JPS61261381A - 粘着性微小球 - Google Patents

粘着性微小球

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JPS61261381A
JPS61261381A JP10058685A JP10058685A JPS61261381A JP S61261381 A JPS61261381 A JP S61261381A JP 10058685 A JP10058685 A JP 10058685A JP 10058685 A JP10058685 A JP 10058685A JP S61261381 A JPS61261381 A JP S61261381A
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JP
Japan
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adhesive
meth
acrylate
parts
self
Prior art date
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Pending
Application number
JP10058685A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyasu Miyasaka
宮坂 宏保
Yasuaki Kitazaki
寧昭 北崎
Tetsuaki Matsuda
松田 哲晃
Satoru Nagao
長尾 悟
Jiyunichi Kobayashi
小林 循一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61261381A publication Critical patent/JPS61261381A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] 本発明は粘着性微小球に関し、更に詳しくは、中心部の
硬質核とそれを被覆する粘着剤との二重構造からなり、
再剥離性粘着シート等の粘着剤として好適な粘着性微小
球に関する。
[従来の技術的背景] 一般に、粘着製品(テープ及びラベルをも含むシート類
)は接着型と再剥離型に大別される。vc着型とは、電
気絶縁用テープ又は自動車等の構造物に使われる両面接
着テープで代表されるように、一旦接着させた後は剥が
れてはならないタイプである。一方、再剥離型とは、保
護テープで代表されるように、生産後消費者に渡る前に
、傷等がつかないよう製品の表面を覆い、その後剥離す
るタイプをいう。
両タイプのシートに使われる粘着剤には様々な −処方
があるが、容易に接着し糊残りせずに剥離することがで
きる再剥離型粘着剤とするには、一般に高凝集力かつ低
タックという条件を満たさねばならない、一方、接着型
粘着剤は低凝集力でかつ高タックであることが必要とさ
れる。ここで、凝集力とは、粘着剤を被着体から剥離す
る際に、粘着剤の残留を生じさせないための凝集性を示
す、多くの場合はその粘度により凝集力を知ることがで
きる。他方、タックとは、粘着剤が被着体と接触すると
同時に発現される初期接着力を意味する。
[従来技術の問題点] 近年、反復使用可能な再剥離型メモ用紙が市販されてい
る。この粘着紙は、被着体である紙から剥離する際、紙
をはがしたり、糊残りすることがなく、何回でも貼った
り剥がしたりできることが特徴である。
このような粘着シートにおいて、接着面が平滑であると
その面全体が紙と接着して、紙の繊維を剥離したり、あ
るいはシートが剥がれなくなる場合がある。このため1
面接着ではなく、被着体と点接着させて剥離を容易にす
るため、懸濁重合により得られる重合体微小球を加えた
粘着剤が使用されるようになった(特開昭50−273
8号公報、及び特開昭54−41988号公報等参照)
、該微小球はラジカル重合により得られたアクリル酸エ
ステルの共重合体であり、通常1〜300戸程度の直径
を有する。
該微小球は非接着時には30〜50μの大きさであって
゛も、被着体との接着時にその大きさく高さ)を測定す
ると約10−程度に圧縮される。これは核球が弾性に富
むため押し潰されたものと考えられる。したがって、粘
着シートの上に何冊もの本を置いて加重を加えた場合等
には、微小球が完全に漬れて、初期の点接着から面接着
へ移行し、シートを剥離しにくくなったり、あるいは紙
の繊維をはがしたりする。また、メモ用紙等は100枚
程変型ね合せた状態で市販されているが、該用紙を夏期
高温下で長期間保存したり、あるいは倉庫等で段積保管
した場合には球が漬れ、剥離抵抗が大きくなってしまう
そこで、かかる欠点を解消するべく微小球の硬度を上げ
て高凝集力かつ低タックを保持させ、漬 ・れにくくす
ると、今度は粘着シートの接着力が著しく低下し、被着
体から剥がれ易くなるため商品価値が消失してしまう。
[発明の目的] 本発明の目的は、従来の粘着性微小球と比較し、通常の
条件下では特性上差が生じないが、高い圧力・熱・湿度
条件下においては従来よりも剥離抵抗の上昇が少なく、
長期保存後も被着体からの剥離が容易であり、もって再
剥離性粘着シート用の粘着剤として好適な粘着性微小球
を提供することにある。
[発明の概要] 本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、従来の粘着性微
小球の中に1通常の応力が加わった程度ではさほど変形
しない硬質核を入れておくと、それを粘着剤として使用
した場合に悪条件でも点接着を確実に維持することが可
能な粘着性微小球が得られることを見出し、本発明を完
成するに至った。
即ち、本発明の粘着性微小球は、ガラス転移温度が室温
以上のビニル系重合体からなる硬質核;及び(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルとこれらと共重合可能なビニ
ル系単量体との共重合体からなりかつ前記核を被覆する
粘着剤から構成され、前記核の直径が全体の%〜%であ
ることを特徴とする。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の粘着性微小球は、以下の如き方法にて製造され
る。
まず、微小球の中心部をなす硬質核を合成する。該硬質
核はガラス転移温度が室温(10℃)以上、好ましくは
30℃以上のビニル系重合体からなる。かかるビニル系
重合体は、スチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチル、ヘキシ
ル(メタ)アクリレート等のエチレン性二重結合を有す
るビニル系モノマーからなる群より選択される一種もし
くは二種以上の化合物を用いて合成される。
ビニル系重合体は、上記七ツマ−を用いて、乳化重合又
は、懸濁重合により合成される0通常、水性分散媒(好
ましくはイオン交換水)の中に7ニオン系もしくは非イ
オン系の界面活性剤に臨界ミセル濃度以上加え、モノマ
ーを分散させ、しかる後重合開始剤を加えて反応せしめ
る。得られる硬質核の径は界面活性剤の種類、添加量及
び攪拌速度等によって調節することができ、一般に粒径
が小さな球とするには界面活性剤の添加量を多くし、攪
拌速度を速める。
各成分の添加量は、水性分散媒100重量部に対し、通
常上ツマ−が25〜100重量部、界面活性剤が0.0
5〜1重量部、重合開始剤が0.5〜2重量部である。
ここで、アニオン径界面活性剤としては、例えば、ドデ
シル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム等の高級
アルコール硫酸エステル;ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸
ナトリウム等のフルキルアリルスルホン酸塩が挙げられ
、非イオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル、ポリオキシモチレンオレイ
ルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエー
テル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;ポリエ
チレングリコールモノステアレート、ポリエチレングリ
コールジステアレート等のポリオキシエチレンアルキル
エステルが挙げられる。一方、重合開始剤としては、乳
化重合の場合、過硫酸アンモニウム等の過硫醜塩の他に
硝酸セリウムアンモニウム、ペルオキソ硫酸カリウム等
が使用され、懸濁重合の場合は過酸化ベンゾイル、過酸
化ラウロイル等の過酸化物が主に使用される。
上記成分を添加した七ツマー分散液を、通常BO〜90
℃で5〜20時間攪拌することによりビニル系重合体か
らなる硬質核が得られる。この際、得られる硬質核の径
が0.O1〜225−1好ましくは0.075〜40−
の範囲内となるように、攪拌速度等を調節する。
また、硬質核を架橋ビニル系重合体にて形成することが
できる。この場合は、前記ビニル系モノマーとして反応
性官能基を有するものを使用する。架橋剤としては油溶
性のものを用いることが好ましい、油溶性架橋剤には例
えば、プロピレンジイソシアネート、トリレンジイソシ
アネート、1−メチル−2,4−ジイソシアネート等の
ポリイソシアネート系化合物:エチレングリコール、グ
リシジルエーテル等の多官能エポキシ系化合物;及び動
植物油不飽和酸の2量体または3商体と7リールまたは
アルキルアミンの縮合体等のポリアミド樹脂類:及び一
般式 %式% わされるポリスルフィド類;ブチル化メラミン等の変性
メラミン樹脂;アルキルフェノールホルムアルデヒド樹
脂が挙げられる。
上記架橋剤はビニル系モノマーの反応性官能基に対する
化学的当量論量の通常0.01〜0.5倍モル、好まし
くは0.05〜0.1倍モルである。
架橋ビニル系重合体にて硬質核を製造するには1例えば
(メタ)アクリル酸、ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グ
リシジル(メタ)アクリレート、N−メチロール(メタ
)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリ
ルアミド、(メタ)、アクリル酸アミド、無水マレイン
酸等の単独あるいはアクリル酸エステルとの混合物を前
記方法にて乳化重合あるいは懸濁重合し、重合終了後油
溶性架橋剤を加えBO〜 120分間攪拌する。その後
反応系を20〜80℃で2〜24時間好ましくは40〜
Bθ℃で5〜10時間保温する事により得る。
架橋ビニル系重合体からなる硬質核としては、市販品の
ものをそのまま使用することも可能である。市販品には
、例えば、架橋ポリスチレン球(平均粒径約30戸、商
品名ファインバール、住友化学■製)、ポリエチレン球
(平均粒径的5−1商品名5F−H−1または平均粒径
10−1商品名5F−C−1製鉄化学工業■製)が挙げ
られる。
前記重合反応が終了した後は1次いで硬質核ポリマー分
散液を攪拌しながら、アクリル酸エステルモノマー及び
/又はメタクリル酸エステルモノマー80〜83.5重
量%と、これらと共重合可能なビニル系モノマー10〜
0.5重量%を加え、(好ましくは85〜99.515
〜0.5重量%)、更に重合開始剤を添加して、前記硬
質核を被覆する粘着剤層を形成せしめる。予めビニル系
重合体からなる硬質核を得ている場合(例えば、市販品
をそのまま硬質核として使用する場合)は、アニオン系
もしくは非イオン系界面活性剤が加えられた水性媒体(
好ましくはイオン交検水)中に該硬質核を添加し、ポリ
マー分散液を調製しておく。
上記モノマーは、得られる粘着性微小球全体の%〜%、
好ましくは月〜展程度の径を硬質核が占めるような量で
ポリマー分散液中に加えられる。
即ち、両者の配合比上ツマー/硬質核ポリマーが1重量
比で1.377I N83/1、好ましくは2.37/
1〜?/1 となるようにモノマーが添加される0本発
明にて用いる該モノマー及び硬質核ポリマーはいずれも
親油性であるため、該モノマーはポリマー分散液中に加
えられると硬質核の回りを覆うようになる。
硬質核を被覆する粘着剤は常温下で粘着性を維持してい
なければならないため、粘着剤を形成するポリマーのガ
ラス転移温度が通常lO℃以下、好ましくは0℃以下と
なるようにモノマーを選択する必要がある。該モノマー
の一成分である(メタ)アクリル酸アルキルエステルと
しては、通常炭素数2〜12の直鎖状もしくは分岐状の
アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルが使用され、具体的にはブチル(メタ)アクリレート
、イソブチル(メタ)アクリレート、5ec−ブチル(
メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、
ヘプチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(
メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレー
ト、イソノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)
アクリレート等が例示される。これらは単独で使用する
ことができるが、これらと共重合させる場合には、例え
ば、メチル(メタ)アクリレート、テトラデシル(メタ
)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アタリレート、
ステアリル(メタ)アクリレト等も使用可能である。
一方、ビニル糸上ツマ−は粘着剤の凝集力を高めるため
に使用されるもので、その具体例とじては、例えば(メ
タ)アクリル酸、酢酸ビニル、アクリロニトリル、無水
マレイン酸、イタコン酸。
スチレン等が挙げあられる。
また1重合開始剤として、前記過硫酸塩又は過酸化物を
、水性分散媒100重量部に対して、通常0.5〜2重
量部加える。
前記反応終了後、ポリマー分散液に重合開始剤を加え、
該分散液を攪拌しながら前記七ツマ−を徐々に加えてい
く、添加終了後、更に通常8G−90℃で5〜20時間
攪拌することにより、中心に硬質核が存在し、その回り
に粘着性を有するアクリル系粘着剤が覆っている二重構
造の粘着性微小球が得られる。この際、得られる微小球
の径が0.01〜300−1好ましくは0.3〜80−
の範囲内となるように、攪拌速度等を調節する。
反応終了後、水性分散液にメタノール、アセトン、塩化
ナトリウム水溶液、希塩酸等の極性溶媒を多量に加えて
微小球を沈澱させた後、これをろ取し、しかる後乾燥す
ることにより本発明の粘着性微小球が得られる。
かくして得られる粘着性微小球は単独でも粘着剤として
使用できるし、またポリ酢酸ビニル、酢酸セルロース、
エポキシ樹脂、シリコン樹脂あるいはアクリル系または
ゴム系エマルジ重ン粘着剤等の従来の粘着剤と配合して
使用してもよい、後者の場合は、通常、粘着性微小球に
対し従来の粘着剤を重量で1〜0.5倍量配合する。
以上のような粘着性微小球を用いてなる粘着剤は再剥離
性粘着シート又はテープ用として好適である。シート又
はテープ上に、ナイフコーター、グラビアコーター、シ
ルクスクリーンコーター等により粘着剤を塗布し、しか
る後乾燥することにより再剥離性粘着シート又はテープ
が製造される。
[発明の効果] 中心に硬質核を有する本発明の粘着性微小球を粘着剤と
して使用した場合は、従来のように核のない粘着球・を
使用した場合と比較し、以下のような特性上の差がある
即ち、荷重、熱及び湿度が高まった過酷な条件下では、
核のない粘着球を使用すると、通常の条件下(常温・常
湿で荷重を加えない条件下)で使用する場合よりも2〜
3倍以倍波上被からの引き剥がし抵抗が高まるのに対し
、本発明の核を有する粘着球によれば該抵抗が2割増程
度に押さえられる。また、本発明の粘着球が塗布された
製品を長期保存しても、粘着剤自体の品質の劣化が少な
いため、シートを被着体から剥離できなくなったり、あ
るいはテープがときほぐせなくなるという事態は生じる
おそれがない。
勿論1通常の条件下で使用する場合は、核のない粘着球
と比較しても特性上に差はなく、良好な粘着性を保持す
る。
したがって、本発明の粘着性微小球は、再剥離性粘着テ
ープ又はシートの粘着剤としての用途に最適である。
[発明の実施例] 以下、実施例に基づき本発明の詳細な説明するが、該実
施例によって本発明の範囲が格別限定されるものではな
い。なお、実施例中、1部」及び「%」とは全てそれぞ
れ「重量部」及び「重量%」を表す。
実施例1 温度計、攪拌器、冷却管及び滴下ロートを備えた5文反
応容器内に、メタクリル酸メチル3.8部、イオン交換
水 100部、ドテシル硫酸ナトリム0.4部及び過硫
酸アンモニウム0.05部を加え、窒素ガスを流しなが
ら攪拌し、液温を80℃に保った。約8時間後平均粒径
0.1−のエマルジョンを得た。
次いで、この反応系を40℃まで冷却し、開始剤として
過硫酸アンモニウム0.3部とイオン交換水50部を加
えた。液温を再び80℃とし、2−エチルへキシルアク
リレート70部、ブチルアクリレート28部及びアクリ
ル酸2部の混合液を約2時間かけて徐々に添加した。
その後、約lθ時間反応を続け、最終的に平均粒径0.
3JLの粘着性微小球を得た。その後、固形分濃度が1
5%になるようにトルエンを加え強く攪拌した。
このようにして得られた粘着剤を、乾燥後の塗布量が5
g/rn’となるように25−厚ポリエステルフィルム
の片面に塗布し、しかる後該フィルムを25m謄巾に切
断して試験用粘着テープとした。
該テープをステンレスパネルに貼り、15g/adの荷
重を加えたままで85℃、80%RHの雰囲気中に48
時間放置した(熱湿試験)、一方、同一のテープをステ
ンレスパネルに貼り、常圧のまま室内で48時間放置し
た(常態試験)、続いて両テープをJ l5−Z−02
37に準じて室温にて被着体から180 ”引き剥がす
ことにより両テープの粘着力を測定した。
更に、上記テープを上質紙70Kg上に貼り、2kgの
ロールで1往復させて圧着した後、上質紙から急速に剥
がし、紙の表面状態を目視観察した。
以上の結果を比較例1のそれとともに第1表に示す。
比較例1 2−エチルへキシルアクリレート70部、ブチルアクリ
レート28部、アクリル酸2部、ドデシル硫酸ナトリム
0.4部及びイオン交換水150部からなる混合物を、
実施例1と同様の反応容器内に仕込み、更に重合開始剤
として過硫酸アンモニウム0.3部を加え、乳化重合を
行ない平均粒径0.37mの粘着性微小球を得た0次に
、トルエンを加えて得た粘着剤を用いて実施例1と同様
の方法で試験用粘着テープを作成し、同一の試験に供し
た。結果を第1表に示す。
第1表 実施例2 温度計、攪拌器、冷却管及び滴下ロートを備えた5文の
反応容器内に、2−エチルへキシルアクリレート50部
、インブチルアクリレート48部、アクリル酸2部、及
び過酸化ベンゾイル2部を仕込み攪拌した。過酸化ベン
ゾイルが完全に溶解した後、ポリビニルアルコール6部
を溶かしたイオン交換水300部とポリエチレン球(平
均粒径10p1、製鉄化学社製)3.8部を加え、反応
系を60℃に加温し、約1時間後更に80℃まで上げ、
その後約20時間重合を続け、平均粒径30−の粘着性
微小球を得た。
次にトルエン900部を加えて得た粘着剤を市販のアク
リルエマルジョン粘着剤(商品多丁S−844、日本カ
ーバイト工業株式会社製)と固珍分重量比2:1の割合
で混合し、この粘着剤混合物を上質紙70kg上に乾燥
重量で10g/m″となるように塗布し、粘着シートを
作成した。
比較例2 2−エチルへキシルアクリレ−)50部、イソブチルア
クリレート48部、アクリル酸2部及び過酸化ベンゾイ
ル2部を実施例2と同じ反応容器内に仕込んだ、過酸化
ベンゾイルが完全に溶解した後、ポリビニルアルコール
8部を溶かしイオン交換水300部を加えて懸濁重合を
行ない平均粒径30−の粘着性微小球を得た0次に上記
組成物を実施例2と同じ方法で上質紙70Kg上に塗布
し、粘着シートを作成した。
実施例2及び比較例2で得た粘着シートを実施例1と同
一の試験に供し、その結果を第2表に一括して記載した
第2表 実施例3 冷却管、攪拌器、温度計及び窒素ガス封入口を装備した
5文のフラスコを用意する。この中に、完全ケン化ポリ
ビニルアルコール2部をイオン交換水250部に溶解し
た混合液を加えた。これに架橋ポリスチレン球(平均粒
径3〇戸商品名ファインバール3000.住友化学社製
)を14部加え攪拌した。均一に分散した後、2−エチ
ルへキシルアクリレート97.5部及びアクリル酸2.
5部に過酸化ベンゾイル1部を加えた混合物を加えた。
これを、攪、拌しながら90℃まで上昇し、約20時間
重合を続は平均粒径80−の粘着性微小球を得た。その
後、室温まで冷却し、メタノール300部を加えポリマ
ーを凝集させた。このポリマーをろ取扱トルエン100
0部に再分散させ、得られた粘着剤をナイフコーターで
乾燥重量10g/m″となるように、70Kgの上質紙
に塗布した。常態試験(室温貼付30分後側定)と熱湿
試験(85℃、80%RH148時間、15g/cd荷
重後室温で測定)の剥離力を測定したが、それぞれ30
0g/25厘鳳と、400g/25層腸で、良好な剥離
性を示した。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス転移温度が室温以上のビニル系重合体から
    なる硬質核;及び(メタ)アクリル酸アルキルエステル
    とこれらと共重合可能なビニル系単量体との共重合体か
    らなりかつ前記核を被覆する粘着剤から構成され、前記
    硬質核の直径が全体の1/4〜3/4であることを特徴
    とする粘着性微小球。
  2. (2)硬質核を形成するビニル系重合体がポリスチレン
    である特許請求の範囲第1項記載の粘着性微小球。
  3. (3)硬質核を形成するビニル系重合体がポリエチレン
    である特許請求の範囲第1項記載の粘着性微小球。
JP10058685A 1985-05-14 1985-05-14 粘着性微小球 Pending JPS61261381A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01149875A (ja) * 1987-12-07 1989-06-12 Fueki Nori Kogyo Kk 再剥離型固形粘着剤
JPH10504344A (ja) * 1994-08-15 1998-04-28 ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー グラフィックを基材へ正確に複製するための積層品
JP2000281999A (ja) * 1999-03-30 2000-10-10 Nippon Carbide Ind Co Inc 再剥離型感圧接着剤組成物
JP2000281996A (ja) * 1999-03-30 2000-10-10 Nippon Carbide Ind Co Inc 再剥離型感圧接着剤組成物

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JPH10504344A (ja) * 1994-08-15 1998-04-28 ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチュアリング・カンパニー グラフィックを基材へ正確に複製するための積層品
JP2000281999A (ja) * 1999-03-30 2000-10-10 Nippon Carbide Ind Co Inc 再剥離型感圧接着剤組成物
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