JPS61265304A - スクロ−ル流体機械 - Google Patents

スクロ−ル流体機械

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Publication number
JPS61265304A
JPS61265304A JP60106501A JP10650185A JPS61265304A JP S61265304 A JPS61265304 A JP S61265304A JP 60106501 A JP60106501 A JP 60106501A JP 10650185 A JP10650185 A JP 10650185A JP S61265304 A JPS61265304 A JP S61265304A
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JP
Japan
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scroll
spiral
base plate
gap
side plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP60106501A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Nakamura
利之 中村
Tsutomu Inaba
稲葉 努
Yasuyuki Suzuki
鈴木 保幸
Norihide Kobayashi
小林 教秀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Priority to KR1019850008593A priority patent/KR910001552B1/ko
Priority to US06/855,675 priority patent/US4740143A/en
Priority to DE3614614A priority patent/DE3614614C2/de
Publication of JPS61265304A publication Critical patent/JPS61265304A/ja
Priority to US07/134,356 priority patent/US4824343A/en
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C27/00Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C27/005Axial sealings for working fluid

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空気圧縮機、冷媒圧縮機などの圧縮機、ポン
プ・膨張機等に用いられるスクロール流体機械の隙間微
調整機構に関するものである。
〔従来の技術〕
スクロール流体機械の名で知られる流体機械の原理は古
くから知られておシ圧縮機、ポンプ1膨張機など様々な
ものに応用が考えられてきている。
第16図は、スクロール流体機械の基本的な構成要素を
示すものであり、図においてlは固定スクロール、2は
揺動スクロール、laは吐出口、Pは圧縮室、0は固定
スクロール1上の定点、Olは揺動スクロール2上の定
点である。固定スクロールl及び、揺動スクロール2は
、それぞれ後述する台板上に巻き方向が反対で同一形状
の渦巻側板101,201が一体に形成され、第16図
の如く互いに組み合わさっておりB点各部で渦巻側板1
01.201は互いにその軸方向側面を接している。こ
の渦巻側板101,201の形状は、従来から知られて
いる如く、インボリート曲−に等で形成されている。
次に本スクロール流体機械が圧縮機として作動する場合
の動作について説明する。第16図において、固定スク
ロール1は空間に対して静止しており、揺動スクロール
2は、固定スクロール1と図の如く組み合わされて、そ
の姿勢を空間に対して、変化させないで回転運動を行な
い、第1柩09.90° 、180° 、270’のよ
うに運動する。揺動スクロール2の運動に伴い前記各点
Bは中心に向って移動し、固定スクロール渦巻側板10
1及び揺動スクロール渦巻側板201の間に形成される
五8月ン央゛の圧縮室Pに取り込まれた気体は圧縮され
て吐出口1aから吐出される。この間第16図o−o’
の距離は一定に保持されており渦巻側板101,201
の間隙を21厚みをtで渦巻側板101.201のピッ
チに相当している。
また第16図において、揺動スクロール2を逆方向、す
なわち0° 、270° 、180° 、90゜のよう
に回転させれば、膨張機として作動することは言うまで
もない◎ この様な、作動原理によって作動するスクロール流体機
械の具体的な構成を第17図によって説明する。第1’
1図はスクロール流体機械を圧縮機として応用した場合
の1つの従来例である。図中1は固定スクロール、2は
揺動スクロール、IIlは吐出口、Pは圧縮室、1bは
吸入口、3は主軸、4はフレームである。また101,
201は固定スクロール1及び揺動スクロール2のそれ
ぞれ渦巻側板であり、102,202は固定スクロール
1及び揺動スクロール2のそれぞれ台板である。
またAは、渦巻側板101,201の端面101ae2
01aと、これにそれぞれ当接する相手側台板202.
102の底面202a、102aとの間の軸方向隙間で
ある。
ここで揺動スクロール2は台板202の渦巻側板201
が形成された面と反対の面をフレーム4に支持された状
態で同定スクロール1と第16図に示したような状態で
組合わされ、固定スクロール1はフレーム4に固定され
る。主軸3が矢印のように回転すると、これに連結した
揺動スクロール2が運動を始める。ここで、揺動スクロ
ール2は・図示しない自転防止装置により自転しない公
転運動を行なう。その結果、吸入口1bより被圧縮流体
が吸引され、第16図に示した作動g埋により圧縮され
、吐出口1aより吐出される。
このような流体機械において、径方向シールすなわち、
隙間Aを通って渦巻径方向への漏れはその漏れ線長さが
渦巻の長手方向長さに相当するためその流体取り込み容
積に比して相対的に大きく、機械の効率に与える影響は
大きい。この径方向をシールする方法としては、隙間A
を微少にして、例えば、特開昭55−46081に示さ
れるように、吸入口1bより被圧縮流体とともに油を吸
引させ、微少隙間Aに油膜を形成させて被圧縮流体の漏
れを防止する手段が考えられるが、このような微少隙間
を均一に設けるためには、固定スクロール1、揺動スク
ロール2、フレーム4など各部の寸法精度が高く要求さ
れ、場合によっては組立時に各部品の選択嵌合をしなけ
ればならないなど、工作性、組立性に問題が、ちった。
また、運転時、吐出口1a近傍は圧縮された流体により
高温になるが、その結果微少隙間A以上に局部的に熱膨
張すると、逃げがないため焼き付きが生ずる。従って1
熱膨張量を想定してあらかじめその分A面全体を均一に
その隙間を大きくとらねばならないが、このようにする
と、効果的な油膜を形成するのに必要な最適隙間以上に
なり結果として漏れが大きくシールの効果をなさない場
合が多かった。
一方、こういった非接触シール以外に為渦巻側板101
,201の端面に、渦巻長手方向に沿って溝を形成し、
この溝にシール材を嵌入して、接触シールによって漏れ
を防止する方法が考えられている。
このようなシール方法としては、古くは1905年の米
国特許第801182号に示されておシ〜また最近のも
のとしては、特開昭5l−1173()4号等に開示さ
れている。
一例として特開昭51−117304号に示されたもの
を第18図〜第20図によって説明する。
すなわち第18図は固定スクロール1台板底面102a
と揺動スクロール2渦巻側面端面201m+との間のA
部近傍の部分断面図であって1渦巻側板201の端面2
01鳳の渦巻長手方向に沿って開口する断面矩形の溝5
を形成し、この溝5内に溝5と同形状のシール材51を
嵌入している・ここで、溝5側面5bとシール材51側
面51bとの間には渦巻長手方向に溢って隙間501〜
溝5底面5dとシール材51下面51dとの間にはやは
り渦巻長手方向に沿って隙間502が設けられるように
溝5及びシール材り1の寸法は規定され、その結果、渦
巻側板201の端面201mと台板底面102aの間に
隙間Aが介在しても・渦巻側板201によって仕切られ
た高圧側圧縮室PHと低圧側圧縮室PLの間のシールは
、高圧側圧縮室P、Iより実線矢印で示されるように隙
間501゜502にガスが流入して・結果として、矢印
Fのように力が負荷されるため、シール材r)1は台板
底面102a及び溝5側面5Cにそれぞれシール材51
の上面51a及び側面51cが押し付けられシール材5
1が台板底面102a及び溝側面5Cに密着してガスの
漏れは防止される。
このようなシール方法においては、渦巻側板端面と台板
底面の間の隙間Aを通って渦巻径方向への漏れに対する
シールは効果的に行なえるが、渦巻側板101,201
同士に、よって点Bで仕切られた各圧縮室2間において
は隙間501.502を通って渦巻長手方向に漏れやす
い欠点を有している。
すなわち第1q図は、渦巻側板101.201の接点B
近傍を上面よシ見た部分断面図・第20図は、同じく部
分断面斜視図であるが、高圧側圧縮室P Hより実線矢
印で示すように・ガスが隙間501.502を通って下
流側の低圧側圧縮室Ppへ漏れる状態を示している。こ
のように、この形式のシール方法は径方向へのシールは
効果的に行なうが、゛その手段として、溝5とシール材
ダ10間に隙jlli 501. 、502を設けねば
ならないため、その結果として九渦巻長手方向の漏れは
必然的におこり、圧縮効率すなわち性能の低下はまぬが
れない。特に工作nIKによる隙間501.502の寸
法のバラつきは隙間501.502を通過する漏れの増
大やシール材51の追従性自体の低下による径方向への
漏れの増大を生ずる可能性をもっている。
更に、シール材51の上面51aは、ガスによって台板
底面IQ2aに押し付けられて摺動するため、この部分
の摺動ロスや、摩耗も無視できない。
また、このような渦巻長手方向への漏れを防止する手段
として、例えば、実開昭57−180182においては
第2を図に示すように、シール材51の巾寸法りと、溝
5の巾寸法D′を実質量等とし、シール材51の厚み寸
法Hを溝5の深さ寸法H′よりも大きくすることにより
解決しようとしている。しかし、この寸法においてはH
及びH′の寸法管理がむずかしく〜もしH−H’>Aと
なれば、軸方向の隙間があくことになり半径方向漏れを
生ずることになバまたH−H’ <Aとなれば、シー 
ル材512>!固定スクロール1 、!:揺動スクロー
ル2に挾みこまれた形になりスムースな回転駆動が得ら
れなくなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のように従来のスクロール流体機械では非接触シー
ル方式においては軸方向隙間を均一に微小にするために
は工作精度など精度管理上の問題を有し、更に隙間をつ
めれば渦巻の歯先が運転中の熱膨張などにより当接し焼
付きを起こすなどの信頼性に問題がありこれを防止する
ため隙間をあければ性能が低下するという相反する問題
点を持っていた。更に接触シール方式においてはシール
材と溝の間に隙間を設けてガス圧等により追従密封させ
る場合、上記隙間からの漏れによる性能低下やシール材
の摩耗が問題となる0更に、シール材と溝の間に隙間を
設けずシール材にニジシールする場合非接触シール方式
と同様にきびしい精度管理を要求されるなど問題があっ
た。
本発明はかかる問題点を解決するためになされたもので
構造が簡単であり1組立性が容易で1しかも工作精度や
運転中の熱変形なども許容でき1運転中の漏れを効果的
に防止して高効率で信頼性の高いスクロール流体機械の
組立微調整機構を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るスクロール流体機械は1夫々インボリユ
ートなどの渦巻側板を台板面に突設して形成された固定
スクロール及び揺動スクロールを互いに組合わせること
により上記各渦巻側板及び台板面により複数の室を形成
させ揺動スクロールを旋回させて上記室に取り込まれた
流体を移送1圧送ないし膨張させるように構成したスク
ロール流体機械において、上記両スクロールの各渦巻側
板とそれぞれ同形状の渦巻形状を有する一対の微調整用
エレメントとこれを渦巻軸方向に嵌合する同じく渦巻形
状のガイド溝を上記両スクロールの渦巻側板の端面に設
け、上記各微調整用エレメントがそれに対応する上記各
ガイド溝において嵌合時渦巻軸方向に塑性変形して上記
各微調整用エレメントを介して上記各渦巻側板端面とこ
れに対応する台板底面の間の隙間を微調整できるように
したものである。
〔作 用〕
上記のようにスクロールの渦巻状の側板端面に設けたガ
イド溝に軸方向に塑性変形させ均等に微調整用エレメン
トを嵌入し上記微調整用エレメントを固定スクロール及
び揺動スクロールの各渦巻状側板端面と台板底面の間の
軸方向隙間の微調整を行なうことができ固定スクロール
、揺動スクロール等の工作精度のバラツキを排除し、実
質隙間のない、あるいは必要最小限の微少隙間に調整で
き、かつ運転中熱的変形などでエレメントが台板に接触
しても塑性変形が更に進んだり摩耗して安定した状態で
固定され、漏れの少ない信頼性の高い隙間微調整機構が
提供できる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図〜第15図によって
説明する第1図はスクロール圧縮機を全密閉形冷媒圧縮
機に応用した場合の具体的な一実施例である。
図中1は固定スクロール、2は揺動スクロール、1aは
固定スクロール1の中央部に穿設された吐出口、1bは
固定スクロール1の周壁9103に形成された吸入口、
Pは圧縮室である。又固定スクロール1は円板状の台板
102とこの台板102に一体に形成された渦巻状側板
101とで構成され・揺動スクロール2も同様に円板状
の台板202に一体に形成された渦巻状側板201とで
形成され、両スクロール1,2が互いにかみ合わさって
台板102,202と渦巻状側板101.201とで囲
まれた圧縮室Pが形成されている。この圧縮室Pは複数
個形成され、そのうち最も圧力が高い中央部の圧力室が
吐出口1aに連通ずるように構成されている。
上記渦巻状側板101,201の各端面1011120
1mにはそれぞれ渦巻長手方向に沿って、しかも渦巻方
向内端部及び外端部を残して、ガイド部である溝5がそ
れぞれに形成され1これら谷溝5には微調整用エレメン
ト6がそれぞれ嵌合されている。このエレメント6は溝
5にガイドされ溝5に前記エレメント60両側面が渦巻
長手方向に完全に密着状態となるように圧入されている
又、3は玉軸、301は渦巻状側板101,201が摩
耗してもこれら両側板101.201の側面が常時B部
で接触するように揺動スクロール2に押付は力を与える
偏心ブツシュ、40は外周S面形状が固定スクロール1
とほぼ同じで、しかも最大外径が固定スクロールlと同
じである上部フレーム、41は外周部面形状が固定スク
ロール1とほぼ同じでしかも最大外径が上部フレーム4
0より大きな下部フレーム、401はオルダム継手14
02は圧縮室Pの圧力及び揺動スクロール2の自重を受
ける環状の上部スラスト軸受、411は主軸3の自重と
主軸3にかかる他のスラスト荷重を受ける譲状の下部ス
ラスト軸受\403は主軸3のラジアル荷重をその上部
で受ける上部主軸受でこの実施例では軸受メタルを使用
している0412は主軸3のラジアル荷ffiをその中
11i部で受ける下部主軸受で1この実施例では軸受メ
タルを使用している。
揺動スクロール2の台板202の背面2Q2b中心部に
は軸心が台板202のw面202bに対して垂直で主軸
3の軸心に対して平行な軸203が一対に形成されてお
り、又、主軸3の上端口には主軸3Q軸心(回転中心)
に平行な軸心を有する偏心穴3aが形成されていてこの
偏心穴3aに回転自在に偏心ブツシュ3(,11が嵌入
されている〇この偏心ブツシュ301はその外周に対し
て偏心し、軸心が主軸3の軸心と平行な偏心穴301@
を有しており、この偏心穴301aiCは上記軸203
が回転自在に紙入されている。
主軸3は・上部フレーム40に配設された上部主軸受4
03、下部フレーム41に配設された下部スラスト軸受
411及び下部主軸受412によって支承されており上
部フレーム40、下部フレーム41はいんろう嵌合部な
どにより上部主軸受403、下部主軸受412が互いに
同心になるよう組合わさっている。また、上部主軸受4
03と上部スラスト軸受402とは同心であシ上部生軸
受403軸心と、上部スラスト軸受402の軸受面40
2mとが垂直であるので、主軸3はその軸心が上部スラ
スト軸受402の細心に対して同心となり、また上部ス
ラスト軸受402の軸受面402aに対して垂直に維持
される口また1揺動スクロール2はその台板202の背
面202bで上記上部スラスト軸受402軸受面402
aにより支承されているので、揺動スクロール2の台板
202は主軸3に対して垂直な姿勢に維持される。
オルダム継手401は、揺動スクロール2の自転を防止
し、揺動スクロール2が主軸3の軸心の周シに公転運動
のみをするようにするための継手手段であり、揺動スク
ロール20台板202と、上部フレーム40との間に配
設されている。
上記各部機構部品が上記のような相対関係に組立てられ
た後、固定スクロール1及び揺動スクロール2の谷溝5
に各微v4整用エレメント6が谷溝5よシ大きく突出し
た状態で装着され上部フレーム40、下sフレーム41
、固定スクロール1とは固定スクロール1の周壁部10
3と上部フレーム40とを貫通し先端のねじ部42aが
下部フレーム41のみに螺合する複数個のボルト42に
よって共線めされる。この状態を第2図に示す。ここで
、固定スクロール1は周壁部103の下面103aで、
上部フレーム40の外周部上面に形成された取付面40
aに固定されるが、上部フレーム40の取付面40aは
\上部スラスト軸受402の軸受面402aと平行であ
り、揺動スクロール2の台板202の背面202bと、
これと反対の面でおる底面202a及び\渦巻側板20
1の端面201aは、それぞれ平行であシ、更に固定ス
クロール1の周壁部下面103aと・渦巻側板101の
端面101aは同一面上にあり、上記端面101iと、
台板102の底面102aは平行であるので、固定スク
ロール1の渦巻側板端面101aと揺動スクロール2の
台板底面202a及び、揺動スクロール2の渦巻側板端
面201sと固定スクロール1の台板底面102aの間
はそれぞれ平行に維持される。そのため、前記各エレメ
ント6はそれぞれ固定スクロール1の台板底面102 
as揺動スクロール2の台板底面202aによって押圧
され均一に前記溝5内に圧入される。
そして、上記固定スクロール1が上記フレーム40を介
してフレーム41にボルト42によシ共線めされた状態
において上記固定スクロール1の渦巻側板端面1o13
と揺動スクロール2の台板底面202a及び揺動スクロ
ール2の渦巻側板端面201aと固定スクロール10台
板底面102mの開には均一に微少隙間Aが形成される
ので、この微少隙間Aだけ谷溝5より均一に突出した状
態になるまで前記各エレメント6を前記各溝5内に押し
込まれたところで止まる。その結果渦巻側板端面101
a、201aと相手方の各台板底面202a、102m
の間は上記各エレメント6を介して実質隙間がなくなる
次に第1図において主軸3を回転させるモータの支持は
、モータのロータ70が、主軸3に焼嵌めなどによって
固定され、上記ロータ70と適当なエア”ギャップを確
保調整しなからモータのステータ71が下部フレーム4
1にボルト等によって固着されている。
上記各機構部品を上記のような相対関係に組立てた機構
部8旦、即ち固定スクロール1、揺動スクロール2、上
部フレーム40.下部フレーム41、主軸3、ロータT
O,ステータ71等々の組立品は密閉容器であるシェル
9に収納されているOここでシェル9は上ぶた901、
中間円筒部902、底ぶた903に三分割され、機構部
分旦は1下部フレーム41外局部において中間円筒部9
02に焼嵌めあるいはスポット溶接などにより固定され
1上ぶた901.底ぶた903は前記中間円筒部902
両端面において図のように中間円筒部902外周部をお
おうように嵌め合わされ、これら嵌め合わせ部を溶接密
封している。904はシェル中間円筒部の周壁に溶接等
によシ接続され、シェル9内部空間9aに開口する吸入
管1905はシェル上ぶた901の中央部を貫通してこ
の中央部に気密に接続され、更に固定スクロール1の吐
出口tiに連通ずるように延長された吐出管、906は
シェル上ぶ九901に溶接され、図示しないリード線に
よって、モータステータ71と電気的に接続された密封
端子・907はシェル9の底部に溜められた潤滑油であ
る。ここで主軸3の下端部は、潤滑油907に浸漬して
いる0また前記吐出管905と吐出口1aの結合部は0
リング等によシシールされている。
主軸3には、主軸3下端部よシ上端部に形成された偏心
穴3mまで貫通した偏心給油孔3bが形成され、軸受各
部へ給油されるようになっている。
このように構成されたスクロール圧縮機の動作を次に説
明する。密封端子906を通じて、モータステータ71
に通電すると、モータロータ70はトルクを発生して、
主軸3と共に回転する。主軸3が回転を始めると、主軸
3の偏心穴3aに嵌入された偏心ブツシュ301を介し
て、揺動スクロール2の軸203に主軸3の回転力が伝
えられ、揺動スクロール2はオルダム継手401にガイ
ドされて自転することなく主軸3の軸心を中心とする公
転運動を行ない、第16図に示す上述し九ような圧縮作
用が圧縮室Pで行なわれる。
この際渦巻状側板101.201の端iij 101 
a e201aと、これらに対面する台板202,10
2の底面202a、102mの間の微少隙間Aを埋める
ように溝5に嵌入されたエレメント6が台板底面202
a・102aの方向へ実質隙間がない状態で均一に上記
端面101m・201@よシ突出しているので上記微少
隙間Aを通して渦巻径方向すなわち相対的に高圧の圧縮
室から低圧の圧縮室への圧縮冷媒ガスの漏れが生じるの
を防止する。
更に渦巻状側板101・201の側面同志は、揺動スク
ロール2が偏心回転運動することによって生じる遠心力
などを利用して偏心ブツシュ301を揺動スクロール2
の軸2030周シに揺動させ、主軸3の軸心に対する揺
動スクロール2の偏心量を可変にすることによシ渦巻状
側板101,201の側面同士がB部で当接させられ上
記相対的に高圧の圧M嵐から低圧の圧縮室への圧縮冷媒
の漏れが渦巻状側板101.201の側面間を通じて渦
巻方向に生じるのが防止される。このようにして圧縮時
の漏れはほとんど防止され、圧縮効率の高い運転を行な
うことを可能とする・ 次に冷媒ガスの流れについて説明する。蒸発器(図示せ
ず)からの吸入冷媒ガスは吸入f904よシシエル内空
間9aに流入して、モータロータ70、モータステータ
71@を冷却すると共に1図示しない下s7レーム41
外局部に設けられ文教入通路を通過して吸入口1bよシ
吸入されて圧縮室Pに取り込まれ、圧縮され7?+後、
高圧冷媒ガスとなって、吐出口1鳳を経て、吐出管90
5よりシェル9外へ排出され凝縮器(図示せず)に至る
次に給油系について説明する。・シェル9の下部に溜め
られた潤滑油907は、主軸30回転によ。
つて生じる遠心ポンプ作用によシ偏心給油孔3bを経由
して、偏心穴3aに汲み上げられ偏心ブツシュ301に
給油される。主軸3、偏心ブツシュ301に設けられた
油入・油溝(図示せず)などより、上部スラスト軸受4
02、下部スラスト軸受411、上部主軸受403、下
部主軸受4121更にはオルダム継手401を潤滑した
後1−sは\圧縮室Pへ吸入冷媒ガスとともに吸入され
〜圧縮部のシール及び潤滑に使用され吐出管905よシ
排出され、凝縮器、蒸発器(図示せず)を通過して再び
吸入管904よりシェル9内へ戻ってくるが、大半は上
部フレーム40、下部フレーム41にそれぞれ設けられ
九返油孔4ob、4taを経て、シェル9下部に流下し
戻される。
第3図は主軸3の偏心穴3aに挿入される偏心ブツシュ
301の構成を詳細に示す図で、aは上面図、bは側面
断面図、Cは下面図である03otbは偏心ブツシュ外
周面であり、OB。
はその中心である。301mは偏心ブツシュ内周面であ
り、OBiはその中心である。中心OBiは中心OBo
に対してCだけ偏心している〇301cは下端が偏心ブ
ツシュ下端面に開口し、上端部は偏心ブツシュ上端面に
開口しないように閉じた状態に形成された縦方向に延在
する油溝で、上記内周面301aに連接している。30
1dは上記油溝301cと外周面部301bとを連通ず
るための油孔、301eは上記外周面11301bに設
けられた切り欠き部で、上記油孔301dの径方向外端
がこの切り欠き部に開口している。
301fは偏心ブツシュ301の肉厚部において偏心ブ
ツシュ下端面に穿設されたまわり止め用穴である。なお
、偏心ブツシュ301はアルミ合金、鉛青銅などの軸受
材によって作られる。
第4図は、このような偏心プツシ5301を主軸3へ装
着する際の組立順序を説明するための斜視図である。第
4図において、先ず主軸3の偏心穴3a底部のピン穴3
1に、平面形状がC形のほぼ筒状をなすスプリングピン
32を嵌合した後、このスプリングビン32に偏心ブッ
シュ301下部のまわシ止め用穴301fが合うように
、偏心ブツシュ301を偏心穴3mに嵌入する◎まわシ
止め用穴301fにスプリングビン32が嵌入し偏心ブ
ツシュ301の下端面が偏心穴3aの底面に当接した状
態でスナップリング33を偏心穴3a側面円周方向に形
成され虎スナップ゛リング溝34に嵌める。スナップリ
ング33は細いピアノ線などの弾性線状をC形に形成し
たものである◎第5図は偏心ブツシュ301を主軸3に
組込んだ状態を示す図であり、この第5図において、0
8は主軸3の軸心即ち回転中心で、この中心OSと上記
偏心ブツシュ内周面301 aの中心OBiとを結ぶ直
線と上記中心OBiと上記偏心ブツシュ外周面301b
の中心とを結ぶ直線とがほぼ直角をなす位置に上記中心
OBoが位置するように、スプリングビン32の位置は
決定されている。まわり止め用穴301fの径はスプリ
ングビン32の径よシ大きくとられ、偏心ブツシュ30
1が周方向にある程度動き得るようにしておる。また、
偏心ブツシュ301の油孔301 d ト主軸3の大径
部半径方向に穿設された油孔3Cとが、偏心ブツシュ3
01の回動によっても常に連通するように切り欠き30
1eは周方向に所定長さ形成されている。上記油圧3C
は更に主軸3大径部外周面軸方向に設けられた油溝3d
に連通している。
揺動スクロール2の揺動軸203は、偏心ブツシュ30
1内に揺動軸203外周面が内周面301mと摺動可能
なように嵌入されるので、上記偏心ブツシュ内周面30
1aの中心OBiは揺動中心すなわち揺動スクロール2
0重心と一致している。従って矢印W方向に主軸3が回
転すると、上記主軸30回転中心OSと上記偏心ブツシ
ュ内周面3013の中心Oaiとを結ぶ直線上に矢印G
方向に遠心力が発生し、偏心ブツ7ユ301は上記偏心
ブツシュ外周面301bの中心OBoを中心に矢印M方
向にモーメントが生ずる。従って、もし固定スクロール
1と揺動スクロール2の渦巻側板1011201の間に
隙間がある場合、これら両側板101.201が互いに
接するまで揺動スクロール2が移動するように、偏心ブ
ツシュ301は上記偏心ブツシュ外周面301bの中心
第6図によシ上記中心位置の変化を説明する。
すなわち、偏心ブツシュ外周面301bの中心OB0を
中心にして偏心ブツシュ301は矢印M方向に回転し、
偏心ブツシュ内周面301aの中心0BiVi、渦巻側
板101,201が互いに接する点0 、 、 /まで
移動する。すなわち揺動スクロール2の公転半径は0s
OBi−Rより080B1′z R’まで変化する。ま
た逆に工作P#度によシ公転半径がRより小さい場合は
矢印Mと反対方向に偏心ブツシュは回転する。これは液
パツクや、両渦巻側板101,201間への¥物かみ込
みなどの場合にも生ずる。
このように偏心ブツシュ5は工作精度のバラツキを吸収
し、組立性を容易にして、しかも圧縮時に両渦巻側板1
01,20’1間を通じて渦巻方向へ圧縮冷媒ガスが漏
れるのを防止して圧縮効率を向上させ、また液パツクや
異物、のかみ込みに対しても耐力があり信頼性の向上に
も役立つものである。
次に本発明の詳細かつ具体的な説明を行なう。
第7図は、前記エレメント6を揺動スクロール2の渦巻
側板201の端面201aに開口し、渦巻長手方向に沿
って形成された溝5に圧入する状態を示す組立時の斜視
図である。溝5は渦巻側板201の端面201aに開口
し、しかも渦巻方向内端部2oib及び外端部201c
を残して渦巻長手方向に沿って形成され1この@5を埋
めるようにひも状のエレメント6を溝5開口面に垂直に
圧入する。ここでは揺動スクロール20例を示すが、固
定スクロール1についても同様に実施されることは言う
までもない。以下揺動スクロール2に限って説明してい
く。
第8図は、このような状態における局部断面図でアシ、
上記溝5及びエレメント6はここでは断面矩形の形状を
とっている。ここでエレメント6の巾寸法りは、溝の巾
寸法D′と実質同等以上の寸法を有しておシ、マたエレ
メント6の厚み寸法Hは、溝5の深さ寸法H′と実質同
等か、それよりも小さい値となっている。D>D’であ
る場合は、エレメント6は巾方向に弾性変形ないし塑性
変形しやすい材質でなければならず、従って1エレメン
ト6としては、そのような性質を有するものが使用され
る。ある程度の弾塑性可撓性がありかつ自己潤滑性のあ
る四ふつ化エチレン樹脂(PTFE )等は最適である
〇 また鉛・ハンダのような軟質で塑性変形しやすい金属や
、ゴムのように弾性力の大きい材質にPTFEを複合さ
せた材料なども良い。
第9図はこのようなエレメント6を溝5内に挿入した状
態を示す局部断面図であり、エレメント6は弾性変形(
塑性変形しても良い)して両側面6by6cが溝5の両
側面5 b r 5 cと密着した状態で渦巻側板端面
201aよシ突出した状態、従ってエレメント6の下面
6dと、溝5の底面5dの間に空隙501がある状態で
止まっている。この空隙501の軸方向寸法をδとする
第10図は、このような揺動スクロール2に、第2図で
説明したような組立法で固定スクロールをかぶせて、固
定した状態を示す局部断面図である。固定スクロールl
の台板底面102aによって上述した渦巻側板端面20
1aよシ突出したエレメント6は、溝5内へ矢印のよう
に下向に押し込まれ1上記台板底面IQ2mと渦巻側板
端面201aの間に第1図にて上述した設定された微少
隙間Aができる位置まで押し込まれたところで止まる。
この時、上記空隙501の軸方向寸法δ′は、δ′〈δ
となるのは言うまでもない。ここで上記寸法δ′は、圧
縮機が運転中特に渦巻中心側が高温となるため、中心側
板が軸方向に熱膨張によって局部的に呻び、微少隙間A
の寸法が局部的に縮まり〜相手側台板底面によってエレ
メント6が局部的に押えられたとしても相手側台板底面
によってエレメント6が更に溝5内下方へ軸方向に押さ
れて移動し、この熱膨張による寸法変化を吸収できるよ
うに逃げ部として設定されている。
もしニレメン)6に軸方向に弾性力が働き、従って第1
0図の状態においてエレメント6の上面6aが台板底面
102mに対して弾性力による押付けが過大に作用する
場合は第11図に示すように台板102を矢印方向に戻
してエレメント6の上面6aと台板底面102aの間に
所定の微少隙間A′があくようにオフセットすれば良い
上記オフセットの一方法を第12図に示す。すなわち第
6図で説明した組立方法によって組立た後ボルト42を
はずして固定スクロール1を上部フレーム40よυ取り
固定スクロール1周壁部底面103aと上部フレーム4
0の取り付は面40aの間に厚みが均一でその寸法がA
′である環状のシ片挟み込んだ状態で再びボルト42を
締めつけることによシシムの厚さA′だけ同定スクロー
ル1、揺動スクロール2の各エレメント6の上面6aと
これに対応する台板底面202m、102aの間に微少
隙間A′が均一に形成される。
第13図において、このようなオフセット組立方法の他
の例について説明する。固定スクロール1及び揺動スク
ロール2の渦巻側板101,201端面101a、20
1aの溝5には、あらかじめエレメント6を所定の微少
隙間A以上に突出させておく。このような状態で、上部
フレーム40を七の下面40bが合うように堅固な平面
12mを有する台12上に置き、上部フレーム40上面
に固定された上部スラスト軸受402の軸受面402a
上に厚みが均一でその寸法がA′である上記上部スラス
ト軸受402とほぼ同径の内外径を有する環状のシムl
Oを敷く、そしてこの上に揺動スクロール2をその台板
背面202bと、上記スラスト軸受402で、上記シム
10を挾み込むようにしてのせる。このようにして、上
記揺動スクロール2の渦巻側板201と固定スクロール
1の渦巻状側板101が互いにかみ合うようにして固定
スクロールlをかぶせる。次にこのような状態で、上記
固定スクロール1の上面102b平板12を介してブレ
スアーム13によって台12の平面12に対して垂直に
押し付ける。その結果固定スクロール1、揺動スクロー
ル2の各エレメント6は、それぞれの111s内に相手
方の台板底面202a 、102aによって圧入され所
定隙間Aよりシム10の厚みA′を引いた寸法すなわち
A“だけ均一に6溝5より突出した状態で止まる。その
後シム10を取り除いて、再び第6図で説明した組立方
法によシ組立てると上記各エレメント6の上面6aとそ
れと対応する相手方の台板底面102 a 、 202
 a、の間には均一に微少隙間A′が形成できる。
以上のように組立において、各スクロールの渦巻側板端
面にアジヤスティングエレメント6とこれを挿入する溝
5からなる軸方向隙間微調整機構を設けたことによシ各
渦巻側板端面とそれに対応する台板底面との間は、上記
エレメント6を介して実質隙間を無くした状態あるいは
工作精度のバラつきを排除した必要最小限の微少隙間に
容易にセットすることができ1圧縮時における渦巻半径
方向の冷媒ガスの漏れを押えることができる。更に、エ
レメント6と溝50当接する側面6b、6c及び5b、
5cは実質隙間がないので、この部分を通して渦巻下流
側への漏れも生じない。
またエレメント6は溝5内に圧入などにより固定されて
いるので、本質的に台板底面に対するエレメント6の上
面6aの押し付けは発生せず、従つて1正常に運転され
ている場合、エレメント6の上面6aの摩耗は生じない
。更に上記押し付は力が台板底面に発生しないというこ
とはここでの摩擦抵抗は無く、従って前記偏心ブツシュ
301の作動をスムーズに行なうことができる。すなわ
ち偏心ブツシュ301の揺動運動によって、これに嵌入
した揺動スクロール2は、その軸心が主軸3の細心に対
して移動する。そして1この揺動運動は揺動スクロール
2自体の遠心力等によって生ずる。ところが、固定スク
ロール1及び揺動スクロール2の渦巻側板端面101a
、201mに過大な力が作用するとこの部分の摩擦抵抗
とともに1揺動スクロール2のスラスト方向の力を支承
する上部スラスト軸受402にも過大な力が負荷されX
結果として、これら摺動部の摩擦抵抗は蔦上述した遠心
力などによる偏心ブツシュ301の揺回動にともなって
揺動スクロール2の渦巻側板201の側面が固定スクロ
ール1の渦巻側板101の側面に押し付けられる方向に
揺動スクロール2が移動しようとするのを妨げる様に働
き、上記側板間の適切な接触が行なわれず、これらの部
分からの漏れが増大し、性能劣化をまねく)更に負荷が
増大すると前記上部スラスト軸受402などの焼付きが
発生する。
本発明では、上述したように、エレメント6上面6aの
台板各部底面102m、202mへの押し付けが本質的
に発生しないので上部スラスト軸受402への負担はか
からず、従って偏心ブツシュ301の作動をスムースに
行なうことができ・それに伴う渦巻側板101.201
側面間のシールを効果的に行なうことができる。
更に圧接時における渦巻中心側の局部的な熱膨張差によ
る隙間Aの減少によシ台板底面によるエレメント6への
局部的な押付けが発生してもエレメント6の溝5への局
部的な移動によシ吸収でき、これにともなう焼付事故な
ども防止できる。
次にエレメント6を鉛、半田のような塑性変形しやすい
材質で用いて塑合する場合、その体積流動しやすい性質
を利用して行なう方法がある。以下にその方法の一例を
第14図、第15図により述べる。第14図は組立前の
各部形状を示すものであり、図中、エレメント6は鉛、
半田のような塑性変形しやすい材質でできておりここで
は直径りの断面円形をしている。また5はエレメント6
の入いるガイド溝で巾DI、4さHlである。ここでD
IよりSH’l(Dとする。D1\Dのためエレメント
6は組立時容易にガイド溝5に嵌入できる。第15図は
組立後の状態を示し、エレメント6はガイド溝5に嵌入
した状態で相手方台板底面102aにより矢印Fの方向
に第12図乃至第13図の組立方法などにより押圧され
ることによりエレメント6は塑性変形する。この際塑性
変形による体積流動分はエレメント6とガイド溝5及び
台板底面102aによって形成される4隅の空間51,
51,51.51へ逃げるためエレメント6は容易に塑
性変形する。その結果、渦巻側板端面201aと台板底
面102mの間に適性隙間Aを残した状態で台板底面I
 Q 2 m、ガイド溝両側面5b、5c及び底面5d
に対応するエレメント604面6m、6b、6c+6d
が平らに密着変形する。
従ってこのようにすることによって軸方向密封が達成で
きるとともに相手面102aとエレメント6との多少の
接触(熱変形などによる)はエレメント60更なる塑性
変形・摩耗などによって軸方向の異常な軸方向力の発生
を生じないという利点をもつ。
〔発明の効果〕
以上のようにこの発明に係るスクロール流体機械は、夫
々インボリュームなどの渦巻側板を台板面に突設して形
成された固定スクロール及び揺動スクロール、を互いに
組合わせることにより上記各渦巻側板及び台板面により
複数の室を形成させ揺動スクロールを旋回させて上記室
に取り込まれた液体を移送、圧送ないし膨張させるよう
に構成したスクロール流体機械において、上記両スクロ
ールの各渦巻側板とそれぞれ同形状の渦巻形状を有する
一対の微調整用エレメントとこれを渦巻軸方向に嵌合す
る同じく渦巻形状のガイド溝を上記両スクロールの渦巻
側板の端面に設け、上記各微調整用エレメントがそれに
対応する上記各ガイド溝において、涙金時渦巻軸方向に
塑性変形して上記各微調整用エレメントを介して上記各
渦巻側板端面とこれに対応する台板底面の間の隙間を微
調整できるようにスクロールの渦巻状の側板端面に設け
たガイド溝に均等に微調整用エレメントを嵌入し上記微
調整用エレメントを軸方向に塑性変形させ固定スクロー
ル及び揺動スクロールの各渦巻状側板端面と台板底面の
間の軸方向隙間の微調整を行なうことができ固定スクロ
ール、揺動スクロール等の工作精度のバラツキを排除し
、実質隙間のない、あるいは必要最少限の微少隙間に調
整できかつ運転中熱的変形などでエレメントが台板に接
触しても塑性変形が更に進んだり摩耗して安定した状態
で固定され、漏れの少ない信頼性の高い隙間微調整機構
が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるシール°微調整組立
機構を備えたスクロール圧縮機の断面図、第2図は同組
立図、第3図(、−c)〜第6図は偏心ブツシュの構成
と作動を説明する部分詳細要因、第7図は本実施例を揺
動スクロールに採用した場合の組立斜視図、第8図〜第
13図は他の組立方法を説明する部分要因、第14図1
勿実施例を示す部分断面図、第14図1勿実施例の組立
状態を示す図、第16図スクロール流体機械の作動原理
図、第17図は従来例の断面図、第18図〜第21図は
他の従来例の局部断面図である。 図中、1は固定スクロール、2は揺動スクロール、5は
溝、6は微調整用エレメント、101゜102は渦巻状
側板、iotm、201aは端面、102.202は台
板、51は逃げのための空間である。 尚、図中同一符号は同−又は相当部分を示す〇代理人 
大 岩 増 雄(ほか2名) taI!l (aン <b) (C) ヲ−111 矛 4FM 倉 6 図 ! am 予 7wJ 牙 8!I 矛13図 予14図 矛!5図 矛16図 o、        、z70’ 矛17図 第18図 第17図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)夫々インボリユートなどの渦巻状側板を台板面に
    突設して形成された固定スクロール及び揺動スクロール
    を互いに組合わせることにより上記各渦巻側板及び台板
    面により複数の室を形成させ揺動スクロールを旋回させ
    て上記室に取り込まれた流体を移送、圧縮ないし膨張さ
    せるように構成したスクロール流体機械において上記両
    スクロールの各渦巻側板とそれぞれ同形状の渦巻形状を
    有する一対の徴調整用エレメントとこれを渦巻軸方向に
    嵌合する同じく渦巻形状のガイド溝を上記両スクロール
    の渦巻側板の端面に設け、上記各微調整用エレメントが
    それに対応する上記各ガイド溝において嵌合時渦巻軸方
    向に塑性変形して、上記各微調整用エレメントを介して
    、上記各渦巻側板端面とこれに対応する台板底面の間の
    隙間を微調整用できるようにしたことを特徴とするスク
    ロール流体機械。
  2. (2)微調整用エレメントが鉛、半田のような塑性変形
    の大きな材質であり、ガイド溝が上記微調整用エレメン
    トが塑性変形しても体積流動に対する逃げのあるような
    断面寸法形状となつていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のスクロール流体機械。
JP60106501A 1985-05-16 1985-05-17 スクロ−ル流体機械 Pending JPS61265304A (ja)

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KR1019850008593A KR910001552B1 (ko) 1985-05-16 1985-11-16 스크롤 유체기계
US06/855,675 US4740143A (en) 1985-05-16 1986-04-25 Scroll-type fluid transferring machine with gap adjustment between scroll members
DE3614614A DE3614614C2 (de) 1985-05-16 1986-04-30 Rotationskolbenmaschine der Spiralbauart
US07/134,356 US4824343A (en) 1985-05-16 1987-12-17 Scroll-type fluid transferring machine with gap adjustment between scroll members

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995006820A1 (fr) * 1993-09-02 1995-03-09 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Compresseur a helice
WO1995012759A1 (fr) * 1993-11-05 1995-05-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Compresseur a rainure spirale
JP2008002285A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd スクロール膨張機

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