JPS61260142A - 位相差標本の作成方法 - Google Patents

位相差標本の作成方法

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JPS61260142A
JPS61260142A JP10325485A JP10325485A JPS61260142A JP S61260142 A JPS61260142 A JP S61260142A JP 10325485 A JP10325485 A JP 10325485A JP 10325485 A JP10325485 A JP 10325485A JP S61260142 A JPS61260142 A JP S61260142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoresist
pattern
deposited film
sample
phase difference
Prior art date
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Pending
Application number
JP10325485A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemasa Itou
伊藤 茂征
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10325485A priority Critical patent/JPS61260142A/ja
Publication of JPS61260142A publication Critical patent/JPS61260142A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は位相差顕微鏡の対物レンズや鏡基の組立調整
などに使用される位相差標本の作成方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、コントラストの非常に少ない被検鏡物には位相差
顕微鏡やノマルスキー型顕微鏡が使用されている。
ところで、このような顕微鏡の対物レンズや鏡基の組立
調整には例えばミトコンドリアに代表される細胞標本や
これら細胞と同程度のコントラストを有する蒸着膜によ
る位相差標本が用いられているが、このうち、価格ある
いは作り易さの点か。
ら後者の蒸着膜による標本が多く用いられている。
しかして、従来この樵の蒸着膜による位相差標本として
ガラス基板上に所定厚さにできるだけ弱く蒸着膜を形成
し、この蒸着膜面をブラシなどで擦り、この原生ずる傷
を検査選別し、位相差標本として使用するようにしてい
る。
この場合、一般に理想的な標本としては調整しようとす
る対物レンズの倍率に応じた均一な径を有するピンホー
ルあるいは均一な線巾を有する線状標本(300L/m
、 600L/mの所謂JIS標本)が視野内に均一に
分布していなければならず、一方標本の形状による分類
としては対物レンズや鏡基の組立調整の分野ではフレヤ
ー、フラットネス。
アスなどの位相差観察の所謂“見え”評価を確実に且つ
容易にできるように各倍率に応じた穴径のピンホールを
有するものが理想とされている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の技術においては蒸着膜をブラシなどで擦るだけの
ため所望するピンホールあるいは線状標本を視野内に均
一に分布させることは極めて難しく、しかもブラシで擦
る際蒸着膜が全てはげ落ちてしまうことが多々あり作業
性が極めて悪いとともに製品の歩留りも著しく低い欠点
があった。この発明はこのような欠点に着目してなされ
たもので所望するピンホールあるいは線状標本を視野内
に均一に形成することができ、しかも製品の歩留りを高
め標本作成時の作業性も良好にできる位相差標本の作成
方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段および作用〕この発明に
かかる位相差標本の作成方法はガラス基板上にフォトレ
ジストを塗布するとともにこのフォトレジスト上に所望
するピンホールあるいは線状標本を有するマスクを密着
させて露光を行ないフォトレジスト面にパターンを形成
し、その後このフォトレジスト面のパターン上に蒸着膜
を形成したのちフォトレジスト溶剤中に浸漬しフォトレ
ジストとともにこの部分を覆う蒸着膜を剥離せしめ所望
する蒸着パターンを有する位相差標本を完成するようI
こしている。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面に従い説明する。
まず、第1図に示すように清浄処理されたガラス基板1
を用意する。この場合ガラス基板1面の清浄度は後述す
る真空蒸着膜5の強度に直接影響するので十分の注意が
必要である。
次に第2図に示すようにガラス基板1上にスピンナーを
用いてフォトレジスト2を塗布する。この場合フォトレ
ジスト2としてはAZ135G(商品名シラプレー社)
あるいは0TFR(商品名東京応化)などを使用してい
る。またこのときのレジスト2の膜厚は後述する蒸着膜
5の厚さの少なくとも3倍できれば5倍以上になるよう
にスピンナーの回転数および回転時間を設定している。
これは後述する蒸着膜5を剥離する作業を容易にすると
ともに蒸着パターンの破損を防止するためである。
次に、フォトレジスト2の乾燥を行なう。
この場合、清浄な熱風乾燥炉中で、レジスト膜中の溶剤
分が完全に蒸発するまで例えば80℃の雰囲気で30〜
40分程度実行する。
次に第3図に示すようにフォトレジスト2の上に所望す
るピンホールあるいは線状標本のパターンを有するマス
ク3を密着させ紫外線に富んたカーボン灯、超高圧水銀
灯、キセノンランプなどの光源4を用いて露光を行なう
この場合露光時間を決定するには何回か試し焼きを行な
い適正な露光時間を決める。これは同一性能の標本を得
る上で重要である。
次に、現像および水洗を行ない第4図に示すようにフォ
トレジスト2面にパターンを形成する。
この場合現像はレジストメーカの技術資料をもとiこプ
ロセスに合った現像時間を決定し例えば皿現像で60秒
現像を実行している。また、水洗はその良否が後述する
真空蒸着膜5の付着力の強弱に大きな影響を与えること
から純水を用い流水下で10分種度実行する。
次にポストベークを行なう。
かかる工程はガラス基板1上に形成されたフォトレジス
ト2によるパターン面にほこり等が付着しないようにす
るもので、清浄な雰囲気の熱風乾燥炉内で例えば100
℃、1時間程度の乾燥を行なう。
次に、このようにしてフォトレジスト2面にパターンが
形成されたガラス基板1を真空蒸着機にセットし第5図
に示すようにフォトレジスト2のパターン面の上から酸
化セリウム(ceot)からなる蒸着膜5を形成する。
この場合蒸着膜5の付着力を高めるには■ボットコート
、■付着面の清浄、■真空度、■蒸着速度などの条件が
考えられるが、これに対しパターニングされたレジスト
2の性質は高温にするほど硬化し後述するガラス基板1
との剥離が容易でなくなる。
したがって、ここではホットコートができず、その分蒸
着@5の付着力が低くなるため他の要因により最大限補
うようにしている。
そこで、 CeC2をし16蒸着する場合蒸発源に電子
ビームを用い、真空度3x 10−’Torr、 A 
C(”電流65mA、アンプリチ一一ト3の条件の下で
蒸着時間3分としたところ良好なデータが得られている
。なお蒸着膜5としてはZ r O,、A/20. 、
 MgF2なども有効である。
次に、フォトレジスト2および蒸着膜5の剥離を行なう
この場合前工程で蒸着膜5が形成された基板1をアセト
ンMEK などのフォトレジスト溶剤中ζこ浸漬し、こ
の状態で揺動を与えフォトレジスト2部分を溶かし、レ
ジスト2部分を覆っていた蒸着膜5を一諸に剥離させ第
6図に示すようにガラス基板lに直接付着している蒸着
膜5のみが残るようにする。
これにより所望する蒸着パターンを有する位相差標本が
完成する。
したがってこのような方法によれば所望するピンホール
あるいは線状標本のパターンを有するマスクを用いるの
みで均一な径のピンホールが視野内に均一に分布するよ
うな位相差用ピンホール標本あるいは均一な線巾の線状
標本が視野内に均一に分布するような300L/藺、6
00L/smの位相差用JIS標本が得られることにな
る。し力)もこれら標本は同一のマスクを用いることに
より品質のバラツキのない同品質のものが高い歩留りで
得られるので従来のブラシで擦る方法に比べ標本作成の
ための作業性も良好なものにできる。そして、このよう
な同品質のものが得られることは実際の標本の使用にあ
たって標本の違いによる作業者間の評価のくい違いなど
をさけることができる利点がある。
さらに、マスクを代えることで低倍率から高倍率までの
各倍率毎に最適な穴径のピンホールを有するものも簡単
に得られ、これによりフレヤー、フラットネス、アスな
どの位相差観察の1見え”評価を確実に且つ容易にでき
るようになりこの種作業の能率向上に大いに寄与するこ
とができる。
tよお、この発明は上記実施例にのみ限定されず要旨を
変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
〔発明の効果〕
この発明によれば均一な径のピンホールが視野内に均一
に分布するような位相差用ピンホール標本あるいは均一
な線巾の線状標本が視野内に均一に分布するような30
0 L/ w 、 600 L/mの位相差JIS標本
が得られる。しかも、これら標本は品質のバラツキのな
い同品質のものが高い歩留りで得られるので標本作成の
ための作業性も良好なものlこできる。また、低倍率か
ら高倍率までの各倍率毎に最適な穴径を有する標本も簡
単に得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は夫々この発明の一実施例を説明する
ための図である。 l・・・ガラス基板   2・・・フォトレジスト3・
・・マスク     4・・・光源5・・・蒸着膜 出願人 オリンパス光学工業株式会社 第1図 ===計1〃゛2λ群々 第4図    第5図 第6図 7、補正の内容 昭和 年 月  日 1、事件の表示 特願昭60−103254号 2、発明の名称 位相差標本の作成方法 3、補正をする者 事件との関係特許出願人 (037)  オリンパス光学工業株式会社4、代理人 2、特許請求の範囲 (1)本願の特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。 (2)本願明細書第7頁第9行目の[OeO,Jの部分
を[0eotJと訂正する。 (3)同明細書第7頁第10行目ないし第11行目のl
’−ACO電流」の部分を「加速電流」と訂正する0 (4)同明細書第7頁第18行目の[アセトンMEKJ
の部分を「アセトン、MEKJ  と訂正する。 JIS標本標本部分を「位相差用標本jと訂正する。 (1)  ガラス基板上に7オトレジストを塗布する第
1の工程と、この工程にて塗布されたフォトレジスト上
に所望するピンホールあるいは線状標本のパターンを有
するマスクを密着させ露光を行ないフォトレジスト面に
パターンを形成する第2の工程と、との工程によシ得ら
れたフォトレジスタ面のパターン上に蒸着膜を形成する
第3の工程と、この工程にて蒸着膜が形成された基板を
7オトレジスト溶剤中に浸漬しフォトレジストとともに
この部分を覆う蒸着膜を剥離し蒸着パターンを形成する
第4の工程とを具備したことを特徴とする位相差標本の
作成方法。 (2)上記第3の工程は蒸着膜として酸化セリウムエジ
ルユニウム 酸ヒアルミニウム、フ、ヒーヱノー主乏−
久」工を用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の位相差標本の作成方法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス基板上にフォトレジストを塗布する第1の
    工程と、この工程にて塗布されたフォトレジスト上に所
    望するピンホールあるいは線状標本のパターンを有する
    マスクを密着させ露光を行ないフォトレジスト面にパタ
    ーンを形成する第2の工程と、この工程により得られた
    フォトレジスタ面のパターン上に蒸着膜を形成する第3
    の工程と、この工程にて蒸着膜が形成された基板をフォ
    トレジスト溶剤中に浸漬しフォトレジストとともにこの
    部分を覆う蒸着膜を剥離し蒸着パターンを形成する第4
    の工程とを具備したことを特徴とする位相差標本の作成
    方法。
  2. (2)上記第3の工程は蒸着膜として酸化セリウムを用
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の位相
    差標本の作成方法。
JP10325485A 1985-05-15 1985-05-15 位相差標本の作成方法 Pending JPS61260142A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05302874A (ja) * 1991-07-03 1993-11-16 Michirou Shibazaki 剥離性フィルター体
CN105699139A (zh) * 2016-01-20 2016-06-22 西安电子科技大学 基于反应离子刻蚀的GaN薄膜透射电子显微镜截面样品制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05302874A (ja) * 1991-07-03 1993-11-16 Michirou Shibazaki 剥離性フィルター体
CN105699139A (zh) * 2016-01-20 2016-06-22 西安电子科技大学 基于反应离子刻蚀的GaN薄膜透射电子显微镜截面样品制备方法
CN105699139B (zh) * 2016-01-20 2019-04-23 西安电子科技大学 基于反应离子刻蚀的GaN薄膜透射电子显微镜截面样品制备方法

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