JPS6126213Y2 - - Google Patents

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JPS6126213Y2
JPS6126213Y2 JP1981178908U JP17890881U JPS6126213Y2 JP S6126213 Y2 JPS6126213 Y2 JP S6126213Y2 JP 1981178908 U JP1981178908 U JP 1981178908U JP 17890881 U JP17890881 U JP 17890881U JP S6126213 Y2 JPS6126213 Y2 JP S6126213Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
natto
container
porous film
air permeability
lid
Prior art date
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Application number
JP1981178908U
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JPS5882390U (ja
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は納豆容器に関する。
納豆はゆでた大豆に納豆菌を植えつけ加温し
て、納豆菌を繁植させ発酵させることによつて製
されるが、納豆容器内で製造するには発酵の際に
水分を含むガスを発生し、かつ納豆菌は好気性で
あるから容器が通気性を有することが必要であ
る。そのため従来納豆容器はわら、経木、発泡ス
チロール等で製されており、発泡スチロールで製
する際には蓋をホツチキス、粘着テープ等で一部
分とじたり、輪ゴムで止めたり、蓋に小孔を機械
的に穿孔したりしている。
しかしながら上記容器では納豆の表面を覆つて
いる粘着物がしみ出したり、容器内にちり、ほこ
り、雑菌等が侵入し汚染する等の欠点があつた。
本考案は上記点に鑑み、納豆表面の粘着剤がに
じみ出たり、容器内にちり、ほこり、雑菌等が侵
入することがなく、納豆菌の繁植の際に必要な空
気が充分に供給され、又発生する水分を含んだガ
スが充分に脱気できる納豆容器を提供せんとして
なされたものであつて、その要旨は、熱可塑性樹
脂と該樹脂に対して相溶性の乏しい物質の微粉未
との混合物からなるシートを延伸することによつ
て得られた最大孔径が1.5μの細孔が多数形成さ
れ、通気度が2000sec/100c.c.以下である多孔質フ
イルムを使用してなる納豆容器に存する。
次に本考案を図面を参照して説明する。第1図
は本考案の納豆容器の一例を示す断面図である。
図中1は容器本体であり、紙、熱可塑性樹脂フイ
ルム、熱可塑性樹脂発泡シート等によつて製され
るが、納豆の状態を観察できるように透明な熱可
塑性樹脂フイルムで製されるのが好ましい。2は
蓋であり、孔径が1.5μ以下の細孔が多数形成さ
れ、通気度(日本工業規格JIS−P8117「紙およ
び板紙の透気度試験方法」に準じて測定)が
2000sec/100c.c.以下である多孔質フイルムによつ
て製されている。
該多孔質フイルムはポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−プロピレン共重合体等の熱可塑性樹脂に、シリ
カ、タルク、クレー、珪藻士等の上記熱可塑性樹
脂に対して相溶性の乏しい物質の微粉未を混合
し、シートを成形し、得られたシートを上記熱可
塑性樹脂の溶融温度よりも低い温度で延伸する
と、延伸の際、微粉未を核とし、熱可塑性樹脂と
微粉未との界面より剥離現象が発生し、微粉未の
周辺に微孔が生成し、シート表面から裏面に複雑
に入り組んだ微細緻密な連通孔が形成された多孔
質フイルムが製される。該多孔質フイルムの細孔
の最大孔径が1.5μ以下に限定されるのは1.5μよ
り大であるとちり、ほこり、雑菌等の遮蔽が不確
実になり、又通気度が2000sec/100c.c.以下に限定
されるのはそれより大になると通気性が不充分で
納豆菌の繁植が十分に進行せず、又発生する水分
を含んだガスが充分に脱気できなくなるからであ
る。
ポリエチレン100重量部と、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体20重量部と、珪藻士50重量部とから
なる組成物を混練し、これを押出機にて押出し
て、厚さ0.5mmのシートを成形し、このシートを
120℃に設定した延伸機で縦6倍、横2倍に延伸
して、通気度が100sec/100c.c.で細孔の最大孔径
が1.5μの多孔質フイルムを製した。
又、これに準じて適宜延伸条件を変えて、通気
度が2000sec/100c.c.で最大孔径が0.5μ、2.2μ及
び10μの多孔質フイルムも製した。
これらのフイルムで大腸菌の菌液を10過
し、液をトリプトソイ寒天培地に混釈培養した
ところ最大孔径が0.5μ及び1.5μの多孔質フイル
ムで過したものは大腸菌の発生はなかつたが最
大孔径が2.2μ及び10μの多孔質フイルムで過
したものは大腸菌が培養された。
又、第1図の容器において蓋2として細孔の最
大孔径が1μであり、通気度が100sec/100c.c.、
200sec/100c.c.、2500sec/100c.c.及び10000sec/
100c.c.の多孔質フイルムを使用し、容器内に納豆
菌を植えつけた大豆を供給し、40℃の亘温室で発
酵させたところ、通気度が100sec/100c.c.及び
2000sec/100c.c.の多孔質フイルムを使用したもの
は糸引き状態が良好であつたが、通気度
2500sec/100c.c.の多孔質フイルムを使用したもの
はわずかに糸引きしているにすぎず、通気度
10000sec/100c.c.の多孔質フイルムを使用したも
のは全く糸引きしていなかつた。
第1図においては蓋2は多孔質フイルムで製さ
れているが、蓋の1部だけが多孔質フイルムで製
され、他の部分は紙、熱可塑性樹脂フイルム、ア
ルミニウム箔等で製されても良いし、蓋だけでな
く容器本体を多孔質フイルムで製されてよい、又
本考案の容器は第1図に示したようにカツプ状だ
けでなく袋状になされても良い。
本考案の納豆容器の構成は上述の通りであるか
ら、納豆菌を植えつけた大豆を容器に供給して加
熱すると、新鮮な空気が容器内に充分供給され、
発生した水分を含むガスは容易に脱気するので、
納豆菌が良好に繁殖発酵し、かつ粘着物がにじみ
出たり、空気中のちり、ほこり、雑菌等が侵入す
ることがない。従つて納豆容器として好適に使用
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の納豆容器の一例を示す断面図
である。 1……容器本体、2……蓋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂と該樹脂に対して相溶性の乏し
    い物質の微粉未との混合物からなるシートを延
    伸することによつて得られた最大孔径が1.5μ
    の細孔が多数形成され、通気度が2000sec/100
    c.c.以下である多孔質フイルムを使用してなる納
    豆容器。 2 蓋が多孔質フイルムである実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の納豆容器。 3 容器本体が多孔質フイルムである実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の納豆容器。 4 容器が袋状である実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の納豆容器。
JP1981178908U 1981-11-30 1981-11-30 納豆容器 Granted JPS5882390U (ja)

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JP1981178908U JPS5882390U (ja) 1981-11-30 1981-11-30 納豆容器

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JP1981178908U JPS5882390U (ja) 1981-11-30 1981-11-30 納豆容器

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Publication Number Publication Date
JPS5882390U JPS5882390U (ja) 1983-06-03
JPS6126213Y2 true JPS6126213Y2 (ja) 1986-08-06

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ID=29974122

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JP1981178908U Granted JPS5882390U (ja) 1981-11-30 1981-11-30 納豆容器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0825577B2 (ja) * 1987-12-15 1996-03-13 和也 小山 納豆の包装構造

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JPS5882390U (ja) 1983-06-03

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