JPS6311322Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6311322Y2 JPS6311322Y2 JP1982201126U JP20112682U JPS6311322Y2 JP S6311322 Y2 JPS6311322 Y2 JP S6311322Y2 JP 1982201126 U JP1982201126 U JP 1982201126U JP 20112682 U JP20112682 U JP 20112682U JP S6311322 Y2 JPS6311322 Y2 JP S6311322Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- peripheral wall
- air
- waterproof
- rain cap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 21
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 2
- 238000000071 blow moulding Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
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- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は建設機械、トラツク、農耕機等エンジ
ンのエアクリーナ特に大気中に直立して露出する
エアクリーナのエア取入管の先端に装着する防水
用の雨天キヤツプに関する。
ンのエアクリーナ特に大気中に直立して露出する
エアクリーナのエア取入管の先端に装着する防水
用の雨天キヤツプに関する。
(従来の技術)
エアクリーナは大気中に含まれている塵埃をろ
過ろ材で除去してエンジンに清浄な空気を供給す
るようにしているが、雨水等がエアクリーナに吸
入されるとエアクリーナ内の部品の腐触、ろ材の
破損等を惹起してエアクリーナの機能を低下させ
る。また極端に多量の水がエンジンに吸入される
とウオータハンマ現象でエンジンを破損せしむる
こともある。
過ろ材で除去してエンジンに清浄な空気を供給す
るようにしているが、雨水等がエアクリーナに吸
入されるとエアクリーナ内の部品の腐触、ろ材の
破損等を惹起してエアクリーナの機能を低下させ
る。また極端に多量の水がエンジンに吸入される
とウオータハンマ現象でエンジンを破損せしむる
こともある。
上記の理由でエアクリーナは通常被覆板内に収
納し直接雨水を吸入しないようにしているが、多
塵地帯や直接砂塵を巻き上げるような車輌は止む
を得ずエアクリーナを被覆板外に設置する。この
ような場合エアクリーナの空気取入管の先端であ
る空気取入口には雨水吸入防止用の雨天キヤツプ
が装着される。
納し直接雨水を吸入しないようにしているが、多
塵地帯や直接砂塵を巻き上げるような車輌は止む
を得ずエアクリーナを被覆板外に設置する。この
ような場合エアクリーナの空気取入管の先端であ
る空気取入口には雨水吸入防止用の雨天キヤツプ
が装着される。
第4図に示す従来の雨天キヤツプ10′は金属
で成形されたカバー1′と取付部8′から成る。カ
バー1′は半円球状にプレス成形され、その下端
周縁2′の内側にステー4′の一端が放射状に複数
本固設され、ステー4′の上部に金網5′がスポツ
ト溶接されて防水部3′が形成される。又ステー
4′の他端はカバー1′内に開口した円管6′の端
部に固着されている。取付部8′は前記円管6′の
中間に凹状ビード7′、さらに下方に設けられた
複数のスリツト9′から成りこの取付部8′をエア
クリーナAの側壁に設けられたエア取入管Bに挿
設し、凹状ビードをエア取入管Bの端端部に当接
させ別設のバンド12′、ボルト13′、ナツト1
4′により円管6を締付け雨天キヤツプ10′をエ
ア取入管Bに固着している。
で成形されたカバー1′と取付部8′から成る。カ
バー1′は半円球状にプレス成形され、その下端
周縁2′の内側にステー4′の一端が放射状に複数
本固設され、ステー4′の上部に金網5′がスポツ
ト溶接されて防水部3′が形成される。又ステー
4′の他端はカバー1′内に開口した円管6′の端
部に固着されている。取付部8′は前記円管6′の
中間に凹状ビード7′、さらに下方に設けられた
複数のスリツト9′から成りこの取付部8′をエア
クリーナAの側壁に設けられたエア取入管Bに挿
設し、凹状ビードをエア取入管Bの端端部に当接
させ別設のバンド12′、ボルト13′、ナツト1
4′により円管6を締付け雨天キヤツプ10′をエ
ア取入管Bに固着している。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら第4図に示す雨天キヤツプ10′
では、横風を伴なう降雨時に吸き込んでくる雨水
が混じつた空気がカバー1′の下端周縁2′内側の
防水部3′からエア取入管Bに流れる。この際雨
水は金網5′に一旦は水滴として附着するが、金
網5′を通過する空気の流れで持ち去られてしま
う。又、開口部分が平面であるので、ろ過面積が
少なく通気抵抗が高くなるという欠点がある。
では、横風を伴なう降雨時に吸き込んでくる雨水
が混じつた空気がカバー1′の下端周縁2′内側の
防水部3′からエア取入管Bに流れる。この際雨
水は金網5′に一旦は水滴として附着するが、金
網5′を通過する空気の流れで持ち去られてしま
う。又、開口部分が平面であるので、ろ過面積が
少なく通気抵抗が高くなるという欠点がある。
(問題点を解決するための手段)
截頭逆円錐形に形成し、該円錐斜面に周方向に
円弧状になつた多数の開口を同心円上に複数条穿
設し、各開口の周縁に周壁を垂設した防水部を形
成する。
円弧状になつた多数の開口を同心円上に複数条穿
設し、各開口の周縁に周壁を垂設した防水部を形
成する。
(作用)
偏平な開口の周縁の周壁が横風を伴なう降雨時
の雨水を、周壁で捕足し下端縁に集めて粗大化し
て下方に落下する。
の雨水を、周壁で捕足し下端縁に集めて粗大化し
て下方に落下する。
(実施例)
第1図に示す本考案の雨天キヤツプ10は合成
樹脂で形成されたカバー1、防水部3およびスリ
ツト9を有する円筒状の取付部8から成る。カバ
ー1は薄肉の逆皿状に形成され、その下端周縁部
2は多少外方に向けて湾曲している。防水部3は
中空薄肉の截頭逆円錐形に形成され、第2図に示
すようにその円錐斜面4の同心円C1〜Co上に複
数条周方向である長手方向に円弧状とした偏平な
開口5が複数個穿設されている。該偏平な開口5
の周縁には周壁6が下方(外側)に向けて可能な
限り短い距離に垂設され周壁6の下端7はほぼ水
平面になつている。すなわち第3図に示すように
周壁6の外周側は内周側に較べ長くなつており、
各周壁6は円周上ではP1斜面上で隣接する周壁
6の外周壁と内周壁とをWの寸法間隔になるよう
に隔設されている。(PとWの数値は小さい)こ
のため周壁6下端の開口面積より円錐斜面上に設
けた開口5の開口面積の方が大きく取れるように
なる。又、周壁6の長さが短く周壁6内の通気抵
抗を小さく取れる。防水部の上端は前記カバー1
の下端周えん部2の内側で固着されている。
樹脂で形成されたカバー1、防水部3およびスリ
ツト9を有する円筒状の取付部8から成る。カバ
ー1は薄肉の逆皿状に形成され、その下端周縁部
2は多少外方に向けて湾曲している。防水部3は
中空薄肉の截頭逆円錐形に形成され、第2図に示
すようにその円錐斜面4の同心円C1〜Co上に複
数条周方向である長手方向に円弧状とした偏平な
開口5が複数個穿設されている。該偏平な開口5
の周縁には周壁6が下方(外側)に向けて可能な
限り短い距離に垂設され周壁6の下端7はほぼ水
平面になつている。すなわち第3図に示すように
周壁6の外周側は内周側に較べ長くなつており、
各周壁6は円周上ではP1斜面上で隣接する周壁
6の外周壁と内周壁とをWの寸法間隔になるよう
に隔設されている。(PとWの数値は小さい)こ
のため周壁6下端の開口面積より円錐斜面上に設
けた開口5の開口面積の方が大きく取れるように
なる。又、周壁6の長さが短く周壁6内の通気抵
抗を小さく取れる。防水部の上端は前記カバー1
の下端周えん部2の内側で固着されている。
取付部8は図示しないエアクリーナのエアの取
付管の径に合つた内径を有する円管で、この円管
部分下端から適宜の長さを有する複数のスリツト
9が設けられ、又円管部分上端に段付部11が形
成され、該段付部11で前記防水部3の下端と固
着されている。そして図示しないエア取入管に取
付部8を挿入し、エア取入管の端部を段付部11
に当接させて別設のバンド12、ボルト13およ
びナツト14で締め付け雨天キヤツプ10とエア
取入管とを固定する。
付管の径に合つた内径を有する円管で、この円管
部分下端から適宜の長さを有する複数のスリツト
9が設けられ、又円管部分上端に段付部11が形
成され、該段付部11で前記防水部3の下端と固
着されている。そして図示しないエア取入管に取
付部8を挿入し、エア取入管の端部を段付部11
に当接させて別設のバンド12、ボルト13およ
びナツト14で締め付け雨天キヤツプ10とエア
取入管とを固定する。
無風に近い降雨時には雨水はカバー1にはじか
れ、下端周縁部2からしずくとなつて落ちエアク
リーナ内に吸いこまれることはない。横風を伴な
う降雨時には風の方向如何にかかわらず雨水は防
水部3の円錐斜面4に衝突して円錐斜面4の傾斜
に沿つて流れ落ち、取付部8から落下する。円錐
斜面4に垂設した多数の周壁6の外側に衝突した
雨水は周壁6下端7に流れ落ち水滴となる。水滴
は開口部分から流入空気の流れにより雨天キヤツ
プ10内に吸い込まれようとするが、周壁6の入
口面積より傾斜面に設けた開口5の開口面積は大
きいので、流入空気の流速は低下し、水滴を周壁
6下端に戻しているうちに水滴が大きくなり、つ
いには自重で落下する。これにより平面上に穿設
した開口よりも水滴は吸入されにくく、水分を含
まない空気がエアクリーナに吸入される。
れ、下端周縁部2からしずくとなつて落ちエアク
リーナ内に吸いこまれることはない。横風を伴な
う降雨時には風の方向如何にかかわらず雨水は防
水部3の円錐斜面4に衝突して円錐斜面4の傾斜
に沿つて流れ落ち、取付部8から落下する。円錐
斜面4に垂設した多数の周壁6の外側に衝突した
雨水は周壁6下端7に流れ落ち水滴となる。水滴
は開口部分から流入空気の流れにより雨天キヤツ
プ10内に吸い込まれようとするが、周壁6の入
口面積より傾斜面に設けた開口5の開口面積は大
きいので、流入空気の流速は低下し、水滴を周壁
6下端に戻しているうちに水滴が大きくなり、つ
いには自重で落下する。これにより平面上に穿設
した開口よりも水滴は吸入されにくく、水分を含
まない空気がエアクリーナに吸入される。
防水部3は円錐斜面4上に穿設した開口5に周
壁6を設けることで、力学的に上下左右方向の力
に対する強度が顕著に向上する。そのため雨天キ
ヤツプ10を構成する各部の肉厚が薄くなり、更
に例えばブロー成形により一体成形することも可
能となる。
壁6を設けることで、力学的に上下左右方向の力
に対する強度が顕著に向上する。そのため雨天キ
ヤツプ10を構成する各部の肉厚が薄くなり、更
に例えばブロー成形により一体成形することも可
能となる。
(考案の効果)
以上のように本考案は中空の截頭逆円錐形に形
成し円錐斜面に周方向に円弧状になつた多数の開
口を同心円上に複数条穿設し、各開口の周縁に外
部に向けて周壁を垂設した防水部を形成し、周壁
が雨水を開口周縁で捕捉し、周壁の下端縁に集め
凝集粗大化し下方に落下するようにしたので、雨
水が吸入空気に持ち去られるのを防ぐことができ
る。また開口が偏平な形状をしているので、それ
に設けられた周壁の高さを低くすることができ、
空気の吸入抵抗を高くすることができない。
成し円錐斜面に周方向に円弧状になつた多数の開
口を同心円上に複数条穿設し、各開口の周縁に外
部に向けて周壁を垂設した防水部を形成し、周壁
が雨水を開口周縁で捕捉し、周壁の下端縁に集め
凝集粗大化し下方に落下するようにしたので、雨
水が吸入空気に持ち去られるのを防ぐことができ
る。また開口が偏平な形状をしているので、それ
に設けられた周壁の高さを低くすることができ、
空気の吸入抵抗を高くすることができない。
第1図は本考案の雨天キヤツプの一部断面図、
第2図はその底面図、第3図は雨天キヤツプの円
錐斜面に設けた周壁の斜視図、そして第4図は従
来の雨天キヤツプの断面図である。 1……カバー、3……防水部、4……円錐斜
面、5……開口、6……周壁、8……取付部、1
0……雨天キヤツプ。
第2図はその底面図、第3図は雨天キヤツプの円
錐斜面に設けた周壁の斜視図、そして第4図は従
来の雨天キヤツプの断面図である。 1……カバー、3……防水部、4……円錐斜
面、5……開口、6……周壁、8……取付部、1
0……雨天キヤツプ。
Claims (1)
- 中空の截頭逆円錐形に形成した円錐斜面に周方
向に円弧状になつた多数の開口を同心円上に複数
条穿設し、各開口の周縁に外部に向けて周壁を垂
設した防水部の上端に傘形のカバーを設け、さら
に防水部の下端に円筒状の取付部を設けた雨天キ
ヤツプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20112682U JPS59103857U (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 雨天キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20112682U JPS59103857U (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 雨天キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59103857U JPS59103857U (ja) | 1984-07-12 |
JPS6311322Y2 true JPS6311322Y2 (ja) | 1988-04-02 |
Family
ID=30426636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20112682U Granted JPS59103857U (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 雨天キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59103857U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI356873B (en) | 2005-06-23 | 2012-01-21 | Honda Motor Co Ltd | Engine air cleaner and device for mounting air cle |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5718753B2 (ja) * | 1974-12-25 | 1982-04-19 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51307U (ja) * | 1974-06-19 | 1976-01-06 | ||
JPS6014922Y2 (ja) * | 1980-07-07 | 1985-05-11 | 株式会社クボタ | エンジンの吸気予備除塵装置付エアクリ−ナ |
-
1982
- 1982-12-28 JP JP20112682U patent/JPS59103857U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5718753B2 (ja) * | 1974-12-25 | 1982-04-19 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59103857U (ja) | 1984-07-12 |
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