JPS61261214A - ニオブ複酸化物微粉末の製造方法 - Google Patents

ニオブ複酸化物微粉末の製造方法

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JPS61261214A
JPS61261214A JP10269085A JP10269085A JPS61261214A JP S61261214 A JPS61261214 A JP S61261214A JP 10269085 A JP10269085 A JP 10269085A JP 10269085 A JP10269085 A JP 10269085A JP S61261214 A JPS61261214 A JP S61261214A
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Yoshiharu Ozaki
尾崎 義治
Mitsuyuki Wadasako
三志 和田迫
Atsushi Miyakoshi
淳 宮越
Yoshinori Shinohara
篠原 義典
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Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
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Mitsubishi Mining and Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アルコキシドの加水分解反応によりニオブ複
酸化物微粉末(Ba、S’r)Nb20 gを製造する
方法に関する。更に詳しくは、光通信、光情報処理を行
うときに光波に情報信号を乗せるための光変調素子の電
子材料として適するニオブ複酸化物微粉末の製造方法に
関するものである。
[従来の技術] 従来、ニオブ複酸化物微粉末の製造方法としては、酸化
ニオブとBa、Srのような2価金属の炭酸塩とを均一
に混合し、1300℃以上の高温で仮焼して固相反応さ
せた後、粉砕する方法がある。
[発明が解決しようとする問題点] 近年、電子部品に対し、より小型で高度な特性が要求さ
れるようになり、従ってそれに使用される原料粉体も、
従来に増して組成の均一性、高純度の微粒子であること
が必要になってきている。
しかし、上記従来の方法により得られたニオブ複酸化物
微粉末は、微視的に観察した場合に、高温の仮焼により
粒子径が大きくなり、また固相反応であるため組成が不
均質になり、その特性を安定させることは困難であった
。また製造中に不純物が混入し易く、電子材料としての
特性が低下してしまう問題点があった。
本発明の目的は、ニオブ複酸化物微粉末を比較的低温で
、均一かつ所望の組成に、高純度で微粒に製造し得る方
法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、バリウム・ニオブ複合アルコキシドBa [
Nb(CLR)s 12とストロンチウム・ニオブ複合
アルコキシドSr [Nb(OR)@12を混合して反
応させ、この反応生成物を加水分解し、この加水分解生
成物を仮焼してニオブ複酸化物微粉末を得る方法である
0本明細書で「アルコキシド」とはアルコールのOH基
の水素原子を金属原子又はニオブで置換した化合物をい
う。
本発明の出発原料は、ニオブアルコキシドNb(OR)
gである。このニオブアルコキシドと金属バリウムとを
、Ba、!:Nbのモル比が1:2となるようにを混合
して反応させ、Ba[Nb(OR)slzを調製する。
同様にニオブアルコキシドと金属ストロンチウムとを、
SrとNbのモル比が1=2となるようにを混合して反
応させ、S r [Nb (OR)・】2を調製する。
それぞれ調製したBa [Nb(OR)@hとSr[N
b(OR)slzをBaとSrが任意の原子比となるよ
うに、混合して反応させる。 BaとSrの原子比は、
後述するように比率を種々変えることにより結晶構造の
異なるニオブ複酸化物微粉末が得られるため、所望の目
的物質により選定される。
以上の混合及び反応は有機溶媒中で加熱還流させて行う
ことが好ましい。これは混合の便宜を図り反応を促進さ
せるとともに後述の加水分解により生じる沈殿物の組成
を混合した組成に一致させるためである。この有機溶媒
としては、ベンゼン、アルコール、トルエン、キシレン
等が適当であるが、溶解度が高いことからベンゼンが最
適である。還流による反応温度は各成分アルコキシドが
分解する温度未満であれば差支えないが、取扱いの便宜
のために0〜100℃、特に望ましい温度は40〜10
0℃である。
上記混合及び反応により生成された反応生成物の加水分
解は、反応溶液中に脱炭酸した蒸留水を直接加えること
により行うことができる以外に、加圧容器から吹出す水
蒸気に反応生成物を接触させる方法でも行うことができ
る。この加水分解のための反応温度は、加圧しない状態
では、各成分アルコキシドが分解せずしかも取扱いの容
易な0   )〜100℃の範囲、特に望ましい温度は
25〜100℃である。加圧して行う場合、或いは水蒸
気流に接触させる方法では100〜200℃が適当であ
る。
この加水分解により粉末状の沈殿物が生成する。この沈
殿物を遠心分離又は濾過により加水分解液から分離し、
必要により真空乾燥等の乾燥を行えば、粉末が得られる
上記反応により得られた粉末をX線回折、熱分析及び電
子顕微鏡観察により物性及び構造を調べる。加水分解生
成物のままの状態では非晶質のニオブ複酸化物であるこ
とが多いが、仮焼により容易に結晶質のニオブ複酸化物
微粉末を得ることができる。この仮焼温度は、結晶質転
移効率を向上させるために、 800℃以上であってニ
オブ複酸化物微粉末の分解開始温度未満であることが好
ましいが、更に低い温度でも或いは真空加熱によっても
得ることができる。
得られたニオブ複酸化物微粉末は化学分析の結果、不純
物0.1%以下の高純度の物質であり、また電子顕微鏡
観察によると、 (1,01〜0.1p■の粒径の微粒
子である。また金属原子の各成分組成比は極めて化学量
論比に近いものであることが確認できる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、従来のように焼成
工程を経ることなく、バリウム・ニオブ複合アルコキシ
ドとストロンチウムΦニオブ複合アルコキシドを混合し
て反応させ、この反応生成物を加水分解し、この加水分
解生成物を仮焼することにより、低い温度で、高純度で
微粒のニオブ複酸化物微粉末を製造することができる。
また化学量論比に極めて良く一致した均一な組成のニオ
ブ複酸化物微粉末が得られる優れた効果がある。
[実施例] 次に本発明の具体的態様を示すために、本発明を実施例
により更に詳しく説明するが、以下に示す例はあくまで
も一例であって、これにより本発明の技術的範囲を限定
するものではない。
まず、NbC1225gをイソプロパツール200m 
lに溶解し、この溶液に乾燥アンモニアガスを通じるこ
とにより、塩化アンモニウムNH4Clが生成し始め、
およそ3時間でニオブイソプロポキシVNb(OPr’
) sが生成した。副生成物の塩化アンモニラムを濾過
により分離し未反応のインプロパツールを除去した後、
ベンゼンを加えて、Nb(OPrすSのベンゼン溶液を
得た。
次いで、80℃で還流中のベンゼンの溶媒中に金属バリ
ウムを入れて溶解する。この溶液に、溶かしたBaとW
bのモル比が1=2となるように、Nb(OPr’) 
*を加えて引続いて80℃で2時間還流し、 Ba [
Nb(OPrつ6]2を調製する。同様に加熱還流中の
ベンゼンの溶媒中に金属ストロンチウムを入れて溶解し
、この溶液に、溶かしたSrとNbのモル比がl:2と
なるようにWb(OPrす5を加えて加熱還流し、Sr
[Nb(OPr’)slzを調製する。
次に、Haと5rc7)原子比がBa/Sr= 9/ 
1.8/ 4゜1/8とそれぞれなるようにBa[Nb
(OPrす6]2とSr [Nb(OPr’) sl 
2を混合し、3種類の混合液を調製した。これらの混合
液のうちBa/ Sr=  874の混合液のみ100
℃の温度で還流し、他の原子比の混合液は80℃の温度
で還流しながら1時間反応させた。還流下で引続き脱炭
酸した1001文の蒸留水を少量ずつ滴下して加水分解
したところ、いずれの混合液にも沈殿物が生成した。こ
れらの沈殿物を濾過により加水分解液からそれぞれ分離
した後、70℃で20時間乾燥して粉末を得た。乾燥し
て得られた粉末をそのままの状態でX線回折により性状
を調べたところ、いずれも非晶質であった。
また粉末を800℃及び1000℃と2段階にそれぞれ
温度を変えて各1.5時間仮焼し、仮焼後の粉末の構造
をX線回折で調べたところ、いずれも結晶質であった。
原子比がBa/Sr=  9/1の場合、結晶系は六方
晶であり、Ba/Sr=  874の場合、結晶系は正
方晶であり、Ba/Sr=  1/9の場合、結晶系は
斜方晶であった。
これらの仮焼後の粉末を電子顕微鏡によりその粒径を測
定すると、0.01〜0.14mの微粒子であった。更
に化学分析を行った結果、不純物が0.1%以下の高純
度の微粉末で、また化学量論比に極めて良く一致した均
一な組成であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)バリウム・ニオブ複合アルコキシドとストロンチウ
    ム・ニオブ複合アルコキシドを混合して反応させ、この
    反応生成物を加水分解し、この加水分解生成物を仮焼し
    てニオブ複酸化物微粉末を得るニオブ複酸化物微粉末の
    製造方法。
JP10269085A 1985-05-16 1985-05-16 ニオブ複酸化物微粉末の製造方法 Granted JPS61261214A (ja)

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JPS61261214A true JPS61261214A (ja) 1986-11-19
JPH0251848B2 JPH0251848B2 (ja) 1990-11-08

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011121814A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Asahi Glass Co Ltd ニオブ酸化合物微粒子の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58199716A (ja) * 1982-05-17 1983-11-21 Mitsubishi Mining & Cement Co Ltd 原子価補償型ペロブスカイト化合物の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58199716A (ja) * 1982-05-17 1983-11-21 Mitsubishi Mining & Cement Co Ltd 原子価補償型ペロブスカイト化合物の製造方法

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JP2011121814A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Asahi Glass Co Ltd ニオブ酸化合物微粒子の製造方法

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JPH0251848B2 (ja) 1990-11-08

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