JPS61266700A - ガラスペ−パ−の製造方法 - Google Patents

ガラスペ−パ−の製造方法

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JPS61266700A
JPS61266700A JP10154785A JP10154785A JPS61266700A JP S61266700 A JPS61266700 A JP S61266700A JP 10154785 A JP10154785 A JP 10154785A JP 10154785 A JP10154785 A JP 10154785A JP S61266700 A JPS61266700 A JP S61266700A
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JP
Japan
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paper
glass
water
manufactured
glass paper
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JP10154785A
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Inventor
稲田 治
政典 西本
竹下 登
中村 義男
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Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は極細ガラス繊維を主原料とした中性抄紙法によ
るガラスペーパーの製造方法に関するものであり、更に
詳しくは極細ガラス繊維単独或いは之にチョップトスト
ランドガラス繊維を一部雁加し水を用いて中性にて離解
後、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル型ノニオン
性界面活性剤を添加し、中性にて分散・抄紙することを
特徴とするガラスペーパーの製造方法に関するものであ
る。 ガラス繊維には、平均繊維径が4μ諧以下で綿状の極細
ガラス繊維と、繊維長が5m+〜25nで繊維径が6μ
m〜20μmのチョップトストランドガラス繊維とがあ
る。このうち、極細ガラス繊維を主原料とし湿式抄紙法
(水系での抄紙法)で製造したガラスペーパーは高性能
エアーフィルター或いはバッテリーセパレータ、断熱材
、吸音材などの用途に使われている。
【従来の技術】
極細ガラス繊維を用い湿式抄紙法でガラスペーパーを製
造する場合、ガラスは表面が疎水性であるため親水性の
パルプ繊維などに比べ、本来水中での分散が著しく劣る
ことから中性での湿式抄紙法では地合が良好で実用に適
したガラスペーパーを製造することが困難とされていた
。そこで従来はINDUSTRIAL  AND  E
NGTNEERrNG  CHEMTSTRY  4旦
(2)219〜222(1956)或いはマンピル社カ
タログMANVTILF  丁EMPSTRAN  F
IBER8,FORTHE  PAPERINDIIS
TRV、更に第19回紙・バルブシンポジウム要旨集9
〜19頁(1984)などに見られる様に、硫酸酸性水
(pH3,2以下)を用いる湿式抄紙法によりガラスペ
ーパー製造を行なっていた。 しかし、硫酸酸性でのガラスペーパーの製造方法は作業
の安全性或いは装置の腐食性などから問題があり、中性
での湿式抄紙法に関して鋭意検討した結果、本発明に到
達したものである。
【発明が解決しようとする問題点】
極細ガラス繊維単独或いは極細ガラス繊維とチョップト
ストランドガラス繊維を一部添加してガラスペーパーを
湿式抄紙法で製造する場合、離解→分散→抄紙 という概念が重要である。 極細ガラス繊維は綿状であり、之を用いて湿式抄紙法で
ガラスペーパーを製造するには、先ず難解を如何に効果
的に行なうかが重要なポイントとなる。即ち極細ガラス
Il維の離解が不充分で未離解の繊維束が残っていると
、之をたとえ従来行なわれている硫酸酸性水で分散・抄
紙しても地合が良好で実用に適したガラスペーパーの製
造が出来ない。そこで、この極細ガラス繊維の離解を如
何に効果的に行なうかについて検討した。 即ち、極細ガラス繊維として、商品名マンビル10G(
0,54〜0.68μ議φ)(マンビル社製)20gと
、水2tをTAPPI離解機(熊谷連撮工業社製)に入
れ、所定時開離解し、その時の離解状態をガラス繊維濃
度が0.05%となる様に水で希釈後、50011 l
容のメスシリンダーに採取し、目視により判定した(表
1)。更にチョップトストランドガラス繊維(6mm、
 9μ曽φ)(塩ファイバーグラス社製)2gを前記マ
ンビル106(0,54〜0.68μ議φ)20gに混
合し、同様に離解した時の離解状態も示した。また比較
として水の代わりに硫酸酸性水(pH2,5)を用いて
同様な離解処理した結果を表1に示した。 表1  中性における離解効果 ※1・・・・マンビル1o6 ※2・・・・6mm、 9μ鎮φ ※3・・・・目視による 0:良好 Δ:中程度 ×:不良(未離解の極細ガラス
繊維顕著)その結果、中性にて離解すると、従来行なわ
れている硫酸酸性にて処理した場合よりも短時間で同一
離解状態が得られ、また、チョップトストラ・ンドガラ
ス繊維を一部添加すると、更に離解速度を速められるこ
とが判った。 次に分散・抄紙であるが、ガラス繊維は本来水中での分
散が著しく劣るため、効果的な離解により、たとえ極細
ガラス繊維を1本1本に分離しても、中性の水中では直
ぐに凝集して了うので、従来は硫酸酸性水を用いて、分
散・抄紙Cていた。 しかし、硫酸酸性水の使用は作業の安全性や装置の腐食
性などから問題があり、この分散・抄紙を中性にて行な
うことの可能性を鋭意検討した。
【問題点を解決するための手段および作用】その結果、
ポリエチレングリコール脂肪酸エステル型ノニオン性界
面活性剤の水溶液を使用すれば、硫酸酸性水で分散・抄
紙するのと同様なガラスペーパーを製造することが可能
となることが判った。益で、ポリエチレングリコール脂
肪酸エステル型ノニオン性界面活性剤としては、脂肪酸
としてステアリン酸、オレイン酸、ラウリン酸などを使
ったモノ脂肪酸エステルと、ジ脂肪酸エステルタイプの
ものが使用出来る。また用いる水溶液の濃度は1〜20
ppm 、好ましくは5〜10ppmである。 水溶液濃度が1 ppm以下では分散能力が弱く、地合
の良好な実用に適したガラスペーパーは製造出来ない。 一方、20ppmよりも濃度を高くしても顕著な分散効
果の向上が得られないことから経済的でなく好ましくな
い。また中性で、例えばエアフィルター用ガラスペーパ
ーを製造すると、硫酸酸性で製造するよりもフィルター
性能が向上することが認められた。このことは中性でガ
ラスペーパーを製造するとガラス繊維の損傷が少なくな
るためと推定される。 なお、本発明においてはガラスペーパーの強度を確保す
るためのバインダーや撥水性を確保するための撥水剤或
いはタルクやTietなどの無機充填材などを必要に応
じて内孟や含浸によって使用しても何等支障はない。
【実施例】
本発明を更に詳述するために、次に具体例により説明す
る。 エアフィルター用ガラスペーパーを中性で製造した実施
例を以下に示す。 実施例1〜5および比較例1: 極細ガラス繊維として、商品名マンビル106(0,5
4〜0.68μ■φ)(マンビル社製)IOQ、商品名
マンビル108A(0,69〜1.1μ■φ)(マンビ
ル社製)4Qに、チョップトストランドガラス繊維(6
閤。 9μ■φ)(旭ファイバーグラス社製)6Qと、商品名
SMM(ユニチカ化成社製)のPVA系バインダー0.
12Qを、TAPPT離解機に入れ、水2jを加えて7
分間離解した後、所定の濃度(0,5〜30ppm+)
に調製した商品名ベグノールPDS−60(東邦化学工
業社製)のポリエチレングリコールジステアリン酸エス
テル型ノニオン性界面活性剤水溶液8!を加え、商品名
Sv −538A型(島端製作所製)の反転式アジター
にて5分間撹拌した。この液を、得られるガラスペーパ
ーの坪量が約75g/I12となる様に採取して前述の
所定濃度に調製したベグノールPDS−60水溶液を加
えて全員を41とし、反転式アジターにて更に3分間撹
拌後、自製の丸型JTS式手抄装置(金網面積0,01
9112.金網口開75mesh)にてガラスペーパー
を抄紙した。この湿紙に、更に商品名ダイジットEY(
互応化学社製)のワックスエマルジョン系撥水剤を用い
て撥水処理後、シリンダドライヤーにて乾燥してエアー
フィルター用ガラスペーパーを製造し、目視により地合
を判定した。このガラスペーパーを自製したフラットシ
ート用フィルター試験装置にて性能評価した。 実施例6 界面活性剤として商品名ニラサンノニオンS−10(日
本油脂社製)のポリエチレングリコールモノステアリン
酸エステル型ノニオン性界面活性剤を用いる以外は、実
施例3と同様に行なった。 実施例7 界面活性剤として商品名イオネットDo−600(三洋
化成社製)のポリエチレングリコールジオレイン酸エス
テル型ノニオン性界面活性剤を用いる以外は実施例3と
同様に行なった。 実施例8 界面活性剤として商品名イオネットMO−600(三洋
化成社製)のポリエチレングリコールモノオレイン酸エ
ステル型ノニオン性界面活性剤を用いる以外は実施例3
と同様に行なった。 実施例9 界面活性剤として商品名イオネット0L−200(三洋
化成社製)のポリエチレングリコールジオレイン酸エス
テル型ノニオン性界面活性剤を用いる以外は実施例3と
同様に行なった。 実施例10 界面活性剤として商品名ニラサンノニオンL−4(日本
油脂社製)のポリエチレングリコールモノラウリン酸エ
ステル型ノニオン性界面活性剤を用いる以外は実施例3
と同様に行なった。 比較例2 界面活性剤水溶液の代わりに硫酸酸性水(pH2,5)
を用いる以外は実施例と同様に行なった。 【発明の効果1 之等の結果を表2に示すが、中性にて湿式抄紙したエア
フィルター用ガラスペーパーは従来の硫RR性にて製造
したガラスペーパーと比較して地合は全く変わらなかっ
た。 また、エアフィルターの主要性能は口OPスモーク(フ
タル酸ジオクチル、粒径0.3μ■φ)捕集率と圧力損
失とで表わされ、望ましいエアフィルター性能は、成る
一定規格のDOPスモーク捕集率を成る可く低い圧力損
失で達成するものであるが、中性にて製造°したエアフ
ィルター用ガラスペーパーはHEP^フィルターの規格
、即ち0.3μ■粒径の00Pスモーク捕集率が99.
97%以上であることを充分満足しているが、酸性で製
造したエアフィルター用ガラスペーパーはこの規格以下
となっていた。 なお、益にはエアフィルター用ガラスペーパーの中性に
おける製造例を示したが、本発明は之に限定されるもの
でなく、極細ガラス繊維を主原料に用いた各種ガラスペ
ーパーの湿式抄紙法による製造に適用出来るものである
。 以下余白 手続補正書 昭和60年7月25日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 極細ガラス繊維単独或いは極細ガラス繊維にチョッ
    プトストランド繊維を一部添加して湿式抄紙法でガラス
    ペーパーを製造するに当り、上記ガラス繊維を水を用い
    て中性にて離解後、ポリエチレングリコール脂肪酸エス
    テル型ノニオン性界面活性剤を添加した水を用いて中性
    にて分散・抄紙することを特徴とするガラスペーパーの
    製造方法。 2 ポリエチレングリコール脂肪酸エステル型ノニオン
    性界面活性剤水溶液濃度が1〜20ppmである特許請
    求の範囲第1項に記載のガガラスペーパーの製造方法。
JP10154785A 1985-05-15 1985-05-15 ガラスペ−パ−の製造方法 Granted JPS61266700A (ja)

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