは、前記軸付き金具10
の両側板14a,14b間に丁度入り込める間隔で立設
され、その先端部は内側へ斜めに折曲され、前記軸付き
金具10の両側板14a,14b間への入り込みを容易
にしている。前記両軸受け用凹部19a,19bは、そ
の内端部で前記水平支軸15の両端部を相対回転可能に
支承し得る形状のもので、その開口部は、真上からの水
平支軸15の嵌入を容易ならしめるために上側辺が垂直
に立ち上げられ、当該両軸受け用凹部19a,19b
(詳細にはその内端軸受け部)は、基板17の一側辺の
略真上に位置している。20a,20bは、両側板18
a,18bの先端部上側辺間と同先端部下側辺間とに架
設した補強用連結板である。
【0009】軸付き金具10は、その基板13のボルト
孔12とボルトナットなどを利用して梁用鉄骨3の一端
上面に取付けられるが、このときの取付け位置は、当該
軸付き金具10の水平支軸15が、図1Bに示すように
梁用鉄骨3の端面3aの略真上に位置するように設定さ
れる。また、軸受け用金具11は、その基板17のボル
ト孔16とボルトナットなどを利用して接続用鉄骨5の
端部上面に取付けられるが、このときの取付け位置は、
当該軸受け用金具11の軸受け用凹部19a,19b
(の内端軸受け部)が、図1Bに示すように接続用鉄骨
5の端面5aの略真上に位置するように設定される。
【0010】上記のように各金具10,11の取付け作
業が完了したならば、地上に水平に置かれ且つ軸付き金
具10が取付けられている梁用鉄骨3の他端(軸付き金
具10が取付けられている側とは反対側の端部)にクレ
ーンのワイヤーロープ4を結合して、当該梁用鉄骨3を
吊り上げる。このとき、当該梁用鉄骨3の軸付き金具1
0が取付けられている側の端部を台車上に載置しておけ
ば、ワイヤーロープ4による吊り上げに伴って梁用鉄骨
3をワイヤーロープ4の吊り上げ位置側へ円滑に移動さ
せ、以て、ワイヤーロープ4による吊り上げ位置を大き
く横移動させないで、梁用鉄骨3を水平姿勢から垂直姿
勢に変化させながら吊り上げることが出来る。
【0011】梁用鉄骨3を垂直姿勢で所定高さまで吊り
上げたならば、接続用鉄骨5の上方位置まで横移動させ
た後、ワイヤーロープ4を繰り出して、図1Aに示すよ
うに垂直姿勢の梁用鉄骨3を吊り降ろす。そして、図5
に仮想線で示すように、梁用鉄骨3側の軸付き金具10
に於ける水平支軸15を、接続用鉄骨5側の軸受け用金
具11に於ける軸受け用凹部19a,19bに嵌入させ
るように、軸付き金具10の両側板14a,14b間に
軸受け用金具11の両側板18a,18bを相対的に嵌
合させる。
【0012】このとき、軸付き金具10の水平支軸15
の位置は、垂直姿勢に吊り下げられている梁用鉄骨3の
重心位置よりも横外方にずれているので、上記のように
両金具10,11を互いに嵌合させた後、引き続いてワ
イヤーロープ4を繰り出して梁用鉄骨3を降下させるよ
うにすれば、当該梁用鉄骨3は、軸受け用金具11の軸
受け用凹部19a,19bに嵌合支持されている軸付き
金具10の水平支軸15を中心に、図5に矢印で示す如
く接続用鉄骨5から遠ざかる方向へ自然に回動倒伏する
ことになる。従って、梁用鉄骨3の端面3aと接続用鉄
骨5の端面5aとが隣接する水平姿勢まで梁用鉄骨3を
回動倒伏させたならば、その位置に梁用鉄骨3を保持さ
せ、係る状態で従来周知の方法により、接続用鉄骨5,
6の端部と梁用鉄骨3の両端とを連結させる。
【0013】なお、梁用鉄骨3を接続用鉄骨5,6に連
結し終わったならば、必要に応じて両金具10,11を
取り外し、再使用することが出来る。また、軸付き金具
10を接続用鉄骨5の端部上面に取付け、軸受け用金具
11を梁用鉄骨3の一端上面に取付けることも出来る。
更に、これら軸付き金具10や軸受け用金具11の具体
構造は、上記実施例のものに限定されない。
【0014】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の梁用鉄骨
の架設工法によれば、予め梁用鉄骨の一端上面と柱側の
接続用鉄骨の端部上面とに軸付き金具と軸受け用金具と
を取付けておき、当該梁用鉄骨の他端をクレーンで吊り
上げて垂直姿勢とした状態で、当該梁用鉄骨を前記接続
用鉄骨の端部位置へ吊り降ろし、前記両金具の水平支軸
と軸受け用凹部とを互いに嵌合させた後、梁用鉄骨を更
に降下させるように操作するだけで、当該梁用鉄骨は、
前記軸付き金具の水平支軸を中心に自然に回動倒伏して
水平姿勢に変化する。
【0015】このように2つの金具を併用するだけで、
しかも非常に簡単な操作により、垂直に吊り上げて所定
位置に吊り降ろす梁用鉄骨を、接続用鉄骨の端部に水平
に接続する姿勢に安全に変化させることが出来るので、
梁用鉄骨を水平姿勢のまま吊り上げることの出来ない状
況での梁用鉄骨の架設作業を、少ない労力と時間とで極
めて安全に行うことが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 A図は梁用鉄骨架設作業を説明する概略側面
図であり、B図は梁用鉄骨と接続用鉄骨とに金具を取付
けた状態の側面図である。
【図2】 軸付き金具と軸受け用金具とを示す平面図で
ある。
【図3】 両金具の正面図である。
【図4】 両金具が互いに嵌合した状態を示す平面図で
ある。
【図5】 梁用鉄骨が接続用鉄骨の端部に水平に接続す
る姿勢となった状態での一部縦断側面図である。
【図6】 従来の架設作業時に於ける梁用鉄骨の吊り降
ろし状態を示す概略側面図である。
【符号の説明】
1 柱 2 柱 3 梁用鉄骨 4 クレーン側のワイヤーロープ 5 接続用鉄骨 6 接続用鉄骨 10 軸付き金具 11 軸受け用金具 14a 軸付き金具の側板 14b 軸付き金具の側板 15 水平支軸 18a 軸受け用金具の側板 18b 軸受け用金具の側板 19a 軸受け用凹部 19b 軸受け用凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】梁用鉄骨(3) の一端上面に、水平支軸(15)
    が架設された軸付き金具(10)と当該水平支軸(15)を受け
    る軸受け用凹部(19a,19b) を備えた軸受け用金具(11)と
    の内、一方の金具を、その水平支軸(15)または軸受け用
    凹部(19a,19b) が当該鉄骨端面(3a)の略真上に位置する
    ように取付けておき、柱側の接続用鉄骨(5) の端部上面
    には、他方の金具を、その軸受け用凹部(19a,19b) また
    は水平支軸(15)が当該鉄骨端面(5a)の略真上に位置する
    ように取付けおき、前記梁用鉄骨(3) の他端を吊り上げ
    て、当該梁用鉄骨(3) を垂直姿勢で前記接続用鉄骨(5)
    の端部に向けて吊り降ろし、前記両金具(10,11) の水平
    支軸(15)と軸受け用凹部(19a,19)とを互いに嵌合させた
    後、当該水平支軸(15)を中心に梁用鉄骨(3) を回動倒伏
    させることにより、当該梁用鉄骨(3) を前記接続用鉄骨
    (5) に対し略水平に接続する姿勢とし、係る状態で梁用
    鉄骨(3) と接続用鉄骨(5) とを互いに接続させることを
    特徴とする梁用鉄骨の架設工法。
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