JPS61264134A - 耐2次加工ぜい性の良好なプレス加工用鋼板の製造方法 - Google Patents
耐2次加工ぜい性の良好なプレス加工用鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JPS61264134A JPS61264134A JP10393885A JP10393885A JPS61264134A JP S61264134 A JPS61264134 A JP S61264134A JP 10393885 A JP10393885 A JP 10393885A JP 10393885 A JP10393885 A JP 10393885A JP S61264134 A JPS61264134 A JP S61264134A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- brittleness
- secondary processing
- press working
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
自動車ボディなどのプレス加工、それもとりわけ高延性
が要求される部位に使用して好適な、冷延鋼板の製造に
関連してこの明細書には、耐2次加工ぜい性の良好なプ
レス加工用鋼板の有利な製法についての開発研究の成果
を述べる。
が要求される部位に使用して好適な、冷延鋼板の製造に
関連してこの明細書には、耐2次加工ぜい性の良好なプ
レス加工用鋼板の有利な製法についての開発研究の成果
を述べる。
(従来の技術)
プレス加工用鋼板として従来箱焼鈍で製造された低炭素
(C:0.02〜0.07wt%;以下単に%であられ
す)Aβキルド鋼が多く用いられていたが、最近ではプ
レス加工性をより向上させるため、連続焼鈍法で製造さ
れる極低炭素鋼が使用されるようになっている。
(C:0.02〜0.07wt%;以下単に%であられ
す)Aβキルド鋼が多く用いられていたが、最近ではプ
レス加工性をより向上させるため、連続焼鈍法で製造さ
れる極低炭素鋼が使用されるようになっている。
極低炭素鋼では、鋼中に固溶して鋼板の延性、絞り性や
耐時効性を劣化させているCやNを固定するため、Ti
、 Nb、 V、 Zr及びTaなどの炭窒化物形成元
素が添加される。
耐時効性を劣化させているCやNを固定するため、Ti
、 Nb、 V、 Zr及びTaなどの炭窒化物形成元
素が添加される。
従来これらの元素は高価なこともあって単独で添加され
ることが多く、最もポピユラーに使用されているTiと
Nbの性質を比較すると次のとおりである。
ることが多く、最もポピユラーに使用されているTiと
Nbの性質を比較すると次のとおりである。
TI添加鋼はNb添加鋼に比べ、再結晶温度が低いこと
、酸洗等の脱スケール性の良好な600℃以下の低温巻
取りを行っても全伸び(H) ランクフォード値(下
値)などの機械的性質が良好であることなどの利点があ
る。
、酸洗等の脱スケール性の良好な600℃以下の低温巻
取りを行っても全伸び(H) ランクフォード値(下
値)などの機械的性質が良好であることなどの利点があ
る。
一方Nb添加鋼はT1添加鋼に比べ、下値の異方性が少
ないこと、塗装前処理である化成処理性が良好であるこ
となどの特色がある。
ないこと、塗装前処理である化成処理性が良好であるこ
となどの特色がある。
これらTi、 Nb両者の利点を同時に発揮することに
関し特開昭58−107414号公報に開示されている
。
関し特開昭58−107414号公報に開示されている
。
(発明が解決しようとする問題点)
プレス加工時にとくに重要であるEβの異方性、またさ
らに重要事項として極低C鋼に特有な耐2次加工ぜい性
の劣化の問題についてはなお未解決である。ここで2次
加工ぜい性とは、製品として鋼板をプレスした後で、さ
らに何らかの外力によりプレス製品が脆性的に破断する
現象であり、自動車等の安全性の点からも先ず第1に解
決されなければならない。
らに重要事項として極低C鋼に特有な耐2次加工ぜい性
の劣化の問題についてはなお未解決である。ここで2次
加工ぜい性とは、製品として鋼板をプレスした後で、さ
らに何らかの外力によりプレス製品が脆性的に破断する
現象であり、自動車等の安全性の点からも先ず第1に解
決されなければならない。
極低炭素鋼が耐2次加工ぜい性に劣るのは、鋼中に固溶
しているCやNがT1やNbの炭窒化物として固定され
、さらに不可避的あるいは強化元素として意図的に添加
しているPやSlが粒界に偏析することにより、粒界の
強度が著しく低下することが原因と考えられる。
しているCやNがT1やNbの炭窒化物として固定され
、さらに不可避的あるいは強化元素として意図的に添加
しているPやSlが粒界に偏析することにより、粒界の
強度が著しく低下することが原因と考えられる。
このような耐2次加工ぜい性を改善するためBの添加が
かつて考えられそのような報告もあるけれどもTi、
Nb複合添加鋼にBを添加すると、再結晶が著しく抑制
されて必然的に、800℃好ましくは850℃以上の高
温焼鈍が必要となり、連続焼鈍の高速通板性、生産性の
面で極めて不利になることが、打開画難な問題点として
指摘される。
かつて考えられそのような報告もあるけれどもTi、
Nb複合添加鋼にBを添加すると、再結晶が著しく抑制
されて必然的に、800℃好ましくは850℃以上の高
温焼鈍が必要となり、連続焼鈍の高速通板性、生産性の
面で極めて不利になることが、打開画難な問題点として
指摘される。
(問題点を解決するだめの手段)
発明者らは、上記のような実状に鑑み、前述の極低炭素
Ti、 Nb複合添加鋼の利点を損なうことなく、プレ
ス加工性とりわけ高延性でなおかつEβの異方性が少な
く、さらに耐2次加工ぜい性を向上させ得る方法につい
てあまた検討した結果、極低C鋼のC、N 、 T+、
Nb量を限定するとともに、さらに極微量のSb(ア
ンチモン)を添加することより、熱間、冷間各圧延後の
連続焼鈍の下に極めて絶大な効果があることを見出した
。
Ti、 Nb複合添加鋼の利点を損なうことなく、プレ
ス加工性とりわけ高延性でなおかつEβの異方性が少な
く、さらに耐2次加工ぜい性を向上させ得る方法につい
てあまた検討した結果、極低C鋼のC、N 、 T+、
Nb量を限定するとともに、さらに極微量のSb(ア
ンチモン)を添加することより、熱間、冷間各圧延後の
連続焼鈍の下に極めて絶大な効果があることを見出した
。
すなわちこの発明はC: 0.0050wt%以下、S
i:Q、5Q wt%以下、 Mn: 1.20wt%以下、 ただし60.045wt%、 Nb:0.2・−C(%)〜0.025 wt%、八R
+0.005 〜0.007 wt%、 Sb:0.0
05〜0.025 wt%、P : 0.(120w
t%を含み、 N : 0.0050wt%以下、S:0.018 w
t%以下を含有する組成になる鋼を、通常の工程にて熱
間圧延と冷間圧延を施し、その後連続焼鈍法を適用して
再結晶焼鈍を行うことを特徴とするる耐2次加工ぜい性
の良好な、プレス加工用鋼板の製造方法である。
i:Q、5Q wt%以下、 Mn: 1.20wt%以下、 ただし60.045wt%、 Nb:0.2・−C(%)〜0.025 wt%、八R
+0.005 〜0.007 wt%、 Sb:0.0
05〜0.025 wt%、P : 0.(120w
t%を含み、 N : 0.0050wt%以下、S:0.018 w
t%以下を含有する組成になる鋼を、通常の工程にて熱
間圧延と冷間圧延を施し、その後連続焼鈍法を適用して
再結晶焼鈍を行うことを特徴とするる耐2次加工ぜい性
の良好な、プレス加工用鋼板の製造方法である。
この発明に従いC,NおよびSlに応じてT]。
Nb量を限定すことにより著しく高延性で△Eβの良好
な鋼板が製造できるが、これらの元素の限定のみでは耐
2次加工ぜい性の改善は充分ではない。
な鋼板が製造できるが、これらの元素の限定のみでは耐
2次加工ぜい性の改善は充分ではない。
とくにプレス加工用鋼板は自動車のハイルーフ。
エンジンのオイルパンなどの強加工部位に使用される例
が多いため、耐2次加工ぜい性の改善は、不可欠である
。
が多いため、耐2次加工ぜい性の改善は、不可欠である
。
発明者らは、耐2次加工ぜい性改善のためTI、 Nb
複合添加の好影響を劣化させない第3元素の可能性につ
いて検討し、その結果第1図に示すように適量のsbを
添加することにより耐2次加工ぜい性が著しく向上する
ことを見出した。第1図には、C: 0.0020〜0
.0023%8Sl≦0.02%、 Mn:0.15〜
0.17%、 Ti:0.025〜0.027%、 N
b:0.008〜0.010%。
複合添加の好影響を劣化させない第3元素の可能性につ
いて検討し、その結果第1図に示すように適量のsbを
添加することにより耐2次加工ぜい性が著しく向上する
ことを見出した。第1図には、C: 0.0020〜0
.0023%8Sl≦0.02%、 Mn:0.15〜
0.17%、 Ti:0.025〜0.027%、 N
b:0.008〜0.010%。
AI!:Q、 030〜0.036 %、 P:0
.010 〜0.011%、N:0、0021〜0.0
026%そしてS+0.006〜0.010%であって
、0.03%までの種々な量のsbをさらに含有させた
組成の含sb鋼を通常の工程において熱間および冷間の
圧延を施し、その後連続焼鈍力にて再結晶焼鈍を行って
得られた鋼板に、耐2次加工ぜい性試験を施した結果を
示す。
.010 〜0.011%、N:0、0021〜0.0
026%そしてS+0.006〜0.010%であって
、0.03%までの種々な量のsbをさらに含有させた
組成の含sb鋼を通常の工程において熱間および冷間の
圧延を施し、その後連続焼鈍力にて再結晶焼鈍を行って
得られた鋼板に、耐2次加工ぜい性試験を施した結果を
示す。
ここにプレス相当の処理としては、鋼板(板厚0、8m
m)を75.9mmの円板に打抜いた後33mmφの円
筒ポンチによりカップ状に円筒深絞り成形し、続いて、
その成形カップを0℃に保った状態で5kgの重錘を1
mの高さから落下させ、その際の割れの発生有無により
、耐2次加工ぜい性を判定した。
m)を75.9mmの円板に打抜いた後33mmφの円
筒ポンチによりカップ状に円筒深絞り成形し、続いて、
その成形カップを0℃に保った状態で5kgの重錘を1
mの高さから落下させ、その際の割れの発生有無により
、耐2次加工ぜい性を判定した。
図から明らかなようにsbを0.005%以上添加ずと
、耐2次加工ぜい性は著しく向上する。なお、sbを過
剰に添加したとしても耐2次加工ぜい性の効果は殆ど変
わらないが、熱間圧延後の鋼板エツジに微小な割れが発
生した。
、耐2次加工ぜい性は著しく向上する。なお、sbを過
剰に添加したとしても耐2次加工ぜい性の効果は殆ど変
わらないが、熱間圧延後の鋼板エツジに微小な割れが発
生した。
(作 用)
C:加工用鋼板として最も重要な、全伸び(Bり、Bβ
の異方性ΔEIlおよびランクフォード値下を向上させ
るため、Cは少ないほどよくC50,0050%より好
ましくC50,0035%がよい。
の異方性ΔEIlおよびランクフォード値下を向上させ
るため、Cは少ないほどよくC50,0050%より好
ましくC50,0035%がよい。
Si:深絞り用高強度鋼板の強度上昇のために添加して
もよいが、過度の添加は、耐2次加工ぜい性、化成処理
性の劣化を起こすため好ましくなくその上限を0,50
%とする。
もよいが、過度の添加は、耐2次加工ぜい性、化成処理
性の劣化を起こすため好ましくなくその上限を0,50
%とする。
Mn: Mn もSlと全く同様の理由により上限を1
.2%とする。
.2%とする。
Ti:TiはAβやNbに先立って、熱間圧延前にSや
Nを固定するがとくにSをTiSとして優先的に固定す
る。固溶したSをT1で固定するためTiの下限値は=
S%を要する。なおこの場合Nは熱間圧低中又は連続焼
鈍の均熱中にAINとして、またCは同様にNbCとし
て析出し無害化される。
Nを固定するがとくにSをTiSとして優先的に固定す
る。固溶したSをT1で固定するためTiの下限値は=
S%を要する。なおこの場合Nは熱間圧低中又は連続焼
鈍の均熱中にAINとして、またCは同様にNbCとし
て析出し無害化される。
このTiはS、Nを固定し次いでCを固定するたにて添
加することが好ましいがTiの量がこれより少ない場合
にも複合添加しているNb、 A AがC,Nを固定し
て固溶C,Hの悪影響を無害化する。さらにTiを添加
すると、固溶Tiが増加して鋼板の再結晶温度を上昇さ
せるとともに鋼の耐2次加工ぜい性を著しく劣化させる
ため、その上限をTotal Ti量も耐2次加工脆性
に悪影響を及ぼすためT1の上限はTi量0.045%
を越えないものとする。
加することが好ましいがTiの量がこれより少ない場合
にも複合添加しているNb、 A AがC,Nを固定し
て固溶C,Hの悪影響を無害化する。さらにTiを添加
すると、固溶Tiが増加して鋼板の再結晶温度を上昇さ
せるとともに鋼の耐2次加工ぜい性を著しく劣化させる
ため、その上限をTotal Ti量も耐2次加工脆性
に悪影響を及ぼすためT1の上限はTi量0.045%
を越えないものとする。
Nb: Nbは11里が少ない場合にCを固定するため
に重要であり、Cとの関連で最低Nb:0.2X −C
(%)必要である。この最低Nb量は、TiでCを固定
できない場合、固溶Cの20%しかNbでは固定し得な
いように思われるが我々の経験では残留している80%
の固溶Cも析出したNbCの周囲で析出前段階と思われ
る特殊な雰囲気を形成し、これによって時効性や延性に
悪影響を及ぼさないことがたしかめられている。Nbは
Tiと複合添加することにより、Tl単独添加鋼の欠点
であるBβの異方性を小さくし、例えば、Eβの平均値
Ej2が48%程度のT1単独鋼では、圧延方向(Bβ
O)+圧延直角方向(Bβ90)は約51%にも上るに
もかかわらず対角方向く巳β45)が45%程度にとど
まり、異方性△Eβ=るのに反してこの発明により適量
のNbを添加した鋼では、ΔEAが3%程度にまで下り
異方性が非常に小さくなってプレス時の割れを激減させ
る。
に重要であり、Cとの関連で最低Nb:0.2X −C
(%)必要である。この最低Nb量は、TiでCを固定
できない場合、固溶Cの20%しかNbでは固定し得な
いように思われるが我々の経験では残留している80%
の固溶Cも析出したNbCの周囲で析出前段階と思われ
る特殊な雰囲気を形成し、これによって時効性や延性に
悪影響を及ぼさないことがたしかめられている。Nbは
Tiと複合添加することにより、Tl単独添加鋼の欠点
であるBβの異方性を小さくし、例えば、Eβの平均値
Ej2が48%程度のT1単独鋼では、圧延方向(Bβ
O)+圧延直角方向(Bβ90)は約51%にも上るに
もかかわらず対角方向く巳β45)が45%程度にとど
まり、異方性△Eβ=るのに反してこの発明により適量
のNbを添加した鋼では、ΔEAが3%程度にまで下り
異方性が非常に小さくなってプレス時の割れを激減させ
る。
しかしながらNbの過剰の添加は、熱延低温巻取りでの
材質劣化を引起こすばかりでなく再結晶温度の著しい上
昇やコストアップを引起こすのでNbの上限は0.02
5%とする。
材質劣化を引起こすばかりでなく再結晶温度の著しい上
昇やコストアップを引起こすのでNbの上限は0.02
5%とする。
sbはすでに述べた実験の結果に従い0.005〜0、
025 %とする。
025 %とする。
sbによる耐2次加工ぜい住改善効果の原因については
、推定の域を出ないが、sbがPよりも優先的に粒界に
偏析するため、Pによる粒界強度の低下を引起さずさら
に、粒界偏析したsbがスラブ加熱中に固溶したC、N
の一部を粒界に固定するため、両方の効果により粒界の
強度が著しく強くなったものと考えられる。
、推定の域を出ないが、sbがPよりも優先的に粒界に
偏析するため、Pによる粒界強度の低下を引起さずさら
に、粒界偏析したsbがスラブ加熱中に固溶したC、N
の一部を粒界に固定するため、両方の効果により粒界の
強度が著しく強くなったものと考えられる。
Aβ: Aβは溶鋼中の0を固定し、Ti、 Nbの歩
留りを向上させるため最低0.005%必要である。
留りを向上させるため最低0.005%必要である。
なお鋼中、NはT1添加にて大部分が固定され得るので
Alの多量の添加はコストアップとなる。このため上限
を0.007%とする。
Alの多量の添加はコストアップとなる。このため上限
を0.007%とする。
P:Pは下値を低下させることなく強度と昇に最も有効
な元素であるが、耐2次加工ぜい性の改善には過度の添
加は好ましくなくその上限を0.12%とする。
な元素であるが、耐2次加工ぜい性の改善には過度の添
加は好ましくなくその上限を0.12%とする。
NUNはSと同様に熱延前にT1で固定されるのでN単
独では有害ではない。しかし多量の添加により形成され
たTiNは、全伸びや伸びの異方性、下値を低下させる
ため、Nの上限を0.0050%とするが、より好まし
い範囲は0.0035%以下である。
独では有害ではない。しかし多量の添加により形成され
たTiNは、全伸びや伸びの異方性、下値を低下させる
ため、Nの上限を0.0050%とするが、より好まし
い範囲は0.0035%以下である。
S:Sは熱間圧延前のたとえばスラブとして加熱中にT
iSとして無害化されるが、過剰のSはその固定に必要
なTi量が増加して化成処理性劣化や材質劣化の原因と
なるため上限を0.018%とする。
iSとして無害化されるが、過剰のSはその固定に必要
なTi量が増加して化成処理性劣化や材質劣化の原因と
なるため上限を0.018%とする。
次に熱間圧延条件に関して熱間圧延前のスラブ加熱温度
は、とくに限定しないがS、NをT1で固定するため1
280℃以下好ましくは1230℃以下さらに好ましく
は、1150℃以下が望ましい。
は、とくに限定しないがS、NをT1で固定するため1
280℃以下好ましくは1230℃以下さらに好ましく
は、1150℃以下が望ましい。
なお、いわゆるスラブ直送圧延や、3Qmm厚程度のシ
ートバーとして鋳込んでそのまま熱間圧延を行っても同
様の効果が期待できる。
ートバーとして鋳込んでそのまま熱間圧延を行っても同
様の効果が期待できる。
熱間圧延の仕上げ温度は通常のAr3点以上が好ましい
が、α域である700℃程度まで低下させてもその時の
材質劣化は小さい。
が、α域である700℃程度まで低下させてもその時の
材質劣化は小さい。
また熱延巻取り温度は600℃以下の低温でおこなって
も材質は良好であるが600℃以上の高温巻取りを行う
とさらに材質は向上する。
も材質は良好であるが600℃以上の高温巻取りを行う
とさらに材質は向上する。
次に冷間圧延状についても通常と同じ30%以上の冷延
圧下率をとる必要がある。
圧下率をとる必要がある。
さらに連続焼鈍条件としては上記の成分調製になる鋼の
再結晶温度は、約700℃程度であり、従ってその温度
以上で1秒間以上の均熱を行えば、その後の冷却条件は
とくに限定する必要はない。
再結晶温度は、約700℃程度であり、従ってその温度
以上で1秒間以上の均熱を行えば、その後の冷却条件は
とくに限定する必要はない。
なお均熱温度の上昇はAc3点に至るまでは、高い埋材
質は向上するがAC3点を越えると急激に材質は劣化す
る。
質は向上するがAC3点を越えると急激に材質は劣化す
る。
材質とコスト及び生産性を考えれば720〜850℃程
度が最も好ましい均熱である。
度が最も好ましい均熱である。
ところが箱焼鈍の如き10〜b
び徐冷却の焼鈍ではPやSiが粒界に偏析し耐2次加工
ぜい性を劣化させる。
ぜい性を劣化させる。
(実施例)
通常の転炉溶製後、脱ガス工程を経て連続鋳造法により
、成分の異なる鋼スラブを多数準備した。
、成分の異なる鋼スラブを多数準備した。
比較として耐2次加工ぜい性に効果があるとされている
B添加鋼も用意した。これらの鋼の化学成分を表1に示
す。
B添加鋼も用意した。これらの鋼の化学成分を表1に示
す。
熱間圧延時にスラブを1200℃に加熱し、900℃で
仕上げ540℃で巻取った。
仕上げ540℃で巻取った。
次いで酸洗後75%の冷延率で0.7mmまで冷間圧延
を行った。
を行った。
続いて加熱速度4℃/Sで760℃まで均熱し、20秒
間保持の後室温まで5℃/S力冷却した。
間保持の後室温まで5℃/S力冷却した。
次いで0.5%の調質圧延を施した後機械的性質耐2次
加工ぜい性を測定した。
加工ぜい性を測定した。
耐2次加工ぜい性は直径76mmの円盤に打抜いた後3
3mmφの円筒ポンチでカップ形成し、次いで0℃にお
いて5kgの重錘を落下させ割れの発生の有無で判定し
た。結果は表2に示す。
3mmφの円筒ポンチでカップ形成し、次いで0℃にお
いて5kgの重錘を落下させ割れの発生の有無で判定し
た。結果は表2に示す。
比較鋼のNo、 1はCの適正範囲から外れ機械的性質
が著しく劣り、異方性も大きい。同じ< NCL 2は
Nの適正範囲から外れ、機械的性質が著しく劣り異方性
も大きい。またNα5は×1が負、つまりTi量が不足
のため熱間圧延時にエツジに割れが発生した。No、
6は×3が0.2未満でNb量不足のため機械的性質の
異方性が大きい。N017はx2が外れて相対的にTi
量が超過しまたNα8はTiが絶対的に超過しているた
め耐2次加工ぜい性が劣る。NO19はNb量が限界を
こえ、部分再結晶のため機械的性質が劣る。
が著しく劣り、異方性も大きい。同じ< NCL 2は
Nの適正範囲から外れ、機械的性質が著しく劣り異方性
も大きい。またNα5は×1が負、つまりTi量が不足
のため熱間圧延時にエツジに割れが発生した。No、
6は×3が0.2未満でNb量不足のため機械的性質の
異方性が大きい。N017はx2が外れて相対的にTi
量が超過しまたNα8はTiが絶対的に超過しているた
め耐2次加工ぜい性が劣る。NO19はNb量が限界を
こえ、部分再結晶のため機械的性質が劣る。
N010はsb量が相対的に不足したため耐2次加工ぜ
い性が劣る。No、L Lはsb量が限界を超えるため
熱間圧延時に割れが発生した。なおNo、12はsbを
含まないB添加鋼の例で、760℃で全く再結晶せず機
械的性質が劣る。
い性が劣る。No、L Lはsb量が限界を超えるため
熱間圧延時に割れが発生した。なおNo、12はsbを
含まないB添加鋼の例で、760℃で全く再結晶せず機
械的性質が劣る。
これらに反してNo、3.4は軟鋼板そしてNo、13
。
。
14はTS37〜40kg/mm2の高張力鋼板につい
ての各適合例でいずれも良好な所期した材質が実現され
ている。なお、この発明によって得られる鋼板は、溶融
亜鉛めっき鋼板の如き表面処理鋼板の原板に用いても、
所期した効果が発揮され得る。
ての各適合例でいずれも良好な所期した材質が実現され
ている。なお、この発明によって得られる鋼板は、溶融
亜鉛めっき鋼板の如き表面処理鋼板の原板に用いても、
所期した効果が発揮され得る。
(発明の効果)
この発明によれば機械的性質が良好でB添加鋼よりも再
結晶温度が低くなおかつ耐2次加工ぜい性が著しく優れ
たプレス加工用鋼板を得ることができる。
結晶温度が低くなおかつ耐2次加工ぜい性が著しく優れ
たプレス加工用鋼板を得ることができる。
第1図は耐2次加工ぜい性におよぼすsbの効果を示す
グラフである。
グラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、C:0.0050wt%以下、Si:0.50wt
%以下、Mn:1.20wt%以下、 Ti:(48/32)S(%)〜3・(48/12)C
(%)+(48/14)N(%)+(48/32)S(
%)ただし≦0.045wt%、 Nb:0.2・(93/12)C(%)〜0.025w
t%、Al:0.005〜0.070wt%、Sb:0
.005〜0.025wt%P:0.0120wt%以
下を含み、 N:0.0050wt%以下、S:0.018wt%以
下を含有する組成になる鋼を、通常の工程にて熱間圧延
と冷間圧延を施し、その後連続焼鈍法を適用して再結晶
焼鈍を行うことを特徴とする耐2次加工ぜい性の良好な
、プレス加工用鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10393885A JPS61264134A (ja) | 1985-05-17 | 1985-05-17 | 耐2次加工ぜい性の良好なプレス加工用鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10393885A JPS61264134A (ja) | 1985-05-17 | 1985-05-17 | 耐2次加工ぜい性の良好なプレス加工用鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61264134A true JPS61264134A (ja) | 1986-11-22 |
Family
ID=14367380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10393885A Pending JPS61264134A (ja) | 1985-05-17 | 1985-05-17 | 耐2次加工ぜい性の良好なプレス加工用鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61264134A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03140440A (ja) * | 1989-10-27 | 1991-06-14 | Kawasaki Steel Corp | エッチング性と加工性に優れたシャドウマスク用素材 |
KR100470644B1 (ko) * | 2000-12-06 | 2005-03-07 | 주식회사 포스코 | 내2차 가공취성 및 프레스성형성이 우수한 심가공냉연강판의 제조방법 |
JP2012158797A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Jfe Steel Corp | 高強度鋼板およびその製造方法 |
-
1985
- 1985-05-17 JP JP10393885A patent/JPS61264134A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03140440A (ja) * | 1989-10-27 | 1991-06-14 | Kawasaki Steel Corp | エッチング性と加工性に優れたシャドウマスク用素材 |
KR100470644B1 (ko) * | 2000-12-06 | 2005-03-07 | 주식회사 포스코 | 내2차 가공취성 및 프레스성형성이 우수한 심가공냉연강판의 제조방법 |
JP2012158797A (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-23 | Jfe Steel Corp | 高強度鋼板およびその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3858146B2 (ja) | 高強度冷延鋼板および高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
EP0085720B1 (en) | Process for manufacturing cold rolled deep-drawing steel plate showing delayed aging properties and low anisotropy | |
JPH0123530B2 (ja) | ||
JPH0559187B2 (ja) | ||
JPH0567684B2 (ja) | ||
JPH11310827A (ja) | 耐常温時効性とパネル特性に優れた冷延鋼板及び溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP2530338B2 (ja) | 成形性の良好な高張力冷延鋼板とその製造法 | |
JPS61264134A (ja) | 耐2次加工ぜい性の良好なプレス加工用鋼板の製造方法 | |
JP3840855B2 (ja) | 耐二次加工脆性および成形性に優れた高強度薄鋼板およびその製造方法 | |
JPS61276930A (ja) | 伸びと深絞り性の良好な極低炭素鋼冷延板の製造方法 | |
JPS639578B2 (ja) | ||
JPH0321611B2 (ja) | ||
JP2755014B2 (ja) | 耐2次加工脆性に優れた深絞り用高強度冷延鋼板の製造方法 | |
JPH0665685A (ja) | 超高張力冷延鋼板およびその製造方法 | |
JP5682356B2 (ja) | 溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 | |
JP2971192B2 (ja) | 深絞り用冷延鋼板の製造方法 | |
JPH0774412B2 (ja) | 加工性および耐置き割れ性に優れた高強度薄鋼板およびその製造方法 | |
JPH04333526A (ja) | 高延性熱延高張力鋼板およびその製造方法 | |
JPH02149624A (ja) | 成形性の良好な高張力冷延鋼板の製造法 | |
JP3831057B2 (ja) | 加工性に優れた高強度冷延鋼板の製造方法 | |
JPH0394020A (ja) | 耐2次加工脆性に優れた深絞り用冷延鋼板の製造方法 | |
JPH0238647B2 (ja) | Chokochoryokukohannoseizohoho | |
JP3357415B2 (ja) | 伸びフランジ性に優れる超深絞り用冷延鋼板及びその製造方法 | |
JPS61276932A (ja) | 耐2次加工ぜい性に極めて優れる超深絞り用冷延鋼板の製造方法 | |
JPH02197549A (ja) | 焼付硬化性を有する深絞り用高強度冷延鋼板とその製造方法 |