JPS6125818B2 - - Google Patents
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- JPS6125818B2 JPS6125818B2 JP801983A JP801983A JPS6125818B2 JP S6125818 B2 JPS6125818 B2 JP S6125818B2 JP 801983 A JP801983 A JP 801983A JP 801983 A JP801983 A JP 801983A JP S6125818 B2 JPS6125818 B2 JP S6125818B2
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- loom
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D47/00—Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D41/00—Looms not otherwise provided for, e.g. for weaving chenille yarn; Details peculiar to these looms
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Looms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は1個または2個の硬針(布幅の中央付
近で糸を交換する相対的に交互に動作する2個の
針)あるいは放射体などのヨコ糸がタテ糸を横断
するためのあらゆる装置から構成される、ヨコ糸
がヨコ糸送入手段を介してタテ糸開口(foule)
に送入されるような杼無織機に関し、とくに幅が
少なくとも140cmの幅広の織機に関する。
近で糸を交換する相対的に交互に動作する2個の
針)あるいは放射体などのヨコ糸がタテ糸を横断
するためのあらゆる装置から構成される、ヨコ糸
がヨコ糸送入手段を介してタテ糸開口(foule)
に送入されるような杼無織機に関し、とくに幅が
少なくとも140cmの幅広の織機に関する。
従来、生産を増するためにより高速で作動する
上記タイプの織機が求められている。しかし速度
の増加には制限がある。すなわち、時間当りの機
械の停止回数、とくに糸切れによる停止が速度を
増すに従つて急速に増加し、結局生産性の低下を
生じるからである。
上記タイプの織機が求められている。しかし速度
の増加には制限がある。すなわち、時間当りの機
械の停止回数、とくに糸切れによる停止が速度を
増すに従つて急速に増加し、結局生産性の低下を
生じるからである。
タテ糸の糸切れは一部は糸の疲労(交互の伸
長、糸の各点から受ける幾度もの伸長行程、ヘル
ド内の循環による糸の磨耗、タテ糸開口を形成す
る際の二つの糸の交差による衝撃)から生じ、ま
た一部は作動時の部材、たとえばタテ糸開口の開
きが充分でないときのヨコ糸送入針との接触から
生じ、また二つのタテ糸が交差の際に互いにから
み合う(Y字を形成)ことから生じる。
長、糸の各点から受ける幾度もの伸長行程、ヘル
ド内の循環による糸の磨耗、タテ糸開口を形成す
る際の二つの糸の交差による衝撃)から生じ、ま
た一部は作動時の部材、たとえばタテ糸開口の開
きが充分でないときのヨコ糸送入針との接触から
生じ、また二つのタテ糸が交差の際に互いにから
み合う(Y字を形成)ことから生じる。
高速の織り行程における故障の他の一つの原因
は、布幅の中央付近における2本のヨコ糸送入針
間でヨコ糸の交換が充分に行なわれない場合であ
る。
は、布幅の中央付近における2本のヨコ糸送入針
間でヨコ糸の交換が充分に行なわれない場合であ
る。
上記の織機の構成は、タテ糸はワープビーム
(ensouple)から繰り出され、バツクレスト
(portefil arriere)ローラー上を通り、数個の枠
に設けたヘルド孔(oeillets deslisses)を通つて
おさを通る。ヨコ糸は駆動装置によつて作動する
ヨコ糸送入針でおさの前のタテ糸開口内に送入さ
れ、次におさによつてすでに形成された布の織り
前の線に押しつけられる。
(ensouple)から繰り出され、バツクレスト
(portefil arriere)ローラー上を通り、数個の枠
に設けたヘルド孔(oeillets deslisses)を通つて
おさを通る。ヨコ糸は駆動装置によつて作動する
ヨコ糸送入針でおさの前のタテ糸開口内に送入さ
れ、次におさによつてすでに形成された布の織り
前の線に押しつけられる。
公知の針式織機はほとんど同一のタテ糸調節装
置を有し、それは杼式織機の上記装置から派生し
たものである。この場合、織り前の線と第1枠と
の間の距離をaとし、上記第1枠とバツクレスト
との距離をbとすると(距離a+bは織機全体の
奥行である)あらゆる織機において比b/aは約
5から9であり、奥行は約1200mmから1500mmであ
ると認められる。公知の織機において織り前の線
と第1枠との間の距離aは約120mmから250mmであ
り、一方タテ糸開口の開放の全角度は、タテ糸交
互の過度な伸長を課さないように30゜(2×15
゜)以下で一般には約25゜(2×12.5゜)であ
る。上記の寸法の選択は、現在までの通常の作業
速度たとえば約240ないし300回/分によつて作業
する場合に最も有効であるように考慮されてい
る。しかし前述のように、作業速度を増加すると
故障を生じ、機械の停止を招いて生産を減少させ
る。糸の破損から生じる故障については後に説明
する。
置を有し、それは杼式織機の上記装置から派生し
たものである。この場合、織り前の線と第1枠と
の間の距離をaとし、上記第1枠とバツクレスト
との距離をbとすると(距離a+bは織機全体の
奥行である)あらゆる織機において比b/aは約
5から9であり、奥行は約1200mmから1500mmであ
ると認められる。公知の織機において織り前の線
と第1枠との間の距離aは約120mmから250mmであ
り、一方タテ糸開口の開放の全角度は、タテ糸交
互の過度な伸長を課さないように30゜(2×15
゜)以下で一般には約25゜(2×12.5゜)であ
る。上記の寸法の選択は、現在までの通常の作業
速度たとえば約240ないし300回/分によつて作業
する場合に最も有効であるように考慮されてい
る。しかし前述のように、作業速度を増加すると
故障を生じ、機械の停止を招いて生産を減少させ
る。糸の破損から生じる故障については後に説明
する。
本発明は公知の織機の上記の欠点を改良し、公
知の織機よりもはるかに高速で、たとえば約400
ないし500回/分の速度で運転することのできる
高速織機を主としてタテ糸調節装置の新しい関係
配置によつて得ることを目的としている。
知の織機よりもはるかに高速で、たとえば約400
ないし500回/分の速度で運転することのできる
高速織機を主としてタテ糸調節装置の新しい関係
配置によつて得ることを目的としている。
本発明の杼無織機は、ワープビームから繰り出
されたタテ糸がバツクレスト上を通つて、次に数
個の枠に設けられたヘルド孔を通り、次におさ羽
を通つて布が形成される繰り前の線に接するよう
に構成されている。その際、第1枠から織り前の
線までの距離aが75mm以下であり、第1枠からバ
ツクレスまでの距離bと距離aとの比b/aが10
以上であるようにして第1枠が設けられており、
枠の奥行が7mm以下であるようになつている。上
記b/aは好ましくは約12から15の間である。
されたタテ糸がバツクレスト上を通つて、次に数
個の枠に設けられたヘルド孔を通り、次におさ羽
を通つて布が形成される繰り前の線に接するよう
に構成されている。その際、第1枠から織り前の
線までの距離aが75mm以下であり、第1枠からバ
ツクレスまでの距離bと距離aとの比b/aが10
以上であるようにして第1枠が設けられており、
枠の奥行が7mm以下であるようになつている。上
記b/aは好ましくは約12から15の間である。
杼無織機の奥行(a+b)は設計上ほとんど一
定であり、その結果、本発明による織機において
織り前の線と第1枠との間の開口奥行(距離a)
は公知の針式織機より約2倍から2.5倍短く、約
75mm以下である。
定であり、その結果、本発明による織機において
織り前の線と第1枠との間の開口奥行(距離a)
は公知の針式織機より約2倍から2.5倍短く、約
75mm以下である。
上記の新しいタテ糸調節装置の関係配置
(disposision relative)によるとタテ糸の疲労と
同時に、その他の糸の破損や機械の停止の原因を
減少できることがわかつた。
(disposision relative)によるとタテ糸の疲労と
同時に、その他の糸の破損や機械の停止の原因を
減少できることがわかつた。
さらに本発明の配置によると従来より大きい開
放角度たとえば30゜と35゜の間(2×15から2×
17.5)の角度を実施することができる。
放角度たとえば30゜と35゜の間(2×15から2×
17.5)の角度を実施することができる。
また本発明の配置による交互移動の大きさとタ
テ糸調節装置の重量とを公知の織機より減少する
ことができ、これによつて織機の機構を完備、し
かも公知の織機よりはるかに高速で作動すること
ができる。
テ糸調節装置の重量とを公知の織機より減少する
ことができ、これによつて織機の機構を完備、し
かも公知の織機よりはるかに高速で作動すること
ができる。
これらのすべての個々の有利な結果は累積的結
果であり、本発明による織機において、針の運動
によつて改良された機構、とくにいわゆる平衡カ
ルダン円機構による性能を充分に利用することが
できる。上記機構については本出願人によるフラ
ンス特許第2477586号に記載されている。上記の
累積的結果によつて作業の速度を公知の機械にお
ける240ないし300回/分に代わり約450ないし600
回/分にすることができる。
果であり、本発明による織機において、針の運動
によつて改良された機構、とくにいわゆる平衡カ
ルダン円機構による性能を充分に利用することが
できる。上記機構については本出願人によるフラ
ンス特許第2477586号に記載されている。上記の
累積的結果によつて作業の速度を公知の機械にお
ける240ないし300回/分に代わり約450ないし600
回/分にすることができる。
次に本発明を添付図面によつて詳記する。
第1図において、タテ糸2はワープビーム4か
ら繰り出され、バツクレスト6上を通り、枠
C1,C2に設けられたヘルド孔8,8′内を通り、
おさ羽10を通る。ヨコ糸12は織り前の線14
に押しつけられ、上記織り前の線14から形成さ
れた布16がクロスローラー18上に巻きつけら
れる。第1図は水平および垂直方向での縮図では
なく、また枠の数はもつと多いが、タテ糸を二つ
の広がりに分ける第1枠C1と第2枠C2のみを示
している。距離aは織り前の線14と第1枠C1
との間の距離であり、距離bは上記第1枠C1と
バツクレスト6との間の距離である。
ら繰り出され、バツクレスト6上を通り、枠
C1,C2に設けられたヘルド孔8,8′内を通り、
おさ羽10を通る。ヨコ糸12は織り前の線14
に押しつけられ、上記織り前の線14から形成さ
れた布16がクロスローラー18上に巻きつけら
れる。第1図は水平および垂直方向での縮図では
なく、また枠の数はもつと多いが、タテ糸を二つ
の広がりに分ける第1枠C1と第2枠C2のみを示
している。距離aは織り前の線14と第1枠C1
との間の距離であり、距離bは上記第1枠C1と
バツクレスト6との間の距離である。
垂直方向と水平方向の縮図である第2図は本発
明による織機におけるタテ糸調節装置の関係配置
を示す。第2図において比b/aは10より大きく
(第2図において比b/a=15)、タテ糸開口の開
放角度2αは約35゜である。
明による織機におけるタテ糸調節装置の関係配置
を示す。第2図において比b/aは10より大きく
(第2図において比b/a=15)、タテ糸開口の開
放角度2αは約35゜である。
第3図は第2図に比較して同一縮尺で比b′/
a′が5から9の間である(第3図において比b′/
a′=6)公知の織機における同じ装置の配置を示
し、タテ糸開口の開放角度2αは約25゜である。
二つの図において織機の奥行a+bまたはa′+
b′は同一である。
a′が5から9の間である(第3図において比b′/
a′=6)公知の織機における同じ装置の配置を示
し、タテ糸開口の開放角度2αは約25゜である。
二つの図において織機の奥行a+bまたはa′+
b′は同一である。
上記の二つの図によつて第1枠と織り前との間
のタテ糸開口部分(線影をつけて示されている)
について比較すると、タテ糸間の図形が異なつて
いることがわかる。隣接したタテ糸開口の開放角
度は第3図より第2図のほうが大きいにもかかわ
らず、上記タテ糸開口部分は第3図より第2図に
ほうが著しく減少されていることがとくに明確で
ある。以下の説明において、本発明による織機上
に設けられた固有のタテ糸開口を示すのに「減少
されたタテ糸開口」という名称を使用し、公知の
織機には「公知のタテ糸開口」という名称を使用
するのは上記の理由による。
のタテ糸開口部分(線影をつけて示されている)
について比較すると、タテ糸間の図形が異なつて
いることがわかる。隣接したタテ糸開口の開放角
度は第3図より第2図のほうが大きいにもかかわ
らず、上記タテ糸開口部分は第3図より第2図に
ほうが著しく減少されていることがとくに明確で
ある。以下の説明において、本発明による織機上
に設けられた固有のタテ糸開口を示すのに「減少
されたタテ糸開口」という名称を使用し、公知の
織機には「公知のタテ糸開口」という名称を使用
するのは上記の理由による。
上記の減少されたタテ糸開口によつて得られる
利点は次の通りである。
利点は次の通りである。
タテ糸の破損の原因の一つは、枠の上下運動に
起因する交互の伸長による糸の疲労である。中間
位置(交差点)における糸の長さAB(第4図)
とタテ糸開口が全開時の糸の長さAC+CBとの比
を伸長率Eとすると、Eはαと比b/aに関わる
ことが明らかである。第5図はタテ糸開口の開放
角度αの函数としての第1枠における伸長率の変
化を示す。曲線51,52,53はそれぞれ比
b/aが5、7、9であるような公知の織機に関
するものである。曲線54,55,56,57は
それぞれ比b/aが11、13、15、17であるような
本発明による織機に関するものである。公知の織
機において第1枠における伸長率は約0.40%と見
なされる(たとえばb/a=9、α=15゜におい
て0.39%)。
起因する交互の伸長による糸の疲労である。中間
位置(交差点)における糸の長さAB(第4図)
とタテ糸開口が全開時の糸の長さAC+CBとの比
を伸長率Eとすると、Eはαと比b/aに関わる
ことが明らかである。第5図はタテ糸開口の開放
角度αの函数としての第1枠における伸長率の変
化を示す。曲線51,52,53はそれぞれ比
b/aが5、7、9であるような公知の織機に関
するものである。曲線54,55,56,57は
それぞれ比b/aが11、13、15、17であるような
本発明による織機に関するものである。公知の織
機において第1枠における伸長率は約0.40%と見
なされる(たとえばb/a=9、α=15゜におい
て0.39%)。
本発明によると、同じ角度αにおいて伸長率は
約0.20%と0.30%の間になり(たとえばb/a=
15において0.23%)伸長率が41%減少する。この
ようにタテ糸の疲労を著しく減少することができ
る。17.5に達する開放角度の場合でも疲労率は
0.32になり、なお18%の減少となつている。後に
述べるように、糸がよく整つていない場合には上
記開放角度の増大は非常に好都合であるが、開放
角度の増大は伸長率を増加させるので公知の織機
においては適用することができない(第4図参
照)。疲労の他の一つの原因は、枠C1,C2………
の各運動に際してヘルド孔8,8′内での糸20
の循環に起因する磨耗である。すなわち、糸がタ
テ糸開口の開放位置で伸長するとき、上記伸長部
分はヘルドの側面の屈曲によつて補なうことがで
きるが、もし伸長が重大であると糸がヘルド孔内
で移動し、この磨擦が糸の磨耗を生じ、破損の原
因となる。
約0.20%と0.30%の間になり(たとえばb/a=
15において0.23%)伸長率が41%減少する。この
ようにタテ糸の疲労を著しく減少することができ
る。17.5に達する開放角度の場合でも疲労率は
0.32になり、なお18%の減少となつている。後に
述べるように、糸がよく整つていない場合には上
記開放角度の増大は非常に好都合であるが、開放
角度の増大は伸長率を増加させるので公知の織機
においては適用することができない(第4図参
照)。疲労の他の一つの原因は、枠C1,C2………
の各運動に際してヘルド孔8,8′内での糸20
の循環に起因する磨耗である。すなわち、糸がタ
テ糸開口の開放位置で伸長するとき、上記伸長部
分はヘルドの側面の屈曲によつて補なうことがで
きるが、もし伸長が重大であると糸がヘルド孔内
で移動し、この磨擦が糸の磨耗を生じ、破損の原
因となる。
タテ糸の伸長、従つて疲労は本発明によつて軽
減され、同時にヘルド孔と接する糸の点が公知の
織機におけるよりも移動しないので、ヘルド孔上
の磨擦点が固定点(織り前の線)に近く、これに
よつて糸の循環による磨耗も減少することができ
る。
減され、同時にヘルド孔と接する糸の点が公知の
織機におけるよりも移動しないので、ヘルド孔上
の磨擦点が固定点(織り前の線)に近く、これに
よつて糸の循環による磨耗も減少することができ
る。
上記の二つの有利な結果(伸長率の減少と糸の
循環による磨耗の減少)は単に付加的であるだけ
でなく累積的な結果である。それは、危機的疲労
を延期した状態で糸が働くからである。
循環による磨耗の減少)は単に付加的であるだけ
でなく累積的な結果である。それは、危機的疲労
を延期した状態で糸が働くからである。
タテ糸の破損またはヨコ糸の完全な送入を妨げ
る他の原因は、タテ糸開口が適当でないとき、す
なわち、タテ糸開口の開放時に数本の糸が分離せ
ず互いにからんでいるときの、糸に対する針の衝
撃である。第6図と第7図に示すようにY字が形
成されている。このY字形成の現象はおさ羽の中
に数本の糸が存在する場合や、よく分離しない不
揃いな糸を使用した場合に発生しやすい。
る他の原因は、タテ糸開口が適当でないとき、す
なわち、タテ糸開口の開放時に数本の糸が分離せ
ず互いにからんでいるときの、糸に対する針の衝
撃である。第6図と第7図に示すようにY字が形
成されている。このY字形成の現象はおさ羽の中
に数本の糸が存在する場合や、よく分離しない不
揃いな糸を使用した場合に発生しやすい。
第6図は、タテ糸開口の二つの糸20,2
0′、織り前の線14、二つの枠C1,C2に設けら
れたヘルド孔8,8′、タテ糸開口の二等分線AB
とを示す。もし織り前からY′離れた点Dにおけ
る交差のときに二つの糸21,21′がからんだ
ままでいると、最大角度θのY字(ADC)が形
成される。とくに、それがタテ糸開口の範囲DA
またはそれに隣接して形成されると、タテ糸開口
は完全に開放されず、ヨコ糸の送入を正常に行な
うことができない。
0′、織り前の線14、二つの枠C1,C2に設けら
れたヘルド孔8,8′、タテ糸開口の二等分線AB
とを示す。もし織り前からY′離れた点Dにおけ
る交差のときに二つの糸21,21′がからんだ
ままでいると、最大角度θのY字(ADC)が形
成される。とくに、それがタテ糸開口の範囲DA
またはそれに隣接して形成されると、タテ糸開口
は完全に開放されず、ヨコ糸の送入を正常に行な
うことができない。
第6図は公知の織機における通常のタテ糸開口
(たとえばa′が約130mm)においての最大角度θの
Y字形成を示す。第7図は同一縮尺で本発明によ
る減少したタテ糸開口(たとえばaが約65mm)の
織機における、タテ糸開口の開放2αにおいての
最大角度θのY字形成を示す。もちろん上記の二
つの場合においてθより小さい角度のY字が範囲
DAの織り前に近いところで形成され得るが、そ
の場合のY字はヨコ糸の送入される線から離れて
いるのでそれほど有害ではない。
(たとえばa′が約130mm)においての最大角度θの
Y字形成を示す。第7図は同一縮尺で本発明によ
る減少したタテ糸開口(たとえばaが約65mm)の
織機における、タテ糸開口の開放2αにおいての
最大角度θのY字形成を示す。もちろん上記の二
つの場合においてθより小さい角度のY字が範囲
DAの織り前に近いところで形成され得るが、そ
の場合のY字はヨコ糸の送入される線から離れて
いるのでそれほど有害ではない。
すべての三角形が相似している第6図と第7図
は相似であり(比2:1)以下の式が得られる。
は相似であり(比2:1)以下の式が得られる。
Y′/a′=Y/a
従つて同一のタテ糸開口の解放角度2αにおい
て、Y字形成現象の最大開放角度とその数値とは
減少したタテ糸開口においても(第7図)通常の
タテ糸開口においても同じであることを上記の式
は示している。
て、Y字形成現象の最大開放角度とその数値とは
減少したタテ糸開口においても(第7図)通常の
タテ糸開口においても同じであることを上記の式
は示している。
しかし、実際には減少したタテ糸開口における
Y字形成は通常のタテ糸開口においてより頻度が
少い。比y/aはy′/a′より小さく、Yの最大角
度θも小さくなることがわかつた。
Y字形成は通常のタテ糸開口においてより頻度が
少い。比y/aはy′/a′より小さく、Yの最大角
度θも小さくなることがわかつた。
上記の意外な結果は、第6図と第7図の比2:
1の相似が完全ではないという事実から生じる。
なぜなら二つの場合における同じ糸を考察する
と、第6図の糸は第7図の糸の2倍の長さを有し
ているが、タテ糸の間隔は二つの場合において同
じであるから第6図の糸は隣りの糸とからまりや
すいからである。
1の相似が完全ではないという事実から生じる。
なぜなら二つの場合における同じ糸を考察する
と、第6図の糸は第7図の糸の2倍の長さを有し
ているが、タテ糸の間隔は二つの場合において同
じであるから第6図の糸は隣りの糸とからまりや
すいからである。
本発明者はさらに上記の意外な結果について別
の考察を行なつた。与えられた糸を長さl上方に
引伸ばすと、もし糸が不整であると、糸は一部は
ある方向に他の一部は別の方向に回転しはじめ
る。その長さを減少すると回転は少なくなり、あ
る瞬間からもはや回転しなくなる。枠の作動時に
糸が引張られて回転するときは、上記の回転はタ
テ糸開口が長ければ長いほど大になる。糸がから
まつてY字を形成するのは上記の回転の間であ
る。このこともまた、本発明による減少したタテ
糸開口(寸法aとして75mm以下)が公知のタテ糸
開口(たとえば120mmから200mm)よりも適切であ
り、Y字の発生をより少なくすることを証明する
理由である。この有利な結果は前記の有利な結果
と累積的な効果を有する。二つの場合においてタ
テ糸開口の開放角度は同じとしてY字形成の現象
を説明した(第6図と第7図)。
の考察を行なつた。与えられた糸を長さl上方に
引伸ばすと、もし糸が不整であると、糸は一部は
ある方向に他の一部は別の方向に回転しはじめ
る。その長さを減少すると回転は少なくなり、あ
る瞬間からもはや回転しなくなる。枠の作動時に
糸が引張られて回転するときは、上記の回転はタ
テ糸開口が長ければ長いほど大になる。糸がから
まつてY字を形成するのは上記の回転の間であ
る。このこともまた、本発明による減少したタテ
糸開口(寸法aとして75mm以下)が公知のタテ糸
開口(たとえば120mmから200mm)よりも適切であ
り、Y字の発生をより少なくすることを証明する
理由である。この有利な結果は前記の有利な結果
と累積的な効果を有する。二つの場合においてタ
テ糸開口の開放角度は同じとしてY字形成の現象
を説明した(第6図と第7図)。
減少したタテ糸開口によると、公知の織機によ
つて実施するときよりも低い糸の伸長率を保ちな
がら、タテ糸開口の開放角度を増大できることが
わかる。タテ糸開口の開放角度の増大がY字形成
の発生を減少させることは明らかである。
つて実施するときよりも低い糸の伸長率を保ちな
がら、タテ糸開口の開放角度を増大できることが
わかる。タテ糸開口の開放角度の増大がY字形成
の発生を減少させることは明らかである。
上記においては第1のヘルド枠のみを説明し、
図面においては理解しやすいように二つの第1枠
C1,C2のみを示した。しかし、もちろんもつと
多くの組織を実施するにはもつと多くの枠、通常
10個、ときには12個から16個の枠を必要とする。
図面においては理解しやすいように二つの第1枠
C1,C2のみを示した。しかし、もちろんもつと
多くの組織を実施するにはもつと多くの枠、通常
10個、ときには12個から16個の枠を必要とする。
公知の織機において、充分な幅の交互移動を課
される枠は充分な高さを有し、充分堅固であるた
めには通常10mmから16mmの間の奥行を有し、最も
大きい奥行は12mmである。第8図は10個の12mmの
枠C1,C2,C3………C9,C10のハーネスを有する
通常のタテ糸開口(たとえばa′=150mm)の公知
の織機を示す。
される枠は充分な高さを有し、充分堅固であるた
めには通常10mmから16mmの間の奥行を有し、最も
大きい奥行は12mmである。第8図は10個の12mmの
枠C1,C2,C3………C9,C10のハーネスを有する
通常のタテ糸開口(たとえばa′=150mm)の公知
の織機を示す。
10個の枠の重なりの全体中心距離hは108mmで
ある。第10枠によつてタテ糸2010に課される伸
長を考慮すると(もはや第1枠によつてタテ糸2
01に課される伸長ではない)タテ糸開口の同一
の開放角度2αに対して、距離a′=150mmはハー
ネスの奥行によつてa″=a′+h=258mmとなるの
で、伸長率はより重大である。
ある。第10枠によつてタテ糸2010に課される伸
長を考慮すると(もはや第1枠によつてタテ糸2
01に課される伸長ではない)タテ糸開口の同一
の開放角度2αに対して、距離a′=150mmはハー
ネスの奥行によつてa″=a′+h=258mmとなるの
で、伸長率はより重大である。
第9図は第8図と同じ縮尺で、同様に10個の枠
を有し、減少したタテ糸開口aがたとえば65mmで
あるような本発明による織機を示す。
を有し、減少したタテ糸開口aがたとえば65mmで
あるような本発明による織機を示す。
枠の移動の幅と枠の高さとは本発明による織機
においては減少するので、枠の奥行を無理なく減
少することができる。本発明による枠の奥行eを
7mm以下にすることができる。
においては減少するので、枠の奥行を無理なく減
少することができる。本発明による枠の奥行eを
7mm以下にすることができる。
第9図の場合、10個の枠の重なり全体の中心距
離hはわずか63mmであり、織り前の線14と第10
枠C10との距離は第8図の公知の織機における258
mmの代わり、わずかa=a+h=65+63=128
mmである。
離hはわずか63mmであり、織り前の線14と第10
枠C10との距離は第8図の公知の織機における258
mmの代わり、わずかa=a+h=65+63=128
mmである。
第5図のグラフを参照すると、織機の同一の奥
行(a+b)、同一の角度2αに対し、第10枠に
おけるタテ糸の伸長率は公知の織機に対して40%
も減少している。
行(a+b)、同一の角度2αに対し、第10枠に
おけるタテ糸の伸長率は公知の織機に対して40%
も減少している。
さらに、タテ糸の疲労と破損の一原因はワープ
ビームを離れてから織り前の線に達するまでに糸
の各点に課される交互の伸長行程の数である。上
記の疲労を減少するためには上記行程数を減少す
ることが望ましい。
ビームを離れてから織り前の線に達するまでに糸
の各点に課される交互の伸長行程の数である。上
記の疲労を減少するためには上記行程数を減少す
ることが望ましい。
上記においては、公知の織機と本発明による減
少したタテ糸開口の織機との比較を単純化するた
めに、常に織機の奥行(a+b)が同一でなると
仮定した(第2図、第3図参照)。たとえば第3
図と第8図に示された公知の織機を例にとると、
a=150mm、b/a=9、織機の奥行a+bは
1500mmである。
少したタテ糸開口の織機との比較を単純化するた
めに、常に織機の奥行(a+b)が同一でなると
仮定した(第2図、第3図参照)。たとえば第3
図と第8図に示された公知の織機を例にとると、
a=150mm、b/a=9、織機の奥行a+bは
1500mmである。
本発明による織機においては距離aは75mm以下
(好ましくは70mm)で比b/aは15であることが
わかる。この場合、本発明による織機の奥行a+
bは1120mmであり、すなわち、25.3%の減少であ
る。その結果、織られる前の糸の各点に課される
交互の伸長行程の数は、上記の場合、同様に、公
知の織機に対して25.3%の減少であり、このこと
は糸が危機的に疲労するのを遅らせ破損の数を減
少させる。これもまた有利な結果の蓄積であり、
さらに得られた利点によつて最も有利な900から
1200mmの間の奥行を選択する。
(好ましくは70mm)で比b/aは15であることが
わかる。この場合、本発明による織機の奥行a+
bは1120mmであり、すなわち、25.3%の減少であ
る。その結果、織られる前の糸の各点に課される
交互の伸長行程の数は、上記の場合、同様に、公
知の織機に対して25.3%の減少であり、このこと
は糸が危機的に疲労するのを遅らせ破損の数を減
少させる。これもまた有利な結果の蓄積であり、
さらに得られた利点によつて最も有利な900から
1200mmの間の奥行を選択する。
公知の織機を用いて同じ結果を得るために奥行
を減少することもできるが、しかしこの場合、タ
テ糸に課される伸長率を減少したり、Y字形成現
象を減少したりすることはできない。従つて本発
明によつて得られる有利な結果は得られない。
を減少することもできるが、しかしこの場合、タ
テ糸に課される伸長率を減少したり、Y字形成現
象を減少したりすることはできない。従つて本発
明によつて得られる有利な結果は得られない。
本発明による織機においては、あらゆる公知の
機構によつて、たとえばいわゆる菱形機構によつ
て、二つのヨコ糸送入針の相対する交互運動を実
施することができるが、第11図に示すような選
ばれた方法に従い、たとえばフランス特許第
2477586号に示されたような、いわゆる平衝カル
ダン円機構を用いることができる。
機構によつて、たとえばいわゆる菱形機構によつ
て、二つのヨコ糸送入針の相対する交互運動を実
施することができるが、第11図に示すような選
ばれた方法に従い、たとえばフランス特許第
2477586号に示されたような、いわゆる平衝カル
ダン円機構を用いることができる。
第10図に示した広幅の機械(たとえば140cm
またはそれ以上)はあらゆる公知の方法でタテ糸
2を繰り出すワープビーム4を備えた台枠31を
有する。ワープビームは機械の上方部に示されて
いるが、公知の他のあらゆる位置に配置すること
ができる。
またはそれ以上)はあらゆる公知の方法でタテ糸
2を繰り出すワープビーム4を備えた台枠31を
有する。ワープビームは機械の上方部に示されて
いるが、公知の他のあらゆる位置に配置すること
ができる。
ヨコ糸12は機械の外側に設けられた1個また
は数個の糸巻32のような部材から繰り出され
る。ヨコ糸は交互に各動作を実施する二つの針1
3,13′を介して公知の手段で送入され、上記
針の最大伸長は布幅の中央付近にヨコ糸搬送体
(pinces)33,33′を導く。針13に導かれた
ヨコ糸を、次にタテ糸開口の後半を走行する針1
3′が捉える。二つの針13と13′がタテ糸開口
の外側に再び出たとき、おさかまち34に導かれ
るおさ10が新たに送入されたヨコ糸をローラー
に巻かれた布16の織り前の線に押しつける。
は数個の糸巻32のような部材から繰り出され
る。ヨコ糸は交互に各動作を実施する二つの針1
3,13′を介して公知の手段で送入され、上記
針の最大伸長は布幅の中央付近にヨコ糸搬送体
(pinces)33,33′を導く。針13に導かれた
ヨコ糸を、次にタテ糸開口の後半を走行する針1
3′が捉える。二つの針13と13′がタテ糸開口
の外側に再び出たとき、おさかまち34に導かれ
るおさ10が新たに送入されたヨコ糸をローラー
に巻かれた布16の織り前の線に押しつける。
針13,13′の各動作はカルダン円を示す機
械35,35′によつて制御され、正弦曲線運動
に対応する針と連動する。
械35,35′によつて制御され、正弦曲線運動
に対応する針と連動する。
上記機構は、上記特許によつて実施されるの
で、ヨコ糸の確実な交換を伴い約450から600回/
分の速度で針を作動させることができる。しか
し、公知の織機においては交互運動の際の部材の
移動と総量が強大であるから、上記速度での正し
い作動を妨げる。
で、ヨコ糸の確実な交換を伴い約450から600回/
分の速度で針を作動させることができる。しか
し、公知の織機においては交互運動の際の部材の
移動と総量が強大であるから、上記速度での正し
い作動を妨げる。
これに対して本発明による織機においては、上
記のように枠の行程はおよそ半減し(第8図と第
9図参照)、枠の奥行が公知の織機において平均
12mmであるのに対して7mm以下で軽く、従つてヘ
ルドも短かくて軽いものを用いることができる。
おさの高さと重さもやはり約半分に減少してい
る。またおさの行程はタテ糸開口の二等分線の高
さにおいて、公知の織機が約100mmであるのに対
して約50mm以下である(距離aが65mmとして44
mm)。このような交互運動部材の集合により公知
の織機よりもはるかに高速で作動することができ
る。
記のように枠の行程はおよそ半減し(第8図と第
9図参照)、枠の奥行が公知の織機において平均
12mmであるのに対して7mm以下で軽く、従つてヘ
ルドも短かくて軽いものを用いることができる。
おさの高さと重さもやはり約半分に減少してい
る。またおさの行程はタテ糸開口の二等分線の高
さにおいて、公知の織機が約100mmであるのに対
して約50mm以下である(距離aが65mmとして44
mm)。このような交互運動部材の集合により公知
の織機よりもはるかに高速で作動することができ
る。
第11図は針の作動機構35,35′が円周γ
を描く間の織りのサイクルの異なる相を示す。針
13,13′の搬送体(ピンチ)33,33′は、
Eにおいて布幅の中央に達して糸を交換する。E
とFの間ではFにおいて布幅の端に達して出て行
き、Gまで後退し続ける。次に針は逆方向に進
み、Hでタテ糸開口に進入し、Eで再び布幅の中
央に達する。
を描く間の織りのサイクルの異なる相を示す。針
13,13′の搬送体(ピンチ)33,33′は、
Eにおいて布幅の中央に達して糸を交換する。E
とFの間ではFにおいて布幅の端に達して出て行
き、Gまで後退し続ける。次に針は逆方向に進
み、Hでタテ糸開口に進入し、Eで再び布幅の中
央に達する。
弧FGHにおいて針は完全にタテ糸開口から出
ているが、その間におさ打ちと開口運動のための
枠の動作の一部が実施される。
ているが、その間におさ打ちと開口運動のための
枠の動作の一部が実施される。
公知の織機では、おさとおさかまちの全体の慣
性と枠の慣性とがおさ打ちの持続時間の減少を妨
げるので、弧FGHは約120゜である(円の1/3)。
従つてタテ糸開口内での針の有効行程は円の2/3
しか確保できない(240゜)。
性と枠の慣性とがおさ打ちの持続時間の減少を妨
げるので、弧FGHは約120゜である(円の1/3)。
従つてタテ糸開口内での針の有効行程は円の2/3
しか確保できない(240゜)。
本発明による織機においては交互に作動する各
装置(おさ、おさかまち、枠)の慣性は微小であ
るから、公知の装置よりも著しく小さい行程間
に、たとえばわずか90゜または100゜の間に作動
することができる。上記の減少は本発明による織
機に多くの利点を追加する。すなわち、第11図
に示したように、おさ打ちの持続が弧FGH′(約
90゜)に減少すると仮定すると、ピンチ33,3
3′はF′において布幅の縁部に達し、針の後退は
弧F′Gの間でのみ継続する。このように布幅の縁
部から針の引返しまでの距離が短縮される。従つ
て織機の幅を減少することができる(線分IGは
I′Gに減少する)。さらに正弦曲線運動で動くピン
チ33,33′の速度は角度の正弦に比例する。
上記速度は従つてHにおいてはH′におけるより
も大きい。ピンチ33がヨコ糸12をH′におい
て捉えるならば糸12に与えられる衝撃はより小
さく、従つて破損の危険が減少する。針13,1
3′のタテ糸開口内における行程の持続の増加に
よつて有効部分は増加する(240゜に対して260゜
から270゜)。もちろん上記の織り行程の改良の結
果、おさの動作も改良される。
装置(おさ、おさかまち、枠)の慣性は微小であ
るから、公知の装置よりも著しく小さい行程間
に、たとえばわずか90゜または100゜の間に作動
することができる。上記の減少は本発明による織
機に多くの利点を追加する。すなわち、第11図
に示したように、おさ打ちの持続が弧FGH′(約
90゜)に減少すると仮定すると、ピンチ33,3
3′はF′において布幅の縁部に達し、針の後退は
弧F′Gの間でのみ継続する。このように布幅の縁
部から針の引返しまでの距離が短縮される。従つ
て織機の幅を減少することができる(線分IGは
I′Gに減少する)。さらに正弦曲線運動で動くピン
チ33,33′の速度は角度の正弦に比例する。
上記速度は従つてHにおいてはH′におけるより
も大きい。ピンチ33がヨコ糸12をH′におい
て捉えるならば糸12に与えられる衝撃はより小
さく、従つて破損の危険が減少する。針13,1
3′のタテ糸開口内における行程の持続の増加に
よつて有効部分は増加する(240゜に対して260゜
から270゜)。もちろん上記の織り行程の改良の結
果、おさの動作も改良される。
もし上記制御が第12図に示したようなカム装
置によつて実施されると、おさ10の制御カム4
0の突起部38は100゜またはそれ以下たとえば
90゜の弧β上に伸びる。この場合はヨコ糸送入装
置が交互運動によつて動かされる硬針からなる織
機について述べた。
置によつて実施されると、おさ10の制御カム4
0の突起部38は100゜またはそれ以下たとえば
90゜の弧β上に伸びる。この場合はヨコ糸送入装
置が交互運動によつて動かされる硬針からなる織
機について述べた。
第1図は針式杼無織機におけるヨコ糸調節用装
置を示す説明図、第2図は本発明による織機にお
ける装置の主要部材とタテ糸の関係配置の説明
図、第3図は第2図と同じ縮尺で示した公知織機
の第2図と同様の図、第4図はヨコ糸開口が開放
されたときのタテ糸の伸長を示す説明図、第5図
は異なる比b/aにおけるタテ糸開口の開放角度
の函数としてのタテ糸の伸長率のグラフ、第6図
と第7図はそれぞれ公知の織機と本発明による織
機とにおけるY字形成を示す説明図、第8図と第
9図はそれぞれ公知の織機と本発明による織機と
における枠の配置を示す説明図、第10図は2個
の硬針によつてヨコ糸が送入される本発明の織機
の実施例の正面図、第11図は織機の作動サイク
ルの線図、第12図は本発明による織機における
おさの作動装置の説明図である。 2……タテ糸、4……ワープビーム、6……バ
ツクレスト、8,8′……ヘルド孔、10……お
さ(おさ羽)、12……ヨコ糸、13,13′……
針、14……織り前の線、16……布、18……
クロスローラー、20,20′……タテ糸、2
1,21′……糸、31……台枠、32……糸
巻、33,33′……ピンチ(搬送体)、34……
おさかまち、35,35′……作動機構、38…
…突起部、40……カム、51,52,53,5
4,55,56,57……曲線、C1,C2………
C9,C10……枠、A,B,C,D,E,F,G,
H,I……位置、a,a′,a″,a……距離、
b,b′……距離、e……奥行、y,y′……距離、
α……角、β……角、γ……円周、201,20
10……タテ糸。
置を示す説明図、第2図は本発明による織機にお
ける装置の主要部材とタテ糸の関係配置の説明
図、第3図は第2図と同じ縮尺で示した公知織機
の第2図と同様の図、第4図はヨコ糸開口が開放
されたときのタテ糸の伸長を示す説明図、第5図
は異なる比b/aにおけるタテ糸開口の開放角度
の函数としてのタテ糸の伸長率のグラフ、第6図
と第7図はそれぞれ公知の織機と本発明による織
機とにおけるY字形成を示す説明図、第8図と第
9図はそれぞれ公知の織機と本発明による織機と
における枠の配置を示す説明図、第10図は2個
の硬針によつてヨコ糸が送入される本発明の織機
の実施例の正面図、第11図は織機の作動サイク
ルの線図、第12図は本発明による織機における
おさの作動装置の説明図である。 2……タテ糸、4……ワープビーム、6……バ
ツクレスト、8,8′……ヘルド孔、10……お
さ(おさ羽)、12……ヨコ糸、13,13′……
針、14……織り前の線、16……布、18……
クロスローラー、20,20′……タテ糸、2
1,21′……糸、31……台枠、32……糸
巻、33,33′……ピンチ(搬送体)、34……
おさかまち、35,35′……作動機構、38…
…突起部、40……カム、51,52,53,5
4,55,56,57……曲線、C1,C2………
C9,C10……枠、A,B,C,D,E,F,G,
H,I……位置、a,a′,a″,a……距離、
b,b′……距離、e……奥行、y,y′……距離、
α……角、β……角、γ……円周、201,20
10……タテ糸。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 杼無織機において、(イ)ワープビーム4から繰
り出されるタテ糸2が、バツクレスト6上を通
り、次に数個の枠C1,C2………に設けられたヘ
ルド孔8,8′を通り、次におさ羽10を通つ
て、布が形成される織り前の線14に接するよう
に構成され、(ロ)第1枠C1から織り前の線14ま
での距離aは75mm以下であり、第1枠C1からバ
ツクレスト6までの距離bと距離aとの比b/a
は10以上であり、(ハ)枠C1,C2………の奥行が7
mm以下である杼無織機。 2 布幅が少なくとも140cmである特許請求の範
囲第1項による織機。 3 ヨコ糸通過装置が、平衡カルダン円装置3
5,35′による交互の正弦曲線運動に従つて
各々作動する2つの針13,13′からなる特許
請求の範囲第1項または第2項による織機。 4 織機の奥行a+bが900mmから1200mmの間で
ある特許請求の範囲第1項から第3項までのいず
れかによる織機。 5 おさ10のおさ打ち運動制御用カム40の突
起部38が100゜またはそれ以下の角度で広がる
ように断面を有している特許請求の範囲第1項か
ら第4項までのいずれかによる織機。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8200839 | 1982-01-20 | ||
FR8200839A FR2520013A1 (fr) | 1982-01-20 | 1982-01-20 | Machine a tisser sans navette a grande vitesse |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58126347A JPS58126347A (ja) | 1983-07-27 |
JPS6125818B2 true JPS6125818B2 (ja) | 1986-06-17 |
Family
ID=9270155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP801983A Granted JPS58126347A (ja) | 1982-01-20 | 1983-01-20 | 高速杼無織機 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0084471B1 (ja) |
JP (1) | JPS58126347A (ja) |
BR (1) | BR8300250A (ja) |
DE (1) | DE3360114D1 (ja) |
FR (1) | FR2520013A1 (ja) |
PL (1) | PL240226A1 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2477587A1 (fr) * | 1980-03-05 | 1981-09-11 | Albert Moessinger | Dispositif pour l'insertion d'un fil de trame dans la foule d'un metier a tisser |
FR2477586A1 (fr) * | 1980-03-07 | 1981-09-11 | Alsacienne Constr Meca | Dispositif de commande de l'insertion de trame dans un metier a tisser sans navette et metier a tisser pourvu d'un tel dispositif |
-
1982
- 1982-01-20 FR FR8200839A patent/FR2520013A1/fr active Granted
-
1983
- 1983-01-05 DE DE8383400026T patent/DE3360114D1/de not_active Expired
- 1983-01-05 EP EP19830400026 patent/EP0084471B1/fr not_active Expired
- 1983-01-19 PL PL24022683A patent/PL240226A1/xx unknown
- 1983-01-19 BR BR8300250A patent/BR8300250A/pt unknown
- 1983-01-20 JP JP801983A patent/JPS58126347A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR8300250A (pt) | 1983-10-25 |
EP0084471A1 (fr) | 1983-07-27 |
EP0084471B1 (fr) | 1985-04-17 |
JPS58126347A (ja) | 1983-07-27 |
DE3360114D1 (en) | 1985-05-23 |
PL240226A1 (en) | 1983-08-29 |
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