JPS6126572Y2 - - Google Patents

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JPS6126572Y2
JPS6126572Y2 JP345181U JP345181U JPS6126572Y2 JP S6126572 Y2 JPS6126572 Y2 JP S6126572Y2 JP 345181 U JP345181 U JP 345181U JP 345181 U JP345181 U JP 345181U JP S6126572 Y2 JPS6126572 Y2 JP S6126572Y2
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JP
Japan
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outer cylinder
exhaust gas
inner cylinder
collection tank
dust collection
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JP345181U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、排気ガス洗浄装置に係り、特に自動
車の排気ガスの排出口を上方へ向けて開口するよ
うにした排気ガス洗浄装置に関する。
〔従来の技術〕
一般の塵芥収集車のように、自動車の後部にお
いて作業者が作業しなければならない車両では、
作業者の衛生管理上、自動車の排気ガスを後方へ
向けて排出することができない。そのため、排気
ガスを浄化するための排気ガス清浄装置を途中に
組込んだ排出管を自動車の高さより上方へ突き出
すように設置し、しかも排出口を上方へ向けて開
口するようにしている。
この種の従来の排気ガス清浄装置は、円筒状の
外筒と、この外筒内に同軸的に組込まれ周壁に多
数の孔が穿設された円筒状の内筒とからなり、上
記排気ガスは上記内筒内に導入された多数の孔を
通過したのち外筒内を通つて排気される。
そして、排気ガス中に含まれる黒鉛、NOX、酸
化鉄や酸化鉛等は、浄化されたのち上記外筒の下
方に貯留される。
しかしながら、この種の排気ガス清浄装置では
排出口が上方へ向かつて開口しているので、この
開口部から雨水が侵入し排気管の立ち上り基部の
曲り部やマフラー部等に雨水が溜り、これらの部
分の腐蝕をまねくという問題があつた。
また、上記孔が黒鉛等の付着により目づまりし
円滑な排気が行なわれなくなつたり、上記外筒の
下方に貯留された黒鉛等の除去が困難であつたり
する問題があつた。
さらに、上記孔を通過させるだけでは微粒子の
黒鉛等は完全に除去することができず、それが大
気中に排気されてしまうという問題もあつた。
そこで、従来、上方へ向けて立ち上げられた排
気ガス清浄装置の下部に、ドレン管を接続し、侵
入した雨水を排出すると共に、上記貯留した排出
物を同時に流出させる装置が提案されている(例
えば実開昭55−52507号公報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この種の従来の排気ガス清浄装
置では、内筒の周壁に穿設された孔が黒鉛等の付
着により目づまりした場合その除去ができず、さ
らに、微粒子の黒鉛等が大気中に排気されるとい
う問題を解決することができなかつた。
そこで、本考案の目的は、上述した従来の技術
が有する問題点を解消し、保守の容易な、雨水が
内部に貯留されることのない、かつ、黒鉛等の微
粒子を浄化できる排気ガス清浄装置を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、直円筒
状の有底の外筒と、この外筒の底板に接続され、
下方へ延出した第1のドレン管と、この外筒の内
側下方部にほぼ同心的に配置され、周壁に多数の
孔を穿設した内筒と、この内筒の下方に排気口を
挿入した排気管と、上記内部の上部に装着された
集塵タンクと、この集塵タンク内へサイクロンの
下方開口を臨ませ外筒内に配置されたサイクロン
集塵装置と、上記外筒の周壁上に設けられた洗浄
口と、上記集塵タンクの下端から導出され下方へ
延出された第2のドレン管とを備えてなることを
特徴とするものである。
〔作 用〕
上記構成によれば、排気管からの排気ガスは内
筒の周壁に穿設された多数の孔を通つて外筒内に
入り、ここで粗粒子の黒鉛等が分離されたのち、
サイクロン集塵装置内に入り、ここで微粒子の黒
鉛等が分離されて排気される。微粒子の黒鉛等は
サイクロンを介して集塵タンクへ集められたのち
雨水とともに第2のドレン管を通つて外部へ導出
される。一方、洗浄口から水あるいは蒸気を流入
させると、これらは内筒の上記孔に付着した黒鉛
等を洗い流したのち外筒内に貯留された粗粒子の
黒鉛等を押し流すように第1のドレン管を通つて
外部へ導出される。
以下本考案による排気ガス清浄装置の一実施例
を図面を参照して説明する。
第1図は、本考案による車両用排気ガス清浄装
置1をジーゼル・機関によつて走行駆動する塵芥
収集車2に装備した例を示している。塵芥収集車
2は、車体3の上に塵芥収容箱4を搭載され、そ
の後方にはテールストツク5が開閉可能に設けら
れている。
次に排気ガス清浄装置1の構成を第2図乃至第
4図を参照して説明する。
第2図において、排気ガス清浄装置1は、直円
筒状の外筒6を有し、この外筒1の上下端は、上
部端板6aおよび下部端板6bによつて閉塞され
ている。上記外筒6の内側であつて下方領域には
直円筒状の内筒7が同心的に配置され、その周壁
には多数の孔8,8,……8が穿設されている。
また、この内筒7の下方部には、例えば前記塵芥
収集車の排気管10の排気口10aが挿入されて
いる。
しかして、上記内筒7の上端には、底板11a
を下方にした集塵タンク11が嵌着され、この集
塵タンク11の下部より第2のドレン管12が導
出されている。第2のドレン管12は、外筒6を
横方向へ貫通し、下方へ直角に折曲されて外筒6
の軸心に沿つて下方へ延出している。
上記外筒6と内筒7との間には環状の室13が
形成され、下部端板6bには第1のドレン管14
が接続されている。
一方、上記外筒6の内側であつて上部領域に
は、サイクロン集塵装置15が組込まれている。
このサイクロン集塵装置15はサイクロン胴16
と、このサイクロン胴16に直結され、下方に向
つて先細り状のコーン部材17とを有し、コーン
部材17の下部開口17aは、上記集塵タンク1
1内に挿入している。また、上記サイクロン胴1
6の一部は切欠れて開口16aとされ、第3図か
ら明らかなように、上記開口16aの一側には、
入口板18が接線方向に取付けられている。さら
に、上記外筒6の上部端板6aの中央を貫通して
排出管19がサイクロン胴16内に配置されてい
る。
なお、第4図から明らかなように、外筒6には
円周上を等配するようにして8個所に洗浄口20
a,20b,20cが設けられており、通常時は
プラグ21a,21b,21cによつて閉塞され
ている。
本考案は前記のように構成されているから、塵
芥収集車のジーゼル・エンジンからの排気ガス
は、排気管10を通して内筒7内へ導入され、一
群の孔8,8,……8を通して環状の室13内へ
排出される。この間に排気ガス中の粗粒子は孔
8,8,……,8を通過する際、孔8の円周へ付
着する。また、室13の断面積は排気管10の断
面積よりも大きいために、室13内へ排出された
排気ガス中の粗粒子は下部端板6bの上面へ沈降
する。なお、長時間にわたる使用中に孔8,8,
……,8が目詰りを起したときには通気抵抗が増
大し、孔8を通過する排気ガスの流速が速くな
り、孔8の円周に付着した粗粒子は室13内へ吹
きとばされ、吹きとばされた粗粒子は、下部端板
6bの上面へ沈降することになる。
しかして、環状の室13内へ導入された排気ガ
スは、上昇し、入口板18に沿つてサイクロン胴
16内へ接線方向へ流入し、図示のように旋回運
動を与えながら下降し、コーン部材17の下端近
くまで達すると、反転上昇をはじめ、排出管19
を通して外部へ排出される。この間に、排気ガス
中に含まれていた粗粒子は、サイクロン集塵装置
15内で遠心力の作用により外側に分離され、コ
ーン部材17の内壁面を伝わつて集塵タンク11
内に落下する。
なお、雨天のときには、排出管19内に雨水が
流入するが、雨水はサイクロン胴16を通つてコ
ーン部材17内を流れ、集塵タンク11内に流れ
こみ、第2のドレン管12を通して排出される。
その際に、集塵タンク11内に滞留していた粒子
は雨水と共に外部へ排出させられる。
一方、外筒6の下部端板6bの上面に滞留した
粗粒子等を除去するには、プラグ21a,21
b,21cを外し、洗浄口20a,20b,20
cより水または蒸気を流し、第1のドレン管14
より外部へ排出すればよい。
なお、このとき、水または蒸気は上記円筒7に
衝突し、孔8,8,…8に付着して残つている粗
粒子を洗い流すようにも作用する。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、排気ガスを多数の孔を周壁に穿設した内筒の
中に導入したのち環状の室に排気し、さらに、サ
イクロン集塵装置に導いて集塵するようにしたか
らジーゼル・エンジンから排出される排気中の黒
鉛や酸化鉄、酸化鉛等の微粒子をも除去し、清浄
な排気ガスを排気することができる。
また、外筒には洗浄口を設けたので、この洗浄
口から水または蒸気を流入させることにより、内
筒の孔に付着した黒鉛等を洗い流すことができ保
守が容易となる。
さらに、サイクロン集塵装置の下方に集塵タン
クを設け、この集塵タンクの下端に第2のドレン
管を接続したのち、排出管を通して侵入する雨水
は、上記サイクロン集塵装置を介して集塵タンク
に集められ、第2のドレン管を通して外部へ排出
されるので、内部に雨水が溜ることはなく排気ガ
ス清浄装置の腐蝕を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適予した塵芥収集車を示した
側面図、第2図は本考案による排気ガス清浄装置
の縦断面図、第3図は第2図の−線に沿う横
断面図、第4図は第2図の−線に沿う横断面
図である。 6……外筒、7……内筒、8……孔、10……
排気管、13……環状の室、15……サイクロン
集塵装置、16……サイクロン胴、17……コー
ン部材、18……入口板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直円筒状の有底の外筒と、この外筒の底板に接
    続され、下方へ延出した第1のドレン管と、この
    外筒の内側下方部にほぼ同心的に配置され、周壁
    に多数の孔を穿設した内筒と、この内筒の下方に
    排気口を挿入した排気管と、上記内筒の上部に装
    着された集塵タンクと、この集塵タンク内へサイ
    クロンの下方開口を臨ませ外筒内に配置されたサ
    イクロン集塵装置と、上記外筒の周壁上に設けら
    れた洗浄口と、上記集塵タンクの下端から導出さ
    れ下方へ延出された第2のドレン管とを備えてな
    ることを特徴とする排気ガス洗浄装置。
JP345181U 1981-01-14 1981-01-14 Expired JPS6126572Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP345181U JPS6126572Y2 (ja) 1981-01-14 1981-01-14

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JP345181U JPS6126572Y2 (ja) 1981-01-14 1981-01-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57117712U JPS57117712U (ja) 1982-07-21
JPS6126572Y2 true JPS6126572Y2 (ja) 1986-08-09

Family

ID=29801880

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP345181U Expired JPS6126572Y2 (ja) 1981-01-14 1981-01-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0541216Y2 (ja) * 1986-10-31 1993-10-19
JPH0715246B2 (ja) * 1990-01-19 1995-02-22 森田特殊機工株式会社 作業車の排気装置

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Publication number Publication date
JPS57117712U (ja) 1982-07-21

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