JPS61257599A - ロツクボルト等の施工方法

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、ロックボルト、アースアンカー等の施工方法
に関するものである。

〈従来の技術〉ロックボルト工法には、地山を削孔し内部にモルタルを
充填した後、ボルトをモルタル内に挿入して固着する方
法である。

ところが、湧水がある場合には孔内に充填したモルタル
が流出しやすく、例えば０．２（／分程度の湧水でもモ
ルタルの流出が生じ、ボルトの定着の信頼性が低下する
。

その点を改善するために、モルタルやレジンをカプセル
に封入し、このカプセルを孔内に投入してボルト先端で
破壊、撹拌する方法が利用されているが、カプセルが高
価で不経済である。

く本発明の目的〉本発明は、そうした従来の欠点についてなされたもので
、特に高圧の湧水でない限り、モルタルの流出を阻止す
ることができる経済的なロックボルトの施工方法を提供
することを目的とする。

く本発明の構成〉本発明の一実施例について説明する。

く１〉削孔（第１図）地山、岩盤Ｇに、従来の公知の方法によって削孔を行い
、孔１を形成する。

く２〉注入袋の挿入（第２図）孔１内に注入袋２を挿入する。

そのためにまず注入袋２を、モルタル注入用のパイプ３
の先端に被覆し、パイプ３と共に孔１内に挿入する。

注入袋２は、例えば公知のシート材、ナイロン、ビニー
ル等により形成する。

〈３〉モルタルの注入（第３図）パイプ３の他端から、注入袋２内にモルタル４を注入す
る。

モルタル４は注入袋２の先端から順次充填され、やがて
注入袋２の尾端２１に至る。

く４〉モルタルの封入（第４図）注入袋２内へのモルタル４の充填が完了したら、その尾
端２１を拘束し、あるいは閉塞する。

尾端２１の拘束は、ひもによる結束、接着剤による接着
、フックとループによる結合、チャックの閉合など公知
の拘束手段を広く採用できる。

あるいは、破壊の容易なキャップ等によって閉塞するこ
ともできる。

封入することによって注入袋２内のモルタル４は、孔１
外へ流出して来ることはない。

く５〉ボルトの挿入（第５図）モルタル４中にアンカーボルト、ロックボルトなどのボ
ルト５を挿入する。

そのためにボルト５の先端によって、注入袋２の尾端２
１側を突き破ってボルト５を孔１内に挿入することにな
る。

く６〉ボルトの定着（第６図）モルタル４の硬化によってボルト５は、地山、岩盤に固
着する。

その後は、従来の方法と同様にナツト５１を締め付けて
定着する。

く本発明の効果〉本発明は上記したようになるから、次のような効果を達
成できる。

くイ〉孔内からの湧水がある場合でも、モルタルを孔内
に封入するよう構成したから、湧水によってモルタルが
流出してしまうことがない。

一般にトンネル内で削孔すればほとんどの孔から湧水を
避けられず、このような場合に本発明の工法はきわめて
大きな効果を発揮する。

く口〉モルタルを孔内に現場で封入してしまう工法であ
るから、別に工場でカプセルを製造して使用するような
方法に比較してきわめて経済的である。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図二本発明の施工方法の説明図２＝注入袋
　　４：モルタル　　２１：尾端５：ボルト第３図第６図５１　す・ソド

【特許請求の範囲】削孔した孔内に、モルタル注入用の袋を挿入し、この袋内にモルタルを充填し、充填したモルタルが袋尾端近くまで到達した時に、注入袋の尾端を拘束してモルタルを注入袋内に封入し、次に注入袋内にボルトを挿入して行う、ロックボルト等の施工方法